- プログラマーの現在の需要状況
- プログラマーの将来性
- プログラマーに将来性がないといわれる理由
- プログラマーの将来性が高いといわれる理由
- プログラマーとしての価値を高める方法
- 職種別のプログラマーの将来性
- プログラマーに関するよくある質問
- まとめ
プログラマーの現在の需要状況
IPAが発表したDX白書2023によると、DXを推進する人材の"量"について「大幅に不足している」「やや不足している」と回答した企業は83.5%です。一方でDXを推進する人材の"質"については「大幅に不足している」「やや不足している」と回答した企業は86.1%です。
このことから、DXを推進する人材であるプログラマーやエンジニアが不足しているのが分かります。つまりプログラマーの需要も高いといえるでしょう。
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プログラマーの将来性
プログラマーの将来性について解説します。現時点ではプログラマーに需要があるため、職種自体の将来性はあるといえます。しかし、技術の進歩によって今後の需要が変化していく可能性は否定できません。「プログラマーがいなくてもプログラミングできるようになり、結果としてプログラマーは不要になるのでは」と心配になる方も多いでしょう。以下では、複数の観点から見たプログラマーの将来性をそれぞれ説明します。
現時点では、需要が大幅に減少する可能性は低い
プログラミングの自動化技術やAIなどの開発が進んできてはいますが、2024年6月時点ではプログラマーの存在を脅かすレベルには到達していません。プログラマーの需要は、数年程度で大幅に減少する可能性は低く、将来性もあると見て差し支えないでしょう。各種の新規言語や技術の学習難易度、学習コストが下がっている点も、プログラマー目線としては好材料です。
ただし、将来においてプログラマーへの需要はあっても、そこに「新しい技術を扱える」という前提が加わる可能性が高い点には注意が必要です。
プログラミング自動化の状況
すでにコマンド1つで自動的にコードが生成されるフレームワークや、ボタン1つでウェブサイトのコードを生成するツールなどが登場し始めています。このようなプログラミング自動化の波は今後も進んでいくと考えられています。
ただし、現時点で自動化されているのは、入出力処理などの汎用的な機能が多いです。データ分析や企業独自の業務ロジックなど、カスタマイズ性の高い処理は今後もプログラマーが実装していくことになるでしょう。
また、自動化するツールを開発するプログラマーやツールの活用を行うエンジニアの需要も高まると考えられます。
AIの状況
2013年にオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授らが発表した論文THE FUTURE OF EMPLOYMENT(雇用の未来)の中では、労働人口の47%がAIやロボットによって代替されるリスクがあると推計されています。この論文では702の職種について調査しており、レジ係、ウェイター、ホテルのフロント、テレフォンオペレーターなどは、90%以上の確率で10年後に消えるとした予測は社会的に大きなインパクトを与えるものでした。
しかしながら、プログラマーが代替される可能性は49%となっており、11年経過した2024年6月現在では、AIによってプログラマーの仕事が大きく減少した事例は見当たりません。将来的には、設計部分をプログラマーが担当し、コーディングはAIが行うなど、AIとプログラマーとで担当する技術領域が分かれる可能性を示唆しているともいえます。
製品・サービスの多くはプログラマーの存在で成り立っている
市場に出回っている製品、サービスの多くはプログラミングされています。つまり、プログラマーの存在で成り立っているのです。たとえば、LINEやX(旧:Twitter)などのサービス、洗濯機やテレビなどの家電、スマホやパソコンなどの端末、ATMや駅の改札などの公共システムなどはすべてプログラミングによる成果物です。プログラマーの仕事は人々の生活の利便性向上に寄与し、社会を支えています。
オフショア開発の普及でシステム改善提案スキルが求められる
プログラマーの将来性を考える上では、オフショア開発など開発体制のトレンドも頭に入れておく必要があります。オフショア開発とは、プログラミングなどの業務を、人件費の安い海外や経費を抑えられる地方のソフトハウスなどに発注することです。
