プログラマーで年収1,000万円を目指す方法とは?キャリアアップの方法を解説

最終更新日:2025年1月16日

プログラマーとして年収1,000万円を目指すことは可能です。しかし、その実現には相当な技術力が必要で、戦略的なキャリア形成が欠かせません。

プログラマーとしてだけで1,000万円を目指すよりも、副業など他の収入源を得て1,000万円を目指すほうが現実的です。

本記事では、プログラマーが高収入を実現するための具体的な方法を解説します。専門スキルの磨き方から需要の高い分野、キャリアパスの選び方、副業やフリーランス活用のコツまで、プログラマーとしてのキャリアを飛躍させるヒントを参考にしてください。

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※2023年1月~2024年3月実績

この記事のまとめ

  • プログラマーが年収1,000万円を超えることは可能だが技術力や戦略的なキャリア形成が必要
  • 給料を上げるには実績やスキルを磨き市場価値を高めたり、副業をすることが効果的
  • 最高年収の高いキャリアへステップアップすることも大切

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プログラマーの平均年収は557.6万円

厚生労働省が提供するjobtagの集計によると、プログラマーの平均年収は557.6万円です。この年収が全国平均のどの立ち位置なのか、同じく厚生労働省が発表した2023年賃金構造基本統計調査(確報)から、日本全体の平均年収とあわせて見てみましょう。

日本全体の平均年収 約480万円
プログラマーの平均年収
20代
約397万円
プログラマーの平均年収
30代
約554万円
プログラマーの平均年収
40代
約660万円

参考:
職業情報提供サイト jobtag プログラマー
2023年 賃金構造基本統計調査(確報)

プログラマーの年収は働き方と企業、職種や年齢によっても異なり、最高年収は50代後半の732.17万円です。全体平均年収と比較して「平均よりもやや高い」ことがわかりますが、一般的なプログラマーだと年収1,000万円を超えるのはかなり難しいといえます。

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プログラマーとして年収1000万円を目指す方法

プログラマーとして年収1,000万円を目指すのは難しいとはいえ、実際に年収1,000万円を超えている人はいます。そこで高収入を稼ぐプログラマーを参考に、年収1,000万円を目指す3つの方法を解説します。


詳しく見ていきましょう。

実績やスキルを高め市場価値を上げる

実績やスキルを高め、プログラマーとしての市場価値を上げると年収が上がります。市場価値の高いプログラマーは専門性の高いスキルを有し、企業が求める実績を十分に積んだスペシャリストです。企業にとって「必要不可欠」であり、「他の人では代替できない」存在だからこそ、市場価値の高いプログラマーを確保するために企業側は高年収を提示します

そこで、実際の求人から想定年収1,000万円を超えるものを参考に、プログラマーとして需要の高い実績とスキルの一例をまとめました。

<実績>
・大規模、高可用性、高トラフィックな商用インフラの構築運用経験(2年以上)
・クラウドネイティブ技術(TerraformやAnsibleを駆使したインフラの自動化、CI/CDパイプライン設計・構築など)を用いた実務経験(2年以上)
・クラウドでの法対応、コンプライアンスなどガバナンスの実務経験(1年以上)

<スキル>
・主要クラウドベンダーいずれかのSecurityEngineer相当資格
・セキュリティツールやソリューション(CSPM、CASB、CWPP、CIEM、CNAPPなど)
・SQL分析
・BE言語(Java、PHP、Rubyなど)
・TOEIC 800点以上

開発、運用、セキュリティ保守経験はもちろん必要ですが、年収1,000万円を超える求人では大規模なプロジェクトでの成果を上げた実績や高難易度の資格取得、習得が難しい言語やツール、プラットフォームを用いる開発スキルが求められます。

すぐに1,000万円を目指せる方法ではありませんが、一般的なプログラマーよりも豊富な実績があり、周りと差別化できるほどの専門性が高いスキルを持つと市場価値が上がり、高年収に近づけます。具体的に、どのような実績とスキルが今の高給を得るプログラマーに求められるのかは、以下の求人情報を参考にしてください。

