プロダクトデザイナーになるには?必要なスキルや資格、年収も紹介

最終更新日:2024年3月8日

プロダクトデザイナーとは身の回りにある、さまざまな製品のデザインをする職種です。デザイン性のほかにも、機能性もプロダクトデザインには求められます。他の制作スタッフと連携しながら、製品の企画や流通・生産などにも深くかかわります。デザイナーとしてのデザインセンスに加えて、コミュニケーション力なども必要です。

デザインをする製品が多岐にわたるため、モノ創りへの興味や関心を持ちながら、プロダクトデザイナーとしての得意分野を確立させることも重要になります。この記事ではプロダクトデザイナーを目指している方に向けて、必要なスキルや資質、役に立つ資格などを詳しく解説します。

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この記事のまとめ

  • プロダクトデザイナーを目指している方に向けて、必要なスキルや資質、役に立つ資格などを解説
  • プロダクトデザイナーは、デザイン性と機能性を両立した製品をデザインする、やりがいのある職種
  • 優れたプロダクトデザイナーになるためには、デザインセンスに加えてコミュニケーション能力なども必要となる

プロダクトデザイナーになるには

プロダクトデザイナーになるための、必須の資格はありません。民間資格としては、 公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会の「プロダクトデザイン検定」があります。これらの資格を取得することは、客観的なスキルの証明に役立つでしょう。また、自分のスキルやセンスをアピールするのであれば、ポートフォリオを用意することが効果的です。

プロダクトデザインを学べる大学や専門学校に入学する

プロダクトデザイナーは、プロダクトデザインの専門的な知識が要求されます。まずはプロダクトデザインを学べる大学や専門学校に入学して、技術や知識を学ぶことが一般的です。大学や専門学校でプロダクトデザインを学ぶには、プロダクトデザイン学科がある学校を選びましょう。そのほかにも工学部や造形学部などで、プロダクトデザインを学べるケースがあります。事前にプロダクトデザインを学べるか、確認をしておきましょう。

メーカー・デザイン会社に就職する

プロダクトデザインを手掛けるメーカー・デザイン会社に就職すれば、大学や専門学校でプロダクトデザインを学んだ方や未経験の方でも、プロダクトデザイナーとして働くことは可能です。プロダクトデザイナーとして就職後は、どのような方でも勉強の日々が始まります。デザインスキルやプレゼンテーション能力を磨きつつ、一流のプロダクトデザイナーを目指していきます。

インハウスデザイナーとしての就職

生活用品や家電、おもちゃなどの多くのメーカーは、自社内に専属のプロダクトデザイナーがいます。これらメーカーに就職して、インハウスデザイナーになることがひとつの方法です。インハウスデザイナーは、自社のプロダクトデザインを行います。デザインする製品は自社製品に限られますが、デザインやプレゼンなどの経験を積むことはできるでしょう。

デザイン制作会社のデザイナーとしての就職

プロダクトデザインの制作会社に就職して、プロダクトデザイナーになる方法もあります。デザイン制作会社は、クライアントから依頼された多種多様な製品のプロダクトデザインを行います。プロダクトデザイン業務に特化しているため、プロダクトデザイナーとしての経験の幅が広がることでしょう。

プロダクトデザイナーとは

プロダクトデザイナーとは

プロダクトデザイナーとは身の回りにある、さまざまな製品のデザインをする職種です。デザインする対象製品は、企業によって異なります。デザインは、身近な生活用品から家具、家電、さらに重工業品の飛行機や自動車まで多岐にわたります

プロダクトデザインとは

プロダクトデザインとは、プロダクト(生産品・製品)のデザイン(意匠)のことであり、家電製品や生活用品、文房具、自動車などさまざまな製品が対象になります。身近にある製品のデザインは、プロダクトデザイナーによって生み出されたものです。

見た目のデザイン性だけでなく、ユーザーの使い勝手や製品としての機能、材質などを総合的に把握してデザインしなくてはいけません。

工業製品や機械製品のデザインは「インダストリアルデザイン」と呼ばれ、プロダクトデザインと区別することがあります。またプロダクトデザインに、機械製品のデザインを含めるケースもあります。ですが社会で広く使われている製品全般のデザインを、プロダクトデザインと呼ぶことが一般的です。

