サーバーサイドエンジニアに必要なスキルは?資格や勉強方法まで解説

最終更新日:2023年10月6日

サーバーサイドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションなどの、サーバー側から行うプログラムの開発やサーバーのデータ管理などを担当する職種です。具体的なプログラムの例としては、ECサイトの商品の検索や新規データの登録、更新などがあります。これらのプログラムは、サーバー側で行われ、WebサイトやWebアプリケーションを運用するうえで重要な役割を担っています。

サーバーサイドエンジニアは、業務の対応範囲が広く、高いスキルが求められます。この記事では、サーバーサイドエンジニアに必要な知識やスキル・資格の習得方法、仕事内容・年収などを解説しています。サーバーサイドエンジニアへの転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事のまとめ

  • サーバーサイドエンジニアに必要なスキルは、プログラミングスキル、OSスキル、クラウドサービスを使いこなすスキルなど
  • サーバーサイドエンジニアが必要スキルを身に付けるためには、学習サイト、書籍、プログラミングスクールなどの選択肢がある
  • 資格取得や情報収集も勉強には有効だが、最終的には手を動かしてトライアンドエラーをやっていくことがスキルアップへの唯一の道

サーバーサイドエンジニアについて

サーバーサイドエンジニアは、Webサーバー側の処理の開発やサーバーのデータ管理などを行います。そのためサーバーサイドエンジニアの業務範囲は広いといえるでしょう。ここではサーバーサイドエンジニアについて、仕事内容や年収を具体的に紹介していきます。

具体的な仕事内容

サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、主に「設計」「開発(プログラミング)」「テスト」といった工程を担当します。企業によっては、開発とテストのみを担当するケースもあります。Webアプリケーションの開発では、検索やデータの登録・更新、計算処理などロジック部分の設計および構築が主業務になることもあります。CMSを使ったホームページなど小規模な開発では、クラウドサーバーの構築やデータベース設計、プログラムのリリース、フロント開発など幅広い業務を担います。

関連記事 : サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や資格、言語の勉強方法などを紹介

年収相場

サーバーサイドエンジニアの年収は、レバテックキャリアの求人情報(2023年9月時点)を見ると400〜1200万円程度とかなり幅があります。多くの求人では年収400〜800万円が相場で、高いスキルがあれば1000万円を超える年収も期待できる職種です。一方で未経験者の場合は、300万円〜400万円程度が目安になるでしょう。

今後の需要と将来性

サーバーサイドエンジニアは、需要が高くて将来性がある職種といわれています。現代社会では、サーバーとデータ処理のやりとりを行う企業は数多くあります。またWebアプリケーションサービスは、今後も増加し続けることでしょう。

社内データをクラウドサービスに移行する企業も増えています。そのため、クラウドサービスの知識があるサーバーサイドエンジニアならば、さらに高い需要が期待できます。

バックエンドエンジニアとの違い

サーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアはほとんど同じです。フロントエンドに対してサーバー側のサーバーサイドと呼ぶか、フロントの反対のバックエンドと呼ぶかという違いです。サーバーサイドの方がよりサーバーに特化していてバックエンドは裏側全般という説明も可能ですが、実態としてはそのようになっていません。人やプロジェクトによって呼び方が異なるだけです。

サーバーサイドエンジニアに必要なスキルと知識

サーバーサイドエンジニアとして活躍するためには、システムに関する幅広いスキルと知識が必要です。これらのスキルと知識の取得は、段階的かつ計画的に進めるといいでしょう。ここでは、開発現場で基本となるスキルについて紹介します。

プログラミングスキル

サーバーサイドエンジニアは、開発の際にPHPやRuby、Javaをはじめとするプログラミング言語を使います。サーバーサイドエンジニアにとって、プログラムスキルは必須のスキルといえるでしょう。開発案件ごとに、使用するプログラミング言語は異なります。そのため、複数のプログラミング言語に精通していると案件の幅が広がります。サーバーサイドのプログラミング言語には、以下の2つの言語があります。

インタプリタ型言語

インタプリタ型言語は、プログラムに書かれた命令を実行しながら機械語の変換を行う言語です。ソースコードを記述して、すぐに実行でき、修正もしやすいメリットがあります。その反面、機械語の変換が都度行われるため実行速度が遅いという特徴もあります。

