Webデザイナーのキャリアパス9選!必要なスキルも紹介します

最終更新日:2024年6月25日

Web上での広告やサービス展開が当たり前となった現在、Web制作全般をデザインするWebデザイナーは制作現場に欠かせない存在です。Webデザイナーは制作の最前線で動くポジションであり、やりがいのある職業です。しかし、長く続けているとより適性のある分野への進出や収入アップを目的として、キャリアパスを考える時期もやってきます。また、Webデザイナーは業界の中でもさまざまな職種へのキャリアアップがしやすいのも特徴です。
今回はWebデザイナーのキャリアパスを9つ解説します。今後のキャリアを考える際の参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • Webデザイナーは比較的他職種へのキャリアアップがしやすく、現在のスキルや経験が何に活かせるかを考えるためにキャリアパスが重要になる
  • Webデザイナーがキャリアパスを描くには、自分の方向性を考え、キャリアの棚卸しや自己分析をして実現する方法を練るのがおすすめ
  • Webデザイナーのキャリアパスは、アートディレクターやWebディレクター、Webプロデューサー、UIデザイナーなどがある

Webデザイナーがキャリアパスを考えるべき理由

Webデザイナーは、Web業界の進化とともに成長してきた職種です。比較的新しい仕事であることから、将来のキャリアパスが見えにくい職種ともいえます。

Web制作に関する仕事は、Webデザイナー以外にも、WebディレクターやWebマーケターなどさまざまです。現在Webデザイナーとして働いている方がキャリアパスを考えることは、将来の目標に対して何が必要であるか明確になるため、重要なことといえるでしょう。

関連記事:Webデザイナーとは?仕事内容や他職種との違い、未経験からの目指し方も紹介

今のスキルや経験と比較してビジョン実現に何が必要か明確になる

キャリアパスを考えることで、今のスキルや経験と比較して、新しいキャリアのビジョン実現に何が必要か明確になります。Webデザイナーから別の職種にキャリアアップするためには、どのようなスキルや知識を習得すればいいのか、道筋を立てやすくなるでしょう。
現状に満足していない、この先の活躍分野を広げたいというWebデザイナーにとってはメリットの大きい理由です。

明確にすることで自己研磨に向けた行動・選択をしやすくなる

将来のキャリアに必要なスキルや経験を明確にすることで、そのキャリアを実現するための自己研磨に向けた行動・選択がしやすくなります。

たとえば、フロントエンドエンジニアを目指すのであればプログラミングスキルが必要です。Webディレクターを目指すのであれば、マネジメントスキルが必要になるでしょう。

Webデザイナーとして漫然とスキルを磨くのではなく、キャリアパスをしっかりと考えて明確にすれば、そのキャリアを実現するために取るべき行動が決まります。

転職時に入社後のミスマッチが減る

自分でキャリアパスをしっかりと考えておけば、転職時に入社後のミスマッチを減らせます。転職したあとで「思っていたのと違った」と感じるのは、自分のやりたいことやビジョンと企業の方向性が異なるからです。このとき、理想とするキャリアパスが明確であるほど、自分に相応しい会社を適切に選べます。

Webデザイナーのキャリアパスは2つの軸で考える

Webデザイナーは比較的どんな職種にも移りやすく、キャリアパスの選択肢は広いです。この中から自分に合うキャリアを見つけるには、「業務フェーズ」と「企業」の2軸を中心に考えてみましょう。
また、Web・インターネット業界は、技術やトレンドの移り変わりが早いです。求められるスキルや業務範囲も変化しやすいため、この軸に当てはまらないキャリアパスももちろん出てきます。

関連記事:Webデザイナーに必要なスキル・スキルマップとは

業務フェーズ軸

デザインやディレクションなど、Web制作の業務における軸のとらえ方です。たとえば「デザイン制作をするうちに、より広範囲の制作活動がしたくなった」「他スタッフをまとめてプロジェクトに方向性を持たせたい」という考えを持つ場合は、デザインのみならずプロジェクトチームの指揮をとる制作ディレクターが適しています。
ディレクター業務の次には企画から携わるプロデューサーという立場もあるため、こうしたキャリアパスを考えるのも一例です。

企業軸

企業軸とは、所属する企業の業種やビジネスモデルに着眼しキャリアパスを形成する考え方です。現状を変えるキャリアパスを行いたい場合は、「どんな企業に勤めたいか」を選んでみるのも1つの方法です。
企業によって受け持つ制作分野はさまざまですが、たとえば以下のような特徴があります。

