プロジェクトマネージャーの平均年収は?年収アップの方法も解説

最終更新日:2024年9月20日

年収アップをするための手段として、プロジェクトマネージャーへの昇進を検討しているITエンジニアの方は少なくないでしょう。本記事では、プロジェクトマネージャーの年収を、レバテックキャリアの求人情報や政府発表の統計情報をもとに解説します。また、プロジェクトマネージャーを目指すうえで心がけるべきことや、求められるスキルについてもまとめましたので、あわせて参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • プロジェクトマネージャーはエンジニア職種と比べて平均年収が高く、その分求められるスキルの幅が広い
  • プロジェクトマネージャーとして成長するためには、仕事中もプライベートも成長するための勉強や行動に取り組む必要がある
  • プロジェクトマネージャーは人材不足の傾向にあり需要が高い

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プロジェクトマネージャーとは

プロジェクトマネージャーとは、プロジェクト計画の策定、要件定義、成果物の管理、プロジェクトメンバーのマネジメントなどプロジェクト内で幅広い業務を担当する職種です。ひとことでまとめるなら、プロジェクト全体に責任を持ち、状況を把握して進行していく役割を担っています。プロジェクトマネージャーの進行次第でプロジェクト成功にも失敗にもつながるので、重要なポジションです。

関連記事:プロジェクトマネージャー(PM)の役割は?仕事内容・必須スキルを解説

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プロジェクトマネージャーの平均年収

レバテックキャリアの求人からプロジェクトマネージャーの平均年収を算出すると、750万円~800万円程度です。年収設定が低いものだと400万円台もありますが、1,000万円を超える求人も目立ちます。中には上限が2,000万円になっている求人もあります。

国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査によると、給与所得者全体の平均給与は458万円です。この数字と比較すると、プロジェクトマネージャーの平均年収は高いと言えるでしょう。また詳しくは後述しますが、他のIT系職種と比較してもプロジェクトマネージャーの年収相場は高めです。

プロジェクトマネージャーの年齢と年収の関係

jobtagのデータから、プロジェクトマネージャーの年齢と年収の平均値を紹介します。レバテックキャリアの求人よりも平均的に年収は低めになっていますが、年齢と年収の関係を把握するためのデータとして参考にしてください。

年代 平均年収
20~24歳 約373万円
25~29歳 約512万円
30~34歳 約628万円
35~39歳 約747万円
40~44歳 約699万円
45~49歳 約784万円
50~54歳 約793万円
55~59歳 約848万円

年齢に応じて概ね右肩上がりに年収が上がっていることがわかります。40代前半の平均年収が下がっていますが、この理由は複数考えられます。たとえば30代後半でプロジェクトマネージャーになる人は比較的優秀であることや、40代になるタイミングでITコンサルタントに転職したり起業したりする人もいるといったことが考えられるでしょう。

プロジェクトマネージャーの勤務地と年収の関係

一般的に、都心部の企業ほど年収が高く、求人数も多い傾向があります。レバテックキャリアの東京都内に限定したJava系プロジェクトマネージャーの求人では、想定年収が1,000万円を超える募集も多く見られます。また、募集件数は800件近くあります。

一方、勤務地を福岡に限定すると、想定年収の上限を1,000万円としている求人が多く見られます。募集件数も、70件ほどと都内に比べて少ないのが現状です(※2024年8月時点)。

リモートワークを推奨している企業であれば、地方を拠点としながら都内企業でプロジェクトマネージャーとして働くことも不可能ではありません。地方在住で年収アップを目指しているITエンジニアの方は、リモートワーク可能な都心部の企業への転職も検討してみましょう。

ほかのIT系職種との年収比較

レバテックキャリアの求人をもとに、プロジェクトマネージャーの年収をほかのIT系職種の年収と比較します。

職種 平均年収
プロジェクトマネージャー 約780万円
ITコンサルタント 約900万円
サーバーエンジニア 約600万円
組込・制御エンジニア 約590万円
フロントエンドエンジニア 約630万円

プロジェクトマネージャーの年収相場は開発職種よりも高いことがわかります。ITコンサルタントはプロジェクトマネージャーよりも年収相場が高いです。一般的に上流工程を担当するほど平均年収が高くなるということです。

