インフラエンジニアの夜勤の実情
インフラエンジニアは、ネットワークを含めたインフラの設計や構築など、システムインフラを整備する職種です。
企業によってインフラエンジニアの担当領域は異なりますが、ネットワークエンジニアの行う業務範囲を内包している場合がほとんどです。そのため、ネットワークエンジニアと同じく監視業務を中心とした夜勤が発生することがあります。
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インフラエンジニアに夜勤がある理由
現代のWebサービスやシステムは、ほとんどが24時間稼働な上に、夜間のほうがアクセス数が増すWebサービスもあります。そのため、それらの運用・保守を担当するインフラエンジニアは夜勤が多い職種といえるでしょう。交代制をとっている企業の場合は、定期的に夜勤の担当が回ってきます。インフラエンジニアへの転職を考えているなら、夜勤があるのかしっかり確認しておく必要があるでしょう。
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夜勤の頻度は企業が導入しているシフト制によって異なる
夜勤はすべての企業で行われるわけではなく、保守・点検作業をシフト制で行う場合もあります。そのため、計画的な夜勤になる場合や夜勤のない企業も当然出てきます。同じインフラエンジニアでも、夜勤の頻度は企業によるところが大きいといえるでしょう。
女性も夜勤に入る企業はある
女性であっても夜勤が発生する可能性は考えられます。ただし、体力面や防犯の観点から、男性社員を優先的に夜勤に配属させる企業もあるでしょう。ただし「女性だから」といった特別扱いは基本的には存在しないため、配属される場合には留意しておきましょう。
夜勤なしのインフラエンジニアも存在する
ここまでの解説で、インフラエンジニアと夜勤はセットと思った方も多いでしょう。しかし実際には夜勤なしのインフラエンジニアは存在します。つまり、必ずしも夜勤があるとは限らないため、インフラエンジニアになっても選択の余地はあるといえるでしょう。ただし、未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、夜勤を避けることでチャンスを狭めてしまう可能性もあります。
以下では、夜勤なしのインフラエンジニアの具体例について解説します。
日勤と夜勤で担当が分かれている場合は夜勤なしで働ける
もし夜勤を避けたいと考えるのなら、日勤と夜勤でチームが分かれている企業を選びましょう。日勤のみで働ければ、夜勤を避けることは可能です。入社後しばらく経ったあとも日勤で働き続けられるかどうかは面接時などに確認しておくと良いでしょう。
24時間・365日対応ではない場合も夜勤はない可能性がある
インフラエンジニアが保守するシステムが夜間は動作していないタイプの場合、夜勤して保守や監視をする必要がないため、夜勤が求められない可能性があります。ただし、長く働いていれば夜勤も含め働き方について打診される場合も否定できません。
上流工程を担当するインフラエンジニアになると夜勤がなくなる
企業への提案や要件定義などの上流工程を担当できれば、基本的に日勤で働けます。インフラエンジニアの上流工程の主な業務は、クライアントとの打ち合わせやネットワークの設計・構築などです。これらの多くは日中に行う業務なので、夜勤になるケースは少ないでしょう。
しかし上流工程に携わるためには、それに相応するスキルが必須です。インフラエンジニアとしてさらにスキルアップすれば、将来的に上流工程に携われるでしょう。
CCNAやネットワークスペシャリスト試験などの資格を取得して、より専門的な知識を身につけたり、マネジメントやプロジェクト管理などの上流工程に必要なスキルを学んだりするのが効果的です。
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インフラエンジニアのスペシャリストになるには
インフラエンジニアの夜勤の業務内容
インフラエンジニアは夜勤をともなう業務と無縁とはいえません。しかし、夜勤での作業によって多くのITインフラが支えられているのも確かです。インフラエンジニアの中には、それをやりがいと感じる方もいるでしょう。では、実際にはインフラエンジニアの夜勤ではどのような業務をこなしているのかを以下で紹介します。