  • ・事業会社…企画やマーケティングを自社で行うため、経験が積みやすい。同一サービスに長く携われる

    ・BtoB企業…固有の業界やサービスに特化しており「企業が求めるもの」という視点を培いやすい

    ・BtoC企業…業務や施策のスピード感があり、技術や知識のトレンド動向を導入しやすい。制作スキルのレベルが高め

    ・制作会社…汎用的なスキルや経験を積みやすい。さまざまな分野に携わることができる

自身の経験を元に今後のキャリアパスを考えるにも便利であり、業界の理解も深まるのが企業軸の考え方です。企業の方向性を理解していると、転職の際にも「この会社が求めるものは何か」を答えやすいでしょう。

Webデザイナーのキャリアパスの描き方とは

Webデザイナーが今後のキャリアパスを描く場合、準備がしっかりとできているかで、キャリアを実現できるかが決まります。自分にとって何が最適なキャリアであり、そのためのアピールポイントは何か考えておきましょう。具体的なキャリアパスの描き方の手順は以下の通りです。

自分の進みたい方向性を考える

最初に自分の進みたい方向性を考えます。方向性を考える際は、Webデザイナーの仕事を通じて、何を実現したいか想像してみると方向性のヒントになります。3〜5年後くらいにどのような仕事がしたいか、自分で考えてみましょう。

キャリアの棚卸しや自己分析を行う

まず、これまでのキャリアの棚卸しと自己分析を行いましょう。キャリアの方向性には大きく分けて「スペシャリスト」と「マネジメント」の2つがあります。

  • ・スペシャリスト…これまでの専門性を高めて生かしていくキャリア

    ・マネジメント…プロジェクト管理などを担うキャリア

どちらか一方に決めるのが難しい場合は、無理に1つに絞る必要はありません。自分の適性や興味を考慮して、ある程度の方向性を決めるだけで十分です。

目指したいポジションを考える

保有するスキルや経験と自分が興味ある分野をイメージして、将来目指したいポジションを考えましょう。キャリアアップには「どのような企業で働くのか」と「どのような業務に従事するのか」という2つの軸があります。

また現在のキャリアと目指すべきキャリアの両方で生かせるスキルや経験があれば、それは目指したいポジションにおいて大きな強みとなります。目指したいポジションで生かせそうなスキルや経験がない場合は、それらのスキルや経験の獲得が今後の課題であることがわかるでしょう。

目指したいポジションを実現する方法を練る

最後に目指したいポジションを実現する方法を練ります。現在のポジションと目指したいポジションにギャップがなければ、即戦力としての採用が見込めますが、一般的には何らかのギャップがあるはずです。

もしスキルや経験が足りないのであれば、現在の会社で足りないスキルや経験を身につけましょう。あるいは、それらのスキルや経験を身につけるために別の会社に転職して不足を補うこともおすすめです。その場合、最終的に目指すポジションを実現するために、転職をくり返すことも経験を積む意味では効果的です。

短期・長期に分けたキャリアプランを考えるのがポイント

短期・長期に分けたキャリアプランを考えることも大切なポイントです。将来の人生や働き方なども、想定しておくと良いでしょう。

短期のキャリアプランは、Webデザイナーとしてどのようになりたいかや習得したいスキルなどを決めておきます。長期のキャリアプランは、5〜10年後の自分のキャリアや希望する年収、働き方などを決めることをおすすめします。

これらの短期・長期に分けたキャリアプランを考えれば、スキルを活かして活躍しやすくなります。

転職エージェントを活用するのもおすすめ

キャリアプランが自分でわからないときは、転職エージェントを活用するのもおすすめです。転職エージェントを活用すれば、自分にとって最適な企業が見つかり、キャリアプランも決めやすくなります。自分がやってみたい仕事がある場合は、転職エージェントに相談をすると良いでしょう。

Webデザイナーのキャリアパス9選

ここでは、Webデザイナーのキャリアパスとして9種類の職種を紹介します。また、それぞれの職種の概要と必要なスキルについても解説します。また、Webデザイナーがこれらのキャリアパスを目指しやすい理由、スキルや知識の共通点、経験が活かせるポイントなどについても説明します。

