Webデザイナーの資格を取得するメリット&資格の難易度別一覧

最終更新日:2024年3月8日

WebデザイナーはWebサイトの構成からコーディングを組むまでの一連の業務を担当します。そのため、デザイン能力や画像制作・編集能力、コーディング能力などの技術力が求められる職種です。

これらの能力を証明する有名な資格にはいくつかあり、試験によって重きを置いている部分も異なります。

そこで今回は難易度別にWebデザイナーのスキルや知識を証明するための資格をご紹介します。これからWebデザイナーを目指す方、未経験からWebデザイナーへの就職を希望し、スキルの証明として資格取得を考えている方はぜひ参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • Webデザイナーとして活躍するためにおすすめの資格と、その資格の概要、受験費用や難易度まで解説
  • Webデザイナーは必ずしも資格が必要な職業ではなく、業界の知識と理解、自分の持つスキルを正しく証明することが大切
  • Webデザイナーを目指す前に、Webデザインに必要な能力や持つべき能力、向いている性格タイプなどを知る

Webデザイナーの資格を取得するメリット

webデザイナーが資格取得するメリット

Webデザイナーには必須資格がなく、資格がなくてもWebデザイナーにはなれます。実際に活躍するWebデザイナーも資格を持っていない場合も珍しくありませんが、未経験からWebデザイナーを目指すケースにおいて資格取得は大きなメリットがあります。

資格を取得する利点を3つに分けたので、一つずつチェックしていきましょう。

どのレベルの知識やスキルがあるかを証明できる

Webデザイナーの資格にはさまざまな種類があり、難易度や範囲も各資格で異なります。資格を取得すると


  • ・基礎知識をある程度身につけているのか

    ・特定の分野に対して深い知識があるのか

    ・企業の求める範囲の業務が可能なのか


といったどのレベルの知識やスキルがあるかを証明できます。
スキルの証明は転職や就職の際に活用でき、採用する側も必要としたスキル・知識のある人だとある程度安心して採用できます。

体系的な知識を身につけられる

Webデザイナーの資格は国家資格から民間資格までありますが、Webデザインの業界団体が主宰することが多いです。資格のカリキュラムは最新の情報や業界事情をもとにしており、情報は定期的に更新されます。独学だと部分的な知識や偏った情報で学習するリスクもありますが、信頼できる団体主宰の資格だと体系的な知識を身につけられるでしょう。

カリキュラムに沿って資格の学習をすることで、ばらつきのある知識を統合できたり整理できたりします。実践的な内容を学ぶ資格もあるため、未経験の方にとっても有意義な学習ができるのもメリットの一つです。

独学で勉強する場合に目標のひとつとなる

独学で勉強すると「どこまで学べばいいのか」「このやり方でいいのか」と疑ってしまいがちです。資格は取得するという目標ができるため、達成感も得ることができる手段。闇雲に学ぶよりも学習の区切りがついて自分がどこまでのスキルを習得しているかがわかりやすいでしょう。

ただし、資格を取得すればそれだけですべてが理解できるわけではありません。Webデザイナーの学習の一歩、一つの基準として資格を活用してみましょう。

Webデザイナーへの転職に資格は必要?

Webデザイナーになるには必須の資格はありません。しかしWebデザインが未経験の人にとって、Webデザインに関係する資格を取得してアピールできれば、転職活動が有利になることもあります。
ポートフォリオなどで制作物を提示しスキル証明もできますが、資格は客観的な評価であり自身の強みです。

また、専門的な知識やアプリケーションの操作が求められるWebデザイナーにとって、資格の取得を通じて体系的に学習することは、実務に必要なスキルを身につける方法の一つとして効果的です。

