ネットワークエンジニアの適性とは?仕事内容ややりがいも紹介

最終更新日:2024年5月21日

ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの設計、構築、保守・運用などによって、企業のITインフラを支える職種です。クライアントに対して課題のヒアリングや提案も行うため、技術的な知識・スキルのほか、コミュニケーションスキルも重視されます。

今後はクラウドをはじめとした新しい知識の吸収も必要になるため、技術に対する興味・関心が強い人ほど向いている職種といえるでしょう。

この記事では、ネットワークエンジニアになるか迷っている人向けに、職種に対する適性や必要なスキルについて解説します。

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この記事のまとめ

  • ネットワークエンジニアの仕事内容は、ネットワークの設計や構築、保守/運用である
  • ネットワークエンジニアは、論理的に物事を考えられ、協調性や知的探求心、忍耐強さなどを持つ人に適性がある
  • ネットワークエンジニアのキャリアパスは、クラウドエンジニアやプロジェクトマネージャー、フリーランスなどが挙げられる
  • ネットワークエンジニアに転職するには、ネットワークスペシャリストなどの資格を積極的に取得し、スキルをアピールすることが有効

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ネットワークエンジニアの仕事内容と求められるスキル・知識

ネットワークエンジニアと聞いて、どのような職種であるか具体的な仕事内容をイメージできるでしょうか。ITエンジニアは関わる領域によって仕事内容が異なります。そのため、転職後のミスマッチを防ぐためにも、ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルなどを改めて確認しておきましょう。

ここでは、ネットワークエンジニアの仕事内容や求められるスキル・知識について解説します。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容は、コンピューターネットワークの設計・構築・保守・運用です。ネットワークエンジニアに興味を持っている方の中でも、まずは仕事内容を知り、その後に自分に適性があるのかどうかを検討するケースも多いでしょう。

以下では、ネットワークエンジニアの仕事内容を3つのフェーズに分けて解説していきます。

設計

まず、クライアント側が作成したRFP(提案依頼書)に従って、課題に対する提案書を作成し、クライアント企業へプレゼンテーションを行います。その後、合意に至った内容をもとにネットワーク設計を行います。

設計工程の具体的なタスクは、コンピューターネットワークの要件定義や設計、機器パラメータの定義、コンフィグ設計、テスト資料作成などです。

構築

設計工程で決定した内容をもとに、ネットワークを構築します。LANケーブルやルーターなどのネットワーク機器の配置(ラッキング)、機器間のケーブル接続を行います。また、ネットワーク機器へコンフィグを反映させ、動作確認、テストなども行います。

保守・運用

ネットワークが切断されるなど稼働中に何らかの障害が発生した場合には、ネットワーク機器の交換やメンテナンスを行います。また、トラフィック状況に応じてネットワーク機器の設定変更を行ったり、セキュリティやシステム稼働率をチェックしたりといった業務も担当する場合があります。

ネットワークエンジニアに求められるスキル・知識

ネットワークエンジニアには、TCP/IPやOSI参照モデルのように世界中で使われている標準的な知識をはじめ、設計スキルや近年急速に普及しているクラウドに関する知識などが必要です。特にクラウド化に対応するスキルは、将来的にネットワークエンジニアに必須となる可能性が高いです。

以下、詳しく解説します。

TCP/IP全般の基礎知識

TCP/IPは、インターネット・イントラネット通信において使用される通信プロトコル(通信方法)です。IP、ICMP、TCP/UDP、SMTP、SSH、Telnet、httpなど、複数のプロトコルで構成されています。後述するOSI参照モデルと並び、ネットワークエンジニアの必須知識といえるでしょう。

OSI参照モデルの知識

コンピュータなどの通信機器の機能を、7つの階層構造に分割したものがOSI参照モデルです。ネットワークエンジニアはOSI参照モデルをベースに設計・構築を行うケースが大半で、実際の現場でも頻繁に使う知識です。

OSI参照モデルは7つの階層(レイヤー)に分類されており、それぞれの階層で必要になる技術が異なります。ネットワークエンジニアを目指すのであれば、特に第1層(物理層)から第4層(トランスポート層)までの機能を理解しておきましょう。

