“アウトプットで、やりたい仕事をたぐり寄せる”LIG有望若手社員、菅原のびすけ氏が語る「エンジニアに良いことづくめの好循環」とは?

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話題のWeb制作会社LIGで働く有望若手エンジニア、菅原のびすけさんにインタビューを実施しました。のびすけさんは、学生時代にITベンチャーの役員を務め、同社初の新卒社員として入社。2年目の今では、IoTの領域を主戦場に活躍されています。

そんなのびすけさんに、お仕事の内容を始め、アウトプットを大切にしている理由、それによって生まれる好循環の仕組みなどについて語っていただきました。

株式会社LIGとは?
台東区上野にオフィスを構えるWeb制作会社。 「わくわくをつくり、みんなを笑顔にする」をモットーに、キャンペーンサイトや企業サイトなどのWeb制作を始め、メディア・プロモーション、システム開発などを行う。自社メディアの「LIGブログ」は、月間600万PVを超える人気メディア。

菅原 のびすけ氏 PROFILE
1989年生まれ。岩手県立大学在籍時にITベンチャー企業の役員を務める。
同大学院を卒業後、株式会社LIGにWebエンジニアとして入社し、Web制作に携わる。
最近は特にIoT領域、インタラクティブな企画実装などに従事している。
特技はわんこそば、趣味は雪合戦。
・家賃0円クリエイターズシェアハウス第1期生
・ジーズアカデミー第1期メンター
・Milkcocoaエバンジェリスト
・gihyo.jp特集「MilkcocoaでBaaSを体験!~バックエンドの仕組みと使い方~
・共著「現場のプロが教える WEBデザイン 新・スタンダードテクニック37

1. おもしろコンテンツの印象が強いLIG。実はシャイな社員が多い?

-まずは、LIGに入社されてからのお仕事内容について伺えますか。ご入社は、2014年4月でしたよね。

のびすけ:はい。LIGで最初に担当したのは、スタートアップ企業向けのソーシャル人材採用サービスの案件で、僕はバックエンドの構築をしていました。具体的には、インフラ周りとバックエンドのプログラム、さらにリアルタイムで企業の担当者とユーザーがやり取りできるチャット機能があり、そちらをメインに作っていました。

Node.jsでプログラムを書いたのですが、実は入社前にLIGの先輩から「後で使うかも知れないから、勉強しておいてね」と言われて、学び始めたばかりだったんですよね。いざ入社してみたら、Node.jsを他にできる社員はいなくて、まさかの僕がメインで機能の実装を行うことになりました。

会社が、新入社員にいきなり重要な部分を任せることに驚きを感じる反面、すぐさま実戦に投入されたことで、大きなやりがいを覚えましたね。

-かなりスピーディーな展開ですよね。以来ずっと、バックエンドを中心に手がけられてきたのでしょうか。

のびすけ:いいえ、そんなことはないです。次は、あるオンラインゲーム会社さんの採用サイトを担当させていただいたのですが、そちらではほとんどフロントエンドの作業だけを行っていました。バックエンドのプログラムは、ほんの少ししか書きませんでした。ただ、新卒向けのクイズコンテンツも手がけたりして、比較的モダンなフロントエンドの開発手法を学ぶことができましたね。


ゲーム会社さんのサイトで使ったJavascriptも、人材採用サービスの案件で使ったNode.jsも同じJavascriptなので、2つの案件を続けて担当したことで、自分のなかでフロントエンドとバックエンドとの垣根がグンと低くなりました。

あとは、先日開催されたヒカ☆ラボでもお話しした、Webとリアルを連動させたクリスマスイベントなど、魅力的な案件を複数担当させていただいています。

実際にLIGさんで働かれてみて、いかがですか。

のびすけ:最初に「世界一即戦力の男」のサイトを見ていた頃のイメージと、入社してからのイメージでは、ぜんぜん違います。働いてみて分かったことは、LIGはそういう見せ方が得意な企業だということです。いわゆる「おもしろ」部分については、企業ブランディングの一環でしかありません。

世間には、LIGがとんでもなくふざけた感じの企業に映ることもあると思いますが、実際には逆です。一部イメージ通りのところもあるかも知れませんが、それを隠したがる。どちらかというとシャイで、真面目な人間も多いです。

また、LIGにはいろいろな技術や性格を持った人がいます。ただの制作会社だったら、こんなにおもしろ系のコンテンツを作っている人や、バズる人間自体が社内にいるという状況は、なかなか無いですよね。そうした部分を持ちつつ、技術的なアドバンテージも保持しているということが、大きな魅力ではないでしょうか。

2. 会社がエンジニアのアウトプットを後押ししてくれる

LIGさんと言えば、自社メディア「LIGブログ」が月間600万PVを超える人気ですね。のびすけさんも記事を執筆されているんですよね。

のびすけ:昨年(2014年)4月に入社してから20本以上の記事を書いて、公開しています。会社はスタッフがアウトプットすることを推奨していて、「LIGブログ」はその象徴です。すべての社員が職種に関係なく、最低でも月1本以上の記事を書くことを義務づけられています。

社員は普段、見につけたスキルやプライベートに関することなど、さまざまな情報をブログの記事にまとめて発信しています。すると、それを見て関心を持って下さった企業の担当者などから、仕事の問い合わせをいただくことができるというわけです。

当然、アウトプットをするためには、その何倍ものインプットが必要になります。通常の制作業務に加えてののことなので、時にはつらいと感じることもあります。でも、アウトプットを続けることでインプットが習慣化され、スキルアップにつながるほか、企業イメージの向上、ブランディングにも役立つなど、たくさんのメリットがあります。

