出版、広告を影で支える職人気質の職種に必要なスキルとはDTPオペレーターの仕事内容とは?必要なスキル、目指し方、キャリアパスなどを解説

最終更新日:2021年11月15日

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DTPオペレーターは印刷物のデータを作成する職種です。デザイナーの案を実際の印刷物として具現化するために、さまざまなスキルが求められます。ここでは、DTPオペレーターの仕事内容や必要なスキル、目指し方、キャリアパスなどを解説しています。

1. DTPオペレーターとは

まず、DTPとDTPオペレーターについて解説します。

DTPとは

「DTP(ディーティーピー)」とは、「Desktop Publishing(デスクトップパブリッシング)」の略称であり、PCを使って印刷物のデータを制作することを指します。「机上出版」や「卓上出版」とも呼ばれます。

アナログ製版の時代は、まずデザイナーが起こしたデザインをもとに、「版下」と呼ばれる原稿を作成していました。版下は写真や原稿で構成される製版の原本となるものです。この工程をデジタル化したものがDTPと言えます。DTPは1990年代前半から使われるようになり、それまでは分業で行われていたデザイン・版下製作を一人の人間でまかなえるようになったわけです。

ちなみに、DTPを使った職種としてはDTPデザイナーやDTPオペレーターが挙げられます。

DTPオペレーターとは

DTPオペレーターは、デザイナーが作成したデザイン(レイアウト)を用いて、印刷用のデジタルデータを作成する職種です。一般的にはデザイン工程に関与せず、デザインを忠実に再現することが殆どです。したがって、緻密さや正確さが求められる職種です。ただし、企業によってはデザイン工程を担うこともあります。DTPオペレーターの主な就職先としては、デザイン事務所や印刷会社、広告代理店、編集プロダクションなどが挙げられます。

2. DTPオペレーターの仕事内容

次に、DTPオペレーターの仕事内容を紹介します。ただし、DTPオペレーターの仕事は企業によって異なるため、あくまでも一般論として考えてください。

打合せ

まず、クライアントやデザイナー、営業担当者などとの打ち合わせを行います。ここでは、制作すべき版下の構成や、制作の意図などを共有していきます。

ひな形作成

ひな形は、印刷物を作成する際の「大枠」や「フォーマット」です。ひな形作成では、制作物の仕様や使用するソフトウェア、サイズなど複数の要素を考慮して設定を決めていきます。ひな形を作成することで設定のズレを防ぎ、クライアントの要求や品質の基準をクリアしやすくなるというメリットがあります。

原稿データチェック、入力

ひな形の中に文章や写真を取り込んでいく作業です。ひな形を容器だとすると、原稿データは中身です。具体的には、スキャナーなどで読み取った文字データや画像データをPCの画面上で確認し、必要に応じて微修正を行います。

レイアウト調整

行間や文字の詰め具合、禁則事項の確認などをチェックします。また、画像と文字を組み合わせた場合の配置や、ロゴマークなどの色分け、画像データの縮小・拡大に必要な比率の決定、トリミングなどを行います。

校正および修正、納品

校正は複数人で複数回実施し、随時修正をかけていきます。具体的には誤植やレイアウトの誤りがないか、ズレや色調の間違いがないかなどをチェックします。校正で問題なしと判断されれば、印刷会社やクライアントにデータを納品します。

3. DTPオペレーターに求められるスキルや適性

DTPオペレーターになるためには、次のようなスキル・適性が必要です。

ソフトウェアの操作スキル

DTPオペレーターは、デジタルデータを編集・加工するソフトウェアの操作スキルが求められます。具体的には、Adobe社のIllustrator、InDesign、Photoshopといったソフトウェアが挙げられます。Illustratorは主にデザイン作成や調整、イラストや作図に使用されるソフトウェアです。またInDesignは書籍や雑誌、パンフレットなどページが複数あるものを制作する場合に、ページ制作・管理を一括で行うことができます。

Photoshopは、主に写真に対して画像処理を施す際に使用されます。これら3つのソフトウェアはDTPでほぼ必須とされているため、まずは基礎的な操作スキルを身に着けていきましょう。ちなみにPhotoshopとIllustratorについては、「photoshopクリエイター能力試験」や「アドビ認定アソシエイト」といった資格の取得でも、スキルを磨くことができます。

コミュニケーション能力

DTP自体は単独の作業が多いのですが、打ち合わせや校正作業では他者とのコミュニケーションが発生するため、相手方(クライアント、デザイナー、校正担当者)の意図を汲み取り、制作物に反映させる力が必要とされます。

正確さ、緻密さ

デザインを忠実に再現しつつ、誤字脱字・フォントやデザインのブレなどを修正するために、正確さや緻密さが要求されます。

4. DTPオペレーターの目指し方とキャリアパス

最後に、DTPオペレーターの目指し方とキャリアパスを紹介します。

DTPオペレーターになるには

DTPオペレーターになるために、資格や学歴などは必要ありません。しかし、実際には専門学校や職業訓練校で印刷・デザイン・DTP・写真などの知識を身に着けてから就職する方が多いようです。

DTPオペレーターの仕事内容は企業によって差があるため、仕事はOJTで身に着けていくことになります。ただし、基礎スキルであるソフトウェアの使い方については、独学でも習得することができます。したがって、まずソフトウェアの操作方法を習得したのちに関連資格を取得し、転職を目指すという方法がおすすめです。

DTPオペレーターに関連した資格としては「プリプレス技能士」「Graphic Design & Illustration Using Adobe Illustrator CC 2020」「Visual Design using Adobe Photoshop CC 2020」などが挙げられます。

キャリアパス

DTPオペレーターのキャリアパスとしては、「DTPデザイナー」「Webデザイナー」「グラフィックデザイナー」などがあります。

DTPデザイナー

DTPデザイナーは、版下の原案となるデザインを考案する職種です。DTPオペレーターからDTPデザイナーになることで、より上流の工程に携わることができます。企業によってはDTPデザイナーとDTPオペレーターを兼務することもあるため、比較的転職しやすい職種と言えます。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトなどのデザインを担当する職種です。近年は、紙媒体とWeb媒体を同時に制作するケースも増えているため、紙媒体のデザインに触れた経験が活かせる可能性があります。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは「クライアントの要求に応じたコンセプトの立案」「デザイン企画」「デザインの考案」などを担当する職種です。DTPオペレーターとしての経験をもとに、まずはアシスタントとして転職し、グラフィックデザインの経験を積むという方法が考えられます。

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