設計スキル

ネットワーク設計は「論理設計」と「物理設計」に分けられます。

論理設計では、OSI参照モデルの第3層(ネットワーク層)を参考に、ネットワークの論理的な接続状態を決定します。

一方、物理設計では、OSI参照モデル上の第1層(物理層)と第2層(データリンク層)をベースに、ネットワーク機器(ルーターやスイッチなど)をどのサーバーからどのように繋ぐかを決めます。

これらの設計スキルのほかにも、大手ベンダー機器固有の機能に対する知識も備えておくと良いでしょう。

クラウド化対応スキル

クラウドサービスの普及で、物理的なネットワークの運用保守作業は減少すると考えられています。一方、今後はSDNを用いたネットワーク仮想化が主流になるため、それらを実現するOpen Flowに対応するスキルも磨いておく必要があります。

また、ネットワーク仮想化はプログラミング言語を用いて行うため、ネットワークエンジニアであってもRuby、Java、Pythonなどのスクリプト言語は扱えるようにしておくと良いでしょう。

このようにネットワークエンジニアは、ITシステムのライフサイクル(設計・構築・保守運用)すべてに関わる仕事です。それだけに、幅広い知識・スキルを身につける勤勉さや貪欲さが重要といえます。

関連記事: ネットワークエンジニアのキャリアパス|キャリアアップの要点も解説

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ネットワークエンジニアは楽しい?やりがいについて

ネットワークエンジニアの仕事はチーム単位で行うことがほとんどです。そのため、一人で黙々と作業するよりも、チームで協調性をもって働くことが好きな方は適性があるといえ、特にやりがいを感じられるでしょう。

また、ネットワークエンジニアの仕事は、システムの根幹を支えるITインフラに携わるため、業務の責任が重いのが特徴です。その分、自身でシステムを支えている実感を得やすく、大きなやりがいを感じながら働いていけます。インフラを支える責任や苦悩もありますが、「やりがい=楽しさ」と感じられる経験もできるでしょう。

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ネットワークエンジニアの将来性

ネットワークエンジニアは「やめとけ」、「オワコンだ」といわれることも多いようです。ネットワークエンジニアへ転職したい場合、そのようなイメージや職種の将来性に不安があれば、前向きに検討できないでしょう。実際のところ、ネットワークエンジニアに将来性はあるのでしょうか。

ここでは、ネットワークエンジニアの将来性について解説します。

企業のIT活用で求人は安定している

近年のDX化やテレワークの普及もあり、大企業・中小企業問わずITの利活用が求められています。特に国や地方自治体が環境整備や支援を積極的に行っているため、ネットワークエンジニアの求人は比較的安定しているといえるでしょう。

クラウド型、オンプレミス型のどちらを採用することになっても、ネットワークエンジニアの存在は欠かせません。そのため、ネットワークエンジニアは今後も高い需要が見込まれています。

クラウド技術を扱う業務が増える

クラウド技術を扱う業務が今後さらに増えることも、ネットワークエンジニアの将来性に大きく影響します。

オンラインでのビデオミーティングや電子契約、会計システムなど便利なクラウドサービスが続々と登場しています。クラウドサービスが増えることで、ネットワークの運用・保守業務もクラウドサービスで行う機会が多くなるでしょう。

しかし、クラウドサービスで運用するとはいえ、要件定義や設計業務はネットワークエンジニアの手によって行われます。そのためネットワークエンジニアにはネットワークの設計・構築などのスキルに加えて、クラウドサービスの選定や企画提案などのスキルも求められるようになるでしょう。

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ネットワークエンジニアとしての「適性」とは?

