フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や年収、必要なスキルも解説

最終更新日:2024年9月26日

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトのユーザーが直接利用するフロントエンドを担当するエンジニアのことです。日常業務ではWeb開発プロジェクトの一員として、サーバーサイドエンジニアやディレクター、デザイナーなどほかのメンバーと連携してWebサービスを作り上げます。

フロントエンドはユーザーに直接見える部分でもあるため、ユーザーやクライアントの利用しやすさを考慮するUI/UXの実現やデザイン面など、Webサイトの非機能の部分でも大きな役割を果たします。

本記事では、フロントエンドエンジニアへの転職を目指すエンジニアに向けて、仕事内容から、サーバーサイドエンジニアとの違い、必要なスキル、スキルを示せる資格、将来性まで詳しく紹介します。また、未経験からのフロントエンジニアへの転職の可能性についても解説します。

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この記事のまとめ

  • フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接的に触れるフロントエンドの処理やデザインを担当する
  • フロントエンドエンジニアは処理とデザインの両面からシステムにアプローチできるので、システム面、デザイン面両方の楽しさがある
  • フロントエンドエンジニアが対象としているWebサイト、システム、アプリケーションなどは今後も需要があるので、フロントエンドエンジニアも将来性のある職業と言える

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フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションのユーザーが目にする部分「フロントエンド」を開発するエンジニアです。ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を重視したデザインの設計や開発を担当します。

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フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアの仕事内容は設計から実装、SEOを意識したパフォーマンスの最適化と多岐にわたります。そのため、要求される知識範囲も広いです。ここからは、フロントエンドエンジニアの仕事内容について詳しく解説します。

設計

フロントエンドエンジニアはWebサイトやアプリケーションの設計を担当します。具体的にはUIの設計や画面遷移の設計です。

フロントエンド開発に主流のJavaScriptフレームワークはいずれも「コンポーネント」と呼ばれる要素単位で構築します。そのため、設計フェーズでどのようなコンポーネントに切り分けて実装するか決める場合が多いです。

また、最近のフロントエンド開発はレスポンシブデザインで設計する必要があります。レスポンシブデザインとはデバイスのサイズに合わせて表示を最適化する手法です。主流のJavaScriptライブラリは既存機能でレスポンシブデザインに対応しています。

コーディング

設計した内容を基にフロントエンドを実装するフェーズです。フロントエンドエンジニアの場合、HTMLやCSSを用いてWebページ構造を定義するマークアップとJavaScriptなどを用いた動的なデザイン、機能を実装するプログラミングに分けて考える場合もあります。

また、最近主流のJavaScriptライブラリはいずれもマークアップとプログラミングフェーズを同時に実装するものが多いです。代表例のReactやVue.jsなどが該当します。

パフォーマンス最適化

作成物をWeb検索を通じて公開する場合、パフォーマンスの最適化も重要です。一般的に検索エンジンの順位上昇を狙ったSEO対策をします。具体的にはWebサイトの動作を軽量にする、サイトマップを作成する、ぱんくずリストを実装するなどです。どんなに優れたコンテンツでも、パフォーマンスが悪いと検索結果上位を狙えません。そのため、作成したWebサイトの流入数を左右する非常に重要な工程です。

テスト

アプリケーションのテストも、フロントエンドエンジニアの大切な仕事の一つです。

開発したコードの品質を確認するために、様々なテストを行います。具体的には単体テスト、統合テスト、E2Eテストなどです。MochaやKarmaなどのテストフレームワークを使ってテストを実施するので、これらに関する知識も要求されます。

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フロントエンドエンジニアと類似職種の違い

フロントエンドエンジニアと同じくWeb開発プロジェクトにおける職種として、バックエンドエンジニア、コーダー、マークアップエンジニア、Webデザイナーがあげられます。本項では、フロントエンドエンジニアと他の職種の違いについて解説します。

なお、各職種には明確な定義はありません。所属企業やプロジェクトによって職種、名称については変わるため、一般論を記載しています。また、各職種の業務領域は重複する部分もあり、兼務することもしばしばあります。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いは開発領域です。システム開発では、ユーザーが目にする部分「フロントエンド」と、サーバー側の処理やデータベース設計を行う「バックエンド」に分けて開発を進めます。フロントエンド、バックエンドのどちらを開発するかで名称が異なります。