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プロジェクトマネージャー経験は転職での年収アップにも有利

プロジェクトマネージャーに昇進するメリットは、年収が上がることだけではありません。多くの企業でプロジェクトマネージャーは人材不足であるため、プロジェクトマネージャー経験者はより条件の良い求人を選択できる可能性があり、転職による大幅な年収アップも期待できます。

前述の通り、都内におけるプロジェクトマネージャーの求人では、想定年収が1,000万円を越えるものも少なくありません。なかには、2,000万円以上を想定しているケースもあります。

なお、未経験者がプロジェクトマネージャーとして採用されることは、ほとんどないと考えておいたほうがよいでしょう。

関連記事:プロジェクトマネージャーの転職事情は?年収の上げ方や求人例も紹介

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プロジェクトマネージャーが高年収な理由

プロジェクトマネージャーはITコンサルタントには劣るものの、開発職種と比較すると平均年収が高いということでした。ではなぜプロジェクトマネージャーは高年収なのでしょうか。プロジェクトマネージャーは直接手を動かしてソフトウェアの開発などを行う職種ではありませんが、間接的にプロジェクトの成果に大きく影響してくるということです。

プロジェクトの成功を左右する立場

プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者としてプロジェクトを牽引する立場にあります。成果物の状況やプロジェクトメンバーの状況などを判断し、プロジェクト全体に対して決定を下します。たとえばプログラマーやシステムエンジニアが作業を進めているのも大枠ではプロジェクトマネージャーの指示なので、プロジェクトマネージャーの動きがプロジェクトの成功を左右するということです。

DX推進により需要が高い

DX推進により新たなシステムを導入する企業が増えています。そして新たなシステムを開発する際にはプロジェクトが発足されることになり、プロジェクトにはプロジェクトを牽引するプロジェクトマネージャーが必要です。つまりDXが推進されるほど、プロジェクトマネージャーの需要も高まるということです。

幅広いスキルが必要

プロジェクトマネージャーには幅広いスキルが求められます。プロジェクトを進行していくためのコミュニケーションスキルやマネジメントスキルは当然必須です。また直接手を動かすわけではなくても、状況を適切に判断するためには設計やプログラミングのスキルも重要になります。最終的には成果物に対しても責任を負うので、設計書やソースコードが読めないプロジェクトマネージャーは力不足と言えるでしょう。

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プロジェクトマネージャーの年収アップに役立つ能力

プロジェクトマネージャーは幅広いスキルが求められ、またプログラミングスキルなどの開発スキルと比べるとスキル評価が難しい傾向があります。そのため、プロジェクトマネージャーとして年収アップを目指したいものの、何をすれば良いのかよくわからない人もいるでしょう。そこでプロジェクトマネージャーの年収アップに役立つ能力を紹介します。

見積もり力

プロジェクトをマネジメントするためには、仕事の量を正確に見積もる力が欠かせません。仕事量を少なく見積もると、残業が続くおそれがあり、チームの士気低下や、それに伴う品質の低下を招いてしまいます。また、苦労して納品したにもかかわらず、わずかな収益しか得られない、あるいは赤字といった事態にもなりかねません。

一方、仕事量を多く見積もると、クライアントに過剰な請求をすることになります。これでは、クライアントに不信感を与えてしまうでしょう。次の発注につながらないほか、企業イメージの低下を招くおそれがあります。適切な見積もりができる能力は、プロジェクトマネージャーに必須といえます。

交渉力

交渉力はプロジェクトを円滑に進めていくうえで重要な要素です。クライアントによっては無理難題を言われることもありますが、無理である理由を正しく代替え案と共に伝える、あるいは金額・納期の調整をするといった交渉は欠かせません。

また、社内においても交渉力は重要です。プロジェクトを円滑に進めるためには、社内のリソースを適切に確保する必要があります。人員が足りない場合、予算を獲得して外注しなくてはなりません。

プレゼン力

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの企画段階から納品まで(場合によっては保守以降も)を担当します。その過程では、プレゼンテーションも欠かせません。そのため、プロジェクトマネージャーには、相手を納得させられるプレゼン力が求められます。

現場同士では納得していても、「クライアント上層部へのプレゼンが通らなかったために、プロジェクトが終了した」というケースは少なくありません。見栄えのよいプレゼン資料や落ち着いた話し方も必要ですが、もっとも重要なのは「相手が何を聞きたがっているのかを見極め、納得感ある回答を用意すること」です。

