未経験からゲームテスターの正社員になる方法も解説!ゲームテスターへ正社員で転職する方法とは?仕事内容も紹介

最終更新日:2022年6月10日

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ゲームテスターとは、ゲーム開発の最終工程として、様々な仕様の不具合をチェックする役割を担っており、ゲーム業界への登竜門としてもよく知られている職業です。将来的にゲーム業界で開発者を目指すのであれば、ゲームテスターとして実績を積むことで道が拓けるでしょう。ただし、正確さや忍耐強さ、緻密さなどいくつかの適性が必要となる職種です。

この記事では、ゲーム業界でのキャリアアップを図りたいと考えている方に向け、ゲームテスターとして未経験から正社員に転職するための方法について解説します。

1. ゲームテスターの仕事内容

まずはゲームテスターの概要と仕事内容について見ていきましょう。

ゲームテスターとは?

ゲームテスター(別名「デバッガー」)は、ゲーム開発がアルファ版(ゲームの基本的な部分はプレイ可能であり、細かなイベントなどは実装されていない状態のバージョン)と呼ばれる一定ラインの段階でプレイしながら、仕様通りに動作が進められるか、不具合の箇所や頻度などをチェックし、その後開発者へ報告します。

ここで言う一定のラインとは、「アルファ版」と呼ばれる段階で、「ゲームの基本的な部分はプレイ可能なバージョン」で、RPGであればメインシナリオ・戦闘といった中核部分は動作するものの、細かなイベントなどは実装されていない状態です。ゲームテスターは、アルファ版をプレイしながら、動作が仕様通りであるか、不具合がどこにどれだけ発生しているかなどをチェックし、開発者へ報告します。

この役割というのは、ゲームプログラマーが兼務する場合もあれば、専門のテスターを採用する場合もあります。したがって、全ての開発プロジェクトにゲームテスターが必要であるとは限りません。テスト工程というのはゲームの品質を左右する重要な工程であり、開発規模が大きくなるほど、ゲームテスターの需要は高まっていきます。

ゲームテスターの主な仕事内容

ゲームテスターの主な仕事は、以下の3つになります。

仕様チェック

設計書や仕様書に沿って、正しく動作が実行されるか。また、画面仕様が想定通りかなどをチェックします。合わせて、シナリオ・グラフィック・サウンドなど、複数の要素が仕様書通りの組み合わせで開発されているかという点もチェックします。

操作性、性能チェック

操作性、反応速度などの性能、いわゆる品質評価(ユーザーの満足レベルを満たせるか、十分な操作性が備わっているか、ゲームの難易度など)を行います。

UIやキーボードの操作性、反応速度などをチェックし、「ユーザーが満足するレベルを満たしているか」「面白さを損ねない操作感を提供できているか」といった視点でチェックを行います。また、ゲーム自体の難易度をチェックすることもあるでしょう。

不具合の記録と報告

仕様チェック、品質評価を繰り返し行い、その結果を報告書(「テスト結果報告書」や「不具合報告書」とも呼ばれる)にまとめ開発者に提出します。この報告書をもとに、開発者は不具合修正(バグフィックス)や仕様変更を行い、次の工程(ベータ版)から完成形(マスター版)へと開発を進めていきます。

2. ゲームテスターの将来性

ゲームテスターの将来性というのは、ゲーム業界の将来性とも深くつながりがあり、開発工程が複雑化していく時代の変化の中で、品質維持または向上させるために、ゲームテスターの需要が落ちることは考えにくいと言えます。

近年のゲーム開発は、開発工程の肥大化やスケジュールのタイトさから、品質を担保することが難しくなっています。例えば、クロスプラットフォーム・マルチプラットフォーム対応のタイトルであれば、OSや機種ごとにチェックしなければならない項目が増えるため、テスト工程が増えます。また、ゲーム自体も複雑で長大なシナリオや手の込んだ表現が一般化しており、チェックすべき項目の数は増加傾向にあります。

さらに、ゲーム業界ではゲームテスターから開発職へステップアップが一般化しているため、比較的将来性のある職種です。

3. ゲームテスターの年収

ゲームテスターの年収は、雇用形態によって大きく変化します。「アルバイト採用」の場合は、時給900~1400円程度が主流です。これに対し、正社員採用の場合は、年収300~450万円程度がボリュームゾーンになっています。以下は、実際の求人例です。

正社員採用の求人例

【想定年収】300~400万円
【業務内容】ゲームにバグがないかプレイして確認する、エンジニアの補佐として議事録を作成する仕事など。
【求められるスキル・経験】学歴、経験不問 、パソコンを利用した業務経験がある方

【想定年収】276~300万円
【業務内容】ゲーム・アプリ・システムなどの、プログラム動作確認・ システムの動作・インフラの動作に不具合が無いかテスト・不具合の報告。
【求められるスキル・経験】学歴・職歴不問

アルバイト採用の求人例

【時給】824円〜
【業務内容】未発売のゲームの仕様書に沿ってプレイして不具合をチェック
【求められるスキル・経験】ゲームが好きな方、ゲームテスターの経験不問

両者の違いは「キャリアアップを前提としているか」という点にあります。正社員採用の場合は、ゲーム開発者(プログラマー)へのステップアップを前提とした採用であることも多いため、プログラミングスキルの習得を視野に入れてスキルアップを目指すと良いでしょう。

4. 未経験でゲームテスターへ「正社員」として転職するには?

