SESの職務経歴書の書き方・テンプレートを伝授

最終更新日:2025年1月16日

「SESの職務経歴書の例が知りたい」
「SESとして合格しやすい職務経歴書の書き方はあるのかな?」

SESでのキャリア形成に欠かせないのが、充実した職務経歴書です。しかし、SESに特化した経歴書の書き方にはコツがあり、プロジェクト経験や技術スキルの見せ方が重要なポイントになります。

本記事では、SESの職務経歴書を経験者・未経験者に分けて例文を紹介します。あわせて、合格するための書き方も解説するので参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • 職務経歴書は要点をまとめて簡潔に書く
  • SESの職務経歴書は、見せ方や細やかな工夫をして採用担当者のイメージがつく形にする
  • 職務経歴書を書く際は、採用企業の求人情報や大事にしていることを意識してアピールする

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SESの職務経歴書の例文・テンプレート

まずSESの職務経歴書をダウンロードしたい人は、「SES職務経歴書」よりダウンロードください。

SESの職務経歴書を例文を添えながら紹介します。ポイントを押さえて書くことで、情報を的確に整理し、採用担当者にわかりやすく伝えることができます。


これらの要素を適切に記載することで、あなたの強みや経験を効果的にアピールできます。それでは、各要素について詳しく紹介します。

職務要約

職務経歴要約は、あなたのキャリアの全体像を簡潔に伝える重要な部分です。SESの職務経歴書では、次の情報を含めるようにしてください。


  • ・SESとしての経験年数

    ・派遣先での主な担当業務や役割

    ・得意な技術領域

    ・これまでに携わった主なプロジェクトの業界や規模


SESの職務要約の例を紹介します。

SESエンジニアとして5年間、複数の顧客企業に常駐し、システム開発に携わってきました。Javaを用いた開発が得意で、実装、テストの工程を担当した経験があります。

金融、小売、製造業の3業界のプロジェクトに参画し、金融業界のシステム開発では5名チームのPJリーダーを担当しました。フルリモート環境であったため、コミュニケーションの質を高めるために、○○ツールの導入、制作進捗管理を徹底をして、期日通りの納品・社内工数の〇%削減に成功しました。

この例では、SESとしての経験、技術スキル、対応可能な業務範囲、さまざまな業界での経験が簡潔にまとめられています。記載時のポイントとして、SESの特徴である多様な環境への適応力や、短期から中長期のプロジェクトへの対応力を強調することが挙げられます。また、顧客企業のニーズに合わせて柔軟に業務をこなせることをアピールするのも効果的です。

経歴詳細

SESの職務経歴書の詳細は、次の情報を含めるようにしてください。


  • ・派遣先企業の業界

    ・プロジェクト期間

    ・担当した役割

    ・使用した技術やツール

    ・具体的な業務内容や成果


SESの職務要約詳細の例を紹介します。

派遣先:大手金融機関
プロジェクト:オンラインバンキングシステムの機能追加
期間:2024年1月〜2024年7月(6ヶ月)
役割:Webアプリケーション開発者
使用技術:Java, Spring Framework, Oracle, Git
業務内容:
- APIの実装
- 単体テストおよび結合テストの実施
- 本番環境へのデプロイ支援
成果:予定通りのスケジュールで機能をリリースし、顧客満足度調査で〇%の高評価を獲得

この例では、SESとしての派遣先情報、プロジェクトの概要、具体的な業務内容が詳細に記載されています。記載時のポイントとして、派遣先での役割や貢献を明確にすることが重要です。

また、短期間で成果を出せたことや、顧客満足度の向上に貢献したことを定量データで共有できると、SESエンジニアとしての価値をより分かりやすく証明できます。

所持資格やスキル

SESの職務経歴書の自己PRは、次の情報を含めるようにしてください。

  • ・取得している資格

    ・プログラミング言語やフレームワークのスキルレベル

    ・ツールやミドルウェアの使用経験

    ・業務知識や専門知識

【資格】
- 普通自動車第一種運転免許取得:○○年○○月
- 基本情報技術者試験合格:○○年○○月

【技術スキル】
- 言語:Java(5年),JavaScript(2年)
- フレームワーク:Spring(3年)
- データベース:Oracle(4年),
- その他:Git,Docker

【業務知識】
- ウォーターフォール開発手法
- アジャイル開発手法(スクラム)
- 金融系システム開発の基礎知識

この例では、SESエンジニアとして求められる幅広いスキルセットが記載されています。記載時のポイントとして、さまざまな環境に適応できることを示しています。

自己PR

自己PRでは、次の情報を含めるようにしてください。


  • ・技術的な強み

    ・個人としての強み

    ・今後のキャリアプランや目標

私の強みは、新しい環境への迅速な適応力と幅広い技術スキルです。SESエンジニアとして、さまざまな顧客企業に常駐し、短期間で業務をキャッチアップして○○や××といった成果を出してきました。
また、顧客企業の社員やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションを大切にし、スムーズな業務遂行に努めています。
今後は、技術力向上を目指し○○技術などの習得にも積極的に取り組み、幅広い案件に対応できるエンジニアを目指します。

この例では、強みである適応力やコミュニケーション能力、さらには将来のスキルアップへの意欲が簡潔にまとめられています。

記載時のポイントとして、SESの特性である多様な環境での業務経験や、短期間での成果創出能力が記載されています。

また、継続的な学習意欲を示すことで、常に最新のスキルを提供できる人材であることをアピールできます。

レバテックキャリアではエンジニアに特化したアドバイザーが添削対応をしてくれます。作り方で悩んでる方は、まずは気軽に相談してみてください。

他にもSEの職務経歴書もあるのでSE(システムエンジニア)の職務経歴書サンプルと書き方を解説!の記事も参考にしてください。

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SES企業の採用担当者が職務経歴書・履歴書で見ている3つのポイント

