インフラエンジニアに向いている人とは?適性と仕事内容・職種などを解説

最終更新日:2024年4月11日

社会に道路・水道などのインフラ基盤があるように、ITシステムにもITインフラと呼ばれるインフラ基盤があります。ITシステムの広がりとともに、ITインフラの重要性が増しているため、ITインフラを構築するインフラエンジニアに興味がある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、インフラエンジニアに向いている人の特徴や、求められる知識・スキル、インフラエンジニアのキャリアパス、関連資格と知識・スキルの習得方法などについて解説します。

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この記事のまとめ

  • インフラエンジニアに向いている人の特徴には、インフラ技術に興味がある、几帳面さや忍耐力、問題解決能力などがある
  • インフラエンジニア技術は進化が早いため、新しい技術の知識やスキルの習得を継続的にできることも重要である
  • インフラエンジニアを目指す場合、関連資格を取得すると転職で有利になる可能性がある
  • インフラエンジニアの知識やスキル習得には、書籍や学習サイト、スクールなどの学習習方法がある
  • インフラエンジニアのキャリアパスには、スペシャリストやプロジェクトマネージャー、コンサルタントなどがある

インフラエンジニアに向いている人の特徴

インフラエンジニアへの転職を検討する前には、自身に適性があるか調べておきましょう。もしも適性がなければ、業務が合わないと感じ早期退職につながるおそれがあります。ここでは、インフラエンジニアに向いている人の特徴について、スキル面と性格面に分けて解説します。

技術的な知識・スキル関連の特徴

技術に対して、興味や学習意欲がなければインフラエンジニアは務まりません。インフラエンジニアの業務対象領域では、常に技術が進化しています。最新の技術情報にアップデートしていなければ、業務を任せてもらえなくなるでしょう。どういった特徴なのか、具体的な内容を紹介します。

技術に興味がある

インフラエンジニアには、サーバー・ストレージ・ネットワーク・クラウドサービスなど、幅広いITインフラ技術に関する知識・スキルが求められます。技術に対する好奇心がないと、広範囲にわたる技術の知識習得は難しいでしょう。

技術の学習意欲がある

インフラエンジニアは、技術の進歩についていかなければいけません。そのため、最新ツール・事例などを継続して学ぶ意欲がある人に適しています。自ら率先してトレンドを追い、習得していく姿勢も大切です。

性格の特徴

インフラエンジニアとして活躍していくには、性格的に業務内容が合うかどうかも重要です。合致する特徴が少ないほど、業務に対する負担を感じやすいでしょう。どういった傾向があると向いているといえるのか、解説します。

細部に注意を払える

ITインフラは信頼性が重要なため、設計や運用においては、細部にわたって注意深く正確に作業を行うことが求められます。些細な点でも見逃してしまうと、後のトラブルにつながりかねません。細かな部分にも気がつく注意力があると向いているといえるでしょう。

忍耐力がある

ITインフラの設定やトラブルシューティングには時間がかかることが多く、忍耐力が必要です。同じ作業を繰り返し行ったり、別作業でもトライ&エラーでベストな状態を見つけたりしなければなりません。トラブル内容次第では、夜間対応する必要性もあります。

問題解決に力を発揮する

インフラエンジニアの仕事では複雑なトラブルや課題に直面することもあります。論理的かつ創造的に解決策を見つけ出せる力があると役に立つでしょう。また、そもそもの課題を見つけられる力もあるとより活躍の幅が広がります。

コミュニケーションが好きな人

顧客やチームのメンバー、他部門の関係者と頻繁に連絡を取り合う必要があります。ときには複雑な技術情報を正確に伝達する必要があうえ、問題なく連携を図れるようにするため、コミュニケーションが好きな人に向いています。

チームワークを大切にする

ITインフラの設計や構築はチームで取り組むケースが多いです。チームで協力して作業を進められる力が求められます。報連相をするのは基本として、メンバーが困っていたら率先してフォローに入る、自分の担当業務でサポートが欲しい際は遠慮せず助けを求めるなどができると良いでしょう。

責任感を持って働ける

ITインフラは重要なシステムの基盤であり、トラブル時にはシステムやサービスに大きな影響が出るおそれがあります。そのため、責任感を持って働ける人が適しています。トラブル発生時のスムーズな対応・課題解決はもちろん、発生しないように構築や保守・運用に努めるなど、どの作業においても責任を持って取り組みましょう。

プレッシャーに耐性がある

システム障害や緊急の問題が発生した際は、プレッシャーのあるなか、冷静に作業を行わなければなりません。冷静さを欠いて対応すると、状況を悪化させるおそれがあります。プレッシャーに耐性のある人はインフラエンジニアに向いているでしょう。