プロジェクトを俯瞰して見る能力

プロジェクトを進めていると、目先のことばかりに目がいきやすくなります。しかし、それではプロジェクトマネージャーの仕事は務まりません。円滑に進めるためには、プロジェクトを俯瞰して見る能力が重要です。

「目的は何か」「ゴールはどこか」など、定期的にプロジェクト全体を見直し、進むべき方向を常に確認する必要があります。

管理能力

プロジェクトマネージャーはリスク、時間、コスト、品質などさまざまな事柄を適切に管理しなければなりません。プロジェクトの進捗具合、不具合の発生件数、メンバーの士気や健康状態、テスト用サーバー環境の手配など、管理するべきことは多岐にわたります。

管理を怠ると、無駄や無理が発生し、プロジェクトを進められなくなってしまうでしょう。どのような事柄をどのツールで管理するべきかは、プロジェクトの規模や内容によってさまざまであり、プロジェクトマネージャーの管理能力が問われます。

リーダーシップ

チームに進むべき道を示し、メンバーのモチベーションを維持しながら、プロジェクトを無事に終了させるためにはリーダーシップが欠かせません。また、メンバーとの信頼関係の構築も重要です。コミュニケーションを密に取るなど、ヒューマンスキルも磨きましょう。

問題解決能力

プロジェクトには、多かれ少なかれ課題が発生します。また、技術的な課題やメンバー間の確執など、課題が多岐にわたることも特徴です。それらの課題を適切に管理して解決案を定め、タイミングよく実行することは、プロジェクトを円滑に進めるうえで欠かせません。

また、プロジェクトマネージャーには、表面的な課題に対して、根本的な原因を見つけ出すことも求められます。根本的な原因を解決しない限り、同様の課題が次々と発生してしまうためです。

ITに関する技術的な知識

プロジェクトマネージャーに、専門的なITスキルは求められません。しかし、プロジェクトで使われている技術について、ある程度は理解しておく必要があります。技術的なことを理解していないと、技術者との適切なコミュニケーションが取れません。マネジメント側と技術者の意識の齟齬があると、致命的なエラーにつながるおそれがあります。

一般的なプロジェクトでは、プログラミング・DB・セキュリティ・クラウドなどの技術が使われるため、幅広い知識を身につけておきましょう。

クライアントの業界に関する知識

社内のプロジェクトを除き、プロジェクトマネージャーにはクライアントの業界に関する知識も求められます。

製造業向けのシステムを構築するのであれば、製品に関する知識、具体的な生産方法、在庫管理方法、品質管理方法などを理解しておくことが重要です。基礎的な知識があれば、クライアントへの適切な提案やソリューションの提供が可能となるでしょう。

関連記事:SEからプロジェクトマネージャーになるには?年収や業務内容を比較

最先端技術の知識

最先端技術の知識があれば、最先端技術に関連するプロジェクトのプロジェクトマネージャーとして活躍できる可能性があります。新しい技術分野に対しては大きなお金が動きやすいので、結果的にプロジェクトマネージャーの報酬も高くなるでしょう。同じようにプロジェクトマネジメントの仕事を担当するにしても、市場動向や最新技術に目を向け、報酬が高そうな分野の案件を狙っていくのがおすすめです。

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プロジェクトマネージャーが年収アップするには?

プロジェクトマネージャーの年収アップに役立つ能力について解説しましたが、次に年収アップするためにやるべきことを紹介します。スキル習得と同時に、それを実際に活かすために行動することが重要ということです。また以下に紹介するような取り組みによって、実践を通して自然とスキル習得して年収アップにつながる場合も多いでしょう。

大手企業や外資系企業への転職

大手企業や外資系企業は平均的に年収が高いので、プロジェクトマネージャーの年収も高い傾向があります。またIT業界の構造上、大手企業や外資系企業が全体のマネジメントを行い、中小企業が下請けで開発やテストを行うといったケースが多いです。つまり大手企業や外資系企業はプロジェクトマネージャーとして活躍する機会も多いということです。