SES企業の採用担当者が職務経歴書や履歴書で注目しているポイントを把握しておくことは、説得力のある書類を作成できるため、応募者にとって大きなメリットになります。

ここでは、次の3つのポイントについて紹介します。

採用担当が気になるような文章校正か

SES企業の採用担当者は、応募者のスキルや経験はもちろん、企業への貢献度や人間性など、多角的な視点で書類を評価します。

時系列で説明したり、箇条書きで整理したりするなど、読みやすい構成を心掛けることがおすすめです。また、経験やスキルを論理的に整理して記述することで、好印象を与えることができるでしょう。

企業が求める人材と一致しているか

SES企業の採用担当者は、候補者の職務経歴書や履歴書を通じて「企業が求める人材像」と一致しているかを慎重に見極めています。

特にSES業務はクライアントの多様なプロジェクトに関わるため、担当者は応募者がどれほど即戦力として対応できるかも確認しています。

企業のニーズと自分の強みが一致していることを効果的に示すことで、採用担当者に強く印象づけることができます。

経歴や経験が具体的に書かれているか

SES企業の採用担当者が職務経歴書や履歴書で重視するポイントには、経歴や経験の具体性に加えて、困難を克服した経験も含まれます。

実際にどのようなスキルを持ち、どのようにプロジェクトに貢献してきたかを確認することが可能です。単に「経験がある」とするよりも、具体的なプロジェクト内容や技術を使用したエピソードがあることで、業務理解度やスキルレベルをより正確に把握できます。

また、困難を克服した経験は、適応力や問題解決力、クライアントに価値を提供する力があることの証明になるため、採用担当者が重視するといえます。

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SESの職務経歴書・履歴書を書くときに注意すべきこと

正確かつ魅力的な職務経歴書を作成することは、キャリアの発展や案件獲得に直結します。注意点を踏まえて書くことは大切です。読み手に「この人なら安心して任せられる」と思わせることができるでしょう。

以下で、SESの職務経歴書や履歴書を書く際の注意点を2つ紹介します。


  • ・ 誤字脱字がないか

    ・専門的な用語を使いすぎていないか

誤字脱字がないか

SES業務では、細かい技術的ミスが大きなトラブルに繋がることがあるため、正確さや注意深さが必要です。

職務経歴書や履歴書に誤字脱字があると、基本的な確認作業を怠っている印象を与え、注意力が不足していると思われる可能性があります。そのため、書類提出前には誤字脱字がないかをしっかりチェックし、丁寧さや細やかな注意力を示すことが大切です。

専門的な用語を使いすぎていないか

SES企業の採用担当者は、必ずしも技術の専門家ではなく、人事部門のスタッフが書類を最初に確認する場合もあります。専門的な用語が多すぎると、内容が伝わりにくくなり、経歴やスキルの理解が難しくなります。

また、専門用語が続くと読みづらさが増し、内容をスムーズに理解してもらえないリスクもあります。専門用語を用いる場合も、一般的な言葉で補足するなどして、全体の読みやすさに配慮することをおすすめします。

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職務経歴書の書き方に迷ったら転職エージェントに頼る

転職エージェントはプロのキャリアアドバイザーが在籍し、これまでの合格実績から職務経歴書の作成方法を提案してもらえます。

レバテックキャリアでは、ITエンジニアに特化した専門のアドバイザーが添削をしてくれます。なにから始めたらいいか分からない方は、まずは相談をしてみてください。

エージェントがアドバイスすることで、職務経歴書が見やすく、わかりやすくなり、書類選考の通過率が向上することが期待できます。

また、適切な求人を紹介してくれるだけでなく、応募書類の添削や面接対策も行ってくれるため、忙しい中でもスムーズに転職活動を進めやすくなります。

関連記事:転職エージェントに履歴書を提出する理由とは?作成のポイントも解説

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SESの職務経歴書に関するよくある質問

ここでは、SESの職務経歴書に関するよくある質問について回答しています。

Q1. SESの職務経歴書に常駐先の会社名を記載してもいいですか?

SESの職務経歴書に常駐先の会社名を記載することは、一般的には避けるべきとされています。SES契約では、クライアントと秘密保持契約を締結しているケースが多いためです。
クライアント企業の名前を記載することで、契約違反となる可能性があるため注意してください。

Q2. SESの職務経歴書はどれくらいの文字数で書けばよいですか?

SESの職務経歴書の文字数について、一般的な目安として職務経歴書全体だと1,000〜1,500文字程度(A4用紙1枚程度)です。冗長にならないように、必要な情報を的確に盛り込み、採用担当者にとってわかりやすい形でアピールしましょう。

ただし、あまり文字数を意識する必要はありません。文字数が増えても書くべきことがあれば、書くようにしてください。

Q3. SESのスキルシートとはなんですか?

SESのスキルシートとは、エンジニア個人のスキルや経験をまとめた資料で、クライアント企業に提出されることが多い書類です。主に、SES契約や客先常駐の案件で使用され、プロジェクトに必要なスキルを持っているかを確認するために用いられます。

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まとめ

SESの職務経歴書は、自身のスキルや実績を具体的にアピールするための重要な書類です。この記事では、SESの職務経歴書の効果的な書き方や、採用担当者が見ているポイントや注意点などについて紹介しました。職務経歴書や履歴書は、自身の価値を伝える最初のステップです。この記事で紹介したポイントを参考に、説得力のある職務経歴書を作成してください。

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この記事の監修

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