CGデザイナーの将来性は?年収や仕事内容、必要スキルも解説

最終更新日:2024年6月27日

昨今、VRやARがビジネスにも活用される時代になり、3DCGの需要が伸びています。これまでは主にエンターテイメント領域で活用されてきましたが、今後は医療や建築、製造業などさまざまな分野で応用が進むと予想されています。

こうした流れを受けて、期待を集めるのがCGデザイナー。CGデザイナーはスキルさえ伴えば高年収を狙える仕事です。ただし、CGデザイナーは人気の職業であるために事前にリサーチしたうえで転職を検討することをおすすめします。

これからCGデザイナーを目指す方やCGデザイナーが気になっている方向けに、CGデザイナーの将来性、需要、仕事内容などを解説します。ぜひ参考にしてください。

レバテックキャリアで転職した3人に2人が年収70万円UPを実現

支援実績10年の登録者データを基にした エンジニア・クリエイター専門 年収診断 無料診断START

※2023年1月~2024年3月実績

この記事のまとめ

  • CGデザインはこれまでの主な活躍の場であるエンターテイメントの分野を超えて、他分野・業界からも注目を集めている将来性のある分野
  • この先CGデザインの仕事は形を多様に変えて存在すると考えられており、合わせてCGデザイナーに求められるスキルも変わっている
  • CGデザイナーになるには、デザインセンスだけでなく広い視野や集中力、デザインの構成力やツールを使用する技術・知識も必要

CGデザイナーとは

 

CGデザイナーとは、デザインソフトを使ってアニメーション、映像、ゲームの背景・キャラクター・エフェクトなどのデザインやモデリングを行う職種です。幅広い業界で活躍できる職種で、スキルがあれば汎用性が高いと言えるでしょう。本章では、CGデザイナーの種類と仕事内容やCGクリエイターとの違いなどについて解説します。

CGデザイナーの種類と仕事内容

CGデザイナーは、さまざまなコンテンツのCG部分をデザインし、制作する職種の総称です。CGデザイナーの主には、3DCGソフトを使って3Dに物体を描く「モデラー」や3Dで作成したモデルを動かすための準備を行う「リガー」、CGに動きを設定する「アニメーター」、CGの中に映像効果を作成する「エフェクター」、CGのデータを組み合わせコンテンツ化させる「コンポジター」の5つに分類されます。以下では、CGデザイナーの種類と仕事内容について解説します。

モデラー

平面に描かれた物体を、3DCGソフトで立体的に描き直す職種です。平面では表現しにくい部分などを立体化していく作業が主な仕事です。モデラーはさらに多角形面を組み合わせて物体を描く「ポリゴンモデラー」、数学的な面の形状で物体を表現する「サーフェイスモデラー」、作成した物体を組み合わせてさらに別の物体を表現する「ソリッドモデラー」に分類されます。

サーフェイスモデラーやソリッドモデラーは製造業などからの需要も高まっています。モデラーに求められるスキルとしては、デッサン能力や空間把握能力、立体化の能力などが挙げられます。

リガー

モデラーが作成したモデルに対し、実際に動かすための準備を行う職種です。CGにアニメーションを付与することを「リギング」と呼びます。

リギングとは、物体に可動部分(ジョイント)を設定し、CGが動く範囲を決定していく作業です。「Maya」や「3ds Max」といった3DCGソフトを使うことが多く、こうしたツールの操作方法を熟知している必要があります。

CGデザイナーの中でも、特に論理力やシステム的な知識が求められる職種です。したがって、クリエイターよりもエンジニアの要素が強いといえるでしょう。

アニメーター

アニメーターは、実際にCGに動きを設定する職種です。キャラクターであれば、「走る・転ぶ・ジャンプする」といった動きそのものを作成していきます。

アニメーターにはモデラーと同じようにデッサン力が求められるほか、「動き」が起こる原理や理由などを論理的に理解する力が必要です。CGデザイナーの中でもセンスや想像力が問われる職種といえるでしょう。