ネットワークエンジニアが自分に向いているかどうか検討することは、転職を考える上で重要です。向いていない職種で働き続けても、モチベーションを保つことが難しく、ネットワークエンジニアとしての自分の将来性についても不安に感じてしまうでしょう。

ここでは、ネットワークエンジニアとしての適性について解説します。内容は、技術力や知識とは異なり、人柄や志向に関係した事柄です。

協調性がある

ネットワークエンジニアは、単独行動よりもチームで業務を進めることが多い職種です。特に保守・運用では、複数人で客先常駐することが多いため、クライアントやメンバーと良好な関係を保たなければなりません。よって、周囲に適応する柔軟性や親しみやすさを持っている必要があります。

情報の整理と体系化が苦にならない

ネットワーク設計・構築には、OSやネットワーク機器、そのほか複数分野の知識が必要になります。複数の分野にまたがる専門知識を整理・体系化し、1つの成果(提案書や設計書などの顧客への納品物)に結びつける作業が、ネットワークエンジニアの仕事における醍醐味ともいえます。

数十ページにも及ぶ資料を作成するケースも多く、非常に地道な作業もあります。このような作業が苦にならず、根気強く対応できる人が向いているといえるでしょう。

知的探究心がある

仮想化技術をはじめ、OSやハードウェアの進歩など、ネットワークを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。それゆえ、ネットワーク全般のみならずハードウェアやソフトウェアなどについても最新技術を吸収・活用する力が求められるでしょう。

日頃から向上心を持ち、積極的に新しい技術を学習できる人は適性があります。

正確さと忍耐強さがある

ネットワークを含めたITインフラは「正常に動作して当たり前」と見なされがちです。トライ&エラーは許されず、不具合や障害の影響が大きいことから、いかに正確に作業を遂行できるかが重要です。加えて、障害対応時のログ調査や不具合調査では、特に緻密な作業が要求されます。

したがって、正確さを重視することに妥協しない忍耐強さも重要な適性であるといえるでしょう。

論理的な思考を持っている

ネットワークエンジニアの仕事は、物事を論理的に理解する思考が求められます。根拠と結論を明確にし、状況を正確に捉える考え方ができなければ、クライアントの意向に沿わない結果となり、予期せぬトラブルにつながる可能性もあります。

もしトラブルが起きてしまっても、論理的に考えられれば問題解決への糸口を見つけられます。さらに、コミュニケーションの場面でも、このような思考ができれば物事を順序立てて分かりやすく相手に伝えられます。ネットワークエンジニアとしての仕事を確実に遂行していくには、論理的思考で物事を分析できる力が必要です。

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ネットワークエンジニアの年収相場

ネットワークエンジニアに興味があっても、年収に満足できなければ転職を決断することは難しいでしょう。ネットワークエンジニアの年収相場を把握するには、実際の求人情報を参考にするのが有効といえます。

レバテックキャリアに掲載されている求人から算出した場合の年収幅は、平均約436万円〜817万円となっています。未経験可とする求人もありますが、その場合だと年収300万円前後となり、比較的低めの傾向です。

一方で1,000万円を超える年収を提示している企業も多数あるため、これまでのエンジニア経験や入社後の活躍次第では大幅に年収アップが見込める可能性もあります。

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ネットワークエンジニアに転職するメリット

ネットワークエンジニアは需要が高まっており、今後も活躍が期待される職種として注目されています。転職を考える上では、仕事内容や適性、必要なスキル、年収など、さまざま要素を考慮する必要がありますが、あわせてメリットも知っておくと良いでしょう。

自分に向いている職種かどうかを判断するのも大切ですが、適性は普段の意識や努力でこれから養っていくことが可能です。現時点で自分には適性がないからと転職を諦めてしまうのはもったいないことです。

ネットワークエンジニアに転職するメリットを知ってから、自分が身につけるべき能力や適性を判断するのも決して間違いではありません。

では、以下でネットワークエンジニアに転職するメリットについて見ていきましょう。

キャリアパスが豊富

ネットワークエンジニアに転職すれば、その後のキャリアパスが複数考えられることはメリットといえます。主なキャリアパスとして、以下の4つが挙げられます。

  • ・ネットワーク分野のスペシャリスト

    ・クラウドエンジニア

    ・プロジェクトマネージャー

    ・ITコンサルタント

    ・フリーランス

ネットワークエンジニアとして経験を積んでいけば、その分野を極める専門家として活躍する道やプロジェクトリーダーを経てプロジェクトマネージャーになることも可能なキャリアパスです。