インフラエンジニアの職種と仕事内容

インフラエンジニアは、担当する技術や業務内容によっていくつかの職種に分けられます。インフラエンジニアは業務の対象となる範囲が広く、担当領域ごとに職種が分かれているからです。同じインフラエンジニアでも、職種によって主な業務内容は違うので、確認しておきましょう。ここでは、職種例と共通する仕事内容を紹介します。
代表的な職種と仕事内容は以下のとおりです。

インフラエンジニアの職種

代表的なインフラエンジニアの職種には、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどがあります。近年はクラウド化が進んできているため、クラウドエンジニアの需要も高まっている傾向です。どういった特徴があるのか、それぞれ紹介します。

サーバーエンジニア/ネットワークエンジニア

サーバーエンジニアは、ITインフラの要となるサーバーやストレージを中心に、OS・仮想化ミドルウェアなどを担当します。ネットワークエンジニアは、ITインフラを繋ぐ重要なネットワークを担います。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、インターネットを介してデータセンターに置かれたクラウドシステムに接続し、クラウド上にあるITインフラを担当します。クラウド上にサーバーやネットワークなどを構築するため、これらの知識が求められます。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容は職種によっても異なりますが、ここでは共通する部分を紹介します。基本的には扱う技術・対象領域は違っても、どの職種でもこの仕事を行うといえるでしょう。具体的な仕事の内容について紹介します。

設計

インフラエンジニアは、顧客の課題・悩みを丁寧にヒアリングして、設計書に反映させます。課題を解決するのに必要な性能・規模・信頼性などを中心に反映させます。

構築

設計で作成した設計書をもとに、インフラを構築します。まず、サーバー・ストレージなどのハードウェアやネットワーク回線の配置を行い、その後OS・ミドルウェアなどの基本ソフトウェアのインストールと設定を行います。

運用/保守

ITインフラは基本的に24時間365日動作させるため、運用ではトラブル予兆の監視が重要です。また、ハードウェア・ソフトウェアのアップデート時には、システムを停止してメンテナンスを行ったり、予期しないトラブルの対応を行ったりします。

インフラエンジニアに求められる知識・スキル

どれほどインフラエンジニアに向いている傾向があったとしても、必要な知識やスキルを備えていなければ活躍できません。もしこれらの習得が苦痛と感じたら、向いていないといえるでしょう。ここでは、インフラエンジニアに求められる知識・スキルを、いくつかのカテゴリに分けて解説します。

基本知識・スキル

インフラエンジニアとして活躍するにあたり、最低限必要な知識とスキルを紹介します。これらの知識とスキルがなければ、どのインフラエンジニアの職種でも継続していくのは難しいでしょう。

サーバーやOS関連

IAサーバーやメインフレームなどのサーバー機器、LinuxやWindows ServerなどのOSに関する幅広い知識・スキルです。

ネットワーク

ネットワーク全体の概念の理解やTCP/IP、DNS、DHCPなどの基本的なネットワークプロトコルの知識・スキルです。

スクリプト言語

自動化スクリプトを作成するためのPython、Bash、PowerShellなどのスクリプト言語の知識・スキルです。

専門知識・スキル

専門領域において必要となる知識・スキルも確認しましょう。たとえば、クラウドエンジニアであればクラウドサービスに関する知識やスキルはマストです。しかし、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアであれば、「身につけておくとより良い」内容といえます。

クラウドサービス

AWS、Azure、Google Cloud Platformなどの主要なクラウドサービスに関する知識・スキルです。

仮想化技術

VMware、Hyper-V、KVMなどの仮想化技術に関する知識・スキルです。

コンテナ技術

Docker、Kubernetesなどのコンテナ技術に関する知識・スキルです。

セキュリティの知識・スキル

システムは常に外部からの攻撃やデータ損傷によるリスクを抱えています。こうしたリスクを軽減するのはインフラエンジニアの役割の1つです。

セキュリティの基本

ネットワーク・アプリケーションなどのセキュリティおよび、データ保護に関する基本的な知識・スキルです。

脆弱性管理

外部からのアタックなどに対してシステムやネットワークの脆弱性を評価し、対策を講じる知識・スキルです。

パーソナルスキル

パーソナルスキルとは、業務パフォーマンスを高めるのに必要な能力やスキル、行動傾向などを指します。

問題解決能力

複雑な問題に直面した際に、論理的かつ効率的に解決策を見つけ出す能力です。

コミュニケーション能力

技術的な内容を非技術者にも理解しやすい形で伝える能力・スキルです。

チームワークと協調性

プロジェクトやタスクをチーム内のほかのメンバーと協力して進める能力・思考性です。

なお、ITインフラの世界は常に進化しており、新しい技術やツールが続々と登場しています。そのため、インフラエンジニアには、新しい知識を継続的に学習し、技術のトレンドに適応していく柔軟性も求められます。自己啓発の意欲と、新しい技術に対する好奇心が必要です。

