未経験でAWSエンジニアになる方法は?認定資格などを含めて徹底解説

最終更新日:2023年12月14日

最近、スマートフォンやパソコンなどでECサイトの決済をすることも多くなりました。これらの多くはクラウド上のシステムであり、クラウドにはAWSのシステムが使われていることが多いです。このようなクラウドエンジニアとしてAWSに携わりたいと考える人もいることでしょう。

当記事では、未経験でAWSのエンジニアに興味がある人向けに、AWSエンジニアの概要や仕事内容、必要とされる知識・スキル、未経験からAWSエンジニアになる方法、知識・スキルの習得方法、AWS認定資格、将来性や年収などについて解説します。

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この記事のまとめ

  • AWS(Amazon Web Services)とは、 Amazon社が提供する世界で最も高いシェアを誇るクラウドプラットフォームのこと
  • AWSエンジニアの仕事内容は、AWSを用いたシステム設計やインフラ構築、システムの運用管理、アプリケーション開発などが含まれる
  • 未経験からAWSエンジニアになるには、インフラエンジニアやプログラマーとして実務経験を積んだ後に求人に応募すると効率的になる

AWSエンジニアとは

本章では、AWSやAWSエンジニアの概要について解説します。

AWS(アマゾン ウェブ サービス) は、Amazon社が提供する世界で最も高いシェアを持つクラウドプラットフォームです。世界中のデータセンターから 200種類以上のサービスを提供しています。大企業、主要な政府機関、スタートアップなどの多くが AWSを使用しています。

AWSエンジニアは、このAWSに精通したエンジニアのことを指し、AWSの設計・構築・運用などを担います。AWSエンジニアはクラウドエンジニアの一種で、広義ではインフラエンジニアとも呼ばれます。

関連記事:AWSとは?AWSエンジニアのキャリアも併せて紹介

AWSエンジニアの仕事内容

AWSエンジニアの仕事は、AWS上でのサービスやアプリケーションを円滑に運用するために多岐にわたります。AWSエンジニアの仕事内容としては、AWSの様々なサービスを効率的に機能させるためのシステム設計、AWS上でのインフラストラクチャの構築と維持管理、さらにAWSを利用して動作するアプリケーションの開発などが含まれます。本章では、これらのAWSエンジニアの仕事内容について詳しく解説していきます。

関連記事:AWSエンジニアの仕事内容とは?転職におすすめの資格も紹介

設計

顧客のヒアリングを行い要件定義書にまとめます。クラウド設計では、クラウドサービスの特性である拡張性・可用性・セキュリティなどを意識した設計が求められます

具体的には、クラウド上のAWSで動作させるDBサーバー、Webサーバー、LDAP、DevOps基盤などの設計を行います。
設計詳細については、AWSのクラウド設計のガイド「AWS Well-Architected Framework」 を参照するとよいでしょう。

構築

設計書に基づきAWS上にインフラ構築を行います。クラウド上にシステムがあるため物理的なハードウェアに関する作業はありません。

具体的には、EC2と呼ばれるAWSのクラウド仮想システム上に、データベースのRDS(Relational Database Service)やDynamo DB、ストレージの S3(Simple Storage Service)、ロードバランサのELB(Elastic Load Balancing)、ネットワークのVPC(Virtual Private Cloud)、セキュリティのAWS Shieldなどのサービスを使って構築していきます。

関連記事:
AWSのEC2とは?利用するメリット、需要の高さを解説
AWS Amplifyとは?特徴やメリット、需要の高さを解説

運用

AWS上に構築したインフラの運用を行います。

具体的には、サーバー増設やセキュリティパッチ適用、ソフトウェアのアップデート対応、OS・ミドルウェアの設定変更、チューニング、インスタンスの監視、障害対応などを行います。オンプレミスサーバーと異なりハードウェアの監視は必要なく、AWS上のシステムの監視・運用になります

開発

AWSプラットフォームを利用してビジネス向けのWebアプリケーションやモバイルアプリケーションなど、多種多様なアプリケーションの開発を行います。AWSでの開発においては、Webアプリケーション開発に向いているPHPやJavaScript、Pythonなどのプログラミング言語が多く用いられています。

AWSエンジニアに必要とされる知識・スキル

AWSエンジニアは設計や構築、運用、開発など幅広い業務を行います。そのため、さまざまな知識やスキルが求められます。最も基本的かつ必須なのは、AWSに関する知識とスキルです。加えて、インフラに関するスキルやクラウドサービスの知識も求められます。本章では、AWSエンジニアに必要とされる知識・スキルについて解説します。