フロントエンドエンジニアとコーダーとの違い

コーダー(Webコーダー)とはWebサイトの画面表示に関わるHTML、CSSの作成を行う職種です。コーダーの仕事には、画面上の動作やWebサーバーとの通信といった処理を行うJavaScriptのプログラムは含まれません。また、プログラミングしないため、設計やテストなどの工程が含まれないこともフロントエンドエンジニアとの違いです。

フロントエンドエンジニアとマークアップエンジニアの違い

マークアップエンジニアは、HTML/CSSやJavaScriptを用いたWebサイトのユーザーインターフェース(UI)の構築に特化した職種です。フロントエンジニアとマークアップエンジニアはUIの開発に携わる点において、相似性の高い職種と言われています。

また、前節でも記載した通りに、HTML/CSSを使ってWebサイトのマークアップをすることもフロントエンドエンジニアの基本業務の一つです。

ただし、フロントエンドエンジニアはマークアップエンジニアと比較して、業務範囲がより広いことが特徴です。マークアップに加えて、React、Angular、Vue.jsといったJavaScriptのフレームワークを用いて、ユーザー認証、ルーティング、データ処理などの業務も行います。

関連記事:未経験からマークアップエンジニアに転職するには?求人例も紹介

フロントエンドエンジニアとWebデザイナーの違い

Webデザイナーは名称の通りWebサイトのデザインに関わる職種です。Webサイトの各ページのデザインやレイアウト、ボタンやバナーなどの部品のデザインを行います。場合によっては、UI/UXの観点から使いやすさなどを考慮することもありますが、フロントエンドエンジニアのようにWebサイトの機能の設計は行いません。

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フロントエンドエンジニアに求められるスキル

フロントエンドエンジニアはユーザー体験や操作性を左右するフロントエンドを構築するため、プログラミングスキルだけでは対応できません。デザインの基礎や高いパフォーマンスを発揮する構築手法の知識が必要です。ここからは、フロントエンドエンジニアに要求されるスキルをより詳しく解説します。

フロントエンドエンジニアに最低限必要なスキルセット

フロントエンドエンジニアとして働くにあたり、最低限必要とされるのがWebサイトの表示とWebサイト上での動作を実現するプログラミングのためのスキルセットです。具体的には下記の3つとなります。


  • ・HTML、CSSを扱うスキル

    ・デザインフレームワークの知識、スキル

    ・JavaScriptを扱うスキル


これらのスキルについての詳しい解説と、フロントエンドエンジニアに必要な他のスキル、知識については下記の記事でも紹介しています。

関連記事:フロントエンドエンジニアに必要なスキル!勉強法も一挙紹介

HTML・CSSを扱うスキル

HTMLとはWebサイトの作成において最も基本となる画面の構造を定めるためのマークアップ言語です。CSSとはHTML上の各部品の大きさ、レイアウトやカラーリングをコントロールするためのスタイルシート言語です。

HTMLとCSSはWebページを作成する場合には必ず利用します。現状ではHTML5、CSS3が標準です。最新のブラウザで正しく表示されるWebページを作成する場合には標準に沿った知識と利用スキルが必要となります。また、現場によってはレガシーブラウザに対応するために過去のバージョン知識が必要となる場合もあります。

HTMLやCSSは比較的簡単なため、プログラミング初心者にとっても学習しやすいスキルです。しかし、フロントエンドエンジニアには単にHTMLやCSSが使えるレベルのスキルではなく、デザインも含めて見やすいページを作ることができるレベルのスキルが求められます。

デザインフレームワーク・ライブラリの知識・スキル

CSSの活用において、効率的に統一性のあるデザインを行う目的で、BootstrapやBulmaなどのデザインフレームワークが利用されます。フロントエンドエンジニアの求人においても、これらのフレームワークが必須スキルとされるケースが多々あります。HTMLとCSSの学習と並行して、習得しましょう。

JavaScriptを扱うスキル

JavaScriptはフロントエンドエンジニアの業務の中でも、コアとなる技術です。JavaScriptによるプログラムはブラウザ上で動的な表現を実現するために、多くのWebサイトで利用されています。Webサイトの事実上の標準仕様といえるものです。

