Webプログラミングやフレームワーク、データベースなど、サーバーサイドエンジニアを目指すために必サーバーサイドエンジニアを目指すために必要なスキルとは

最終更新日:2022年6月27日

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サーバーサイドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションにおけるサーバーサイドの処理を実装するエンジニアです。代表的なものにECサイトでよく利用する、商品の検索や新規データの登録、更新などがあります。これらの処理はユーザーからは見えない部分ですが、WebサイトやWebアプリケーションをスムーズに動作させるうえで重要な役割を担っているのです。

この記事では、サーバーサイドエンジニアへのキャリアチェンジを検討している方にむけて、必要な知識やスキルの習得方法から、転職事情や年収についても詳しく解説します。

1. サーバーサイドエンジニアに必要なスキルと知識

高いレベルのサーバーサイドエンジニアとして活躍するには、システムに関する幅広いスキルと知識が必要になります。一度に習得することは現実的ではないので、段階を踏みながら習得するのがよいでしょう。まずはどのような開発現場においても必要となる、基本的なスキルについて解説します。

プログラミングスキル

サーバーサイドではPHPやRuby、Javaをはじめとする言語を用いて開発するため、プログラミングスキルは必須です。開発案件ごとに使う言語が異なるため、複数の言語に精通していると参加できる案件の幅が広がるでしょう。サーバーサイドのプログラミング言語には、以下の2種類があります。

インタプリタ型言語

インタプリタ型言語はプログラムに書かれた命令を実行しながら、機械語に変換していく言語です。記述したプログラムをすぐに実行できるので動作確認や修正がしやすい一方で、機械語への変換は都度行われるため実行速度が遅いという特徴があります。

代表的な言語としてはRuby、PHP、 Pythonなどがあります。RubyとPHPはWebアプリケーション開発などで使われ、Pythonは機械学習やデータ分析などの分野で有名です。

コンパイラ型言語

コンパイラ型言語はプログラムを機械語にすべて変換した後に、命令を実行するタイプの言語です。この変換作業のことを「コンパイル」と呼びます。コンパイラ型言語は実行速度が速い一方で、プログラムを実行するたびに毎回コンパイルが必要になるため、やや手間がかかるのも特徴的。代表的な言語としては、JavaやGoがあります。

Javaはプログラミング言語全体で見てもシェアが高い言語のひとつであり、業務から金融システムまでさまざまな分野の開発で活躍。最近ではGoogleが開発したGo言語にも注目が高まっています。

セキュアプログラミングの知識

Webサイトを標的とするサイバー攻撃は、すでに何年も前から常態化しています。ECサイトの決済システムでは脆弱性から改ざんされ、クレジットカード情報が窃取されるといったケースが代表的です。なにもセキュリティ対策は入口対策(ファイアウォールやウイルス対策など)や、出口対策(監視や認証など)だけではありません。標的型攻撃やフィッシング詐欺の攻撃からサイトを守るためにも、ソフトウェアの脆弱性を意識するセキュアプログラミングの知識が必要です。

サーバーサイドエンジニアはプログラムが動けばそれで良いという考え方ではなく、セキュアな設計やコーディングを実装できるスキルも習得するべきといえます。脆弱性を考慮した開発を進めるためには、典型的な攻撃パターンを熟知することが重要です。IPAが公表しているガイドライン「安全なWebサイトの作り方」にも対策方法が記載されていますので、開発の際は参考にするよう心がけましょう。

参考:安全なWebサイトの作り方(情報処理推進機構)

開発フレームワークの知識とスキル

開発を効率化するための汎用的な機能群が、開発フレームワークに備わっています。例えば検索機能のプログラムコードやボタンのデザインコード(HTML/CSS)など、あらかじめ多くの機能が提供されているため開発者にとって便利なツールです。

近年ではフレームワークを利用する開発案件が多いため、各言語に対応したフレームワークの習得スキルが求められています。代表的なフレームワークとして、RubyのRuby on Rails、PHPの Laravel、JavaのSpringなどがあります。プログラミング言語とあわせて学習すると良いでしょう。

データベースの知識とスキル

サーバーサイドの処理はデータベースと連携することが多いため、データベースに関するスキルも必要とされます。データベースにはいくつか種類があり、一般的にリレーショナルデータベース(RDB)が最も普及しています。RDBはデータを表形式で関連付けて管理しており、データベースを操作するには「SQL」という言語の理解が必要です。

