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アクセンチュア入社4年目、デジタル・マーケティング担当コンサルタントの告白Webベンチャーから大手外資系コンサル「アクセンチュア」に転職して良かった6つのこと

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近年、大手コンサルティングファームでは、Web・IT業界での実務経験を持つ若手人材へのニーズが増加。その背景には、SMACS※などの発展を理由に、多くの企業がビジネスのデジタル化に乗り出しているという事情がある。
 
今回は、そんな流れを受けてコンサル業界へ飛び込んだ1人、アクセンチュア株式会社のコンサルタント、Makoto.Sさんにインタビュー。Webメディアを運営するベンチャーの事業会社ディレクターから、世界最大級のコンサルティングファームでデジタル・マーケティングを手がける立場へと転身したMakotoさん。
 
6つの「アクセンチュアに転職して良かったこと」を挙げてもらったほか、アクセンチュアの社内文化や社員の仕事観、さらにはWebディレクターとして培ったスキルがどのように生きているのかなどについて語ってもらった。
 
※ Social(ソーシャル)、Mobile(モバイル)、Analytics(アナリティクス)、Cloud(クラウド)、Sensor(センサー)の略

Makoto.S

早稲田大学で開発学を専攻。在学中にロンドン大学(UCL─University College London)へ留学。卒業後、新卒でWebメディアを運営するベンチャーの事業会社に入社し、デジタル・マーケティング部門を統括。2012年にアクセンチュア株式会社に転職し、現在はデジタルコンサルティング本部で通信や放送領域への戦略立案、デジタル・マーケティングに関するコンサルティングなどを行っている。

早く上にいきたいから、新卒でWebベンチャーに入社。“人、モノ、金”の流れを学ぶ

─新卒では、Webメディアを運営する事業会社に入社されたんですよね? その企業を選んだ理由を伺えますか?
 
一言でいうと、Webを使う仕事がしたかったからです。幼少期から高校時代まで、家族の仕事の都合で海外の数カ国で暮らしていた経験から、移民や貧困の問題に関心を持つようになりました。それで、大学では世界の経済格差問題などについて研究する、開発学を専攻していました。
 
フィールドワークを行うために学生のうちからNGOを立ち上げて、大手企業から支援を受けていたこともあります。そうした活動をするなかで、より多くの人にアプローチできる手段の1つとして、Webを使うようになったんです。
 
HTMLやCSSを独学で勉強して、Webサイトなどを作って情報を発信するうちに、Webの持つ力に魅せられました。それで、卒業後はWebメディアを運営する前職の門をくぐることに。入社当時は社員がまだ20名くらいで、いわゆる「イケイケドンドン」なベンチャーでしたね(笑)。
 
─なぜ、あえてベンチャー企業に就職されたのですか? 大企業と較べると、安定性や待遇の面で引けを取ることもあるはずですが。
 
1年でも2年でも、同じ学年の友だちより先に上の立場になりたい気持ちがあったからですね。自分で言うのも何ですが、僕は向上心が強いほうだと思います。
 
当時は、リーダーになればやりたいことができるはずだと考えていました。大企業へ就職するよりも、ベンチャーで実践経験を積んだほうがより早くキャリアアップできるはずだと踏んだんです。
 
─前職では、入社してすぐデジタル・マーケティングの業務を担当されていたのですか?
 
いいえ。始めの半年くらいは、営業をしていました。前職では複数のWebメディアを運営していて、なかでも教育系の求人広告が稼ぎ頭でした。出稿してくれる企業を探すために何社も電話をかけては、営業に出ていました。
 
がんばった分だけ数字に現れるので、それなりにやり甲斐もありましたし、入社から1ヶ月半くらいで主任のポストも与えられました。しかし、電話や直接客先に出向いて自社のサービスを売り込むという方法には、物理的な限界があるとも感じていました。
 
そこで、営業よりマーケティングに重きを置くようになり、Webを使った集客に関わるようになりました。SEO(検索エンジン最適化)やSEM(検索エンジンマーケティング)に加え、アライアンスを組んで他社媒体からの流入をどう増やしていくのか、といった施策を企画し、実施していました。
 
─新卒でベンチャー企業に就職するという選択は、正しかったと思われますか?
 
そうですね。前職で得られたことは、沢山ありますから。営業やマーケティングのスキルに加えて、課長になると直属の上司が社長だったこともあり、経営の視点を持つことができました。
 
また、部下がいたのでマネジメント力を培うこともできたし、採用にも携わっていました。請求書の作成や処理も、自分でしていましたね。ビジネスの“人、モノ、金”の流れを、ひと通り学ばせてもらいました。振り返ると、幅広い業務を通して、ずいぶん成長できたと思います。

 

刺激が欲しいとアクセンチュアへ。面接でウケたのは“ブルーオーシャンの見分け方”

─前職では出世もして、デジタル・マーケティングの部署にも移って、充実した会社生活を送られていたのに、なぜ転職しようと?
 