Webデザイナーの資格一覧【難易度別】                            

難易度 資格名 概要 受検資格 受験料
ウェブデザイン
技能検定
国家検定制度である技能検定制度の一つ。Webデザインに関する知識・技能、実務能力が問われる。 1級~3級まで段階が分かれている。 【1級】 2級合格後、2年以上の実務経験がある者 など
【2級】 3級合格者 など
【3級】 特になし、Webデザイン業務に従事する者またはしようとしている者
級数、年齢によって異なる

学科:6,000~8,000円
実技:3,000~25,000円
Webクリエイター
能力認定試験
Webサイト制作に関するコーディング・デザイン能力が問われる検定。Web標準に完全準拠したスキルの測定を目的としている。 エキスパート、スタンダードに分かれている。 学歴、年齢ともに制限なし エキスパート:7,500円 スタンダード:5,900円
Photoshop®クリエイター
能力試験
コンテンツ制作に関するスキルを認定する。「Photoshop®」の活用能力が問われる。 エキスパート、スタンダードに分かれている。 学歴、年齢ともに制限なし エキスパート:8,600円
スタンダード:7,600円
Illustrator®クリエイター
能力認定試験
DTPファイルやWebデザインパーツの作成、指示通りの作品を作り上げるスキルを認定する。「Illustrator®」の活用能力が問われる。 エキスパート、スタンダードに分かれている。 学歴、年齢ともに制限なし エキスパート:8,600円
スタンダード:7,600円
HTML5プロフェッショナル
認定資格
HTML5・CSS3・Javascriptなどの知識、技術が問われる資格。WebデザインだけでなくWeb技術全般の知識が身につく。 レベル1、2の2階級に分かれている。 学年、年齢ともに制限なし
ただし同一科目を再受験の場合は受験日から5日目以降で可能
16,500円
Webデザイナー検定 Web制作にまつわるコンセプトから運用まで、幅広い知識の習得を評価する検定。 エキスパート、ベーシックに分かれている。 学年、年齢ともに制限なし エキスパート:6,700円
ベーシック:5,600円
マルチメディア検定 コンテンツ制作関連知識、マルチメディアやICTの知識が問われる資格。学生からビジネスパーソンまで幅広い受験生がいる。 エキスパート、ベーシックに分かれている。 学年、年齢ともに制限なし エキスパート:6,700円
ベーシック:5,600円
ITパスポート IT全般に関する基礎知識が問われる資格。12の段階に分かれており、レベル1はWebデザイナーだけでなくすべてのITエンジニアの登竜門として扱われている。 学歴、年齢ともに制限なし 7,500円
アドビ認定プロフェッショナル Adobe Creative Cloudに対応する資格試験。試験科目はアプリケーションごとに独立しており、アドビ製品の知識や習得度が問われる。 学歴、年齢ともに制限なし 一般価格:10,780円
学割価格:8,580円

初心者が目指しやすい資格

これから紹介する資格は、Webデザイナーの仕事が未経験の人や、これからWebデザイナーに転職したい人が、基礎知識を身につけるためにおすすめの資格です。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定はNPO法人インターネットスキル認定普及協会が実施している検定です。取得すると「ウェブデザイン技能士」を名乗ることができます。試験は学科と実技から構成されており、難易度は1級から3級まで設定されています。

学科試験はWebデザイナーに必要な知識全般が求められる内容です。実技試験は実際にパソコンを操作してHTMLを編集して解答する形式です。

国家検定ということで企業への認知度も高く、3級は実務経験がなくても受験が可能なため、これからWebデザイナーに転職しようと考えている方にもおすすめです。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験はサーティファイが実施している、Webサイト制作のデザイン能力およびコーディング能力を測る試験です。HTML4.01、XHTML1.0、HTML5に対応した試験が実施されており、HTML4.01は初級と上級、XHTML1.0とHTML5はスタンダードとエキスパートに分かれています。

すべての試験で実技試験が必須になっており、XHTML1.0とHTML5のエキスパートのみ学科試験も行われます。実技を重視した試験であり、実際の業務に近い問題が出題されるため、試験対策で身につけた技術を実務で活かしやすい点が特徴です。