代表的なデータベースの種類には、MySQL、Oracle、SQL serverなどが挙げられます。MySQLはオープンソースのデータベースで、RubyやPHPなどのWeb開発で多用されています。OracleとSQL serverは商用データベースなので、業務システムの分野で利用されています。案件や今後志望しているキャリアから、学ぶデータベースを選ぶと良いでしょう。

フロントエンドの開発スキル

フロントエンドの開発スキルとは、HTMLやCSS、JavaScriptなどでユーザーが操作するWeb画面を開発するスキルです。HTMLはWeb画面の骨組みを作るマークアップ言語で、CSSはHTMLで作った骨組みに対してデザインを適用します。

JavaScriptでは登録画面などでボタンを押したときの入力項目チェックなど、動的な処理を実装するための言語です。最近ではサーバーサイドエンジニアにもフロントエンドのスキルが求められるケースも増えているため、必須ではありませんがフロントエンドエンジニアのスキルも身につければ仕事の幅が広がるでしょう。

サーバー、ミドルウェアの知識とスキル

サーバーサイドエンジニアにとって、サーバー自体の知見を持っておくことも重要です。多くのシステムやアプリケーションはWebサーバー上で稼働しているため、サーバー環境を作らないとシステム自体を動かすことができないからです。

多くの業務系システムの開発では、サーバー環境の構築はサーバーエンジニアが担当します。一方でWebサイトなど小規模なWeb開発では、サーバーサイドエンジニアが担当することも少なくありません。Web系のサーバーサイドエンジニアを目指すのであれば、サーバーやミドルウェアに関するスキルや知識もあわせて習得しておくとよいでしょう。

代表的なWebサーバーのApacheはもっとも普及しているオープンソースのソフトウェアであり、多くのWebアプリケーションで採用されています。近年ではApacheに代わるソフトウェアとして、シェアを伸ばしている「Nginx」も注目されています。

開発環境(OSと仮想環境)の知識とスキル

開発で必要となるスキルとしては、OSや仮想環境についても身につけておきたいところ。開発環境を構築する際や、プログラムをリリースする際に必要となるスキルです。開発環境でよく使用されるOSはLinuxで、特にRubyやPHPを使ったWeb開発はほぼLinuxと言っても過言ではありません。

開発環境を構築するにあたってまずはPC上にLinuxの仮想環境を作り、Linuxコマンドを使って仮想環境の中にRubyなどをインストールします。

仮想環境を作るツールとして代表的なものにはVirtualBoxやDockerがあり、案件によっては必須スキルの場合もあるので必要に応じて学んでおきましょう。

Web関連の技術の知識

Web開発に携わるなら、関連技術についても学んでおく必要があるでしょう。代表的な技術に、HTTPなどの通信プロトコル、Cookie(クッキー)、キャッシュなどがあります。

サーバーはHTTPという通信プロトコルを利用して、PCやスマートフォンといったクライアント端末と通信を行います。インターネット上でテキスト、画像、動画などを転送しており、Webサイトの基盤となっている技術です。

Cookieはパスワードなどユーザー情報を一時的に保存する仕組みのことで、ユーザーのログイン状態を保持するといった用途で利用されます。

キャッシュはWebページの情報を保存し、ユーザーが再度ページを訪れた際により速くページを表示します。Webサービスはこれらの技術を組み合わせて開発しますので、Web系サービスのサーバーサイドエンジニアを目指すなら必ず学んでおきましょう。

勉強・学習方法

サーバーサイドのプログラム言語にとどまらず、データベースやサーバーOS、フロントエンドなど必要な学習は多岐にわたります。これらを包括的に学習するためには、スクール、学習サイト、書籍などを活用しましょう。

スクールならカリキュラムに沿った学習ができ、疑問点は講師が答えてくれるなど厚いサポートがメリットです。プログラミング未経験者や初心者にとっては、効率的に勉強できるでしょう。RubyやPHP、Javaなどが学べる代表的なスクールをいくつかご紹介します。

TECH CAMP
TECH ACADEMY
レバテックカレッジ

最近では動画やオンライン授業など、気軽に始められるプログラミング学習サイトも人気を集めています。リアルタイムでの回答を得られないなどサポート面で劣る部分もありますが、何よりも学習コストを抑えて勉強できるという大きなメリットも。代表的な学習サイトとしては、ドットインストールやProgate(プロゲート)などがあります。

