テストエンジニアとは?仕事内容ややりがいについて解説

最終更新日:2024年7月29日

テストエンジニアは、ソフトウェア製品やサービスなどが仕様どおりに動作し、バグやエラーといった問題点がないかテストや検証を行う職種です。テストの「計画・設計」「実施」「結果の確認」「分析作業」などの業務を担当します。

テストエンジニアには、効率的にテストを実施し、ソフトウェアの品質確保をすることが求められます。対象の業務範囲は限定的ですが、ソフトウェア開発で重要視される品質に関わる仕事です。

この記事では、テストエンジニアへの転職を検討している方に向けて、仕事内容や必要なスキル、役立つ資格、年収や求人例、キャリアパスなどを解説します。ご自身のキャリアを考える際の参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • テストエンジニアとは、ソフトウェア製品やサービスが仕様どおり動作するか、不具合がないかをテストや検証により確認する職種
  • テストエンジニアは、テストの「計画・設計」「実施」「結果の確認」「分析作業」などの一連の業務を担当する
  • テストエンジニアには、ソフトウェアやプログラミング知識のほか、テスト自動化ツールやテスト技法の知識も必要
  • テストエンジニアのキャリアパスには、プログラマー/テストリーダー/テスト自動化エンジニア/ドメインスペシャリストなどがある

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テストエンジニアとは

テストエンジニアとは、ソフトウェア製品やサービスなどが仕様書どおり動作するよう、バグやエラーなど問題点がないかテスト・検証を行う職種です。テストの「計画・設計」「実施」「結果の確認」「分析作業」などの業務を担当します。

従来のソフトウェアのテスト工程は、経験の浅い若手エンジニアが担当していました。しかし、近年ではソフトウェアに対して、高い品質、高度なセキュリティが求められる背景から、豊富なテストの経験を持つテストエンジニアの必要性が高まってきています。

テスト工程を専任とするテストエンジニアを採用する企業は、まだ多くはありません。そのため、経験豊富なプログラマーやシステムエンジニアが、テストエンジニアを兼務する場合も多いです。

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テストエンジニアの役割

テストエンジニアの役割は、リリース前に不具合や欠陥がないか動作テストをすることです。不具合や欠陥などがあった場合は、開発担当に改善策を提案します。

リリース後に不具合や欠陥が判明すると、製品や企業の信頼が大きく落ちるおそれがあります。そのため、事前にシステムやアプリケーション、サービスの品質を確保するテストエンジニアの役割は重要です。

テストエンジニアと他職種との違い

テストエンジニアと同様に、テストを主な業務とするエンジニア職種は複数存在します。そこで、テストエンジニアと混同されやすい、テスター、デバッガー、QAエンジニアとの違いを説明します。

テスターやデバッガーとの違い

テストエンジニアと似た職種に、テスターやデバッガーがあります。企業によって、業務内容の詳細は異なりますが、一般的には以下のように定義されています。

  • テスター…テスト計画に従って、テストを実施する職種

    デバッガー…デバッグツールを用いて、詳細なテストとその修正を行う職種

テストエンジニアは、テスト全般の計画から設計、実施まで広く担当しますが、テスターやデバッガーはテスト全体の細分化された工程をそれぞれ担当するのが違いです。

QAエンジニアとの違い

QA(Quality Assurance)エンジニアとは、ソフトウェアや製品の品質保証を担当する職種です。

テストエンジニアは、開発中のソフトウェアや製品の不具合やバグのテストを担当します。それに対して、QAエンジニアは完成した製品を、ユーザーが使用して問題がないかチェックするケースが多いのが大きな違いです。

OAエンジニアは、動作確認およびテストにより発生した問題や課題に対し、対応策を検討・示唆することが求められる場合もあります。QAエンジニアのソフトウェアの品質保証の知見が課題解決に役立つからです。また、使い勝手や性能などの非機能要件についても、QAエンジニアの活躍が期待されています。

ただし、企業によってはテストエンジニアとQAエンジニアの境界はなく、両方の業務を兼務する形を取ることもあります。

テストエンジニアの活躍の場は広い

テストエンジニアは、あらゆるIT関連企業で活躍の場が存在します。テストなくして高品質なITシステム、ソフトウェア、ITサービスの提供は行えないためです。また、インフラ領域でもテストは存在しています。名称は異なる場合がありますが、IT関連企業ではあらゆる領域でテストエンジニアが活躍しているといえるでしょう。

また、DXの推進はIT企業に限らず、あらゆる企業にとって経営上の大きな課題です。近年では、ユーザー企業と呼ばれてきた非IT企業でもITシステム、ソフトウェア、サービスの開発が盛んになっています。これらの企業におけるシステムなどの開発でも、品質を確保するためのテストは重要です。テストエンジニアが活躍できるフィールドは広がっているといえます。