プログラマーの転職・求人情報>

転職でキャリアアップする

転職は、スキルや市場価値を適切に評価される場を提供し、収入を大きく上げるチャンスを生みます。そのため、転職でキャリアアップするのも年収1,000万円のプログラマーになる手段の一つです。

企業内で長く働いていると、自身のスキルや実績が十分に評価されない場面も出てきます。また、社内での昇給には限界があり、どんなにスキルと実績を磨いても年収が増えない可能性もあるでしょう。その点転職すると、現状のスキルや実績が市場価値に基づいて評価されるため、今の年収よりも高い年収を提示されることがあります。

プログラマーが転職で年収を上げるには、IT業界に精通した専門の転職エージェントを選び利用することがおすすめです。エンジニア転職に特化したレバテックキャリアでは、プログラマーの本当の市場価値を提供し、年収アップを目的とした転職のサポートが可能です。実際にレバテックを利用したエンジニアの3人に2人が、年収70万円アップを実現しています。

今の自分自身の年収相場が知りたい場合は、レバテックキャリアに「無料キャリア相談」から始めてみてください。

具体的にプログラマーからどのようなキャリアパスが考えられるのかは、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:プログラマーのキャリアパスは?キャリアアップに必要なスキルも解説

副業をして収入を増やす

勤務先が副業可能であれば、プログラマーの案件を個人で請け負い、副業を年収にプラスし1,000万円を目指すこともできます。個人で契約を取る案件は開発業務以外のやりとりや経理業務なども必要ですが、企業を介さないため「案件を獲得したら獲得した分」の報酬が得られます。そのため、本業だけで年収1,000万円を目指すのが難しい環境の場合は、一つの有効な手段です。

例えば本業が年収600万円のプログラマーが、副業をすることで1,000万円を目指すにはどの程度の副業をすればよいのかを検討してみましょう。

単純な計算でいくと、まず年収1,000万円を超えるには残り年収400万円を副業で稼ぐ必要があります(1,000万円-本業の600万円)。

<必要な月収>
年収400万円を稼ぐための月収を計算します。

400万円÷12か月=33.33万円(1か月あたりの必要副業収入)

つまり、1か月で給与とは別に33.33万円を稼ぐ必要があります。

次に、副業で請け負う案件について考えてみましょう。レバテックフリーランスで募集中の副業案件を参考にすると、プログラマーの副業案件単価は約60万円です。案件単価が60万円と仮定して、副業で何件請け負えば年収400万円を達成できるか計算します。

<必要な案件数>
33.33万円÷60万円=0.56件

この副業案件の単価は経験年数やスキルセット、担当する業務内容によって大きく変動しますが、平均的なプログラマーだと、大体2か月で1案件ペースで副業を請け負えば年収1,000万円が達成できます

副業は必ずしも案件が見つかるわけではなく、不安定な求人状態なのは確かです。ただし、今現在でもプログラマーが応募できる副業案件は存在するため、気になる人は一度レバテックフリーランスで検索してみましょう。

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プログラマーから高年収を目指すキャリアプラン

プログラマーからキャリアアップすると、高年収を目指せます。


以上4つのキャリアプランを解説します。

プログラマーからプロジェクトマネージャーにキャリアアップする

プログラマーのキャリアパスの一つにプロジェクトマネージャーが挙げられます。平均年収をjobtagプロジェクトマネージャーを参考に比較してみましょう

職業 平均年収
プログラマー 557.6万円
プロジェクトマネージャー 684.9万円

プロジェクトマネージャーとは、IT分野の開発においてプロジェクトチームの責任者を担います。全体を統括し一定の経験を必要とするために、プログラマーよりも平均的に高年収です。

プログラマーからプロジェクトマネージャーにキャリアアップするには、


  • ・プロジェクト管理ツールやフレームワークを学ぶ

    ・プロジェクトマネジメント経験を積む

    ・プロジェクト管理資格を取得する


などの実績やスキルを磨く努力が求められます。

プロジェクトマネージャーの詳しい仕事内容について、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:プロジェクトマネージャーの役割は?仕事内容・必須スキルを解説