関連記事:インフラエンジニアに必要なスキルは?知識、資格まで徹底解説

インフラエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアにはいくつかのキャリアパスが考えられますが、どれもインフラエンジニアの経験を活かせる職種です。代表的なものを以下で紹介します。

得意技術を極めるスペシャリスト

インフラエンジニアとしての知識とスキルを深めたい人は、スペシャリストを目指すと良いでしょう。仮想化技術やハイブリッドクラウドなど、より最新かつ複雑な技術を身につけると重宝されます。スペシャリストは既存の技術だけではなく、常に最新技術の収集をしてアンテナを高くしておくことが重要です。

インフラチームを率いるインフラリーダー

チームやプロジェクトでリーダーシップを発揮したい人にはインフラリーダーが向いています。ある程度の規模をもつ開発プロジェクトにはインフラチームがあるため、インフラチームのリーダーとしてキャリアアップできます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、開発プロジェクトを率いる責任者です。インフラだけではなく、システム開発全体をマネジメントをしなければなりません。これまで培ってきたスキルに加え、各種管理能力などが要求される職種です。プロジェクトマネージャーはキャリアパスとして良い目標になるでしょう。

インフラ技術をベースとしたITコンサルタント

ITコンサルタントの仕事では、インフラエンジニアとして培ったIT分野の豊富な知識を活かせます。ITコンサルファームなどに転職し、企業のIT導入を先導できるでしょう。顧客の経営戦略の実現に向けてIT導入を提案するためには、IT関連の知識だけではなく、経済トレンドや経営といったビジネス面の知識も日頃から学んでいく必要があります。

関連記事:インフラエンジニアの年収は?さらに年収を上げるポイントも紹介

インフラエンジニア関連資格と知識・スキルの習得方法

インフラエンジニア関連の資格があれば、スキルを効果的にアピールでき、転職活動において有利になる可能性があります。ここでは、代表的なITインフラ関連の資格と、知識・スキルの習得方法を紹介します。

インフラエンジニア関連資格

ITインフラに関する代表的な資格は以下の3つです。

シスコ認定試験(CCNA、CCNP)

シスコ認定試験(CCNACCNP)は、Ciscoシステムズ社が認定するネットワークのスキルを証明する資格です。エントリー・アソシエイト・プロフェッショナル・エキスパートのレベルに分かれており、CCNAはアソシエイトで経験数年のエンジニアに向いています。CCNPはプロフェッショナルに該当し、7種類の分野があります。CCNAを取得後、レベルアップのためにCCNPを目指すと良いでしょう。

LinuC

LinuCは、Linuxに関する資格で、LPI-JAPANが運営しています。サーバーOSの1つであるLinuxに関する専門知識やスキルを証明します。LinuCレベル1~LinuCレベル3(3が最高難易度)とレベルがあるため、自身のスキルに応じて選択し、順次レベルを上げていきましょう。

オラクルマスター

オラクルマスターは、データベース市場最大のシェアを持つオラクル社が主催する資格です。インフラエンジニアには直接関係ないように見えますが、ITインフラにおいてデータベースは必須要素であり、インフラエンジニアに運用が任されるケースも少なくありません。
オラクルマスターはBronze、Silver、Gold、Platinumに分かれています。初心者はまずOracle Databaseの基礎知識を問うBronzeから合格を目指し、スキルに合わせて徐々に取得していくのがおすすめです。

インフラエンジニアの知識・スキルの習得方法

インフラエンジニアになるためには、サーバー構築スキルやプログラミングスキル、ネットワーク、セキュリティなどの知識・スキルが必要です。まったくの未経験では、まずインフラシステムの運用監視業務から入ることが多いでしょう。

知識・スキルを習得するためには、本や学習サイトなどを使って独学したり、スクールに通ったりする方法が有効です。また、すでにプログラマーやエンジニアの仕事に就いている人であれば、参加プロジェクトでインフラエンジニアの実務を見たり聞いたりして実践的に学ぶ方法もあります。

ベンダー主催の有料研修を受けるほか、以下のような無料のベンダーサイトの活用も検討してみてください。

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