Webディレクターとは?仕事内容や求められるスキルについて

最終更新日:2024年3月12日

Webディレクターとは進行管理や品質管理など、Webサイト制作の現場において指揮を執る職種です。

インターネットの登場以来、Webは広がり続けており、Webサイトは今や巨大なメディアとなっています。スマートフォン、タブレット端末が普及したことにより、Webサイトはさらに人々に身近な存在となっており、社会インフラの一種といっても過言ではありません。

増加を続けるWebサイトの構築において、Webディレクターは不可欠な存在であり、IT業界の中でも今後さらに需要が増加する職種として注目されています。Webディレクターに興味があるが、実際に目指すかどうか悩んでいるディレクター未経験者の方に向け、Webディレクターの仕事内容や将来性、キャリアパスなどについて解説します。

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この記事のまとめ

  • WebディレクターはWeb制作現場でマネジメントを行う職種
  • Webディレクターはマルチタスクでいろいろなことを行う
  • Webディレクターに求められるスキルは幅広い

Webディレクターとは

Webディレクターとは、Webサイトの企画立案・制作・運用を担う責任者です。Webサイトを直接的に制作する、Webエンジニア、Webデザイナー、Webライターなどのスケジュールや成果物を管理し、プロジェクトを進行していく役割を担います。

Webディレクターの仕事内容

Webディレクターの仕事内容は、Webサイトを作ることです。Webサイトの作成は、大きくは企画・提案と制作・公開に分けられます。Webディレクターはこのすべての工程に携わり、場合によっては他業務を兼任する場合もあります。また、制作以降の工程では、実作業に加えてサイト作成チームの管理も重要な業務となります。Webディレクターの仕事内容を大枠でご紹介していきます。

企画・提案

企画・提案は、制作するWebサイトの目的を定め、どのようなWebサイトにするのか具体的な計画を立て、クライアントに示すフェーズです。クライアントから具体的な目標が示されることもあれば、「自社のWebサイトへのアクセスが増えない」という課題ベースの要望を出される場合もあります。要望ベースのクライアントに向けては、「SEO対策を意識したコンテンツを充実させる」などの方針を固め、企画書としてクライアントに提案します。

プロジェクト管理・制作

提案した企画についてクライアントから承諾を得た後、制作のフェーズに入ります。制作段階ではWebディレクターが実業務を行うのではなく、デザイナーやエンジニア、ライターといった専門の担当者をアサインし、プロジェクトチームとして制作を進めていく方法が一般的です。Webディレクターはチームの作業進捗や成果の品質を管理する役割を果たします。

ただし、場合によってはデザイナーが不在であったり、ライターがいても編集者が不在であったりというケースも多いため、そのような場合にはWebディレクター自らが実務をこなすケースもあります。このため、Web制作に関する幅広い実務をこなせるWebディレクターが、現場で重宝されます。

企画に沿ったデザイン・内容のWebサイトが構築できたら、いよいよインターネット上に公開する段階に移ります。単にCMSにデータを投入すれば良いというだけではなく、公開する内容に誤りがないか、不適切な表現がないかなども注意が必要です。

WebディレクターはWebサイトの内容に対して責任を持つ立場でもあります。特に最近では、インターネット上の不適切なコンテンツが原因で炎上に発展するケースも多く、最悪の場合企業イメージの低下を招くおそれもあります。作成したWebサイトにおいてトラブルが発生しないよう、公開前に内容を精査することも仕事に含まれます。

運用

Webサービスの運用もWebディレクターの業務のうちの一つです。単に稼働していれば良いというわけではなく、定期的に情報を更新することや、トラブルが生じたら改善に当たる必要があります。Webディレクターだけですべてに対処することはできないので、必要に応じて各制作メンバーに作業を割り振ります。

何が必要か、そのために何をすべきかなどを考え、適切に役割分担をするのもWebディレクターの重要な業務ということです。

Webディレクターの平均年収

webディレクターの平均年収

レバテックキャリアにて登録されている転職・求人情報のうち、職種「Webディレクター」に該当するデータは157件ありました(2023年7月13日時点)。これらの案件の年収は、500~1,000万円程度の幅になっており、平均すると650万円程度が相場と言えます。

Webディレクターは所属する企業の業界により仕事内容が変わり、特にプロダクトマネージャーに近い分野の場合に高い年収となる傾向が見られました。

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、Webディレクターの就業者数は309,100人、平均年収は579.8万円、平均月収は26万円、平均年齢は42歳となっていました。