日本企業の発注先としては、中国、インド、ベトナム、フィリピンなどが代表的です。業務の一部を人件費の安い国に依頼すれば、企業は開発コストを削減できます。また、開発チームを海外に置き、災害に影響されにくい体制を作るリスク分散につながるのもメリットです。
現時点では、自動化やAIよる開発は実用化に至るまで数年かかるといった理由から、オフショア開発は今後も広がっていくと予想されます。仕様書どおりにプログラミングする業務はオフショアに代替される可能性があるため、今後はシステムを改善し新機能の開発を提案できるような応用的なスキルが求められるでしょう。
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35歳定年説は打ち破られつつあるがスキルアップは今後も必要
プログラマーを目指す方の中には、何歳まで現役のプログラマーとして働けるか気になっている人も多いでしょう。
「体力的に厳しい」「新しいことを覚えるのが難しい」「管理職になるには年数が必要」などの理由で、かつてプログラマーは35歳が定年という説がありました。しかし昨今では、Web業界を中心に35歳を過ぎてもプログラマーとして働いている人は多く、以前ほど年齢を気にする必要はなくなりつつあります。
また、厚生労働省が制定した労働施策総合推進法施行規則第1条の3第1項では、年齢制限は設けてはならないとされています。例外として長期キャリア形成を目的とする場合のみ年齢制限が可能です。
つまり、将来性は、年齢よりも自身のスキル向上にかかっているといえます。また、プログラマーとして活躍するには、新しい知識とスキルを習得し続ける必要がある点は変わらず必須でしょう。
プログラマーに将来性がないといわれる理由
プログラマーの仕事は、近い未来ではなくならないでしょう。しかし、中長期的な視点で見た場合には、仕事量の減少や必要とされるスキルの変化が想定されます。また、「プログラマーは将来性がない」といった声も少なくないのが事実です。
そういった懸念がある中でプログラマーとして生き残っていくには、現状維持のスタンスではなく、先を見据えた行動が大切です。まずは、将来性がないといわれる要因について以下で解説します。
AIに仕事が奪われるという説がある
あらゆる仕事がAIに取って代わられる説が大きく流布しています。たしかに、社会に変化は起きているのですが、現在実用レベルのAIは一定のルール内での業務の自動化や学習による精度の向上を図るものが中心です。汎用的に人のように柔軟に考えられる状況まで進歩するには、まだまだ時間がかかるでしょう。
さらには、機械学習などの分野は進歩を続けているものの、データ収集やデータをAIに学習させるプログラムなどのプログラマー向けの新たな需要も存在します。そのため、トータルではプログラマーや関連するエンジニアに向けた仕事量は差し引きゼロといった状況です。プログラマーはAIに対しあまりネガティブに考える必要はないでしょう。
オフショア開発の普及
オフショア開発は近年普及し始めたものではなく、国内でも1990年代から取り組まれている開発手法です。実際に海外拠点での開発により、プロジェクトを低コストで実現させた事例などが存在しています。しかし、あらゆるオフショア開発プロジェクトが成功するわけではなくリスクも多いため、普及しきるに至っていません。
オフショア開発でのリスクには、以下が挙げられます。
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・言語や文化の違いによってソフトウェア品質の維持が難しい
・社会情勢によりコスト面でのメリットなどが大きな影響を受ける可能性がある
逆にいえば、これらのリスクを背負ってでもオフショア開発がしたいと企業が思わない限り、プログラマーの仕事がオフショアに奪われる事態にはなりません。
プログラマーの競争力となるのは、技術に裏付けられたソフトウェアの高い生産性・品質です。スキルの向上をたゆまなく続け、高い価値を生み出せるプログラマーの将来性は高いため、オフショアによる仕事の減少は特に意識する必要はないでしょう。
自動プログラミングの普及
テンプレートによる情報入力とツールによるプログラムの自動化が推し進められているのは事実で、実際に商用レベルの製品も存在しています。そして、一定のプログラマーの仕事を置き換えられるほどの性能ともいえるでしょう。しかし、これはプログラマーにとってそれほどネガティブに捉える必要はありません。
