ローカライズエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルを紹介

最終更新日:2024年11月19日

ローカライズエンジニアとは、特定の地域を対象に作られたコンテンツやプログラム、ソフトウェアなどを、ほかの地域でも利用できるように改良する職種です。

言語の翻訳のほか、各地域の文化に合わせてデザインやレイアウトなどの変更なども行います。そのため、語学スキルやIT知識に加えて、対象地域についての理解が必要とされるポジションです。

この記事では、ローカライズエンジニアに関心のある若手エンジニアに向け、ローカライズエンジニアの仕事内容と役割について説明します。

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この記事のまとめ

  • ローカライズエンジニアとは、製品やサービスの言語やデザイン、レイアウトなどを、特定の国や地域に合わせて最適化するエンジニアのこと
  • ローカライズエンジニアに求められるスキルは、IT知識や語学力、対象製品への理解、そして特定の地域の言語や文化、慣習への理解などが挙げられる
  • ローカライズをする際のポイントは、対象地域の文化や慣習などに合わせて、使いやすくなるよう配慮することが重要

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ローカライズエンジニアとは

ローカライズエンジニアとは、特定の地域向けに作られたコンテンツやプログラム、ソフトウェアなどを別の地域にも適用できるように改良していくエンジニアのことです。地域性の強い製品やサービスを異なる地域の市場に展開し、新規顧客を獲得するためにはローカライズエンジニアの役割が不可欠です。ここでは、ローカライズの意味や必要性、そしてローカライズ業務と翻訳の違いについて詳しく解説していきます。

ローカライズの意味

ローカライズとは、コンテンツやプログラム、ソフトウェアなどを特定の地域に合う形に最適化することです。特定の地域に合わせるためには、コンテンツやプログラム、ソフトウェアなどの理解にくわえ、対象地域に対する理解も必要です。

扱っているコンテンツと対象地域の両方を理解し、その2つをすり合わせていくことでローカライズができます。単に言語や単純情報を書き換えるだけではないという点が重要です。

ローカライズの必要性

ローカライズが必要な理由は、地域によって言語や文化、宗教、法律などが異なるからです。文章をそのまま翻訳したり、地域名を変えるだけでは適切に伝わらない場合が多いでしょう。またここにマーケティングの概念が加わる場合もあります。最適にローカライズされた製品やサービスは、現地市場で受け入れられやすく、顧客基盤の強化・拡大につながります。

地域によって人気のあるサービスは異なるため、地域のニーズを理解した上でサービスを変えていくことが必要です。飲食店などをイメージすると分かりやすいですが、自国の料理を他国に持ち込んで飲食店を開業する場合、対象の国の味の好みに寄せていく場合が多いです。これも一種のローカライズといえるでしょう。

国・地域の文化・風習によってはカルチャライズも必要

ローカライズと似ている概念として、カルチャライズがあります。カルチャライズとは、その国や地域の文化・風習に合わせることです。

たとえば、アニメキャラクターの設定を文化に合わせて変えるといったことが挙げられます。好物がどら焼きからピザに変更されたり、タバコがキャンディーに修正されたりすることも一種のカルチャライズです。

ローカライズが不十分な場合は対象地域から反感を買う可能性も

ローカライズが不十分・不適切であった場合は、対象地域からの反感を買ってしまう可能性もあります。翻訳された文章の細部まで確認し、対象地域での忌避表現やネガティブな印象を与える要因を排除・置換することが大切です。対象地域からの信頼に直結するので、顧客獲得においては必要不可欠な作業といえます。

ローカライズ業務と翻訳の違い

ローカライズ業務の一部が翻訳です。ローカライズは翻訳を含め、その地域に合わせたブランディングやターゲティングも行います。翻訳はローカライズの中の重要な業務ですが、翻訳だけではローカライズは完結しないということです。

特に、直訳するだけでは意味合いが変わったり、文化的な理由から違和感を与えてしまったりする場合もあります。重要なのは文面ではなく、対象地域の人たちにどのように伝わるかを考えることです。

ローカライズと翻訳の違いを表にまとめると以下のようになります。

  ローカライズ 翻訳
作業内容 ・言語の置き換え
・デザイン仕様変更
・テキストの置き換え
対象 ・ゲーム
・アプリ
・サイト
・動画
・システム
・サイト
・字幕
・メール
・論文
・技術書

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ローカライズエンジニアの仕事内容

ローカライズエンジニアの仕事内容は、製品の翻訳やカルチャライズ、文字コード・フォントの設定、UI・UXの最適化などです。たとえば「英語圏向けのソフトウェアを中国語や日本語、ヨーロッパ各国の言語に対応するように改良する」場合、主に通貨や数、時間、日付などの表示方法変更、文法に則した語順の修正などを行います。