気づいたら、社内にライバルがいなかったんです。だから、“ヒリヒリするような刺激が欲しい”、“もっと頭を使って、挑んだことのない大きな壁があるような環境に身を置いてみたい”と強く感じていました。
 
そんな時、たまたまアクセンチュアの求人広告を目にしたんです。アクセンチュアといえば、世界的なコンサルティングファームだということだけは、知っていました。そういうビジネスや経営のプロが集まる環境で働けば、ベンチャーで荒削りになった自分のキャリアに確かな基盤を築けるはずだと思い、応募しました。
 
─面接ではどんなお話をされたんですか?
 
シニア・マネジャーや現在のマネジング・ディレクターが面接官で、前職で学んだブルーオーシャンの見極め方や、そこにビジネスの種を蒔いて短時間で実らせる方法などについて話したのを覚えています。
 
すると「面白い」と興味を示してくださり、面接が終わりそうなタイミングになって、「もっと話を聞きたい」と言われて。正直、それを聞いたときには、「あ、通ったな」と確信しました(笑)。
 
─現在は、デジタルコンサルティング本部に所属されているんですよね。どんな業務を担当されているのでしょうか?
 
通信や放送メディア領域への戦略立案などを行っています。詳しくはお話しできませんが、あるプロジェクトではユーザーから取得できるさまざまな行動ログから嗜好情報を特定し、ユーザーへどのような形・タイミングでパーソナライズされた情報やコンテンツを提供するのか、といった構想を描いていました。
 
仕事の進め方としては、国内外の他部門と連携していました。そうしたやり方は、さまざまな分野でプロフェッショナルが揃う、アクセンチュアだからできるものですよね。
 
あと、お伝えできるものとしては、入社して2件目の案件でPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)のメンバーとして関わったプロジェクトがあります。ポータルサイトのレコメンドエンジンを実装する案件で、約2ヶ月後にリリースが迫るなか、約150人が携わる開発現場では事態が複雑化していました。
 
とにかく徹底的にヒアリングを行って情報を集め、アサインから数日後には何とか開発体制を立て直す方法をお客様に提案できました。しんどいと思った瞬間もありましたが、お客様に対応の速さを褒めていただいたときには、心の中で大きくガッツポーズを決めました。

Webベンチャーのディレクターから“アクセンチュアのコンサルタントに転職して良かった”6つのこと

─では、アクセンチュアに転職をされて、良かったと思うことを教えて下さい。

1.世界中の仲間がくれる鮮度の高い情報、“助け合う文化”

まずは、世界で約37万3千人以上の社員が働くネットワークを生かして、つねに鮮度の高い情報を得られることですね。例えば国内案件の戦略を練るためにリサーチが必要な場合、グローバルのイントラやメーリングリストで「誰か詳しい人はいない?」などと尋ねると、世界中から返事が来ます。
 
もちろん、国によって返信の速度や情報量に差はありますが、その国では具体的にどういうプロセスで案件を進めたのか、最新事例について情報を提供してくれたり、日本での状況を説明して相談できたりします。
 
─コンサル業界で働く方は、多忙なイメージがあります。普段、業務で関わらないような社員の方、しかも外国の社員から質問が飛んできて、それに応えるのは結構パワーがいることだと思うのですが…。
 
アクセンチュアの文化ですね。僕たちはみんな、助け合っています。日本のアクセンチュア社内でも、誰かに訊いたら、応えてくれるんですよ。そういうスタンスには感謝しているし、少しでも恩返しをしたいんですよね。世界中のアクセンチュア社員にそういうスピリットが根付いています。僕も自分で応えられることなら、なるべく返信するようにしています。

2.物事を考えるスピードが速い人、問題解決力の高い人が多い

社内にはスマートな人が多いので、仕事がやりやすいですね。技術的にもみんなそれぞれの専門領域にしっかり特化していて、そのうえでプロジェクトをどう進めていくのがベストなのかを考え、アクションを起こします。社員やお客様と連絡を取るときも迅速ですし、コミュニケーションも上手な人が目立ちます。
 
また、困っていることなんかを相談すると、「それって、こういう事だよね。だから、最初に片付けるべきなのは◯◯だよね」という具合に問題を分解・整理して、解決方法をその場で導き出してくれたりします。ロジカルシンキングの賜物だと思いますが、“人材の質”は、僕がアクセンチュアに入社してもっとも感心したことの1つです。