インタプリタ型言語の代表的なものは、Ruby、PHP、 Pythonなどがあります。Webアプリケーション開発では、RubyとPHPが使われます。また機械学習やデータ分析などの分野では、Pythonが使われています。

コンパイラ型言語

コンパイラ型言語は、プログラムを機械語に変換してから命令を実行する言語です。この変換作業を「コンパイル」といいます。コンパイラ型言語は、実行速度が早いことが特徴です。その一方で、プログラムを実行するたびに毎回コンパイルが必要になるため、コンパイルを待つ必要があります。コンパイラ型言語の代表的なものは、JavaやGoがあります。

Javaは、高いシェア率を占めるプログラミング言語です。業務システムから金融システムまでさまざまな分野のシステム開発で、Javaは採用されています。またGoogleが開発したGo言語にも注目が集まっています。

セキュアプログラミングの知識

近年ではWebサイトを標的とする、サイバー攻撃が増加し続けています。ECサイトの脆弱性を利用して決済システムが改ざんされ、クレジットカード情報が盗まれるなどが代表的な例です。セキュリティ対策は、ファイアウォールやウイルス対策、監視や認証などだけではありません。標的型攻撃やフィッシング詐欺の攻撃からWebサイトを守るには、ソフトウェアの脆弱性を意識するセキュアプログラミングの知識が必要です。

プログラムが正常に動作するための技術だけでなく、セキュアな設計やコーディングを実装できるスキルも、サーバーサイドエンジニアには必要になります。脆弱性を考慮した開発をするには、サイバー攻撃の攻撃パターンを熟知することが重要です。また、IPA(情報処理推進機構)が公表するガイドライン「安全なWebサイトの作り方」には、サイバー攻撃の対策方法が掲載されています。それらの対策方法を、開発の参考にするとよいでしょう。

開発フレームワークの知識とスキル

開発フレームワークには、開発を効率化するさまざまな汎用性機能が備わっています。具体的には、検索機能のプログラムコードやボタンのデザインコード(HTML/CSS)などです。開発フレームワークは、これらの機能が多く提供されているため、開発者には便利なツールになります。

最近はフレームワークを使った開発案件も多くなり、各言語に対応したフレームワークの習得スキルが求められています。開発フレームワークの代表的なものは、RubyのRuby on Rails、PHPの Laravel、JavaのSpringなどがあります。これらのフレームワークも、プログラミング言語とあわせて学習をおすすめします。

データベースの知識とスキル

サーバーサイドエンジニアが担当するサーバーサイドの処理は、データベースと連携することが多くあります。そのため、データベースに関する知識とスキルも必要とされます。データベースには、いくつかの種類があります。一般的にはリレーショナルデータベース(RDB)が、最も普及しているデータベースです。リレーショナルデータベース(RDB)は、データを表形式で関連付けて管理します。またデータベースを操作するには、データベース言語であるSQLの知識が必要です。

代表的なデータベースは、MySQL、Oracle、SQL serverなどがあります。オープンソースのデータベースであるMySQLは、RubyやPHPなどのWeb開発で多く使われています。商用データベースのOracleとSQL serverは、業務システムの分野で利用されています。将来のキャリアを考慮して、学習するデータベースを選ぶとよいでしょう。

フロントエンドの開発スキル

HTMLやCSS、JavaScriptなどを使って、Webサイトの画面を開発するフロントエンドの開発スキルも必要なスキルになります。HTMLは、Webサイト画面の骨組みを作るマークアップ言語です。CSSは、HTMLで作った骨組みにデザイン要素を適用します。JavaScriptは、Webサイトに動的な処理を実装するための言語です。

最近ではサーバーサイドエンジニアに対しても、フロントエンドの開発スキルを求められるケースが増えています。フロントエンドの開発スキルを身につけることで、業務の幅が広がることでしょう。

サーバー、ミドルウェアの知識とスキル

サーバーサイドエンジニアが、サーバーの知識やスキルを持つことは重要なことです。多くのシステムやアプリケーションは、Webサーバー上で稼働しています。そのためサーバー環境が無ければ、これらのシステム自体が動作しません。

代表的なWebサーバーであるApacheは、最も普及しているオープンソースのソフトウェアです。またApacheは、多くのWebアプリケーションで採用されています。最近はNginxが、Apacheに変わるソフトウェアとして注目されています。