Webディレクターの求人例

◆IT・通信

【業務内容】
◆オウンドメディアのディレクター業務
新規事業から既存メディアの改善までを行うディレクター業務です。
エンジニア、デザイナー、マーケター、営業を繋ぐポジションとなります。
ツールを用いてメディアのアクセス分析を行い、サイトの改善も行います。

【求められるスキル・経験】
以下のいずれかに該当する方
・WebディレクターとしてUI/UX改善経験2年以上
・求人サイト/ECサイトなどの運用/改善経験
・Webサービス事業会社でのプロジェクトマネジメントの経験
・ITコンサル、SIerでの上流工程業務経験

【想定年収】
500~700万円

【勤務地】
東京都

Webディレクターの転職・求人情報>

未経験からWebディレクターになるには

未経験からWebディレクターになるには、いくつかのルートがあります。

Web関連の業務経験者は未経験でも期待できる

Web関連の業務経験者であれば、Webディレクター自体が未経験であってもWebディレクターになりやすいです。WebディレクターはWebプロジェクトについて把握していることが求められるため、別職種であってもWebの制作現場について知っていれば役割をこなせる可能性があるということです。

Web業界未経験の場合は別職種から目指すかリーダー経験を積む

Web業界未経験からWebディレクターを目指す場合、いきなりWebディレクターになるのは難しいです。なぜならWebディレクターはWebプロジェクトについて詳しい必要があるからです。そのため、まずはWeb業界の別職種から目指すことや、可能であればリーダー経験を積むと良いでしょう。

具体的には、Webライター、Webエンジニア、Webデザイナーなどの職種からWebディレクターになるケースが多いです。これらの職種はそれぞれの専門スキルを活かして働きますが、働いている中でWeb制作全体を把握できていけます。その結果、Webディレクターに必要なスキルが身に付いていきます。

関連記事:
Webディレクターへの転職を成功させる方法
未経験からWebディレクターになるには?転職のポイントを解説
例文あり!Webディレクターの志望動機の書き方のコツを徹底解説

Webディレクターの仕事で活かせる資格

Webディレクターの仕事に役立つ資格をご紹介します。資格を取得することで、自分のスキルアップに役立つと同時に客観的な評価にもつながります。

Webディレクション試験

Webディレクション試験(資格名:Webディレクター)は社団法人 全日本能率連盟登録資格 Web検定により実施されている資格試験です。プロジェクトを成功に導く「Webディレクション」のスキルが問われます。Web制作の工程管理はもちろん、要件を導き出すための現状分析、プロジェクト企画、サイト全体の情報構造設計、集客施策立案、実施まで、Webディレクターとして幅広く実践的な専門知識を問う内容となっています。

受験料 合格率 学習時間目安
11,000円(税込) 68.5%(2021年度までの累計) 30~50時間程度

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、マークアップスキルを測定する認定試験です。サーティファイによって運営されています。Web標準に完全準拠したスキルを測定するもので、Web制作に必須のHTML、CSSのコーディングに関するスキルを示すことができます。

受験料 合格率 学習時間目安
スタンダード:5,900円
エキスパート:7,500円
例年90%前後 スタンダード:24時間 エキスパート:38時間

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は国家検定制度である技能検定制度の一つです。厚生労働省より指定された特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会により実施されています。実技および学科試験により、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われる試験です。3級から1級までのレベルに分かれており、Web制作系のWebディレクターに必要なスキルを示すことができます。

受験料 合格率 学習時間目安
【1級】
学科:8,000円
実技:25,000円
【2級】
学科:7,000円
実技:16,000円
(25歳未満の在職者は7,000円))
【3級】
(25歳未満の在職者は3,000円)
1級:10~20%
2級:30~40%
3級:60~70%
1級:経験やスキルによって大幅に異なる
2級:20~50時間程度
3級:15~30時間程度

ウェブ解析士

ウェブ解析士は、Webマーケティングの基盤となるウェブ解析に関する知識を問う資格試験です。ウェブ解析士の資格を取得すると、ウェブ解析だけでなくウェブマーケティングのスキルも身に付きます。Webサイトを消費者ニーズに合わせて改良していくスキルが身に付くので、Webディレクターにとって役立ちます。

