インフラエンジニアに必要なスキルは?知識、資格まで徹底解説

最終更新日:2024年3月11日

ネットワークやサーバーなどのインフラ技術は、ITサービスを提供するために欠かせない技術です。インフラエンジニアは、インフラの設計や構築、運用保守などを担当する職種です。ITサービスの根幹部分を守るインフラエンジニアには、どのような知識とスキルが求められるのでしょうか。この記事では、インフラエンジニアを目指す方に、インフラエンジニアの仕事内容、平均年収、求められる知識とスキルを解説します。

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この記事のまとめ

  • インフラエンジニアに必要なスキルは、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、クラウドなど多岐にわたる
  • インフラエンジニアに必要なスキルを身につける方法は、ベンダーのトレーニングサービス、スクール、資格取得の勉強などがある
  • インフラエンジニアに必要なスキルを証明できる資格には、ORACLEMASTER、Linux技術者認定試験、AWS認定、シスコ技術者認定などがある

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インフラエンジニアについて

インフラエンジニアの種類、仕事内容、年収、需要や将来性などインフラエンジニアの概要を解説していきます。

仕事内容

インフラエンジニアには上記の通り複数の種類がありますが、業務としては似ています。具体的には以下のようなものです。

・サーバーやネットワークの設計、構築

・サーバーやネットワークのセキュリティ対策

・サーバーやネットワークの運用、保守

など

セキュリティエンジニアやデータベースエンジニアは業務に特殊な面もありますが、設計、構築、運用、保守がメインという点では同じです。

関連記事:
インフラエンジニアの運用・保守業務とは?詳しい仕事内容を紹介
インフラエンジニアの仕事内容をわかりやすく解説!役立つ資格やスキルとは

平均年収

インフラエンジニアの年収は、担当する工程によって幅があります。経済産業省のデータによると、インフラエンジニアが含まれる職種の平均年収は以下のようになります。

  • ・IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート):592.2万円

    ・IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用): 608.6万円

    ・IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等)):758.2万円

所属している企業や携わるシステム、エンジニアのスキルレベルによって、同じインフラエンジニアでも年収は大きく変わります。

例えば、金融業界のような24時間365日停止や故障が許されないインフラを設計・構築するインフラエンジニアは、非常に高い年収になる傾向です。その逆として、高いスキルが求められない運用オペレーターなどは、低い年収になる傾向が一般的です。

インフラエンジニアの平均年収には幅がありますが、スキルアップやキャリアアップをすることで、高い年収も期待できます。

関連記事:
インフラエンジニアの年収は?|転職でキャリアアップするために知っておくべきこと
インフラエンジニアに夜勤がある理由とは|回避方法も解説

将来性・需要

インフラエンジニアは、従来はインフラ機器の部品交換やシステム更新など、メンテナンス業務の需要がありました。近年ではクラウドなどサーバー環境が大きく変化したため、直接ハードウェアのメンテナンスをする必要は少なくなりました。その一方で、クラウドに関する知識や技術の需要は増加しています。そのため、インフラエンジニアの仕事は、ソフトウェアを経由したサーバー設定やクラウドの最適化などの業務に変わりつつあります。

急速に進むIT環境の変化に対応するため、新しいインフラの整備や再構築が必要となっています。その結果、新しいインフラ環境を構築するインフラエンジニアの需要は高まっています。

またITインフラの基本的な考え方は、クラウドに移行しても変わることはないでしょう。ネットワークやサーバーなど、インフラの根幹となる知識や技術は不可欠なものです。クラウドを利用して、インフラの設計や構築、運用保守などができれば、インフラエンジニアとしての将来性も高まるでしょう。

関連記事:インフラエンジニアの需要・将来性は?今後、役立つスキルも解説

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インフラエンジニアに求められる知識とスキルセット

インフラエンジニアに求められる知識とスキルは、大きく分けて「技術系」と「ヒューマン系」の2つがあります。ここでは、インフラエンジニアに求められる知識とスキルセットを紹介します。

関連記事:インフラエンジニアになるには?必要なスキルや資格とは

技術系の知識・スキル

インフラエンジニアにはサーバーやシステム設計、ネットワーク、プログラミング、セキュリティなど広範囲の技術スキルが必要となります。各技術分野について詳しく見ていきましょう。

サーバーの知識とスキル

サーバーのOSは、Windows、Linux、Unixなどが主流です。どのOSが求められるかは、企業によって異なります。インフラエンジニアは、サーバーを業務で扱うため、サーバーの知識とスキルは必須です。

