- サーバーサイドエンジニアにおすすめの資格
- 迷ったらこの順序!サーバーサイドエンジニアの資格ロードマップ
- サーバーサイドエンジニアに必要なスキル
- サーバーサイドエンジニアの平均年収
- サーバーサイドエンジニアに関するよくある質問
- まとめ
サーバーサイドエンジニアにおすすめの資格
サーバーサイドエンジニアとは、WebサービスやWebアプリケーションのサーバー側で実行される処理の設計・開発・運用・保守を行う職種のことです。昇給や昇格を目指すなら、適切な資格取得が重要なステップになります。
ここでは、サーバーサイドエンジニアにおすすめの資格を以下のカテゴリ別に紹介します。
それぞれ詳しく解説するので、キャリアステージに合わせた資格選びの参考にしてください。なお、本章で紹介する資格の難易度は、ITスキル標準(ITSS)レベルや合格率などを参考に設定しています。
また、サーバーサイドエンジニアについての概要は「サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や資格、勉強方法などを紹介」をご覧ください。
IT基礎全般の資格
サーバーサイドエンジニアとして成長するには、まずIT全般の基礎知識を証明できる資格が重要です。おすすめの資格は、以下の2つです。
| 資格名 | おすすめの人 | 難易度 |
|---|---|---|
| 基本情報技術者試験 | ITの基礎知識を 身につけたい人 |
★★☆☆☆ |
| 応用情報技術者試験 | キャリアアップを 考えている3年目以上の人 |
★★★☆☆ |
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門といわれる国家試験です。この試験は、情報技術全般の基礎知識とスキルを証明するもので、サーバーサイドエンジニアの土台となる知識を体系的に学べます。
基本情報技術者試験の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | 基本情報技術者試験 |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | 情報セキュリティやデータベース、 ネットワーク、プログラミング、 システム開発技術など |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
| おすすめの人 | ・IT業界の基礎を固めたい人・ 新卒〜3年目の人 |
| 費用 | 7,500円(税込) |
| 備考 | 多肢選択式 |
この資格はサーバーサイドエンジニアとしての基礎力を証明できるだけでなく、学習過程でプログラミングやデータベースなど、実務に直結する知識が身につきます。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格として位置づけられる国家資格です。この資格は、より高度なIT知識と応用力を求められ、サーバーサイドエンジニアとしてのスキルアップを目指す人に適しています。また、システム設計やプロジェクト管理など、上流工程に関わる知識も深められるため、キャリアの幅を広げられます。
応用情報技術者試験の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | 応用情報技術者試験 |
| 実施日程 | 一定期間内に複数日実施予定 |
| 試験範囲 | システム戦略や経営戦略、システム企画、 要件定義、プロジェクトマネジメントなど |
| 難易度 | ★★★☆☆ |
| おすすめの人 | キャリアアップを考えている 3年目以上の人 |
| 費用 | 7,500円(税込) |
| 備考 | 午前(多肢選択式)と午後 (記述式)の2部構成 |
関連記事:【体験談あり】応用情報技術者試験に合格しても意味ない?難易度やメリットも解説
プログラミング言語系の資格
サーバーサイドエンジニアにとって、使用するプログラミング言語のスキルを証明できる資格は特に重要です。ここでは、主要なサーバーサイド言語の認定資格を紹介します。
| 資格名 | おすすめの人 | 難易度 |
|---|---|---|
| Oracle認定Javaプログラマ | Bronze:Java初学者や実務未経験者 Silver:Java使用経験半年~2年目の人 Gold:Java使用経験2年目以降の人 |
Bronze:★☆☆☆☆ Silver:★★☆☆☆ Gold:★★★☆☆ |
| PHP技術者認定試験 | 初級:PHP初学者や実務未経験者 準上級:PHP使用経験1~3年目の人 上級:PHP使用経験3年目以降の人 |