エフェクター

エフェクターは、CGの中に映像効果を作成する職種です。ここでいう映像効果とは「爆風」「火花」「波紋」など自然現象を考慮した視覚表現のことです。

映像効果は演出としての要素もあるため、見栄えの良い演出を作るセンスや自然現象を論理的に理解する能力が求められます。

コンポジター

コンポジターとはCGのデータを組み合わせ合成(コンポジット)し、ひとつのコンテンツとして完成させる職種です。具体的には、色調・解像度などを調整し、写真や映画のワンシーンのような統一感・美麗感が感じられるように仕上げを行います。

コンポジターの手腕次第でCGコンテンツの質が決まると言っても過言ではないため、CGデザイナーの中でも特に重要なポジションです。コンポジターに求められるスキルとしては、構成力や色の組合せに対する知識などがあります。

関連記事:CGデザイナーになるには?必要なスキルや将来性も解説

CGクリエイターとは大きな違いはない

CGデザイナーとCGクリエイターに厳密な線引きはありません。CGデザイナーはどちらかというとデザインに特化していて、CGクリエイターはゲームの操作性などより幅広い視点を持ってCG制作に取り組むという違いがあります。ただしどちらもデザインスキルを高めつつ視野を広げた方が良いことには変わりません。

CGデザイナーの需要と将来性

CGデザイナーは、将来性が高い職種です。主な理由は、VR・ARの普及により、その分野での需要増加が見込まれているためです。また、日常生活やゲームなど、多くの場面でCGの活用が進んでおり、それに伴ってCGデザイナーの求人・案件も増えていくと予想されています。本章では、CGデザイナーの需要と将来性について詳しく解説していきます。

CGデザイナーの需要

CGデザイナーは、もともとエンターテイメント業界(ゲーム、パチンコ)や広告業界からの需要が多い職種でした。しかし近年は、他の産業(製造業、建築業、自動車業界など)からの需要も取り込みつつあります。VRやARがさまざまな分野で活用されるにつれ、3DCGの需要が増えているからです。

また、ハイスキルな人材は常に不足しており、スキルや経験次第では高年収を目指すことも不可能ではありません。ただし、長時間労働が常態化する職場も少なくないため、年収と労働時間の二極化が徐々に進んでいるという見方もあります。

CGデザイナーの将来性

CGデザイナーの需要は伸びていて、将来性のある職業と言えるでしょう。AIによって代替されやすいと言われることもありますが、AIを活用してデザインの幅をより広げることができます。

VRやARの活用が進めば、CGデザインの必要性は増します。今までよりもCGデザイナーにできることが増えているので、逆に言えばスキルを磨き続けているCGエンジニアに需要が集中し、そういったCGエンジニアには将来性があると考えられます。

CGデザイナーの年収相場

CGデザイナーの平均年収について、レバテックキャリアに掲載されている求人情報を参考に調査してみました。2024年4月18日時点で「CGデザイナー」のキーワードで検索を行い、表示された30件のデータを分析したところ、CGデザイナーの想定平均年収は約586.5万円です。

ただし、求人によって提示されている年収には大きな幅があり、下限は230万円、上限は1,200万円を超えるものもありました。これは、求められるスキルや経験によって、年収に差が生じているためだと考えられます。

CGデザイナーの求人例

CGデザイナーに興味があり、将来性が気になる方にとって、実際のCGデザイナーの求人例を見ることは、転職活動を行う上で重要な判断材料となります。求人情報を通して、CGデザイナーの具体的な仕事内容や、企業が求めるスキルや経験、そして想定される年収などを知ることが可能です。

これにより、自分自身のキャリアプランとマッチするか検討しやすくなるでしょう。そこで以下では、レバテックキャリアに掲載されていたCGデザイナーの求人例を紹介します。

【想定年収】
540万円
【業務内容】
映像制作におけるMayaを使用したリグ制作、任せる作業はスキルによって異なる
【求められるスキル・経験】
Mayaを使用したリグ制作の実務経験

