- 【パターン別】プログラマーの志望動機・志望理由の例
- プログラマーの志望動機・志望理由を書く時の4つのポイント
- プログラマーの志望動機で採用担当が重視するポイント
- 作成した志望動機をブラッシュアップする方法
- まとめ
【パターン別】プログラマーの志望動機・志望理由の例文
本章では、プログラマーの志望動機や志望理由について、以下の4つのパターンごとに例文を紹介します。
同じような状況に見える人でも、経験や目標は人それぞれ異なります。そのため、最終的には自分自身と企業をしっかり分析し、自分ならではの志望動機を作り上げることが大切です。
未経験でスキルなしから転職する場合
未経験からプログラマーを目指す場合、プログラマー志望理由やプログラミングの意欲を具体的に示すことが求められます。また、応募する企業を選んだ理由をしっかりと伝えることも大切です。
私が貴社を志望する理由は、顧客と密接な関係で仕事を行う環境が魅力的だからです。私はプログラマー経験はありませんが、カスタマーサポートとしてお客様対応を行ってきました。カスタマーサポートの業務を通して、お客様からアプリケーションへの改善要望をお聞きすることが多く、その要望をアプリケーション開発担当部署へ共有することを行ってきました。
そして、改善要望に基づいたアプリケーションの修正リリース後に、要望を出してくださったお客様から喜びの声を聞いたことがプログラマーに興味を持ったきっかけです。この経験を通して、作ってもらったものではなく、自分で作ったものでお客様に喜んでもらいたいと強く感じるようになりました。
プログラマーになって、お客様の要望に沿ったアプリケーションの実装を行うことはもちろん、自身の技術力向上も積極的に行っていきたいと考えています。
【この例文のポイント】
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・実務経験を基にした説得力のあるキャリアチェンジの理由
・顧客志向が強調されている
・未経験でもポジティブな姿勢
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新卒でスキルなしから就職する場合
新卒でスキルがない状態から就職を目指す場合、志望動機を作成する際には、学校で学んだスキルを具体的に示すことや、プログラマーになりたい理由を明確にすることが重要です。
私がプログラミングに興味を持った理由は、スマートフォンを活用してSNSや生活に役立つアプリを日常的に利用していたことです。中でも、貴社が提供するフィットネスアプリを利用した際に、体力が向上したと実感したことが、興味を持つきっかけとなりました。
そのため、私も人々の役に立つアプリケーションの開発に携わりたいと考えるようになり、専門学校では特にアプリケーション開発のスキル習得を意識して学んできました。
プログラマーとしての業務を通じて、自分の手を動かし、アプリケーションという目に見える成果物を作り上げることで、その先にいるクライアントやユーザーにポジティブな影響を与えたいと考えています。
【この例文のポイント】
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・具体的で説得力のある応募理由
・基礎スキルと実践的な目標をどちらも明確に提示している
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プログラマーとしてスキルアップ転職をする場合
プログラマーとしてスキルアップを目指して転職をする場合、志望動機には、転職によって実現したいことや前職で培ったスキルや経験、そして応募する企業を選んだ理由を具体的に記載することが重要です。
私が貴社を志望する理由は、貴社が先進的な技術と革新的なプロジェクトに取り組む環境を提供しているからです。私はこれまで、プログラマーとして主に自社ITシステムの月額利用料金計算を行うバッチ処理の開発を行ってきました。今後は、バックエンド開発以外にも幅広い開発経験を積むことを望んでいます。
現在は、IT業界のトレンドともいえるJavaScriptについて学ぶべく、スキルや開発事例をインプットしています。また、それらの技術を用いたWebアプリケーションの実装を行い、学んだ内容を自身の技術ブログにまとめてアウトプットすることも行っております。
これまでのバックエンド開発経験とスキルを活かしながらさまざまなプロジェクトに参画し、事業に貢献したいと思っております。
【この例文のポイント】
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・技術志向と成長意欲が強調されている
・過去の経験と現在の取り組みがつながっている
・アウトプットを重視する姿勢が記載されている
フリーランスから転職する場合
フリーランスからプログラマーへの転職を目指す場合、スキルや経験、転職理由、企業の志望理由を具体的に記載することが大切です。
私はフリーランスのエンジニアとして、3年間にわたりJavaを用いたシステム開発に携わってきました。さまざまな案件に関わる中で、より深い技術力を身につけ、長期的な視野でシステム開発に携わりたいと考えるようになりました。また、チーム開発を通じて他のエンジニアと切磋琢磨し、さらなる成長を目指したいと考えています。
貴社は最先端のテクノロジーを積極的に採用し、技術力向上のための研修制度も充実していると伺っております。特に、AIを活用した業務効率化プロジェクトに強く関心を持ち、私のスキルと経験を活かせると考え、応募させていただきました。
【この例文のポイント】
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・実務経験と成長意欲のバランスが取れている
・貴社の特徴と応募者の目標が一致している
・具体的なプロジェクトへの関心が記載されている
プログラマーの志望動機・志望理由を書く時の4つのポイント