資格の取得

プロジェクトマネジメントに関する資格は複数あります。これらの資格を取得することで、プロジェクトマネージャーとしてのスキル証明に役立つでしょう。プロジェクトマネージャーは直接手を動かしてソフトウェアなどを作るわけではないので、エンジニア職種と比較してポートフォリオを作成しにくい面があります。そこで資格を取得することで、プロジェクトマネジメントに必要な知識を身につけつつ客観的なスキル証明もできるということです。

ギブバック活動への参加

ギブバック活動に参加することで、周囲の人に貢献しつつ、自分自身のスキルアップにもつながります。ギブバックとは、勉強会やWebセミナーなどで自身の知識を伝える取り組みのことです。伝える力や積極性はそのままプロジェクトマネージャーの仕事に役立つので、年収アップにも直結しやすいでしょう。周囲の人に感謝されればモチベーションが上がり、よりギブバック活動や仕事を頑張れるようになるかもしれません。

フリーランスとして独立

フリーランスになればプロジェクトと直接契約できるので、複数の会社に多くの仲介料を取られることがありません。厳密に言えばフリーランスの場合も仲介が入るケースは多いのですが、会社員のように複数の会社が間に入って報酬の多くを取り分にしてしまうようなことは少ないでしょう。

また高単価のプロジェクトを狙って参画することや、スキルアップにつながりそうなプロジェクトを選ぶことも可能です。最初のうちは仕事をあまり取れなくて会社員より年収が下がる可能性もありますが、努力を継続すればフリーランスの方が大幅に年収が高くなるでしょう。

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プロジェクトマネージャーを目指す人が心がけるべきこと

プロジェクトマネージャーへ昇進し、年収アップを目指す人が心がけておきたいことを5つ紹介します。いずれも日常的に取り組めることなので、ぜひチャレンジしてみてください。仕事の中で自己成長のために取り組むべきこともあれば、個人的に取り組むべきこともあります。仕事中の時間もプライベートの時間もどちらも成長のための時間にしていくことが重要です。

関連記事:
未経験でプロジェクトマネージャーになるには?資格や適性を解説
PM(プロジェクトマネージャー)に向いている人、向いていない人とは

上司からのフィードバックを積極的に求める

自分を成長させるためには、長所・短所を客観的に捉えなくてはなりません。そこで役立つのが、仕事に対する上司からのフィードバックです。

耳の痛い話もあるかもしれませんが、フィードバックは積極的に求めましょう。上司へフィードバックを求める際には、「プロジェクトマネージャーを目指しているのでダメな部分・足りない部分を指摘してほしい」と具体的に伝えておくと、効率的なスキルの向上につながるでしょう。

また、フィードバックを積極的に求める姿勢自体が評価につながる可能性もあります。

後輩の指導などは積極的に手をあげる

コミュニケーション能力やプレゼン能力は、マネジメントの基礎となります。それらを高めるために役立つのが「後輩への指導」です。「何を伝えるべきなのか」「どうすればうまく伝わるのか」などを具体的に考えることで、コミュニケーション能力やプレゼン能力が磨かれます。

また、「自分が伝えたかったことがどれくらい伝わったのか」を確認し、自分なりの改善点を考えることも重要です。

後輩への指導が困難な場合には、社内勉強会の主催もおすすめです。仕事を通じて自分が経験したことを他者に伝えられる勉強会は、コミュニケーション能力・プレゼン能力を高めるのに最適な機会です。

社内勉強会のシステムがない場合は、それを提案することもプレゼン能力向上につながるでしょう。

ユーザーの視点を意識する

製品の品質を上げるためには「多角的な視点」が欠かせません。多角的な視点を身につけるためには、ユーザーの視点で使いやすさを考えてみることがおすすめです。

現在関わっているプロジェクトや製品があれば、ユーザーの立場になって、使いやすさを考えてみてください。「この画面の項目は終業前にまとめて入力されるはず。早く仕事を終えたいユーザーは入力ミスしやすいかもしれない。」など、ユーザーの職種やシチュエーションを具体的に考えることが重要です。

