QAエンジニアの概要やテストエンジニアとの違い、求められるスキル、キャリアパス、将来性を解説QAエンジニアとは?仕事内容や将来性を解説

最終更新日:2020年12月7日

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QAエンジニア(quality assurance engineer)とは、ソフトウェアの品質保障を目的とした品質計画の立案や動作テスト、品質管理を行うエンジニアのことです。近年では、ソフトウェアの品質管理だけではなく、セキュリティ担保の観点からQAエンジニアの需要が高まってきています。この記事では、QAエンジニアの概要やテストエンジニアとの違い、求められるスキル、キャリアパス、将来性について解説します。

1. QAエンジニアとは

まず、QAエンジニアの概要について解説します。

概要

QAエンジニアは、品質計画の立案や動作仕様の確認、品質管理を行うエンジニアです。

プログラミングやテスト技法といったエンジニアスキルはもちろん必須ですが、ISOなどの品質管理基準に関する知識なども求められます。

テストエンジニアとQAエンジニアの違い

QAエンジニアは、システム開発において、「品質計画(テスト設計)」「動作テスト」「品質管理」「品質改善」「品質保証」工程を担当します。QAエンジニアが行う動作テストは、開発工程で実施される単体テストや結合テストとは違い、完成したソフトウェアに対して行います。完成品に対するテストとなりますので、ユーザー環境を構築して行う動作テストや耐久テスト、動作仕様テストといったものが主な試験内容となります。
 
一方のテストエンジニアは、プログラムが正常に動作するか、不具合がないかといった観点でテストを行います。そのため変数の戻り値やクラスの動作を確認する単体テストや、関数同士の連携や動作を確認する結合テストといった業務が主になります。このような点で、QAエンジニアとテストエンジニアは異なる職種といえます。

年収

2019年1月現在の「レバテックキャリア」の求人情報を見てみると、年収は300〜600万円程度と幅があります。未経験からスタートした場合は、250〜400万円程度となるでしょう。

2. QAエンジニアに必要なスキル

次に、QAエンジニアに求められるスキルを解説します。

QAエンジニアは、「品質保証」という責任がある職種のため、一般的には未経験からなるものではなく、プログラマーなどを経験した後に、キャリアアップ先のひとつとして選択されることが多い職種です。

プログラミングスキル

ソフトウェアに実装されている各機能の品質保障を行う上で、機能仕様や設計内容に関してレビューや評価を行うのもQAエンジニアの仕事です。そのため、単体テストや結合テストの結果と照らし合わせ、ソフトウェアの評価を行います。開発資料を読み解くためには、開発に使用された言語を扱えるだけの言語スキルが必要です。また、QAエンジニアは膨大なデータを扱うテストを行うため、何かしらの言語を利用しテスト自動化ツールを作成することもあります。

テスト技法の知識

QAエンジニアは、テスト技法に基づいたテスト計画の立案と実行、品質管理を行います。テスト計画を建てるには、開発内容に応じてどのようなテストを行うべきか判断しなければなりません。つまり、さまざまなテスト技法の知識が必要となります。

テスト技法には、境界値分析や状態遷移テスト、ストレステストなどさまざまな種類があります。ただし、すべてのケースや組合せをテストすることはリソース的に難しいことが多く、リソース内で実行できる設計が求められます。

ソフトウェア開発の知識

QAテストエンジニアには、ソフトウェア開発の知識も求められます。

動作テストから得られた結果をもとに、不具合の再発防止策の提案を行うこともあります。そのためには、開発プロセスの問題点、改善ポイント、工程の見直しを開発全体にフィードバックする必要があります。QAエンジニアはプログラマーやシステムエンジニアの経験者であることが多いので、ソフトウェア開発の知識はすでに身に付いている場合が多いでしょう。

品質マネジメントの知識

ソフトウェアの品質管理や品質保証を行う上で、品質マネジメントの知識が必要です。QAエンジニアの仕事は品質保証に直結しているため、各工程での管理・保証の質を向上させるためのマネジメントが求められます。また、開発内容によっては、ISOなどの品質保証の取得が必須となっていることもあります。これらの制度に関する知識も習得しておく必要があるでしょう。

