現役プログラマーにおすすめの資格17選!キャリアパスに合わせた資格をチェック

最終更新日:2024年9月17日

プログラマーのキャリアアップに有効な手段の1つが資格の取得です。資格は技術力の証明や熱意のアピールとして活用できます。一方で、IT関連の資格は種類が多く、どれを取得すべきか迷うことも少なくありません。本記事では、興味やキャリアパスに合わせたおすすめのIT関連資格17選を紹介しています。さらに、資格取得に向けたプロセスや資格取得後のキャリアパスについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事のまとめ

  • 資格の取得はプログラマーがキャリアパスを構築する上で重要である
  • プログラマーにおすすめの資格は、IT全般に関連する「CompTIA A+」や特定のプログラミング言語に関連する「Oracle Certified Java Programmer」、クラウドに関連する「
  • キャリアパスに関連する資格を取得することにより、専門性が高まり、プログラマー・エンジニアとしての市場価値が高まる

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プログラマーにおすすめの資格17選

プログラマーにおすすめの資格は以下の表の通りです。自身の興味やキャリア目標に合わせて最適な資格を選び、キャリアアップを目指してください。

資格名 試験概要 難易度
CompTIA A+ IT関連の基礎知識に関するグローバルな資格。 初級
基本情報処理技術者試験(FE) IT関連の基礎知識とスキルを評価する国家資格。ITエンジニアの登竜門的資格。 初級
応用情報処理技術者試験(AP) IT関連の応用知識とスキルの評価する国家資格。中堅レベルのITエンジニアの資格。 中級
Ruby技術者認定試験 Rubyプログラミング全般に関する中級者向けの資格。GoldのSilver、と開発設計、入門資格の2段階。 初級~中級
Oracle Certified Java Programmer Javaプログラミング全般に関する資格。 初級~上級
C言語プログラミング能力
認定試験
C言語のプログラミング全般に関する資格。 初級~上級
AWS認定
FOUNDATIONAL
AWSの基本的な概要に関する資格。 初級
Microsoft Certified: Azure Fundamentals Microsoft Azureの基本的な概要に関する資格。 初級
Google Cloud Digital Leader Google Cloudの基本的な概要とビジネスやコントローループ全体に関するグローバルな知識を検証。 初級
CompTIA Cloud+ クラウドコンピューティング全般に関するグローバルな資格試験。 初級
ORACLE MASTER Oracle DBの関連資格全般に関する資格。Bronze、Silver、Gold、Platinumの4段階。 初級~上級
データベーススペシャリスト試験(DB) データベース全般に関する国家資格。 上級
CompTIA DataSys+ データベース全般に関するグローバルな資格試験。 中級
CompTIA Network+ ネットワーク全般に関するグローバルな資格試験。 初級
Cisco Certified Network Associate (CCNA) Cisco【シスコシステムズ】が実施するネットワーク全般に関する資格試験。 初級
CompTIA Security+ ネットワークセキュリティ、脅威管理、暗号化、アイデンティティ管理などに関するグローバルな資格試験。 初級~中級
プロジェクトマネージャ
試験(PM)
プロジェクトマネジメントに関する国家資格。計画、実行、監視、そして終了のプロセスを検証。 上級

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IT関連の知識を深めたいプログラマーにおすすめの資格

若手のプログラマーであれば、IT全般に関する知識を深めたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、プログラマーとしての基礎力アップにつながりやすい資格を紹介します。

CompTIA A+

ITの基礎についての資格で、ハードウェア・OS・ネットワーク・セキュリティなど、幅広い分野から出題されます。

試験は米国に拠点を置くCompTIAが実施しており、世界中で信頼性の高い資格です。2023年より、日本語での受験が可能となりました。

試験は毎日実施されており、ピアソンVUEの認定試験センターかオンラインで受験できます。

基本情報技術者試験(FE)

IPA(情報処理推進機構)が実施しているITの基礎知識に関する国家試験で、日本国内での圧倒的な知名度を誇ります。

テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系から出題され、プログラミングやIT技術だけでなく、開発手法やIT戦略について体系的に学べます。

試験は全国にあるCBTのテストセンターで随時受験が可能です。

応用情報技術者試験(AP)

ある程度の知識や経験を持ったプログラマー・エンジニアを対象とした中級レベルの試験です。CompTIA A+や基本情報技術者試験に合格し、さらに知識を深めたい方におすすめです。
試験は春季と秋季の年2回実施されます。全国の主要都市で受験可能です。

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特定のプログラミング言語に関連する資格

いくつかのプログラミング言語に関しては、その言語に特化した資格試験が実施されています。現在使っているプログラミング言語の知識を深めたい方や、新たな言語を習得して仕事の幅を広げたい方におすすめの資格試験です。

