QAエンジニアのキャリアパスは?スキルマップや役立つ資格も紹介

最終更新日:2024年7月10日

QAエンジニアとは、システム・アプリケーション・サービスなどのソフトウェア製品の品質保証を目的として、ソフトウェア製品の動作確認や品質管理を担当するエンジニアです。QAエンジニアのQAは、Quality Assurance(品質保証)という用語の略称です。

製品の品質やセキュリティへの注目が高まっていることから、QAエンジニアは需要が増加している職種です。また求人によってはQAエンジニアではなく「テスター」や「テストエンジニア」と表記されています。テスターやテストエンジニアとQAエンジニアを区別する場合もありますが、業務的には重複している部分が多いでしょう。区別する場合QAエンジニアの方が業務範囲が広いです。

この記事では、QAエンジニアのキャリアパスを知りたい方に向け、QAエンジニアのキャリアパスや、そもそもQAエンジニアとはどのようなものかなどについて解説します。

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この記事のまとめ

  • QAエンジニアはソフトウェア製品の品質管理を担当するエンジニアで、テストの仕様書作成やテストの実施を行う
  • QAエンジニアはテスターやテストエンジニアと類似する職種で、テストを行うという点では共通している
  • QAエンジニアはテスターやテストエンジニアよりも幅広い業務を担当する傾向で、結果的にマネジメントやコンサルを行う職種に転身しやすい

QAエンジニア(品質保証エンジニア)とは

QAエンジニアとは、システム・アプリケーション・サービスなどのソフトウェア製品の品質保証のため、動作確認や品質管理をするエンジニアです。QAとは、Quality Assurance(品質保証)の略称です。

一般的なQAは商品やサービスを対象に、製品が正常に動作するかチェックする動作確認をしたり、ユーザーが求める品質であるかを確認する品質管理を行ったりします。IT業界におけるQAとは、その対象がシステムやソフトウェア、アプリケーションなどIT関係の内容に限られるという違いがあります。

関連記事:QAエンジニアとは?仕事内容や将来性を解説

QAエンジニアの仕事内容

QAエンジニアは主にテストの工程を担当しますが、システムの設計段階や開発時のミーティングに参加し意見を出すこともあります。製品の品質を高めるためには、設計や開発の段階でQAエンジニアの意見があると参考になるからです。

テストの工程ではテスト仕様書の作成、レビュー、テストの実行などを行います。テストの結果、不具合が見つかった場合、開発者と協力して問題を解決します。QAエンジニアと混同されやすいテスターが行う仕事はテスト結果の報告までで終わる場合が多いですが、QAエンジニアは問題解決も業務に含まれます。ただし直接修正を行うのは開発エンジニアが担当する場合が多いでしょう。

テストの計画・設計

製品が正常に作動し問題なく使えるか、品質は保たれているかなどを確認するためにテストを行ないます。その品質や動作を確認するためのテスト内容や手順を作成するのがQAエンジニアの仕事です。正しい手順でテスト内容が設計されていないとトラブルが起こる可能性もでてくるため、大切な工程の1つといえるでしょう。

テストの実行・評価

設計したテストを実行し、評価するのもQAエンジニアの仕事です。品質や動作のチェックを行い、想定していなかった問題が起こらないか確認します。確認を通して品質が保たれるか厳しく評価するとともに、今後の商品・サービスの向上にも活かせるよう記録を残します。

改善提案

テスト実施の結果、不具合やエラーが発見されることがあります。その際に、原因を突き止め問題点の改善方法を見つけたり、再発防止のための解析などを行ったりすることも業務の1つです。問題点の改善方法を見つけるには、幅広いITシステムの知識が必要になります。

QAエンジニアの活躍する業界・サービス

QAエンジニアの活躍する業界・サービスには以下のようなものがあります。

  • ・業務用パッケージシステムの開発会社

    ・クラウドサービスの提供、運営会社

    ・システムの受託開発を行うベンダー企業

システム開発を行う業界であればテストは必要なため、QAエンジニアには幅広い需要があります。また一般的にQAエンジニアという呼び方をしない業界でも、テスターやテストエンジニアなど類似職種は存在します。そのため、QAエンジニアとしてのスキルがあれば上記の業界以外でも活躍の場が幅広くあるということです。