3. QAエンジニアに役立つ資格

ここでは、QAエンジニアに役立つ資格について解説します。

資格制度を活用することで、QAエンジニアに求められる知識やスキルを身につけることができます。

各資格詳細とともに、当資格関連の求人情報も掲載していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQ(Japan Software Testing Qualifications Board)が運営している資格認定制度です。Foundation Level、Advanced Level、Expert Levelの3つのレベルが用意されており、レビュー評価からソフトウェアテストに関する知識が問われる試験です。国際ソフトウェアテスト資格認定委員会であるISTQBと連携した試験であるため、海外でも通用する資格となっています。

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ソフトウェア品質技術者資格認定

一般財団法人日本科学技術連盟が運営している資格認定制度です。初級と中級の2つのレベルが用意されており、品質技術の習得とソフトウェアの品質向上ために必要な知識が問われる内容となっています。主な出題範囲として、ソフトウェア品質の基礎知識、テスト技法、レビュー技法があげられます。

>ソフトウェア品質技術者の関連求人を探す

QC検定

日本規格協会(JSA)が運営している資格認定制度です。4級/3級/2級/準1級/1級の5つのレベルが用意されており、品質管理の実践と品質管理の手法についての知識が求められます。品質管理プロジェクトのリーダーやQAエンジニアとしてのスペシャリストは1級の取得を目標とすると良いでしょう。

4. QAエンジニアのキャリアパスと将来性

最後に、QAエンジニアのキャリアパスと将来性について解説します。

QAエンジニアのキャリアパス

QAエンジニアにはキャリアパスは、以下の選択肢があります。

・QAコンサルタント

品質リスクをヒアリングし品質戦略を提案する職種

・QAマネージャー

テスト要求からテスト実施までの管理を行う職種

・シニアQAエンジニア

深い知識と高い技術力を持つQAエンジニアのスペシャリスト職

・テストアナリスト

不具合分析や分析結果のフィードバック行う職種
 
多くの場合、明確に仕事内容は分かれていません。上記内容を兼任することもよくあります。また、アプリケーションエンジニアなど他のエンジニア職へのジョブチェンジも可能です。

QAエンジニアの将来性

品質担保はどのような製品でも必ず実施されるものです。よって、QAエンジニアの仕事がなくなることは現時点ではないと言えます。近年では、AIやIoTといった先端技術での開発が増えてきていますので、これらの技術に強いQAエンジニアはますます需要が高まると考えられます。

5. QAエンジニアの求人例をチェック

最後に、QAエンジニアの求人例を紹介します。

【業界】

IT・通信
◆サービス

【業務内容】
■テスト業務
入社後は、自社サービスの品質を保障するためのテスト業務全般をお任せします。
具体的な業務内容は、テスト計画の立案、テストの設計・実行・自動化になります。

■品質改善提案
開発部門に向けて品質改善の提案をしたり、品質保証に関わるさまざまな基準も策定していただきます。


【求められるスキル・経験】
・テストの設計、実行経験
・テストチームのマネジメント経験
・テスト自動化スキル
・コミュニケーション力
・論理的思考力


【想定年収】
400~650万円

【福利厚生】
健康保険/厚生年金/雇用保険/労災保険/通勤手当/残業手当//慶弔休暇/夏季休暇/有給休暇

【勤務地】
東京都

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6. まとめ

この記事では、QAエンジニアの概要やテストエンジニアとの違い、求められるスキル、キャリアパス、将来性について解説しました。QAエンジニアはソフトウェア開発において、品質担保と品質向上の役割を担う重要なエンジニアであり、品質の良いサービスを作り出すために必要不可欠な存在です。需要も続くと考えられますので、将来性がある職種と言えるでしょう。資格制度やスクールなど学習環境も整ってきていますので、興味がある人はぜひ活用してみてください。

7. QAエンジニアに関するQ&Aはこちら

Q1. QAエンジニアとはどんな職種ですか?

QAエンジニアは、品質計画の立案や動作仕様の確認、品質管理を行うエンジニアです。

Q2. QAエンジニアに求められるスキルについて教えて下さい。

エンジニアスキルはもちろん必須ですが、ISOなどの品質管理基準に関する知識なども求められます。

Q3. QAエンジニアに役立つ資格はありますか?

JSTQB認定テスト技術者資格やソフトウェア品質技術者資格認定、QC検定などが挙げられます。

Q4. QAエンジニアの将来性について教えて下さい。

品質担保はどのような製品でも必ず実施されため、需要はなくならないと考えられます。近年では、AIやIoTといった先端技術での開発が増えてきているので、これらの技術に強いQAエンジニアはますます需要が高まるでしょう。

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