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テストエンジニアの仕事内容

テストエンジニアの具体的な仕事内容は大きく分けると上記の仕事に分かれます。テストの計画を立てるところから、その後の設計、テストの実行まですべてに携わるのがテストエンジニアです。また、テストの結果をもとにレポートを作成したり、分析を行い改善策を提案したりするなど、担当する仕事内容は少なくありません。

以下では、テストエンジニアの仕事内容を各項目ごとに解説します。

テスト計画の策定

テスト対象の仕様調査と観点抽出を行い、テスト計画を作成します。まずは、製品にまつわる情報などを調査し、テスト対象の機能や範囲、優先順位が決定したら計画書を作成します。テストの計画では、実施する試験の概要、対象範囲、スケジュール、必要な環境、テスト関係者などを押さえるのがポイントです。

また、この段階でテスト環境も整えておく必要があります。たとえば、サーバー上で動作するアプリケーションには、サーバー環境が必要です。単体・結合テストでは自社でサーバーを用意します。システムのテスト段階であれば、顧客のサーバー環境を借り受けるなど、臨機応変な対応が求められます。場合によっては複数の環境の準備が必要となるケースも珍しくありません。

業務で利用されているデータをもとにテストを実施する際には、状況に応じてデータの入手や利用許諾、加工が必要です。

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計画書に基づいたテスト設計

計画書に基づき、テスト観点・技法・ケースなどを検討しどのようにテストを実施するかを決定する工程です。

テスト観点・技法の決定では、念入りにテストすべき部分と、対象の仕様に最適な技法を決めます。

テストの実施手順と確認する内容を具体化するのがテストケースの決定です。テストの成否を確認するためには、画面表示やデータベース上のデータなどが正しく動作している状態を、あらかじめ細かく定義する必要があります。その後、設計内容をテストの仕様書に反映させます。

テストの実行

テスト設計の仕様書をもとに、テストを実施します。

テストの実施は、テスト自働化ツールを用いて自動化するケースが増えています。この場合には、自動化ツールの用意やツールを使ったテストパターンの表現を用意するのが一般的です。

また、テストはプログラマやシステムエンジニアが行う場合もあります。そのほか、テストの実行だけを行うテスターをアルバイトとして採用するケースもあるでしょう。

テストエンジニアはテストが滞りなく進められるよう、テスト実行で発生する問題に対し、実施者のサポートを行うことも業務に含まれます。

レポート作成・結果報告

テスト期間中には、プロジェクト管理者へ定期的に現状報告が必要です。すべてのテストが終了したら結果をレポートとしてまとめ、上流工程の担当や管理者であるプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーなどに報告します。

テスト結果はソフトウェア開発における問題が分析しやすいよう、障害の対象物や起因となる工程、障害数などをまとめておきます。テスト結果を報告したあとに、テストケースの不備が見つかったり追加テストが必要になったりした場合は、再テストを実施しますが、この作業もテストエンジニアの仕事です。

テスト結果の分析・改善提案

テストの結果、改善点や不具合がある場合、改善策の提案をします。テスト結果の分析・改善提案では、ソフトウェアや製品などの品質の担保とユーザー目線の機能評価ができているかが重要です。また、実施結果だけにとどまらず、テストのプロセス自体にも目を向け、一連の過程の細かい部分を改善することも重要な職務です。

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テストエンジニアのやりがい

テストエンジニアは「テストを実施するだけ」と、業務の幅が狭く捉えられがちです。このような単調なイメージから、やりがいについて疑問を抱く声もあるでしょう。しかし、テストエンジニアとは、ユーザーの手元にサービスが届く前に障害を検出する最後の防波堤ともいえ、重要なポジションを担っています。

一般的な職種のイメージとは反対に、ソフトウェアやサービスなどの品質を担保するためにテスト全般に広く携わるテストエンジニアは、やりがいを感じる場面が多いといえるでしょう。ここでは、テストエンジニアのやりがいについて解説します。

社会に貢献できていることを実感できる

どのようなソフトウェアや製品でも、不具合やバグが発生するのは珍しくありません。テストエンジニアは、不具合やバグがなくなるまで、繰り返しテストを行います。繰り返しの作業は根気強さが必要で大変に感じる場合もありますが、ユーザーに満足してもらえるソフトウェアや製品を提供するためには重要です。

ユーザーからの反響が良かったとき、テストエンジニアは企業、組織や社会に貢献できていることを実感するでしょう。

ものづくりの専門家としての考え方を養える

ものづくりの仕組みや考え方を養いながら成長できることはやりがいといえるでしょう。

テストエンジニアは、製品開発の最終段階でチェックを行うため、ソフトウェアや製品がどのような設計で作られたかを知る機会を持てます。また、ソフトウェアやサービスなどの機能の特徴を網羅的に把握できます。

