未経験からデータベースエンジニアを目指す方法とは?

最終更新日:2024年7月3日

データベースエンジニアは、データベースの設計・構築や管理、運用・保守に携わるエンジニア職です。データベースについての専門的な知識と高いスキルを持つことが求められます。

データは企業にとって重要な資産の一つです。データは、根本的な事業構造変革に向けたDXや経営業務に活かせるからです。その前提となるデータベースは企業や組織にとって不可欠であり、その専門家であるデータベースエンジニアの需要が高まっています。

この記事では、未経験からデータベースエンジニアを目指す方に向けて、仕事内容や求められるスキルと知識、目指すためのステップや年収、将来性について解説します。

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この記事のまとめ

  • データベースエンジニアは、データベースに特化した高度な技術力を持つエンジニア職
  • データベースエンジニアは、高度な技術力が求められる職種であり、エンジニア未経験者がいきなり目指すことは現実的ではない
  • ほかのエンジニア職で実務経験を積み、データベースに関するスキルと資格を取得すれば目指すことは十分に可能

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未経験でデータベースエンジニアへの転職は目指せる?

結論からいうと、ITエンジニア未経験者がデータベースエンジニアとして採用されるケースは限りなくゼロに近く、現実的ではありません

データベースエンジニアの採用を行う企業は、データウェアハウスやデータマートの開発に携わる企業、数十人以上の規模の情報システム部門を持つ企業です。こうした企業では、大学院でデータサイエンスを学んだ即戦力人材を除いて、エンジニア未経験者を採用することはほぼありません。

ただし、ほかのエンジニア職を経て、データベースに関するスキルを習得してからキャリアアップ先としてデータベースエンジニアを目指すことは十分に可能です。

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データベースエンジニアの仕事内容とは

データベースとは、コンピューター上でデータの格納、抽出などを行う機能を持ったソフトウェア(ミドルウェア)です。効率的に大量のデータを格納、検索できるため、あらゆるITシステムやアプリケーションのバックグラウンドに利用されています。

データベースエンジニアは、エンジニア職の中でもデータベースに特化した高度な技術力を持つエンジニアです。具体的な仕事内容としては、データベースの設計、構築、運用・保守などがあります。以下では、これらの仕事内容を詳しく説明します。

関連記事:データベースエンジニアとは?仕事内容やスキル、資格、年収も解説

設計

システムに要求されるデータベースの構造やデータの種類などをヒアリングし、仕様書に落とし込んで開発可能な状態にします。業務上で必要なデータの項目や属性、想定レコード数などを洗い出し、データ間の関係性から最適なデータ構造を作り上げます。

設計結果はシステムパフォーマンスに大きく影響するため、経験豊富なデータベースエンジニアが担当する事が多いです。

構築

サーバーにデータベースをインストールし、仕様書に従って構築します。パフォーマンスチューニングや脆弱性に対するパッチ適用なども重要な作業です。

構築する際はSQLと呼ばれるデータベース操作言語を使用します。SQLとして操作内容を作成することで、再現性の確保や多方面での展開などに活用が可能です。

その後、データを格納するための器となるテーブルなどのオブジェクトを、設計に従ってデータベース上に作成します。こちらもSQLを用いて行うことが一般的です。

データベースにオブジェクトを作成した後は、必要に応じて初期値の設定を行います。過去のシステムのデータを加工して格納したり、マスターと呼ばれる運用上変化の少ないデータの作成をしておきます。

運用・保守

運用では、構築したデータベースが効率良く利用できるように、パフォーマンスを監視して必要な設定変更を行ったり、データのバックアップ作業などを行ったりします。また、データベース上のテーブルなどのオブジェクトの追加、データそのもののメンテナンスも担当することもあります。

若手のエンジニアは、先輩エンジニアに指示されながら運用・保守業務から任されるケースが一般的です。そして、スキルが上がるにつれて構築作業や設計作業の一部(特定テーブルの設計など)を任せてもらえるようになります。