QAエンジニアとテスター(テストエンジニア)の違い

QAエンジニアとテスターは、よく似た職種で混同されがちです。テスターはテストエンジニアとも呼ばれ、プログラムが正常に動くか、隠れた不具合がないかなどを、テストを行って調べます。テスターが行うテストは、変数の戻り値やクラスの動作をチェックする単体テストや関数同士の連携や動作を確認する結合テストなどがあります。

対してQAエンジニアが担当する業務は、システム開発における「品質計画(テスト設計)」「動作テスト」「品質管理」「品質改善」「品質保証」などの工程です。QAエンジニアは、テスト以外の製品品質を高める役割にも携わっており、テスターはテストのみ行います。

ただし、テスターであってもQAエンジニアのような作業を行う場合もあるため、定義上の違いはあるものの実態として明確な線引きがあるわけではありません。

QAエンジニアの平均年収

レバテックキャリアの求人情報によると、QAエンジニアの平均年収は約450~900万円となっています。企業によっては、年収約2000万円を提示している求人もありました。QAエンジニアとしての経験に加え、そのほかの知識やスキルがあると評価される傾向にあります。

関連記事:QAエンジニアの年収とは|仕事内容やスキル・転職活動のポイントも解説

QAエンジニアの代表的なキャリアパス

QAエンジニアの代表的なキャリアパス
QAエンジニアの代表的なキャリアパスは、上位職であるシニアQAエンジニアやQAマネージャーへのキャリアアップが一般的です。QAの業務に特化することで、QAコンサルタントを目指すことも可能になります。

シニアQAエンジニア

シニアQAエンジニアは、テスト計画やテスト設計に関して一般のQAエンジニアよりもさらに深い知識と高い技術力があるエンジニアです。シニアQAエンジニアは、QAエンジニアチームのチームリーダーとしての役割もあります。そのため、チームをまとめるマネジメントスキルも求められるでしょう。

QAマネージャー

QAマネージャーは、テスト戦略・自動化の立案やテストフローの管理・改善などの、QAエンジニアの業務をまとめて管理するポジションです。これらの業務は、テスト作業に直接影響するため責任が大きな仕事です。外部ベンダーとの折衝やQAエンジニアチーム全体の管理、メンバー評価などの業務も行います。そのため、マネジメントスキルに加えて、コミュニケーション能力などヒューマンスキルが必須になります。

QAコンサルタント

QAマネージャーの上位のキャリアパスには、QAコンサルタントがあります。QAコンサルタントは、QAプロジェクトの最上流工程で、品質向上のための戦略を立案することや品質向上のプロセスの作成などを行います。

テストアナリスト

テストアナリストは、ソフトウェア製品に対して必要なテストを定義したり、QAエンジニアやQAマネージャーなどが作成したテスト計画やテストケースを分析したりする職種です。テストアナリストには、テストに関する知見、経験、スキルが必要になります。

テストアナリストはQAエンジニアと同様に、製品の品質保証を業務の目的としています。開発した製品の品質を保証するためには、正確なテストが行われていなければなりません。テストを正確に分析することで、不適切なテスト方法が行われていないか確認をします。テストアナリストは、テストに関する深い知識と豊富な経験が求められる職種になります。

プロジェクトマネージャー

一般的にはシステムエンジニアを経てプロジェクトマネージャーになるケースが多いですが、QAエンジニアから目指すルートもあります。テストを中心にプロジェクト全体を把握し、マネジメントスキルを身につけることでプロジェクトマネージャーになることが可能です。

QA経験を別分野で活かすならセキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、外部からのサイバー攻撃のリスクからシステムを守ることを主目的とするエンジニアです。セキュリティエンジニアの仕事は、サイバー攻撃を防ぐための評価・検証や対策、セキュリティを考慮したシステムの設計や運用などがあります。

セキュリティの業務は、データベースやサーバー周辺のテスト、計測システムテストなど多くの場面で実施されます。これらの業務は、QAエンジニアとしての経験が活きるでしょう。またQAエンジニアの業務では、客観的に見て不具合やバグを見抜かなければならないため、第三者の視点は、セキュリティ強化のために必須のスキルです。