プロダクトデザイナーの仕事内容

プロダクトデザイナーの仕事は、いくつかの作業工程に分かれて進めていきます。ここでは、プロダクトデザイナーの仕事内容を作業工程別に紹介します。

商品のコンセプトを把握する

最初にクライアントが企画した、商品のコンセプトを把握します。デザインする商品のトレンドを市場調査して、どのような人たちに受け入れられるかを決めていきます。さらにターゲットとなる消費者が、その商品を使う目的や状況などを考慮して、コンセプトを固めていきます。

ラフスケッチを作成する

商品のコンセプトが決定した後に、平面図のラフスケッチを作成します。ラフスケッチでは見た目だけでなく、商品の機能や素材、安全性なども考慮します。また商品の全体像のほかに、商品を構成するパーツごとのラフスケッチも作成します。

スタッフと協議を重ね、ラフスケッチの清書や模型の制作を行う

デザイン候補として制作したラフスケッチを、スタッフと協議しながら修正を重ねます。そして、デザインの方向性の決定後、ラフスケッチの清書や模型の制作を行います。

最終デザインを完成させる

ラフスケッチの清書や模型を、クライアントに確認してもらいます。その結果、OKがでれば最終デザインの完成です。

プロダクトデザイナーになるために必要なスキル

ここでは、プロダクトデザイナーになるために必要なスキルを紹介します。

コミュニケーション力

プロダクトデザイナーは、常にパソコンと向き合いデザイン案を制作するイメージです。実際は企画開発の段階から携わるため、設計士や技術者など他職種の人とのヒアリングやクライアントとの折衝が多くあります。

そのため、業務を円滑に進めるためにも、コミュニケーション力は必要です。コミュニケーション力の有無で、プロダクトデザイナーの適正が判断されることもあります。プロダクトデザイナーは、各方面からの要望を聞き入れながら、デザインを提案しなければなりません。そのため、提案型コミュニケーション力(折衝能力)は、特に必要なスキルです。

デザインセンス

プロダクトデザイナーは製品のデザイン性だけでなく、その製品の機能にもこだわる必要があります。製品の使いやすさやユーザーのニーズを満たした製品であるかなど、重要な要素がいくつもあります。そのため日頃から流行やトレンドをチェックして、デザインセンスを磨くことが必要です。

CADソフトの操作と知識

CADソフトは、プロダクトデザイナーにとって必要不可欠なアプリケーションソフトです。そのため、CADソフトの操作方法と知識を身につけておきましょう。

専門分野に特化した知識

プロダクトデザイナーは物事を多角的に捉えて、デザインとして表現をしなくてはいけません。そのためには、色彩や人間工学、行動学、心理学などの専門分野に特化した知識が求められます。

グラフィックツール使用経験・スキル

プロダクトデザイナーには、製品のデザインを視覚的に表現するためにグラフィックツールの仕様経験やスキルが必要です。

多くの場合、パソコンを使用してデザインを行うので、例えば、「Adobe Illustrator」などのドロー系ソフトや「Adobe Photoshop」などのフォトレタッチツールを使いこなさなければいけません。このように、プロダクトデザイナーはデザインによって情報やメッセージを効果的につたえる必要があるため、グラフィックツールに習熟していることが求められます。

マーケティング戦略の経験・スキル

プロダクトデザイナーがデザインを進めるうえで、マーケティング戦略を求められることがあります。担当している製品がどのような顧客層をターゲットにしているか、そしてそのターゲットにどのようにアプローチしていくかというマーケティング戦略の知識がプロダクトデザイナーには必要です。さらに、市場のトレンドやユーザーニーズを的確に把握する力はプロダクトデザイナーにとって有益なスキルになります。

プロダクトデザイナーに求められる資質

ここでは、プロダクトデザイナーに向いている人について、フィジカル面とマインド面に分類して解説します。

フィジカル面

フィジカル面では、体力やフットワークの軽さを備えていることが求められます。

体力、フットワークの軽さ

プロダクトデザイナーは、早朝・深夜・休日と勤務時間が不規則になることが多いです。そのため、体力や健康面の管理は必須になります。また、行動力やレスポンスの速さなども求められます。フットワークの軽さが、行動力やレスポンスの速さにつながります。

マインド面

マインド面では、モノ創りや製品に興味・関心が持てることが重要です。

モノ創りへの興味・関心

プロダクトデザイナーの仕事は、モノ創りそのものと言って良いでしょう。モノ創りへの興味・関心があり、製品のデザインを追求することを楽しめる方は、プロダクトデザイナーとしての資質があるといえます。