企業によってはデータベースエンジニアがいない場合も多く、その場合はインフラエンジニアやアプリケーションエンジニアがデータベースに関する業務を兼任します。

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未経験からデータベースエンジニアになるには

エンジニア未経験からデータベースエンジニアになることは非常に困難です。そのため、まずはプログラマーやシステムエンジニア(SE)などの職種を目指し、段階を踏んで転職する必要があります。また、データベースに関連する資格を取得することも有効な手段です。

ここでは、未経験からデータベースエンジニアになる方法について、詳しく解説します。

プログラマーやSEからステップアップする

未経験からデータベースエンジニアを目指す場合、プログラマー(PG)やシステムエンジニア(SE)などからキャリアアップしていくことが一般的です。実務未経験でもIT知識やプログラミングスキルを証明できれば、プログラマーやシステムエンジニアに採用される可能性は十分にあります。

また、数は多くないですが、社内研修制度が整っている企業などで、エンジニア未経験者を積極的に採用・教育しているケースもあります。

運用・保守業務を担当しながらステップアップを目指す

比較的未経験者に門戸を開いているエンジニアの仕事として、運用・保守業務の担当があります。マニュアルに沿ってツールを利用する業務が多く、必要とされるITスキルが高くないためです。

ただし、定められた運用・保守業務だけを担当しているとスキル向上が図れません。ステップアップするには、スキル習得ができる業務に積極的に取り組む必要があります。

実務経験を積みつつデータベースエンジニアのスキルを身につける

プログラマーやシステムエンジニアは、データベースを扱うことが多い職種です。たとえば、プログラマーであればデータベースへのデータ処理(登録・更新・削除・抽出など)をプログラミングし、システムエンジニアであればデータベース処理の設計に携わります。よって、実務を通じてデータベースの知識とスキルを身につけられるでしょう。

また、企業にもよりますがサーバーエンジニアは、データベースのインストールから構築、運用・保守まで担うため、データベースエンジニアに求められるスキルを習得できます。

データベース関連の資格を取得する

資格取得は、効率的に知識を習得でき、スキルの証明に効果的です。

データベースエンジニアとしての評価を高める代表的な資格としては、データベーススペシャリスト試験やORACLE MASTER、OSS-DB技術者認定資格などがあります。また、エンジニア未経験の方は、全般的なIT知識が問われる基本情報技術者試験や応用情報技術者試験から挑戦するのがおすすめです。ここでは、これらのデータベース関連の資格を紹介します。

データベーススペシャリスト試験(DB)

データベーススペシャリスト試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営し、経済産業省が認定する国家資格「情報処理技術者試験」の高度技術者向け試験の1つです。データベースに関する深い知識と高度なスキルを証明する資格となります。

データベースの設計から開発、既存データベースの評価、チューニング、セキュリティなど幅広く出題されます。令和5年度の合格率は18.5%と難易度の高い資格です。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERは、世界的にシェアの高いデータベースソフトであるオラクル社のデータベース製品の知識・スキルを証明する資格です。試験としては、DBAとSQLの2種類で、DBAはブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナという4つのレベルがあり、SQLはシルバーのみとなっています。合格率は非公開ですが、ゴールド、プラチナは非常に難易度が高い試験といわれています。

ORACLE MASTERは、2019年より試験体系がORACLE MASTER2019に更新されました。

OSS-DB技術者認定資格

OSS-DB技術者認定資格は、オープンソースのデータベースに関する実践的なスキルと知識を証明する民間資格です。多くの企業で利用されているPostgreSQLを基準に、インストールや設置、SQL、運用、開発についての問題が出題されます。難易度により、SilverとGoldの2つのレベルがあります。合格率は非公開ですが、実務経験者向けの資格です。

基本・応用情報技術者試験

基本情報技術者試験応用情報技術者試験はどちらも独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格「情報処理技術者試験」に該当します。基本情報技術者試験はITエンジニアとしての基礎的な知識・スキルを証明し、応用情報技術者試験はその上位に位置する資格試験です。

データベースはほかのアプリケーションやミドルウェアから利用されることが前提となるため、データベースエンジニアにとってもITに関する基礎的な知識を持つことは有用です。

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未経験可のデータベースエンジニア求人例

ここでは、レバテックキャリアに掲載されている求人・転職情報から、未経験可のデータベースエンジニアの求人例を紹介します。未経験からデータベースエンジニアに転職できるケースは非常に少ないですが、求人募集をしている企業は存在します。今後のデータベースエンジニアへの転職活動の参考にしてください。