僕は、そうした仕組みをエンジニア個人に落とし込んでも、同じ成果が得られると思っています。

-企業で行っているアウトプットの仕組みは、個人にも同じような成果をもたらすということでしょうか。

のびすけ:はい。エンジニア個人にとっても、アウトプットはとても大切です。エンジニアが何かを発信するというと、最新の技術や知識を周りに共有したり、その道で有名になったりすることが目的だと思われがちなのですが、僕の狙いは別のところにあります。

ここからは、僕が担当させていただいている案件が、決してつまらないということではないという前提でお聞きください。

エンジニアは、基本的に営業担当やディレクターが持って来た案件にアサインされて、決められた要件に沿って実装していく仕事が多いですよね。時には、すでに走り出しているプロジェクトに配属されることもあり、なかなか自分の意思で案件を選ぶことが難しいものです。

しかし実際には、僕たちエンジニアのうち多くは、それぞれ興味のある最新技術や好みのテクニックを持っていて、できればそれらを使って、作っていてワクワクするような案件に携わりたいと考えています。もちろん仕事ですから、やりたい事とやるべき事のバランスを保つ必要があるということは理解しています。でも、もし自分がやりたいことを仕事にできたら、その方がずっと効率的だし、仕事に対するモチベーションが上がると思いませんか。

僕はそうした問題を、アウトプットを続けることによって解決できると考えています。


のびすけさんは普段、どんなアウトプットをされているのでしょうか。

のびすけ:自分が好きなIoTの領域を中心に、勉強会を主催したり、セミナーで登壇したり。外部のメディアに寄稿したり、書籍を執筆したりしています。特に、原稿を寄せるメディアについては選ぶようにしていて、ターゲットが誰で、どういった属性なのか、把握したうえでアウトプットの場とするようにしています。例えば技術系のサイトで、著名なエンジニアの先輩方と並んで情報を発信することができれば、業界内での知名度もアップしやすいですよね。

僕は、どちらかというと目的や締め切りがないとエンジンがかからないタイプの人間なので、勉強会やセミナーなど、アウトプットの機会が良い着火材になっています。内容についても、あえてチャレンジングなものを選んで、自分に負荷をかけるようにしています。余裕でこなせるというものではなく、頑張らなくてはならないようなものですね。

例えば書籍を執筆する時には、興味があるけれど専門外の分野にわざと多く触れて、自分で勉強せざるを得ない状況を作りました。結構きついと感じることもありますが、決して止めようとは思いません。

理由は、アウトプットを続けた成果が出てきているからですね。

のびすけ:登壇したセミナーでできたコネクションのなかに、「仕事を一緒にやりませんか」と提案してくださる企業の担当者がいらっしゃました。また、僕が書いた記事を見て、直接会社に問い合わせをしてくださる方もいます。そういったことが、だんだん増えてきたんですよ。

やりたいことを勉強して、外に情報を発信することで、自分をブランディングしたり、人脈を構築したりできる。そして、そこから好きな仕事の依頼が来て、自分で担当することできる。つまり、やりたいことについてのアウトプットが、そのまま仕事につながっているわけで、とても幸せなことです。会社は、こうした社外での活動についても後押しをしてくれるので、感謝しています。

アウトプット自体、良いことだとは分かっているものの、「伝える情報に間違いがあったら?」と不安を感じて、行動に移すことをためらっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

のびすけ:僕も心配になることはありますが、そんなときにはとにかく周りの人に聞くようにしています。そして自分にはないピースを埋めるんです。社内の人間に尋ねるのはもちろん、勉強会や懇親会へも積極的に参加して、できるだけ主催者や代表者に声をかけるようにしています。いつでも分からないことを聞くことができるような、信頼できる人脈を築いていきたいですね。

3. LIGの「のびすけ」ならできるかも知れない、と認めてもらえるようになりたい

今後、LIGさんでどういう風に成長を遂げていきたいですか。

のびすけ:実は迷っています(笑)。エンジニアが進む道には、大きく分けて二つあると思います。このままエンジニアとしての技術を磨いて、CTOのような立場で会社に貢献するという道。もう一つは、エンジニアリングをある程度経験したら、ディレクションの分野にシフトしていくという道。いわゆるテクニカルディレクターと呼ばれるポジションですね。

最近、取引先の企業に出向いて打ち合わせをしたり、プランニングの部分から携わったりと、エンジニアとしてコードを書く以外の仕事のボリュームが膨らんできています。でも、それを結構楽しんでいる自分がいるんですよ。

もちろん両方できるに越したことはないですが、どちらに比重を置いてこの先のキャリアを歩んでいくのか、できるだけ早い段階で結論を出す必要があると感じています。LIGの社員としても、自分の人生においても、とても大切なことです。

これからどんな仕事を手がけていきたいですか。

のびすけ:クリスマスイベントのような仕事を、もっとやっていきたいですね。LIGでは、クリスマスイベントをブランディング施策の一つとして行い、好評をいただきました。今後もどんどん「LIGはこんなこともできるんだ!」と訴求できるような仕事を、やっていきたいと考えています。

そういう仕事を見た企業が、「LIGはあれが得意そうだから頼んでみようか」と思ってくれたらうれしいですし、近い将来、「LIGの“のびすけ”ならできるかも知れない」と多くの方から認めていただけるような存在になっていきたいですね。

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