サーバーエンジニアの仕事内容、求められるスキル、効率的な学習方法を解説サーバーエンジニアに必要なスキル

最終更新日:2022年9月28日

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サーバーエンジニアとは、その名のとおりサーバーを扱うエンジニア職です。WebアプリケーションやWebサイト、業務システムなど、さまざまなシステムはサーバー上で動いています。このようなサーバー環境を整え維持するエンジニア職がサーバーエンジニアです。

では、サーバーエンジニアにはどのようなスキルが求められるのでしょうか?この記事では、サーバーエンジニアになりたいと思っている方に向けて、サーバーエンジニアの仕事内容、必要なスキル、効率的な学習方法を解説します。スキルアピールになる資格や将来性、平均年収などの知っておきたい情報も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

サーバーエンジニアとは

サーバーエンジニアとは、サーバー(コンテンツを提供するコンピューター)に関する専門家として設計や構築、運用・保守などを行うエンジニアのことです。システムが動く環境を作ることが主な仕事となっています。サーバーにはWebサーバーやファイルサーバー、メールサーバーなどのいくつか種類があり、これらを使う目的や利用者数などを考慮して見積りから管理まで幅広くこなす職種です。

サーバーエンジニアの仕事内容

ここでは、サーバーエンジニアの仕事内容であるサーバー設計・サーバー構築・サーバーの運用・保守について解説します。

関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?必要な知識とスキル、平均年収も解説

サーバー設計

サーバー設計では主に以下の内容を検討していきます。
 

  • ・サーバーの性能や台数

    ・OSやミドルウェア

    ・パラメータの設定

    ・障害時の対応方法


サーバーは24時間365日稼働し続ける必要のある重要なコンピューターです。そのため、万が一障害が起きたとしても、サービス全体が止まってしまうといった事態が起きないような設計が求められます。また、設置場所における通信速度や施設の電源容量といった要素も踏まえた設計が必要です。

サーバー構築

サーバー構築では、設計した内容に沿ってOSインストール、ミドルウェアのインストール、パラメータの設定などを行います。サーバー構築の業務範囲は広く、OSをインストールするといってもWindows/Unix系/Linux系といった種類が複数あり、運用のために必要なアプリケーションのインストールも必要です。中には、機能や用途にあわせた独自サーバーを構築するケースもあります。

サーバーの運用・保守

サーバーの運用・保守では、構築したサーバーを24時間365日運用させます。具体的な業務はサーバーの監視・セキュリティチェック・バックアップなどです。サーバーに障害が発生してしまった場合は、障害を復旧させる業務も発生します。物理的な故障の場合は交換保守の手配をし、データセンターなどで立ち会い業務をすることもあります。

サーバーエンジニアに必要なスキルと知識

では、サーバーエンジニアとして仕事をしていくためには、どのような知識とスキルが必要なのでしょうか。ここではサーバーエンジニアに必要な知識とスキルを解説します。

関連記事:サーバーエンジニアになるには|目指すための3ステップを解説

サーバーOSの知識とスキル

サーバーの構築や運用の際、サーバーエンジニアはサーバーを操作します。サーバーを操作する際に使うのが、LinuxやWindows Server、UnixといったサーバーOSです。

サーバーOSの知識とスキルは、サーバーエンジニアに求められるもっとも基本的なものです。ただし、すべてのサーバーOSのスキル習得が必要というわけではありません。企業や案件によって使うOSは異なります。どのOSを学ぶか悩んだ際は、国内シェア1位のWindows Serverから学ぶと良いでしょう。

コンピューターアーキテクトの知識

サーバーを設計するには、サーバーを含めたコンピューターがどういった仕組みで動いているのか熟知している必要があります。サーバーエンジニアは、開発するシステムの利用人数や想定されるサーバー負荷に応じて適切なサーバー台数やストレージ、CPU、メモリなどを選ばなければなりません。このようなことから、コンピューターアーキテクトの知識も非常に重要です。

サーバー設計の知識

サーバーエンジニアとしてキャリアアップを目指していくときに欠かせないのが、設計を行う知識です。通常、サーバーエンジニアは運用保守業務から携わり、経験を積んでから設計などの上流工程を担当するようになります。サーバー設計の知識は、初級のサーバーエンジニアには必須ではありませんが、キャリアアップを目指すのであれば習得すべき知識です。