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システム監視・サーバー監視業務
インフラエンジニアの夜勤で中心となる業務は、システムやサーバーの監視です。監視対象のシステムやサーバーが24時間365日稼働している場合、つねに監視し障害発生を防ぐ必要があります。
また、システムによって異常が検出された際には、すみやかに調査・障害復旧作業を実施し、関係者への連絡もインフラエンジニアが行います。サーバーダウンやarpトラブルなどの障害をいち早く検知し、サービス全体への影響を最小にとどめるのが役目です。
システムの導入
クライアントによっては夜間にシステムの導入を依頼されます。日中は通常業務が優先される場合が多く、そこで導入作業を行うと支障が出る恐れがあるからです。
この場合、クライアント企業の就業後である夕方や夜から作業を開始し、明け方までには導入を終えておく必要があります。導入以外にも、システムのパッチ当てやバージョンアップも夜間で行うケースが多いです。
日中に発生した障害の引き継ぎ
日中のアクセスが多い時間帯では、システム全体に負荷がかかり、障害が発生する確率も自然と高まります。夜勤のインフラエンジニアは、世間が寝静まった時間帯に、昼間に起きたトラブルを引き継いでメンテナンスする場合もよくあります。
夜間トラブル時の緊急対応
24時間365日の稼働が前提のシステムでは、夜間に予期しないトラブルが発生する場合が考えられます。1日中稼働しているシステムでは、どの時間帯でも利用者がいるのが前提です。そのため、たとえ夜間に発生したトラブルでも、すみやかにシステムを正常化させなければ、利用者からクレームが発生する恐れがあります。夜間トラブル時の緊急対応は、インフラエンジニアの重要な業務です。
夜間の顧客対応
システムが動作している以上、夜間でも不測の事態に対応できる体制を整えておく必要があるでしょう。電話やメールの問い合わせに対して、専門知識を持つインフラエンジニアが対応すれば、トラブルの早期解決につながり、ユーザーからの信頼度も向上します。
インフラエンジニアの夜勤のメリット
大変なイメージがあるインフラエンジニアの夜勤ですが、実はメリットもあります。夜勤だからこそ作れる時間があったり、金銭面での利点があったりするため、人によっては日勤よりも魅力に感じる方もいるでしょう。また、夜勤は緊急の対応にあたる場合も多いため、判断力や実践スキルなどを培うためには良い環境ともいえます。以下では、実際の体験談をもとにメリットを解説します。
状況によっては業務にゆとりがあり資格取得の勉強ができる
インフラエンジニアの夜勤業務はトラブル対応がメインであるため、問題が発生しなければ、仕事には比較的ゆとりがあります。このような時間を活用すれば、夜勤中に業務に関係する資格取得のための勉強ができるでしょう。状況によっては業務時間の半分近くが手すきになる場合もあるため、有効に活用しない手はありません。
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シフト制のため残業がほぼない
夜勤のインフラエンジニアは基本的にシフト制なので、残業はほとんどありません。夜勤は交代制の場合が多く、決められた時間内にしっかりと業務を行えば、残業せずに帰宅できるでしょう。残業が少ないためプライベートの予定も立てやすく、私生活を充実させやすいメリットもあります。
夜勤手当で給料が底上げされる
労働基準法により、22時から5時までの労働は深夜割増賃金として、給与を通常の1. 25倍にしなければならないと定められています。当然インフラエンジニアも対象なので、夜勤業務に従事すると手当によって収入増につながります。
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ラッシュを避けて通勤できる
日勤で働く人は夜勤に比べて圧倒的に多いため、通勤ラッシュの中出勤しなくてはなりません。夜勤だと人の少ない時間に通勤し、道路や公共交通機関の混雑が起こる前に帰宅できるので人によっては通勤時のストレス緩和につながる場合もあるでしょう。
平日の日中にしかできない用事を済ませやすい
夜勤だと平日の日中に時間を作れるため、公的機関や銀行、郵便局などに出向く必要のある用事を済ませやすい、空いた時間帯を利用して休暇が取りやすいといった意見もありました。日中家族と過ごせる環境にある場合は、顔を合わせたコミュニケーションが取りやすいのも夜勤のメリットです。