いずれも学習ロードマップがすでに用意されており、体系的に受講しながらポートフォリオを作成することも可能です。ほかにも現役エンジニアに直接質問できる、メンター制度のサービスもあるのであわせて利用してみてはいかがでしょうか。

ドットインストール
Progate
MENTA

プログラミング関連の書籍は多数販売されており、こちらも費用を抑えた学習が可能です。ただしスクールや学習サイトとは異なり、独学になるため初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
ITやプログラミングに関する資格取得を目指すのも、有効な手段のひとつです。メンター制度や学習サイトも活用しながら、必要に応じて知識を補填するとよいでしょう。

関連記事:サーバーサイドエンジニアになるために必要な勉強

2. サーバーサイドエンジニアについて

Webに関連したプログラミングだけでなく、あらゆる知識やスキルがサーバーサイドエンジニアには求められることがイメージできたかと思います。実際にサーバーサイドエンジニアとして案件に従事するためにも、より具体的な業務内容について解説します。

職種の概要

主に「設計」「開発(プログラミング)」「テスト」といった工程を担当しますが、企業によっては開発とテストのみを担当するサーバーサイドエンジニアもいます。Webアプリケーションの開発においては、プログラムにおけるロジック部分の設計および構築がメインになることも。代表的なロジックとしては、検索やデータの登録・更新、計算処理などがあげられます。CMSを使ったホームページなど小規模な開発においては、クラウドサーバーの構築やデータベース設計、プログラムのリリース、フロント開発など幅広く任されることもあるでしょう。

年収相場

サーバーサイドエンジニアの年収は、レバテックキャリアの求人情報(2022年6月時点)を見ると400〜1000万円程度とかなり幅が出ています。多くの求人では年収400〜600万円が相場で、高いスキルがあれば1000万円近い年収も目指せる職種です。一方で未経験者においては、250万円〜400万円程度が目安になるでしょう。

未経験からの目指し方

未経験からサーバーサイドエンジニアを目指すためには、大きく分けて2つの方法があります。

・SESなどでキャリアを積んで徐々に仕事の幅を広げていく
・学習しながら自身のポートフォリオを磨いて転職する

いきなり仕事をしたいといっても、完全に未経験であれば難しいのが実情です。そこで転職エージェントに登録するなど、SESとしてキャリアをスタートする選択肢もあります。特に30歳を越えると即戦力を求められ、採用コストがかかるとされて難易度も上がるケースが多く見受けられるでしょう。

SESには常駐先の都合に振り回されるなどデメリットもありますが、実務経験を積むことが優先であれば理解した上でSESを検討することも有効な手段といえます。転職エージェントは無料で利用可能なので、登録だけでも済ませておけば転職活動も動きやすいでしょう。

関連記事:未経験からサーバーサイドエンジニアを目指す方法

3. まとめ

サーバーサイドエンジニアにとって、必要なスキルと知識について解説してきました。単純にサーバーサイドエンジニアといっても、何を開発するかで求められるスキルは変わってきます。この記事では基本的な部分を紹介しましたが、IoTやAIを使った開発なら、さらに異なるスキルと知識が必要になります。

トレンドの移り変わりも激しいため、どの技術が主流となるかを見極める洞察力や、柔軟にスキルセットを変更できる臨機応変さも重要となるでしょう。常に最新の技術動向を押さえながら、継続してスキルを身につけていきましょう。

4. サーバーサイドエンジニアについてのFAQ

Q1. サーバーサイドエンジニアが勉強するべきプログラミング言語は何ですか?

Ruby、PHP、 Pythonといったインタプリタ型言語に加えて、JavaやGoといったコンパイラ型言語もサーバーサイドエンジニアの業務に役立ちます。Web開発であればHTML、CSS、JavaScriptなどフロントエンドの言語も学習しておくとよいでしょう。

Q2. 未経験からサーバーサイドエンジニアを目指すにはどのような知識が必要ですか?

プログラミングスキルはもちろんのこと、データベースやサーバー、ミドルウェア、OSおよび仮想環境の知識とスキルも求められます。あわせて通信プロトコルなど、Web関連の基礎的な知識も身につけておく必要があります。

Q3. サーバーサイドとフロントエンドの違いを教えてください。

サーバーサイドとはWebサービスの中でもサーバー側のユーザーに見えない部分のロジックに対して、フロントエンドは画面のユーザーインターフェースやデザインなど見える部分をつくります。案件によってはサーバーサイドエンジニアでも、フロントエンドのスキルを求めるケースが増えています。

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