サーバー運用・保守知識

サーバー運用・保守は、若手のサーバーエンジニアが最初に任される仕事と言っても過言ではありません。サーバーの設定変更などはサーバーOSを使って行いますが、監視の設定は専用のツールを使って行います。監視ツールでは、ストレージ容量やCPU使用率、メモリ状況などに閾値を設定しますので、サーバー運用・保守の際に監視すべき項目や方法を知っておく必要があります。

セキュリティの知識とスキル

個人情報や顧客情報などサーバーには外部に漏れてはいけない情報がたくさん格納されています。これらを守るための対策もサーバーエンジニアの仕事です。セキュリティマネジメントやファイアウォール、セキュリティソフトなど幅広いセキュリティ知識とスキルが求められます。

クラウドサーバーの知識とスキル

クラウドサーバーを利用するケースも一般的です。よって、AWSやMicrosoft Azureとったクラウドサーバーの知識とスキルもあるとなお良いでしょう。これらは企業によってはまだ導入されていませんので、必須ではありません。しかし、AWSやAzureを扱えるエンジニアは高いニーズがありますので、身につけておいて損はないでしょう。

効率的な学習方法

サーバーエンジニアになろうと思っている方に向けて、ここでは効率的な学習方法を解説します。サーバーエンジニアの学習方法は、主に「スクール」「学習サイト」などがあります。

関連記事:未経験からサーバーエンジニアを目指す方法

スクールを利用する

サーバースキルを身につける際に大きなハードルとなるのが、サーバーの調達です。サーバーは高価なものですので、誰もが入手できるものではありません。

スクールでは、体系的なカリキュラム、サーバーを使った学習、講師によるサポート、資格取得支援など充実したサービスが提供されています。スクールを活用することで、効率的に学習できます。代表的なスクールには、以下などがあります。

システムアーキテクチュアカレッジ

少人数型のライブ授業が特徴で、現役エンジニアの講師から学べます。また、IT専門のエージェントによる転職や就職のサポートを受けられるのも良い点です。

リナックスアカデミー

少人数のライブ授業や、実機を使った授業など知識だけでなく、実際の技術も習得できるのが強みです。また、プロのキャリアカウンセラーが就職や転職のサポートをしてくれます。

ISAスクール

クラス制ではなく、予約制で自分の都合にあわせてマンツーマンで学ぶという仕組みを採用しています。そのため、自分のペースやレベルに無理なくあわせられ、質問などもしやすいというメリットがあります。就職や転職のサポートを受けることも可能ですので、上手く活用するのがおすすめです。

学習サイトを利用する

スクールは非常に効率的な学習方法ですが、費用がハードルになる人もいることでしょう。そのような方は学習サイトを利用することで、低予算で学習できます。

Linuxなど従来のサーバーを学べる学習サイトは少ないですが、MicrosoftやAmazonなどクラウドサーバーを提供するベンダーはWebで受講できるトレーニングコースを用意しています。これらのトレーニングコースは、資格試験の内容も含まれており効率的に学習できるでしょう。主に以下のトレーニングコースがあります。

AWSが展開するトレーニングコースを受講する

クラウドサーバーシェア大手のAmazonが提供するトレーニングコースです。Webで受講するものと全国各地で行われるものがあります。

Microsoft(Azure)

Microsoftが提供するMicrosoft Azureについて学べるトレーニングコースです。資格取得に特化したメニューも提供されています。

Microsoft(Windows Server)

Windows Serverの資格を取得するためのトレーニングコースです。ただし、中級以上のコンテンツしかないため初級者には難度が高いでしょう。

サーバーエンジニアのスキルアピールになる資格

サーバーエンジニアになるにあたって必須の資格はありませんが、持っておくとスキルアピールになる資格は存在します。ここでは、スキルアピールに繋がる資格を3つ紹介しますので、参考に取得を検討してみてください。

関連記事:サーバーエンジニアの転職で有利になるスキルや資格とは

LinuC

LinuC(リナック)は、LPI-Japanが運営しているLinux技術者に求められる技術力を証明できる認定資格です。サーバーエンジニアに必要とされる仮想化のスキル・知識を有したサーバーエンジニアであることが証明できます。LinuCでは以下の3つのレベルが用意されています。

・レベル1:仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える技術者として認定されます
・レベル2:仮想環境を含むLinuxのシステム設計、ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、保守、問題解決ができるエンジニアとして設定されます
・レベル3:「Linux、Windows、Unixが混在するシステム」「セキュリティレベルの高いコンピュータシステム」「クラウドコンピューティングシステム(クラウド)」における最高レベルの技術力を持つ専門家