設計スキル

システムを安定稼働させるためには、正しく設計ができる設計スキルが必須です。障害発生時でもシステムダウンしないような構成や、パフォーマンス性を考慮した構成などを組むためには、設計スキルが重要になります。不十分な設計では、障害によって大きな影響がでたり、パフォーマンス性が悪く費用対効果が得られないシステムなどになってしまいます。

設計スキルを習得するには、書籍やネットで情報を得たり、ベンダーが提供する情報を参考にするといいでしょう。

ネットワークの知識とスキル

インフラエンジニアには、ネットワークの知識とスキルが必要です。基本的なネットワーク技術の知識に加え、シスコなどのネットワーク製品を扱うためのスキルも求められます。ただし、ネットワークを担当しないインフラエンジニアの場合は、必須にはなりません。しかし、基本的な知識なので、習得することをおすすめします。

プログラミングスキル

サーバーエンジニアは、バッチファイルやシェルと呼ばれるサーバー上で動作するプログラムの作成を担当することがあります。プログラミングスキルは、必須スキルではありませんが、身につけておくことで仕事の幅が広がります。

関連記事:インフラエンジニアもプログラミングスキルが必要な理由を解説

セキュリティの知識

企業によっては、セキュリティの設定などが、インフラエンジニアの仕事に含まれることもあります。インフラ設計を行う際は、セキュリティ対策は不可欠なものです。セキュリティ対策では、既存のセキュリティ製品を扱うことになります。そのため、シマンテックなどのセキュリティ製品の知識があるといいでしょう。

セキュリティ対策は、一般的には経験豊富なサーバーエンジニアが担当します。インフラエンジニアは、運用保守が主な業務であるため、セキュリティの深い知識を求められることは稀です。

クラウドサーバーの知識とスキル

近年、クラウドを使ったネットワーク構築が主流になりつつあります。そのため、クラウドサーバーの運用保守案件も増えています。オンプレミス型が主流の時代では、運用保守担当者はWindowsやLinuxの知識とスキルがあれば問題ありませんでした。近年は、AzureやAWSなど主要なクラウドサーバーの知識とスキルが求められるようになりました。

インフラ設計スキル

設計工程を担当するインフラエンジニアは、インフラ設計スキルが必須のスキルです。インフラ設計スキルを習得するには、書籍や公開講座などを活用することをおすすめします。習得難易度が高いように感じられますが、インフラ設計の情報は書籍など多く提供されており、学習ハードルは決して高くはありません。運用保守担当からキャリアアップを目指す方は、インフラ設計スキルは必ず習得しておきたいスキルです。

ソフトウェアに関するスキル

OSやアプリケーション、ミドルウェアなど、サーバー上で稼働するソフトウェアは数多くあります。インフラエンジニアは、それらのソフトウェアに関するスキルを持つ必要があります。OSやデータベース、アプリケーションサーバーなどの、ミドルウェアに関する知識は特に重要です。

例えば、サーバーのパフォーマンスが劣化する問題が発生した場合、インフラエンジニアは原因調査を行います。ソフトウェアが原因のケースもあるため、ソフトウェアに関するスキルは欠かせないスキルです。

仮想化の知識とスキル

ヒューマンスキル

インフラエンジニアには技術スキルだけではなく、ヒューマンスキルも求められます。
ここでは、インフラエンジニアに求められるヒューマンスキルを紹介します。

ヒアリングスキル、提案スキル

SI企業に所属するインフラエンジニアは、クライアントの要望をヒアリングして、要望を満たすインフラを提案する業務があります。そのため、ヒアリングスキルと提案スキルが重要になります。これらのスキルは、OJTでも身につくスキルですが、書籍などで学習することも大切です。

関連記事:インフラエンジニアが英語を使えることで得られるメリット

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントスキルは、リーダー以上のインフラエンジニアを目指す上で必要不可欠になります。プロジェクトマネジメントスキルは、一般的には上流工程で求められるスキルと思われています。しかし、運用・保守工程でも障害管理や顧客への報告、チームのマネジメントが発生するため、どのような工程であっても求められるスキルです。

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インフラエンジニアに必要なスキルの磨き方

これまで、インフラエンジニアになるために必要なスキルについて解説しました。ここでは、インフラエンジニアに必要なスキルの磨き方について解説します。

関連記事:インフラエンジニアの勉強方法は?未経験・初心者にもわかりやすく解説

スキルマップを作成して自分の技術や能力を可視化する

インフラエンジニアに必要なスキルを磨くには、自分が持っている技術や能力を可視化することが大切です。インフラエンジニアに求められるスキルは、多くあります。そのため、現在の自分に足りないスキルを確認することが重要になります。自分の技術や能力を可視化するためには、スキルマップを作成します。