製品への興味・関心

製品への興味・関心が持てることも、プロダクトデザイナーには必要です。自分がデザインしている製品はもちろん、世間のさまざまな製品にも興味・関心を持つ姿勢は、仕事に役立ちます。プロダクトデザインでは良いところを取り入れたり、悪いところを改善することが多くあります。製品への興味・関心をプロダクトデザインに反映することで、優れた製品づくりができるでしょう。

独創性の高さ

他社には無い独創性の高いデザインを制作できる人は、プロダクトデザイナーに向いています。見た目の美しさや使い勝手の良さを損なわないことは、プロダクトデザインでは必要です。さらに独創的な製品は、ユーザーにインパクトを与え、使ってみたいと思わせる効果もあります。独創性が高いデザインの提案を積極的にすることで、クライアントからの信頼も得られるでしょう。

プロダクトデザイナーへの転職に役立つ資格

プロダクトデザイナーに、必須の資格はありませんが資格を取得することで客観的なスキルの証明となります。ここでは、プロダクトデザイナーになるのに役立つ資格をみていきましょう。

プロダクトデザイン検定

  2級 1級
試験日程 毎日※会場による(事前予約制) 毎日※会場による(事前予約制)
受験料 11,000円(税込) 11,000円(税込)
受験会場 全国約280箇所 全国約280箇所
試験形式 CBT四肢選択式100問 CBT四肢選択式100問
試験時間 90分 90分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能
合格条件 得点率60%以上(目安) 得点率70%以上(目安)

プロダクトデザイン検定は、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会が実施している検定試験です。プロダクトデザインに関する、唯一の資格制度であり、プロダクトデザインの知識が問われます。プロダクトデザイナーを本格的に目指す方向けの1級と、初学者や教養として学びたい方向けの2級があります。

試験は、全国約300か所のテストセンターで行われます。また団体や出張試験にも対応しています。試験方法は、四肢選択式のCBT方式です。

色彩士検定

  3級 1級
試験日程 随時 随時
受験料 6,000円(税込) 20,000円(税込)
受験会場 全国9箇所 全国9箇所
試験形式 マークシート方式 理論問題:多肢選択、正誤方式
実技問題:出題された課題に沿って、色面構成のボードとレポートを完成させます(ボード・レポート用紙は配付されます)。
試験時間 90分 理論問題:90分
実技問題:120分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能
合格条件 「理論問題」と「演習問題・演習混色問題」の各100点で合計200点満点。合格ラインを120点とし「理論問題」と「演習問題・演習混色問題」の それぞれで50点以上。 「理論試験」は100点満点で合格ラインを70点以上。「実技試験」は所 定の項目についてA(優)・B(可)・C(不可)の三段階で評価の上、Cがひ とつでも含まれる場合は不合格。理論試験、実技試験の両方で合格基 準を満たしている者。

色彩士検定は、全国美術デザイン教育振興会が主催する検定試験です。受験対象は、色彩を学んでいる人やデザイナーなどが対象となっています。3級から1級までに区分されており、全ての区分で理論・演習・実技問題が出題されます。検定に合格すると各級それぞれで「色彩士・カラーマスター」として認定されます。

色彩検定

  3級 2級 1級 UC級
試験日程 夏期(6月)
冬期(11月)
夏期(6月)
冬期(11月)
冬期のみ
1次試験(11月)
2次試験(12月)
夏期(6月) 冬期(11月)
受験料 7,000円 10,000円 15,000円※1次免除者も同じ 6,000円
受験会場 北海道から沖縄までの全国 北海道から沖縄までの全国 北海道から沖縄までの全国 北海道から沖縄までの全国
試験形式 マークシート方式 マークシート方式(一部記述式) 1次:マークシート方式 2次:記述方式(一部実技) マークシート方式(一部記述式)
試験時間 60分 70分 1次:80分
2次:90分
60分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能 誰でも受験可能 誰でも受験可能
合格条件 満点の70%前後 満点の70%前後 満点の70%前後 満点の70%前後

色彩検定は、色に関する幅広い知識やスキルを問う検定試験です。色彩検定では色についての基礎知識、配色技法、ファッションやインテリアへの応用などを幅広く学ぶことができます。
初心者向けの3級からプロフェッショナル向けの1級までのレベルに合わせた試験区分が用意されています。