また、国ごとの文化に合わせて独自の機能を盛り込んだり、デザインやレイアウトを調整することもあります。単純に情報を置き換えるだけではなく、その地域のニーズに合わせたコンテンツの改良が必要です。

そのためには、ITスキルや語学スキルにくわえ、マーケティングのスキル、考え方が重要になってきます。以下では、ローカライズエンジニアの具体的な仕事内容について解説します。

製品の翻訳

ローカライズエンジニアの仕事内容の1つは、製品の翻訳です。翻訳では単なる直訳ではなく、現地の文化や言語の特性を深く理解し、表現を最適化します

通貨や数値、日付の表示方法など、細部にまで配慮しながら、違和感のない自然な文章にすることが重要です。また、対象の国の文法構造に沿った語順の修正など、仕様変更作業も行います。

製品のカルチャライズ

製品のカルチャライズを行うこともローカライズエンジニアの仕事です。カルチャライズとは、製品やサービスを対象となる国や地域の文化に適合させることを指します

そのため、ローカライズエンジニアには、対象の国の文化や習慣に関する知識が必要です。たとえば、日本語には尊敬語や謙譲語という敬語が存在します。日本向けにローカライズする際には、文章の直訳をそのまま採用するのではなく、会話の相手との関係性を考慮したり、読み手が受け入れやすいよう丁寧な表現にしたり、言葉のニュアンスにも留意する必要があります。

文字コードやフォントの設定

対象地域の文化的な側面だけでなく、技術的な側面にも焦点を当てるのもローカライズエンジニアの仕事です。ローカライズにおいて考慮すべき技術的なポイントとしては、文字コードとフォントが代表として挙げられます。

文字コードは、テキストをシステム上で適切に扱うための方式です。ソースコードの文字コードによっては対応していない言語もあるため、文字コードの選択を誤ると文字化けやデータ破損が発生する可能性があります。またタイ語やアラビア語などは、適切なフォントを選択しないと文字が正しく表示されない可能性もあるため注意が必要です。

UIとUXの最適化

ローカライズされたコンテンツやプログラム、ソフトウェアなどがスムーズに利用されるためには、UIやUXも現地の文化や慣習に合わせて最適化する必要があります。

UIとはユーザーインターフェースの略称で、画面デザインやボタン、入力フォーム、メニューなどの、ユーザーが直接操作する部分のことです。UXとはユーザーエクスペリエンスの略称で、そのサービスを利用する際にユーザーが得る満足感や使い心地に注目した概念です。

国や地域によって使い心地が良いと感じる形式やデザインは違います。対象地域の人々の好みなどに合わせてUIを調整し、UXを高める必要があります。

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ローカライズエンジニアの必須スキル

ローカライズエンジニアには、さまざまなスキルが必要です。まずエンジニアとして、基本的なIT知識は必須です。PCスキルだけでなく、プログラミングスキルなどもあるとより良いでしょう。また、翻訳業務を行うためには、語学力も欠かせません。

ローカライズエンジニアとして働くには、対象となる製品の知識や、特定の地域の言語・文化・慣習への理解も必要です。
以下では、ローカライズエンジニアの必須スキルについてそれぞれ詳しく解説するので参考にしてみてください。

IT知識

ローカライズエンジニアはワードやエクセルなどの基本的なPCスキルに加え、HTML、CSSなどのフロントエンドのプログラミング言語についての基礎知識が求められます。また、文字コードやフォントについての知識も必要です。ただし、これらの知識に関して非常に高いレベルの専門性が求められるわけではありません。

そのため、IT知識に不安がある方でも比較的目指しやすいでしょう。また、別職種のエンジニア経験がある場合、ローカライズエンジニアとして必要なIT知識は概ね満たしている可能性が高いです。

語学力

英語や中国語など、世界的に使用者が多い言語を習得するのがおすすめです。TOEICTECC(中国語コミュニケーション能力検定)中国語検定などに挑戦して高スコアを目指すことで、スキルを身につけつつ客観的なスキル証明にもなります。

また、語学力に関連するスキルとして、用語集や翻訳メモリ(TM)などの翻訳支援ツール(CATツール)にも慣れておくと良いでしょう。文体や用語に一貫性を持たせ翻訳の品質を上げることができます。

対象製品への理解

ローカライズの目的は、製品やサービスを対象地域に向けて売り込むことです。つまり、製品やサービスを対象地域に合うようにマーケティングしていくことがローカライズエンジニアの仕事といえるでしょう。

