サービス総数は200超!日々増え続けるAWSのサービスで何ができるのか?AWSができることとは?メリット・デメリット・主要サービスを解説

最終更新日:2021年5月20日

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AWSは世界最大のシェアを誇るクラウドプラットフォームです。AWSは200以上のサービスの集合体であり、「できることが非常に多い」という特徴を持っています。クラウドエンジニアを目指すのであれば、まず大枠として「AWSができること」を理解し、そのあとに分野別のスキルを磨いていく方法がおすすめです。ここでは、AWSができることやメリット・デメリットなどを解説しています。

1. AWSができることとは?

まず、AWSの概要と主な機能に沿って「AWSができること」を解説していきます。

AWSとは?

AWSは、Amazonが2006年から提供している世界最大のクラウドプラットフォームです。クラウドプラットフォーム市場の王者であり、2019年時点の市場シェアは45%※1となっています。

著名なサービスとしては、仮想実行環境サービス「Amazon EC2」やDockerによるコンテナサービスの「ECS」などが挙げられるでしょう。この他にも、ストレージサービスやリレーショナルデータベースサービスなどITシステム構築・運用に必要なサービスが提供されています。したがって、大規模かつ複雑なITシステムであっても、AWSのサービスのみで構築することが可能です。

AWSは200以上のサービスの集合体で、その種類は今もなお増え続けています。そのため、AWSのサービスを全て把握することは難しいでしょう。そこで、まずは「何ができるか」という視点からAWSの主要サービスを紹介していきます。

AWSができること

AWSができることは、主に「仮想サーバー構築とWebサイト運用」「データストレージ」「ビッグデータ解析」「リレーショナルデータベース構築」「IoT開発」に大別されます。以下は、各分野における主要サービスの詳細です。

仮想サーバー構築とWebサイト運用

AWSでは、ITシステムの土台となるインフラ環境を、数クリック、数分で構築できます。

Amazon EC2
Amazon EC2は、仮想サーバー構築に適したサービスです。AWSの中で最もよく知られたサービスでもあります。仮想サーバーの構築は管理画面上から行うことができ、所要時間も数分です。また、複数の仮想サーバーを用いた冗長化構成や、サーバーのスペック調整(ストレージやメモリなど)も管理画面上から行えるため、物理的な構築作業は必要ありません。ネットワークについても同様の手順で進められます。

Amazon Lightsail
Amazon Lightsailは、AWSが提供する仮想プライベートサーバー構築サービスです。コンピューティング、ストレージ、データ転送、ロードバランサー、ファイアウォール、DNSといったWebサイト/サービス構築に使われる機能が、パッケージとしてまとめられています。また、インストールするOSもLinux・Unix・Windowsなど複数から選択可能です。

Amazon EC2との違いは、提供される機能の範囲です。EC2は主にコンピューティング機能を提供しているのに対し、Amazon Lightsailは「Webサイト/サービス構築に必要な全機能をひとまとまりにして提供するサービス」と言うことができます。Amazon Lightsailを上手く使うことにより、「数分で簡易な企業メディアを立ち上げる」ことも可能です。

データ蓄積、保管、バックアップ、コンテンツ配信

AWSでは、データストレージサービスも提供しており、データ運用に関わるほぼすべての機能が網羅されています。

S3(Amazon Simple Storage Service)
S3は、AWSが提供するオブジェクトストレージサービスです。データ容量を気にすることなく、データ蓄積、保管、バックアップ、コンテンツ配信などが行えます。S3は自動的に3カ所以上のデータセンターに対して隔離保管を実行するため、データ消失のリスクが小さいことでも知られています。また、httpsによるアクセスでデータの格納、参照、削除もできるためデータ運用の手間が削減されるでしょう。

ビッグデータ解析

AWSができることにはビッグデータ解析も含まれます。前述のS3に蓄積されたデータをSQLやオープンソースのフレームワークで分析することができます。

Amazon Athena
AthenaはAWSの分析サービスの1つです。S3に蓄積したデータをSQLクエリによって分析することができます。分析基盤の構築やデータ転送などを必要としないため、ビッグデータ解析にかかる手間を削減できることが強みです。また、SQLという汎用的なツールを使える点も見逃せません。分析ツールに関する専門知識がない人材でも、ビッグデータ解析を進めることができるからです。

Amazon EMR(Amazon Elastic MapReduce)
EMRとはGoogleが開発したデータ処理用のフレームワークです。分散処理によってビッグデータを効率よく処理することができます。Amazon EMRではこのEMRをベースとしつつ、複数のオープンソースツールを活用したビッグデータ解析が可能です。機械学習用のツールやリアルタイムストリーミング用ツールとして使われることが多いでしょう。

リレーショナルデータベース構築

現代のITシステムに欠かすことができないRDB(リレーショナルデータベース)を構築する機能です。

Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)
Amazon RDSはAWSのリレーショナルデータベースサービスです。MySQLやPostgreSQL、Oracle、SQL ServerなどメジャーなRDBMSを活用できるほか、管理画面からの操作で構築・設定が完了します。

IoT開発

AWSは、近年急速に普及が進むIoT向けの開発環境、ツールも提供しています。

AWS IoT Core
AWS IoT Coreは、IoTデバイスからのデータをAWS内の各サービスへと接続する機能です。IoTデバイスから実行環境(Lamba)へのイベント実行、DB(DynammoDB)やストレージ(S3)への認証処理などは、すべてAWS IoT Coreによって振り分けられます。AWSによるIoTシステムの管理機能と言っても良いでしょう。

Amazon FreeRTOS
組込みエンジニアリングの世界では「RTOS(リアルタイムOS)」と呼ばれる特殊なOSが使用されます。Amazon FreeRTOSは、AWS内で提供されるRTOSで、IoT向けマイコンデバイスの開発などに使われているようです。

2. AWSを使うメリットとデメリット

非常に多くの機能が内包されているAWSですが、いくつかのデメリットもあります。そこで、AWSのメリットとデメリットを整理しておきましょう。

メリット

AWSを使うメリットとしては、主に「イニシャルコスト削減」「開発効率向上」「処理の高速化」などが挙げられます。
 

  • ・ITインフラ構築、システム開発におけるイニシャルコストの最小化を目指せる

    ・サーバー運用、管理が不要になる

    ・開発効率の向上が期待できる

    ・任意の処理を高速化できる

    ・自動でスケールされることでキャパシティプランニングが容易になる

デメリット

次にデメリットです。デメリットとしては「ランニングコスト増加」「運用体制」「”できること”とサービス内容の把握」などが挙げられます。
 

  • ・課金方式が特殊なため、使い方次第ではランニングコストが高くなる

    ・AWSのメンテナンス情報に沿った対応が必要になるため、独自の保守運用体制を適用しにくい

    ・サービス数が非常に多く「どの機能が何に対応しており、何ができるのか」を把握しなくてはならず、設計の労力が増える
     

特にサービス内容の把握は最優先で実行しておくべきです。「どのサービスで、何ができるか」「オンプレミスのシステムをクラウドへ移行するために、どのサービスを組み合わせるべきか」といった視点で知識を磨くと良いでしょう。

3. まとめ

AWSは世界最大のシェアを誇るクラウドプラットフォームであり、クラウドサービスのスタンダードとも言える存在です。AWSは200以上のサービスの集合体であり、できることは多岐にわたります。クラウドエンジニアを目指すのであれば、まずAWSが大枠として何ができるかや、メリットとデメリットなどを把握しながら、分野に応じたスキルを磨いていく方法がおすすめです。

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