関連記事:データベースエンジニアの転職|年収や求人例、将来性も紹介

【データベースエンジニア】入社後に研修あり

データベースに関する実務未経験可のデータベースエンジニアの求人例は以下の通りです。

【業界】
IT、通信

【想定年収】
350~400万円

【業務内容】
データベースエンジニアとして、専門的なIT技術者が少ないクライアントをサポートします。
スキルに応じて、配属案件・業務内容・案件のローテーションを行います。社員の成長に向けた配属変更です。

<具体的な業務内容>
クライアントの情報システム部門で実施するIT全般の業務における業務のサポート
・IT企画の提案/構築/運用コンサルティング
・外部ベンダーの選定、調整/ベンダーコントロールなど

【求められるスキル・経験】
・IT業界における実務経験
・MS-Officeでのドキュメント作成
※データベース運用/保守、アプリ開発経験は不問です

【マインド】
・顧客志向でお客さまにとって最適な支援をするために努力できる方
・向上心を持って仕事ができる方
・職務適応性などバランサータイプの方

【開発エンジニア】FileMakerでのシステム開発

エンジニア未経験の方の採用実績がある企業の求人例は以下の通りです。

【業界】
IT・通信(Webサービス)

【想定年収】
280~650万円

【業務内容】
主にFilemakerを用いたシステム開発メンバー
※Filemakerとは、アップルの子会社が提供しているデータベース機能をベースとしたローコード開発プラットフォームです

<具体的な業務内容>
・自社の提供するWebサービスや社内システムの企画、開発、運用
・企画からFilemakerを使ったシステム開発、運用
・WordPressを利用したWebサイトの構築、改修

【求められるスキル・経験】
・エンジニア未経験でもやる気がある方
※エンジニア未経験で中途入社した社員の実績あり

【マインド】
・コミュニケーションを円滑に取れる方(ヒアリング能力)
・主体的に仕事をこなせる方
・学習意欲が高く、技術が好きな方
・自分で問題を発見し、解決できる方

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データベースエンジニアに必要な知識とスキル

データベースエンジニアの仕事には、さまざまな知識とスキルが求められます。基本知識として、情報システムに関する全般的な知識やシステム開発に関する知識などがあります。さらに、データベースに関する知識やデータベースソフトの知識・スキル、SQLの知識・コーディングスキルも業務上必要です。

また、コミュニケーションスキルや論理的思考力も仕事に役立ちます。ここでは、データベースエンジニアに必要な知識とスキルについて解説します。

情報システムに関する全般的な知識

サーバーやネットワーク、アプリケーション、セキュリティなど情報システムに関する全般的な知識は、どのようなエンジニアにも求められ、データベースエンジニアにも必須の知識です。

たとえば、データベースのインストール先はサーバーとなるので、サーバーの知識がなくてはインストールすらできません。また、アプリケーションエンジニアとともにデータ構造やバックエンド処理などを連携しながら設計するため、非常に幅広い知識が問われます。

システム開発に関する知識

データベースエンジニアは、データベース開発が主な仕事ですが、システム開発に関する広範な知識が必要になります。その理由は、データベースエンジニアの仕事では、開発工数の算出やデータベース製品の選択など、多様な業務があるためです。

これらの業務をこなすためには、システム開発の全体像を理解している必要があります。そのため、データベースエンジニアを目指す方は、システム開発に関する知識を身につけることが重要です。

データベースに関する知識

データベースの構造や、データベース上のデータの流れを表現するためのデータモデル、正規化など、データベースに関する知識が必須です。データ容量の計算方法、パフォーマンスの改善手法、セキュリティ対策など、実用的なデータベースを構築するための知識も求められます。

データベースソフトの知識・スキル

データベースエンジニアには、データベース操作に必要なSQL言語を理解するだけでなく、各種のソフトの知識・スキルも必要です。案件の規模や予算、利用目的によって、適切なデータベースソフトも変わるため、違いを知り、適切に選定できることが望まれます。