キャリアアップを達成するための選択肢

QAエンジニアからのキャリアアップを達成するための選択肢は、どのようなものがあるでしょうか。選択肢を知ることで、どのようにキャリアアップをするべきか検討できます。ここでは、QAエンジニアからのキャリアアップについて紹介します。

社内での異動・昇進

社内での異動は、キャリアアップにつながる可能性があります。現在の部署とは異なる部署に異動すれば、仕事の幅が広がるからです。異動に合わせて、昇進するケースもあるでしょう。すぐに昇進に至らなくても、業務幅が広がったことで将来的にチャンスが訪れることがあります。
なお、昇進とは社内で仕事の経験と実績が認められて、職務上のポジションや地位が上がることをいいます。昇進には、勤務態度や周囲とのコミュニケーション能力なども査定に影響します。

転職によるキャリアアップ

転職によるキャリアアップも選択肢の1つです。現在の会社でキャリアアップが難しい場合は、転職して環境を変えることでキャリアアップが目指せます。転職をすることで、前職では評価されなかった能力が高く評価されることがあるでしょう。また環境が変化することで、モチベーションが上がり、キャリアアップに必要なスキルを身につけやすくなる可能性があります。

QAエンジニアのキャリアアップに重要なスキルマップ

QAエンジニアがキャリアアップを目指す際には、必要な知識やスキルを知っておくべきです。知っておくと、キャリアアップをするまでにどんなスキルや知識を習得すべきか明確になり、足りない要素を補うための行動ができるようになります。ここでは、QAエンジニアからのキャリアパスに必要な、テスト技法の知識やセキュリティに関する知識などを具体的に紹介しいます。

テスト技法の知識

QAエンジニアは、ユーザー視点のテストを行うためにブラックボックステストを使います。ブラックボックステストの技法には、同値分割法や境界値分割法など複数の技法があります。そのため開発内容に応じた、テスト技法を選択しなければなりません。適切なテスト技法の選択・使用をすることで、膨大なテストを効率よく網羅的に行なえます。このスキルは、品質担保には欠かせないスキルです。

テストスキルを活かしたキャリアアップを目指す場合には、ホワイトボックスのテスト技法についても取得しておきましょう。これらのテスト技法を体系的に習得して、テストを使い分けるスキルを身につけることで、より広い範囲のテストに対応可能になります。

テストの設計・仕様書作成スキル

テストの設計および仕様書の作成では、テストケース(シナリオ)をシステムの基本設計書や詳細設計書をもとに作ります。テストすべき項目や前提条件、テストケースの取捨選択、担保すべき品質のライン(期待値、要求値の把握)などを把握する力は、これらの業務に必要になります。

設計・仕様書作成のスキルは、その他のシステム開発をする場合にも役立ちます。

テストツールの知識

システムやアプリ開発では、自動化ツールを使用したテストが主流です。自動化ツールを使うことにより、工数を減らしつつ高品質なテストができます。代表的なテストツールは「Selenium」や「Ranorex」などです。

また、新たなツールが次々と発表されており、これらにはリプレイ機能やキャプチャ機能が搭載されています。その機能を使うことで、ユーザーの操作を高精度で再現したテストを自動的に行えます。その結果、テスト工程での業務効率化を実現します。

テストツールの知識、利用スキルの習得が、QAエンジニアとしてのスキル向上、キャリアアップを目指す手段となるでしょう。

品質管理に関する国際標準の知識

シニアQAエンジニア、QAマネージャーへのキャリアップを目指す場合には、品質管理に関する国際標準などの一般知識が必要です。多くの企業が採用する国際標準規格であるISO9001の、認証取得の取り組みについて理解する必要があります。

プログラミングスキル

QAエンジニアには、プログラミングスキルは不要といわれています。その理由は、業務において内部構造やソースコードを考慮しないブラックボックステストをするからです。しかしキャリアアップを目指すなら、プログラミングスキルの習得は必要になります。

設計されたプログラムが正常に動くように自ら不具合やバグの改修を行うためにも、QAエンジニアも開発経験・スキルがあるといいでしょう。

セキュリティに関する知識

QAエンジニアの行うテストでは、システムのセキュリティ検証は重要な分野です。特にインターネットを介してアクセス可能なシステムは、セキュリティ脆弱性を利用したサイバー攻撃の対象になります。セキュリティ脆弱性は、システムに大きなダメージを与えるリスクです。