テスト実施時には、製品の利用しやすさ、可用性、レスポンスなどの非機能要件について考える機会があり、業務を通して学べることが多いです。さらに、テストによるソフトウェア品質の確保という、ものづくりをビジネスとする場合に欠かせない観点も学べます。

システム全般の知識やノウハウを身につけられる

テストエンジニアは、プログラム1つひとつに対する単体テストからソフトウェア製品が完成寸前の全体を通したテストまでを実施します。システムやアプリケーションの詳細な部分から、大きな構成までを見ることとなるため、IT開発およびIT全般に対する知識やノウハウを身につけられる点もやりがいです。

全体と詳細の両方を見ることで、個別のアプリケーションの存在意義やより効率の良い設計・開発についてもヒントが得られ、以降のキャリア形成においても方向性の策定などに大いに役立ちます。成長意欲がある方にとっては、業務知識が養えるのは大きなやりがいでしょう。

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テストエンジニアがきつい・やめとけといわれる理由

テストエンジニアの仕事は、「きつい」「やめとけ」といわれることがあります。これからテストエンジニアを目指す方にとっては、気掛かりなワードでしょう。しかし、そのような声が聞かれるのはごく一部であり、テストエンジニアに憧れを抱いて目指す人もいます。また、人によって捉え方はさまざまなため、どう受け止めるかは自分次第といえます。

そこで、テストエンジニアが「きつい」「やめておけ」といわれる理由について解説します。良い情報も悪い内容もうのみにせず、あくまで転職を検討する際の参考程度に留めておくと良いでしょう。

開発業務が押すとタイトなスケジュールになりやすい

テストエンジニアが注力するのは、プロジェクト全体の後半部分です。そもそも開発工程が完了していないと、テストが行えません。

開発工程が予定より遅延しても、プロジェクト全体の納期を延長できないケースもあります。その場合、テスト工程の期間が短縮されるケースが多いですが、実施しなければならないテストの量が減るわけではありません。当初の予定よりも短い期間でテストを行わなければならないため、結果的に、テストエンジニアは通常よりもハイペースな作業が求められたり残業が増えたりすることが懸念されます。

単純作業が基本である

テスト業務では、似た画面や機能が複数存在する場合、同じような作業や単純な作業を地道に繰り返し行うことになります。これらの作業は、単調な仕事が苦手な方には、つらいと感じるでしょう。とはいえ、テスト自動化ツールの導入などにより緩和が図られている部分でもあります。

バグの特定から原因究明、解決までに必要な知識が広範

ソフトウェアは、膨大なソースコードで作られています。バグを発見したときは、ソースコードを含むシステムの構成要素全体から原因を特定する必要があります。

原因の特定には、プログラミングや関連するミドルウェア製品の構造・仕様など、幅広い知識が欠かせません。場合によってはOSの仕様や関連するソフトウェアのバージョンが原因になり得るため、特定には地道な調査が必要となるでしょう。求められる知識が広範であることも、仕事がきついといわれる要因の1つです。

自己裁量権が小さい

テスト工程では、開発工程で作られたソフトウェアや製品などに対しテストを行います。基本的に仕様の変更などはできず、テストエンジニアは上流工程で定められているとおりに動作するかを確認します。

もし、より良い設計やプログラミング方法に気づいたとしても、立場や作業工程上、自身のアイデアを反映するのはほとんど不可能です。このような状況を、自己の裁量権が少なく不満に感じるエンジニアは少なくありません。

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テストエンジニアに求められるスキル

テストエンジニアに求められるスキルを「技術面」「ビジネススキル」「ヒューマンスキル」の3つに分けて紹介します。

テストエンジニアとはテスト工程を専門とするエンジニアです。そのため、テストに関わる知識やスキルは必須ですが、コスト・リスクを考慮したマネジメント力やものづくりにおける発想力、単純作業を繰り返す忍耐力など、求められるスキルが比較的多いといえます。テスト結果のレポート作成も行うため、基本的なビジネス文書の作成スキルもあると望ましいです。

最終的にはすべてを身につけることを目標としつつ、テストエンジニアとして業務に携わりながらスキルの向上を図ると良いでしょう。

関連記事:テストエンジニアになるには?仕事内容や求められるスキルを紹介

技術面のスキル

テストエンジニアに求められる技術面のスキルは、以下のとおりです。テストの中でも結合テストやシステムテストなどは、インフラや複数のアプリケーションが関連するため、これらを担当するエンジニアには技術的な幅広い知識が求められます。

