業界未経験でゲームクリエイターになるために知っておくべき職種に関する情報とスキルの習得方法までをゲームクリエイターになるには?仕事内容や現職スキルが活かせる職種を解説

最終更新日:2021年10月29日

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一口に「ゲームクリエイター」といってもその職種は幅広く、また、専門性が高くスキルが求められる仕事でもあります。そのため、未経験者がゲーム業界に転職・就職するハードルは高いと言われています。とはいえ職種によって門戸の広さは違うため、必ずしも未経験者がなれないという訳ではありません。まずはゲームクリエイターとは何なのか、職種やそれぞれの仕事内容、次に、どうすればゲームクリエイターになることができるのかを解説していきます。

1. ゲームクリエイターとは?

ゲームクリエイターとは、ゲーム制作に関わる人全般を指します。実際のゲーム制作には様々な技術が必要で、ゲーム全体の企画や進行、シナリオ作成、キャラクターデザインやサウンド作成など、それぞれの分野で仕事が分かれています。まずは、どのような職種があり、それぞれどのような仕事内容なのかを確認していきましょう。

マネジメント系

プロデューサー

プロデューサーはゲーム制作の総責任者で、最も重要なポジションです。ゲーム制作のスケジュールや予算の管理、チーム編成の決定や人員調整を行い、全体の管理と最終決定を行います。制作に関わるマネジメントの他に、販売時期や広報に関する決定、トラブル対応など仕事の範囲が多岐に渡るため、広い視野と専門知識、マネジメント能力が必要になります。

デザイナー、サウンドクリエイター、プログラマーは、問題や問題が発生したときにプロデューサーやディレクターのところに来ることが多いため、必要な支援を行うこともプロデューサーの仕事です。

ディレクター

ディレクターはゲーム制作の現場監督と言って良いでしょう。ゲームの企画段階から参画し、実際に企画が動き出してからは、スケジュール管理、各スタッフへのアドバイスや指示を行います。密にコミュニケーションを取りながら仕様を伝え、スケジュール通りに制作が進むようにチームのまとめ役となってプロジェクトを進行します。大規模なゲーム制作の場合、プログラム部門のディレクター、デザイン部門のディレクターなど階層的にそれぞれの部門を率いる場合もあります。

制作された成果物に対するクオリティのチェックもディレクターの仕事のうちのひとつで、問題が発生した場合は適切な指示を行い、ゲーム制作の全体を指揮する仕事です。

企画系

プランナー

プランナーは新しいゲームの企画を行う仕事です。ユーザニーズやマーケットの分析、予測を行い、どのターゲットに、どのような内容のゲームを提供するか、なぜそのゲームを作るのかなどを企画書として作成します。プロデューサーやディレクターと企画をすりあわせながら、レイアウトやルールなどゲームの骨子となる仕様を作成していきます。

ゲームが形になってきたあと、テストプレイを行い改善点を挙げるのもプランナーの仕事で、販売開始後は集計や分析を行い、バージョンアップや次のゲーム制作のための情報を収集・整理します。

シナリオライター

ゲーム全体のストーリーやキャラクター、登場人物を考え、ゲームの世界観を創り上げる仕事です。ゲーム制作では一般的な脚本家とは異なり、プレイヤーの選択によって分岐が発生するため、複数の展開を考え、エンディングに纏めあげるシナリオを作成します。

RPGではシナリオが特に重視されるため、キャラクターの細かい設定まで行い、キャラクターに合ったセリフや演出などいかにユーザを引きつける魅力的なストーリーを制作できるかが重要な仕事です。

制作系

プログラマー

制作されたキャラクターやシナリオ、サウンドなどをプログラミングによって、ゲームとして動くよう実装する仕事です。プレイヤーの目に入るフロント部分のプログラマー、ネットワークで動くようにするためのサーバサイドのプログラマー、通信などのネットワーク環境を作るネットワークエンジニアやサーバサイドエンジニアなどがあります。プログラミング言語は各フィールドやゲームで異なり、Unity、C++、Objective-C、C#、PHP、Java、Ruby、Go、Swiftなどが多く使われています。

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターは、ゲームで使われるBGMや効果音、テーマ音楽など、全ての音を作り出す仕事です。ゲームのそれぞれのシーンに合った音をつくるため、クラシックやロック、テクノ、ポップなど様々な分野の音楽の知識を活かして制作を行います。

