- SIerとは顧客企業からシステム開発を受ける会社の総称
- 【分類別】SIerの志望動機・志望理由の例文
- 【パターン別】SIerの志望動機・志望理由の例文
- SIerへの転職で志望動機を書くときの4つのポイント
- SIerの志望動機で採用担当が重視するポイント
- 作成した志望動機をより魅力的にする方法
- まとめ
SIerとは顧客企業からシステム開発を受ける会社の総称
SIerとは、System Integration(システムインテグレーション)の略称「SI」に「er」をつけた造語で、エスアイヤーと呼ばれます。SIerは企業や自治体から依頼されたシステム開発などを請け負う企業を指します。
SIerといっても、大きく5つの分類があるため、簡単に紹介します。
Slerの分類 | 特徴 |
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ユーザー系Sler | IT以外を本業としている大手企業が、 情報システム部門を子会社として独立させた業態です。 親会社からの受注がメインとなるので仕事の獲得は 安定しますが、企業方針や業績は親会社に左右されます。 |
メーカー系Sler | ハードウェアを中心に開発を行う情報機器 メーカーが、システム開発部門を独立させた業態です。 大手メーカーのグループ企業なので経営が安定しており、 転職市場ではメーカー系SIerの豊富な経験が高く評価されます。 |
独立系Sler | 親会社を持たず、独立した経営がなされて いるSler業態です。 特定のベンダーに縛られず、多様な技術を 追求することができます。組織内の昇進・出世は しやすい傾向ですが、企業体制が整っていない、 収入や福利厚生などの待遇面が充実していない 場合もあります。 |
外資系Sler | グローバルなIT企業が日本法人を設立し、 システム開発事業を展開した業態です。 国際的な大規模プロジェクトを扱い、 プロジェクトに参画する人材は多国籍という 実績によって評価され、高収入を望むことが可能です。 |
コンサル系Sler | 経営戦略やIT戦略へのコンサルティングを 入口として、開発案件にも着手する業態です。 一気通貫したシステム開発で品質を高めることが できる点が特徴です。総合的な業務遂行能力の 高さが問われる分、所属エンジニアは高収入が望めます。 |
これらの5つの分類に分けて、志望動機を紹介します。
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【分類別】SIerの志望動機・志望理由の例文
志望するSIerの分類別に志望動機・志望理由の例文を紹介します。
各分類で求められる人材像、スキルについてのポイントも解説していますので、参考にしてください。
ユーザー系SIerへ転職する場合
中小規模の独立系SIerで主に金融プロジェクトにおいてSEとして数年の経験を積み、金融系に強みを持つ大手ユーザー系SIerを志望するケースの志望動機です。
前職では金融系システムのプロジェクト開発に5年間携わり、チームリーダーとして設計・開発を担当、社内向け業務効率化ツールを作成しました。結果、XX機能の開発を〇%効率化する成果を達成することができました。
しかし、前職では開発やテスト工程の比率が大きく、より上流からプロジェクトに携わりたい、プロジェクトのライフサイクル全体に携わりたい、より大規模なプロジェクトに携わりたいと考えるようになりました。
金融系システム開発に強みを持ち一気通貫でプロジェクトに携われ、大規模案件の実績豊富な貴社に大きな魅力を感じています。これまでの経験を活かしつつ、貴社事業に貢献しながらさらに金融系システムへの知見を高め、プロジェクトマネージャーを目指すキャリアを歩んでいきたいと考えています。
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・志望先企業の業務内容と自分のスキル、キャリアパスが一致していることを示せている
・志望先企業でなければならない理由を伝えている
・志望先企業で貢献できる根拠となるスキルについても伝えている
独立系SIerへ転職する場合
ユーザー系SIerにてSEとして、ERP(統合基幹業務システム)を中心に数年の経験を積んだ後、独立系SIerへ応募する場合の志望動機の例文です。ERPの導入では、既成のパッケージに合わせて業務改革を行うプロジェクトが多いため、独立系SIerが参入する案件も見られます。
前職でERPシステム開発に携わる中で、その奥深さに惹かれ、ERPエンジニアとして更なる成長を求めています。
現職ではパッケージや技術の制約があり顧客との接点が少ないため、貴社のような幅広い技術に触れ、顧客と直接対話しながら最適なシステムを提供できる環境に魅力を感じています。前職で培ったERPの知識とカスタマイズ経験を活かし、貴社のビジネスに貢献したいと考えています。特に、独立系SIerである貴社だからこそ、多様な顧客やプロジェクトに携わり、エンジニアとして大きく成長したいと考えています。