ソフトウェアに関するスキル

テストエンジニアは、ソフトウェアのテストに携わります。そのため、ソフトウェアに関するスキルと知識は必須です。テスト対象のソフトウェアが開発される工程や、どのような機能があるかを把握できれば、必要なテストを見分ける判断も可能でしょう。

プログラミングスキル

ソフトウェアは、プログラミング言語で開発されています。そのため、テストエンジニアにもプログラミングスキルが必要です。

プログラムの構造が分かっていると、どのようなテストを行えば効率よく工程が進められるかが判断しやすくなります。また、テスト実行時にエラーが発生した場合、プログラミングスキルがあれば、エラーの発生箇所をソースコード上で把握できます。その結果、修正案の提案なども可能となり、業務の幅も広がるでしょう。

テスト自動化ツールの使用スキル

以下のようなテスト自動化ツールの使用スキルがあれば、テストの実行時間短縮やテスト品質の向上に役立てられます。結果的にテストのコスト削減やシステム全体の品質向上にも貢献するスキルです。


テスト自動化ツールは、特に単純な作業の繰り返しや、画面入力などを得意分野としています。単純作業の繰り返しを避けることにもつながるため、テスト自動化ツールの使用スキルは、積極的に取り入れるべきでしょう。

テスト技法のスキル

テスト技法でよく使われるのは、「ブラックボックステスト技法」や「ホワイトボックステスト技法」などです。これらの知識があれば、正確で効率の良いテストを実施できるようになります

プログラムには、入力と出力があります。たとえば、ゲームではコントロールスティックを前に倒すと、キャラクターが前に進みます。これをプログラムに置き換えると「スティックを前に倒す」が入力、「キャラクターが前に進む」が出力です。

ブラックボックステスト技法は、プログラムの中身を考慮せず、入力に対して仕様どおりの出力ができるかをテストする技法です。開発者が自らテストしなくても、入力と出力の結果が分かれば良いため、経験の浅い担当者にテストを任せられます。そのため、費用対効果が高いテスト技法といえるでしょう。

ホワイトボックステスト技法は、プログラムの内部構造を考慮したテスト技法です。入力に対してどのように処理しているかを調べます。プログラムの命令文や条件文を意識したテストで、開発者が意図していない不具合を未然に発見できるのがメリットです。一方で、システム設計書が正しいという前提でテストするため、設計書が間違っていた場合には誤りに気づきにくい面もあります。

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ビジネススキル

テストエンジニアには、ビジネススキルも求められます。テストは予算が限られていたり、あらゆるリスクに備えたりする中で進めていかなければならないため、マネジメント力が求められます。また、テスト結果のレポートの作成などでは文書作成スキルが必要です。さらに、プレゼンテーションのスキルもあると望ましいでしょう。

コスト・リスク面に関するマネジメントスキル

テスト工程に、割り当てられるスタッフや時間には制限があります。効率よくテストをするには、機能の重要度や不具合の発生確率などを考慮して、テストをバランスよく割り振らなくてはいけません。

特定の機能と別の機能の接点は、バグが発生する確率が高く注意が必要です。そのようなリスクには、テストケースを用意せずに行うアドホックテストなどを取り入れて、重点的にテストを実施します。このようにリスクを低減させつつ、テストのコストを下げるにはマネジメントスキルが必要になります。

品質管理に関するスキル

品質管理には、「狩野モデル」と呼ばれるものがあります。これは品質を以下の5つに分類しています。品質を検討する上でよく参考にされるモデルです。

  • 1. 当たり前品質…足りないと不満で、備わっていて当たり前の品質

    2. 一元的品質…足りないと不満で、備わっていると満足できる品質

    3. 魅力品質…足りなくても問題ないが、備わっていると満足できる品質

    4. 無関心品質…満足度にまったく影響しない品質

    5. 逆品質…あればあるほど満足度が下がる品質

高品質なテストを実施するには、このような品質管理に関する知識を身につける必要があります。

文書作成スキル

テストの計画や設計などを文書化するのも、テストエンジニアの業務です。そのため、最低限の文書作成スキルは必要になります。仕様書などを作成した人がテストを実施するとは限らないため、他者が読んでも明確に内容の分かる文章を作成しましょう。Word・Excel・PowerPointなどのOfficeアプリは、業務に支障が生じない程度には使いこなせると良いです。

プレゼンテーションスキル

テストエンジニアは、プロジェクトメンバーに対する品質改善の提案や、顧客へのテスト結果の説明などを行います。その際には、資料作成や顧客に合わせた説明などが求められます。そのため、テストエンジニアにはプレゼンテーションスキルも重要なスキルです。

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ヒューマンスキル

テストエンジニアには、ヒューマンスキルも求められます。現時点で備わっていなくても、社会人経験で自然と培われていくスキルです。仕事と向き合う忍耐力や改善策の考案などに役立つ発想力があると望ましいです。テストエンジニアとして経験を積む中でスキルを向上させていく意識も重要でしょう。