また、サウンドクリエイターには、作曲スタッフとサウンドプログラマーという職種に分かれていることがあります。作曲スタッフは音楽を作る仕事ですが、サウンドプログラマーは音楽をゲーム上で鳴らす仕事のためプログラムの知識が必要です。ゲームを盛り上げるための魅力的なサウンドは、ゲームの顔にもなり得るやりがいのある職種と言えます。

デザイナー

キャラクターや背景、ゲーム中のアイテムやマップなど、プレイヤーの目に見えるもの全てのデザインを行います。最近では2D、3Dそれぞれ専門で担当することが多く、2Dの場合はPhotoshopやIllustrator、3Dの場合はMayaや3dsMaxなどのソフトを使いこなしながら制作を行います。

デザイン制作はいくつかの工程があり、まずはデッサンを行い、デッサン画をもとに物体の形状を制作するモデリングの作業を行います。モデリング後、よりリアルな形状になるよう光や影をつけ、最後に動きを加えます。魅力的なゲームのキャラクターは、ゲームの人気に加え、キャラクターグッズなどにも波及する影響力のある仕事です。

2. ゲームクリエイターに必要なスキル

ゲームクリエイターに必要なスキルとは何でしょうか。ゲーム制作ではITの知識も必要となるため、IT関連の資格取得を紹介したり勧めたりしているサイトもありますが、ゲーム業界では学歴や資格が問われないことが殆どです。経験やスキル重視のため、資格取得の勉強に時間を費やすのであれば、スキルの習得や実務に役立つ勉強に時間を使うべきでしょう。

例外として挙げられるのは、デザイナーとサウンドクリエイターです。デザイナーが使うAdobeなどのソフトやサウンドクリエイターが使うMIDIなどは資格取得が可能で、資格を持っていれば「ソフトが扱える」というわかり易い指標となるため、持っていて損はありません。それでは、各職種で必要なスキルを確認していきましょう。

マネジメント系

プロデューサー

強力なコミュニケーションスキルと、マネジメントスキル、交渉スキル、問題解決能力、チームメンバーと協力して期限を守るためのノウハウやゲームに関する知識が必要です。また、実務的な知識としてC++、Java、Cなどのプログラミング言語を理解し、建設的なフィードバックを提供できるスキルが必要です。どのマイルストーンが実現可能で、それらに到達するために何が必要か、経験をもとにイメージできる必要があります。

ディレクター

チームへ的確に指示を出し、工程を管理する必要があるためリーダーシップやコミュニケーション能力、問題解決能力、進行管理のスキルが必要です。
その他、業界を察知する広い視野と業界の知識に加え、プロデューサーと同じく実務的な知識としてC++、Java、Cなどのプログラミング言語を理解できることが円滑に制作を勧める上で必要となるスキルです。

企画系

プランナー

ゲームの企画を行うためには、企画力は勿論、市場を分析するマーケティングスキル、論理的思考能力、企画を通すための魅力的でわかりやすい資料作成スキルや、会社やチームに企画を的確に伝えるためのコミュニケーション能力が必要です。

シナリオライター

魅力的なゲームシナリオを作成するための発想力と文章力、キャラクターやゲームの世界観をまとめる構成スキルに加え、タイトなスケジュールの中でも書き上げる執筆スピードも重要です。また、これまでに発売されたゲームのシナリオを熟知していることもスキルのうちのひとつになります。

制作系

プログラマー

C++、C、Unity、Swift、Javaなどプログラミング言語のスキル、AWSやGCP、Azureなどのクラウドやネットワークの知識、論理思考能力に加え、情報収集や海外展開の際に必要となる英語などの言語スキルも重要です。

サウンドクリエイター

シナリオを理解し、ゲームのキャラクターや性格、シーンに合わせたサウンドを作るスキル、楽譜を読むスキル、楽器についての知識、様々な音楽ジャンルの知識、DAW(Pro Tools等)、波形編集ソフトを扱うスキルが必要です。

デザイナー

シナリオを理解し、キャラクターやシーンを発想するスキルとイメージを具現化するデッサンスキル、Illustrator、Photoshopでの描画スキルに加え、Live2Dのスキル、3Dデザイナーの場合は、Mayaや3dsMaxなどの描画スキルが求められます。

3. 現職のスキルを活かせるゲームクリエイターの職種とは

マネジメント系の職種は、ゲームクリエイターとしての知識や経験が必須となるため、いきなりプロデューサーやディレクターになることは不可能と考えたほうが良いでしょう。しかし、その他の職種は現在の業種が違っていてゲーム業界が初めてでも、現職のスキルや経験が活かせることが多く比較的門戸が開かれています。どのような経験やスキルを持っていればゲーム業界に転職できるのか、それぞれの職種ごとに解説していきます。