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・志望先業務分野の把握と保有スキルのマッチングを示せている
・自分の目指すキャリアパスを示し、その過程で志望先の事業に貢献できることを示せている
・志望先の業務における指針を把握し、自分の目指すキャリアと合致することを伝えられている
メーカー系SIerへ転職する場合
メーカー系SIerは元請けとして大規模システムの受託開発を担当する場合が多いです。具体的な過去の経験とこれからやりたいことを企業の特色と結びつけ、志望動機を作成しましょう。
貴社を志望した理由は、貴社が手がけている大規模SIプロジェクトを通じて、ITで社会を支えるエンジニアになりたいと考えたためです。
私は、大学時代にベンチャー企業でアルバイトをした際、VBAとRPAで社内向け業務自動化ツールを作成しました。結果、作業時間を20%効率化することができ、このときの経験がきっかけでITでより多くの人々を助けたい、役に立ちたいという思いを強くもつようになりました。それ以来ITのスキルを向上させながら業務に従事し、貴社に採用いただければさらなる周囲への貢献を実現できるという思いをもち応募しました。
貴社は社会インフラとなる大規模システムを手がけてきており、私が社会への貢献を果たすために活躍することで貴社事業にも貢献できるという好循環が作れると考え、志望しました。
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・志望先事業内容の把握と自身の志向性のマッチングをアピールしている
・志望先企業で活躍するビジョンを示せている
・自分の体験をもとにした志望動機に説得力がある
外資系SIerへ転職する場合
メーカー系SIerでシステムエンジニアとして数年の経験を積み、次のステップとして外資系SIerへの転職を図るケースの志望動機です。サーバーやネットワーク機器を扱う親会社からの案件に携わっているものの、より大規模な案件に挑戦したいという想いをきっかけとして、新たなキャリアプランを描いています。インフラ関連のスキルを活かし、外資系SIerのインフラエンジニアへと応募する場合の例文は以下のようになります。
貴社を志望した理由は、より大規模なプロジェクトを担当するエンジニアになりたいからです。
前職ではメーカー系SIerのシステム開発プロジェクトにて、ネットワーク機器の設計・実装を担当してきました。同時接続数XXX台程度のネットワーク構築において主導的なポジションとして成果を上げてきましたが、事業の性質や社内の体制に関する事情から、より大規模なプロジェクト、ポジションへのチャレンジには時間がかかりそうでした。また、基本的に利用できる製品には制限があり、技術面のスキルアップもしづらい状況でした。
貴社では大規模プロジェクトを多く手掛けており、インフラエンジニアとしてより大きな仕事に携われると考えています。グローバルな仕事への希望や担当する技術領域の拡大も望んでおり、貴社は自身の成長が望める理想的な環境です。○○の資格やこれまでの経験を活かし、貴社事業に貢献したい所存です。
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・エンジニア自身の業務経験を具体的な数字で想定しやすくしている
・大規模プロジェクトで活躍したいというキャリアパスを示せている
・志望先へ貢献できるポイントについても言及している
コンサル系SIerへ転職する場合
ユーザー系SIerでプロジェクトリーダーとしての経験を積んできたエンジニアが、キャリアアップ先としてコンサル系SIerへの転職を志望する場合の例文です。
私が貴社を志望する理由は、ITによる課題解決に向けて提案から運用までを通して提供できる事業力に魅力を感じたためです。デジタル技術の活用による企業の課題解決に向けて、根本となるコンサルティングに強みを持つ貴社で働き、自己成長を果たしたいと考えています。
前職の業務では、システム開発プロジェクトにおけるマネジメントにも携わってきましたが、要件定義や設計、開発、テストまでのフェーズを担当する中で、さらに上流となる課題解決に向けた提案、企画に強く興味を持ちました。前職の事業内容からは、これらの工程の業務に携わることが難しく、そのような状況で貴社の求人に出会い、応募に至った次第です。
貴社に入社できましたならば、提案や企画のフェーズのスキルを身につけ、これまでのシステム開発プロジェクトで積んできた経験を活かして、提案から開発、運用までを一気通貫で顧客に提供し、事業に貢献してまいります。
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・志望先の事業について入念に研究し、志望先を選んだ理由を明確化できている
