未経験からWebエンジニアへの転職は可能!学習ステップも解説

最終更新日:2024年9月18日

未経験からWebエンジニアへの転職は可能です。実際に、未経験歓迎の求人は多数あり、研修が設けられていることが多いため、安心して仕事に臨めるでしょう。Webエンジニアは、プログラムを実行し、WebサイトやWebアプリケーションとして動作することが目に見えてわかるため、自分のスキルが伸びていることを実感しやすいのが魅力です。

Webエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptなどWeb系の言語の習得が必須です。これらの言語は比較的学習のハードルが低いため、未経験者にはおすすめです。本記事では、未経験からWebエンジニアを目指す方法や具体的なステップ、未経験からWebエンジニアになるためのポイントや求人事例について解説します。

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この記事のまとめ

  • Webエンジニアには幅広いスキルが必要。フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアでは習得すべきスキルが異なる。
  • 転職するまでのステップとしては、現在募集されている求人を確認することから始め、学習計画を立てることが大切。
  • Webエンジニアに転職するなら、エージェントを利用して効率的に転職活動を進めるのがおすすめ。

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Web系エンジニアに求められるスキル

エンジニアは、職種によって求められるスキルが異なります。Web系エンジニアに求められるスキルについて解説します。

Webエンジニアになるために必要な技術スキル

Webエンジニアになるためには、幅広い知識が必要です。それぞれ解説します。

プログラミングスキル

Webエンジニアには、WebサイトやWebアプリケーションの実装に必要なプログラミングスキルが求められます。上流工程から下流工程までを一気通貫で担当するケースも少なくありません。

そのため、HTMLやCSSは必須で、そのほかにもJavaScriptやRuby、Pythonなどのプログラミングスキルが必要です。もし未経験転職を目指すのであれば、最低限のスキルが身につくまで学習しておくのが理想的です。

データベースの知識

Web開発を行う際のサーバやネットワーク、データベースなどに関するインフラ領域の理解があると望ましいです。Webエンジニアの中でも特にサーバーサイドエンジニアは、データベースを扱える基礎知識が必要なため、OracleやSQL Server、MySQLなどに関する知識やスキルを学習しておきましょう。

セキュリティの知識

サイバー攻撃によってWebシステムやアプリケーションが停止したり、顧客情報が流出したりするトラブルは少なくないため、セキュリティの知識は欠かせません。

具体的には、外部からの攻撃に備えた防御プログラムのセキュアコーディングに関する知識や、不正アクセスに対する脆弱性に関する知識が求められます。

これらのトラブルを防ぐためには、セキュリティが高いWebシステムやアプリケーションを開発しなければならないため、Webエンジニアが必要最低限身につけておきたい知識といえます。

バージョン管理システムの知識

チーム開発ではバージョン管理システムを使用します。バージョン管理とは、ファイルの変更履歴をファイルの内容も含めて記録することです。

ミスがあった場合にも、修正に大幅な手間をかける必要がないことや、アプリケーションのバージョンが競合する状況を防げるため、チーム体制での開発には必須の知識です。

代表的なバージョン管理システムには、Git、Apache、Subversionなどがあります。

フロントエンドエンジニアを目指す場合の必要スキルと適性

Webエンジニアの中でも、フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアを目指す場合では必要スキルと適性が異なります。
フロントエンドエンジニアに向いている人は、以下の通りです。

  • ・ユーザーのことを考えられる人

    ・スキルアップを見据えて学習し続けられる人

    ・効率を考えて工夫ができる人

    ・柔軟に対応できる人

Webサイトやアプリケーションにおいて、どんな人に使ってもらうか、初めてサイトに訪れた人が迷わず操作できるかなどを念頭におきながら開発を進められる人が、フロントエンドエンジニアに向いているでしょう。