その理由として、プログラミングの自動化を適用するにはまだ制約が多いことが挙げられます。一定の作業にしか対応できないため、複雑性の高いプログラム作成にはプログラマーの活躍の余地が十分残っているからです。さらには、柔軟性の高いプログラムの自動化を行うには、現状では非常に大きなコストがかかるため、実現が難しいと想定されます。
また、自動プログラミング向けのツールはプログラマーにとっても活用できるもので、生産性や品質の向上が可能です。知識や活用に向けたスキルは必要ですが、取り扱いに必要となるベースの知識はプログラマーは既に持っているため、自動プログラミングを使いこなす仕事は新たな業務領域としやすいでしょう。
プログラマーが飽和しているという噂の真意
プログラマーに必要なスキルはコストをかけずに学習しやすく、目指すには学歴や資格も不要なので新規参入の障壁が低いです。さらにスキルがあれば働き方の自由度も高いため、プログラマーになる人は多い状況です。
そのためプログラマーが飽和している説も出ていますが、実際は需要に対して供給は追いついていません。仮に、プログラマーを目指す人全員が高いスキルを身につけられれば、飽和する可能性はあります。しかし、実際はスキルを身につけられなかったり、一度プログラマーになっても辞めたりするケースが多いです。
適性の問題などもあるので、結果的にプログラマーとして活躍できる人材は不足しています。プログラマーを目指す人の数と、実際にプログラマーとして活躍できる人の数は異なる点は重要でしょう。
プログラマーの将来性が高いといわれる理由
プログラマーは将来性がないといわれる反面、実際には将来性が高いという声も多いです。IT人材の不足問題やDX推進の加速状況などを考慮すると、プログラマーの将来性にはまだまだ期待できるといえます。ただし、市場状況を正確に把握し、これからのIT業界に求められるプログラマーを目指す必要があるでしょう。そこで、プログラマーの将来性が高い理由を市場状況とともに解説します。
関連記事:プログラマーになるには?未経験から独学で目指す方法を紹介
IT人材は依然として不足している状況
IT人材がどの程度不足しているかを裏付けるデータがあります。たとえば、経済産業省が2019年3月に発表したIT人材需給に関する調査が挙げられるでしょう。この調査では、2030年までにIT人材が最大約79万人不足すると述べられています。
しかしこのデータに限らず、いろいろな角度から今後IT人材の不足が深刻化するとされています。AI技術などによってある程度緩和される可能性もありますが、人材不足をすべてカバーするのは不可能でしょう。
つまり、IT人材の需要に対して供給が上回ることはないといえます。
DXを進める企業が多いため
DXを推し進める企業は今後も増えると予測されるため、プログラマーへの需要が増加します。その結果、供給不足になります。企業にとっては大変ですが、プログラマーにとっては好ましい状況といえるでしょう。
プログラマーとしての価値を高める方法
IT分野全体としての人手不足もありますが、総務省の令和5年版 情報通信白書によると、特にAIを扱える人材やセキュリティ構築できる人材が不足しているのが分かります。たとえば「AI・データ解析の専門家」が在籍している日本企業は21.2%にとどまり、アメリカ・ドイツ・中国が60%を超えているのと比較すると出遅れているといえるでしょう。
供給が追いついていないので、スキルを身につけたプログラマーには需要が集中すると予測されます。
AI開発を支えるスキルを身につける
AI開発に携わるプログラマーになるには、機械学習やディープラーニングなどの技術を理解する必要があり、学習ハードルが高いです。
しかし、近年では「MLOps」という新しいポジションが登場してきています。MLOpsとは、DevOpsの概念を機械学習に応用したもので、機械学習機能を有したサービスに必要な実行基盤や開発・運用フローを構築するプラクティスを指します。
具体的には、クラウド上のインフラ構築、インフラのコード化、CI/CDツールを使用したテストやデプロイの自動化などです。いきなりAIプログラマーへキャリアチェンジするのはスキルハードルとして難易度が高いため、まずはMLOpsの人材としてAI開発案件へ参加し、知識やスキルを習得していくと良いでしょう。
関連記事:プログラマーのキャリアパスは?キャリアアップに必要なスキルも解説
IoT開発スキルを身につける