初級:★★☆☆☆ 準上級:★★★☆☆ 上級:★★★★☆ |
| Ruby技術者認定試験 | Silver:Ruby初学者や実務未経験者 Gold:Ruby使用経験1年以降の人 |
Silver:★★☆☆☆ Gold:★★★☆☆ |
| Pythonエンジニア認定資格 | 基礎:Python初学者や実務 未経験者実践:Python使用経験1年以降の人 |
基礎:★★☆☆☆ 実践:★★★☆☆ |
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマは、Javaプログラミング言語のスキルを国際的に証明できる資格です。この資格は、Bronze、Silver、Goldの3レベルに分かれており、Javaの基礎から応用までを幅広くカバーしています。国際的な認知度も高く、グローバル企業でも評価される資格です。
Oracle認定Javaプログラマの概要は以下のとおりです。
| 資格名 | Oracle認定Javaプログラマ |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | Java言語の基本構文やオブジェクト指向設計、 APIの活用、並列処理など |
| 難易度 | Bronze:★☆☆☆☆ Silver:★★☆☆☆ Gold:★★★☆☆ |
| おすすめの人 | Bronze:Java初学者や実務未経験者 Silver:Java使用経験半年~2年目の人 (Javaの基本実装を一人で完結を目指す人) Gold:Java使用経験2年目以降の人 (Javaスペシャリストを目指す人) |
| 費用 | Bronze:14,725円(税込) Silver、Gold:37,975円(税込) |
| 備考 | 英語での受験も可能、認定期間の制限なし |
Javaの体系的な知識を習得できるため、コードの品質向上にもつながるでしょう。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、PHPプログラミング言語のスキルを客観的に証明できる民間資格です。特に、PHPを主要言語として使用している現場では、技術力の証明として高く評価されやすい傾向があります。
PHP技術者認定試験の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | PHP技術者認定試験 |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | PHP言語の基本構文やオブジェクト指向、 セキュリティ、データベース連携など |
| 難易度 | 初級:★★☆☆☆ 準上級:★★★☆☆ 上級:★★★★☆ |
| おすすめの人 | 初級:PHP初学者や実務未経験者 準上級:PHP使用経験1~3年目の人 (これからレビュアーになる人) 上級:PHP使用経験3年目以降の人 (PHPスペシャリストを目指す人) |
| 費用 | 初級:13,200円(税込) 上級/準上級:16,500円(税込) |
| 備考 | 上級と準上級の試験は同一。 7割以上の正解で上級試験合格、 5割以上7割未満の正解で準上級試験合格となる。 |
この資格は実務に直結する内容が多く、学習過程でPHPの最新機能や最適な実装手法を学べます。また、セキュリティ対策やパフォーマンス最適化など、実際の開発で役立つ知識も身につけられるため、実務能力の向上にもつながります。
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Rubyプログラミング言語とRuby on Railsフレームワークのスキルを証明する日本発の資格です。この資格は、SilverとGoldの2レベルで構成されています。取得すると、国内のWeb開発現場で広く使われるRubyとRailsの専門家であることを証明できます。
Ruby技術者認定試験の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | Ruby技術者認定試験 |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | Ruby言語の基礎やオブジェクト指向設計、 メタプログラミング、Railsフレームワークなど |
| 難易度 | Silver:★★☆☆☆ Gold:★★★☆☆ |
| おすすめの人 | Silver:Ruby初学者や実務未経験者 Gold:Ruby使用経験1年以降の人 (これからレビュアーになる人) |
| 費用 | 16,500円(税込) |
| 備考 | プログラムの実装問題も含む |