AWSに関する知識とスキル

どのような仕事も同様ですが、関係する分野の知識・スキル・専門性が求められます。

AWSにはサービスが200種類以上あるため、どのサービスがクライアントに最も適しているかを判断するには、それぞれのサービス内容を知っておく必要があります。AWSは他のクラウドシステムに比べて種類が豊富なため、基本的な知識から仕事に役に立つスキルまで幅広く身につける必要があります。

具体的には、前述した仮想クラウド環境のEC2、データベースのRDS・ Dynamo DB、ストレージの S3、ネットワークのVPC、セキュリティのAWS Shieldなどは、最初に必要とされるAWSの知識・スキルと考えてよいでしょう。

インフラに関するスキル

AWSエンジニアは、一般的にはサーバー・ストレージ・ネットワークなどのインフラシステムをクラウド上に構築することが主な仕事なので、インフラエンジニアやネットワークエンジニア同様のインフラシステムに関する知識やスキルがベースとして欠かせません。

加えて、基幹システムや業務Webアプリケーションの開発をする際には、データベースなどのミドルウェアの知識・スキルが必要とされます。

クラウドサービスの知識

AWSはクラウドサービスであるため、クラウドサービスの知識も求められます。クラウドサービスは、ネットワークを通じてデータ、アプリケーション、およびサーバーなどのコンピューティングリソースを提供する形態のことです。クラウドサービスの知識は、AWSを使用してシステムを設計、構築する際に重要です。

未経験からAWSエンジニアになるための方法

AWSエンジニアという専門職に未経験からスタートするには、インフラエンジニアやプログラマーとしての経験を積むことが有効な手段のひとつです。経験を積むことで、AWSに関連する技術や業界の知識を実践的に身に付けることができます。

そして、未経験で応募可能なAWSエンジニアの求人に応募するようにしましょう。本章では、未経験からAWSエンジニアになるための方法について解説します。

関連記事:AWSエンジニアとは|年収やキャリアパス、転職に役立つ資格も紹介

インフラエンジニアとして経験を積む

インフラエンジニアとして経験を積むことは、未経験からクラウドエンジニアを目指す上で、効率的なキャリアプランといえます。

インフラエンジニアとして、サーバー・ストレージ・ネットワークなどに関するインフラ構築に携わると、環境がオンプレミスからクラウドになったとしても、基本的な考え方はほとんど同じなためスキルを活用できます。

その後にAWSの知識・スキルを身につける必要はありますが、インフラエンジニアとしてベースができていれば近道になるといえます。現在インフラエンジニアのスキルがある人は、AWSエンジニアへの道は比較的容易であると考えてよいでしょう。

関連記事:インフラエンジニアにAWSスキルが求められる理由

プログラマーとして経験を積む

プログラマーとしてWebアプリケーションの開発経験を積んで、AWSエンジニアになるというキャリアプランも考えられます。プログラマーからクラウドエンジニアになる場合、開発言語はPython、PHP、Ruby、Java、Java Scriptなどが親和性があるでしょう。

インフラエンジニアと同様に、プログラマーを経験した後に、AWSの知識・スキルを身につける必要がありますが、Webアプリケーションに携わっておくと、スキルとしてクラウドに近くAWSエンジニアに進みやすいメリットがあります。

未経験で応募可能なAWSエンジニアの求人に応募する

求人サイトを確認すると、未経験でも応募が可能なAWSエンジニアの募集もあります。未経験可能な募集のなかには、初心者でもOJTなどでスキルを習得しながら仕事ができると記載されています。

ただし、未経験者の求人は少なく、年収も低めの求人が多いため、インフラやプログラミングなどの経験を積んでからの方がよりキャリアアップしやすいといえるでしょう。

未経験からAWSの知識・スキルを習得する方法

AWSの知識とスキルを未経験から身に付けるためには、主に3つの方法が存在します。まず、AWSに特化した教育機関やスクールを利用することで、体系的かつ専門的な知識を効率的に学べます。また、学習サイトや書籍を活用した独学も可能です。

さらに、AWSに関連する勉強会やコミュニティイベントへの参加も知識やスキルを習得する機会のひとつです。本章では、未経験からAWSの知識・スキルを習得する3つの方法について解説します。

関連記事:AWSの勉強方法|初心者も無理なく身につけられる手順を紹介

スクールで習得する

AWSやクラウドエンジニアに関するスクールは数多くあります。対面やオンラインなどの受講方法も選択でき、自分専用のカリキュラムを作成してくれるスクールも存在します。現役エンジニアなどが講師として実践的な内容を教えてくれるため、習得も早いでしょう。