Ruby技術者認定試験

Rubyアソシエーションが実施する資格試験では、文法・組み込みライブラリ・オブジェクト指向などRubyに関連する知識を幅広く体系的に学べます。シルバーとゴールドの2段階で、CBT方式で随時受験できます。

Oracle Certified Java Programmer

Javaの提供元であるオラクルが実施している資格試験です。
ランクはブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階で、Javaプログラマー・エンジニアとしての技術力の証明につながります。
ブロンズはオンラインで随時実施されています。

C言語プログラミング能力認定試験

ビジネス関連の資格検定を多数実施しているサーティファイによる資格試験です。
プログラミング能力が問われる試験内容で、レベルは1~3級の3段階があります。オンラインで年に3回程度実施されます。

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クラウドに興味があるプログラマーにおすすめの資格

クラウドは日々進化を続けており、サービスの提供や開発などさまざまな分野で利用されています。クラウドの利用がコスト削減につながることも多く、今後さらに多くの企業で導入が進むことが予想されます。

2024年現在、ビジネスシーンで利用されるクラウドサービスは主にAWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)です。これらのサービスはそれぞれ公式の資格試験を実施しており、いずれも実践的な内容が特徴です。

AWS認定 FOUNDATIONAL

入門者向け資格である「AWS認定FOUNDATIONAL」は、基礎知識や専門用語などが問われます。即戦力となれる高いスキルを得たい方は、「AWS認定 ASSOCIATE」など、より専門性の高い資格試験に挑戦するのもおすすめです。

AWS認定試験はピアソンVUE テストセンターかオンライン監督付き試験で実施されます。

Microsoft Certified: Azure Fundamentals

Azureの基本的な使い方やクラウドの概念などが出題されます。より専門性の高い「Azure Data Fundamentals」や「Azure Network Engineer Associate」なども実施しています。
ピアソンVUE テストセンターでの受験、または監督付きのオンライン受験が選択できます。

Google Cloud Digital Leader

クラウドの活用方法やGoogle Cloud によるデジタルトランスフォーメーション(DX)、Google Cloud の AI を活用したイノベーションなどビジネス的な観点で出題されます。
リモートやテストセンターで随時受験できます。

CompTIA Cloud+

クラウドのアーキテクチャと設計、セキュリティ、デプロイなど、クラウドエンジニアに必須の知識が問われます。ベンダーに依存しない知識が身につくことが特徴です。

ピアソンVUEの認定試験センターもしくはオンラインで随時受験が可能です。

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データベースに興味があるプログラマーにおすすめの資格

データベースはシステム開発にはなくてならない技術の1つです。バックエンドエンジニアなどのキャリアを検討している方には必須の知識といえます。

ORACLE MASTER

オラクルが実施している資格試験です。Bronze・Silver・Gold・Platinumと4段階で、データベース入門者からある程度の経験を持つエンジニアまで、レベルに応じて受験できます。

試験はピアソンVUE社テストセンター、または監督付きのオンライン試験で実施されます。

データベーススペシャリスト試験

データベースの企画、要件定義、開発、運用、保守と幅広く体系的な知識が身につきます。IPAが実施する国家試験のため、信頼性の高さが魅力です。

試験は年に1回、秋季に実施されます。受験機会の少なさを含め、難易度の高い資格です。

CompTIA DataSys+

データの管理やセキュリティなど実務的な内容を問われる資格で、データベースエンジニアとしての基礎的な技術が身につきます。

ピアソンVUEの認定試験センター、もしくはオンラインで随時受験が可能です。

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ネットワークに興味があるプログラマーにおすすめの資格

ネットワークに関連したスキルは、クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアにも重要です。実践的な技術を身につけたい方におすすめです。

CompTIA Network+

ネットワークに関連した実務的な知識・スキルを身につけたい方におすすめなのが「CompTIA Network+」です。ネットワークの設計・運用・セキュリティ・トラブルシューティングなどが出題されます。

試験は随時実施されており、ピアソンVUEの認定試験センターもしくはオンラインでの受験が可能です。

Cisco Certified Network Associate (CCNA)

シスコシステムズが実施している試験でネットワークの基礎、ネットワークアクセス、セキュリティの基礎などが問われます。

試験は随時行われており、ピアソンVUEの認定試験センターで受験可能です。

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情報セキュリティに興味があるプログラマーにおすすめの資格

情報セキュリティの重要性は高まり続けており、セキュリティに関連したスキル・知識は幅広い分野で役立ちます。

CompTIA Security+

情報セキュリティ関連のベンダーニュートラルな資格で、アーキテクチャと設計といった技術的な知識から、ガバナンス、リスク、コンプライアンスなど仕組みに関する知識まで幅広く身につきます。