また、将来性が期待されるクラウド分野のエンジニアを目指したり、コンサルタントやフリーランスの道も選択できたりと、キャリアパスの選択肢が豊富です。

リモートワークが可能な会社もある

企業によっては、リモートワークが可能な場合があり、その点もメリットといえます。ネットワークエンジニアは客先常駐することが多く、常駐先の環境が合わないと感じる人もいます。通勤不要で仕事ができれば業務環境による精神的な負担もなく、業務だけに集中できます。

とはいえ、未経験や経験の浅いエンジニアの場合は、ある程度の経験を積まなければリモートワークを選択できないケースが多いです。転職後にリモートワークを希望する場合は、あらかじめ企業の求人情報を確認し面接時にも聞いてみると良いでしょう。

未経験で転職した場合でも、ネットワークエンジニアとして信頼される知識や技術を持つ人材となれれば将来的に働く場所を選択できることは魅力といえます。

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未経験からネットワークエンジニアになるには

未経験からの転職は経験者に比べてハードルが高く、入社当初は年収も低めの傾向が見られます。とはいえ、未経験からでもネットワークエンジニアを目指すことは可能です。実際に、レバテックキャリアでも未経験可の求人が掲載されています。

ネットワークエンジニアになるには多くの専門知識やスキルを養う必要があるため、未経験の場合には相当の努力が必須となります。しかし、努力の末にネットワークエンジニアとして転職できれば、将来的なキャリアパスの選択肢も豊富な上、年収アップも十分に見込めるでしょう。

未経験からネットワークエンジニアを目指すために、適性も含めたさまざまな要素も踏まえつつ、下記で紹介する方法を検討してみてはいかがでしょうか。

独学

ネットワークエンジニアになるためには専門学校などに通う必要はなく、独学からでも十分に転職可能です。書籍のみならずオンラインスクールも多く展開されているため、費用を極力抑えつつ自身の好きな時間で学習できます。

しかし、独学でネットワークエンジニアを目指す場合、強い意志と継続的な努力が不可欠です。仕事や家庭と両立して勉強を継続しなければならないため、気力・体力が必要となります。

大学や専門学校で学ぶ

大学や専門学校でネットワークに関する技術を学ぶのも一つの手です。まとまった費用はかかりますが、ネットワークに関するシステムを体系的に学習できます。

大学の場合はネットワークに関する知識だけではなく、情報処理に関する知識も習得できます。大学によってカリキュラムの内容は異なるので、パンフレットを請求して事前に確認しておきましょう。

専門学校の場合は最新のネットワーク技術を集中的に学べます。また、資格取得のサポートや就職サポートを実施している学校が多い点もメリットです。さらに、大手の専門学校の場合、IT業界とのつながりがあります。学校内で優秀な成績を収めることで、大手企業へ就職するチャンスを手に入れることもできるでしょう。

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ネットワークエンジニアを目指すときに役立つ資格

ネットワークエンジニアを転職する場合、資格を持っていれば有効なアピールポイントとなります。また、転職後の実務においても資格取得のために学習した内容が非常に役に立ちます。たとえ、技術力が不足していたとしても、知識に富んでいれば業務への理解度も深まりやすいといえます。

資格を取得することでネットワークエンジニアへの意欲を示せたり、知識やスキルを認められたりと転職活動の後押しとなるでしょう。

ここでは、ネットワークエンジニアの仕事に役立つ資格を解説します。

CCT(入門者向け)

CCTは、世界的なネットワーク機器ベンダーである、CISCO社が認定する資格のひとつです。入門者向けの資格試験であり、シスコ認定資格を5段階に分けたグレードの中でも最も簡単なレベルです。データセンターやサーバーのスキルに特化したCCT Data Centerと、ルーターやスイッチのスキルに特化したCCT Routing&Switchingの2つの試験に分かれています。

CCNA(中級者向け)