スキル 概要
HTML/CSS Webページを作成する際に必ず使用する。
現在はHTML5、CSS3が標準となってきて
いるため、これらのバージョンを習得する
必要がある。
JavaScript ブラウザ上で動的な表現をするために必要
なプログラミング言語。多くのWebサイト
で利用されている。
デザインフレームワーク CSSでは、BootstrapやBulmaなどのフレーム
ワークを活用した開発が一般的。HTML/CSS
を学習する際に合わせて習得すると良い。
ブラウザ開発者ツール ブラウザ開発者ツールは、ChromeやFFなど
各ブラウザに搭載されたツール群のこと。

サーバーサイドエンジニアを目指す場合の必要スキルと適性

サーバーサイドエンジニアに向いている人は、以下の通りです。

  • 物事を論理的に考えられる人

    ・トラブルに柔軟に対応できる人

    ・コミュニケーション能力が高い人

    ・新しい技術を学び続ける意欲が高い人

WebサイトやWebアプリにおいて、主に仕組みやロジック部分を担当するサーバーサイドエンジニアは、不具合のない正確性が求められます。

スキル 概要
サーバーサイド言語 JavaやC、Node.js、Python、Go、Scala
などのサーバーサイド言語のスキルが必須。
求人案件数が多いのはJava。
データベース データベースを操作するためのSQLはもちろん、
Oracle、Microsoft SQL Server、MySQLなどの
データベースの知識が必須。
開発フレームワーク 代表的なフレームワークは、RubyのRuby on Rails、
PHPのLaravel、ScalaのSpring Frameworkなど。
どのフレームワークを習得するかは、自身が携わり
たい業務や学びたい言語に合わせて決めよう。
インフラ構築 AWS(Amazon Web Services)やGCP(Google
Cloud Platform)、Microsoft Azureなどの
クラウドサービスを活用するスキルが重要。

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未経験者が転職するまでの具体的な学習ステップ

IT経験者と未経験者とでは、転職するまでのステップが異なります。ここでは、未経験者が転職するまでの具体的な学習ステップについて解説します。

実際の求人を確認する

まずは、Webエンジニアの求人にはどのようなものがあるか情報収集しましょう。気になった求人を見比べ、その求人に応募するためのスキルは何が必要なのかを確認しておくことが学習計画を立てる軸になります。

学習スケジュールと目標設定をする

どの職種を目指すか、またはどの技術を習得するかが決まったら、必要なスキルの把握と習得に必要な学習時間を計算しましょう。例えば、HTML/CSSならIT知識がある程度ある人は20〜30時間、全くの初心者であれば60〜70時間が目安です。

この学習時間はあくまで目安であり、個人差があるため、余裕を持った学習スケジュールを立てましょう。

HTML/CSS、JavaScriptの習得をする

HTML/CSS、JavaScriptはWebエンジニアになるには必須のスキルです。習得のレベルは、一からコーディングしてWebサイトを作成できるまでが理想です。

学習するためにおすすめなのが学習サイトの利用です。中でもProgateは実際にコーディングしながら学習を進められ、スライド形式の解説がわかりやすいサイトです。

Progateを使用したおすすめの学習ステップは以下です。
「Progateで基礎を習得→サイト模写を繰り返しデザインスキルを身につける→一からコーディングしてポートフォリオを作成する」

サイト模写を繰り返し行うことで、コーディングのコツやデザインスキルが身につきます。サイト模写でおすすめのサイトは、クナイプiSARAです。

フレームワークとライブラリを学習する

フレームワークやライブラリを使用することにより、効率よく作業可能です。HTMLやCSSを扱うエンジニアであれば、これらの知識は習得しておいた方がいいでしょう。

例えばBootStrapを学習する場合、まずは公式ドキュメントを読み込みます。または、BootStrapを使用しているサイト一覧や解説サイトを見てみましょう。そこでBootStrapを使用してどのようなデザインを実現できるのかや、コーディング方法について学習できます。