ここからは、ゲームテスターへ正社員として転職するための方法を解説していきます。

エンジニア候補としてゲームテスターを募集している企業」を探す

未経験でも歓迎している企業が多い傾向にありますが、開発エンジニアを目指している人を積極的に育成しようとしている企業も同じように確認することができます。前述した求人例からもわかるとおり、「ゲームテスターのまま正社員として雇用し続ける」企業は稀であると考えておくべきでしょう。

年収に関してもエンジニア候補として採用された方が高くなる傾向にあり、そのような企業を就職先として検討してみることをお勧めします。

また、目ぼしい求人を見つけたあとは、応募の段階で「将来的にプログラマーかエンジニアを目指していること」を伝えましょう。ゲームテスターに応募した段階では、プログラミングスキルは問われないことが多いです。しかし、オフィスソフトやPC・スマートフォンの扱いなど、一般的なITリテラシーは重視されます。

完全未経験から正社員を目指す場合は、「時給制のアルバイト求人に応募」⇒「採用から半年~1年程度の実務経験を積む」⇒「プログラマー、エンジニアへのステップアップを前提とした正社員求人へ応募」というルートが有望でしょう。

5. ゲームテスターに向いている人とは?

キャリアアップのために開発エンジニアとしての将来を積極的に検討できる人、ゲームをプレイすることが好きなことが、企業側から見て「ゲームテスターとして望ましい」とよく挙げられる要素です。

その他にも、細かな不具合のチェック、設計ミスなどを見つけるために、「根気強さ」や「緻密さ」がある人。それに加えて、前提知識や思い込みを捨て、様々なユーザーの視点でゲームをプレイし、バグをチェックするための「ゼロベース思考」を身につけている人がゲームテスターに向いています。

ゼロベース思考とは「前提知識や思い込みを捨て、基礎が無い状態から物事を考察する」スキルです。テスト工程やデバック工程では、前提知識や思い込みから、不具合に気が付かないことがあります。開発者がテストを担当しない理由のひとつは、前提知識が豊富なだけに、不具合を発見できないリスクがあるからです。

仕様書や設計書と比較しつつ、まっさらな状態で目の前の事態を眺めることを忘れない人材は、不具合やミスを見逃しません。ゲームテスターとして正社員を目指す場合は、このゼロベース思考をアピールしてみてはいかがでしょうか。

6. 正社員のゲームテスターに必須の資格はある?

基本的にはゲームテスターに求められる資格というのは無いものの、ゲームを様々な視点からプレイする必要があるため、基本的な操作ができること、様々なゲームの種類に関しての知識などは必要不可欠であると言えます。

その他クライアントの視点でプレイを実行し、いかに効率よく改善点を見つけ出すことができるかということも重要なポイントになります。将来的なことを考えるのであれば、開発エンジニアとして役立つ資格を取得しておくのも有りです。

正社員のゲームテスターを目指す際に役立つ資格

前述の通り必須の資格はないものの、ゲームテスターを目指す際に役立つ資格(持っておくと有利になりやすい資格)は幾つかあります。以下では代表的な2つをご紹介します。

IT検証技術者認定試験(IVEC)

IT検証技術者認定試験(IVEC)は、その名の通り「IT」関連の業務などを検証する技術員の育成や技術向上、検証スキルの明確化を目的とした認定試験です。高いレベルに上がるほど、ゲームテスターだけでなく、IT業界全般のテスターとして仕事を受注することができるだけの資格を、証明できるようになります。

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、社会インフラで扱われるソフトウェアテストの技術や経験を証明するための資格です。こちらも様々な業界で扱われるソフトウェアのテスター資格として、活用することができます。

正社員のゲームテスターを目指す際に役立つスキル

資格を取得する以外にも、ゲームテスターを目指す際に役立つスキルがあります。ここではそれらのスキルについて見ていきましょう。

集中力

長時間ゲームをプレイし続けることになること、そのうえ仕事として様々な改善点をチェックしていく必要があるため、高い集中力があることがゲームテスターには望ましいと考えられています。

忍耐力

前述の通り、長時間同じ操作やゲームをするため、忍耐力も同様に欠かせないものと考えられています。自分好みのゲームができるとは限らないため、それでも苦にならないだけの、長時間コツコツとした作業を続けるだけの忍耐力を持つ必要もあります。

観察力

ゲーム内の細かな動作や設計などのバグを見つけることが主な仕事になるため、観察力も重要なスキルになります。

7. ゲームテスターのやりがいとは

将来性も高く、非常に魅力的な職業ではありますが、淡々とした作業の連続に陥ることもあり、ネガティブなイメージも含まれるゲームテスターですが、ポジティブなものとして、どのようなやりがいがあるのかも見ていきましょう。

専門知識が身につく

開発エンジニアとの連携を取る機会も多く、広い範囲での仕事を把握することや、専門スキルが認められることによって、開発事業に参加できる機会にも恵まれ得る可能性があります。

新作ゲーム開発に携われる

ゲーム好きな人にとっては、世の出ていない新作ゲームを誰よりも先にプレイする、もしくは開発に携われるという点は、ゲームテスターの魅力のひとつでもあるでしょう。ゲーム開発に携わることで、エンドロールに自分の名前が登場することになれば、高い満足度も得られます。

8. まとめ

ゲームテスターという職業は、まだ世に出る前の開発過程に参加し、使用や動作の不具合などをチェックすることが主な役割となる職業です。他業種からの未経験者なども採用範囲内になっている企業も多く、それでいて将来は開発エンジニア候補としても取り組めるだけの将来性も持っている魅力的な職業になります。

将来性が高い分、必要とするスキルを身につけておく必要もありますが、非常にやりがいを感じることのできる仕事を得ることができるでしょう。

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