3.“出る杭は拾われる”実力主義。ロジックさえあれば、空気なんて読まなくていい

あとは、徹底的な実力主義だということ。できる人は抜擢されるし、僕たち若手にもどんどんチャンスが降ってきます。出る杭が拾われることはあっても、打たれることはまずないですね。
 
また、ロジックさえちゃんとしていれば、空気を読む必要がないというスタンスも特徴的だと思います。ビジネスの世界では、協調を優先して先に進まない状況って起こりがちですよね。でも、僕たちは生産をしなければいけない立場です。お客様からいただいている対価に見合う価値を提供しなければならない。だからもしお客様が客観的に見て間違った方向に進んでいれば、向かうべき道へと正します。

  1. 4.みんなが仕事に厳しく本気。朝から晩まで、ソリューションを考え続けている

みんな仕事に対しては厳しいですし、本気で向かっていきます。例えば、ロジックについても固まるまで考え続けるし、抜け漏れがないか細部まで確認します。少しでも詰めが甘い提案書を上司に見せると、「ぬるい。もっと考えられるだろう!」と突き返されますが、上司も全力でレビューしてくれます。完成度の高い提案をお客様に行うために、何度もレビューを繰り返して精度を上げていくんです。
 
僕も、朝から晩までずっと仕事のことを考えています。どうしたらお客様の期待に応えられるのか、課題を解決できるのか。時間がもったいないので、思考を止めることはほとんどありません。アクセンチュアの社員には、そういうタイプの人間が多いんじゃないでしょうか。
 
そうして頭に浮かんだアイディアの断片をまとめたりつなげたり、現状とあるべき姿とのフィット&ギャップを重ねながら研ぎ澄ましていきます。結果、課題解決の方向が見えてソリューションにつながると、とても爽快な気分になります。

5.とにかく成長できる。チャレンジングな仕事にもひるまず臨める環境・ノウハウがある

入社して4年ほど経ちますが、ものすごく成長できている実感があります。僕の場合、毎回関わるプロジェクトの内容が違って、本当に色々な経験を積ませてもらっています。
 
例えば今、進行中の案件では、戦略からSIまで多岐に渡る業務を一貫して手がけています。手順書や依頼書を作成し、システムアーキテクチャーを組み立てたほか、機能の選定や開発、実際のシステム運用まで担当しています。当然、チャレンジングな仕事も増えますが、吸収することばかりで、退屈とは無縁の日々です。
 
─慣れない仕事をするのは、怖くないですか?
 
アクセンチュアの社内には、あらゆる領域について豊富なフレームワークが蓄積されていて、それらを活用できます。だから、初めて担当する仕事でも、怖くないですよ。また、周りの人に聞けばしっかり答えてくれるし、精度の高いレビューの文化もあるので、失敗を避けられます。
 
あと、生意気だと思われるかも知れませんが、個人的には“気にしすぎないスキル”を身につけることも大切だと思います。 “図太くなる”とでも言うんでしょうか。
 
さまざまな業務に挑戦する過程で、時には先輩や上司からレビューなどで厳しい指摘を受けることもあります。でも、それで落ち込み過ぎたり、立ち直れなくなったりするようではダメです。
 
小さなことでもいい、1つでもクリアできたことがあれば、それを成長の証だととらえて気持ちを切り替えていく。これが僕のような若手コンサルタントに求められるマインドセットだと考えています。

  1. 6.社会に大きなインパクトを与える仕事ができる。やりがいは、あり過ぎて分からない

お客様はほとんどが大企業や政府・官公庁なので、関わるプロジェクトの規模も自然と大きくなります。僕たちはお客様の陰で動く黒子のような存在ですが、担当プロジェクトで生み出されたサービスやシステムが社会に大きなインパクトを与えていたり、多くのユーザーの役に立ったりしている様子を見ると、やっぱり嬉しくなります。
 
─ほかに、どんな時にやりがいを覚えますか?
 
実は、あり過ぎてよく分からないくらいです(笑)。僕は最近、お客様に“すだっち”と愛称で呼んでいただいているんです。ご訪問時に「すだっち、この前はありがとう。おかげで上手く運んだよ!」と感謝されたり、案件とは関係ない他の社員の方に「すだっちがやってくれたから、形になったんだよ」と紹介していただけたりしたときには、信頼されているんだと実感できます。 

 

まず、磨くべきは“日本語”。そして“ロジカルシンキング”

