- 【パターン別】ネットワークエンジニアの志望動機・志望理由の例文
- ネットワークエンジニアの志望動機・志望理由を書く時のポイント
- ネットワークエンジニアの志望動機で採用担当が重視するポイント
- 作成した志望動機をブラッシュアップする方法
- まとめ
【パターン別】ネットワークエンジニアの志望動機・志望理由の例文
本章では、パターンごとに分けたネットワークエンジニア向け志望動機の例文を8つ紹介します。
これらの8つの例文は、それぞれ異なる前職に基づいて作成されており、志望動機の内容も異なります。
同じ職種の方には特に参考になる内容ですが、異なる職種の方でも他職種の志望動機のパターンを知ることで、自身の志望動機を作成する際に役立てることができるでしょう。
未経験や文系でスキルなしから転職する場合
未経験や文系出身でスキルがない状態からネットワークエンジニアを目指すケースは、決して珍しくありません。志望動機を書く際には、転職理由や仕事に対する熱意を具体的に記載することが重要です。
私は貴社の物理機器の搬入からソフトウェアの構築まで何でも行う技術屋志向に惹かれて応募しました。子どもの頃から機械いじりが好きで自作PC作りに凝っていたのですが、新卒時の就職先としては安定した公務員を選びました。しかし好きなことを仕事にしたいという気持ちは消えず、現在独学でネットワークのスキル習得に励んでいます。自分の中では一大決心をしての転職になるので、全力でスキル習得に励み、貴社に貢献させていただきます。
【この例文のポイント】
-
・応募した企業を選んだ理由が具体的かつ明確に記載されている・ネットワーク関連のスキル習得を実践している
・転職への決意と熱意を感じられる
関連記事:未経験からネットワークエンジニアに転職できる?必要なスキルとは
ネットワークエンジニアとしてスキルアップ転職をする場合
ネットワークエンジニアとして志望動機を作成する際には、前職での経験やスキルが応募企業でどのように貢献できるかを具体的に記載することが重要です。
前職でネットワークエンジニアとして3年間勤務し、社内ネットワークの保守運用や小規模なネットワーク構築を担当してきました。この経験を通じて、より大規模で複雑なネットワークインフラの設計・構築に携わりたいと考えるようになりました。貴社では、クラウド環境を含む大規模ネットワークの構築プロジェクトを多数手がけており、技術的な挑戦と成長の機会が豊富にあると感じております。ぜひ貴社で、より複雑なネットワーク課題に挑戦し、技術力を更に向上させていきたく、応募させていただきました。
【この例文のポイント】
-
・ネットワークエンジニアの経験について明確に記載されている・スキルアップに関する意欲が感じられる
・企業の特徴と、自身の目標との関連付けができている
インフラエンジニアから転職する場合
インフラエンジニアからネットワークエンジニアを目指す場合、同じ業種内での転職といえますが、志望動機にはキャリアアップを目指す意図や将来のビジョンを盛り込むことが重要です。
貴社のマネジメント人材を育てる方針に魅力を感じて応募しました。私は前職ではインフラエンジニアとして、サーバーやネットワークの運用・保守に幅広く携わってきました。運用・保守チームではリーダーポジションを担当することも多く、プロジェクトを円滑に進めてきたと自負しております。今後はよりマネジメントスキルを高め、いずれはマネージャーポジションで貴社に貢献させていただきたいと考えています。
【この例文のポイント】
-
・マネジメントに関わりたいと具体的に伝えている
・将来像を具体的に伝えている
サーバーサイドから転職する場合
サーバーサイドエンジニアからネットワークエンジニアを目指す場合、志望動機にはネットワーク分野への興味を明確にし、志望理由を具体的に伝えることが重要です。
私はサーバーサイドエンジニアとして5年間、サーバーの運用や保守を担当していました。大規模ECサイトのプロジェクトでは、ロードバランサーの最適化やCDNの導入を通じて、ネットワークアーキテクチャの重要性を実感しました。また、システム障害対応の経験から、ネットワークの深い知識が安定したサービス提供には不可欠だと認識しています。これらの経験を活かし、より専門的にネットワークインフラの設計・構築・運用に携わりたいと考え、応募させていただきました。
【この例文のポイント】
-
・スキルと経験を明確に伝えている
・自分がやりたいことを明確に伝えている
バックエンドエンジニアから転職する場合