またAWSの認定資格の攻略コースなどを用意しているスクールもあります。ただし費用が数十万円などと必要になる点は留意が必要です。

独学による習得

AWSの公式サイトには基本的なことから上級者向けまで、さまざま学習用のコンテンツが用意されており、入門者向けのハンズオンや実践演習もできるようにもなっています。

AWS公式サイトの「AWS 初学者向けの勉強方法 6 ステップ!2022 年版!」に未経験者向けの勉強方法が記載されていますので、以下に概要を紹介します。

ステップ1:AWS やクラウド自体について知る

AWSとクラウドコンピューティングの基本を学ぶことは、AWSの学習において最初の重要なステップです。クラウドコンピューティングがどのようなメリットを提供し、AWSを利用することで何が実現可能になるのかを、具体的な事例を通して理解することが重要です。この基礎知識の習得は、AWSを学ぶ上での強い動機付けにも繋がります。

ステップ2:サービスの全体像を掴む

AWSが提供する200種類以上のサービスの多様性は、初心者や未経験者にとって必要以上に高いハードルと感じてしまいます。この複雑さを乗り越えるためのステップは、AWSのサービスが分類されるさまざまなカテゴリや、それぞれのサービスがどのような機能を持っているかを理解することです。全体像を掴むことによって、個々のサービスがどのように相互に関連し、組み合わさっているかを理解できるようになります。

ステップ3:AWSの各サービスに詳しくなる

AWSの全体像を掴むと、知りたいことや疑問点などが出てくると思います。疑問点を解消するためには、AWSの各サービスに詳しくなる必要があります。AWSの各サービスに詳しくなるとインフラ系、AI系、小売などの業務サービス系など、仕事に必要なサービスやよく使われるサービスが見えてきます。まず、自分に必要なサービスについて習得を始めるとよいでしょう。

ステップ4:知識・スキルを深める

AWSの知識やスキルを深めるためには、実際に手を動かして学習するハンズオンが効果的です。実践的な経験を通じて学ぶことは、学習内容の定着を促進し、理論と実践の間のギャップを埋めるのに役立ちます。AWSには多くのハンズオン学習が用意されています。一通り理解したらハンズオンを使って手を動かして知識・スキルを深めてみましょう。

ステップ5:最新情報をキャッチアップする

AWSではユーザーやクライアントの声に応えるため、常に最新技術を取り入れるなどサービスのバージョンアップを頻繁に行っています。最新情報をキャッチアップすることは、AWSを扱うAWSエンジニアを目指すためには必須です。最新の技術動向やアップデート情報を追うためには、AWSの公式ウェブサイトやSNSを活用すると良いでしょう。

ステップ6:中級レベルの情報を身につける

AWSに関する基礎知識とスキルが習得できたら、次の段階として中級レベルへステップアップを目指しましょう。中級レベルへステップアップするには、AWSが提供するより実践的で高度なハンズオンを活用すると効果的です。ハンズオンを活用することで、現場での応用能力を高め、より深いレベルの知識と技術を習得できます。

ステップ7:環境構築やプログラミングを実践してみる

中級レベルの知識やスキルが身についたら、実際に環境構築やプログラミングを実践してみましょう。ただし、未経験者にとっては、環境構築やプログラミングといった作業は難易度が高い可能性があります。環境構築やプログラミングを実践するには、オンライン学習サイトやハンズオンなどの活用がおすすめです。

Linux環境の構築などであれば、自宅のパソコンだけで無料で学べます。Linux環境の構築は、Web上でも多くの情報があり、それらを活用することで環境構築の基礎から応用までを学ぶことが可能です。

勉強会への参加

企業や個人が主催して、さまざまなAWSの勉強会が開催されています。SNSやconnpassなどで募集されることも多いです。オンラインのものもオフラインのものもあり、オフラインであれば、エンジニア同士のコミュニティでスキルを共有できる機会もあります。また、Amazonが主催している勉強会もあるので公式サイトは確認するようにしておきましょう。

AWS認定資格でステップアップを目指そう

AWS認定資格は、Amazonが運営するAWSンジニアとしての知識・スキルを認定する資格です。クラウドの専門知識を身につけていることを証明し、AWS を使用するスキルのあるプロということを、レベル・専門ごとに細かく認定します。

すべてがオンライン受験可能で、トレーニングや受験の準備も充実しており、学びやすい環境が用意されています。
(以下に紹介する内容は2023年11月現在の情報です。)

関連記事:AWS認定資格で年収アップは可能?転職における市場価値とは

初心者向け(Foundational)