受験料 合格率 学習時間目安
17,600円(税込) 50%強(2023年度試験は90%以上) 未経験者:40~60時間程度
経験者:15~30時間程度

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、Googleアナリティクスのアクセスログ解析など、Webアナリストに必要な知識が身に付く資格試験です。メインターゲットはWebアナリストですが、Webディレクターにとっても役立つスキルが身に付きます。Webアナリスト検定の合格率は80%程度なので、難易度としては低めです。

受験料 合格率 学習時間目安
開催する協会加盟企業によって異なる
【デジタルハリウッドSTUDIO仙台】
講座+試験:22,400円
テキスト+試験:22,000円
試験:17,600円
【株式会社Too
】 講座+試験:22,325円
試験のみ:17,600円
再試験:5,500円
80%程度 5〜15時間程度

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格は、Googleアナリティクスの設定方法、レポート分析方法などについての知識を問う内容です。Googleアナリティクスというツールに特化していますが、Webサービスにおいては使用頻度の高いツールです。WebディレクターにとってもGoogleアナリティクスのスキルは役立つ可能性が高いでしょう。

受験料 合格率 学習時間目安
無料 非公開 10〜20時間程度

Webリテラシー試験

Webリテラシー試験の対象は、Webデザイナー、Webディレクター、Webプロデューサーなどです。Webリテラシー試験の出題内容は、Webに関する基礎知識、Webサイトの企画設計などWebに関する幅広い内容です。

受験料 合格率 学習時間目安
8,000円(税抜) 60%程度 30〜60時間程度

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定は、ネットを活用したマーケティングを行う人材を対象とする資格です。具体的には、コンサルタント、Webマーケター、ネットショップ運営者などが対象になります。知識としては、ネットでのリサーチ、ブランディング、コンプライアンスなどが身に付きます。

受験料 合格率 学習時間目安
6,000円(税込) 57.52%(2022年度平均合格率) 15時間程度

Webディレクターに求められるスキル

Webディレクターは、専門部署や他者の仕事を監督する役割を担っています。その中で必要とされるスキルは、ネットワークやマーケティング等の幅広い知識の他、実際に手を動かして物を作る「制作スキル」、職務を行う上で必要な「ビジネススキル」、他のメンバーとの円滑な関係を維持するための「ヒューマンスキル」などが挙げられます。仕事が広範囲に渡るため、幅広いスキルが求められるポジションです。

制作関連スキル

Webサイトを構築するうえで不可欠なのは、なんといっても技術的なスキルです。管理業務がメインだから技術は不要、というわけではありません。技術的な知見がなければ的確な指示が出せないことはもちろん、自ら実作業を行う場合もあるからです。では具体的にどのような制作スキルがあるのか、ご紹介していきます。

ワイヤーフレーム作成

ワイヤーフレームとはWebページのレイアウトを決めるための設計図のことです。ワイヤーフレームを作るためには、Webページのデザインを把握していることと、それを簡易的に図で作成するスキルが必要になります。

Webデザイン

Webデザインは、Webページの最適なデザインを考え、それをプログラミングによって形にするスキルのことです。たとえば各項目がどのような配置になっているとユーザーが使いやすいかを考え、それをHTML、CSSなどの言語で作っていくということです。

コンテンツ制作

Webにおけるコンテンツとは、主にWebサイトにある記事を指します。どのようなコンテンツがあればベストかを分析し、それにもとづいた記事を自分で執筆できるスキルが必要です。

コーディング

Webデザインのスキルと重複しますが、コーディングスキルも重要です。考えたWebデザインをコーディングで実現するということです。特にHTMLとCSSはWebページの表面を作る言語なので、Webディレクターにとっても基本スキルと言えるでしょう。さらにJavaScriptが扱えると、Webページに動的な要素を追加できます。

UI・UXの知識

UIはユーザーインターフェース、UXはユーザーエクスペリエンスの略です。UIは顧客視点でWebサイトが使いやすいかどうかということで、UXは最終的に顧客がどれだけ満足できるものになっているかということです。そのためUIとUXはセットで考えられます。

上で挙げたWebデザインもこのUI・UXを高めるものである必要があるので、UI・UXの知識はWebディレクターにとって重要です。

SEO

SEOはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では検索エンジン最適化と言われます。Googleの検索エンジンにWebサイトを評価してもらい、アクセス数を増やす施策です。SEOの方法としては、サイト内の導線をわかりやすくする、ユーザーからの需要のあるキーワードでコンテンツを作る、コンテンツの質を上げる、などがあります。