インフラエンジニアの夜勤のデメリット
夜勤の「大変そう」というイメージどおり、もちろんデメリットもあります。夜勤が続くと体内時計に多少なりとも影響が出るため、身体的なデメリットは大きいといえます。若いうちは平気でも、年齢を重ねれば体力的な問題もあいまって、デメリットを痛感せざるを得ないでしょう。ここでは、インフラエンジニアの夜勤のデメリットについて解説します。
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生活リズムが崩れやすい
夜勤と日勤が混在する場合、勤務時間や睡眠時間が不規則になりがちで生活リズムが崩れやすいです。そうなると身体的・精神的につらさを感じたり、業務に集中できなかったりするなどの二次的なデメリットにもつながるでしょう。シフトに合わせて生活リズムをうまく切り替え、仕事へのモチベーションや体調を維持できるように、自分なりに工夫する必要があります。
年齢とともに辛いと感じやすくなる
20代や30代のインフラエンジニアなら、体力にまかせて夜勤に対応できますが、年齢を重ねると深夜の業務や不規則な生活がつらく感じやすくなります。体力に自信がない方にとっては夜勤のデメリットは大きいでしょう。
家族や友人と生活リズムが合いにくい
家族構成にもよりますが、日中に休む必要のある夜勤のエンジニアは、家族が仕事や学校に行く時間帯に休息をとり、家族が集まる夜間に出勤します。日中の外出も少なくなるため、友人同士で出かけるのもタイミングが作りにくいのがデメリットです。
生活リズムは自身の中でも整えつつ夜勤と向き合う必要がありますが、家族や友人とも合わせる際は、周囲からの協力が必要になるでしょう。
夜勤が自分に合っているか見極めるポイント
夜勤にはメリット・デメリットが存在し、必ずしも「避けるべきもの」ではありません。また、インフラエンジニアとして働く以上、夜勤とどう向き合うかは考えておくべきでしょう。特別な時間帯に業務にあたる性質上、自分は夜勤に向いているのかを考えておくのがおすすめです。普段の生活環境や生活リズムなどを見直し、「夜勤ができるのかどうか」を考えるポイントを紹介します。
夜型生活でも問題ないまたは昼夜問わず睡眠時間を確保しやすいか
夜型・朝型の人はそれぞれ存在し、夜間のほうが集中的に業務できるなら夜勤に向いています。朝の寝起きがつらく、午後まで頭がすっきりと目覚めないタイプの人は夜型の可能性もあるでしょう。
また、夜勤でポイントとなるのは睡眠時間の確保です。寝つきは良いほうか、昼間自宅にいたとして睡眠時間を確保できるかなどを考えて、問題がないなら夜勤は向いているといえるでしょう。
不規則な生活でも体調管理ができるか
体調管理が得意な人や体力があって風邪を引きにくい人は夜勤向きです。日勤と夜勤が混在するインフラエンジニアは生活リズムが不規則になりやすく、体力がある人のほうがストレスなく夜勤をこなせます。入眠環境や睡眠不足は自分の工夫次第で改善できますが、睡眠時間が自身の体調にどのくらい影響するかを考えておくと良いでしょう。
夜勤を回避するための方法
日勤に慣れている人からすれば、インフラエンジニアになったとしても、極力夜勤は避けたいと思うのが一般的です。家庭があれば、家族との生活リズムにズレが生じる可能性もあるため、夜勤を受け入れるのは簡単な決断とはいえないでしょう。
そこで、インフラエンジニアでも、なるべく夜勤を回避するための方法を紹介します。転職前に対策できる方法でもあるので、夜勤なしのインフラエンジニアになりたいなら、今知っておくのがおすすめです。
転職時に求人内容を入念に確認する
インフラエンジニアへの転職時に求人内容を入念に確認して、夜勤の有無やシフト体系について詳しく調査しておきましょう。
夜勤がある会社でも、すべてのインフラエンジニアが夜勤を求められるとは限りません。夜勤と日勤に分かれて担当する会社もあれば、日勤のみの企業もあります。また、入社後に勤務体系が変更される可能性もあるため、その場合は必要に応じて上司に相談すると良いでしょう。
応募する企業がどのようなシステムを開発・運用しているのかなどを事前に詳しく確認しておけば、夜勤が求められる企業への応募を回避しやすくなります。
上流工程にキャリアアップする
夜勤のあるインフラエンジニアは、システムやサービスの運用、監視を担当します。このような業務は比較的難易度が低く、経験の浅いインフラエンジニアが担当する場合が多いです。つまりインフラエンジニアとして上流工程にキャリアアップすれば、夜勤を回避できます。