【想定年収】
480万円
【業務内容】
プロジェクションマッピングやインタラクティブコンテンツ等の映像制作、顧客対応や進行管理
【求められるスキル・経験】
イベントの企画・設計、制作、運営、プロモーション
Adobeソフト(主にXD、illustrator)、Officeソフトの基本操作

【想定年収】
900万円
【業務内容】
最新の映像制作技術をベースにした、3DCGテクニカルアーティストの作業
【求められるスキル・経験】
DCCツールの使用経験、映像業界での実務経験

CGデザイナーに必要なスキル

CGデザイナーには、さまざまスキルが必要になります。CGデザイナーに必要なスキルには、物体を正確に認識して描くデッサン力が必要です。

また、適切に構図を決定する構成力も求められます。さらに、CG作成を行うためのツールを扱うスキルやコミュニケーションスキルも重要です。本章では、CGデザイナーに必要なスキルについて解説します。

デッサン力

デッサン力とは、端的にいうと「物体の形状を正確に認識し、描く力」です。CGデザインには対象物の全体像を多角的にとらえて、なおかつ忠実に再現するスキルが必要です。また、形状だけではなく、光の加減や素材の質感などを再現するために、一定の想像力が求められることも覚えておきましょう。

構成力

いわゆる「構図」を決定する力です。構図を決定する力を磨くための手段の一つとして、「できるだけ質の高い絵に沢山触れ、分析する」ことが挙げられます。また、デッサンを重ねる中でも構成力が身につくといわれています。アニメーターやコンポジター、エフェクターを目指す場合には特に重視すべきスキルです。

ツールを扱うスキル

3DCGデザインでは、「Maya」「3dsMax」「Softimage」など複数のツールを使用します。こうしたツールの操作方法に精通していなければ、今後の3DCGデザイン業務についていくことは困難です。特にモデラー、リガー、エフェクターはツールに対する理解を深めておきましょう。

コミュニケーションスキル

CGデザイナーは他のCGデザイナー、多職種のプロジェクトメンバー、クライアントなどとコミュニケーションを取りながら業務を進める必要があります。要望を汲み取ったうえでデザイン制作することや事前に自分の作りたいデザインを伝える必要があるので、細かい部分を言語化する能力やヒアリングする能力は欠かせません

CGデザイナーの仕事に役立つ資格

CGデザイナーの仕事に役立つ資格として、以下のようなものが挙げられます。

  • ・CGクリエイター検定

    ・色彩検定

    ・Photoshopクリエイター能力認定試験

    ・Illustratorクリエイター能力認定試験

    ・画像処理エンジニア検定

資格を取得しなくても実践的にスキルを身に付けることは可能で、実際に手を動かすことが最重要です。しかし資格を取得することでスキル証明になったり、自分自身のスキルアップになったりします。

まだデザイン経験の少ない方はどのようにスキルを身に付ければ良いかの指針になり、実務経験のある方にとっては自分が使っていなかった機能などを知るきっかけにもなるでしょう。

自分の得意なデザインやツールの使い方に偏っていると、新しい発見がなかったりルーティンワークに近い形になってしまったりします。資格の内容は網羅的なので、資格取得をきっかけに実務でも新たなチャレンジをしていくのがおすすめです。

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、公益財団法人画像情報教育振興協会CG-ARTSが主催する検定です。ベーシックとエキスパートの2段階のレベルになっています。

ベーシックは基本的なCGデザイン知識を問う内容で、エキスパートでは応用的なデザイン知識にくわえて知的財産権など法的な観点の問題も出題されます。

色彩検定

色彩検定は公益社団法人色彩検定協会が主催する検定です。CGデザイナーを含むデザイナーだけでなく、ファッション業界に携わる人など幅広い人材を対象とした試験です。

検定レベルは3級、2級、1級に分かれています。色彩の基礎を学ぶことで、CGデザインにも活かされるでしょう。

Photoshopクリエイター能力認定試験

Photoshopクリエイター能力認定試験は、デザインツールとして王道のPhotoshopの知識を問う認定試験です。レベルはスタンダードとエキスパートの2段階に分かれています。