ユーザー満足度が向上すればGoogleからの評価が上がり、さらにアクセスしてくれるユーザーが増えるという循環が生まれます。つまり上でご紹介したコンテンツ制作やWebデザインもSEOの一つで、Webディレクターは企画から実作業までできるスキルを保有しているとより良いです。

ヒューマンスキル

プロジェクトチームのけん引役として、またクライアントと実作業者の間に立つポジションとして、Webディレクターにはヒューマンスキルが重要となります。

コミュニケーション能力

クライアントはもちろんですが、社内外の関係者とも良好な関係性を構築できるようコミュニケーション力は不可欠です。クライアントは抽象的な課題を挙げてくることが多く、Webディレクターはそれをできるだけ具体的に定義し直し、解決の糸口を探っていく必要があります。

また、Webサイトの制作にあたっては、デザイナーやエンジニアなどさまざまな担当者がチームになって取り掛かりますが、全てが社内の人間とは限りません。場合によっては取引先企業やフリーランスのエンジニア、デザイナーに協力を仰ぐケースもあるため、さまざまな立場の人とスムーズにコミュニケーションをとりながら仕事を進めていく必要があります。

リーダーシップ

Webディレクターはプロジェクト体制の管理者として、チームを率いて成果を出す仕事です。管理も重要な業務ですが、チームをまとめ、前進させるリーダーシップを持つことも求められます。

調整力

Webサイト作成のプロジェクトには様々な関係者が登場します。クライアントはもとよりWebデザイナー、コーダー、ライターなどのプロジェクトチームのメンバー、営業部門や所属企業の上司など立場の違う関係者を繋ぎ合わせる調整も重要な仕事となります。

臨機応変な対応力

Webディレクターは、臨機応変に動くことや随時コミュニケーションを取ることが求められます。一つの制作作業に集中することもあるのですが、業務の中心は顧客や制作メンバーとやり取りし、プロジェクトを最適な形に導くことです。

Webディレクターは計画を立てて着実に実行していくことが求められますが、それと同時に計画を臨機応変に変更して対処していく必要もあります。計画性と臨機応変さという一見相反するように見える二つの能力のどちらも欠かせません。

ビジネススキル

Web制作をビジネスとして行う上で重要となるのがビジネススキルです。品質の高いWebサイトを納期とコストを守って制作し、企業に利益をもたらすためには、クリエイティブな能力だけでなく、仕事として成立させるスキルが必要となります。

マネジメントスキル

Web制作における人員、納期、進捗などを管理するスキルはWebディレクターにとって必須です。

開発するWebサイトの規模によっても、求められるデザイナーやエンジニアの数、スキルは異なります。要件を的確に把握したうえで、必要な人材をアサインすることはWebディレクターに求められる基本的なマネジメントスキルといえるでしょう。

Webサイトの制作にあたっては、クライアントが希望する納期に間に合わせるよう、レイアウトやデザイン、サイト内に掲載する文章や写真などの素材も用意しなければなりません。そこで、やらなくてはいけないことをリストアップしてタスクを洗い出し、タスクごとにスケジュールを設定し、各担当者に作業を割り振ります。

この段階のスケジュール設計が甘いと、万が一進捗に遅れが生じた場合に後の工程にも影響を及ぼす可能性もあります。そのため、余裕をもったスケジュールを設計できることはもちろん、随時進捗を確認し遅れを生じさせない管理能力も求められます。

プレゼンテーションスキル

企画の内容そのものは良くても、クライアントに理解してもらえなければ仕事に結びつきません。Webディレクターはクライアントに対して企画のプレゼンテーションを行います。企画の良さや魅力を伝えるプレゼンテーションスキルが求められます。

経営関係のスキル

Webディレクターは、クライアントのビジネスに成果をもたらすWebサイトを作る仕事です。Webサイトが最大の効果を発揮するということを突き詰めると、経営的な観点が必要となります。

経営者目線で物事を考え、クライアントや自社の経営状態を理解し、それに合わせてどういった利益が得られるのか、マーケットにどのような影響をおよぼすのかなどを提案ができるスキルも求められます。

関連記事:Webディレクターに必要なスキルを徹底解説|求められる24コのスキルとは

マルチタスクスキル

Webディレクターはプロジェクト全体に視野を向け、必要に応じていろいろなことをしなければなりません。制作メンバーと比較すると、一つ一つのタスクは簡単と言えるかもしれません。たとえば、Excelでスケジュールの線を引くことや業務連絡よりも、プログラミングやデザインの方が難易度は高いでしょう。