バックエンドエンジニアからネットワークエンジニアを目指す場合、志望動機には自身の経験やスキルを明確に記載することが欠かせません。また、将来的な目標もわかりやすく記載しましょう。
バックエンドエンジニアとして、Webサービスのバックエンドの設計・運用に3年間関わってきました。直近では、100万ユーザーが利用するECサイトのインフラ改善プロジェクトに携わり、サーバー間通信の最適化やセキュリティ強化を担当しています。その結果、システム全体の応答時間を50%短縮することに成功しました。バックエンドエンジニアとして培った、システムの全体設計や障害対応の経験は、貴社が求めるネットワークの可用性向上とセキュリティ強化の実現に活かせると考えています。ぜひ貴社のネットワークエンジニアとして、安定したインフラ基盤の構築に貢献させていただきたく、応募いたしました。
【この例文のポイント】
-
・転職先の求めるスキルや役割との関連性を具体的に伝えている
・経験したプロジェクトのエピソードを伝えている
ヘルプデスクから転職する場合
ヘルプデスクからネットワークエンジニアを目指す場合、ヘルプデスク時代に培った顧客対応力やサービス精神を具体的にアピールすることが効果的です。
ネットワークをサービスと捉え、クライアントに最適なサービスを提供するという考え方に共感して応募しました。私は前職でヘルプデスクとして、主に顧客や社員からのネットワーク機器に関する問い合わせ対応を行っていました。自身の知識を深めつつ、それを人の役に立てられることにやりがいを感じています。しかしさらに深い知識・スキルを習得したい、それを人の役に立てていきたいという気持ちが膨らんでいきました。今後はスキル習得にもサービス改善にも力を入れ、貴社のプロジェクトに貢献させていただきたいです。
【この例文のポイント】
-
・ネットワークをサービスと捉える考え方への共感
・知識を深め、人の役に立てることへのやりがい
・会社の理念や方針と自分の考えをリンクさせている
社内SEから転職する場合
ネットワーク技術に特化してスキル習得したいと考えており、貴社の新しい技術を積極的に導入していく姿勢に惹かれて応募しました。私は前職では社内SEとして社内のネットワーク構築から社員のIT相談まで幅広い業務を担当していました。社内でITを活用して貢献できることにはやりがいを感じていましたが、より技術に特化してスキルを高めていきたい、特にネットワーク関連、クラウド技術に集中したいと考えています。貴社は積極的に新技術を導入したプロジェクトに参画しているため、自身のスキルをブラッシュアップし続け貢献していきたいと考えています。
【この例文のポイント】
-
・技術への興味と成長意欲が強く感じられる
・経験を活かしたキャリアの明確な方向性が記載されている
フリーターから転職する場合
貴社の充実した研修制度と、若手エンジニアの育成に力を入れている点に強く魅力を感じ、応募させていただきました。専門学校在学中からネットワーク技術に強い関心を持ち、独学でネットワーク分野の学習をしてきました。現在はフリーターとして働きながら、ネットワーク構築の実践的なスキルを磨いています。オンラインコミュニティでの学習仲間との交流を通じて、実務で活用される最新技術のキャッチアップも怠りません。
【この例文のポイント】
-
・成長意欲が高く、学び続ける姿勢が強調されている
・ネットワーク分野への情熱が一貫している
ネットワークエンジニアの志望動機・志望理由を書く時のポイント
ネットワークエンジニアの志望動機や志望理由を書く時には、いくつかのポイントを押さえておくと効果的なものができます。具体的には、以下に紹介するポイントが挙げられます。
-
・なりたい理由を明確にする(未経験)・転職・志望理由を明確にする
・スキルや経験を明確にする
・将来像を明確にする
ただし、志望動機や将来像がしっかり描けていたとしても、文章力が伴わないとその魅力は半減してしまいます。履歴書や職務経歴書に書く内容は、採用担当者の目線を意識し、分かりやすく整理することを心がけましょう。
関連記事:ネットワークエンジニアの転職!ポイントやキャリアパスも紹介
なりたい理由を明確にする(未経験)
未経験や新卒の場合は、ネットワークエンジニアになりたい理由を明確にすることが重要です。この理由を明確にすることで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
そのためには、自分が「ネットワークエンジニアになりたい」と思ったきっかけやエピソードなどの分析が欠かせません。採用担当者は応募者の人となりや熱意に興味を持っているため、具体的なエピソードを盛り込むと印象に残ります。