この資格はRubyコミュニティでの評価が高いです。特に、Ruby on Railsを使用したWeb開発現場での即戦力としてアピールできます。また、Rubyの設計思想や実装テクニックを深く学ぶことで、より効率的で保守性の高いコードが書けるようになるでしょう。
Pythonエンジニア認定資格
Pythonエンジニア認定資格は、日本国内でPythonのスキルを証明できる民間資格です。この資格は複数種類がありますが、サーバーサイドエンジニアには「Python 3 エンジニア認定基礎試験」と「Python 3 エンジニア認定実践試験」をおすすめします。
Pythonエンジニア認定資格の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | Pythonエンジニア認定資格 |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | Python言語の基礎やデータ構造、 標準ライブラリ、NumPy/Pandasを はじめとするライブラリなど |
| 難易度 | 基礎:★★☆☆☆ 実践:★★★☆☆ |
| おすすめの人 | 基礎:Python初学者や実務未経験者 実践:Python使用経験1年以降の人 (これからレビュアーになる人) |
| 費用 | 基礎:11,000円(税込)、学割5,500円(税込) 実践:13,200円(税込)、学割6,600円(税込) |
| 備考 | RecursionやPyQなどの学習サービスと連携している |
Pythonは近年サーバーサイド開発でも広く使われるようになっているため、Pythonでサーバーサイド領域の開発スキルを高めたい人におすすめです。
クラウド、データベース、インフラ系の資格
現代のサーバーサイド開発では、クラウド環境やデータベース、インフラ知識が必須となりつつあります。これらの分野の資格は、サーバーサイドエンジニアの市場価値を高める重要な要素です。ここでは、以下の主要なクラウド、データベース、インフラ系の資格を紹介します。
| 資格名 | おすすめの人 | 難易度 |
|---|---|---|
| AWS Certified Solutions Architect | Associate:AWS上でアプリを動かす人 Professional:中堅~上級の人 |
Associate:★★★☆☆ Professional:★★★★★ |
| ORACLE MASTER | Bronze:DB経験がない初学者 Silver:業務系、SIerサーバーサイドエンジニア |
Bronze:★★☆☆☆ Silver:★★★☆☆ |
| OSS-DB技術者認定試験 | ・オープンソースDBを扱う人・ クラウドネイティブ環境での開発を行う人 |
Silver:★★★☆☆ |
| LinuC | ・Linuxサーバーを扱うエンジニア・ インフラ寄りのスキルを身につけたい人 |
レベル1:★★☆☆☆ レベル2:★★★☆☆ |
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
AWS Certified Solutions Architect
AWS Certified Solutions Architectは、AWS(Amazon Web Services)のクラウド設計能力を証明する国際的な資格です。この資格は、Associate(通称:SAA)とProfessional(通称:SAP)の2レベルがあり、AWSを使用したシステム設計のスキルを評価します。また、クラウドサービスの知識は今後ますます重要になるため、キャリアアップにつながりやすい資格です。
AWS Certified Solutions Architectの概要は以下のとおりです。
| 資格名 | AWS Certified Solutions Architect |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | AWS各種サービスやクラウドアーキテクチャ設計、 セキュリティ、コスト最適化など |
| 難易度 | Associate:★★★☆☆ Professional:★★★★★ |
| おすすめの人 | Associate:AWS上でアプリを動かす サーバーサイドエンジニア(Web系・業務系問わず) Professional:責任範囲が広い中堅~上級サーバーサイドエンジニア |
| 費用 | Associate:20,000円 Professional:40,000円 |
| 備考 | 3年ごとの更新が必要 |