しかし、多くのタスクが並行し、また状況に応じて自分でタスクを設定しなければならないという点がWebディレクターの難しさと言えます。タスクは自分で処理するだけでなく制作メンバーに割り振る必要もあるので、プロジェクト全体や各制作メンバーの状況を見ながらいろいろなタスクを進めるマルチタスクスキルが必要です。

Webディレクターに向いている人の特徴

Webディレクターに向いている人の特徴として以下が挙げられます。


  • ・細かなことに気がつける

    ・新しいものが好き

    ・アイデアを出し形にすることが好き

細かなことに気がつける

Webディレクターは幅広い対応を行う必要があります。プロジェクトメンバー、資料、成果物などに目を向けておく必要があり、トラブルが発生したら迅速に対応します。そのため、細かなことに気がつける人の方が対応が早く、またミスも少ないのでスムーズでしょう。

新しいものが好き

Webディレクターは技術者ではありませんが、最新の技術をプロジェクトに取り込む提案や、成果物に対して技術的なチェックを行う立場です。そのため、新しいものが好きで新しいものに目を向けている人に向いています。

アイデアを出し形にすることが好き

Webディレクターはプロジェクトを事務的に進行する役割も担いますが、それだけではありません。事務的に進行するだけではより良いものにはならないからです。そこで重要なのがアイデア出しで、良いアイデアを出せるWebディレクターのプロジェクトは成功しやすいと言えるでしょう。

Webディレクターの転職先例

Webディレクターが在籍している企業は複数のパターンがあります。具体的には制作会社、事業会社などが挙げられます。そこで、業種ごとの転職先例をご紹介します。

制作会社から事業会社へ転職

制作会社のWebディレクターから、事業会社のWebディレクターに転職するケースです。Webディレクターが対象にするサービスは主にWebサイトですが、Webサイトには必ずコンテンツが存在します。コンテンツの中身は、Webサイトを所有する企業が取り扱っている商品やサービスです。

つまり、企業が取り扱っている商品やサービスに詳しいことはWebディレクターとして強みになるのです。他のWebディレクターとの差別化も図れるので、事業会社に転職して特定の商品、サービスに特化するWebディレクターもいます。

事業会社から制作会社へ転職

上の例とは逆に、事業会社のWebディレクターから制作会社のWebディレクターに転職するケースもあります。事業会社のWebディレクターは、もともと別職種で入社し、企業で需要があったからWebディレクターになった、といったケースも多いでしょう。

働いているうちにWebの仕事への関心が強くなり、制作会社で働くことで多くのWebサイトに携わりたくなるといったことが考えられます。事業会社では基本的に自社サイトしか扱いませんが、制作会社では複数の事業会社から受託してWebサイト制作を行います。いろいろなWebサイトに触れることはWebディレクターとしてのスキルアップに役立つでしょう。

同業種への転職

ひとことにWebディレクターと言っても、待遇や実際に行っている業務内容は幅が広いです。そして同業種であっても違いがあります。そのため、待遇ややりたい仕事などの観点から同業種に転職するケースもあります。

たとえばWeb制作に携わる職種としてはエンジニア、ライター、デザイナーなどがありますが、すべてのWebディレクターがこれらの職種の方を網羅的にディレクションするとは限りません。そのため、開発寄りはデザイン寄りのディレクションを担当したい、といった理由で転職する場合があります。

フリーランスとして独立

Webディレクターはフリーランスとして独立しやすい職種です。最近だと、フルリモートで働いているフリーランスのWebディレクターも多いでしょう。業務内容としては会社員のWebディレクターと基本的に同じで、会社に仲介料を取られない分フリーランスの方が報酬は高くなる傾向があります。

注意点としては、案件が途切れる可能性があることや、案件によって求められるスキルが大幅に異なることです。たとえば特定の開発環境での開発経験があって、なおかつマネジメント経験もある人材が募集されている場合や、デザインスキルを持つWebディレクターが募集される場合などがあります。

つまり、フリーランスのWebディレクターとして案件を受けるためにはマネジメントスキルと合わせて制作の実作業スキルも持っていた方が良いということです。

関連記事:Webディレクターの転職状況|成功のコツやキャリアパス例も

Webディレクターのキャリアパス

Webディレクターから別のWeb職種へのキャリアパスをご紹介します。WebディレクターからWebライター、プログラマー、デザイナーなどの直接的に手を動かす職種に転職するケースもありますが、ここでは上流工程を担当する職種を挙げます。