・自分のスキルと志望先事業とのマッチングを行い、スキル獲得が必要な分野の分析ができている
・前職での経験を活かした志望先へのメリット提供が示せている
【パターン別】SIerの志望動機・志望理由の例文
SIerの種類だけでなく、志望者の状況によっても志望動機は変わってきます。
以下では、転職志望者の状況のパターンごとの例文とポイントについて解説します。
未経験からSIerへ転職する場合
ITエンジニアとしての業務が未経験の状態からSIerに転職する場合の志望動機の例文です。
私が貴社を志望する理由は、SI事業により多大な社会貢献をしてきた実績に魅力を感じ、ぜひ私もその歴史に名を連ねたいと考えたからです。
これまで小売業にてバックヤードでの仕入業務を約10年間担当してきましたが、ITの活用により業務は効率的に変化してきました。特に業務の現場に来てヒアリングを行い業務を整理して、その後のシステム導入を行ってくれたSIerの姿に憧れを持ちました。自分もITを活用して、世の中に便利さを提供したいと思うようになり、独学ながらプログラミングなどを学んで来ました。
SIerの中でも貴社であれば、顧客と交わりながら課題解決ができると考えて志望した次第です。また、SIerのユーザーであったことから、ユーザーの求めるシステム作りに貢献できると考えています。
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・数あるITエンジニアの転職先の中から、なぜSIerを選択したかを伝える
・自分がITエンジニアになりたいと考えるようになったきっかけを具体的エピソードを交えて示す
・自分のこれまでの業務経験などから志望先に提供できるメリットを伝えている
SIerからキャリアアップ転職をする場合
SIerに所属するエンジニアがキャリアアップに向けた転職でSIer企業を志望する場合の志望動機の例文です。キャリアアップ転職の場合は、これまでの経験から具体性のあるスキルアピール、キャリアプランの提示、入社後のビジョンを志望動機には盛り込んでおくとよいです。
私が貴社を志望する理由は、貴社のSI事業が多様な業界で革新的なソリューションを提供し、社会に大きな貢献をしてきた実績に魅力を感じたからです。特に、貴社の顧客中心のアプローチと、最新技術を活用した問題解決能力に深く共感しました。
これまで小売業にて約10年間、仕入業務を担当してきました。その間、ITの導入により業務が効率化される過程を目の当たりにし、現場でのヒアリングから業務整理、システム導入まで一貫して行うSIerに憧れを抱きました。この経験から、ITを活用して社会に貢献したいという思いが芽生え、独学でプログラミングやシステム設計の基礎を学びはじめました。
貴社では、私の小売業界での経験を活かしつつ、顧客と直接対話しながら課題解決ができると考えています。また、システムユーザーとしての経験を活かし、より使いやすく効果的なシステム開発に貢献できると確信しています。
入社して3年後には、小売業界向けのプロジェクトでリーダーシップを発揮し、業務効率化に大きく貢献できるエンジニアになりたいと考えています。
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・前職の経験を活かし、ユーザー視点からのシステム開発への貢献をアピールしている
・独学でプログラミングやシステム設計の基礎を学んだ自己啓発の姿勢を示している
・入社後の具体的な目標を提示している
第二新卒でSIerへ転職する場合
アルバイトや過去の体験を志望理由に結びつけ、簡潔な志望動機にすると効果的です。インターン経験やSIerに興味を持ったきっかけを志望動機に盛り込みましょう。
貴社を志望した最大の理由は、貴社が手がける大規模なプライム案件において、プロジェクト全体の工程に携わる機会が得られると考えたからです。貴社の事業内容を調査する中で、上流工程から下流工程まで一貫して担当できる環境があることに強く惹かれました。
前職では、主に開発やテスト工程において5人程度のチームリーダーを務め、成果達成と品質向上に貢献してきました。具体的には、アジャイル開発手法を導入し、チームの生産性を30%向上させた実績があります。しかし、設計や要件定義、顧客との折衝など上流工程に携わる機会が限られており、システム開発の全体像を把握し、より大きな影響力を持ちたいと考えるようになりました。
貴社では、これまでの経験を活かしつつ、上流工程にも積極的に関与したいと考えています。特に、要件定義段階から顧客と密接に連携し、ビジネス課題を深く理解した上で最適なソリューションを提案・実装することを目指します。
入社後は、まず貴社の開発手法や顧客業界の知識を習得し、1年以内に中規模プロジェクトのサブリーダーとして貢献することを目標としています。3年後には、大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャーとして、顧客満足度と収益性の両面で成果を上げられる人材になりたいと考えています。