この資格は転職市場での評価が特に高く、AWS環境でのサーバーサイド開発スキルの証明として有効に働きます。実際の業務においても、最適なアーキテクチャ設計やスケーラブルなシステム構築に役立つ知識を得られます。
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERは、Oracleデータベースの設計・構築・運用・管理のスキルを証明する資格です。レベルはBronze、Silver、Gold、Platinumの4段階あります。しかし、サーバーサイドエンジニアの業務範囲ではGold以上の高度なスキルが求められるケースは多くありません。そのため、ORACLE MASTERの資格取得を目指す場合は、BronzeまたはSilverを選択することで、効率的にスキルアップとキャリアアップに繋げられます。
ORACLE MASTERの概要は以下のとおりです。
| 資格名 | ORACLE MASTER |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | SQLの基礎やデータベース設計、 パフォーマンスチューニング、 バックアップなど |
| 難易度 | Bronze:★★☆☆☆ Silver:★★★☆☆ |
| おすすめの人 | Bronze:DB経験がない初学者 Silver:業務系、SIerサーバーサイドエンジニア |
| 費用 | 37,975円(税込) |
| 備考 | バージョンごとに試験が異なる。 |
この資格は特にエンタープライズ系の開発現場で評価が高く、データベース設計や最適化の知識はサーバーサイドアプリケーションのパフォーマンス向上にも役立ちます。
OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験は、PostgreSQLなどのオープンソースデータベースの技術力を証明する日本発の資格です。クラウドネイティブな開発環境でも多く採用されるPostgreSQLなどの知識は、現代のWeb開発で重要視されています。
この資格にはSilverとGoldの2レベルがありますが、サーバーサイドエンジニアの業務範囲ではGold以上の高度なスキルが求められるケースは多くありません。そのため、OSS-DB技術者認定試験の資格取得を目指す場合は、Silverを選択することをおすすめします。
OSS-DB技術者認定試験の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | OSS-DB技術者認定試験 |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | PostgreSQLの基本操作やバックアップ・リストア、 パフォーマンスチューニング、レプリケーションなど |
| 難易度 | Silver:★★☆☆☆ |
| おすすめの人 | ・オープンソースDBを扱う人 ・クラウドネイティブ環境での開発を行う人 |
| 費用 | 16,500円 |
| 備考 | 5年間有効 |
特にスタートアップや中小規模のWeb開発現場では、コスト効率の高いオープンソースデータベースの知識が重宝されるため、キャリアの幅を広げられます。
LinuC
LinuCは、Linuxシステムの構築・運用・管理スキルを証明する日本発の資格です。Linuxサーバーの基礎から応用まで幅広く評価します。レベルは1~4の4段階がありますが、サーバーサイドエンジニアの業務範囲ではレベル3以上の高度なスキルが求められるケースは多くありません。
そのため、LinuCの資格取得を目指す場合は、レベル1または2を選択することで、効率的にスキルアップとキャリアアップに繋げられます。
LinuCの概要は以下のとおりです。
| 資格名 | LinuC |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | Linuxコマンドやシェルスクリプト、 ネットワーク設定、セキュリティ対策など |
| 難易度 | レベル1:★★☆☆☆ レベル2:★★★☆☆ |
| おすすめの人 | ・Linuxサーバーを扱うエンジニア ・インフラ寄りのスキルを身につけたい人 |
| 費用 | 1試験あたり16,500円(税込) |
| 備考 | 旧LPICの後継資格。1レベルに対し それぞれ2つの試験の合格が必要。 |
アプリケーションの動作環境を深く理解することで、パフォーマンスや安定性を考慮した開発が可能になります。また、トラブルシューティング能力も高まるため、運用面でも力を発揮できるようになるでしょう。
セキュリティ系の資格