忍耐力

テストの計画や設計、実施などの業務は、細かい部分に注意を配りながら、丁寧にやり続ける忍耐力が必要です。妥協したり途中で諦めたりすれば、ソフトウェアなどのバグの見落としにつながりかねません。テストの仕様作成から実施、結果の報告まで見落としがないよう、テストエンジニアには忍耐強く業務に取り組む姿勢が求められます。

発想力

あらゆることを想定して、テスト計画・設計をすることが重要です。ときには、開発者が想定しないソフトウェアの使い方をするユーザーもいるでしょう。そのような行動を予測できる発想力が、テストエンジニアには必要です。ソフトウェアの機能や性能だけに着目するだけでは、満足な結果を残すのは難しいでしょう。

この発想力は、いい換えればユーザー目線を持つことともいえます。さまざまな立場を想定してテストができると、ソフトウェアの品質を高められます。

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テストエンジニアの仕事に役立つ資格

テストエンジニアの仕事に役立つ資格を紹介します。テストエンジニアとはソフトウェアやサービスなどのテスト全般に携わる職種なので、テストにまつわる資格を取得するのが望ましいでしょう。また、ITの基礎的な知識は必須といえます。ITエンジニアに共通して求められる知識の習得やテストに関する深い理解を得るためにも、資格取得を目標とした学習は効率的な方法です。

関連記事:テストエンジニアに役立つ資格4選!取得のメリットも解説

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する、経済産業省認定の国家資格です。コンピューターに関する基礎理論をはじめ、開発技術やプロジェクトマネジメント、システム戦略など、ITエンジニアが身につけるべき幅広い知識が問われます。基本情報技術者試験は、IT業界に従事している方やITエンジニアを目指している方に人気があります。

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、世界的なテスト技術者認定組織のISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の、日本加盟組織JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)が実施するテストエンジニア向けの認定資格です。

資格は大きくFoundation(FL)、Advanced(AL)の2つに分けられており、役割や専門分野によって難易度や内容が異なります。

Foundation Level(FL)

Foundation Level(FL)は、ソフトウェアテストについての基本的な知識があるエンジニアが対象です。この試験に合格すると、テスト技法やテストマネジメント、テストツールなどの基礎的な知識があることを証明できます。合格率は60%前後で、難易度は比較的低い試験です。

Advanced Levelテストマネージャ(ALTM)

Advanced Levelテストマネージャ(ALTM)は、ソフトウェアテストのキャリアが豊富なエンジニアが対象の試験です。この試験に合格すると、テスト設計やテストマネジメント、テスト自動化、テスト結果の分析などの幅広い知識があることを証明できます。合格率は30%前後で難易度が高めです。

Advanced Levelテストアナリスト(ALTA)

Advanced Level テストアナリスト(ALTA)は、Foundation Levelの資格を取得している業務経験3年以上の方が対象の試験です。合格するとテスト分析技法に関する深い知識があることを証明できます。合格率は30%前後となっており、難易度が比較的高い試験です。

IT検証技術者認定試験(IVEC)

IT検証技術者認定試験(IVEC)は、一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が実施しています。テスト現場における実務を重視した知識を問う、テストエンジニアのための試験です。初心者向けの「アシスタント」、中・上級者向けの「テスター」「デザイナー」「アーキテクト」、専門家向けの「エバンジェリスト」の5段階にレベル分けされています。

デザイナーに合格すれば、テストの詳細設計から実装までを行えるレベルのスキル証明ができます。アーキテクトは、さらにプロジェクト管理の知識も含まれ、プロジェクトリーダーを担うテストエンジニアに推奨される認定資格です。

ソフトウェア品質技術者資格

ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)は、一般財団法人 日本科学技術連盟が主催するソフトウェアエンジニア向けの認定資格です。テストや品質保証にフォーカスされた資格で、テストエンジニアのスキルを示すためにも適しています。

試験対象は、開発者、テストエンジニアなどソフトウェア品質に携わるすべての方を対象としています。試験は、上級・中級・初級の3段階に分類されていますが、上級試験については今後新設予定でまだ実施されていません。

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テストエンジニアの年収・求人例

テストエンジニアを目指す方にとっては年収は気になる要素の1つでしょう。実際に、転職によって年収アップを想定している人は多いです。ここでは、レバテックキャリアに掲載されている求人をもとに、テストエンジニアの年収と具体的な求人例を紹介します。求人例からは年収相場だけでなく、企業が求めるテストエンジニアの人物像やスキル要件も読み取れるため、キャリアパスの検討において役立ちます。