そのためには、製品やサービスについて深く理解しておく必要があります。製品やサービスの機能や使用目的を理解しないままローカライズしてしまうと、適切なマーケティングができず、ユーザーが離れてしまう可能性があります。

特定の地域の言語・文化・慣習への理解

ローカライズでは、特定の地域の言語や文化、慣習への理解が不可欠です。機械的に言語などを置き換えるだけでなく、地域の考え方に合わせていく必要があるからです。また、文化や慣習への理解といっても切り口はいろいろです。

トレンドの把握が重要な場合もあれば、法律や条例の理解が重要な場合もあるでしょう。ネットやSNSでのリサーチで十分な場合もあれば、実際にその地に足を運んで調べることが必要な場合もあります。

すべてを把握することは難しいので、サービスに合わせてどの部分の理解に重点を置くかの切り分けなども必要です。

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ローカライズをする上でのポイント

本章では、ローカライズをする上で重要なポイントとして、以下の3つを紹介します。


  • ・国や地域ごとに好まれる見せ方、レイアウトにすること

    ・画像や記号、色の使い方にも気を配ること

    ・文字コードの選定には対象の地域の言語や連携するシステムを考慮すること


ここで紹介するポイントを押さえた上で、理解の優先度を決めることがおすすめです。

国・地域ごとに好まれる見せ方・レイアウトを考慮する

国や地域によって、見せ方のトレンドや言語に合わせたレイアウトがあります。あらかじめ対象の国や地域の製品を確認し、UIやUXを最適化することが重要です。たとえば、言語ごとの文字に合わせたレイアウトにすることは最低限必要ですが、それだけだと魅力的に見えない場合もあるでしょう。

具体的には、日本や中国は情報量の多さや複雑さを許容する傾向があります。しかし、アメリカや北欧ではシンプルで直感的なレイアウトが好まれ、少ないステップで目的を達成できることが重視される傾向です。また、高速なネットワーク環境が整備されていないインドなどの国々では、ページの読み込みに負担がかからない簡単なデザインが重視されます。

対象地域の方に心地よくサービスを利用してもらうには、それぞれの国や地域の人々の好みや環境などを考慮する必要があります。

画像・記号・色の使い方にも気を配る

画像や記号、色の使い方は、国や地域によって異なるので注意が必要です。ある国では良い意味合いの記号が、別の国では悪い意味合いの場合もあります。また、ある国では警告の意味合いが強い色を、別の国では明るい・楽しいといった意味合いに捉えている場合もあります。

画像や記号、色の組み合わせが、対象地域ではどのように捉えられているのかを学び、配慮することが大切です。

文字コードの選定には対象の地域の言語や連携するシステムを考慮する

対象の地域の言語や連携するシステムによって文字コードやフォントを選定するのもローカライズのポイントの1つです。

たとえば、日本ではSJIS(Shift-JIS)という文字コードがよく使われていますが、SJISではドイツ語やフランス語などの文字がサポートされていません。そのため、対象となる地域の言語に合わせて変更する必要があります。

また、OSやアプリケーションによってデフォルトの文字コードが異なることにも注意が必要です。連携するシステム間で文字コードが異なると、文字化けやデータ破損が発生し、正常にデータのやり取りが行えない場合があります。連携先のシステムの文字コードを確認し、共通の文字コードや互換性のある文字コードの選択が必要です。

文字コードを選択する際には、ASCIIと互換性のあるUTF-8や、東アジア言語などの複雑な漢字にも対応できるUTF-16など、多くの言語をサポートしているUnicodeの利用を検討すると良いでしょう。

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ローカライズエンジニアの主な活躍場所

ローカライズエンジニアは、幅広い場面で活躍しています。ローカライズエンジニアの主な活躍の場としては、Webサイトやアプリ、ゲームが挙げられます。

また、広告などのマーケティングも、ローカライズエンジニアの活躍場所の1つです。さらに、マニュアル制作でもローカライズエンジニアが活躍しています。

以下では、ローカライズエンジニアの主な活躍場所について解説します。

Webサイト

Webサイトは情報を伝えるための媒体なので、特にローカライズが重要といえるでしょう。どのようなWebサイトならその地域のマーケティングに最適か、どのようなWebサイトに需要があるかなどに重点を置き、制作することが必要です。

より具体的には、サイトデザインやSEOが重要です。特にSEOは、現地でよく使われる検索エンジンで最適化し、そのキーワードやコンテンツの内容で、対象地域で上位表示されるように考えていく必要があります。