近年ではAjaxと呼ばれる非同期通信によりノーリロードで情報の更新表示を行う技術も普及しています。JavaScriptによりAPIを利用したGoogle Mapのようなリッチコンテンツの開発も盛んです。

JavaScriptの基本文法や構造の習得はフロントエンドエンジニアとしては必須のスキルです。加えて、jQueryやReactなどのライブラリ、AngularJS、Vue.jsなどのフレームワークについても知識を深めておくと開発効率を高められます。

また、JavaScriptを拡張したTypeScriptを習得している場合、転職においてのアピールポイントになるでしょう。

レバテックキャリアアドバイザー 柄木田から一言!

近年のフロントエンド領域の技術の中では、特にVue.jsやReactがトレンドです。そのため、Vue.jsやReact、Nuxt.js、Next.jsといった技術の経験があると、高評価につながりやすいです。複数技術の経験があると、より評価が高まる傾向にあります。
また、他のフロントエンドエンジニアとチームを組んで開発を進めたり、デザイナーやバックエンドエンジニアといった他の職種のメンバーとやりとりをしながらプロジェクトを進めた経験があると、コミュニケーション力やチームワークなどの面でもプラスの評価を得られやすいでしょう。

市場価値の高いフロントエンドエンジニアに必要なスキルセット

フロントエンドエンジニアにもっとも重要なのはプログラミングスキルですが、他のスキルもあると市場価値がより高まります。ツールを扱うスキル、SEOによるマーケティングスキル、マネジメントスキルなどは代表例です。一定のプログラミングスキルを身に付けた後は、これらのスキルを習得するのがおすすめです。

CMS構築スキル

CMS(Contents Management System)とは、コンテンツ管理システムと略されるWebコンテンツを簡単に作成、追加、更新できるシステムです。代表例にWordPressなどがあります。

CMSを用いることで、プログラミングスキルの無い方でも簡単にブログサイトの構築や運用が行えます。フロントエンドエンジニアとして市場価値を上げたい方はCMS、特にWordPressのカスタマイズスキルを身につけてみましょう。

WordPressのカスタマイズにはHTML/CSS/JavaScriptに加えてPHPのスキルが必要不可欠です。PHPを身につけることでWordPressのカスタマイズ案件も担当できるようになるため、学習してみてはいかがでしょうか。

SEOに関する知識

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことで、Webサイトを検索結果の上位に表示させるための施策です。SEOを実施することで、検索結果画面の上位に表示されるようになり、流入数の増加を期待できます。

質の高いコンテンツを用意することは前提として、検索エンジンの仕様から考えられる対策をWebページに設定することが重要です。h1、h2といったタグやメタディスクリプション、内部リンク、被リンクなどさまざまな要素を適切に設定していきます。

フロントエンドエンジニアにとってもSEOの対策スキルは重要視されます。Webサイトの構築目的によっては基本方針の一つともなるため、欠かせないスキルです。

マネジメントスキル

フロントエンドエンジニアに限らず各種のエンジニア職では個人でできる業務量には限界があります。エンジニアとしてさらなる成果をあげるためには、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーとして複数の人間が関わる領域を責任範囲とすることが一般的です。

マネジメント業務ではメンバーのスケジュールや成果物の品質を管理します。この管理業務に必要となるのがプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルです。キャリアアップを目指しているのであれば、積極的にマネジメント業務に関わり、知識と経験を蓄積していくとよいでしょう。

関連記事:フロントエンドエンジニアのキャリアパス例は?身につけるべきスキルや将来性も紹介

UI・UXに関する知識

フロントエンドエンジニアの主な職務の対象はUI(ユーザーインタフェース)の設計や構築です。そして、UIを通してWebサイトを利用したユーザに与える体験がUX(ユーザーエクスペリエンス)という関係になります。

利用者が楽しい、驚きを感じた、もっと利用したいと思う体験を提供するため、Webサイト全体を通してのデザインがUXには含まれています。UXへの入り口にあたるのがUIのため、フロントエンドエンジニアはUXを考慮したWebサイトを作成するスキルが求められるのです。