転職・志望理由を明確にする
企業側が特に知りたいのは、転職を決意したきっかけや志望動機、転職において何を重視しているのかという点です。そのため、ネットワークエンジニアを目指そうと思ったきっかけや志望理由を明確に記載しましょう。
採用担当者の印象に残るのは、応募者ならではの視点や熱意が伝わってくる内容です。「成長したい」「技術を磨きたい」といった一般的な表現は避け、具体的なプロジェクトや取り組みに触れながら熱意を伝えましょう。
スキルや経験を明確にする
これまでのスキルや経験に加えて、成果や表彰といった具体的な実績も整理しておきましょう。たとえ未経験者であっても、ヒューマンスキルやビジネススキルを活かせる場面は多くあります。
また、志望先の企業で活かせる資格がある場合は、資格をしっかりとアピールすることも重要です。資格は、実務未経験でも学習意欲や基礎知識を持っていることを証明する手段として役立つでしょう。
関連記事:ネットワークエンジニアに必要なスキルとは?スキルアップ方法も解説
将来像を明確にする
入社後にネットワークエンジニアとしてどのような仕事をしたいのか、また将来どのようなネットワークエンジニアを目指したいのかを具体的にイメージすることが大切です。一部の人は、ネットワークエンジニアだけでなく、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといったキャリアを目指すこともあるでしょう。
これらの目標を文章にして表現することで、自分の中でも将来のビジョンが明確になります。また、採用担当者に対しても、前向きで成長意欲が高い印象を与えることができます。まずは自問して、自分が描く将来像を言語化してみると良いでしょう。
関連記事:
ネットワークエンジニアの将来性!仕事内容やスキルも解説
ネットワークエンジニアのキャリアパス!キャリアアップの要点も解説
ネットワークエンジニアの志望動機で採用担当が重視するポイント
ネットワークエンジニアの採用では、応募者の実務的なスキルと仕事への熱意が評価のポイントになります。志望動機には、具体的な技術経験や業務への取り組み姿勢を盛り込むと良いでしょう。
また、採用担当者は将来的な成長の可能性も見据えており、企業の事業展開に沿ったイメージを持つ人材を探しています。応募する企業に合った目標や意欲を具体的に示すことで、採用担当者から共感を得やすくなります。
作成した志望動機をブラッシュアップする方法
ネットワークエンジニアの志望動機は、エンジニア仲間や転職エージェントのキャリアアドバイザーから客観的な意見をもらうことで、より質の高い内容に仕上げることができます。第三者の視点で内容を見直すと、新たな気づきや改善点が見つかります。
志望動機を作成する際は、応募先企業の特徴を踏まえつつ、自身のアピールポイントと結びつけることが重要です。また、業界経験が豊富な相談相手からアドバイスを受ければ、より説得力のある表現を取り入れることができます。
レバテックキャリアでは、専門のキャリアアドバイザーが多数在籍しており、自分の職種に合わせた志望動機の作成をサポートしてくれます。ネットワークエンジニアへの転職を目指し、志望動機にお悩みの方は、ぜひレバテックキャリアのキャリアアドバイザーに無料で相談してみてください。
まとめ
本記事では、ネットワークエンジニアの志望動機や志望理由を、さまざまなパターン別に紹介しました。未経験の方がネットワークエンジニアを目指す場合は、「なぜネットワークエンジニアになりたいのか」を具体的に伝えることが大切です。
転職や志望理由を述べる際には、自分のスキルや将来の目標を明確に示すことが求められます。特に、将来のビジョンを具体的に描くことが重要なポイントとなります。
作成した志望動機をさらに良いものにするためには、エンジニアの友人や転職エージェントのキャリアカウンセラーに相談するのがおすすめです。ネットワークエンジニアの仕事に興味がある方は、レバテックキャリアを活用して、よりスムーズな転職活動を目指してみてはいかがでしょうか。
ネットワークエンジニアの求人・転職情報>
ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングでお話してみませんか?(オンラインでも可能です)
転職支援サービスに申し込む
また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。
「個別相談会」に申し込む
レバテックキャリアのサービスについて