テストエンジニアの年収

2024年6月4日時点で、レバテックキャリアに掲載している募集中のテストエンジニアの求人・転職情報は58件あります。58件すべての年収の最小値と最大値の中間の平均を取ると、テストエンジニアの平均年収は約640万円と推定できます

最低年収は263万円ですが、ほとんどは350万円以上が期待できる求人です。最も高い年収は2,000万円と大きな幅があり、テストエンジニアとしての技術力や実務経験、プラスアルファのスキルを保有しているかなどが、年収の差の要因になっています。

より具体的には、テスト自働化に関する知識やスキル、テストチームのマネジメントに関するスキルなどが求められる案件は高い年収を提示している傾向が強いです。

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テストエンジニアの求人例

テストエンジニアの求人例を2つ紹介します。高いレベルのスキルが求められますが、想定年収は高めの求人です。

テスト自動化を推進するテストエンジニア

テスト自動化を推進し、ユーザー体験を最適化するためのテスト業務全般を担当するテストエンジニアの求人です。

【業種】
IT・サービス

【想定年収】
600~1,200万円

【業務内容】
・開発の効率とバランスに配慮したテスト自動化計画の策定
・テスト自動化フレームワーク、基盤環境の開発/運用
・静的解析/改善計画の策定、実施、運用
・開発段階およびリリース後の障害/品質分析、開発チームへのフィードバック
・自動化テストアーキテクチャ など

【必要なスキル・経験、マインド】
・テスト自動化業務の経験
・Webアプリケーション、モバイルアプリケーションのQA経験
・異なる職種の人と連携して業務を遂行した経験
・バリューストリーム全体に携わりたい方
・高い成果を出すことに価値を感じる方 など

【歓迎要件】
・AutifyやSelenium、Appiumなどを扱った経験
・ソフトウェアの開発経験
・テストプロセスの構築/改善/推進の経験
・AWSなどクラウドサービスの知識がある方 など

Webアプリケーションのテストエンジニア

品質保証部門にて、自社クラウドサービス、Webアプリケーションなどのテストを担当するテストエンジニアの求人です。

【業種】
IT・サービス

【想定年収】
430~1,200万円

【業務内容】
・クラウド、メール、Webアプリケーションなどのサービスのリリーステスト
・各サービスの品質保証業務

【必要なスキル・経験、マインド】
・クラウド、Webアプリケーションサービスなどのテスト業務経験
・公私問わずさまざまな技術を習得し、活用している方

【歓迎要件】
・クラウドサービス/Webアプリケーションの開発、運用経験
・テスト自動化などの業務経験
・JSTQB、IVECなどの資格保持者

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テストエンジニアの将来性がないといわれる理由

さまざまなソフトウェアやシステム、アプリケーションなどの開発において、テストは欠かせない工程です。しかし、テストエンジニアには「将来性がない」といわれる場合があります。

簡単なテストは高いスキルがなくてもできるため、テストエンジニア以外の職種が担当するケースは珍しくありません。また、IT技術の進歩によって一部テストの自動化が進んでおり、単純な作業はテストエンジニアの手によらず実施できるよう変化してきています。

このような背景が、テストエンジニアの将来性が不安視される要因につながっているといえるでしょう。以下では、将来性がないといわれる代表的な理由と、反対に将来性が期待される説について解説します。

関連記事:テストエンジニアの将来性はない?やめとけと言われる理由も解説

テスト項目さえあればエラーやバグを見つけられるため

テストエンジニアの仕事の中でもテストの実施は、比較的スキルが低くても実施可能です。複雑な設計や仕様を完全に理解していなくても、あらかじめテスト項目が用意されていればエラーやバグの発見はできるでしょう。

新人エンジニアに任されやすい業務でもあるので、同じテストを長く続けているだけでは将来性が見込めません。テストエンジニアとしてキャリアアップを考えるなら、テスト設計やテスト技法といった専門性の高いスキルが必要になります。

テストを自動化するケース増えているため

最近は、テストの自動化ソフトウェアが公開されています。手動のテストでは納期に間に合わない場合もあることから、単純なテスターの仕事は減少傾向にあります。将来的には、テスト自体はソフトウェアが自動で行い、テストエンジニアがテストの計画や設計を担当するようになるでしょう。

現状でも、テスト自体はアルバイトが実施する企業が多くあります。そのため、テストのみを担当する正社員の採用は減少傾向にあります。

しかし、新機能のテスト計画や設計などでは、依然として自動化が難しく手動でないと対応できません。また、テスト自動化ツールへのテストケースへの設定もエンジニアの作業が必要です。テスト工程において人でしか対応できない作業は存在するため、一定数のテストエンジニアは必要といえるでしょう。