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・経験をベースにした志望動機を具体的に示している
・志望先の事業を研究し、キャリアパスもイメージできている
文系などの出身者がSIerへ転職する場合
情報系の学校出身ではなく、ITにもまったく関連のない経歴の方がSIerに応募する際の志望動機例文を以下で紹介します。エンジニアとしてのスキルはアピールできないため、意欲やそれを示す具体的な行動を記載し、ポテンシャルを感じてもらう志望動機にしています。
前職は製造業にて2年間車両の製造ラインの一部を担当し、実際に部品を組み立てる作業をしていました。エンジニア経験はありませんが、日々働く中で、製造ラインを制御するシステムに強く興味を持ち、制御システムの仕組みを独学で学ぶようになりました。システムの仕組みが分かるにつれ、ますます関心が高まったことがきっかけで、システムの設計から関われるエンジニアになろうと決意しました。現在は製造業界で扱われるシステムについて学びながら、IT関連の資格取得を目指しています。
貴社は製造業界のシステム開発を手掛けているとのことで、私の製造現場での知見や経験が活かせると感じ、貢献させていただきたいと思い志望いたしました。
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・エンジニアと関係のない学歴、経歴の中でITエンジニアになることを決めた具体的なエピソードが示せている
・ITエンジニアになるにあたり学習に取り組んでいることを伝え、意欲と具体的な行動が示せている
・志望先を選択した理由についてもきっかけとつなげて説明できている
フリーランスから転職する場合
フリーランスからSIerへの転職を目指す場合の志望動機の例文です。フリーランスからSIerを目指す場合、その背景としては組織に所属して安定した生活を求めたいパターンが考えられます。また、技術や業務上の支えが欲しい場合もあるでしょう。フリーランスとして活躍してきた経験をSIerの業務に活かし事業に貢献できることを志望動機とあわせて盛り込みましょう。
私が貴社を志望する理由は、貴社の組織が持つ総合的な技術力、課題解決力を背景に持ち、裏付けのある自信のもと仕事に臨みたいと考えるからです。
前々職での所属企業を退社後、5年間フリーランスのエンジニアとして活動してきました。途切れることなく仕事には恵まれ収入面などでは問題はなかったのですが、業務上の悩みとなったのが仕事を成し遂げる上でのよりどころがなかったことです。顧客の質問に回答する際にも、自分の技術力や知識の中から最善の回答をすることとなり、時に自信なく見えてしまったのではないかと危惧しております。組織の外に身を置いた経験はキャリア形成上は有意でしたが、改めて自分の至らなさを感じると同時に集団で蓄積した知識を元にSI業務を行うことのメリットを確認する機会となりました。
貴社とはフリーランスとして働く中で一緒に仕事をする機会があり、貴社エンジニアの自信を持った業務態度からは学ばせていただくことが多く、私も貴社の一員としてSI事業を行いたいと考えるようになりました。その後、この度の求人への応募となった次第です。フリーランスとして広めてきた知見を貴社の組織力とあわせることで、僭越ながら、貴社事業に良い刺激を与える存在になりたいと考えております。
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・フリーランスという立場で得た見識から、SIer企業の良さに気づき、動機につなげることができている
・具体的な動機につながるエピソードを盛り込むことができている
SIerへの転職で志望動機を書くときの4つのポイント
SIerへ応募する際の志望動機には、これまでの経験を踏まえて自己PRを論理的に行うことがポイントです。
以下に、志望動機を書くときに考慮するべきポイントをまとめました。1点ずつチェックしていきましょう。
また、文章としては、遠回しな表現はせず、簡潔に結論から述べることも大切です。
企業を選んだ理由を明確にする
SIer業界はさまざまな企業が参入しているため、応募先の特徴は大きく異なります。「SIerになりたいだけなら、他企業もあるのにどうしてこの企業なのか」をまずは明確にしておきましょう。その企業で働きたい理由が特にないと、アピールとしては弱いです。企業分析が曖昧な応募者は歓迎されにくい傾向にあるでしょう。
そのSIer企業を選んだ理由を明確にできれば、志望動機でマッチング具合について言及しやすくなります。採用が決まってから「こんなはずではなかった」とミスマッチに気づく可能性を下げるためにも、自分の中で納得する理由をはっきりさせておきましょう。