ソフトウェアのセキュリティを高めるためのテストでは、アプリケーションの構造を知り、攻撃側の視点を持ってテストすることが必要になります。具体的には、代表的なセキュリティ脆弱性と脆弱性を突いた攻撃方法、その実行スキルが求められます。

セキュリティに関する知識は、QA分野のキャリアアップやセキュリティ分野へのキャリアパスに役立ちます。

UI/UXに関する知識

QAエンジニアはエンジニア目線、ユーザー目線の両方からシステムを検証します。そして、UI/UXの検証は主にユーザー目線です。ユーザーにとって使いやすいか、他のサービスと比較してどうかを客観的に判断するためにはUI/UXに関する知識が必要です。基礎的な知識を身につけておくことはもちろん、最新のサービスのUI/UXは日頃から見ておいた方が良いです。

そのほかのテクニカルスキル・ヒューマンスキル

型にはまったスキルだけでなく、そのほかのテクニカルスキル、ヒューマンスキルはQAエンジニアとしての仕事をより良いものにします。具体的には、扱っているシステムの開発内容を深く理解している、コードを読んで処理を理解できる、といったスキルはテストに役立ちます。

またエンジニアやクライアントと適切にコミュニケーションを取れると、プロジェクトが円滑に進みやすくなるでしょう。

QAエンジニアのキャリアアップに役立つ資格

QAエンジニアのキャリアアップに役立つ資格には、「JSTQB認定テスト技術者資格」や「基本情報技術者資格」などがあります。資格取得を取得しているとスキルの証明にもなりキャリアアップに役立つ可能性があるでしょう。それぞれの資格について詳しく説明します。

関連記事:QAエンジニアに役立つ資格は?おすすめ勉強法も紹介

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、ISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の加盟組織であるJSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が主催し、一般財団法人日本科学技術連盟が実施する民間資格です。ISTQBに各国のソフトウェアテスト認定組織が加盟しているため、海外でも通用するソフトウェア品質保証の資格です。

JSTQB認定テスト技術者資格は、レビューを含むソフトウェアの品質保証のスキルについて問われます。ISTQBは、Foundation Level、Advanced Level、Expert Levelの3つのレベルがあり、日本ではFoundation Level、Advanced Levelが受験できます。

Foundation Levelは、ソフトウェアテストに関する基本的な知識を問う資格です。またAdvanced Levelは、テストマネージャ、テストアナリスト、テストテクニカルアナリストの3つの種類があります。ソフトウェアテストの分野では高度なレベルになっており、専門的な知識やスキルを身に付けたい人向けです。Advanced Levelを受験するには、Foundation Levelの合格と3年以上の業務経験が必要になります。

QC検定

QC検定(品質管理検定)は、一般財団法人 日本規格協会(JSA)が主催している資格試験です。日本規格協会(JSA)が発表した受験者データ 学校申込データによると、2023年度は全国でおよそ4万6千人が受験しました。

QC検定では、品質管理に関する問題が出題されます。試験では、QC7つ道具をはじめとした基本的な品質管理手法の理解度が問われます。4級・3級は、企業への就職を予定している学生が対象で、2級・準1級・1級は、実務経験がありリーダー的な立場にある方が対象です。

QC検定は、ソフトウェア分野に限定された試験ではありません。しかしソフトウェアの品質保証を行うQAエンジニアにとって、スキルを証明できる資格です。

ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定は、一般財団法人日本科学技術連盟が主催する資格試験です。ソフトウェア品質技術者資格認定は、ソフトウェアの品質向上を目的として実施しています。「ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK Guide―」の内容をベースとして、試験内容が編成されています。

出題範囲は、ソフトウェアテストやレビューの他に、ソフトウェア品質の概念、品質マネジメント、ソフトウェア品質に関する技術(品質計画、テスト自動化、セキュリティなど)と幅広く出題されます。初級、中級の2つのレベルに分かれており、受験資格は問われません。

ソフトウェア品質技術者資格認定を取得することで、ソフトウェア品質に関するスキル・知識があることを証明できます。そのため、QAエンジニアの基盤となる能力をアピールするために有効な資格です。

IT検証技術者認定試験(IVEC)