セキュリティ系の資格は、安全なシステム設計と実装の能力を証明し、企業での評価を高める重要な要素です。ここでは、主要なセキュリティ系資格を紹介します。
| 資格名 | おすすめの人 | 難易度 |
|---|---|---|
| 情報セキュリティマネジメント試験 | セキュリティの基礎知識を身につけたい人 | ★★☆☆☆ |
| 情報処理安全確保支援士 | 高度なセキュリティスキルを身につけたい人 | ★★★★★ |
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、組織の情報セキュリティ管理に関する知識を証明する国家試験です。この資格は、セキュリティポリシーの策定や運用管理など、情報セキュリティマネジメントに関する基本的な知識と技能を評価します。取得すると、セキュリティを考慮したシステム設計・開発ができる人材であることを証明できます。
情報セキュリティマネジメント試験の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | 情報セキュリティマネジメント試験 |
| 実施日程 | 随時 |
| 試験範囲 | 情報セキュリティ管理やリスクマネジメント、 情報セキュリティ対策など |
| 難易度 | ★★☆☆☆ |
| おすすめの人 | セキュリティの基礎知識を身につけたい人 |
| 費用 | 7,500円(税込) |
| 備考 | 多肢選択式 |
情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティ分野の最高レベルの国家資格です。この資格は、セキュリティの専門家としての高度な知識と実践力を証明するものです。取得することで、セキュリティの専門家として高い技術力を証明できるというメリットがあります。特に金融機関や機密情報を扱う企業のシステム開発では、この資格保持者の需要が高まっています。
情報処理安全確保支援士の概要は以下のとおりです。
| 資格名 | 情報処理安全確保支援士 |
| 実施日程 | 一定期間内に複数日実施予定 |
| 試験範囲 | 脆弱性診断やインシデント対応、 フォレンジック、セキュリティ設計など |
| 難易度 | ★★★★★ |
| おすすめの人 | 高度なセキュリティスキルを身につけたい人 |
| 費用 | 受験料:7,500円(税込) 登録手数料:10,700円(非課税) 登録免許税:9,000円 |
| 備考 | 多肢選択式 |
サーバーサイドエンジニアがこの資格を持つことで、開発段階からセキュリティを組み込んだシステム設計ができるようになり、チーム全体の技術力向上に貢献できます。
迷ったらこの順序!サーバーサイドエンジニアの資格ロードマップ
サーバーサイドエンジニアとしてキャリアを構築していく上で、どの順序で資格を取得すべきか迷うことも多いでしょう。ここでは、キャリアステージに応じた資格取得のロードマップとして、以下を提案します。
それぞれ詳しく解説するので、ご自身の経験やスキルレベルに合わせて参考にしてください。
ステップ1:未経験・駆け出し
ITエンジニアとして成長するための第一歩としては、「基本情報技術者試験」と「得意な言語資格(Bronze/Silverレベル)」の取得を目指すことをおすすめします。
その理由は、この2つの資格が業界での活躍に必要な基礎を効率的に身につけられるからです。基本情報技術者試験は国家試験であり、その取得はITエンジニアとしての基礎知識の証明として広く認められています。また、Java、PHP、Rubyなどから選んだ専門言語の認定資格は、実践的なプログラミング能力の証明となります。
未経験や駆け出しの段階では、IT業界の基礎知識と専門スキルの土台作りが重要です。これらの資格取得を通じて、体系的な知識とプログラミングスキルを習得でき、実務での応用力も高めることができます。この時期を、基本的な資格を取得して自信をつけながら、市場価値を高める準備期間として活用しましょう。
ステップ2:実務1〜3年目
実務経験1〜3年の人には、「AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA)」と「LinuC(レベル1/レベル2)」の資格取得をおすすめします。
なぜなら、これらの資格は、サーバーサイド開発に加えてインフラやクラウド環境の知識を深め、より幅広い視点での開発を可能にするためです。SAAは、クラウドサービスの中でも特に普及率の高いAWSの知識とスキルを証明し、LinuCはLinuxサーバーの知識を深め、アプリケーションからサーバー構築まで一貫して対応できる力を身につけられます。