応募先が求めるスキルを把握し自己アピールする
応募先のSIerで求められる人物像やスキルを詳細に把握し、自己アピールと関連付けておくことも大切です。中途採用の求人では、特定の業界や職種、業務に絞って人材を募集している場合が多く見られます。たとえば、インフラエンジニアの募集で仕事内容がインフラの設計や構築、運用の場合は、「IT基盤の設計・実装・運用の経験、スキル」をアピールすると良いです。
また、扱うプログラミング言語やツールなどもチェックし、自身のスキル・経験とマッチすることを伝えましょう。あらかじめ応募先企業の戦略や求人情報を十分に分析し、必要なスキルを保有していることを志望動機に含められると効果的です。
これまでの経験から具体性を出す
SIerへ転職する場合、過去に経験したプロジェクトで発揮したスキルを具体的に主張しましょう。担当した業界や業務プロセス・技術領域といったプロジェクトに関する視点と、自分自身が担当した役割や成果の視点の双方を含めると、その状況が理解しやすくなります。
入社後にやりたいことを明示する
志望動機には「SIerになりたい熱意」を込めるのはもちろん大切です。しかし、「採用を最終目的としている人」と「入社後に期待できる人」、どちらの印象を与えるかは志望動機の書き方次第で決まります。
意欲や伸びしろがあることをアピールするために、入社後のビジョンを伝えましょう。「○○のような開発をしたい」「○○の人に役立つプロダクトを作りたい」など具体的に記載すると、好印象につながりやすいです。入社後にやりたいことがその企業でしかできない場合は、より魅力的な志望動機になります。
関連記事:SIerで働く人材のキャリアパス!キャリアアップのポイントも解説
SIerの志望動機で採用担当が重視するポイント
SIerの志望動機や自己PRにおいて、採用の担当者が重視しているポイントとして、下記があげられます。
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・即戦力となるか・意欲が高いか
・自社で活躍するイメージがわくか
IT業界が未経験の場合、「採用後は多数のことを学び業務に活かしたい」といった勉強意欲をアピールする人は多いです。しかし、入社後に勉強したいというレベルの意欲は、即戦力を求める企業側にとってやや物足りなさを感じる動機でしょう。
学習意欲はもちろんですが、過去の業務や経験をつなげてすぐに活かせることをアピールすると効果的です。事前に学んだこと、取得した資格もアピールできるため「入社後には新たな資格を取得したい」ではなく「入社後は○○の資格を活かし○○の業務に取り組みたい」と表現を変えてみましょう。
また、以下に高いスキルを持っていても、SIer企業が求めるものでなければ活躍できるイメージに繋がりません。スキルをどのように活かすのかを伝えることで、印象を持ってもらえるよう工夫しましょう。
作成した志望動機をより魅力的にする方法
志望動機は志望者自身が作成し、精査を行うケースが一般的です。しかし、このやり方では志望者自身の視点でしかチェックができず、志望者の考える内での最善までしか目指せません。
より志望動機を魅力的なものにする方法として、他者に見てもらうことがあげられます。エンジニアの友人やキャリアアドバイザーなどにチェックしてもらえれば、より魅力的な内容の志望動機とすることができるでしょう。
志望動機を見てくれる友人がいる場合には、ぜひともリアルな感想や指摘をもらい、志望動機のブラッシュアップに役立てましょう。しかし、相談相手になってくれるエンジニアの友人という存在が誰にでもいるとは限りません。そのような場合にも利用できる方法が、レバテックキャリアなどのサービスの活用です。
レバテックキャリアでは、専門のアドバイザーが複数在籍しており、志望動機のチェックもサービスの一貫として実施しています。自分のスキルや経歴にあわせたアドバイスをもらうことができるため、まずは無料でご相談ください。
まとめ
DXが進む中、システム開発から保守運用まで請け負うSIerは注目されている市場です。SIerを希望する場合にはエンジニアやコンサルタントまでさまざまな職種があるため、自分のやりたいことやなぜ希望するかを明確に言葉にし、志望動機に盛り込みましょう。
採用担当者の目に留まる志望動機を書くには、ポイントを押さえ自分にしかアピールできない強みを分かりやすく記載するのが大切です。自分の経験をどう活かせば良いのか分からない場合は、IT業界に強い転職エージェントに添削してもらう手段もあります。
ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。
「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。
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