スキルマップの作成方法

スキルマップは、必要なスキルを表形式で表したものです。以下の3つの手順で作成します。

  • 1.必要なスキルを分類して記載する

    2.スキルの達成度を判定するためのスキルレベルを記載する

    3.自分のスキルの棚卸しをする

スキルの評価レベルは、ITスキル標準を参考にするとよいでしょう。スキルマップを作成することにより「どのスキルに優れているか」が可視化されます。必要なスキルが足りていない部分については、重点的にスキルアップを目指しましょう。

ベンダーのトレーニングサービスを活用する

多くのITベンダーがさまざまなトレーニングサービスを公開しています。これらのトレーニングサービスは、ベンダーが実施する認定資格の勉強にも活かせます。そのため、資格取得を目指す方にもおすすめです。

【主なトレーニングサービス】

スクールを活用する

プログラミングスクールの中には、インフラエンジニア向けのコースを提供しているスクールもあります。書籍などを使った独学が続かなかったり、相談相手がいないために疑問点が解決できず挫折した方などは、プログラミングスクールを利用するといいでしょう。また転職支援を行っているプログラミングスクールもあります。そのため、転職を考えている方にもおすすめできます。

【主なスクール】

資格取得を目標に学習する

資格取得を目標に学習すると、学習モチベーションを維持しやすくなります。資格取得は、目標としてわかりやすく、取得すれば技術力のアピールにつながります。また、転職活動においても有利になります。エントリーレベルの資格から始めて、プロフェッショナルの資格を目指せば、高度な技術取得も可能です。

メジャーな国家資格やベンダー資格などは、書籍やネットで関連情報も得やすく、学習しやすいメリットもあります。

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インフラエンジニアに必要なスキルを証明できる資格

インフラエンジニアに必要なスキルを証明するには、資格制度を活用しましょう。ここでは、インフラエンジニアに必要なスキルを証明できる資格とおすすめの勉強方法を紹介します。

関連記事:インフラエンジニアに役立つ資格11選!各難易度と概要も紹介

ORACLEMASTER

ITパスポートはITの基礎中の基礎が身に付く国家試験です。ビッグデータやAIなど新しい分野の内容も反映されるのが早く、比較的最新の情報を勉強できます。ただし内容としては初歩的なものなので、エンジニアとしてのスキル証明、評価に結び付けるには弱いです。あくまでも入り口と考えると良いでしょう。

おすすめ勉強方法

ITパスポートの勉強方法は、参考書と過去問を購入するか、セットになっているものを一冊購入すると良いです。もしくは、その後基本情報技術者の受験を考えている人は基本情報技術者の勉強から入っても良いかもしれません。基本情報技術者の午前問題とITパスポートは内容がかぶっていて、ITパスポートの方が簡単だからです。

Linux技術者認定試験

Linux技術者認定試験(LinuC)は、サーバーOSで高いシェアを持つLinuxの認定資格です。Windows Serverとともに、Linuxも学んでおくといいでしょう。

おすすめ勉強方法

公式サイトに無償で使える学習補助教材があるため、ダウンロードをするといいでしょう。また短期間での合格を目指すのであれば認定講師から学べる「LPI-Japanアカデミック認定校」を利用するといいでしょう。

学習書籍では『最短突破 LinuCレベル1 バージョン10.0 合格教本[101試験, 102試験対応](技術評論社)』や『Linux教科書 LinuCレベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応(翔泳社)』がおすすめです。

AWS認定

AWS認定とはAmazonが提供している公式資格で、Amazon Web Servicesに関する知識やスキルが問われます。AWS認定は、技術領域とレベルに応じて大きく4つに分けられています。またAWSのクラウドサービスに詳しい人材は、転職活動でも有利になります。

関連記事:インフラエンジニアにAWSスキルが求められる理由

おすすめ勉強方法

AWS認定のための学習は、AWSトレーニングや書籍を用いるとよいでしょう。AWSトレーニングは「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) 日本語実写版」から学んで、全体像をつかむことをおすすめします。

学習書籍では『AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー(SBクリエイティブ)』や『図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書(技術評論社)』がおすすめです。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、ネットワーク機器でシェアNo.1のシスコシステムズ社が認定する、ネットワークスキルを証明する民間資格です。インフラエンジニアとして、ネットワーク機器の設置まで担当する場合は取得を目指すといいでしょう。