Webプランナー、Webプロデューサー

WebプランナーはWebサイト全体の企画を行う職種で、Webプロデューサーは顧客と要件定義を行ってプロジェクト自体を企画する職種です。つまりWebプランナーもWebプロデューサーもWebディレクターより上流工程に位置します。

そのため、Webディレクターから上流工程を目指してWebプランナーやWebプロデューサーに転職するケースがあります。ただしこれらの職種は業務が重複している部分も多く、またプロジェクトによって役職名も異なります。

役職名で考えるよりは、実体として何をやっているのかで判断することをおすすめします。そのうえで、上流工程を目指していくのはキャリアアップの選択肢として有効です。

Webマーケター

WebマーケターはWebサイトを分析し、成功させるための提案や施策を行う職種です。分析手法としては、ツールを用いる方法や、マーケティングのノウハウを用いるものがあります。Webディレクターがマネジメント寄りの職種であるのに対し、Webマーケターはコンサル寄りの職種と言えるでしょう。

Webサイトの分析や問題解決が好き、今後伸びるWebサイトを作るためのスキルを身につけていきたいなどの場合はWebマーケターへの転職が有効です。

Webディレクターの将来性

Web業界の職種はAIに代替されやすいと言われがちです。しかし、Webディレクターは比較的AIに代替されにくい職種と言えるでしょう。ただし単純作業はAI化される可能性があります。Webディレクターの業務は、AI化されやすい部分とされにくい部分があるということです。

Webディレクターのやりがい

Webディレクターのやりがいとして、以下が挙げられます。


  • ・達成感がある

    ・成果がわかりやすい

達成感がある

WebディレクターはWeb制作のプロジェクトを牽引する立場にあるので、プロジェクトが成功した際にはより達成感を得られます。自分だけの力ではなく、チームで協力できたという点でも達成感につながるでしょう。

成果がわかりやすい

Webサービスは、構築する際も、稼働してからも成果がわかりやすいという特徴があります。成果が目に見えて出るので、成果が上がればやりがいにつながりやすいでしょう。

多くの人に利用してもらえるサービスを作れる

Webディレクターが進行したプロジェクトで作ったサービスは、多くの人に利用してもらえます。Webディレクター自身は直接手を動かすことは少ないのですが、プロジェクト全体に幅広く携わります。全体を把握しているので、サービスがリリースされたときのやりがいは大きいです。

大規模プロジェクトに携わるチャンスがある

Webディレクターが携わるプロジェクトは大小さまざまです。中には大規模なプロジェクトもあります。大規模プロジェクトに携わりたい人にとっては、チャンスがあるということです。また最新のサービスや人気のサービスのプロジェクトに携われる可能性もあります。

Webディレクターに関するよくある質問

Webディレクターに関するよくある質問と回答を紹介します。

Q1. Webディレクターとデザイナーの違いを教えてください

Webディレクターはプロジェクトのディレクションを担当します。Webデザイナーは、Webサービスのデザインを担当します。同じプロジェクトに在籍していて名称も似ていますが、プロジェクト内での役割は大きく異なります。

Q2. WebディレクターとWebエンジニアの違いを教えてください

Webディレクターはプロジェクトのディレクションを行う役職ということでした。Webエンジニアは、Webサービスの設計やプログラミングを行う職種です。そのため、役割は明確に異なります。WebエンジニアはWebサービスのフロントエンド、サーバーサイド

Q3. Webディレクターに向いているのはどのような人ですか?

Webディレクターに向いているのは、メンバー、資料、成果物などに気を配り、管理できる人です。またメンバーとのコミュニケーションを行うためのコミュニケーションスキル、プロジェクトをより良い方向に導くためのアイデア力や問題解決力も重要です。

まとめ

WebディレクターはWebサイトの企画から制作、公開に至るまでのプロジェクトチームを管理する仕事です。ただし事務的な管理だけでなく、マーケティング、UI/UX、サービス管理などが含まれます。

Web制作のプロジェクトでは、デザイナーやエンジニア、ライターなどのスタッフを集めて行うことが一般的であり、Webディレクターはスタッフをまとめてプロジェクトを牽引する役割を果たします。

そのためプロジェクト全体に関する知見を持ち、クライアントやプロジェクトメンバーなどの人の間に入るためのヒューマンスキルも必要とされます。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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