Photoshop®クリエイター能力試験

Photoshop®クリエイター能力試験はサーティファイが実施しているAdobe社が提供しているグラフィックソフトPhotoshop®の操作スキルを評価する資格です。試験は、指示された通りに作業できるスキルを測るスタンダード試験と、より創造性の高いコンテンツ制作ができるスキルを測るエキスパート試験の2種類が実施されています。
また、エキスパート試験にはPhotoshop®や画像処理に関する知識が問われる多肢選択式の知識問題が含まれます。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験、こちらもサーティファイが実施しているAdobe社が提供しているグラフィックソフトIllustrator®の操作スキルを評価する資格です。対象となるソフトがIllustrator®となること以外は、Photoshop®クリエイター能力試験と同様の試験内容です。

実践的なスキルが求められる資格

こちらで紹介する資格は、Webデザイナーとしてより実践的なスキルが求められます。難易度の低い資格を取得したあと、さらにステップアップしたい人におすすめの資格です。

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格はLPI-Japanが実施している最新のマークアップ(HTML5・CSS3・Javascriptなど)の知識と技術が問われる試験です。現在はレベル1とレベル2の難易度の試験が実施されています。どちらも実技や面接はなく、コンピュータベーストテスト(CBT)です。選択方式が多くを占めますが、キーボードによる入力問題も出題されます。

レベル1はHTMLやCSSが中心の出題であり、レベル2はJavaScriptに関する出題が加わります。また試験合格後に「有意性の期限(再認定ポリシー)」が設定されます。レベル1の合格者は、合格から5年以内に再度レベル1試験かレベル2試験の合格が必要です。レベル2の合格者は試験合格から5年以内に再度レベル2試験の合格が必要です。

Webデザイナー検定

Webデザイナー検定はCG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)が実施している検定です。
Webサイトのデザインにおけるコンセプト作成から実制作、テストや評価、さらに運用まで幅広い知識が求められます。試験はWebサイト制作に関する基礎的な理解を測るベーシック試験と、Webサイト制作に関する応用的な能力を測るエキスパート試験の2種類が実施されています。どちらもマークシート形式の出題です。

マルチメディア検定

マルチメディア検定もCG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)が実施している検定です。日常生活や社会におけるデジタルコンテンツや情報技術の知識が求められる検定です。

試験はマルチメディアやインターネットのコミュニケーション技術に関する基礎的な理解を測るベーシック試験と、ネットワーク技術やプレゼンテーション技術に関する専門的な理解が求められるエキスパート試験の2種類が実施されています。どちらもマークシート形式の出題です。

ITパスポート

ITパスポートは国家試験である情報処理技術者試験の1区分になります。Webデザインを専門とする試験ではありませんが、IT全般の基礎知識が出題されるため、Webデザイナーに限らず、IT関係の仕事をしている人は取得しておきたい試験です。

より高いレベルに挑戦するなら

最後に難易度の高い資格を1つ紹介します。ここまでで紹介した資格を取得した人や、より高いスキルを身につけたい人はチャレンジすると良いでしょう。

アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナルとは、Adobe社が提供するAdobeソフトウェア製品に関する知識、スキルを証明する国際認定資格です。試験はAdobe株式会社公認であり、デザインスキルや動画編集スキルなどを客観的に証明できるでしょう。
Webデザイナーの業務には、ほとんどの場合でAdobe製品が使用されます。公式サイトでは「エントリーレベルの認定資格」として紹介されていますが、未経験からWebデザイナーを目指す方にとってはAdobe製品をビジネスレベルまで実際に使いこなす必要があるため、難易度は高めです。その分試験を受けるとスキルの証明になるため、転職や就職の際に自分にとっての強みになります。

Webデザイナーへの転職活動でアピールできるその他の資格

Webデザインに直結する資格を主に紹介しましたが、デザインに関連する知識・プログラミングスキル・Web解析スキルを身につけることでWebデザイナーとしての市場価値をあげることができます。
未経験で転職活動を始める場合にも持っておきたいその他資格をまとめました。一つずつ見ていきましょう。