プログラマーからITコンサルタントにキャリアアップする

ITコンサルタントもプログラマーのキャリアパスの一つです。jobtag ITコンサルタントを参考に、プログラマーの平均年収と比較しまとめました。

職業 平均年収
プログラマー 557.6万円
ITコンサルタント 684.9万円

ITコンサルタントはクライアントのIT戦略に対して、コンサルティングを行い、提案、助言します。企業全体のIT戦略そのものに関わるため、十分な実績と深い専門知識が必要であり、さらに専門家として企業の経営方針に携わる人材であるために、プログラマーよりも年収が高くなっています。

プログラマーからITコンサルタントにキャリアアップするには、


  • ・ITコンサルタントの役割を理解する

    ・コンサルティング能力などビジネススキルを身につける

    ・プロジェクト管理やクライアント対応の経験を積む


などの方法が考えられます。主にITコンサルタントは企業単位で所属するため、プログラマーからのキャリアアップだと転職が必要になるケースが多いです。

ITコンサルタントとは業界でどのようなポジションなのか、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:ITコンサルタントとは?仕事内容や必要なスキル・年収を紹介

プログラマーからテックリードにキャリアアップする

テックリードとは、開発プロジェクトにおける技術的なリーダーを担う専門職です。もともと欧米で認知されてきたポジションであり、国内ではまだあまりなじみのない職業とされています。このテックリードもプログラマーの上位互換職です。

類似職業にITアーキテクトがいるため、比較して平均年収を見ていきましょう。

職業 平均年収
プログラマー 557.6万円
ITアーキテクト 589.9万円 (中央値550万円)

※2024年11月時点の弊社求人データを参照(年収は求人の下限データを活用)

テックリードのポジションを置く企業はまだ少なく、「エンジニアチームのリーダー」「ITアーキテクト」と同じ扱いをする企業が多い印象です。高い技術力を有し、なおかつプロジェクト全体を技術面から支えるマネジメント職であるため、プログラマーよりも想定年収の高い求人が多く見つかります。

プログラマーからテックリードを目指すには、


  • ・技術スキルを深化させる

    ・大規模なプロジェクトの管理を経験する

    ・技術的な課題解決の実績を積む


などのスキル、実績が必要です。社内でテックリードのポジションを目指すことも可能ですが、「リーダー候補」として外部企業への転職により仕事に就く人も多く見られます。

テックリードについて理解を深めたい人は、以下の記事を参考にしてください。

参考記事:テックリードとは?役割や仕事内容、必要なスキルについて解説

フリーランスとして高額年収を目指す

フリーランスとは、企業や組織に所属せず個人で業務を請け負う職業です。プログラマーの場合パソコンとインターネット環境さえあれば業務ができるため、フリーランス向きといえます。

一般的に、独立したフリープログラマーは年収が上がるとされています。なぜなら、


  • ・収入が直接成果に連動するから

    ・高単価の案件を受けられるから

    ・中間マージンが削減されるから

    ・複数のクライアントと同時に契約できるから

    ・スキルアップが収入に直結するから


以上のようなフリーランス独自の特徴が、年収アップにつながるからです。

実際にプログラマーの高給与案件も多数見つかりますが、フリーランスで気をつけたいのは「必ずしも案件が獲得できるとは限らない」ことです。案件が途切れるリスクもあり、案件が取れるかどうかは個人のスキルと実績にかかっているため、独立さえすれば高年収を目指せるとは一概にいえません。

しかし、働き方やスキル次第で年収1,000万円を超えるフリーランスプログラマーもいるため、キャリアアップの一つとして検討できます。

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まとめ

プログラマーとして年収1,000万円を目指すことは可能です。高年収のプログラマーになるには、専門スキルの習得や市場価値の向上、働き方の選定やキャリアアップの検討が鍵になります。本記事では、高収入を実現するための具体的なキャリアアップ方法として、転職やフリーランス、副業の活用、求められる具体的なスキルと実績などを解説しました。

年収1,000万円の目標達成には、計画的な努力と継続的なスキルアップが必要です。自身の強みを今一度見直し、理想のキャリアを実現しましょう。

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この記事の監修

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