カラーコーディネーター 検定

  スタンダードクラス アドバンスクラス
試験日程 随時 随時
受験料 7,700円
CBT方式の場合は別途CBT使用料
2,200円
7,700円
CBT方式の場合は別途CBT使用料
2,200円
受験会場 自宅や会社等 自宅や会社等
試験形式 IBT方式またはCBT方式 IBT方式またはCBT方式
試験時間 90分 90分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能
合格条件 100点満点で70点以上 100点満点で70点以上

カラーコーディネーター検定は、実践的な色彩の知識を習得することができる検定試験です。色彩に関する知識を獲得することで、色の持つ効果を仕事に役立てることができます。例えばプレゼンテーションのスライドの作成などでもカラーコーディネート技術を用いることで説得力のある資料を作成することができます。

色の性質・特性など、色彩の知識を学ぶことでビジネスシーンで活用することができます。それがカラーコーディネーター検定です。

CGクリエイター検定

  ベーシック エキスパート
試験日程 年2回 年2回
受験料 5,600円 6,700円
受験会場 全国20都道府県 全国20都道府県
試験形式 マークシート10問 マークシート10問
試験時間 60分 80分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能
合格条件 100点満点で70点以上 100点満点で70点以上

CGクリエイター検定は、クリエイターやデザイナーがCGを用いて表現する能力を評価するための検定です。
アニメーションやゲーム、CMなどの制作において、映像表現技術やCG理論の知識、そしてCGソフトウェアを扱うスキルが必要とされます。CGクリエイター検定は、CGに関する知識や応用能力を測定することで、クリエイターのスキルや能力を客観的に評価する役割を果たします。

CAD利用技術者試験

3次元CAD利用技術者試験

  2級 準1級/1級
試験日程 随時実施(申し込み時に任意選択) 年2回
受験料 7,700円(税込) 準1級:11,000円(税込)
1級:16,500円(税込)
受験会場 全国 全国
試験形式 筆記試験 実技試験
試験時間 60分 120分
受験資格 誰でも受験可能 準1級:2級有資格者
1級:2級または準1級有資格者
合格条件 各分野5割以上、および総合7割以上の正解 各分野5割以上、および総合7割以上の正解

3次元CAD利用技術者試験は、3次元CAD を利用する技術者の知識と技能が証明できる、3次元CAD試験制度です。高付加価値な製品設計・製造を実現するには3次元CADの活用が欠かせません。例えば、自動車、機械メーカーの設計で3次元CADが活用されています。この試験は、新時代のものづくりを担う3次元CAD利用技術者を認定するためのものです。

2次元CAD利用技術者試験

  基礎 2級 1級
試験日程 申し込み手続き完了次第随時実施 随時実施(申し込み時に任意選択) 年2回
受験料 4,400円(税込) 6,050円(税込) 16,500円(税込) ※過去の1級合格者は11,000円(税込)
受験会場 全国 全国 全国
試験形式 IBT CBT 実技試験
試験時間 50分 60分 80分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能 2級または1級(1級2級ともに旧称号含む)の有資格者。
合格条件 総合7割以上 CADシステム分野・製図分野が各5割以上、および総合が7割以上 実技試験・筆記試験が各5割以上、および総合が7割以上

2次元CAD利用技術者試験は、2次元CADを利用するための知識技能が証明できる、2次元CAD試験制度です。ものづくりの現場では3次元設計や製造が進んでいますが、同時に従来の2次元図面も幅広く活用されており、2次元図面の読み書きができる人材が必要とされています。例えば、建築・土木設計事務所、機械・アパレル・インテリアメーカーなどで2次元CADが利用されています。この試験に合格することで、2次元CADの専門知識とスキルを証明し、求められる現場での実務能力を高めることができます。

アドビ認定プロフェッショナル試験

  Photoshop 2021/2022 Illustrator 2021/2022 Premiere Pro 2021/2022
試験日程 随時 随時 随時
受験料 (一般価格)10,780円(税込)
(学割価格) 8,580円(税込)
(一般価格)10,780円(税込) (学割価格) 8,580円(税込) (一般価格)10,780円(税込) (学割価格) 8,580円(税込)
受験会場 全国 全国 全国
試験形式 CBT形式 CBT形式 CBT形式
試験時間 50分 50分 50分
受験資格 誰でも受験可能 誰でも受験可能 誰でも受験可能
合格条件 非公開 非公開 非公開