Photoshopに関する基礎知識が網羅的に身に付くので、CGデザイナーにとっては実務に直接的に役立ちやすい試験と言えるでしょう。

関連記事:Photoshop®クリエイター能力認定試験とは?概要や難易度を解説

Illustratorクリエイター能力認定試験

Illustratorクリエイター能力認定試験は、Photoshop同様CGデザイナーにとって使用頻度の高いツールであるIllustratorに関する基礎知識を問う内容になっています。

CGデザイナーはIllustratorも使いこなせた方が良いですが、人によってはPhotoshopに比べると使用頻度は低いかもしれません。あくまでメイン機能はイラスト制作だからです。

画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定は、公益財団法人画像情報教育振興協会CG-ARTSが主催する検定試験です。対象は、エンジニアや研究者がメインです。

CGデザイナーにとっては普段使わないスキル分野まで含まれますが、スキルの幅を広げるという点では有効でしょう。レベルはベーシックとエキスパートの2段階です。

CGデザイナーの活躍場所

CGデザイナーの活躍場所として以下が挙げられます。

  • ・ゲーム制作会社

    ・映画・アニメなど映像制作会社

    ・不動産業界

    ・広告業界

    ・化学分野

    ・VR/AR領域

CGデザイナーの活動領域は現時点でも幅広いです。エンターテインメントとしての需要も今後伸びる可能性が高いですが、化学など実用性の高い分野での需要も伸びていく可能性が高いでしょう。

ゲーム制作会社

ゲーム制作会社は、コンシューマーゲーム、パソコンゲーム、スマホゲームなどを制作する会社です。ゲームにCGは必須なので、CGデザイナーの需要が大きいです。3DのCG制作が必要になる場合が多く、スキルとしては比較的高いレベルが求められる傾向になります。

映画・アニメなど映像制作会社

最近は映画やアニメのCGのクオリティが上がっています。その背景にはCGデザイナーが存在します。今後はVR/ARの普及により、一層CGのレベルは高まっていくでしょう。ゲーム制作会社同様、高いスキルが求められる傾向です。

不動産業界

不動産業界では、CGデザイナーの需要が高まっています。不動産会社に所属するCGデザイナーは、建物の外観や室内などの映像化、CGツアーの制作などを担当します。

特に新築物件のプロモーションにおいて、CG映像は欠かせない存在です。不動産関連の知識や経験を持つCGデザイナーは、この業界で活躍するチャンスが大いにあるでしょう。

広告業界

広告業界でもCGの使用頻度が多いです。すべてCGで制作する場合もあれば、実写にCGを重ねる場合もあります。明らかにCGとわかるような演出をすることもあれば、背景を実写のようなCGにして制作コストを削減するような使い方をすることもあります。

広告業界ではいろいろな形でCGが使われていて、CGデザイナーにとっては幅広いCG制作スキルが求められます。

化学分野

化学分野でもCGが使われる機会が増えています。CGを使用することで、化学の現象を映像として再現できます。言葉だけでは伝わりにくい化学的な事象をCG化すれば、化学の知見がない人でも感覚的に理解しやすく、また楽しめるコンテンツにもなります。

VR/AR領域

VR/AR領域はCGとの相性が抜群です。VR/ARはCGをリアルに見せる技術なので、CGが土台になっているためです。VR/ARは今後より普及していくと考えられるため、CGデザイナーの需要も加速させる可能性が高いです。

別の見方をすれば、VR/AR技術に対して知見のあるCGデザイナーはより活躍できる可能性が高いということにもなります。

関連記事:VRの将来性は?ARやMRとの違い、活用事例も解説

CGデザイナーになるには

CGデザイナーになるには、以下のような方法があります。


  • ・デザインを学べる学校へ通う

    ・スキルを身につけ実戦経験を積む


学校で学習することも、独学で学習することも可能です。これはプログラミングなどと同様です。現在の状況的に、学校に通うという選択肢は難しい方も多いでしょう。その場合独学でもスキル習得可能なのでご安心ください。