アートディレクター

アートディレクターは、Webデザイナーのキャリアパスの1つです。アートディレクターの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

アートディレクターは、Webに限らず雑誌、広告、テレビなどにおけるビジュアル表現の責任者です。企画立案、スタッフの指揮・監督、スケジュール管理などマネジメント色の強い職種です。デザインに関する業務を統括する立場であるため、Webデザイナーとして培ったスキルをそのまま活かせます。

求められるスキル

ビジュアル表現の責任者であるため、デザインスキルが必須です。また、スタッフに的確な指示をして、進行を管理するディレクション能力が求められます。顧客との交渉やプレゼンを行うこともあるため、コミュニケーション力やプレゼンテーションスキルも大切です。

年収

アートディレクターの年収は300〜800万円程度となっています。数年以上のディレクション経験や業界経験年数が多くなるほど、年収も高くなる傾向にあります。年収は経験や能力によって上がる職種であると考えられるでしょう。

Webディレクター

Webディレクターは、Webデザイナーにとって多くあるキャリアパスです。Webディレクターの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

Webディレクターは、Webサイトの制作・進行・運営を統括する責任者です。デザイナー、エンジニア、ライターなど制作に関わる人を指揮・監督し、進行を管理します。Webデザイナーとして経験を積んだ後は、Web系のマネジメント職としてキャリアアップしやすい職種です。

求められるスキル

Webディレクターには、品質管理、進行管理、人員管理などのマネジメントスキルが必要です。また、制作チームを統括する立場であるためリーダーシップも求められます。デザインスキルよりもヒューマンスキルが求められる職種です。

年収

Webディレクターの年収は350〜800万円程度となっています。月間数万人以上が利用するような大規模なWebサイトの制作経験などがある方は、高い年収が望めます。

Webプロデューサー

WebプロデューサーもWebデザイナーのキャリアパスとして、代表的な職種になります。Webプロデューサーの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

Webプロデューサーは、事業計画に責任を負う職種です。具体的には、Webサイトのコンセプト設計や人員計画の立案、プロモーション戦略などを担当します。また、年間予算を策定したり、サイトの運用方針を決定するなども仕事の1つです。Webディレクターとして経験を積んだ後、Webプロデューサーを目指すキャリアが一般的です。

求められるスキル

事業計画を立案するには、担当するWebサイトでいかに収益を上げるかを考え、行うべき施策は何かを判断する経営者的な視点が必要になります。また、顧客との折衝などコミュニケーションスキルが求められる場面も多いでしょう。Webサイトの予算計画や改善計画の立案など、経営的な視点も必要で、高いビジネススキルが求められます。

年収

Webプロデューサーの年収は、400〜900万円程度となっています。Webディレクターと同様に、大規模サイトの構築経験など実績が多いほど高く評価されます。

UIデザイナー

Webデザイナーのキャリアパスには、UIデザイナーという選択肢もあるでしょう。UIデザイナーの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

UI(ユーザーインターフェース)を設計する職種です。デザインだけでなくユーザーの操作性(ユーザビリティ)を考慮したサイト設計を行います。UI設計の後、ワイヤーフレームなどの制作へと進みます。Webデザイナーのスキルが活かしやすいため、目指しやすいキャリアパスのひとつといえます。

求められるスキル

ボタンを見やすく適切な位置に配置するなど、ユーザビリティを向上させる設計スキルが必要です。テストを行ってユーザビリティを検証し、問題点を見つけて改善を行うスキルも求められます。また、より良いUIを設計するため、クライアントやユーザーに調査を行う調査スキルも重要です。

年収

UIデザイナーの年収は、300〜700万円程度となっています。新規サービスの設計経験だけでなく、既存サービスの改善経験などもあると評価が上がる傾向です。

UXデザイナー

UXデザイナーもWebデザイナーのキャリアパスとして、考えられる職種の1つです。UXデザイナーの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

UXデザイナーは、UIデザイナーの上位職種です。UX(ユーザーエクスペリエンス)であるユーザー体験を、Webサイトに設計します。企業によっては「UI/UXデザイナー」と呼ばれ、前述したUIデザイナーとまとめられることがあります。

求められるスキル

ユーザー体験を設計する仕事であることから、基本的なデザインのスキルは必須です。使いやすさに加えて、心地よさや快適さなどの体験を実装するスキルも必要とされます。さらにSEOやWebサイトの分析など、マーケティング的な視点も欠かせません。