上流工程の業務とは、システムの設計や要件定義などです。これらの業務は基本的に日勤の業務時間内で行われるため、夜勤が求められるケースは少ないでしょう。ただし上流工程の業務は、運用や監視の業務と比べると高いスキルが求められるため、インフラエンジニアとしてのスキルアップは必須となります。
インフラエンジニアの求人例
2024年6月時点でレバテックキャリアに登録されている求人情報から、夜勤ありと夜勤なしのインフラエンジニアの求人例を紹介します。以下で紹介するように、夜勤ありでシフト制の勤務体制をとっている企業は、求人情報で細かく時間やシフト例などを掲載しているケースが多いです。そのため、スキル要件なども含め、応募前に想定される勤務時間を確認しておき、自身の対応可否を考えてみると良いでしょう。
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夜勤ありの求人例
サービスの保守・監視・障害対応やサービス構築なども幅広く携わる、夜勤ありのインフラエンジニアの求人例です。
【想定年収】
420~700万円
【業務内容】
・サービス提供前の準備および運用フローの構築
・開発部門からの業務移管に伴う運用設計
・運用改善および運用ツール開発
・トラブルシューティング業務(不具合調査、サービス運用における障害対応など)
・電話、メールでの問い合わせ対応
【就業時間】
3交替シフト制
※1ヶ月単位の変形労働時間制(4勤2休/1日実働8時間・週平均40時間以内)
・7時00分~16時00分(休憩10時00分~11時00分)
・14時00分~23時00分(休憩18時00分~19時00分)
・22時30分~7時30分(休憩2時00分~3時00分)
2交替シフト制
※1ヶ月単位の変形労働時間制(3勤3休/1日実働10時間・週平均40時間以内)
・7時00分~19時30分(休憩9時00分~10時00分、13時00分~13時30分、16時00分~17時00分)
・19時00分~7時30分(休憩21時00分~22時00分、1時00分~1時30分、4時00分~5時00分)
休憩時間:2.5時間
所定労働時間:10時間
※スキルや意向に応じて面談の上、勤務形態(日勤もしくはシフト勤務)を決めさせていただきます。
【求められるスキル・経験】
・監視障害対応で2次対応の経験がある方(定型オペレーション対応のみは不可)
・サーバの構築/運用経験(Linux、UNIX系OS)
・LPIC(レベル1程度)の知識
・積極的、能動的に業務に取組むことができる方
・発生している問題に対して、根本的な原因や要因を考えることができる方 など
夜勤なしの求人例
上流工程やマネジメントを主業務とする、夜勤なしのインフラエンジニアの求人例です。
【想定年収】
400~700万円
【業務内容】
・インフラ分野における設計構築、運用設計、保守開発、全般
・各種クラウド、仮想化、バーチャルデスクトップ(VDI)などの案件多数あり
・オンプレ移行に関する、コンサルティング、要件定義、設計、構築、運用改善
・提案活動、計画書作成、工程管理などのマネジメント業務
【就業時間】
9:30~18:30
【求められるスキル・経験】
・ネットワーク、サーバーにおける構築業務経験、または運用/監視業務経験2年以上
・英会話利用したビジネスの経験と、IT業界に対する興味をお持ちの方
・自発的に行動ができ、積極的にアイデア、意見を発信できる方
ほかのITエンジニアの夜勤事情
夜勤があるのは、インフラエンジニアだけではありません。そのため、インフラエンジニアを含め、ほかのITエンジニアへの転職を検討している場合は注意が必要でしょう。ここでは、以下の職種の夜勤事情について紹介します。
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・AWSエンジニア
・Webエンジニア
・システムエンジニア
ほかの職種と比べても、インフラエンジニアは夜勤に従事する可能性が高いといえます。
AWSエンジニアの夜勤
2024年6月時点でレバテックキャリアで募集中のAWS関連求人では、700件中8件が夜勤手当の支給について記載されている、つまり夜勤があることを想定しているようです。インフラエンジニアの求人に比較すると少ない傾向が見られますが、夜勤がないわけではありません。