Adobe Certified Professional(アドビ認定プロフェッショナル)は、アドビ社(Adobe Inc.)のクリエイティブツールのクラウドサービス Adobe Creative Cloud 2021/2022に対応する試験です。試験科目はアプリケーション単位に分かれていて、資格は科目ごとに認定されます。

対象となるアプリケーションには、「Photoshop」、「Illustrator」、「Premiere Pro」があります。

プロダクトデザイナーのやりがい

プロダクトデザイナーのやりがいは、新たなサービスや製品を生み出すことです。さまざまな知識やセンスが必要なため、多忙な仕事というイメージを持たれます。

それだけにデザインやモノ創りが好きな方には、有意義な職種です。仕事では商品のトレンドを市場調査して、コンセプトを固めて、ラフスケッチを描き上げていきます。それらの過程の中で、周囲の人々の協力を得ながら、製品化にたどり着きます。自分が生み出したデザインが採用され、世の中へ製品として出回ることに、やりがいを感じることでしょう。

プロダクトデザイナーの年収の相場

レバテッククリエイターのプロダクトデザイナーの職種図鑑によると、プロダクトデザイナーの平均年収は624万円程度とされています。コア分布は、530万〜600万円程度で高めの傾向です。これはプロダクトデザイナーを採用している企業に、条件の良い大手企業や上場企業が多いことが理由となっています。

プロダクトデザイナーの求人例

ここでは、レバテックキャリアで実際に登録されているプロダクトデザイナーの求人例を紹介します。

【想定年収】
400~700万円

【業務内容】
・ユーザーテストの設計と実施
・ユーザーインタビューの設計と実施

【求められるスキル・経験】
・Figmaを使用したUIデザインの経験
・オブジェクト指向UIへの理解
・Webアプリケーションやネイティブアプリケーションのデザインにおける5年以上の実務経験

プロダクトデザイナーの将来性

プロダクトデザイナーは製品が作り続けられる限り、欠かせない職種です。また製品のデザイン性は、近年より重要視されています。そのためプロダクトデザイナーの仕事が、今後激減することは考えにくいといえます。

製品に求められるデザイン性は、ユニバーサルデザインやサステナビリティなど、日々変化しています。感性やニーズを磨く努力を続けなければ、プロダクトデザイナーとして長く活躍はできません。プロダクトデザイナーは努力を積み重ねることで、長く活躍できる職種といえるでしょう。

プロダクトデザイナーに関するよくある質問

Q1.プロダクトデザイナーを目指しやすいのは何学部?

デザインの基礎や美的感覚を磨くのであれば美術系や芸術系の学部、製品開発や人間工学、材料科学などの技術的な知識を学ぶなら工学部やデザイン工学部がそれぞれおすすめです。

またデザイン学部やインダストリアルデザイン学部では、プロダクトデザインやインダストリアルデザインに特化したカリキュラムを提供していることがあり、製品開発のプロセスやデザイン思考などについて学ぶことができます。

Q2.プロダクトデザイナーの平均年収は?

プロダクトデザイナーの仕事の平均年収は約669万円なので、 日本の平均年収と比べて比較的高い水準にあると言えます。 月給で換算すると56万円です。初任給の相場としては24万円程度と推定されています。派遣社員の場合は平均時給が1,801円です。

Q3.プロダクトデザイナーがデザインするものは?

プロダクトデザイナーは身近なものから大型の機械まで世の中のあらゆるものをデザインします。私たちの生活は多くの工業製品に囲まれて成り立っているため、これらの製品をデザインするのがプロダクトデザイナーです。
例えば、身近なところでは、文房具、バッグやシューズ、家電製品があります。仕事で使用するパソコンやコピー機などのOA機器のデザインも行います。

まとめ

この記事では、プロダクトデザイナーを目指している方に向けて、必要なスキルや資質、役に立つ資格などを解説しました。プロダクトデザイナーは、デザイン性と機能性を両立した製品をデザインする、やりがいのある職種です。優れたプロダクトデザイナーになるためには、デザインセンスに加えてコミュニケーション能力なども必要となります。必要に応じて、資格の取得などでスキルアップも可能です。プロダクトデザイナーに興味がある方は、この記事を参考にプロダクトデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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