おすすめ勉強方法

シスコ技術者認定のための学習は、ネットでの情報収集や書籍を用いるとよいでしょう。おすすめの学習書籍は「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301(翔泳社)」がおすすめです。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施するネットワークに関する専門性を証明する国家資格です。TCP/IPやLANといった基礎内容から、ネットワーク設計やネットワークセキュリティなど幅広い知識が問われます。ネットワークスペシャリスト試験の合格率は、12.8%(令和3年春期)と難易度が高い試験です。

おすすめ勉強方法

ネットワークスペシャリスト試験のおすすめの学習方法は、ネットや書籍で知識を深めることです。おすすめの学習書籍は『令和06年 ネットワークスペシャリスト 合格教本 (情報処理技術者試験) (技術評論社)』や『ネスペR4 -本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説 (情報処理技術者試験)(技術評論社)』がおすすめです。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する、データベースに関する専門的な技術を証明する国家資格です。データを格納するテーブルの設計やDBMS(データベースマネジメントシステム)、SQLなどのデータベースに関する幅広い知識が問われます。データベーススペシャリスト試験の合格率は、17.1%(令和3年春期)と難易度が高い試験です。

おすすめ勉強方法

データベーススペシャリスト試験のおすすめの学習方法は、ネットや書籍を活用することです。おすすめの学習書籍は『情報処理教科書 データベーススペシャリスト 2023年版(翔泳社)』や『2022 データベーススペシャリスト「専門知識+午後問題」の重点対策 (重点対策シリーズ) (アイテック)』がおすすめです。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する、応用情報技術者試験の上位に位置する国家資格です。システム開発の上流工程を主導する立場のエンジニアを対象としています。試験では、上流工程のスキル・知識だけでなく、プロジェクト推進体制の策定などの知識も問われます。システムアーキテクト試験の合格率は、16.5%(令和3年春期)と高い難易度の試験です。

おすすめ勉強方法

システムアーキテクト試験のおすすめの勉強方法は、ネットや書籍で知識を深めることです。おすすめの学習書籍は『情報処理教科書 システムアーキテクト 2023〜2024年版(翔泳社)』や『ALL IN ONE オールインワン パーフェクトマスター システムアーキテクト 2023年度版 [情報処理技術者試験](TAC出版)』です。

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インフラエンジニアがスキルアップすることで得られるメリット

インフラエンジニアがスキルアップすることで、さまざまなメリットが得られます。スペシャリストを目指して高度な資格を取得することで、仕事や収入に関するメリットが大きくなります。ここでは、インフラエンジニアがスキルアップすることで得られるメリットについて解説します。

関連記事:インフラエンジニアのスペシャリストになるには

収入が高くなりやすい

企業によっては、高度技術を持つエンジニアの育成のために、資格取得を奨励している企業もあります。例えば、取得資格に応じた資格手当や一時金を支給するなどです。また昇進の条件に、資格取得がある企業もあります。

そのため、インフラエンジニアがスキルアップすることは、収入が高くなりやすいといえます。資格の取得は、社外にもアピールできる材料であり、顧客からの信頼を得ることも期待できます。

業務の幅が広がる

インフラエンジニアとして必要なスキルは、数多くあります。スキルアップするときは、1つの分野を極めるだけでなく複数の分野を目指しましょう。それにより、インフラエンジニアとしての業務の幅が広がります。例としては、OSやアプリケーションといったサーバースキルを最初に習得した後、ネットワーク技術を習得することで、複数のサーバーを用いる大規模システムの設計・構築にも携われるでしょう。

またクラウドの普及が拡大しているため、クラウド関連のスキルを身につけるのもおすすめです。複数のスキルを習得して、価値の高いインフラエンジニアを目指しましょう。

転職などでキャリアアップを目指せる

インフラエンジニアがスキルアップすることで、転職などでキャリアアップを目指すことができます。特定ジャンルに特化したスペシャリストを目指す以外にも、大規模案件などでマネジメント経験があれば、経験を生かして管理職へキャリアアップを目指すことができます。

またインフラからアプリケーションまで、複数分野のスキルを習得することで、独立して自らサービスを立ち上げることも可能です。このように、スキルアップをすることでキャリアアップの選択肢が広がります。

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インフラエンジニアの志望動機はどう書く?