特に市場シェアの高いオラクル製品やSQL Server、Web系のシステムで使われることの多いMySQL、PostgreSQLなどの知識・スキルがあれば多くの現場で活躍できるでしょう。

SQLの知識・コーディングスキル

データベース上でデータを扱う場合に使われるのがSQLという言語です。SQLはデータベースの構築、テーブルなどのデータの定義、データの登録や検索などのあらゆる操作に利用されます。そのため、SQLに関する知識とSQLのコーディングスキルはデータベースエンジニアにとって必須のスキルです。

SQLには標準的な規格に加え、Oracleなどでは独自拡張を行っています。業務で利用するデータベースについては、独自の文法や機能についても知識が必要です。また、NoSQLと呼ばれるSQLを利用しないデータベースも存在します。

コミュニケーションスキル

データベースエンジニアの仕事にはコミュニケーションスキルも必要です。データベースはアプリケーションを通してデータの格納、抽出などに利用するためのソフトウェアです。データベースの設計や構築をする際は、ユーザーの用途を聞き、最も適した形にする必要があります。ユーザーとの円滑なコミュニケーションが、より良いデータベースの提供につながります。

論理的思考力

データベースエンジニアに必要とされる能力として、論理的思考力が挙げられます。論理的思考力とは物事の論理的なつながりを整理し、矛盾や飛躍なく道筋を立てて考える思考法です。データのモデリングやデータ構造の定義には、不可欠な考え方です。

データベースはクライアントの要望通りに開発できるとは限りません。ストレージの容量の限界や、コストや納期という制約が発生します。さまざまな制約がある中でクライアントのニーズをどこまで満たせるのかを冷静に判断するためにも、論理的思考力が必要です。

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データベースエンジニアのやりがい

データベースエンジニアは、経営において重要なデータを扱う役割を担っているため、経営への貢献が大きなやりがいとなります。企業や組織の中核となるデータを管理し、正確かつ効率的な情報の提供を行うことで、意思決定や戦略の支援に寄与することができます。

さらに、データ利用者の業務効率改善や専門領域でのスキルアップなども、データベースエンジニアのやりがいといえるでしょう。データベースの設計や最適化、クエリのチューニングなど、高度なスキルを駆使してデータのパフォーマンスや利用価値を向上させることは、自身の専門知識と能力の成長に繋がります。

また、データベースの使い方や解析手法の提案によって、利用者の業務効率や生産性の向上が可能です。その成果を実感することで、データベースエンジニアとしてのやりがいを実感できるでしょう。

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データベースエンジニアはきつい?やめとけといわれる理由

IT関連の職種の中でも、特にデータベースエンジニアの仕事は大変だといわれています。

データベースエンジニアの仕事が厳しいとされる理由の一つに、やるべきタスクが多く長時間勤務になりがちであることが挙げられます。データベースエンジニアの仕事は専門的であるためにほかの人では対応ができないという状況になりやすく、一人に業務が集中してしまいます。

また、責任の重さから精神的なストレスが大きいことも「きつい」といわれる理由の一つです。膨大な量のデータが格納されているデータベースは、システムを利用した業務を行う上で必須の存在です。データベースの停止はデータベースを利用したシステム、アプリケーションすべての停止を意味するため、影響範囲が非常に大きくなります。

さらに、セキュリティの面でも企業にとって重要な存在です。もし、個人情報の流出などの事故が発生した場合、企業の信頼は壊滅的に失われます。重要なデータベースの構築や管理に携われることはやりがいも大きい反面、プレッシャーも大きいです。

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データベースエンジニアの年収

レバテックキャリアに掲載されている求人・転職情報より、データベースエンジニアの想定年収を算出してみました。2024年5月時点で、職種「データベースエンジニア」で登録されている求人・転職情報より30件を抽出し、年収の最大値と最小値の中間の値の平均から想定年収を算出すると、データベースエンジニアの平均年収は671万円となります。

データベースエンジニアの仕事は高度な知識やスキルを必要とする専門性の高い仕事のため、ほかのIT業種と比べて年収は多少高めといえます。また、その中でも高いスキルレベルが必要となる求人では、1,000万円を超える金額を提示しているケースが多数見られることも特徴の一つです。