プログラマーの志望動機を作成する際には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。具体的には、以下の4つのポイントに注意しましょう。
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・目指した理由や興味を持ったきっかけを明確にする・転職・志望理由を明確にする
・スキルや経験を明確にする
・キャリアプランや将来像を明確にする
また、プログラマーに転職する際には職務経歴書も必要です。職務経歴書に関しては「【テンプレあり】プログラマーの職務経歴書の例文!未経験も転職で使えるポイントを解説」にて詳しく解説しています。
目指した理由や興味を持ったきっかけを明確にする
プログラマーを目指す場合、目指した理由や興味を持ったきっかけを明確に伝えることが重要です。特に未経験の場合は、面接で必ず目指した理由やきっかけを問われます。
そのため、なぜプログラマーを志望するのかを具体的に説明できなければ、転職の説得力が不足します。たとえば、「前職でプログラマーが制作した製品を顧客に提案して喜びの声をもらう中で、自分がそのシステムを作りたいと思った」といったように、きっかけを具体的かつ明確に記載しましょう。
転職・志望理由を明確にする
転職や志望理由は、志望動機において重要な要素のひとつです。転職時の志望理由には、応募先の企業に対する熱意と誠実さが表れます。また、採用側は志望理由をみて、入社後の姿を想像します。特に早期退職などを避けるために重視しています。
自分の本心と向き合い、どのようなキャリアを築きたいのか、じっくり考えることで道筋が見えてきます。採用担当者には、現職での経験を踏まえつつ、志望する企業で実現したい目標を分かりやすく伝えましょう。
また、転職への想いを言葉にする際には、具体例を交えながら、企業の価値観と自身のビジョンを結びつけると効果的です。
他にもITエンジニア向けに志望動機の書き方を紹介している記事があるので、こちらもご覧ください。
関連記事:ITエンジニア向け志望動機の書き方とは?【職種別例文あり】
スキルや経験を明確にする
プログラマーの志望理由には、スキルや実務経験を具体的に盛り込むことが効果的です。スキルや経験を明確にすることで、採用担当者は「プログラマーとしてのレベルや経験」を把握しやすくなります。
そのためには、求人情報や企業のホームページなどから求められるスキルや経験を確認します。そして、自分のスキルや経験を整理し、企業にどう貢献できるのかを明確に伝えることが大切です。
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キャリアプランや将来像を明確にする
プログラマーの志望動機や志望理由を書く際には、キャリアプランや将来像を明確にすることが重要です。キャリアプランを明確にする重要性は、成長意欲が伝えられ入社後の活躍イメージ想像に繋がるためです。
そのためには、プログラマーとしての目標を具体的に考え、それをもとにキャリアプランをしっかりと作り上げる必要があります。
キャリアプランを明確にするには、これまでの経験や実績を振り返り、棚卸しを行うことが大切です。具体的には次のステップで考えると効果的です。
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①これまでのキャリアを振り返る(スプレッドシートなどにまとめる)②成果やスキルを洗い出す
③印象的なエピソードや考え方が変わった経験をピックアップする
④まとめて書きだす
⑤友人やキャリアアドバイザーなど他の人にみてもらう
完成したら、他の人にキャリアプランを相談することも効果的です。レバテックキャリアなら、プロのキャリアアドバイザーが無料でキャリアプランの相談に応じてくれます。キャリアプランに悩んでいる方は、ぜひ一度レバテックキャリアに無料相談してみてください。
プログラマーの志望動機で採用担当が重視するポイント
プログラマーの志望動機で採用担当者が重視するポイントは「企業への理解度」や「仕事への適性や熱量、強み」です。重視される理由は、早期離職のリスクを減らし、即戦力として活躍できる人材を見極められるためです。
そのため、志望動機を記載する際は、これらのポイントを意識し、企業や仕事への理解を深く伝えるとともに、自分の強みを具体的にアピールすることが大切です。
作成した志望動機をブラッシュアップする方法
プログラマーの志望動機は、他者の意見を取り入れながら改善すると、説得力のある内容に磨かれていきます。応募先企業の特徴や自己PRと見比べながら、IT業界に詳しいプログラマー仲間や転職エージェントのキャリアアドバイザーなどにチェックを依頼すると、専門的な視点からの助言が得られます。
レバテックキャリアには、IT分野に特化したキャリアアドバイザーが多数在籍し、希望する職種に合わせた転職支援を提供しています。プログラマーの志望動機にお悩みの方は、ぜひレバテックキャリアに無料でご相談ください。
まとめ
本記事では、前職の業種や経験に応じたプログラマーの志望動機の例文を紹介しました。プログラマーへの就職・転職で志望動機を作成する際には、基本的なポイントをしっかり押さえることが大切です。また、複数の志望動機サンプルに目を通すことで、自分の志望動機作成に役立てることができます。
ただし、ポイントを押さえずに適当に志望動機を作ったり、サンプルをそのまま真似てオリジナリティを欠いたりするのは避けましょう。プログラマーの志望動機では、目指すきっかけや転職の理由を具体的に示すと良いでしょう。
また、培ってきたスキルや実務経験、今後のキャリアビジョンも併せて伝えると説得力が増します。プログラマーへの転職を検討している方は、この機会にレバテックキャリアを活用して、転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。
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