セキュリティ問題の深刻化により将来性があるという考えも

サイバー攻撃の複雑化および被害の深刻化が進んでおり、企業や組織では経営上の大きなリスクと捉えられています。今後は、従来では考えられなかった攻撃方法も登場すると予測されます。そのため、ITシステムやアプリケーションの開発において、より高いセキュリティを担保するためにもテストは重要です。セキュリティリスクへの対策として、テストを充実させられるテストエンジニアは将来性が高いといえます。

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テストエンジニアへの転職方法

テストエンジニアはエンジニア未経験者からでも比較的目指しやすいエンジニア職種です。はじめからテストの計画や設計、分析などを担当するのは難しいですが、テストの実施は任せてもらいやすい業務といえます。テスターなどテスト実施を主業務とする職種に転職できれば、テスト業務の経験が武器となり、その後テストエンジニアへステップアップできるでしょう。また、スキルを身につけるための自己学習は転職の前後問わず重要です。

以下では、エンジニア経験がある場合とない場合に分け、テストエンジニアを目指す転職方法について解説します。

エンジニア経験者の場合は経験をどう活かすかをアピールする

エンジニア経験者の場合は、過去に経験した知識やスキルがテストエンジニアの業務に活かせることをアピールしましょう。システムエンジニアの経験があれば、仕様書について理解があると有利です。また、前職がプログラマーの場合は、プログラミングの能力がアピールできます。あわせて、テストエンジニアに関する資格を取得しておくと良いでしょう。

エンジニア未経験者の場合はテスターから目指すのがおすすめ

テスターの求人募集では、未経験者歓迎の求人も多くあります。まずはテスターとしてテスト業務のキャリアをスタートして、経験を積んだあとにテストエンジニアを目指すと良いでしょう。

未経験からテストエンジニアを目指すために、関連資格を取得するのも転職のアピールポイントになります。テストエンジニアは、資格の取得が必須の職業ではありません。しかし、資格を保有することで、学習意欲をアピールできます。資格によっては、企業から高く評価される場合もあるでしょう。資格の取得に並行して、テストエンジニアに求められるスキルを磨くのも重要です。

関連記事:未経験からテストエンジニアになるには?求人例や年収相場も紹介

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テストエンジニアのキャリアパス

テストエンジニアのキャリアパスについて紹介します。テストエンジニアになると、テストの専門家として目指せるキャリアパスもあれば、ほかの職種に転職する道も考えられるでしょう。特に、エンジニア経験があるとIT業界でキャリアチェンジがしやすくなり、年収が高い経験者向けの求人にも応募可能になります。

テストエンジニアからキャリアアップ、キャリアチェンジする選択肢としては、以下で紹介する職種が挙げられます。

プログラマー

テストエンジニアからプログラマーへのキャリアパスは、キャリアや待遇においても大きなメリットが見込まれます。

テスター経験があるプログラマーであれば、バグの少ない安定性あるプログラムを意識する目線も持ち合わせているので、開発現場で重宝されるでしょう。規模によってはテスト工程をプログラマーやシステムエンジニアが担当する場合もあるため、マルチな活躍を望む方におすすめです。

テストリーダー・テストマネージャー

テストリーダーやテストマネージャーは、テスト工程やチームの管理を担当します。大きな規模のテストは、設計や実施などの工程別にチームが結成されます。チームそれぞれに、テストリーダーがいる場合もあるでしょう。またテストマネージャーは、テストリーダーより上位の立場として、テスト工程の全体を管理をします。

そのため、テストリーダーやテストマネージャーには、テストエンジニアとしてのスキルや経験だけでなく、高いマネジメント力が必要です。

テストコンサルタント

テストコンサルタントは、テスト工程を俯瞰し、設計書どおりに問題なくテストが進んでいるかを注視し、問題があれば解決策を分析・提案し、工程全体をサポートする職種です。ときには、テストエンジニアをまとめたり、どのようなテストを実施すべきかを提案することもあります。

テストコンサルタントは、テストエンジニアとしての経験が十分に役立つキャリアパスといえるでしょう。ITコンサルタントに似ていますが、テストコンサルタントはテスト工程を専門とするコンサルティングを行います。

テスト自動化エンジニア(SETエンジニア)

テスト自動化エンジニア(Software Engineer in Test:SETエンジニア)とは、テストの自動化を策定・実行し、工数の削減を含めたテストの効率化や生産性向上、ソフトウェアの品質向上を担います。またテスト自動化のソフトウェアの選定や、自動化されたテスト結果の分析も担当業務です。

テスト自動化エンジニアは、既存のテスト工程を熟知している必要があります。そのため、テストエンジニアとしての経験を活かせるキャリアパスです。またメンテナンスコストを考慮して、コストの自動化の判断をする必要があるため、コスト管理のスキルも求められます。