関連記事:データベースエンジニアの年収|年収アップや転職のコツも解説

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データベースエンジニアの将来性

現代は人間の生活の利便性の向上のために膨大なデータを活用する時代です。ビッグデータ社会がやってきたことによりデータベースエンジニアの需要は高まっています。

データ駆動型の社会では、従来と同じようなデータの保管や運用ではサービスの向上が難しいです。このような流れの中で、データベースの構築・管理ができるデータベースエンジニアの価値や将来性はますます高まっています

関連記事:データベースエンジニアの将来性と主なキャリアパス

データベースエンジニアの求人動向

IT業界には多くのエンジニア職種が存在しますが、最近ではデータベースエンジニアに特化した求人は減少している傾向が見られます。

しかしながら、単一のデータベースに限定せず、サーバーやネットワークなどのインフラ全般のスキルを持っている人材は依然として需要が高い状況です。現代のIT環境では、データベースを含め、幅広い知識と経験を持つエンジニアが求められています。

したがって、データベースエンジニアの求人に応募する場合でも、実際の業務内容はIT分野全体に関する知識と経験が求められることが多いです。

データベースエンジニアから目指せるキャリアパス

データベースエンジニアからのキャリアパスとして、データサイエンティストが代表的です。データサイエンティストは収集したデータを分析し、その結果をもとに業務プロセスやビジネスの課題解決につなげていく役割を担います。

データサイエンティストは企業のビジネスに直接関係するため、データベースエンジニアよりも高収入が期待できます。必要な知識の幅も広がりますが、データベース技術が基本となるため、キャリアパスとしてイメージしやすいでしょう。

そのほかにも、インフラエンジニアやプロジェクトマネジャーなどの職種がデータベースエンジニアから目指せます。これらはデータベースエンジニアとして働くなかで身につけたスキルを活かせるのでおすすめです。

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データベースエンジニアに関するよくある質問

エンジニア未経験者がデータベースエンジニアを目指すにあたって、将来性や類似職種との違いなど疑問を抱える場合が多いです。ほかにも、データベースエンジニアはどれくらいの年収なのかや自分に適性があるかどうかなど、気になることは尽きません。

ここでは、これらのデータベースエンジニアに関するよくある質問について、それぞれ回答していきます。転職を検討する上で参考にしてみてください。

Q1. データベースエンジニアに将来性はありますか?

データベースエンジニアは、非常に将来性の高い職業です。

現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)が多くの企業の課題とされており、企業の膨大なデータを活用し、革新的なビジネスモデルやサービスの創造ができる人材が求められています。そのため、データベースエンジニアの需要は今後ますます高まるでしょう。

Q2. データエンジニアとデータベースエンジニアの違いは何ですか?

データベースエンジニアとデータエンジニアの違いは、データの利用目的と管理方法にあります。

データベースエンジニアは、データの収集、保存、整理、アクセス制御など、データベースシステム全体の設計や運用をする役割です。一方、データエンジニアは、データの分析や洞察を得るためのデータを管理します。

Q3. データベースエンジニアの年収はいくらですか?

レバテックキャリアの求人を参考にしたところ、データベースエンジニアの平均年収は約671万円です。 日本の平均年収と比較すると高い傾向にあるといえます。 月給に換算するとおよそ55万円です。また、初任給は22万円程度と推測されており、データエースエンジニアとして経験を積むことで高年収が期待できます。

Q4. データベースエンジニアに向いているのはどのような人ですか?

データベースエンジニアに向いているのは、細かい点まで注意をはらえる人です。データベースエンジニアの仕事には、緻密な設計能力と、細部へのこだわりが必要とされます。そのため、几帳面な性格な方は適性があるといえるでしょう。

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まとめ

この記事では、データベースエンジニアの仕事内容と必要なスキル・知識、エンジニア未経験から目指す方法などを解説しました。データベースエンジニアは、高度な技術力が求められる職種であり、エンジニア未経験者がいきなり目指すことは現実的ではありません。

しかし、ほかのエンジニア職で実務経験を積み、データベースに関するスキルと資格を取得すれば目指す事は十分に可能です。この記事で紹介したステップを参考にしながら、データベースエンジニアを目指してみてください。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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