試験は随時行われており、ピアソンVUEの認定試験センターで受験可能です。

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マネジメントに興味があるプログラマーにおすすめの資格

プログラマーの王道的なキャリアパスの1つが、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーへの昇進です。将来的にマネージャーを目指している方におすすめの資格を紹介します。

プロジェクトマネージャ試験(PM)

IPAが実施しているマネジメント関連の国家資格で、プロジェクトの立ち上げから終結までを円滑に行うための幅広い知識が問われます。

試験会場は全国主要都市で、試験は年に1度秋季に実施されます。

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プログラマーが資格を取得するメリット

プログラマーが資格を取得することには、知識の証明だけでなくさまざまなメリットがあります。資格取得の主なメリットについて解説していきます。

キャリアアップ・キャリアチェンジのきっかけがつかめる

新たな仕事にチャレンジしたいプログラマーにとっては「経験不足」がハードルとなりがちです。一方で、資格を取得すれば、実務経験がない分野でも知識とスキルを持っていることを証明でき、キャリアップやキャリアチェンジのきっかけとなることもあります。

また、資格を取得する姿勢が熱意のアピールにつながるケースも少なくありません。

仕事の幅が広がる

AWS認定など、ベンダーが実施している資格試験の多くは実務的な内容が問われます。資格試験の勉強で得た知識が直接的に仕事に役立つケースも多くあります。

体系的な学習につながり、専門性が向上する

資格取得のためには体系的な知識を身につける必要があります。ある程度の経験がある技術に関しても、体系的に学び直すことで新たな発見やより深い理解につながることも多いものです。専門性を高めたい方にも資格取得はおすすめです。

資格取得が年収アップに直結することもある

資格によっては、資格手当など直接的な年収アップにつながることもあります。

また、専門性の高い資格所有者は企業からの需要も高く、よりよい条件での転職につながるケースも少なくありません。

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資格取得のプロセス

仕事を続けながら資格取得のための勉強をするのは簡単ではありません。効率的な資格取得のためのプロセスについて解説します。

受験時期を決める

資格取得で大切なことは、いつまでに取得するのか、目標を明確にすることです。「いつか取りたい」と考えていても、日々の忙しさで受験は先延ばしになってしまいます。「3月までに取得する」とゴールを明確にすることにより、具体的な動きが生まれるものです。

「応用情報技術者試験(AP)」など実施日が決まっている試験に関しては、受験タイミングを決めることが特に重要です。受験時期を決めるタイミングで申し込み期間などもチェックしておきましょう。

学習方法・学習プランを決める

受験時期が明確になったら、学習方法・学習プランを決めます。学習方法は自学自習・オンラインコースの受講・対面講座のいずれかが一般的で、それぞれにメリットがあります。

自学自習を選択した場合、学習プランは自身でしっかりと検討しなくてはなりません。一方で、自分のペースで学習できることがメリットです。

オンラインコースであれば、テキストなどが配布されるケースも多く、それに沿って学習プランを立てられます。

対面講座であれば、全10回など回数や講座の実施日が決まっているため、学習スケジュールを立てやすいのがメリットです。

いずれの学習方法を選択した場合でも、学習を続けるためには「無理のない計画」を立てることが欠かせません。

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プログラマーが資格を取得したあとのキャリアパス

資格取得により専門性が高まると、セキュリティエンジニア、データベースエンジニア、フロントエンドエンジニアなど、特定分野へのキャリアが検討できます。専門性と想定されるキャリアパスについて紹介しているので、参考にしてみてください。

専門性 キャリアパス
クラウド ・クラウドエンジニア
・DevOpsエンジニア
・クラウドデータエンジニア
データベース ・DBエンジニア
・バックエンドエンジニア
・データアナリスト
ネットワーク ・ネットワークエンジニア
・ネットワークアドミニストレータ
・クラウドエンジニア
情報セキュリティ ・セキュリティエンジニア
・セキュリティアナリスト
・社内SE
マネジメント ・チームリーダー
・プロジェクトマネージャー

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まとめ

プログラマー・エンジニアにとって資格取得はキャリアパス構築に役立つものです。キャリアパスに合わせた資格を取得することで、知識や専門性が高まり、評価につながります。

一方、転職を成功させるためには、伝わりやすい書類の作成や志望理由の検討なども欠かせません。そこで役立つのがエージェントの利用です。サービスの一環として職務経歴書のチェックなども受けられます。

また、条件にあった求人情報のみが提供されるため、効率的な転職活動が可能となり、空いた時間を資格取得の勉強に充てられます。エージェントの利用も検討してみてください。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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