プランナー

プランナーはマーケットのニーズを先読みしたり創り出す仕事であるため、市場分析を行なうような営業や企画、マーケティング職の経験や実績がある場合、スキルを活かすことができるでしょう。

とはいえ、ただ「営業をしていました」「企画をしていました」では勿論採用されません。例えば、会社の新規事業を行うにあたり市場調査やデータの分析をもとに企画、製品化し、利益が出た。自身が発案したアイデアから企画を行い販売まで行った、という具体的かつ成功した実績、熱意が必要になります。

プログラマー

プログラマーは業種が違えど、プログラミング言語のスキルやデータベース、Webの知識を十分に活かすことができます。ゲーム特有のノウハウはあるものの、入社してからでも良いとする企業が多いでしょう。最近ではゲーム機器だけにとどまらず、スマートフォンアプリを対象とするゲームも多いため、アプリ開発経験も活かすことができます。

加えて、昨今はゲームがインターネットに繋がる事も当たり前になっているため、インフラエンジニアやサーバーサイドエンジニアも需要があり、スキルを活かせる職業と言えます。

デザイナー、サウンドクリエイター

デザイナーやサウンドクリエイターという職業は、制作ソフトが使えるかどうかに加え、制作した作品のクオリティ・センスが勝負になるため、業種が異なっていてもスキルをそのまま活かすことができます。ゲーム特有のノウハウやルールなどは学ぶ必要があるものの、入社後で許される範疇です。これまでの作品や実績をポートフォリオとして提示し、アピールできます。

シナリオライター

シナリオライターもクオリティやセンスが重視される職業です。小さくても短編でも良いので、ライトノベルやCMやYouTubeなど、何らかのシナリオ作成や企画経験がある場合は作品を実績としてアピールできます。また、様々な分野の物語に精通していることや「好き」であることも重要なポイントです。

テスター

企画系や制作系のように、ここまでに挙げた業種に関わるようなスキルはないものの、とにかくゲーム業界に身をおきたいという場合にはテスターという選択肢があります。テスターは、出来上がったゲームのテストを行い、バグを発見し報告する仕事です。テスターは最悪の場合アルバイトでの採用というケースも多いものの、テスターとして入り、ゲーム制作のことを徐々に学びながら就きたい職業のスキルを勉強していく道もあります。

4. ゲームクリエイターになるには?スキルの習得方法

前項までの解説で、ゲームクリエイターになるにはスキルを持っていることが重要であることを理解して頂けたのではないでしょうか。最後にゲームクリエイターとして必要となるスキルの習得方法について解説します。

専門学校・大学

専門学校では、なりたい職種のスキル習得に加え、ゲーム制作の流れがひと通り経験できることも大きなメリットです。その他では、ゲームクリエイターに関連する学科や学部を設けている大学もあります。専門学校や大学は、基礎から学ぶことができる反面、学費がかかることと、時間も必要になる点で誰もが選べる手段ではありませんが、学校が就職先とのコネクションを持っていることもあるためゲームクリエイターへの確実な道と言えます。

コンテスト

ゲーム業界はセンスが問われる職業でもあるため、コンテストの賞を持っていると就職の際強力な武器になります。「日本ゲーム大賞」や「集英社ゲームクリエイターズCAMP」、「ニコニコ自作ゲームフェス」など、大小様々なコンテストが開催されています。賞を取るということ自体ハードルが高いことではあるものの、コンテストに向けて制作することでスキルも磨け、賞が取れなかったとしてもエントリー実績と、エントリー作品をポートフォリオとして見せることができます。

独学で勉強

デザイナーやサウンドクリエイター、プログラマーは独学で勉強をしやすい職業のため、独学で勉強することも十分現実的な道のひとつと言えます。芸人でありながら独学でゲームを作り自身の仕事に活かしている野田クリスタルのような例もあり、独学でも十分アピールはできるでしょう。

また、最近では小学生でも「Scratch Studio」などでゲームを作成し、公開しています。プログラマーでなくても簡単にゲームを作ることができるため、シナリオライター志望やデザイナー、サウンドクリエイター志望でも自分一人でゲームを制作することができます。発想やシナリオをアピールしたり、プレイ数でアピールしたりと、自作のゲームを通してスキルと熱意を伝えることができます。

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