ほとんどの業務システムの開発では、サーバーサイドエンジニアがサーバー環境の構築を担当します。Webサイトなど小規模なWeb開発を、サーバーサイドエンジニアが担うケースもあります。Web系のサーバーサイドエンジニアを目指すためには、サーバーやミドルウェアに関するスキルや知識の習得をおすすめします。

開発環境(OSと仮想環境)の知識とスキル

OSや仮想環境などの開発環境の知識やスキルは、開発環境の構築やプログラムのリリースに必要になります。開発環境では、Linuxがよく使われるOSです。RubyやPHPを使用したWeb開発では、ほとんどの場合Linuxが使用されています。

開発環境を構築するには、最初にPC上にLinuxの仮想環境を作成します。その後、Linuxコマンドを使って仮想環境の中にRubyなどをインストールします。

仮想環境を作成するツールは、VirtualBoxやDockerが代表的なツールです。これらの知識やスキルは、案件によっては必須の場合があります。

Web関連の技術の知識

Web関連の技術の知識を身につけることは、Web開発に携わるなら必要になります。代表的な技術として、HTTPなどの通信プロトコル、Cookie(クッキー)、キャッシュなどがあります。

サーバーはHTTPという通信プロトコルを利用して、PCやスマートフォンなどのクライアント端末と通信をします。HTTPはWebサイトの基盤となる技術で、インターネット上でテキスト、画像、動画などを転送します。

Cookieは、パスワードなどユーザー情報を一時的に保存する仕組みです。使用例としては、ユーザーのログイン状態を保持する機能などがあります。

キャッシュは、Webページの情報を保存して、再度ユーザーがWebサイトに訪れたときに早くページ表示をさせる技術です。Webサービスは、これらの技術を組み合わせて開発されます。Web関連のサーバーサイドエンジニアであれば、これらの知識やスキルは習得すべきでしょう。

クラウドサービスの知識

サーバーのクラウド移行が進んでいるので、サーバーサイドエンジニアにはクラウドサービスの知識が必要です。サーバー構築自体はインフラ側のエンジニアが行うのが一般的ですが、サーバーサイドエンジニアもインフラ構築に関する知識を持っておいた方がより良いです。

またサーバーサイドエンジニアとサーバーエンジニアが混同されることがありますが、サーバーサイドエンジニアはサーバーの処理を実装するエンジニア、サーバーエンジニアはサーバーの設計や構築を行うエンジニアです。

サーバーエンジニアの方がクラウドサービスの知識はより必要ですが、サーバーサイドエンジニアにとってもクラウドサービスの知識は重要です。今後簡易的にサーバー構築できるようになれば、サーバーサイドエンジニアがサーバー構築から処理の実装まで幅広く対応することが増えていくでしょう。

サーバーサイドエンジニアに必要なスキルと知識の勉強方法

サーバーサイドエンジニアに必要なスキルや知識をどのように習得すれば良いのか、勉強方法を解説していきます。

プログラミング学習サイトを使う

プログラミング学習サイトは、動画やオンライン授業などで気軽に始めることができるため、注目されているサービスです。リアルタイムで疑問や質問に答えられないなどのデメリットはありますが、学習のコストパフォーマンスが良いことは大きなメリットです。代表的なプログラミング学習サイトとして以下が挙げられます。

書籍で独学する

プログラミング関連の書籍は、数多く出版されています。書籍での学習は、学習コストを抑えることがメリットです。また自分のわからない部分を拾い読みしたりできるので、学習効率は良いでしょう。しかしスクールや学習サイトと違い、完全な独学になるため初心者には難易度が高くなります。また本を読むことになるので、得手不得手はあるでしょう。

最近は無料で使える動画コンテンツや学習サイトも増えているので、使用する媒体は自由です。どのような媒体が合うかは人それぞれなので、自分に合った媒体を選択してください。

テックイベントに参加する

テックイベントに参加することで、最新情報の習得やモチベーションアップに役立ちます。最近はオンラインのイベントが増えているため、場所の制約もありません。ただしイベント参加が必須というわけではないので、こういったイベントが好きな人は参加して学習する選択肢もあるということです。