IT検証技術者認定試験は、一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が実施する資格試験です。テストの現場における実務を重視している内容がQAエンジニアに合っているといえるでしょう。試験レベルは下位の順から、アシスタント、テスター、デザイナー、アーキテクト、エバンジェリストの5つに分かれており、上位のレベルを受験する際に下位の取得は必要なく希望したレベルを受験できます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営する国家試験です。ITエンジニアの入門レベル資格として、学生や若手のエンジニアに人気の試験です。この試験に合格することで、ITエンジニアに必要な基礎知識があることを証明できます。ITの基礎知識を有することの証明は、QAエンジニアのキャリアパスにもつながります。

QAエンジニアの需要から見る将来性

レバテックキャリアにて職種「QAエンジニア」を条件に求人・転職情報を検索すると、333件のデータが取得できました。似ている職種といわれる「テストエンジニア」の求人を検索すると134件、QAエンジニアから目指すことのできる「QAマネージャー」の求人は17件です。この結果からQAエンジニアには、一定の需要があることがわかります。検索結果には先進的な企業の転職・求人も多いため、今後も多くの企業でQAエンジニアは取り入れられる職種といえるでしょう。

どの分野でも製品を作るためには、テストと品質保証は切り離せない工程です。単純なテスト作業のみをするテスターの仕事は、AIやRPAなどの普及でテスト業務の自動化、効率化が加速することで、減少することが予測されます。ですが、AIやIoT、ビックデータなどの最先端技術分野でのテスト、品質保障のスキルを身につけることで今後も求められるでしょう。
また、ユーザー視点で使いやすいかどうか、不具合はないかをチェックするスキルや、AI技術では判断しにくいエラーや仕様通りでない動作を判断する能力をもつQAエンジニアの需要は高いです。

QAエンジニアのの求人・転職情報>

QAエンジニアから転職するには

QAエンジニアから転職するには、テストの技法、テスト設計と仕様書作成、品質管理に対する知識、プログラミングスキル、セキュリティに関する知識とスキルを身につけることが重要です。またソフトウェアの品質保証に関する資格を取得すると転職する際に役立ちます。

キャリアパスで迷ったときは転職エージェントのアドバイス

QAエンジニアが、キャリアパスに迷ったときは転職エージェントからのアドバイスを受けましょう。最新の技術情報や業界動向を知り尽くしたキャリアアドバイザーが、QAエンジニアのキャリアパスのサポートをします。

QAエンジニアに関するよくある質問

QAエンジニアを目指す方や興味のある方の中には、プログラミングスキルが不要かどうかやスキルアップに重要なことは何かなどが気になる人が多いようです。ここでは、QAエンジニアに関するよくある質問について答えているので、似たような疑問を持つ方はぜひ参考にしてください。

Q1. QAエンジニアはプログラミングスキルが不要というのは本当?

QAエンジニアは、内部構造やソースコードを考慮しないブラックボックステストをするため、プログラミングスキルは不要といわれています。しかし、キャリアアップを目指すのであれば、その後の転職でも役立つプログラミングスキルを習得すると良いでしょう。

Q2. QAエンジニアとテスターの違いは何ですか?

テスターはソフトウェアの開発において、プログラムが正常に動くか、不具合がないかなどチェックをする職種です。QAエンジニアは、製品の耐久性や品質保証などテスト以外にも携わります。ただし、テスターといわれていてもQAエンジニアのような業務を任される場合もあるため、明確な線引きがあるわけではありません。

Q3. QAエンジニアのスキルアップに重要なことは何ですか?

QAエンジニアのスキルアップには、テスト技法の知識やテストの設計・仕様書作成スキル、テストツールの知識、プログラミングスキル、セキュリティに関する知識などを身につけるといいでしょう。また、JSTQB認定テスト技術者資格やQC検定などの、品質保証に関する資格の取得を目指すこともおすすめします。

まとめ

この記事では、QAエンジニアのキャリアパスとキャリアアップについて解説しました。QAエンジニアは、システム・アプリケーション・サービスなどのソフトウェア製品の品質保証をするために、さまざまなテストや製品分析をする職種です。

ソフトウェアの品質保証の需要は、今後も高まり続けると予測されます。そのため、QAエンジニアは将来性が高い職種といえます。QAエンジニアのキャリアパスが気になっていた方は、本記事を参考に転職などチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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