この段階では、スキル領域の拡大に焦点を当て、インフラ・クラウド周りの知識を習得し、一人でサーバー構築からデプロイまで行えるスキルを身につけることが目標です。
ステップ3:リーダー、マネージャー
応用情報技術者試験とスペシャリスト系資格(データベースやセキュリティ)の組み合わせは、リーダーやマネージャーを目指す段階で特に効果的です。
その理由として、まず応用情報技術者試験ではプロジェクト管理や要件定義など、上流工程の知識を体系的に習得できます。次に、ORACLE MASTERや情報処理安全確保支援士などの専門資格により、チーム全体の技術力向上に貢献できるスキルが身につきます。
実際に、これらの資格取得は、チーム全体の設計品質向上やセキュリティリスク管理能力の証明となるため、キャリアアップや収入増加につながりやすいです。
したがって、リーダーやマネージャー層を目指す段階では、応用情報技術者試験とスペシャリスト系資格の取得をおすすめします。
とはいえ、自分の理想のキャリアがまだ決まっておらず、どの資格を取得すべきか分からない人もいるでしょう。そんな場合は、IT業界に精通したキャリアアドバイザーへ相談すると良いです。
レバテックキャリアには、サーバーサイドエンジニアのキャリアに精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しています。資格選びの相談はもちろん、キャリアプラン全体に関する悩みも相談可能です。今後のキャリアアップや資格取得に迷ったら、ぜひ一度、レバテックキャリアの無料相談をご利用ください。
サーバーサイドエンジニアに必要なスキル

サーバーサイドエンジニアとして活躍するためには、資格だけでなく、実務で必要となる幅広いスキルを身につけることが重要です。サーバーサイドエンジニアに必要な主要スキルは以下のとおりです。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
プログラミングスキル
サーバーサイドエンジニアにはプログラミングスキルが必要です。開発現場では、PHPやRuby、Javaなど、案件ごとに異なるプログラミング言語が使用されているためです。これらのプログラミング言語は、大きく2つのタイプに分類されます。
1つ目は、インタプリタ型言語です。RubyやPHP、Pythonなどが該当し、プログラムの命令を実行しながら機械語に変換します。即座に実行でき修正も容易ですが、実行速度は比較的遅いです。Webアプリケーション開発ではRubyとPHPが、機械学習やデータ分析ではPythonが主に採用されています。
2つ目は、コンパイラ型言語です。JavaやGoなどが該当し、プログラムをあらかじめ機械語に変換してから実行します。実行速度は速いですが、実行前にコンパイル作業が必要です。特にJavaは業務システムから金融システムまで幅広く採用され、高いシェア率を誇ります。また、Google開発のGo言語も注目を集めています。
このように、サーバーサイドエンジニアにはプログラミングスキルが必要です。特に、複数の言語に精通していることで、より多様な開発案件に対応できるようになります。
サーバーやOSの知識、操作スキル
サーバーサイドエンジニアには、サーバーやOSに関する知識と操作スキルが欠かせません。アプリケーションがどのような環境で動作するのかを理解することで、より効率的で安定したシステムを構築できるからです。
特に、Linuxサーバーの基本的なコマンドや設定方法、サーバーアーキテクチャの理解は重要です。実際の開発現場では、開発したアプリケーションのデプロイやトラブルシューティングで、これらの知識が求められることが多いでしょう。たとえば、アプリケーションのパフォーマンス問題が発生した際に、サーバーリソースの状況を確認し、適切な対応ができるスキルは貴重です。
これらの技術を習得することで、開発環境や本番環境の構築がスムーズになり、「動作しない」といった問題を減らすこともできます。
データベースの知識、操作スキル
サーバーサイドエンジニアには、データベースに関する知識とスキルも求められます。これは、サーバーサイドの処理の多くがデータベースと連携するためです。
データベースの中で最も普及しているのは、リレーショナルデータベース(RDB)です。RDBは、データを表形式で関連付けて管理します。RDBを操作するには、データベース言語SQLの習得が必要です。
代表的なデータベースは、MySQLやOracle、SQL Serverなどです。MySQLは、オープンソースのデータベースとしてRubyやPHPなどのWeb開発で広く採用されています。一方、OracleやSQL Serverは商用データベースとして、主に業務システムで活用されています。