もし、改善すべき点が見つかれば、プロジェクトマネージャーに提案してみるとよいでしょう。プロジェクトへ積極的に参加する姿勢をアピールできます。

継続的な学習・情報収集を行う

プロジェクトマネージャーには多くの知識が求められます。そのため、ITにとどまらず、さまざまな情報源に触れることが重要です。

クライアントが所属している業界向けの新聞・雑誌などを購読するのもよいでしょう。例えば、クライアントが製造業であれば、「日刊工業新聞」や「日経ものづくり」などをチェックしてみてください。思わぬ知識が、思わぬところで役立つかもしれません。

また、エンジニア向けの記事などをこまめにチェックして、IT関連の知識をアップデートすることも忘れないようにしましょう。

「プロジェクトマネージャ試験」の取得を目指す

プロジェクトマネージャーを目指すのであれば、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施している「プロジェクトマネージャ試験」にチャレンジすることもおすすめです。資格の勉強を通じて、マネジメントに必要な知識を体系的に学べます。

また、資格を取得できれば、プロジェクトマネージャーに必要なスキルがあることを効果的にアピールでき、昇進につながりやすくなります。

関連記事:
未経験からプロジェクトマネージャーになるには?資格や適性を解説
プロジェクトマネージャーに役立つおすすめの資格と難易度を解説

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社内でプロジェクトマネージャーを目指せない場合は転職も視野に

プロジェクトマネージャーを希望していても、会社の規模によってはプロジェクトマネージャー枠が限られており、昇進が難しいケースもあります。

社内での昇進が難しい場合は、転職も視野に入れましょう。残念ながら、未経験者が転職によってプロジェクトマネージャーを任されるケースは基本的にありません。しかし、転職時に、将来的にはプロジェクトマネージャーとして働きたいことを伝え、経験を積めば、次の企業での昇進を目指せるでしょう。

ITエンジニアが転職を目指す場合、専門のエージェントを利用するのがおすすめです。専門のスタッフによるカウンセリングなどを通じて、自身の長所やアピールできる技術などを整理できます。

また、条件にあった求人情報だけを得られる、職務経歴書をチェックしてもらえるなど、エージェントの活用には多くのメリットがあります。効率的に転職活動を進めたい方は、ぜひ転職エージェントへの登録を検討してみてください。

関連記事:プロジェクトマネージャーの平均年齢は?何歳まで目指せる?

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プロジェクトマネージャーに関するよくある質問

プロジェクトマネージャーに関するよくある質問と回答を紹介します。プロジェクトマネージャーはプロジェクト内で欠かせない存在ですが、特に開発プロジェクトなどに参画したことのない人は、プロジェクトマネージャーが何をしているのかイメージがつきにくい部分もあるでしょう。実際の作業をイメージしつつ、目標設定して目指していくと良いです。

Q1. プロジェクトマネージャーの年収相場を教えてください

レバテックキャリアの求人からプロジェクトマネージャーの平均年収を算出すると、750万円~800万円程度です。また求人ボックス給料ナビでは、正社員で645万円となっています。いずれも給与所得者全般やエンジニア全般と比較すると高めですが、求人媒体によっても差が出てくるでしょう。

Q2. プロジェクトマネージャーになるには何年かかりますか?

プロジェクトマネージャーになれる年数は個人のモチベーション、在籍している企業、参画しているプロジェクトなどによって変わってきます。そのためケースバイケースですが、一応の目安としてはIT業界での実務経験10年程度です。

Q3. プロジェクトマネージャ試験は難しいですか?

プロジェクトマネージャ試験は国家資格のレベル4に該当し、IT関連資格の中でもトップレベルの難易度です。難易度の高い民間資格と単純比較するのは難しいのですが、少なくとも国家資格の中では難易度が高く、その分取得メリットも大きい資格と考えておくと良いでしょう。

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まとめ

レバテックキャリアの求人をもとにプロジェクトマネージャーの平均年収を算出すると、750万円~800万円程度になります。同じレバテックキャリアの求人でもエンジニア職種は600万円程度が相場なので、プロジェクトマネージャーの平均年収は高めです。

プロジェクトマネージャーは平均年収が高いですが、その分求められるスキルも幅広いです。エンジニア職種のような開発スキルも一定レベルで必要になり、またコミュニケーションスキルやマネジメントスキルは当然必須です。

プロジェクトマネージャーを目指すのであれば、今の自分に足りない要素を洗い出し、仕事でもプライベートでも積極的に勉強や行動に力を入れて成長していってください。

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この記事の監修

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