年収

弊社が運営するクリエイター向け案件サービス「レバテッククリエイター」から引用すると、UXデザイナーの年収は530〜870万円程度です。一般的なデザイナーの平均年収が426万円程度であることから、UXデザイナーの年収は高水準であることがわかります。

フロントエンドエンジニア

Webデザイナーのキャリアパスには、フロントエンドエンジニアもあるでしょう。フロントエンドエンジニアの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

関連記事:フロントエンドエンジニアとWebデザイナーの違い|多角的に比較

概要

フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使用してWebサイトのフロントエンドを実装する職種です。Webデザイナーとしてのスキルを活用することで、デザインから動的なサイトの実装まで行える人材になれるでしょう。

求められるスキル

HTMLやCSS、JavaScriptなどのコーディングスキルが必要です。ライブラリやフレームワークを駆使し、デバッグ、テスト、パッケージ管理、ソースコード管理などを行うスキルも必要になります。

年収

フロントエンドエンジニアの年収は350〜800万円程度となっています。月間数万人以上が利用する大規模ECサイトの構築経験やフロントエンド開発経験が多いほど評価が上がる傾向にあります。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアもWebデザイナーのキャリアパス候補となる職種です。フルスタックエンジニアの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

フルスタックエンジニアとは、WebデザインからプログラミングまでWeb制作の全ての工程を一人で手掛けられるオールマイティなエンジニアのことです。マルチエンジニアとも呼ばれますが、正確な定義はありません。

求められるスキル

JavaScriptやPHPなどのプログラミングスキルやMySQLなどのデータベースのスキル、WindowsやLinuxなどのOSのスキル、AWSのようなクラウドのスキルなど、フルスタックエンジニアには非常に多くのスキルが求められます。

年収

フルスタックエンジニアの年収は、350〜850万円程度です。通常のエンジニアより高い年収が見込めますが、実際にはフルスタックエンジニアの定義が不明瞭であることと、非常に幅広いスキルと知識が要求されることから、年収幅は広めです。

Webマーケター

WebマーケターもWebデザイナーのキャリアパスの1つです。Webマーケターの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

Webマーケターは、広告運用や市場の調査、自社サービスのマーケティング施策の立案・改善などのマーケティング活動を担当する職種です。新規ユーザー数やコンバージョン率などの目標値を設定し、マーケティングを行って目標値の達成を目指します。Webデザイナーのスキルとは直接的には紐づきませんが、Web業界の知識を活かすことで、Webマーケターへキャリアチェンジも可能です。

求められるスキル

ページビュー数、セッション数、アクティブユーザー数などWebサイトを解析するスキルが必要です。また、検索結果に上位表示させるためのSEO(検索エンジン最適化)や、コンバージョン率を向上させるLPO(ランディングページ最適化)などを行うスキルも求められます。

年収

Webマーケターの年収は、300〜700万円程度となっています。担当していた予算規模が多かったり、予算に対してコンバージョン率やPVが高かったりするなど、実績が豊富なほど年収は高くなるでしょう。

コンサルタント

Webデザイナーのキャリアパスとして、コンサルタントを選択する人もいるでしょう。コンサルタントの概要と必要なスキルは、以下のようになります。

概要

コンサルタントは、Web制作における改善点をクライアント視点からアドバイスする職種です。Web制作の知識に加えて、経営や財務などのビジネススキルも要求されるため、Webデザイナーから直接コンサルタントを目指すのは困難かもしれません。WebディレクターやWebプロデューサーなど上位職に就いてから、段階的にステップアップしていく方法が現実的です。

求められるスキル

コンサルタントには、経営・財務・マーケティング・マネジメントなどのスキルが必要です。それに加えて、クライアントの潜在的なニーズを聞き出すコミュニケーション能力や、ロジカルシンキングなどのスキルも求められます。

年収

レバテックキャリアの求人データを参考にすると、コンサルタントの想定年収は700~1300万円程度です。Web業界において上流工程にあたる職種であり、求められるスキルの多彩さやレベルの高さなどの理由で、非常に高い年収が見込めます。

Webデザイナーからのキャリアアップ転職を成功させるポイント

Webデザイナーからのキャリアパスを決めたら、実際に実現する方法も気になるポイントです。そこで、転職エージェントを運営する当サイトの視点から転職を成功させるポイントをいくつか紹介します。