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未経験からフロントエンドエンジニアへ転職するコツ

未経験からフロントエンドエンジニアへの転職は十分可能です。他のエンジニア職種と比較して、下記の理由によりフロントエンドエンジニアへの転職はITエンジニアの中でも挑戦しやすいと言われています。

  • ・プログラミング要素の少ないHTML/CSSから始められるため、入り口のハードルが低い

    ・技術情報やノウハウがインターネット上に多数公開されているためエラー解決がしやすい

    ・フロントエンジニアの仕事はUI/UXに関わる分結果が目に見えるため、学習モチベーションが保ちやすい

学習してスキル習得することを前提として、フロントエンドエンジニアへの転職におけるコツを紹介します。

関連記事:未経験からフロントエンドエンジニアになるには?求人例も紹介

未経験者はポートフォリオが転職成功の鍵を握る

フロントエンドエンジニアへの転職に向けた学習、スキル習得では学習内容や成果を示せるポートフォリオを作成しておきましょう。未経験者にとって、ポートフォリオで自身のスキルをアピールすることも、フロントエンドエンジニアへの転職を成功させるポイントとなります。

ただし、プログラミングスクールで実習したことをそのままポートフォリオにして、面接で提出することはおすすめできません。他の受講者と似通った内容になりかねないため、落とされる可能性が高いでしょう。

未経験の場合、採用側はポートフォリオを通じて、求職者の自走力というより、その裏の熱意と思考力を見ています。不器用でも、時間をかけてオリジナルのポートフォリオを制作すると良いでしょう。自分の思考とこれまで習ってきたことを形にしたものを提出するのが理想です。

資格を取得してスキルを証明する

別のスキル証明の方法として、資格の取得があります。本項ではフロントエンドエンジニアとしてのスキル・知識を証明するのに役立つ資格を紹介します。

資格取得のための勉強は知識の習得にも繋がりますので、必要に応じてチャレンジしましょう。合格することを目指すのだけでなく、テキストの網羅性を意識して、幅広い知識をつけることも心がけましょう。

下記の記事では資格の勉強法について紹介していますので、気になる方はぜひご参照ください。

関連記事:フロントエンドエンジニア向けおすすめ資格11選!難易度順でご紹介

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IT業界の登竜門とされる資格試験です。ITに関する幅広い内容が網羅されています。国家資格であることからも、知名度も人気もあります。基本とはいえ、一部アルゴリズムやプログラミングの問題も出題されるので知識だけでは解けません。暗記して回答するだけでなく、問題を読んでよく考えて解く必要があります。

ウェブ解析士

ウェブ解析士はWebマーケティング、Web解析に関する基礎的な内容が出題される資格試験です。ウェブ解析士の資格には3つの段階があり、初級から順に「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」となっています。初球のウェブ解析士は難易度が低めですが、ウェブ解析士マスターはウェブ解析の講師として人に教えられるレベルが想定されています。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験とは、HTML5、CSS3、JavaScriptなどマークアップに関する技術と知識を認定する資格です。HTML5プロフェッショナル認定試験のレベル1は、ITSSのレベル2に相当します。基本的なWeb技術の知識を持ち、指導のもとで作業ができるレベルです。

一方、レベル2は、ITSSのレベル3に相当します。高度なWeb技術を理解し、独力でプロジェクトを遂行できるレベルです。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験はサーティファイによって運営・認定される資格試験です。HTML・CSSに関する基本的な知識やWebページ作成能力などのマークアップに向けた技能を示すことができます。

試験はスタンダードとエキスパートの2つのレベルがあります。

スタンダードでは、HTMLのマークアップ、CSSを用いたWebページのデザインやレイアウトなどが問われます。エキスパートでは、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebデザイン、スクリプトによる動的サイトやマルチデバイス対応などが問われます。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Webデザインに関する知識、技能、実務能力を問うWeb制作に関する唯一の国家資格試験です。

3級から1級まで3つのレベルに分かれています。全ての級で学科試験と実技試験が出題され、両方とも70点以上の獲得が合格基準です。2級以上では、HTMLやCSSに関する技術だけでなく、Webサイト運用者に必要となるインターネットの概要やWebサイト運営上に関係する法務知識、Photoshop®の利用スキルなども求められます。