デザインを学べる学校へ通う

デザインの専門学校のカリキュラムにはCGデザインも含まれています。またCGデザインに特化したコースもあり、CGデザインに集中して学べます。通学年数は1〜4年で、スキルを身に付ければそのままCGデザイナーとして就職できる可能性が高いでしょう。

正社員での就職が難しかった場合も、アルバイトやインターンから実務経験を積み、最終的に正社員での就職を目指すルートもあります。

スキルを身につけ実務経験を積む

学校などには通わず独学でスキルを身に付け、あとは実戦経験を積んでいくという方法もあります。学校に通うのは時間もお金もかかるので、独学でスキルを身に付ける方法もおすすめです。

現在は独学で学べるコンテンツも豊富で、書籍、Webサイト、動画などで学習できます。また学校ではなくオンラインのスクールもあるので、独学と学校の中間的な方法もあるということです。

CGデザイナーになるメリットとデメリット

CGデザイナーへの転職を考える際、メリットとデメリットを事前に理解しておくことが重要です。メリットを知ることで、自身のキャリアプランに合っているかを判断できるようになります。

また、デメリットを把握しておくことで、転職後のミスマッチを防げます。本章では、CGデザイナーになるメリットとデメリットについて解説します。

メリット

CGデザイナーになることで得られるメリットのひとつは、たくさんの人に楽しんでもらえる作品を作れることです。自分が手掛けたCGが、ゲームや映画、広告などを通して世界中の人々に楽しんでもらえるのは、大きなやりがいになるでしょう。

また、最新技術に触れられることも、CGデザイナーの魅力のひとつです。新しい技術を習得し、それを活用して表現の幅を広げていくことが、自己成長につながります。以下では、これらのCGデザイナーになるメリットについて解説します。

たくさんの人に楽しんでもらえる作品を作れる

CGデザイナーが制作する作品は、主にたくさんの人に楽しんでもらうためのものです。自分が制作したCGが世に出て、人々を楽しませていることはやりがいにつながるでしょう。今後VR/ARが普及すれば、より人々に楽しんでもらえる媒体が増えます。

最新技術に触れられる

CG技術は日々進歩しています。そのため、CGデザイナーとしてスキルを磨き続けていると、最新技術に触れ続けることになります。またVR/ARなどと相性が良く、技術的に連動するケースも多いです。CGデザインを通してVR/ARなどの技術を学ぶ機会にも恵まれています。

デメリット

CGデザイナーのデメリットとして、デザインが思い浮かばないときは辛さを感じやすいことが挙げられます。また、人手不足の現場では担当範囲が広い可能性があることもデメリットです。

慣れないデザインや、慣れない業務で苦労する可能性もあるでしょう。大変な面は必ずあるので、そういったときも自身の成長につながると考え努力することが必要と言えます。以下では、CGデザイナーになるデメリットについて解説します。

デザインが思い浮かばないときは辛さを感じやすい

CGデザイナーは仕様に沿ってデザイン制作することが多いですが、仕様の細部は自分で考える必要があります。大枠はクライアントや他の制作メンバーから要望が出てくる場合が多いですが、抽象的な場合もあり、どうすればニーズを満たせるか頭を悩ませることもあるでしょう。

人手不足の現場では担当範囲が広い可能性がある

人手不測の現場では、CGデザイナーとして本来範囲外の作業を担当する可能性があります。クライアント対応などの仕事が増え、ストレスが溜まるかもしれません。しかし自分のスキルアップにつながるので、より市場価値の高い人材に成長できるチャンスでもあります。

CGデザイナーに向いている人

CGデザイナーという職業に向いている人には、いくつかの共通した特徴があります。まず、コンピューターや最新技術、新しい表現方法に対する興味が高いことが挙げられます。

