SESの志望動機・志望理由の例文・テンプレ
SESの志望動機・志望理由の例文・テンプレをまとめました。各例文・テンプレごとにポイントを解説しています。あくまで例文ですので、そのまま真似することは避けましょう。例文とポイントを参考に、自分らしい内容を意識してまとめることが大切です。
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・エンジニア未経験・新卒向け
・SES経験がある人向け
・SIerからSESへ転職する人向け
エンジニア未経験・新卒向け
SES企業ではさまざまなプロジェクトを渡り歩きながらキャリアアップできる点に惹かれました。その中でも、貴社は未経験者が積極的にチャレンジできる環境であるとお聞きしました。
エンジニア未経験ですが、現在Progateを通じてJavaの基礎文法やオブジェクト指向の概念を学習しています。現在は基本情報技術者試験合格に向けて取り組んだり、SNSで学習したことを発信したりしています。入社後いち早く戦力になるために、経験のない仕事も積極的に担当していきたいと思っております。
ポイント:
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・資格獲得や独学で勉強していることを示し、積極性や学習意欲をアピールする
・「就職しやすいからSESを選んだ」と思われないように、SES企業で働く熱意をアピールする
SES経験がある人向け
私はSES企業にて、これまで3つのプロジェクトに配属されました。業務システムを1人で完成させ、業務効率化に貢献したことから、クライアントから表彰された経験もございます。幅広いスキルを身につけられるSES企業に魅力を感じております。今後はより上流工程の仕事に従事し、最終的にはプロジェクトマネージャーになりたいと思っています。貴社はSES企業の中でも上流工程に携われる機会が多いと伺い、小規模なプロジェクトのリーダー経験を積みたいと思ったため志望いたしました。
ポイント:
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・これまで培ったSES経験を示し、即戦力で働けることをアピールする
・SES企業の中でなぜその会社を選んだのかを説明する
SIerからSESへ転職する人向け
私は現在Sler業界で、Javaでの業務システム開発および運用・保守を担当しております。貴社のクライアントはJava開発企業が多いとお聞きしましたので、スキルを活かせると感じています。また、CCNAやLinuCなどの資格を通じて、サーバー・ネットワークのスキルも身につけております。SES業界はクライアント先に常駐し、会社ごとの風土や働き方に触れながら、独自の技術を学べることに大変魅力を感じています。貴社で培った幅広いスキルを活かせるフルスタックエンジニアを目指したいと考えています。
ポイント:
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・「なぜSES業界が良いのか」について自分の考えを示す
・SIer業界で培ったスキル・経験はSES業界でも活用できることをアピールする
SESへの転職で志望動機を作成する際のポイント
志望動機を作成する際のポイントを解説します。これらのポイントを意識することで、志望動機の説得力がアップして選考通過率を高められます。
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・「なぜSESなのか」を具体的にまとめる
・企業への志望理由を明確にする
・経験・スキルをアピールし差別化を図る
・入社後にやりたいことやキャリアプランを伝える
「なぜSESなのか」を具体的にまとめる
「なぜSESなのか」を示すことで説得力のある志望動機になります。さまざまな環境で働ける、幅広いスキルを身につけられるといった点がSES企業のメリットなので、具体的なエピソードを交えてそれらのメリットに惹かれる理由をまとめましょう。
記載例
幅広いプロジェクトに携わることで、エンジニアとしていち早く成長できると考えました。将来はプロジェクトマネージャーを目指しています。幅広いプロジェクトに携わってきた経験を通じて、どのような形態の開発にも柔軟に対応できるようになりたいと思っております
企業への志望理由を明確にする
SES企業の中でも「なぜこの会社なのか」を明確にすることで、「他の会社でも良いのでは?」という疑問を持たれることを防ぎます。
記載例
SES企業の中でも大規模プロジェクトに参画する機会が多いと知り、大人数をまとめ上げるためのマネジメント手法やスケジューリングを学べると考え、貴社を志望しました
経験・スキルをアピールし差別化を図る
現職での開発経験や業務経験を具体的な数字を使ってアピールすると説得力が高まります。「1人」「3ヶ月」といった具体的な数字を加えると、採用担当者にも伝わりやすい内容になります。
記載例
現職ではECサイトの開発・運用を1人で3ヶ月間担当しております。開発・運用を通じてPHPでのプログラミングスキルやデータベース設計など、幅広いプロジェクトで通用するスキルを身につけました
入社後にやりたいことやキャリアプランを伝える
入社してからどのような業務を担当し、どのような経験を積んで、次はどのような仕事を担当したいか、といったキャリアプランを伝えることで、将来まで見据えた転職活動をしていると評価されます。次の例のようにキャリアの段階ごとに具体的に記載することが大切です。
記載例