CIW JavaScript Specialist

CIWはインターネットとウェブに関するスキルを認定する国際資格です。「CIW JavaScript Specialist」はその中でもWeb開発におけるJavaScriptに特化した資格で、ユーザーとのインタラクション、DOM操作、プログラム制御、フォーム認証、アニメーションなどについて出題されます。フロントエンドエンジニアの必須スキルであるJavaScriptに関する知識・スキルを示せます。

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フロントエンドエンジニアの年収

2024年9月時点でレバテックキャリアに掲載されている求人・転職情報より、職種「フロントエンドエンジニア」から抽出したデータからフロントエンドエンジニアの想定平均年収を算出しました。30件のデータの年収の最小値と最大値の中間の平均値を取得すると、平均年収は約592万円となりました。

経験とスキルによって年収は変わりますが、プログラミングだけでなく、企画や設計など上流工程に関するスキルがあると、年収が高くなる傾向にあります。Vue.js、Reactなどの技術的なスキルが必要な案件にも高い年収が見られます。また、チームリーダーなどマネジメント職も高い年収が提示されやすいでしょう。

フロントエンドエンジニアの求人例

【業界】
・IT・通信
・インターネット

【業務内容】
フロントエンドの設計・開発・環境構築・運用
<具体的な業務内容>
・フロントエンド設計
・フロントエンド実装
・フロントエンド開発環境の構築と運用
・フロントエンド開発業務の標準化およびドキュメント作成

【求められるスキル・経験】
・フロントエンド開発経験2年以上
・Sassを用いたCSS実装経験
・Gitによるバージョン管理

【想定年収】
400~500万円

【勤務地】
大阪府

フロントエンドエンジニアの求人・転職情報>

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フロントエンドエンジニアの将来性

フロントエンドフロントエンドの需要は高く、将来性に期待できます。なぜならICT(Information and Communication Technology)市場、すなわち情報通信技術市場の拡大に伴いWeb開発の重要性が増しているからです。

総務省の『令和5年版 情報通信白書』によると、ICTの市場規模は前年比5.2%増の27.2兆円まで成長しています。以上のことより、今後もWeb開発の重要性が高まり、Web開発に必要不可欠なフロントエンドエンジニアの将来性があることがわかります。

関連記事:フロントエンドエンジニアの将来性と求められるスキル・資格を解説

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フロントエンドエンジニアのやりがい

フロントエンドエンジニアのやりがいについて紹介します。何をやりがいと感じるかは人それぞれ異なりますが、以下に紹介するような理由でやりがいを感じる人は多いでしょう。他の人がどのような点にやりがいを感じているのかを知ることで、自分にとってのやりがいを考え直すきっかけになるかもしれません。

最新の技術やツールに触れられる機会が多い

最新の技術やツールに触れられる機会が多いことを、やりがいと感じるフロントエンドエンジニアは少なくありません。業界のトレンドの移り変わりを第一線で体感することに魅力を感じる方にとっては、常に新しい技術を自分の仕事に取り入れられることが大きなやりがいになります。

クライアントからのリアクションが届きやすい

フロントエンドエンジニアの作成するUIは、直接ユーザーが利用する機能となります。このため、ユーザーや顧客とも近い距離におり、利用者の声が一番届きやすいエンジニア職種です。リアルタイムにユーザーのリアクションがもらえることも、やりがいにつながります。

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フロントエンドエンジニアのキャリアパス

フロントエンドエンジニアのキャリアパスは技術力を伸ばす方、マネジメントに進む方、領域を広げる方など多岐にわたります。興味を持った分野のスキルを伸ばしていくといいでしょう。ここからはフロントエンドエンジニアの代表的なキャリアパスを紹介します。

UI/UXエンジニア

UI/UXエンジニアとは、フロントエンドエンジニアからさらにユーザーインターフェースとユーザー体験の設計、実装に特化した職種です。フロントエンドの構築技術に加えてデザイン思考やユーザー心理の理解が求められます。ユーザー評価の高いサービスの設計やデザインスキルを強化するといいでしょう。