スクールやオンライン講座で知識を習得する

通学のスクールやオンライン講座で知識を習得することもできます。オンライン講座は最近特に主流のプログラミング学習方法になっています。効率的なカリキュラムで学習できることはもちろん、分からない点を講師に質問できることも大きなメリットでしょう。

実際にプログラミングをしていると、わからない部分があったり想定している動きにならないことが多々あります。自分でトラブル解決する場合はネットや書籍でリサーチすることになり、時には何時間も問題解決のために調べ続けることになるでしょう。

調べる過程も勉強になるので良いのですが、初心者にはハードルが高いです。最初は講師にサポートしてもらい挫折を防ぎながら着実にステップアップしていく選択肢もあります。

実際に開発を行う

実際に開発を行うことは、もっともスキルアップに有効です。プログラミングスキルは実戦的にシステム開発を行うために身に付けるものだからです。ただしいきなりシステム開発を行うのは難易度が高いので、上記のような方法で基礎を身に付けます。

ある程度基礎が身に付いたら、そこからはどんどん実際に開発を行っていくのが良いでしょう。実際に開発を行って、わからない部分を調べる方法です。トライアンドエラーを繰り返すことで、プログラミングスキルが向上していきます。

資格取得を目指す

資格を取得することで、スキルアップと同時に評価アップにもつながります。IT知識全般に関する資格、プログラミング言語の資格、データベースの資格、情報セキュリティの資格、インフラ関連の資格、など資格の種類は様々です。基本的には身に付けたいスキルに合わせた資格を選ぶ必要があります。

また資格はIT業界において補助的な要素です。実践経験の方が重要なので、時間的に資格取得か実際のシステム開発のどちらかしか難しい場合、実際に手を動かして開発することを優先した方がより良いでしょう。

サーバーサイドエンジニアにおすすめの資格

ここでは、サーバーサイドエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

関連記事:サーバーサイドエンジニアへの転職|必要スキル・経験・資格などを紹介します

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。ITエンジニアにとって、基本的な知識を体系的に学べる国家試験です。IT業界への就職や転職を目指している方や、IT業界で従事している方に人気があります。

試験では、情報処理以外の企業経営やマネジメントの知識も出題されます。そのため、ITエンジニアのキャリアアップにつながる知識も習得できます。基本情報技術者試験の平均合格率は、25.4%になっています。情報処理技術者試験の難易度は、レベル2に該当します。

応用情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。情報処理技術者試験の難易度は、レベル3に該当する難易度の高い試験です。出題範囲は基本情報技術者と同等ですが、より深い知識が問われます。応用情報技術者試験の合格率は、20%前後です。基本情報技術者試験に合格した後の、次のステップに最適な試験です。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、情報処理技術者試験の難易度がレベル4の難関試験です。試験では、企業における情報システム戦略を理解し、業務モデル全体を検討できる能力が問われます。アーキテクトとは設計者という意味で、システムアーキテクトは「ITの設計者」といえます。システムアーキテクトは要件定義や基本設計など、システム設計の基礎部分を作成します。システムアーキテクト試験の合格率は約13%前後で、上級エンジニアを目指す方が多く受験しています。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営する民間資格です。インタプリタ型のプログラミング言語である、PHPの知識とスキルが問われます。PHP技術者認定試験は、初級、上級、認定ウィザードの3つの試験区分に分かれています。初級の試験対象は、学生や若手エンジニアを想定しています。出題範囲はPHPの特徴をはじめ、配列操作や関数、データベースへの接続操作など、PHPの基本的な問題が出題されます。

上級の試験は、PHPの基礎を理解しており、実用的なPHPプログラミング技術があることを証明します。最上位資格である認定ウィザードは、上級試験に合格後2年以内であることが受験の条件です。認定ウィザードは、研究論文またはコードを提出して審査を受けます。この審査は、法人関係者や資格合格者が投票を実施します。多くの票を獲得し、規定条件を達した場合のみ、認定ウィザードに認定されます。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定JavaプログラマーはJavaのスキル習得の資格としては定番です。資格のグレードは以下の3つです。


  • ・Bronze(ブロンズ):Java初学者向け

    ・Silver(シルバー):初級Javaプログラマ向け

    ・Gold(ゴールド):中級~上級Javaプログラマ向け


実戦的なスキルとして役立つのは、Silver以上でしょう。評価としても、Silver以上が好ましいです。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験はRubyに特化した資格試験です。試験区分は以下です。