Webエンジニアの夜勤
Webエンジニアにも夜勤はあります。普段の開発業務ではほとんどありませんが、システムが稼働していない夜間や休日に入れ替え対応をする場合、納期前の繁忙期などは夜勤が発生する場合があります。
システムエンジニアの夜勤
システムエンジニアの業務はシステムの設計部分がメインとなります。そのため基本的には日中で業務が終わり、夜勤が必ず発生する職種とはいえません。しかし、システムの入れ替えなどの突発的な事情によって夜勤が発生する場合があります。
夜勤のないITエンジニア職
設計領域をメインとするシステムエンジニアの場合、一般的に夜勤は発生しません。そのほかにも、インフラエンジニアやネットワークエンジニアでも上流工程を担当する場合には夜勤がないこともあります。したがって、クライアントに合わせたシステムやソフトウェア、アプリケーションの開発・構築・運用に関わるエンジニア職はほとんど夜勤があると考えて良いでしょう。
夜勤のないITエンジニアに転職する際は、応募条件を確認すると同時に、職種だけに着目するのではなく、担当する業務内容も考慮する必要があります。
インフラエンジニアの夜勤に関するよくある質問
インフラエンジニアの夜勤に関するよくある質問をまとめました。人によっては夜勤でメリットを感じる場合がありますが、一方で生活や体調に支障をきたす可能性がまったくないとはいえないでしょう。そのため、夜勤の有無はインフラエンジニアへの転職を決める重要な要素の1つといえます。以下では、インフラエンジニアはなぜ夜勤が発生しやすいのか、夜勤時の業務内容や夜勤を避ける方法などをチェックしましょう。
Q1. インフラエンジニアはなぜ夜勤が多いのですか?
インフラエンジニアはネットワークエンジニアの業務を内包しているため、監視業務を中心とした夜勤があります。また、突発的なトラブルは予測できないため、夜間に緊急で対処する場合もあるでしょう。さらに、システム導入の際にクライアントのリクエストに合わせて夜間作業を行う場合も多いです。
Q2. インフラエンジニアで夜勤なしの職場もありますか?
夜勤なしの職場もあります。インフラエンジニアの業務を日勤と夜勤で分担している企業においては、日勤専属で働きたい意志をあらかじめ伝えたり、監視業務を行わない上流工程の担当として転職したりできれば、夜勤を避けることが可能です。求人情報では勤務時間の欄を確認し、夜勤の有無を事前に確認しましょう。
Q3. インフラエンジニアの夜勤のときは何をするの?
インフラエンジニアの夜勤では、主にシステムの監視業務や昼間の障害の引き継ぎ、システムの導入、緊急時のトラブル対応を行います。緊急対応時は切迫した雰囲気の中で、迅速かつ的確な判断と作業を行わなければなりません。とはいえ、手すきの時間があれば、資格取得のために学習に時間を割くことも可能でしょう。
Q4. インフラエンジニアの夜勤は暇/楽というのは本当ですか?
インフラエンジニアの夜勤業務は、システムの監視やトラブル対応なので、順調にシステムが稼働していれば、手すきになり楽に感じることもあるでしょう。ただし、システムに不具合が発生した場合に素早く対応しなければならないため、勤務時間中には一定の緊張感が求められます。
まとめ
この記事では、インフラエンジニアの夜勤事情について解説しました。インフラエンジニアは夜勤中、主にシステムの監視や障害検知・対応、システムの導入・アップデート業務に従事しています。
インフラエンジニアとして働いていく上で、夜勤を完全に避けるのは困難でしょう。そして、夜勤なしに限定すると応募できる企業も限られるため、転職活動が難航しやすいといえます。
しかし、夜勤を避けられる職場も少なからず存在します。転職の際には、しっかりと対象企業の勤務体制を確認し、自分の希望する働き方ができる会社かどうかを見極めておく必要があります。
ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。
「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。
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※転職活動を強制することはございません。
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