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未経験の方におすすめのインフラエンジニアの勉強の手順

インフラエンジニアに必要な知識やスキルは多岐にわたります。その習得のための段階的な手順を考えてみましょう。
インフラエンジニアになるための勉強の手順は下記のステップに分けて考えると分かりやすいでしょう。

ステップ1:インフラの知識を身につける

インフラエンジニアになるための第一歩は、基本的なインフラの知識を身につけることです。ネットワーク、サーバー、クラウドなどの基礎をしっかりと理解しましょう。

ITインフラはネットワーク、サーバー、クラウドなど多くの要素から構成されています。
最初はネットワークの学習から始めることをおすすめします。
ネットワークの学習は、サーバーやクラウドの知識がなくても始めることができます。
一方で、サーバーやクラウドの学習は、ある程度ネットワークの基本知識があることが前提となります。

したがって、ネットワークの知識を先に身につけることで、サーバーやクラウドの理解がよりスムーズになります。
ITインフラは非常に幅広い領域であり、各技術分野において目標やマイルストーンを設定し、段階的に学習を進めましょう。

ステップ2:実際にITインフラの構築をしてみる

知識を学んで頭で理解するだけでは、実際の実践に役立たないことがあります。

数学の勉強でも、公式を単に見て暗記するよりも、手を動かして具体的な例題を解くことで長く記憶に残ります。ITインフラの学習も同じです。知識を吸収するだけでなく、その知識を実際に活用するために実践的な活動を行うことが重要です。

学んだことをすぐに忘れないうちに、実際のシステムや設備を用いてITインフラの構築を試みてみましょう。

ステップ3:インフラの知識や技術があることを証明する

ネットワークやサーバーの構築を通じて知識を定着させたなら、そのスキルと知識を他人に示す方法を考えましょう。

ITインフラの知識や技術を持っていても、それを表現する方法が無ければエンジニアとしての転職は難しいでしょう。面接や採用試験の際に、ITインフラについての知識やスキルを問われたときにスムーズに回答できるように準備しておく必要があります。

スキルの証明として、資格を取得したり、自分が構築したシステムを示すポートフォリオや詳細なレポートを作成するのが良いでしょう。アウトプットを通じてスキルを証明することは、エンジニアとしての実力を示す重要な手段です。

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IT業界の技術トレンドの変化とインフラエンジニアの関係

近年のIT業界では、AIやビッグデータ、IoTなどの新しい技術トレンドが急速に広まっています。自動運転やスマート家電などのように、新しい技術がさまざまな分野で幅広く使われ始め、インフラエンジニアにも技術トレンドに対応できる能力が求められます。

サーバー技術でも、物理的なサーバーを設置して利用するオンプレミス型から、インターネットを介してサービスを利用するクラウド型へ変化が起きています。クラウドが利用される例としては、IoT接続デバイスなどがあります。

こうした大きな変革の中でインフラエンジニアが生き残っていくためには、変化に柔軟に対応していく姿勢が不可欠です。

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インフラエンジニアに関するよくある質問

インフラエンジニアに関するよくある質問と回答を紹介します。

Q1.インフラエンジニアの必須スキルを教えてください

インフラエンジニアの必須スキルは、技術系ではサーバーの知識とスキルや設計スキルは必須のスキルといえます。またヒューマンスキルとして、プロジェクトマネジメントスキルやヒアリングスキル、提案スキルも求められます。

Q2.インフラエンジニアのキャリアパスには何がありますか?

インフラエンジニアのキャリアパスは、管理職としてマネジメント業務をすることや特定ジャンルに特化してスペシャリストになるなどがあります。ほかにもコンサルタントを目指すこともあるでしょう。

関連記事:インフラエンジニアのキャリアパスは?将来性や役立つやスキルと資格も解説

Q3.インフラエンジニアはどうすればスキルアップできますか?

インフラエンジニアがスキルアップするには、最初にスキルマップを作成して自分の技術や能力を可視化します。その後は、ベンダーのトレーニングサービスやスクールを活用するといいでしょう。また資格取得を目標とすることで、モチベーションの維持がしやすくなります。

Q4.インフラエンジニアの平均年収を教えてください

インフラエンジニアの年収は、担当する工程やスキル、企業によって異なります。
経済産業省のデータによれば、IT保守の平均年収は約592.2万円、IT運用・管理は約608.6万円、IT技術スペシャリストは約758.2万円です。

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まとめ

インフラエンジニアに必要なスキルは、複数あります。サーバーやネットワークの知識、スキルはもちろん、一度スキルを身に付けても技術の変化に合わせて勉強し続ける必要があります。成長し続けるインフラエンジニアになるには、やり遂げる精神力や情報収集力が欠かせません。

またインフラエンジニアとしてのスキルを身に付ければ、複数のキャリアパスが可能になります。具体的には、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、スペシャリスト、ITコンサルタントといった選択肢が挙げられます。

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