IoTは、あらゆるモノをネットワークに接続し、大量のデータを収集した上での分析が可能になる技術です。医療や家電、物流などさまざまな業界で新たな価値を生み出す技術として期待され、普及が進んでいます。
IoTでは、センサーなどのデバイスを利用してデータを収集する組み込み系のプログラミングスキルが必要です。収集したデータはネットワークによって転送されるため、ネットワークの知識も求められるでしょう。スキルを身につけるには、Raspberry PiやArduinoなどの安価なデバイスを購入して、実際にプログラミングしながらIoTを作成してみる方法が実践的でおすすめです。
セキュリティに関するスキルを身につける
情報化社会の到来に伴い、セキュリティ人材の需要が年々高まっています。一方で、セキュリティ人材には非常に広範なスキル・知識が求められるため供給が不足している状況です。
第4次産業革命に向けて求められる新たな領域の「学び直し」の指針として、IPAが今後のITサービスの提供に必要なスキルを体系化したのがスキル標準ITSS+です。この中でセキュリティ人材に必要なスキルも定義されています。
ITSS+では、情報セキュリティデザイン、インシデントハンドリング、脆弱性診断などが専門分野として分類され、各専門分野に必要なスキルが細かく記載されています。これらを習得するには、ITSSの内容をベースに出題される国家資格情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)試験を活用した学習が効率的です。
需要の高い言語の情報を収集し、身につける
プログラミング言語の種類は豊富です。マイナーなものを含めると200種類以上あり、非公開の独自言語なども加えればさらに数は多くなるでしょう。そして、言語ごとに需要に大きな差があります。つまり、需要の高い言語を身につけたほうが自分自身の需要も高くなるといえます。
戦略的な観点から、あえてニッチな言語を身につけて差別化を図る場合もあるでしょう。しかし最初からこのような戦略をとるのは無鉄砲なので、まずは需要の高い言語が何かを調べ、需要の高い言語を身につけていくのがおすすめです。
プログラミング以外のプラスアルファのスキルも身につける
プログラマーにとってプログラミングスキルは重要ですが、プラスアルファのスキルも身につけたほうが市場価値が上がります。今後AIが普及すればプログラミングの仕事が一部代替されていく可能性が高いので、その点でもプラスアルファのスキルは必要でしょう。
具体的には、特にマネジメントスキルを意識的に身につけるのがおすすめです。もちろんコミュニケーションや問題解決のスキルも重要ですが、これらは社会人の基本スキルといえるでしょう。
マネジメントスキルを身につけると上流工程も担当できるので、自分の市場価値や年収アップにつながります。
職種別のプログラマーの将来性
プログラマー自体将来性のある職種ですが、種類によって状況に違いがあります。一般的に、プログラマーは、Web、システム、ゲーム、ネットワーク、アプリケーションなどの領域に分けられるでしょう。領域だけに絞ると、将来性の方向がすべて同じとはいえません。また、それぞれ需要状況も違うので、あらかじめ状況を知り、どのプログラマーを選ぶべきかの指標にしてください。
Webプログラマーの将来性
WebプログラマーはWebサービスを対象にしたプログラマーです。たとえば、WebサイトやECサイトなどインターネットを介して利用するサービスはすべてWebサービスに含まれます。Webサービスは今後も需要があるので、Webプログラマーは今後も需要のある職種です。
ただし、Webプログラマーはパソコン一台で仕事ができる、ノーコードで開発できるような利便性の高いツールが増えている、といった事情から参入障壁が低いです。参入障壁が低い分、競争率が高いので、スキルをアップデートして自分の市場価値を高める必要があります。
システムプログラマーの将来性
システムプログラマーとは、業務系システムを開発するプログラマーです。多くの企業は業務に合わせて独自のシステムを利用していて、これをシステムプログラマーが開発します。企業システムは大規模なものが多く、長期運用するので開発だけでなく保守、運用も必要です。
システムプログラマーはスキルを身につければ長期的に案件に携われる可能性が高いです。ただし、システムプログラマーが在籍するSESやSIerと呼ばれる業界は多重請負構造などが問題視されています。