CCNAもCISCO社が認定する資格です。CCTの上位資格であり、実務初級者から中級者レベルを想定しています。ネットワーク構築に必要な基礎知識を持っていることを証明でき、CISCO製品の操作方法やセキュリティの基礎、自動化とプログラマビリティなど幅広い知識を習得可能です。

CCNP Enterprise(中級者から上級者向け)

CCNP Enterpriseは実務経験者向けの資格であり、CCNAの上位資格です。企業によって差はあるものの、実務3〜5年を目安に取得が推奨されていることが多いです。

資格を取得すれば、比較的大規模なネットワークの設計や構築、保守・運用に必要な知識・スキルの証明になります。実務経験をもとに、知識の体系化と浸透を図るには最適な資格です。

認定を受けるには、エンタープライズインフラストラクチャーの知識を問うコア試験と、専門分野に特化した選択式のコンセントレーション試験の2つの試験に合格する必要があります。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格で、大規模ネットワークの構築、運用・保守を行うための知識を学ぶことができます。国家資格の中では唯一のネットワークエンジニア向け資格であり、取得すると高い評価を得ることができます。令和5年春季の合格率は14.3%程度で、非常に難易度の高い資格です。

Linux技術者認定試験(LinuC・LPIC)

LinuCは、LPI-Japanが提供している認定試験です。世界中で使われているOSである、Linuxに関する知識やスキルが問われます。LinuCの試験はレベル1〜3に分けられています。

レベル1では物理・仮想環境のLinuxサーバーの構築運用、レベル2では仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設計・構築、レベル3では各分野の最高レベルの技術力を持つ専門家レベルという内容になっています。LinuCの資格を取得することで、Linuxサーバーの管理者としての知識やスキルを証明できます。

LPICもLinux技術者認定試験であり、世界中で認知されているLinux認定です。Linuxのシステム管理やネットワーク構築に関わる知識が問われます。試験のグレードはLPIC-1〜LPIC-3の3種類あり、初級レベルであるLPIC-1の認定を受けるためには、101試験、102試験の両方に合格する必要があります。認定されれば、世界でも通用するLinux技術者として評価されます。

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ネットワークエンジニアに関するよくある質問

ネットワークエンジニアへの適性の有無に関係なく、職種に興味を持つ方からは多くの質問が寄せられます。市場・職種の将来性や豊富なキャリアパスを考えれば、ネットワークエンジニアを目指す理由にも納得がいきます。

ここでは、ネットワークエンジニアに関する質問の中でも特に多いものをピックアップし、回答していきます。ぜひ、疑問解決の参考にしてください。

Q1. ネットワークエンジニアに向いているのはどのような人ですか?

ネットワークエンジニアには技術的な知識やスキルだけでなく、高いコミュニケーション能力が求められます。チームメンバーやクライアントとの意思疎通が上手くいかなければさまざまな業務に支障をきたします。対話が苦にならない人が向いているといえます。

Q2. ネットワークエンジニアに必要なスキルを教えてください

インターネット・イントラネット通信において使用される通信プロトコルである「TCP/IP」の知識や設計・構築のベースとなる「OSI参照モデル」の知識は最低限必要です。また、今後ますます市場拡大が期待される「クラウド」に関する知識やスキルも身につけておくと良いでしょう。

Q3. ネットワークエンジニアの仕事で辛いことは何ですか?

転職後、はじめは給与が低く、業務が割に合わないと感じたり辛く感じたりすることもあるでしょう。また、保守・運用のフェーズではトラブル対応に追われる場合が多く、慣れるまでは精神的負担となることも考えられます。また、キャリアアップのために資格取得を目指しても、難易度が高いために途中で挫折する人もいます。

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まとめ

この記事では、仕事内容やスキルをもとにネットワークエンジニアの適性について解説しました。ネットワークエンジニアは企業のITインフラに関わる重要な職種であり、クラウド化によって今後の将来性にも期待できるといえます。

未経験からネットワークエンジニアになることは簡単ではないものの、転職時に役立つ資格を取得すればスキルや意欲をアピールすることが可能です。この記事で解説した適性を参考にしながら、ネットワークエンジニアに求められるスキルを磨いてはいかがでしょうか。

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この記事の監修

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