需要の高いスキルを複数身につける

当然ですが、キャリアパス上に浮かんだ職種にとって必要な資質と知識は身につけておくべきです。そのほかにも、プログラミングスキルやマネジメントスキル、経営者視点の思考や運用スキルなども大切です。
これらのスキルのうち一つに特化するのではなく、需要を考えて複数身につけておくと安心でしょう。自分の強みとなる「手札」はいくつあっても構わないため、できることから着手するのがおすすめです。

自分の目指すキャリアが実現できる転職先を選ぶ

今所属している企業でのキャリアパスが実現できそうでなければ、可能性が高い転職先を探すのも1つの手段です。企業内でキャリアアップをするのは確かに現実的ですが、場合によっては転職を選ぶこともあると考えておきましょう。
Webデザイナーの能力は他職種に活用しやすいのですが、多くの企業でそのまま職種が変わらないのが現状です。このときの転職は目的が明らかになっている分、探すときも面接で企業へのアピールを行うときも、軸がぶれにくく訴求力が高まります。

転職エージェントに履歴書の添削や面接対策をしてもらう

転職エージェントにはWeb制作関連やIT業界に特化したところもあります。業界に精通した転職エージェントを利用し、目的に合った履歴書になっているか添削をお願いしたり面接対策を練るようにしましょう。
転職をする際は、現在の仕事を続けながら探す人がほとんどです。キャリアパスを目的とした転職では自分の知らない業界事情も調べる必要があり、一人で転職活動をするよりもエージェントを頼ったほうが負担が少なく希望の職種に近づきやすくなります。

Web業界の動向

政府のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進により、以前はWebサービスの力を借りていたメーカーなどが、自社でECサイトなどに力を入れ始めています。それにより、事業会社でもWeb制作の人材が求められるようになりました。また、Webサイトと動画・SNSなどが連携するケースも増加しており、これらに詳しい人材は重宝されるでしょう。

Webデザイナーに関するよくある質問

Webデザイナーのキャリアパスについて、将来的に目指せる職業や注目したい分野を紹介しました。これらのキャリア転職や将来性について、よくある質問を最後にまとめています。キャリアアップを目指すのにおすすめの関連資格やキャリアパスの種類について、1つずつ見ていきましょう。

Q1. Webデザイナーからのキャリアアップはどんなものがありますか?

Webデザイナーからのキャリアアップには、


  • ・業務フェーズ軸

    ・企業軸


の2つに分けて考えられます。
現状のWebデザインに対して専門性を高めたい場合はマネジメント職やトップデザイナー職が考えられ、企業軸だと活躍する分野を変えてキャリアパスを形成できます。また企業所属のWebデザイナーを辞めてフリーランスとして独立するのも、キャリアパスの1つといえるでしょう。

Q2. Webデザイナーに将来性はありますか?

現在は企業が自社Webサイトを保有していることがほとんどであり、Web市場規模は拡大傾向にあります。また、Web業界が今後「一切なくなる」というのは考えにくく、Web制作に必要不可欠なWebデザイナーの将来性は十分高いといえそうです。
一方でWebデザイナー全体の人口は増えており、AIの導入や発展、ツール開発によってWebデザイナーの業務内容は変動が激しいです。これからのWebデザイナーには、より現在に即した制作スキルとデザイン性・技術が求められるでしょう。

関連記事:Webデザイナーは将来性がない?後悔しないために知るべきこと

Q3. Webデザイナーにおすすめの資格は何ですか?

・ウェブデザイン技能検定

・Webクリエイター能力認定試験

・アドビ認定プロフェッショナル

・Photoshop®、Illustrator®クリエイター能力認定試験


などはWebデザイナーが所有する資格として有名です。必要となる資格は制作現場によって異なるため、自分の目指す分野に関連した資格取得を目指すのがおすすめです。

関連記事:Webデザイナーの資格を難易度別に紹介!取得のメリットや勉強方法

まとめ

Web制作の最前線で働くWebデザイナーは、求められるスキルや知識が幅広くキャリアパスを形成しやすい職業です。デザイナー職以外の転職を諦めていた人でも、この記事を参考に自分の求める分野をぜひ開拓してみてください。
転職の際は自分の方向性をよく考え、転職サイトやエージェントなどを利用するのも1つの手段です。将来性の高い業界だからこそ、今後の展開や理想をしっかり考えてみましょう。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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