Foundationalレベルは、AWSの基本的な知識を持つ初心者でも取り組める難易度です。このレベルでは、AWSクラウド使用経験が半年以上あると望ましいとされています。また、ITの基礎知識やネットワーク、インフラ、クラウドの知識も必要になります。AWSを新たに始めようとしている業務経験のない方でも、十分にチャレンジできるレベルです。

AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)
  • ・受験対象:クラウド初心者/IT未経験者/営業/マーケティング/ビジネスアナリストなど

    ・時間:90分、費用:11,000円(税別)

    ・内容:AWS クラウドの IT サービスおよびその用途のベーシックな知識など

2023年9月19日をもって、クラウドプラクティショナー試験は、以前のバージョン (CLF-C01) から新しいバージョン (CLF-C02) へと内容が更新されました。この変更により、試験範囲としてカバーされるAWSサービスの数が64から130に増加し、さらに試験分野の比重も変更されました。

経験1~3年向け(Associate)

Associateレベルは、1〜3年のAWSクラウド使用経験が推奨される中級者向けのレベルです。このレベルでは、AWSの主要サービスの基本知識やクラウドに関する一般知識を理解していることが望ましいとされています。AWSの業務経験がない人でも、これらの基礎知識を身につけている場合、Associateレベルに該当するとみなされます。

AWS Certified Solutions Architect - Associate(AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト)
  • ・受験対象:AWSテクノロジーに関する経験、オンプレミスITの経験、オンプレミスとクラウドのマッピングの理解などがある人

    ・時間:130分、費用:15,000円(税別)

    ・内容:コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、データベースのAWSサービス、 AWS のデプロイと管理サービスに関する知識・スキルなど

AWS Certified Developer - Associate(AWS認定デベロッパーアソシエイト)
  • ・受験対象:少なくとも1つの高度なプログラミング言語の深い知識を持つ開発者として勤務した経験、AWS テクノロジーに関する経験、オンプレミス IT の経験、オンプレミスとクラウドのマッピングの理解などがある人

    ・時間:130分、費用:15,000円(税別)

    ・内容:AWS 責任共有モデル、アプリケーションライフサイクル管理、開発プロセスにおけるコンテナの使用を含む、AWS のコアサービス、サービスの使用、ベーシックな AWS アーキテクチャベストプラクティスの理解など

AWS Certified SysOps Administrator - Associate(AWS認定SysOpsアドミニストレーターアソシエイト)
  • ・受験対象:システム管理者のロールとしての業務経験、AWS テクノロジーに関する経験などがある人

    ・時間:180分、費用:15,000円(税別)

    ・内容: AWS 上でのワークロードのデプロイ、管理、オペレーションについてとセキュリティコントロールとコンプライアンス要件の実装のハンズオン経験など

経験2年以上向け(プロフェッショナル)

プロフェッショナルレベルは、AWSを用いたクラウドアーキテクチャの設計や運用、管理、トラブルシューティングに関する少なくとも2年以上の実務経験を基準としており、AWS認定資格の中で最も高度なレベルです。このレベルの試験は、試験問題の量が多く、範囲が広範に渡ることが特徴です。そのため、AWSの深い専門知識と実践的な経験が求められます。

AWS Certified Solutions Architect – Professional(AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)
  • ・受験対象:AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイにおいて 2年以上の実践的な経験を持つ人

    ・時間:180分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:複雑な問題に対する複雑なソリューションの提供、セキュリティ、コスト、パフォーマンスの最適化、および手動プロセスの自動化などにおける高度な知識とスキルなど

AWS Certified DevOps Engineer – Professional(AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナル)
  • ・受験対象:AWS 環境のプロビジョニング、運用、管理において 2 年以上の経験を持つ人

    ・時間:180分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:AWS プラットフォーム上の分散アプリケーションシステムのプロビジョニング、運用、管理に関する技術的専門知識など

経験5年以上、専門分野向け(Specialty(スペシャリスト))

Specialty(スペシャリスト)レベルの試験は、AWSに関する最低2年以上の実務経験と、特定の専門分野での5年以上の実務経験を持つ方を対象にしています。このレベルの難易度はプロフェッショナルレベルと同等か、それ以上とされており、AWSサービスの応用を深めた専門知識とスキルが必要です。対象となる分野はネットワークやデータベース、セキュリティ、機械学習、データ分析などがあります。

AWS Certified Advanced Networking – Specialty(ネットワーキング)
  • ・受験対象:複雑なネットワークタスクを実行し、ネットワークソリューションのアーキテクチャの設計と実装に5年間の実践的な経験がある人