アプリ・ゲーム

アプリやゲームは、国際化とアプリストアの最適化が必要です。

国際化とは、「インターナショナリゼーション」や「i18n」とも呼ばれ、アプリやゲームなどのソフトウェアを複数の言語や文化圏に対応できるよう設計・実装することです。国際化では、対象となる国に合わせて字幕やメッセージ、ラベルなどのテキストを用意します。ユーザーが選択した言語ごとに読み込むファイルを変える仕様にしておくと、テキスト以外はそのままでユーザーがアプリを操作できるようになります。

アプリストアの最適化は、アプリストアで優先する検索キーワードや画像などを最適化する作業のことです。アプリがどれだけ良いものであっても、ユーザーの目に触れなければ利用されません。そのため、アプリストアで対象地域の人に魅力的に見せる必要があります。

ゲームアプリは特に競合が多く、流行り廃りも激しいので、ローカライズ戦略がアプリダウンロード数に大きく影響します。

マーケティング

広告などのマーケティングもローカライズが必要です。例として、動画広告とSNS広告について挙げます。

動画広告は、地域ごとに用意されているケースもありますが、すべての地域に合わせて用意するのは時間とコストがかかります。そのため、一般的には音声だけ差し替えたり、字幕を入れたりして対処している場合が多いです。また、特定の地域に特化しすぎず、ある程度汎用性を残すということも1つのローカライズ戦略です。

SNS広告では、地域ごとにアカウントを変えるケースも多いです。対象地域のユーザーの使用率が高いSNSを選定し、地域ごとにアカウントを用意して現地のユーザーに向けてそれぞれ広告を出します。この点から、SNSはローカライズ戦略との相性が良いです。

マーケティングの考え方をローカライズに活用し、現地市場に適した戦略を展開することで、製品やサービスをより効果的にアピールできるでしょう。

マニュアル

マニュアル制作においても、ローカライズエンジニアは活躍します。マニュアルは、地域によって内容が大幅に異なることはないです。しかし、専門用語やニュアンスなどを正確に翻訳し、誤解を招かないようにすることが必要です。特に、マニュアルには長さや温度など、文化圏によって使用される単位が異なるので、ミスのない正確性が重要といえます。

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ローカライズエンジニアの転職求人例

ローカライズエンジニアの仕事に興味がある方にとって、実際のローカライズエンジニアの転職求人例は転職活動のために役立ちます。実際の求人例を知ることで、ローカライズエンジニアの業務内容や年収などのイメージがしやすくなるでしょう。

ここでは、レバテックキャリアに掲載されていたローカライズエンジニアの転職求人例を紹介します。

ゲームのローカライズ作業/英語圏

想定年収:300~700万円
雇用形態:正社員

【仕事内容について】
ゲームの翻訳業に対応。原文の品質をそのままに、広く英語圏の方に受け入れられるようなローカライズ業務にあたっていただきます。

<具体的な業務内容>
・翻訳作業の下準備(過去のタイトルやアニメなど参考資料の整理、翻訳ファイルの整頓、翻訳ルールの作成)
・翻訳作業/作業の振り分け(翻訳実務、翻訳内容のゲーム実装、品質チェック)
・ゲーム内仕様の作成/データ管理(変更必須要素の仕様作成、グロッサリー管理)
・コミュニケーション(英語と日本語による社内外の折衝交渉窓口として、制作以外でのゲーム開発に必要な対応業務)
・品質管理(社内の品質管理部と社外の品質管理会社の指揮、方針の作成)
・広報(HPや宣伝の内容の翻訳管理とチェック、海外イベントのインタビュー対応など)
・評価(各ベンダーや翻訳者の評価を管理)
・Eメール、参考資料やバグ報告などの和英英和翻訳

【必須条件】
・英語がネイティブレベルの方
・和英翻訳の経験が一年以上ある方
・Word、Excel、PowerPointなどを使用しての資料作成ができる方

ローカライズのディレクション全般業務

想定年収:400~800万円
雇用形態:正社員

【仕事内容について】
主な仕事は、ヘルプ記事およびUI文言のローカライズ(日本語から英語・中国語簡体字・中国語繁体字)に関するディレクション業務全般です。
また、ローカライズのコーディネート業務だけではなく、多言語版ヘルプの品質・価値向上のための企画を検討し、積極的に推進することにも尽力いただきます。

<具体的な業務内容>
・ローカライズのディレクション業務全般
・翻訳会社との窓口業務、折衝、進捗管理
・ローカライズ関連データの管理/整備(翻訳メモリ、用語集、ガイドラインなど)
・多言語版ヘルプおよびUI文言の品質管理
・多言語版ヘルプの価値向上のための提案、推進