また、芸術的なセンスや構成する力を持っていることも重要な要素です。さらに、細かな作業を粘り強く続けられる根気と集中力も必要とされます。以下では、CGデザイナーに向いている人について解説します。

コンピューターや新しい技術・表現方法に興味がある

手作業はほとんどなく、コンピューターを使用して仕事するため基本操作はもちろん興味を持つことが絶対条件です。技術の進歩が著しい分野であり、常に新しい情報や技術のキャッチアップが求められます。

一定のCGデザインだけでなく、新しい手法や表現を取り入れられる方は、CGデザイナーに向いているといえるでしょう。

芸術的センスや構成力などがある

技術だけでなく、クライアントや利用者が「見る」「利用する」ものなのでセンスも問われます。顧客の層に合わせたデザインが必要となり、ただハイセンスなだけでなく、デザイン感覚や創造力、構成力がある人が適しているといえるでしょう。

根気や集中力がある

デザイナーというと華やかなイメージが強いかもしれませんが、実際の業務中はコンピューターと向き合って地道な作業が続きます。トライアンドエラーの繰り返しで、コツコツ作業できる集中力が求められるでしょう。

地味な作業でも、一つのことに集中して取り組める方はCGデザイナー向きです。根気強い性格の方は、CGデザイナーの道も視野に入れてもよいかもしれません。

CGデザイナーに関するよくある質問

本章では、CGデザイナーに関するよく聞かれる質問をまとめました。CGデザイナーに関するよくある質問には、CGデザイナーの離職率やCGデザイナーの仕事がなくなる可能性、CGデザイナーに向いている人の特徴などが挙げられます。

これらの質問に対する答えを知ることは、CGデザイナーを目指す人にとって重要な情報となるでしょう。この情報を参考に、CGデザイナーへの転職をより具体的に検討してみてください。

Q1. CGデザイナーの離職率は高いですか?

CGデザイナーの離職率は問題視されることが多く、高いのが実態といえそうです。ただし、離職率は業種によって変動します。

例えば映像業だとそれなりの作業時間が発生し、ライフワークバランスが取りにくいといった問題を抱えるデザイナーもいるでしょう。その場合は、別業種に転職したりフリーランスとして独立したりすることもあります。

Q2. CGデザイナーの仕事はなくなりますか?

CGデザインはエンターテイメントの分野を超えて医療や製造現場など他分野でも注目されており、将来性は十分にあると考えられます。将来的に仕事がなくなるかという心配は、現状あまりないといえそうです。

Q3. CGデザイナーにはどんな人が向いていますか?

  • ・デザインに必要なコンピューターに興味があり、最新の技術・情報をキャッチする能力がある人

    ・芸術的なセンス、構成力やクライアントの求める表現方法が実現できる人

    ・単純作業でも長く続ける根気、集中力がある人


以上の人がCGデザイナーに向いています。

まとめ

CGデザイナーは将来性のある職種です。今後CGの需要がより増えていくと予想されるからです。VRやARとの相性が良く、様々な分野で需要が伸びていく可能性が高いでしょう。CGが使われる分野の技術に詳しくなれば、自分の市場価値をより高めていくことができます。

CGデザイナーとしての基礎スキルは、学校でも独学でも習得可能です。学校でなければ習得できないということはないので、学校に行くのが難しい状況の方でも安心です。現在は独学のための環境が充実しているので、やる気次第でCGデザイナーを目指しやすい時代と言えるでしょう。

ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。

「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。

「個別相談会」に申し込む

転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。

レバテックキャリアのサービスについて

この記事の監修

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

関連する記事

人気の求人特集

内定率が高い

3Dデザイナーの求人・転職一覧

ITエンジニア未経験~3年目の方限定

  • ITエンジニア適職診断
  • 5年後の予想年収

簡単3分無料で診断してみる

×

今もらっている年収は高い?低い?

簡単60秒 エンジニア・クリエイター専門 年収診断 無料診断START ×