まずプログラマーとして業務システム開発の基礎スキルを身につけ、3年目以降はシステムエンジニアとして要件定義・設計に携われるようになりたいと思っております。10年目までにはプロジェクトマネージャーに昇格することが目標です
SESの志望理由で採用担当者が見る3つのポイント
SESの志望理由で採用担当者が見る3つのポイントを紹介します。この3つのポイントを知ることで、「採用担当者はどのような点を重視して選考を行っているか」を理解でき、客観的に優れた志望動機を作成できます。
活躍する姿をイメージできるか
志望理由からその人の考え方や仕事との向き合い方を想像し、活躍できる姿をイメージできる人を優先的に採用する場合が多いです。活躍する姿をイメージしてもらうには、具体的なエピソードを交えることが重要です。
たとえば、前職が営業職であっても「クライアントの課題を徹底的に分析し、課題にフォーカスして営業するように心がけた」といったエピソードを加えれば、「運用保守の仕事でもシステムの悪い部分を分析して解決してくれそう」などと想像させることができます。
学習意欲やモチベーションは高いか
エンジニア職は入社後も学習を行い、業務で必要なスキルをその都度身につけることを求められるため、学習意欲やモチベーションも重視されます。特にSESの場合、配属先によって必要なスキルが異なるので、学習意欲の高さが求められます。
具体的には、「入社後にプログラミングを勉強したいです」ではなく「“すでに”ProgateでJavaを勉強中です」といった方が、学習意欲をアピールできます。
これまでの具体的な経験を交えて記載できているか
実力が明確に分かっている人の方が安心して採用できるため、採用担当者はこれまでの経験に関する内容をよく見ています。
「アルゴリズムの改善を行いサイトの表示速度改善を図ったところ、来訪ユーザー数が1.5倍に、更に売上も10%増えました」というように、数字を使って経験をアピールしている人は、実力が分かりやすいです。
SESの志望動機・志望理由でよくある質問
SESの志望動機・志望理由でよくある質問をまとめました。SESの志望動機に関する疑問点を解決することで、自信を持って履歴書・職務経歴書を作成できます。また、志望動機に関する勘違いを正すことで、マイナス印象を持たれてしまうことを避けられます。
関連記事:SESの客先常駐はどんな仕事?メリット・デメリットやSIerとの違い
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Q1. SESの志望動機でアピールできる資格はありますか?
Q2. SESの志望動機で書いてはいけないことはありますか?
Q3. SES企業は未経験からでも転職できますか?
Q4. 志望動機でアピールできる資格や経験がない場合はどうしたら良いですか?
Q1. SESの志望動機でアピールできる資格はありますか?
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などはプログラミングやインフラなどの幅広いスキルを身につけることができ、どのポジションに就く場合でも役立ちます。単に「基本情報技術者試験を持っています」とアピールするのではなく「基本情報技術者試験を通じてプログラミングやインフラの基礎を学び、基礎知識を元にPythonを使ってスクレイピングを行うツールを作成しました。現在は応用情報技術者試験合格を目指しています」と学習意欲に絡めてアピールすることが大切です。
Q2. SESの志望動機で書いてはいけないことはありますか?
採用担当者に悪い印象を与えてしまうネガティブな内容は避けましょう。「現職の上司と相性が悪いので転職したい」「給料が安いので転職したい」といった内容では自己アピールにならない上に、「何かあったら会社のせいにする人なのでは?」「入社後給料が上がらなかったら転職してしまうのでは?」と悪い印象を持たれてしまいます。
Q3. SES企業は未経験からでも転職できますか?
未経験でも転職できるかどうかは企業によります。求人票に「未経験歓迎」と書かれていても、未経験をどの程度採用しているかは分からないので注意が必要です。未経験から転職を目指すなら、レバテックキャリアなどの転職エージェントの活用がおすすめです。研修が充実しているなど、未経験でも転職しやすい求人に絞って紹介を受けることも可能です。
Q4. 志望動機でアピールできる資格や経験がない場合はどうしたら良いですか?
今からでもアピールできる資格や経験を作りましょう。基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門と呼ばれており、応用情報技術者試験などの他の資格と比べると難易度は低いといわれています。また、現職が営業職や企画職であってもアピールできるものは多くあります。たとえば、営業職で培ったコミュニケーション能力や企画職で培ったプレゼンテーション能力は、エンジニア職でも役立ちます。
まとめ
SESの志望動機を作成する際は「なぜSESなのか」「なぜその企業なのか」を明確に記載することが大切です。加えて、経験・スキルをアピールしたり、入社後にやりたいことやキャリアプランを伝えたりすることで他の求職者との差別化を図りましょう。
SESの志望動機の書き方や面接での受け答えに自信がない方はレバテックキャリアの活用がおすすめです。面接練習や履歴書添削などのサポートを受けることで、選考通過率を高められます。志望動機の書き方についても、もちろんアドバイスが可能です。
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