ご自身のキャリアプランに応じて、適切なデータベースを選択し学習することがおすすめです。
クラウドサービスの知識
サーバーサイドエンジニアには、クラウドサービスの知識が不可欠となっています。これは、企業のサーバー環境がクラウドへ急速に移行している現状を反映したものです。
従来、サーバーの構築はインフラエンジニアの担当領域でしたが、クラウド技術の発展により、サーバーサイドエンジニアにも基本的なインフラ構築の知識が必要とされるようになりました。
クラウド技術の進化に伴い、今後はサーバー構築の自動化が一層進展すると考えられます。そのため、サーバーサイドエンジニアには、アプリケーション開発のスキルに加え、クラウドに関する知識を含めた総合的な技術力が求められています。
コミュニケーションスキル
サーバーサイドエンジニアには技術スキルに加えて、コミュニケーションスキルも必要です。複雑なシステム開発では、フロントエンドエンジニアやデザイナー、プロジェクトマネージャーなど、さまざまな役割のメンバーと協力する場面が多いためです。
特に、APIの設計・開発では、他チームとの認識合わせや仕様の調整が頻繁に発生します。自分の考えを明確に説明できる力や、相手の要望を正確に理解する力が求められます。たとえば、「このエンドポイントではどのようなデータが必要か」「レスポンスの形式をどうするか」といった議論を円滑に進められると、開発効率の向上につながるでしょう。
また、技術的な問題や課題を非エンジニアにもわかりやすく説明できる能力も重要です。顧客や事業部からの要望に対して、技術的な制約やリスクを適切に伝え、最適な解決策を提案できれば、チームでの存在感が高まり、キャリアアップの機会も増えるでしょう。
サーバーサイドエンジニアの平均年収
2025年1月時点でレバテックキャリアに掲載された求人情報から算出したサーバーサイドエンジニアの平均年収は466万円、中央値は450万円です。
エンジニア全体の平均年収504万円と比較すると、サーバーサイドエンジニアの平均年収466万円は、38万円の差があります。しかし、この数字だけで判断するのは早計です。サーバーサイドエンジニアという職種は、スキルや資格による年収レンジの幅が広い職種だからです。
特に上流工程(設計・PM)やクラウドスキル(AWSなど)を身につけることで、年収は大きく伸びる傾向があります。実際に、経験とスキルを積んだサーバーサイドエンジニアであれば、1,000万円以上の年収も十分に狙えます。資格取得とスキルアップを継続することで、市場価値を高め、より高い年収を目指せるでしょう。
年収900万以上のサーバーサイドエンジニアの求人・転職情報>
サーバーサイドエンジニアに関するよくある質問
サーバーサイドエンジニアに関するよくある質問と回答を紹介します。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。
Q1. サーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いはなんですか?
サーバーサイドエンジニアとバックエンドエンジニアは実質的に同じ役割を指します。前者はサーバー側、後者は裏側全般という呼び方の違いはありますが、実務上の区別はほとんどなく、プロジェクトや組織による呼称の違いと考えて良いでしょう。
Q2. 未経験からサーバーサイドエンジニアになれますか?
未経験からでもサーバーサイドエンジニアへの転身は可能です。まずは基本情報技術者試験の取得とプログラミング言語の習得を目指すと良いです。オンライン学習や実践的な開発経験を重ねることで、転職のチャンスは広がります。
未経験からサーバーサイドエンジニアを目指す方法の詳細は「未経験からサーバーサイドエンジニアに転職する方法」をご覧ください。
まとめ
この記事では、サーバーサイドエンジニアに役立つ資格について、カテゴリ別に詳しく解説しました。また、キャリアステージに応じた資格取得のロードマップも提案し、実務で必要となるスキルについても解説しました。サーバーサイドエンジニアとしての市場価値を高めるには、体系的な知識と実践的なスキルの両方が重要です。
特に、実務3年目程度の人は、基礎的な資格を押さえた上で、クラウドやデータベースなど専門分野の資格取得を検討すると良いでしょう。資格取得を通じてスキルアップを図り、キャリアの可能性を広げていくことをおすすめします。この記事の内容を参考に、ご自身のキャリア目標やスキルレベルに合った資格取得計画を立ててください。
※本記事は2026年1月時点の情報を基に執筆しております