【必須条件】
<経験>
・翻訳関連のプロジェクトマネジメントの実務経験がある
・TradosやMemsourceなどの翻訳支援ツールの使用経験がある

<スキル>
以下いずれかの英語のコミュニケーションスキルをお持ちの方
・英語を使用した業務経験が1年以上ある
・英語での読み書きができる

繁体字中国語を対象としたゲームの翻訳

想定年収:400~1,000万円
雇用形態:正社員、契約社員、紹介予定派遣

【仕事内容について】
主な業務は、ゲームの翻訳です。

<具体的な仕事内容>
・繁体字圏を対象としたゲームの翻訳/ローカライズ業務

【必須条件】
<経験>
・1年以上のゲーム/アニメの和中翻訳

<スキル>
・繁体字中国語のスキル
・日本語が流暢な方
・中国語をネイティブレベルで話せる

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ローカライズエンジニアへの転職のポイント

ローカライズエンジニアは、IT業界の中でも独特な位置づけにある職種です。そのため、未経験者にとって、どのようにしてこの職種に転職すればいいのか分からないと感じる方もいるでしょう。

ローカライズエンジニアへの転職のポイントとしては、まずはスキルや経験の棚卸しをすることが大切です。また、ITと言語のどちらに自身の強みがあるかを知ることも欠かせません。ここでは、ローカライズエンジニアへの転職のポイントについて解説します。

まずはスキル・経験の棚卸しをする

ローカライズエンジニアへの転職を目指す際は、今までの業務経験を振り返り、スキルと経験の棚卸しを行うことが重要です。未経験の場合は技術力だけでなく、問題解決能力やコミュニケーションスキルなど、汎用的なスキルもアピールできるようにしましょう。

また、IT業界での実務経験がある方は、自身のITの技能や知識をローカライズの仕事にどう活かせるかを考えることも大切です。これまでの経験を丁寧に振り返ることで、アピールできる強みが見つかるでしょう。

ITと言語のどちらに自身の強みがあるかを知る

ローカライズエンジニアへの転職では、ITと言語のどちらに自身の強みがあるかを知ることが重要です。ローカライズは翻訳に類似した業務を行うため、語学力は欠かせません。

また、ITの知識も重視されます。これらに強みがあれば、転職活動を有利に進められる可能性があります。そのため、自分の強みがどちらにあるのかを理解することが大切です。

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ローカライズに関するよくある質問

ローカライズに関するよくある質問には、ローカライズの意味やローカライズと翻訳の違いなどが挙げられます。

また、ローカライズをする上での注意点についての質問も多いです。以下では、ローカライズに関するよくある質問に回答していきます。よくある質問と回答を、ローカライズエンジニアへの転職活動に役立ててください。

Q1. ローカライズとは何ですか?

ローカライズとは、製品やサービスを特定の国や地域に合わせて最適化することです。単なる翻訳だけでなく、その国や地域の文化や人々の好みに合わせてデザインやコンテンツなどを変更し、現地のユーザーが違和感なく利用できるようにします。

Q2. ローカライズと翻訳の違いを教えてください

ローカライズと翻訳は、行う作業や目的が異なります。

翻訳は、文章を元の言語からほかの言語へと変換する作業です。一方でローカライズは、対象地域の文化や習慣を踏まえてコンテンツの言語やデザインなどを最適化することです。翻訳はローカライズの作業に含まれますが、それだけでは目的は達成されません。。

Q3. ローカライズをする上での注意点を教えてください

ローカライズでは単に言語を置き換えるだけでなく、対象地域の文化や慣習を考慮する必要があります。翻訳された文章の細部まで確認し、対象地域での忌避表現やネガティブな印象を与える要因を排除することが大切です。また、法律やトレンドなど多角的な観点で考えることも求められます。

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まとめ

ローカライズエンジニアとは、コンテンツやプログラム、ソフトウェアなどをローカル仕様に最適化するエンジニアです。ローカライズエンジニアは、製品やサービスをただ翻訳するだけではなく、対象となる地域の人々に受け入れられる形にして提供するのが仕事です。そのため、ITスキルだけでなく、特定の地域の言語や文化、慣習への理解が求められます。

今は世界中に情報を発信できる時代です。そのため情報が氾濫していて取捨選択に難しさを感じている人が多いでしょう。だからこそ、ローカライズを行い、その地域の人の心に刺さるものを用意することは特に重要といえます。

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