サーバーエンジニアとしてスキルアピールするのであれば、レベル2かレベル3の取得を目指しましょう。

マイクロソフト認定資格

マイクロソフト認定資格(MCP)は、マイクロソフト製品に対する知識や技術を証明できる資格です。資格にはさまざまな種類がありますが、その中にはマイクロソフト社のサーバーである「Windows Server」の知識・スキルが問われるものもあります。

「Azure Fundamentals」や「Azure Administrator Associate」を取得するとスキルアピールに繋がります。また、2021年12月からWindows Server 関連の新しい資格として「Windows Server Hybrid Administrator Associate」も開始されました。こちらの資格取得を目指してみるのも良いでしょう。

CCNA

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、アメリカの大手コンピュータネットワーク機器開発会社であるシスコシステムズが運営している資格です。サーバーに関する知識ではなくネットワークに関連する知識が問われますが、サーバーエンジニアとして最低限持っておきたいネットワーク関連の知識の習得が可能です。

サーバーエンジニアとしての知識・スキルがあることに加えて、CCNAを取得し、ネットワークの知識もあると証明できれば、人事評価や転職でも有利に働きます。サーバーエンジニアが取っておいて損のない資格です。

サーバーエンジニアの将来性

サーバーエンジニアを目指している人の中には、将来性があるのか心配している方もいるのではないでしょうか。結論、サーバーエンジニアの将来性は高いと言えます。クラウド化が進んでいるもののまだ対応し切れていない会社が多いことから、サーバーエンジニアの需要は安定して高いです。

ただし、総務省が公開している「令和3年版 情報通信白書」によると、一部でもクラウドサービスを利用している企業の割合は約69%となっており、2016年時点(約47%)と比べて22%も割合が増えています。今後もクラウド化が進むことは容易に想像できるため、サーバーエンジニアは従来のサーバーだけでなくクラウド技術についての知識とスキルも身につけていくことが必要です。

関連記事:サーバーエンジニアの将来性|活躍し続けるために身につけるべきスキルも紹介

サーバーエンジニアはやめとけと言われる理由とやりがい

ここでは、サーバーエンジニアがよく「やめとけ」と言われる理由ややりがいについて解説します。

サーバーエンジニアがきついと言われる理由

サーバーエンジニアがきついと言われる理由には、障害発生時の対応が挙げられます。サーバーは24時間365日稼働する必要があるため、万が一障害が起きたら即座に復旧対応にあたらなくてはなりません。そのため、休日や夜間を問わず作業が発生する可能性があります。また、このような障害がいつ起こるかわからないため、人によっては不安やストレスを抱えることにもなるでしょう。

このような身体的にも精神的にも負担がかかるケースが想定されることから、サーバーエンジニアになるのはやめとけと言われることがあります。

サーバーエンジニアのやりがい

サーバーエンジニアは大変な仕事ではありますが、その一方でやりがいを強く感じられる職業です。担当するプロジェクトは数年単位と長期で対応するものもあり、その分こなす業務範囲や量も多くなるでしょう。そのようなプロジェクトが正常に稼働し、完了した際には大きな達成感が生まれます。

また、障害対応が無事に解決した際にもサーバーエンジニアとしての知識やスキルが活躍し、やりがいを感じられます。プロジェクトに携わる期間が長く、対応する業務量が増えるほど、比例してやりがいも感じられやすいです。

関連記事:サーバーエンジニア転職で知っておくべき志望動機の書き方とは

サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアの平均年収は約400~500万円です。ただし、企業や個人のスキルによって差は出てきます。レバテックキャリアで掲載されている求人を見ても350万円から、高ければ1400万円の想定年収企業もあります。また、フリーランスの場合はスキルレベルや実績数などによって年収に大きく差が出やすいです。

関連記事:サーバーエンジニアのキャリアパス

まとめ

この記事では、サーバーエンジニアの仕事内容、必要なスキル、効率的な学習方法などを解説しました。現在、IT業界はオンプレミス型からクラウドへという大きな変化が起きています。そういった中で、サーバーエンジニアとして仕事をしていくためには、従来のLinuxやWindows Serverだけでなく、クラウドサーバーの知識・スキルも身につけていく必要があります。クラウドサーバーのほうが学習環境は整っていますので、クラウドサーバーから学習するというのも一つの選択肢です。

市場としては、まだまだサーバーエンジニアの需要はあります。今回ご紹介したサーバーエンジニアの大変さややりがいも考慮し、チャレンジしてみたいと思ったら、ぜひサーバーエンジニアになることを目指してみてください。

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