IT業界の性質上、受注した開発の一部を協力業者に依頼することで二次、三次、四次下請けと多重請負の構造をとるケースが多いです。そして、下請けになればなるほど受注金額は低くなり、納期も短くなる傾向があるため、労働環境の悪化にもつながりやすいといえます。
法律的にグレーゾーンなので今後規制が入ってくる可能性がありますが、すぐに業界自体がなくなるわけではないでしょう。またシステムプログラマーとしてのスキルがあれば別のプログラマーとしても活躍できます。
ゲームプログラマーの将来性
ゲームプログラマーはゲームの開発を担当します。ゲームの種類は幅広く、コンシューマーゲームやスマホゲーム、オンラインゲームなどが対象です。コンシューマーゲームの需要が減っているという声もありますが、スマホゲームやeスポーツは盛り上がっています。
つまり時代の流れとともに人気のゲームは変化しますが、ゲーム自体の需要は今後も続き、むしろ伸びていく可能性が高いでしょう。結果的に、ゲームプログラマーは将来性があります。
ネットワークプログラマーの将来性
ネットワークプログラマーは、ネットワークを対象とするプログラマーです。ネットワークはクラウド移行が進んでいるため、スキルの転換期といえます。たとえば、AWSやMicrosoft Azureなどを扱うスキルがあると、ネットワークプログラマーとしての需要が高まります。スキルのあるネットワークプログラマーは、いろいろな現場で重宝され、将来性もあるといえるでしょう。
アプリケーションプログラマー
アプリケーションプログラマーは、幅広い媒体のアプリケーションを開発するプログラマーです。デジタル化が進む中で、モバイルアプリやWebアプリ、スマホアプリなどの開発を担うアプリケーションプログラマーの需要はまだまだ続くため、将来性も明るいといえるでしょう。
一人のプログラマーがすべてのアプリケーションに対応するわけではなく、アプリケーションプログラマーごとに得意としているアプリケーションは異なります。たとえばWebアプリを専門とするプログラマーもいれば、スマホアプリを専門とするプログラマーもいます。
プログラマーに関するよくある質問
プログラマーに関するよくある質問と回答を紹介します。プログラマーを目指す方が多くいる一方で、水面下では年齢をネックに考え一歩を踏み出せない方もいるでしょう。ただし、年齢よりもスキルが重視されるのがプログラマーです。以下にあるようなプログラマーの将来性や生き残り戦略について知っておくと、モチベーションが高い状態で前向きに挑戦しやすくなります。
Q1. プログラマーの将来性は?
プログラマーには将来性があります。プログラマーの需要は、この数年程度の短期間で大幅に減少する可能性は低いと考えられるからです。自動化技術やAIなどの開発が進んできてはいますが、現時点ではこれらに代替していく大きな動きは見受けられません。
Q2. プログラマーは35歳が定年という説は本当?
Web業界を中心に35歳を過ぎてもプログラマーとして働いている人は多く、このような説を裏付けるものはありません。新しい知識とスキルを習得し続けられれば、プログラマーとして活躍できます。ただし、年齢に応じて体力に頼りきらない働き方や仕事のスタイルを検討する必要があるでしょう。
関連記事:30代未経験でプログラマーになれる?勉強方法や学ぶべき言語
Q3. プログラマーとしての価値を高め、活躍し続ける方法は?
AIやIoT、セキュリティに関する技術を身につけ、先端技術が利用されるシーンで活躍できるようになると、プログラマーとしての需要を高めやすくなるでしょう。また、プログラミングの自動化ツールについての知識、スキルの習得も今後のプログラマーの価値を高めて、活躍を続ける方法の1つです。
関連記事:プログラマーを辞めたいと感じる理由と原因、対処法とは?
まとめ
この記事では、プログラマーの将来性を中心に、現在の需要状況やプログラマーとしての価値を高める方法などを解説しました。
現時点で、プログラマーの将来性は明確に予測できていません。AIや自動化の波は着実に進んでおり、今後のプログラマーの将来性や求められるスキルにも影響を与えると考えられます。しかし、最先端技術や注目されているツールを学んだり、スキルを身につけたりできるプログラマーは、需要と将来性ともに高いといえます。今後の技術動向に注目しながら、需要が高まる領域のスキルを柔軟に習得し続けることがプログラマーの将来性を高めるためには重要です。
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