色彩検定

色彩検定は文部科学省後援の公的資格です。Webデザイナーでは感覚だけに頼らない色の持つ印象などの知識、視覚的効果といった理論が大切な要素になるため、色彩検定で色の知識を習得するのがおすすめです。

試験は1級・2級・3級・UC級に分かれており、基礎的な部分が問われる1級は未経験者にとってもハードルは低めといえます。3級は高度な知識と応用力が問われ、資格のなかでも難易度は高く設定されています。

カラーコーディネーター検定試験

カラーコーディネーター検定試験とは、主にビジネスシーンで役立てる実践的な色彩に関する知識が問われる検定試験です。内容は色の持つ性質や特性、色彩の知識となっており、色の持つ効果を活かしたいWebデザイナーは活用できる場面が多いでしょう。

同資格を取得すると、より説得力のあるデザイン提案ができるのもメリットのひとつです。仕事に役立てたい、実践的な色彩の知識を学びたい方向けの検定試験です。

PHP技術者認定試験

PHPとはWeb制作に特化したプログラミング言語です。Webデザイナーが言語を扱う機会は少ないとされていましたが、制作物の最適化や修正、ニーズ変化にともなう調整が必要となった場合、デザイン分野以外に携われるWebデザイナーは重宝されます。

PHP技術者認定試験はPHPへのスキルと知識を証明するもので、WordPressなどを構成する言語に強いWebデザイナーという差別化が測れるでしょう。
試験は初級・上級・認定ウィザードの3段階あり、初級であればITエンジニア経験年数1〜2年目程度の知識が問われます。

ウェブ解析士

ウェブ解析士もデザインに関連した資格ではありませんが、ウェブ管理の仕組みやサイト構築に対する知識が深まる資格です。ウェブ解析士は表面的な知識だけでなく、Webマーケティングの知識も身につきます。
なぜこのデザインにしたのかを説明するシーンはWebデザイナーに多く訪れますが、ウェブ解析知識まで精通しているとより理論的に説明できるというメリットがあります。転職の際も自身の経験を客観的に証明できるため、周りと差をつける強みにもなるでしょう。

資格だけでなくWebデザイナーに求められる基本スキルも磨こう

Webデザイナーに求められるスキルは資格の取得だけでは身につけられません。資格の学習では身につけられない知識や、チームで仕事をする上で必要な基本スキルを磨くことも必要です。具体的にはどのようなスキルが必要なのか、これから紹介します。

コミュニケーション能力

Webサイトはクライアントとの話し合いを重ねて要望をくみ取って制作します。そのためクライアントとのスムーズに意思疎通できるコミュニケーション能力が必要不可欠です。
また、規模の大きなWebサイトは、社内の別のデザイナーやエンジニアと協力して制作することもあります。クライアントのためにより良いWebサイトを制作するために、ほかのクリエイターとのコミュニケーションも重要です。

提案力

Webデザイナーはプロフェッショナルとして、クライアントの要望に応えるだけでなく、さらに一歩踏み込んだ提案ができる力が必要です。クライアントのニーズを満たすWebサイトはどのようなものか徹底的に考えて提案し、納得してもらえるスキルが求められます。

デザインの知識

デザインの知識はWebデザイナーにとって中核のスキルです。レイアウトや配色、色彩などの知識は魅力的なWebサイトを制作するためには必要不可欠です。またWebデザインには流行があるため、最新のトレンドをキャッチアップする習慣を身につけておくと良いでしょう。

各種グラフィックツールを扱うスキル

Webデザインに業務に必要なグラフィックツールのスキルも必須です。Adobe社のPhotoshop®とIllustrator®の2つのグラフィックソフトはWebデザイナーにとって必須のツールです。