  • ・Silver(シルバー):初級Rubyプログラマ向け

    ・Gold(ゴールド):中級~上級Rubyプログラマ向け


Silverの内容で基本的なアルゴリズムなどは含まれているので、スキル的にも評価的にも実戦向きです。Goldは開発であまり使用しないようなものも含まれているので、取得を検討する際は内容を確認して判断するのがおすすめです。

Linux技術者認定試験(LPIC)

LPICはLinuxOSに特化した資格試験です。レベルは1~3に分かれています。サーバーサイドエンジニアはサーバーの処理を実装しますが、サーバーOSはLinuxが多いです。そのため、OSを扱えるスキルがあると現場で役立ちます。開発に必要なコマンドを調べて使うなどでも間に合うかもしれませんが、資格を取得しておくとより良いです。

プログラミング未経験からサーバーサイドエンジニアに転職するには

プログラミング未経験からサーバーサイドエンジニアへ転職するには、大きく分けて2つの方法があります。


  • ・SESなどで、エンジニアとしてのキャリアを積んで徐々に仕事の幅を広げていく

    ・エンジニアの学習をしつつ、ポートフォリオを作成して転職をする


プログラミング経験が未経験の場合、いきなり転職することは難しいのが現状です。このような場合は、転職エージェントなどに登録することも選択肢のひとつです。登録をして、SESでITエンジニアのキャリアを積んでいきます。

SESは、常駐先の都合に振り回されるなどのデメリットがあります。しかし実務経験を積むことを考えれば、SESを検討することも有効な手段のひとつです。転職エージェントは、無料で登録できます。サーバーサイドエンジニアへの転職を目指すなら、登録することをおすすめします。

関連記事:未経験からサーバーサイドエンジニアに転職する方法

サーバーサイドエンジニアに関するよくある質問

ここではサーバーサイドエンジニアについての、よくある質問と回答を紹介していきます。

Q1. サーバーサイドエンジニアは何をする仕事ですか?

サーバーサイドエンジニアは、サーバーサイドの設計、開発などを行う職種です。サーバーを構築するわけではなく、サーバーの処理を実装することがメインの業務です。サーバーエンジニアと混同しないようにご注意ください。

Q2. サーバーサイドエンジニアが勉強するべきプログラミング言語は何ですか?

インタプリタ型言語であるRuby、PHP、 Pythonやコンパイラ型言語のJavaやGoなどが、サーバーサイドエンジニアの業務に役立ちます。HTML、CSS、JavaScriptなどフロントエンドの言語も学習をおすすめします。

Q3. 未経験からサーバーサイドエンジニアを目指すにはどのような知識が必要ですか?

プログラミングスキル以外に、データベースやサーバー、ミドルウェア、OSおよび仮想環境の知識とスキルも求められます。通信プロトコルなど、Web関連の基礎的な知識も必要な知識になります。

Q4. サーバーサイドエンジニアとサーバーエンジニアの違いは何ですか?

サーバーサイドエンジニアは、構築済みのサーバーでシステムの開発・実装をしたり、サーバーのデータ管理などを担当します。サーバーエンジニアは、サーバー環境の構築・運用が主な業務です。

Q5. サーバーサイドエンジニアの平均年収はいくらですか?

サーバーサイドエンジニアの平均年収は600万円程度です。分布としては、400〜800万円程度が多いでしょう。ただし高いスキルがあれば、1,000万円以上の募集も多い状況です。逆に未経験者の場合は300万円〜400万円程度が目安になるでしょう。

まとめ

この記事では、サーバーサイドエンジニアに必要な知識やスキル・資格の習得方法、仕事内容・年収などを解説しました。サーバーサイドエンジニアは、開発する内容によって求められるスキルは変わります。IoTやAIを使った開発であれば、記事内で紹介したもの以外の、知識やスキルが必要になります。

技術革新は日々起きており、トレンドも変化し続けます。そのため主流になる技術を見極める洞察力や、新技術に対応する臨機応変さも重要です。サーバーサイドエンジニアとして活躍を目指すのであれば、必要な知識やスキルを身につけましょう。

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