─アクセンチュアへ転職を考えた時に、事前に磨いておくといいスキルを教えてください。
 
まずは、日本語力を高めておくことでしょうか。資料や提案書を書くときなどに、日本語を上手に扱えることがとても重要になります。
 
─外国語ではなく日本語ですか? 御社は外資系のコンサルファームなので、少し意外なのですが。
 
僕たちコンサルタントの役割は主に、ビジネスの問題や課題を洗い出して改善策を立てて実施し、さまざまな助言を行いながら成功に導いていくこと。こんがらがった何本もの糸が、どこでどう絡まっているのかを見つけ出して、少しずつ解いていくような作業です。だからこちらの意図が正しく伝わるように、相手がお客様であれベンダーであれITなどのリテラシーに関係なく、分かりやすく伝える日本語力が求められます。
 
提案書1つとっても、それを読むあらゆる人の認識に齟齬を起こさないようにするのは、簡単ではありません。例えばシステム化する案件などでは、提案がお客様の業務のうちどこまでを対象にしているのか、スコープを明確化して、言葉の定義もしっかり行います。それで、提案書が1人歩きするのを防ぐわけです。
 
また、アクセンチュアの若手は入社から一定期間、議事録をたくさん取るように指示されます。そこで、日本語の使い方を練習するんですよ。
 
─なるほど。確かに顧客とのコミュニケーション力を担保するうえでも、日本語は最も重要な基本スキルですよね。
 
あとは、論理的な思考力をできるだけ早い段階で身につけておくことをお勧めします。それがあれば課題を整理して原因を究明し、お客様の求めるソリューションを導き出すスピードもあがりますし、提案書もスムーズに書けるようになります。ロジカルシンキングがあれば、基本的にどんな仕事にも対応できると思うんですよね。

アクセンチュアを自己実現のための踏み台にしてOK。自信を持ってきてほしい

─今後は、どんな仕事をしていきたいですか?
 
まずは、もっと色々な案件を担当していきたいですね。ノウハウや経験値を増やして、コンサルタントとして速い速度で成長していきたいと考えています。あとは、学生時代にも取り組んでいた移民や発展途上国の貧困問題への活動を再開し、社会に貢献したいですね。
 
─それは、アクセンチュアでですか?
 
社内に限らずです。社外の人とも積極的に交流して、視野を広げていきたいですね。
 
会社は“アクセンチュアを、自己実現のための踏み台にして構わない”という見解を示しています。前社長(現会長)の程が、「いつ出て行ってもいい。アクセンチュアを、やりたいことを形にするためのプラットフォームとして活用してほしい」という趣旨のメッセージを発信していたのは印象的でした。
 
実際、アクセンチュア出身の起業家も多いですし、OBのネットワークも広いんですよね。会社の公式行事として、アルムナイ(OB、卒業生)の懇親会が開かれていることには少し驚きましたが、そうしたつながりもぜひ生かしたいです。
 
─Makotoさんのように、Web業界でディレクターとして働かれていて、アクセンチュアへの転職に興味を持たれている方がいらっしゃると思います。そうした方々に向けて、メッセージをお願いできますか?
 
日本では現状、企業のうち約2割がOTT※プレイヤーなど、デジタル技術を駆使してサービスを提供しているような事業体が占めています。そして、残り約8割がようやくビジネスのデジタル化に取り組み始めたばかりの状態です。そんななか、Web業界で培ってきたデジタル・マーケティングの知識やノウハウを使えば、残り8割の企業に大きく貢献できるはずです。
 
※Over The Topの略。ネットで提供されるメッセージや音声、動画などのコンテンツ、またはそれらを提供する通信事業者以外の企業のこと

 

─Webの世界でディレクターとして身につけられたスキルは、アクセンチュアで通用しますか?
 
もちろん。ご存知の通り、今やあらゆる業界でWebの技術は活用されていますから、デジタル・マーケティングの知識やノウハウがあれば、さまざまな企業の案件で活躍できます。また、具体的なスキルについて言えば、Web解析やオウンドメディアの運用、広告出稿、UI、UXを見る力など、コンサルティングの現場で生きるものが幾つもあります。
 
これまで、2割の企業で培ってきたデジタル・マーケティングのスキルは、残り8割の企業にとっては貴重です。Web業界出身のみなさんには、自信を持ってアクセンチュアにいらしていただきたいですね。

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レバテック営業担当「山田 諒」から一言!

Webディレクターからアクセンチュアのコンサルタントへ。
新しい形のキャリアパスに、大きな可能性を感じました!

前職で成果を挙げていたのに、より成長できる環境を求めてアクセンチュアへ転職したMakotoさん。コンサルタントとしての知識や経験値を増やそうと、さまざまな案件へ貪欲に取り組む姿勢に、飽くなき向上心と高い意識を感じたほか、「空気を読まない勇気」に関するお話では、同社の質の高いコンサルティング力を垣間見ました。Webディレクターから大手コンサルファームのコンサルタントへ。Makotoさんのご活躍から、増えつつある新しいキャリアパスの大きな可能性を感じずにはいられません。

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