資格取得のための学習をする

未経験者がWebエンジニアに転職する場合、IT関連の資格を取得しておくことで実務経験のなさを補い、転職時のアピールにもなります。

資格は、国家資格とベンダー資格の2種類に分けられます。国家資格は幅広いIT知識を持つことを証明し、ベンダー資格は特定の製品に関する知識があることを証明できます。

それぞれ、おすすめの資格は以下の通りです。

資格名 種別 概要
ITパスポート(IP) 国家資格 IT系の入門資格の1つ。ITの基礎知識が
対象であるため、エンジニアの資格
としては評価を期待することは難しい。
しかし、勉強の入口としては最適。
基本情報技術者試験(FE) 国家資格 IT系の資格で最も有名な資格。IT業界で
働く人を対象とした国家資格。データ
ベースやネットワーク、プログラミング
言語に関する基本的な知識を証明。
Oracle Master ベンダー資格 オラクル社が主催するベンダー資格。
4つの難易度に分かれている。Oracle
Databaseに関する資格であるが、
基本的な考え方やSQLの記述スキルは
ほかのデータベースにも応用できるため、
データベースの学習に適している。
Javaプログラミング能力認定試験 ベンダー資格 Javaの知識がどれくらいあるかを測定し、
プログラム作成能力を認定する資格。
Web開発のエンジニアを目指す場合に
Javaの知識は不可避であるため、重要となる。

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未経験からWebエンジニアになる際のポイント

未経験からWebエンジニアになるためには、必要スキルの学習や転職のための情報収集などやるべきことがたくさんあり、挫折してしまう人も少なくありません。

ここでは、挫折しないためのポイントや転職に役立つポイントについて解説します。

勉強会などのコミュニティに参加する

勉強会やコミュニティに参加することで、学習のモチベーション維持や最新情報のキャッチができます。

勉強会にはTECH PLAYconnpassなどがあります。また、レバテックカレッジのようなメンターやフォロワーがいるプログラミングスクールの利用もおすすめです。

企業の情報収集に困ったら転職エージェントの利用を検討する

実際の現場環境や労働時間など、内情については個人だとキャッチしづらい傾向があります。エージェントを利用すれば、それらの内情を把握しやすくなります。また、場合によってはカジュアル面談の手配なども依頼できます。

ポートフォリオを構築する

Webエンジニアは何を作ってきたかという実務経験が重視されます。また実務でなくとも、個人的な取り組みとしてアプリ開発をしたりWebサービスを作ったりした経験が企業から評価される可能性が高いです。

そのため、これまでに作ったものをポートフォリオとしてまとめておくことをおすすめします。またポートフォリオは転職活動以外にも役立つことがあります。

実績をまとめることで、これまでより良いサービスを開発するためのヒントになるかもしれません。

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Webエンジニアの求人事例

そもそも未経験者OKの求人があるのかどうか、不安になるでしょう。ここでは、未経験者歓迎や実務経験が浅い人でもOKの求人をいくつか紹介します。

【バックエンドエンジニア】Web系ソフトウェア開発

・職種:サーバーサイドエンジニア、フロントエンドエンジニア
・想定年収:400〜450万円
・仕事内容や職場環境
オープン系、Web系の各種ソフトウェア開発プロジェクト。
最初はプログラミングがメインで、経験に応じて要件定義から設計、評価までの一連の工程に携わることが可能。
4ヶ月の研修が設けられており、未経験でも安心して転職しやすい。

【ITエンジニア】完全未経験

・職種:サーバーサイドエンジニア、フロントエンドエンジニア
・想定年収:300〜600万円
・仕事内容や職場環境
官公庁やメガバンク、通信キャリア、広告代理店などの案件多数。
開発環境で使用される言語は、Java、C#、Python、PHP、Rubyなど。
研修が設けられており、必要なスキルを身につけてから案件に臨める。

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Webエンジニアの転職はエージェント利用がおすすめ

エージェントを利用することで、自分のスキルや希望に合致した企業を効率的に探せます。エージェントは求職者をリードして、不安要素を解決するサポートをしてくれる点もおすすめです。レバテックキャリアなどのIT企業に特化したエージェントは、Webエンジニアの求人も豊富に掲載しています。また、レバテックキャリアでは転職のプロが担当するため、求職者に合った優良企業を提案します。

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この記事の監修

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