ゲームテスターはゲームの品質を守る最後の砦! ゲームテスターへ正社員で転職する方法とは?仕事内容も紹介

最終更新日:2020年10月27日

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ゲームテスターは、ゲームの開発工程が完了した後に、仕様や不具合のチェックを行う職種です。ゲーム業界への登竜門として知られており、他業界からの転職者も受け入れています。将来的にゲーム業界で開発者を目指すのであれば、ゲームテスターとして実績を積むことで道が拓けるでしょう。ただし、正確さや忍耐強さ、緻密さなどいくつかの適性が必要となる職種です。ここでは、ゲームテスターの仕事内容や将来性、正社員としての転職を成功させる方法などを紹介します。

1. ゲームテスターの仕事内容

まず、ゲームテスターの概要と仕事内容を紹介します。

ゲームテスターとは?

ゲームテスターは「デバッガー」とも呼ばれ、「開発が一定のラインに到達したゲームの仕様や不具合をチェックする」職種です。ここで言う一定のラインとは、「アルファ版」と呼ばれる段階で、「ゲームの基本的な部分はプレイ可能なバージョン」で、RPGであればメインシナリオ・戦闘といった中核部分は動作するものの、細かなイベントなどは実装されていない状態です。ゲームテスターは、アルファ版をプレイしながら、動作が仕様通りであるか、不具合がどこにどれだけ発生しているかなどをチェックし、開発者へ報告します。

ゲームテスターは、ゲームプログラマーが兼務する場合もあれば、専門のテスターをアサインする場合もあります。したがって、全ての開発プロジェクトにゲームテスターが必要であるとは限りません。しかし、テスト工程はゲームの品質を左右する重要な工程です。開発規模の大きなタイトルであれば、ゲームテスターの需要は必ず発生すると言って良いでしょう。

ゲームテスターの主な仕事内容

ゲームテスターの仕事内容は、主に以下の3つです。

仕様チェック

設計書や仕様書に沿ってゲームが動作するか、画面仕様は想定通りかなどをチェックします。また、ゲーム開発では、シナリオ・グラフィック・サウンドなど分野ごとに開発者が存在するため、複数の要素が仕様書通りに組み合わされているかもチェックします。

操作性、性能チェック

操作性、性能チェックは、いわば「品質評価」です。UIやキーボードの操作性、反応速度などをチェックし、「ユーザーが満足するレベルを満たしているか」「面白さを損ねない操作感を提供できているか」といった視点でチェックを行います。また、ゲーム自体の難易度をチェックすることもあるでしょう。

不具合の記録と報告

上記のようなチェックを繰り返した結果を報告書にまとめ、開発者に提出します。こうした報告書は、「テスト結果報告書」や「不具合報告書」とも呼ばれます。開発者は、報告書をもとに不具合修正(バグフィックス)や仕様変更を行い、アルファ版の次工程である「ベータ版」、さらには完成形である「マスター版」のリリースを目指します。

2. ゲームテスターの将来性、年収

次に、ゲームテスターの将来性や年収について解説します。

ゲームテスターの将来性

ゲームテスターの将来性は、ゲーム業界の将来性とほぼイコールです。近年のゲーム開発は、開発工程の肥大化やスケジュールのタイトさから、品質を担保することが難しくなっています。例えば、クロスプラットフォーム・マルチプラットフォーム対応のタイトルであれば、OSや機種ごとにチェックしなければならない項目が増えるため、テスト工程が増えます。また、ゲーム自体も複雑で長大なシナリオや手の込んだ表現が一般化しており、チェックすべき項目の数は増加傾向にあります。

そのため、ゲームテスターは「品質」を担保する存在として、底堅い需要があると言えるでしょう。さらに、ゲーム業界ではゲームテスターから開発職へステップアップが一般化しているため、比較的将来性のある職種です。

ゲームテスターの年収

ゲームテスターの年収は、雇用形態によって大きく変化します。「アルバイト採用」の場合は、時給900~1400円程度が主流です。これに対し、正社員採用の場合は、年収300~450万円程度がボリュームゾーンになっています。以下は、実際の求人例です。

アルバイト採用の求人例
【時給】824円〜
【業務内容】未発売のゲームの仕様書に沿ってプレイして不具合をチェック
【求められるスキル・経験】ゲームが好きな方、ゲームテスターの経験不問

社員採用の求人例
【想定年収】400~420万円
【業務内容】テスト内容の立案、テストの実施、テストの進捗管理など
【求められるスキル・経験】社会人経験1年以上、テスト項目の立案・テスト経験、テストの進捗管理経験

両者の違いは「キャリアアップを前提としているか」という点にあります。正社員採用の場合は、ゲーム開発者(プログラマー)へのステップアップを前提とした採用であることも多いため、プログラミングスキルの習得を視野に入れてスキルアップを目指すと良いでしょう。

3. ゲームテスターへ「正社員」で転職するには?

最後に、ゲームテスターへ正社員で転職するための方法を紹介します。ゲームテスターとして正社員転職を成功させるには、まず「プログラマー、エンジニア候補としてゲームテスターを募集している企業」を探すことが大切です。前述した求人例からもわかるとおり、「ゲームテスターのまま正社員として雇用し続ける」企業は稀であると考えてください。

また、目ぼしい求人を見つけたあとは、応募の段階で「将来的にプログラマーかエンジニアを目指していること」を伝えましょう。ゲームテスターに応募した段階では、プログラミングスキルは問われないことが多いです。しかし、オフィスソフトやPC・スマートフォンの扱いなど、一般的なITリテラシーは重視されます。

完全未経験から正社員を目指す場合は、「時給制のアルバイト求人に応募」⇒「採用から半年~1年程度の実務経験を積む」⇒「プログラマー、エンジニアへのステップアップを前提とした正社員求人へ応募」というルートが有望でしょう。

ゲームテスターに向いている人とは?

ゲームテスターには「根気強さ」「緻密さ」などが求められます。これらに加えて、「ゼロベース思考」を身に着けていると評価されやすいでしょう。ゼロベース思考とは「前提知識や思い込みを捨て、基礎が無い状態から物事を考察する」スキルです。テスト工程やデバック工程では、前提知識や思い込みから、不具合に気が付かないことがあります。開発者がテストを担当しない理由のひとつは、前提知識が豊富なだけに、不具合を発見できないリスクがあるからです。

仕様書や設計書と比較しつつ、まっさらな状態で目の前の事態を眺めることを忘れない人材は、不具合やミスを見逃しません。ゲームテスターとして正社員を目指す場合は、このゼロベース思考をアピールしてみてはいかがでしょうか。

4. まとめ

ゲームテスターは、ゲームの開発工程が完了した後に、仕様や不具合のチェックを行う職種です。一般的にはゲーム業界の登竜門として知られており、他業界からの転職者も受け入れています。技術的なスキルはそれほど求められないものの、正確さや忍耐強さ、緻密さなどいくつかの適性が必須です。将来的にゲーム業界でキャリアを積みたいのであれば、まずはゲームテスターとして実績を積むことで道が拓けるでしょう。

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