    ・時間:170分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:幅広いAWSのサービスに対応するネットワークアーキテクチャの設計と維持に関する専門知識など

AWS Certified Data Analytics – Specialty(データアナリティクス)
  • ・受験対象:AWS のサービスを活用した分析ソリューションの設計、構築、セキュリティ強化、保守に関する経験と専門知識を持つ人

    ・時間:180分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:AWS データレイクと分析サービスを利用して、データからインサイトを得るための専門知識

AWS Certified Database – Specialty(データベース)
  • ・受験対象:オンプレミスと AWS クラウドをベースにしたリレーショナルデータベースと非リレーショナルデータベースを扱う経験と専門知識を持つ人

    ・時間:180分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:最適なAWS データベースソリューションを推奨、設計、維持するための専門知識など

AWS Certified Machine Learning – Specialty(機械学習)
  • ・受験対象:開発またはデータサイエンスの担当者で、AWS クラウドでの機械学習(ML)/深層学習ワークロードの開発、アーキテクチャ設計、実行において1年以上の実践経験を持つ人

    ・時間:180分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:AWS で機械学習 (ML)モデルの構築、トレーニング、チューニングおよびデプロイに関する専門知識など

AWS Certified Security – Specialty(セキュリティ)
  • ・受験対象:最低 2年間の AWS のワークロードの保護に関する実務経験を持つセキュリティ担当者である人

    ・時間:170分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:AWS クラウドにおけるデータやワークロードのセキュリティ確保に関する専門知識など

AWS Certified: SAP on AWS – Specialty(SAP on AWS)
  • ・受験対象:SAPとAWS 両方に関する経験が必要とされる役割を担う人

    ・時間:170分、費用:30,000円(税別)

    ・内容:AWSでのSAPワークロードの設計、実装、移行、および運用に関する専門知識など

AWSエンジニアの将来性と年収

現在、地方自治体では国の政策のもと、ガバメントクラウドといわれる市町村のITシステムのクラウド化が始まっています。ガバメントクラウドでは2025年を目処に、国が一括してクラウドシステムを全自治体に提供する予定となっており(※1)、このクラウドでいち早く採用されたのがAWSです。

また、民間でも着実にオンプレミスからクラウド型への移行が進んでおり(※2)、クラウド全般の市場がますます拡大すると考えられます。したがって、AWSに限らず、GCPやAzureなどの求人も増えると予想されます。
AWSのスキルがあると他のクラウドサービスのスキルの習得も容易であることから、キャリアプランが立てやすくなり、将来性はあるといってよいでしょう。

多くの企業がクラウドエンジニアの募集をしているため、AWSエンジニアとしてキャリアアップを目指す人は、エンジニア転職サイトや転職エージェントを使って探してみることをおすすめします。

また、AWSエンジニアの年収は、インフラエンジニアなどの職種と同等かやや高い傾向にあり、レバテックのサイトによると約500万円〜700万円程度が多くなっています。さらにステップアップするためには、プロジェクトマネージャーや大規模なAWSプロジェクトなどの経験を積むことでより高い年収につながるといえるでしょう。

※1参考:デジタル庁「地方自治体の ガバメントクラウド活用に関する 検討状況」
※2参考:総務省「クラウドサービスの利用動向 」

関連記事:AWSエンジニアの年収相場は?将来性やキャリアパスについても解説

AWSに関するよくある質問

AWSエンジニアを目指す未経験者からは、AWSについての様々な質問が寄せられます。これらの質問には、AWSの基本的な概要、AWSの利点、そしてAWSがどのような用途で使用されているかといった内容が多いです。本章では、これらのAWSに関するよくある質問について回答します。AWSエンジニアを目指す方は、参考にしてみてください。

Q1. AWSとは何ですか?

AWSとは、Amazon Web Servicesの略称で、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。世界中に設置されたサーバを利用し、ユーザーはどこからでもローカルサーバと同じ感覚でアクセスできます。

Q2. AWSの利点はなんですか?

AWSは、サーバー台数やメモリ、ストレージのサイズなどを迅速かつ柔軟的に調整できる点がメリットです。また、世界中にAWSのサーバーが設置されているため、自然災害などが発生しても素早く復旧できる点も大きなメリットと言えます。

Q3. AWSは何に使われていますか?

AWSは、オンラインストレージや仮想サーバー、データ分析、機械学習など幅広いサービスをネットワーク経由で提供しており、多くのWebサービスやWebアプリケーション、オンラインゲーム、動画配信などで使われています。

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この記事の監修

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