ほかにもプロトタイピングを行うためのツールであるXDや印刷物のデザインに使われるInDesignといったツールも使いこなせると、対応できる業務を増やせます。

コーティングやプログラミングのスキル

Webサイトのデザインができたら、次はHTMLやCSSを記述するコーディングを行います。コーディングを専門に行うコーダーやマークアップエンジニアという職種もありますが、Webデザイナーがコーディングを行う会社も多いため、HTMLとCSSの最低限の知識はWebデザイナーにとっても必要です。

またブラウザ上で動作するアニメーションは、JavaScriptというプログラミング言語で実装されています。デザインにアニメーションを取り入れたい場合に、Webデザイナーがプログラミングのスキルを持っていれば、プログラマーとスムーズにコミュニケーションができます。

Webデザイナーの資格を取得するための勉強方法

Webデザインというと専門知識が必要で、スクールや専門学校を卒業していないとプロにはなれないというイメージを持つ方も多いです。
そこで、未経験からでも目指せるWebデザイナーの資格取得のための勉強方法をご紹介します。

本や学習サイトを利用して独学で勉強

独学でもWebデザイナーの資格取得は可能です。先ほどご紹介した資格の中でも、初級から始めると次第に中級、高難易度の資格取得も視野に入れることができます。

独学の場合は本や学習サイトを利用してみましょう。初心者向けのWebデザイン業務に関連する指南本や、オンラインで学習できるサイトも豊富に見つかります。
ただし、書籍で勉強する場合は情報元は信頼できるか、情報が古くないかを必ずチェックしましょう。常に最新の情報で学ぶことが大切です。

プログラミングスクールなどを利用して体系的に学ぶ

より専門的な知識を得たい方は、プログラミングスクールなどの利用がおすすめです。スクールはオンラインで開校されていることもあり、今仕事をしている方でも隙間時間で受講できます。
スクールで学ぶメリットには、自分の偏った知識だけでなく専門知識のある講師が組んだカリキュラムで学べる点が挙げられます。体系的に学習できるため、すばやくWebデザインの知識を身につけたい方にとってはメリットが大きいでしょう。

無資格・未経験からWebデザイナーになるには

資格があり業界経験があれば確実にWebデザイナーとして働く際も役立ちます。しかし、未経験で資格も持っていない方でも、Webデザイナーとして働くことはできるのでしょうか。
資格なし・未経験でWebデザイナーになる方法を3つご紹介します。

独学で知識やスキルを身につける

資格がなくても勉強して知識とスキルを身につけていれば、Webデザイナーにはなれます。Webデザイナーは資格が必要ない業種であり、企業に所属したあとで資格取得をしても構わないからです。
とはいえ、独学で勉強するには自身のモチベーションを保ち続けなくてはならず、未経験だと学習する範囲の偏りも懸念すべきポイントです。また、就職の際は「資格はないけれど知識、スキルはある」ことを面接でしっかり伝えなければなりません。

自身でデザインしたWebサイトのポートフォリオ作成

資格は客観的なスキルの証明になりますが、実際に自分が制作したものを見せてもスキル証明になります。自分でWebサイトを作成し、ポートフォリオとしてまとめておくとよいでしょう。
ポートフォリオは無目的に作成するのではなく、


  • ・採用して欲しい企業の求めるWebサイトであるかどうか

    ・どんなツールを使用し、どのくらい作成期間がかかったか

    ・どんな点にこだわったか


なども考慮するとベストです。

未経験歓迎の求人に応募して実績や経験を積む

Webデザイナー求人の中には未経験歓迎とする企業もあります。WebデザイナーでなくてもWeb制作会社などに入社し実績、経験を積むと自分の強みにできるでしょう。

Web業界では同業界からのキャリアチェンジをした方や、営業など異業種からの転職までさまざまな経歴を持つ方がいます。その中で業界的に重要視されるのが、これまでの経験です。