QAエンジニア

QAエンジニアは品質保証エンジニアとも呼ばれる職種で、ソフトウェアやアプリケーション、サービスの品質を確保するのが役割です。開発中にもテストを実施する場合がありますが、特にユーザーに提供する前の段階で、ユーザー視点でテストを実施することで、ソフトウェアの品質を確保します。テストエンジニアのテスト技法などに関するスキルと知識が活かせるキャリアパスです。

品質コンサルタント

品質コンサルタントは、ソフトウェアの品質確保・改善のための提言を行う職種です。テストエンジニアとして、ソフトウェアの品質の知識や品質向上のためのスキルを身につけ、テスト実施の経験を積めば、品質コンサルタントを目指せるでしょう。

ドメインスペシャリスト

ソフトウェアテストのスペシャリストとして、ドメインスペシャリストの道もあります。ドメインスペシャリストは組込や金融といった分野で、特定の領域・業界(ドメイン)に特化して専門性を高め、テスト業務全体の効率化を図る職種です。

より上流工程で経験を積めるため、プロジェクトマネージャーにつながるキャリアパスも描けます。知識・スキル・経験を備えたベテランのテストエンジニアなら、ドメインスペシャリストはふさわしい道といえるでしょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャー(PM)は、開発プロジェクトにおける現場の責任者です。そのため高度なITスキルに加え、契約などの事務的なスキルや予算管理の知識も求められます。さらには、チーム全体をまとめるコミュニケーション能力、メンバーを管理するマネジメント経験も必要です。

テストエンジニアからプロジェクトマネージャーを目指すためには、テストの設計に加えて進捗管理など管理業務を経験すると可能性が広がります。テスト工程はもちろんのこと、プロジェクト全体に多角的に参加し経験を積むステップが必要でしょう。

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テストエンジニアに関するよくある質問

テストエンジニアに関するよくある質問と回答をまとめました。よくある質問では、テストエンジニアの仕事内容ややりがい、求められるスキルなど、同職種を目指す上で知っておくべき内容が多いです。テストエンジニアの概要を掴む上でお役立てください。また、あわせて知っておくと良い年収やキャリアパスなどについては本記事内で解説しています。

Q1. テストエンジニアの仕事内容を教えてください

テストエンジニアの仕事は、「計画の策定」「計画書に基づいた設計」「実行」「レポート作成・結果報告」「結果の分析・改善提案」など、テストに関する一連の業務です。ただし、単純な作業や簡単なテストは自動化されていたり、テストエンジニアではなく、プログラマーやシステムエンジニアが行う場合があります。

Q2. テストエンジニアのやりがいとは何ですか?

テストエンジニアのやりがいは、ものづくりの専門家としての考え方を養えたり、社会貢献が実感できたり、さまざまなテストを通してITやソフトウェアに対する知見を深められたりすることです。テストによって高い品質が担保され、結果的にユーザーを満足させられるのがテストエンジニアの醍醐味と感じる方もいるでしょう。

Q3. テストエンジニアに求められるスキルとは何ですか?

テストエンジニアには、技術面ではソフトウェアやテスト技法に関するスキルやプログラミングスキル、テスト自動化ツールのスキルが必要です。ビジネススキルとしては、コスト・リスク面の管理力や文書作成、プレゼンテーションスキルが挙げられます。また忍耐力や発想力といった、ヒューマンスキルも求められます。

Q4. テストエンジニアに向いてるのはどんな人ですか?

テストエンジニアとは、テストによってアプリケーションやシステムの細かい部分を1つずつ確認する職種です。そのため、論理的かつ詳細に仕様を確認しながらテストを積み上げる作業が基本になります。よって、テストエンジニアには、物事に細かく粘り強く取り組め、最後までやり遂げられる人が向いているでしょう。

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まとめ

テストエンジニアとは、テスト工程に特化した職種です。近年では、ソフトウェア品質の確保および業務の効率化を目的として、テスト工程でスキルの高い専門的なテストエンジニアを置くケースが増加しています。

テストエンジニアには、技術的なスキル、ビジネススキル、ヒューマンスキルが求められます。技術的スキルは、ソフトウェア開発の知見、プログラミングスキル、テスト自動化ツールを扱うスキルなどです。ビジネススキルとしては、マネジメントや品質管理、文書作成スキルが挙げられます。ヒューマンスキルでは、忍耐力や発想力が重要です。

未経験からも目指しやすく、業務に従事しながらスキルアップしていけるため、エンジニアとしてのキャリアパスの第一歩として選択しやすい職種といえます。また、テストエンジニアになったあとはテストリーダーやマネージャー、テストコンサルタント、ドメインスペシャリストなどへの道がひらけます。

これからテストエンジニアを目指す方は、必要なスキルや役立つ資格などを、本記事をぜひ参考にしてみてください。

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