サーバーサイドエンジニア

フロントエンドエンジニアからキャリアを始めた方でも、バックエンドの構築スキルを身につけてサーバーサイドエンジニアを目指すことも可能です。フロントエンドエンジニアからサーバーサイドエンジニアを目指す方はJavaScriptの文法でバックエンドを記述できるNode.jsなどから触れてみましょう。

Webデザイナー

WebデザイナーはWebサイトの視覚的な設計や構造を担当する職種です。フロントエンドエンジニアから目指す場合はHTML/CSSの知識やJavaScriptフレームワークの知見を活かしたコンポーネント単位の設計ができるため、フロントエンドの構築経験を活かせます。

Webデザイナーを目指す方はデザイン概要だけでなく、Adobeなどのデザインツールも習得しておきましょう。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、フロントエンドとバックエンドの知見を持ったWebアプリ開発の全肯定を担当できるエンジニアです。高いフロントエンド、バックエンドの知見を身につけることで目指せます。

フロントエンドエンジニアからフルスタックエンジニアを目指す方はバックエンドエンジニアを経由するといいでしょう。一般的にバックエンドの構築の方が難易度が高く、習得も難しいからです。

マネジメント職

フロントエンドエンジニアで経験を積むと、技術力を活かしたマネジメント職へもキャリアアップできます。プロジェクトマネージャーや技術リーダーとなり、より高難度なフロントエンド開発を担当できるでしょう。

マネジメント職に就くには、プロジェクト管理をはじめとしたマネジメントスキルが必要不可欠です。また、プレーヤーとして働いていた時よりもコミュニケーション力が要求されます。

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フロントエンドエンジニアに関するよくある質問

フロントエンドエンジニアについてのよくある質問と回答を紹介します。フロントエンドエンジニアについて知っておくことで、身に付けるべきスキルの選定やモチベーション維持に役立ちます。また他のバックエンドエンジニアなどの職種についても把握しておくのがおすすめです。

Q1. フロントエンドエンジニアは何をする仕事ですか?

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションのユーザーが目にする部分「フロントエンド」を開発するエンジニアです。ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を重視したデザインの設計や開発を担当します。

Q2. フロントエンドエンジニアは何系の職種ですか?

フロントエンドエンジニアはデザイン系とシステム系の両方に該当する職種です。フロントエンドの開発では機能面やパフォーマンスだけでなく、見た目の良さや使いやすさも要求されます。そのためデザイン知識やUI/UXの知見を活かせるエンジニア職です。

Q3. フロントエンドとバックエンドの違いは何ですか?

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いは開発領域です。システム開発では、ユーザーが目にする部分「フロントエンド」とサーバー側の処理やデータベース設計を行う「バックエンド」に分けて開発を進めます。フロントエンド、バックエンドのどちらを開発するかで名称が異なります。

Q4. フロントエンドとバックエンドはどちらが難しいですか?

一般的にバックエンドの方が難易度は高いと言われています。なぜなら、システムのメインの機能はバックエンドで実装するからです。フロントエンドはデザインや軽微な処理の実装が中心なので、感覚的に理解しやすい部分があります。

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まとめ

本記事では、フロントエンドエンジニアの定義から、仕事内容、年収、将来性、さらに未経験から目指す場合に必要なスキルや役立つ資格について紹介しました。

幅広い業務内容を担当するフロントエンドエンジニアにとって、スキルの幅を広げることが市場価値を高めることに繋がります。未経験から目指す場合も、すでにフロントエンドエンジニアとして働いている方でも、積極的にスキル範囲を広げることが、キャリアアップのカギになるでしょう。

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この記事の監修

レバテックキャリアアドバイザー 柄木田プロフィールはこちら

大学卒業後、大手金融機関にてキャリアをスタートし、富裕層を対象に融資業務や金融商品の販売を中心とした個人営業に従事。
その後「人生の大きな分岐点に立ち合いその人の生活を豊かにしたい」という思いからレバレジーズに入社。レバテックキャリアのキャリアアドバイザーとして業務に携わり、入社5ヶ月目には月間支援数No.1を獲得した。
現在も、20代から50代まで幅広い層のITエンジニア・クリエイターの転職支援を行っている。

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