資格取得ももちろん強みにはできますが、それだけにこだわるのではなく今のキャリアでもできることやWeb制作に関わる仕事に就き経験を積むのも、ひとつの手段です。

Webデザイナーに向いている人

どの職業にもいえますが、Webデザイナーにも向き・不向きがあります。現在Webデザイナーを目指している方向けに、向いている性格、タイプを紹介します。

情報収集が得意

Web業界はインターネットの発達とともに年々人気と需要が高まりつつあります。Webデザイナーを目指す方も増えている中で、他Webデザイナーとは違う自分だけの強みを見つける必要があります。

Webデザイナーとして情報収集は必要不可欠で、常に新しい情報を見つける力のある人材は、企業からも求められるでしょう。業界に興味関心があり、常に情報のアップデートができる方はWebデザイナーにも向いています。

最新のデザインや技術を積極的に学ぶ姿勢

Webデザイナーとして就職してからも、最新のデザインやトレンド、新しい技術をキャッチアップするのは大切です。いつでも学ぶ姿勢があり、現状の自分に満足しない方こそWebデザイナーに向いているといえるでしょう。

チームで協力して仕事を進められる

Webデザインの作業自体は個人で行いますが、WebサイトやWebページ制作は基本的にチームで進めていきます。プロジェクトそれぞれで担当分野も変わってくるため、Webデザイナーの仕事には「チームワーク」が大切です。

先ほどもご紹介したように、コミュニケーション能力がありチームで協力し仕事を進めることが得意な方はWebデザイナーにも向いています。クライアントや営業チームとやり取りする場面もあるため、人との関わり合いが好きな方もWebデザイナー向きといえるでしょう。

Webデザイナーの資格に関するQ&A

Webデザイナーの資格に関する本記事を、Q&A方式でまとめました。

Q1. Webデザイナーの国家資格は?

ウェブデザイン技能検定はWebデザイナーの国家資格です。この検定に合格すると、履歴書に「ウェブデザイン技能士」と記載できます。

Q2. Webデザイナーになるには何が必要?

Webデザイン業務で使用するツールを実際に使いこなし、習得する技術と知識が必要です。とはいえWebデザイナーは資格が必要となる業種ではないため、誰でも目指せます。

また、資格があると転職や就職で有利になることもありますが、資格取得だけにこだわらず業界を正しく理解し、仕事上で必要となるコミュニケーション能力を高めたりWeb制作経験などを積んだりするのも大切です。

Q3. Webデザイン関連の資格の取り方は?

資格を取るには


  • ・書籍やオンラインツールなどで独学で勉強する

    ・プログラミングスクールなどで学習する


といった勉強方法があります。現職でWeb制作に携わっている方は、現在のキャリアで経験を積み資格を取得する方法も考えられるでしょう。

Q4. Webデザイナーにおすすめの資格はどれ?

  • ・Webクリエイター能力認定試験

    ・Webデザイナー検定

    ・ITパスポート


などはWebデザイナー以外のWeb制作に携わる方にもおすすめです。
企業によって求められる分野は異なるため、より求められる能力を証明する資格を取得するとよいでしょう。

Q5. Webデザインの資格は難しいですか?

Webデザインの資格として主要なものにあげられるウェブデザイン技能検定の難易度でいうと、初級である3級は初心者向けの比較的ハードルの低い資格です。合格率は60~70%であり、難易度は低いといえるでしょう。

一方でグレードを上げた2級、1級は合格率は高くなく、難易度は高いです。Webデザイン未経験の場合は、まずは3級の基礎知識が問われるところから始めましょう。

まとめ

Webデザイナーは専門的な知識が求められる仕事であるため、関連する資格は多岐にわたります。
Webデザイナーに必要なのは、あくまでもWebサイト制作に必要なスキルです。資格の取得はそのための手段であることを理解しておきましょう。
もし資格を取得したいのであれば、何のために必要な資格であるのか、明確な目的を持つことが重要です。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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