容量無制限でクラウド時代に完全対応するオブジェクトストレージの特徴とはAWSの主要機能「Amazon S3」とは?耐久性と高可性に優れたS3の機能とメリット

最終更新日:2021年9月22日

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Amazon S3はAWSにおける主要機能のひとつで、コストと機能性に優れたクラウドストレージです。オンプレミス環境からパブリッククラウドへの移行が進む中で、クラウドストレージに対する需要も伸びています。Amazon S3に精通することでエンジニアとしての市場価値を高められるでしょう。ここでは、Amazon S3の機能やメリットを紹介しています。

1. AWSの主要機能「Amazon S3」とは?

まず、AWSとAmazon S3について解説します。

AWSとは

AWSは、Amazonが提供する世界最大のクラウドプラットフォームです。クラウドプラットフォームとしてはトップのシェアを誇り、2019年時点で45%に達しています。(※)
AWSは、さまざまなクラウドサービスの総称で、2021年現在、新旧合わせて200を超えるサービスが提供されています。著名なサービスとしては、仮想実行環境を提供する「Amazon EC2」、クラウドストレージサービスの「Amazon S3」が挙げられます。ちなみに、Amazon S3はAWSの中で最も古く歴史が長いサービスです。

※参考:Gartner「Gartner Says Worldwide IaaS Public Cloud Services Market Grew 37.3% in 2019」

Amazon S3とは

Amazon S3はAWSの中で提供されているクラウドストレージサービスです。Amazon S3はオブジェクトストレージであり、ファイルストレージやブロックストレージよりも柔軟にデータを管理できるという特徴を持っています。

一般的なファイルストレージでは、データを「ファイル」や「フォルダ」という単位で管理します。また、ストレージの中は階層構造状に区切られており、データの格納場所が検索や保存に影響を及ぼしていました。

これに対してオブジェクトストレージは、データをオブジェクトという単位で扱い、それぞれにメタデータ(固有のIDなど)を付与します。メタデータを付与されたデータは、格納場所に依存せずに管理できるようになるため、保存や検索の柔軟性が向上するのです。こうした仕組みからオブジェクトストレージは階層構造を持たず、検索性や保存性に優れたストレージとして評価されています。

オブジェクトストレージは、更新頻度が低く容量の大きなデータの保存に適しています。また、管理や配信もしやすいため、音楽・動画・ゲームコンテンツなどの配信にマッチするでしょう。さらに、電子帳簿保存法などで保存を義務付けられているようなデータを、アーカイブとして管理する場合にも適しています。電子商取引の増加に伴い、保存・管理を要するデータが増え続ける今、オブジェクトストレージへの需要も伸びているのです。

2. Amazon S3の特徴と機能

次に、Amazon S3の特徴と機能について解説します。

Amazon S3の特徴

まず、Amazon S3の特徴を見ていきましょう。Amazon S3は、理論上の容量制限が無いことや非常に高い耐久性などを強みとしています。

容量の制限がない

Amazon S3には、容量の制限がありません。ただしオブジェクトには1つあたり5TBまでという制限があります。

超高耐かつ高可用

Amazon S3は、通称ナインイレブン(99.999999999%)と呼ばれる非常に高いデータ耐久性と99.99%の可用性を保持するサービスです。ちなみにAmazon S3ではSLA(サービスレベルアグリーメント=サービス水準に関する合意)において稼働率が保証されており、仮にその水準を下回った場合は、サービスクレジットによる返金対応などを行うようです。(※)

※参考:AWS「Amazon S3 Service Level Agreement」

バージョニングによるデータ保護

Amazon S3では、オブジェクト単位での世代管理(バージョン管理)を行います。誤ってデータの上書きや削除が行われた場合でも、処理前のデータが別のバージョンとして残っているため、容易に処理前の状態に戻すことができます。また、2拠点を同時に喪失した場合でもデータが牛輪慣れないように、高い保護性を確保している点も見逃せません。

Amazon S3で使用する基本的な用語

ここで、Amazon S3の基礎知識として、よく使う用語を紹介します。

バケット
オブジェクトを保存する場所を指す言葉です。バケットはグローバル単位でユニーク(一意)であることが求められ、たとえ異なるアカウントであっても同じ名称のバケットを作成することはできません。

キー
オブジェクトが格納されている場所をURLで表現したパスです。前述のバケットとキーを組み合わせて一意にすることで、格納先が表現されます。

リージョン
リージョンとは、AWSがサービスを提供している地域の単位です。日本では、アジアパシフィックリージョンの一部としてサービスが提供されています。前述のバケットを作成する際には、このリージョンを指定する必要があります。

Amazon S3の機能

以下は、Amazon S3が持つ主な機能の一覧です。

ストレージ機能

一般的なデータストレージとしての機能です。Aamzon S3では原則として「使用した分だけ支払う」という料金体系を採用しています。ただし、複数のストレージクラス(プラン)が設けられているため、コストやアクセス頻度によって適切なストレージクラスを選ぶことも可能です。

ライフサイクル管理

オブジェクト単位でライフサイクルを設定・管理する機能です。保存から一定期間が経過したオブジェクトを削除したり、異なるストレージクラスに移動させたりといった操作・設定が行えます。

バージョン管理(バージョニング)

バケットのバージョン(世代)を履歴情報として管理する機能です。データの上書き保存や削除といったミスがあった場合でも、簡単にロールバックを行うことができます。

Webサイトホスティング

静的コンテンツのホスティングを可能にする機能です。PHPやJavaなどを使用していない静的なWebサイトであれば、Amazon S3のみのサーバーレスな環境で構築することができます。

アクセス管理

AmazonS3では、バケット単位やオブジェクト単位で細かなアクセス制御を施すことができます。このアクセス制御は、以下3つの方法で実装することが可能です。

IAMポリシー
Amazon S3を利用するユーザー単位でのアクセス制御です。ユーザーに対して読み書き権限の付与などを行います。

バケットポリシー
バケットに対してアクセス権を設定します。ただし、オブジェクト名やファイル名でのアクセス権を付与することも可能です。

ACL(アクセスコントロールリスト)
バケットACLとオブジェクトACLにより、それぞれに細かなアクセス制御を付与することができます。

暗号化

Amazon S3では、オブジェクトを暗号化して格納することができます。バケットの標準暗号化機能を有効にすることで、オブジェクト格納時に自動で暗号化が行われます。

その他の機能

一般的なストレージサービスに付与されるログ機能やイベント管理機能も利用可能です。

3. Amazon S3を使用するメリットとEC2との違い

最後に、Amazon S3を使用するメリットとEC2との違いを簡単に整理して紹介します。

メリット

Amazon S3は、前述したように耐久性と可用性を高い次元で両立させたクラウドストレージです。自社構築に比べて非常に小さいコストでクラウドストレージが利用できるようになります。また、耐久性と可用性の高さからデータサイエンス、機械学習用のデータレイクとしても活用できるでしょう。

EC2との違い

Amazon EC2は主に開発サーバーなどの仮想環境を構築するためのサービスです。これに対しAmazon S3は、アーカイブや分析用の大規模ストレージを構築するためのサービスという違いがあります。

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