TypeScriptとは?JavaScriptとの違いなどを解説

最終更新日:2024年4月3日

TypeScriptは、Webのフロントエンド開発においてJavaScriptの代替になりえるプログラミング言語です。

長年高いシェアを維持してきたJavaScriptの後継とあって、JavaScriptとの違いや、使用例、メリットなど気になる人も多いでしょう。注目を集める言語であり、多くのエンジニアのキャリアパスに影響を与えることも想定されます。

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この記事のまとめ

  • TypeScriptは、JavaScriptを拡張して作られた言語で、JavaScriptとの互換性を維持しつつ、機能が追加されています
  • 静的型付けやインタフェースなどを持ち、高い可読性、大規模開発に適する、型推論による効率的開発などのメリットがあります
  • 言語としての人気も高まり、メジャーなJavaScript向け言語としての人気も高まり、メジャーなJavaScript向けライブラリやフやフレームワークに対応しているため、今後も需要が見込まれる言語です

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TypeScriptとは?

TypeScriptは、JavaScriptを拡張して作られたプログラミング言語です。JavaScriptとの互換性を保ちつつ、静的型付けやインタフェースなどの機能の追加により可読性向上、大規模開発に適する、型推論による効率的な開発が可能などのメリットを持っています。JavaScriptに変わりフロントエンドのスタンダードとなることが期待される言語です。

従来から使用されているプログラミング言語JavaScriptは大規模な開発に適していないという問題を抱えていました。この問題を解消するために開発されたのが、TypeScriptです。

TypeScriptはJavaScriptの開発・実行環境があればすぐに使えるなど、これからの開発に適したプログラミング言語とされますが、このTypeScriptが開発された背景や業界の視点から見た特徴などを詳しく紹介します。

関連記事:
JavaScriptとは?基本や特徴を初心者にもわかりやすく解説
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JavaScript後継の有力言語「TypeScript」

TypeScriptは、Microsoft社が2012年に開発したJavaScriptのスーパーセットです。スーパーセットとは「上位互換」のことで、JavaScriptが持つ機能を維持しつつ、追加の機能をそなえた言語と言うことができます。

TypeScriptが生まれた背景

JavaScriptは当初、WebブラウザNetscape Navigatorで動くスクリプト言語として開発されました。

当時はHTMLの補助的な言語としてしか考えられていませんでした。しかし、2000年代に入りGoogleMapなどの高性能なJavaScriptアプリケーションの登場によって、JavaScriptは高度なWebアプリケーションが開発できるプログラミング言語として認識されるようになりました。

そして、JavaScriptでの開発の規模が大きくなっていくにつれて、開発のスケール性が問題としてあげられるようになりました。JavaScriptでは型定義が行えず、コードに変更を加えるとどのような影響があるか検証するのに時間がかかるためです。

こうした問題を解決するために登場したのがTypeScriptです。TypeScriptでは静的型付けによりエディタなどでエラー検知ができるようになり、プログラムを動かさずともバグが検知しやすくなりました。大規模プロジェクトでも影響範囲が分かりやすくなり、開発がしやすくなっています。

TypeScriptは有力なAltJS

TypeScriptは「AltJS」の一つであり、次世代のJavaScriptの最有力候補です。AltJSとは「Alternative JavaScript」の略称で、「JSの代わりになるもの」という意味が込められた造語です。具体的には、JavaScriptより優れた機能を持ち、コンパイル(トランスパイル)後はJavaScriptのコードが生成される言語を指します。

TypeScriptの基本的な構文はJavaScriptを踏襲しているため、JavaScriptを習得している人間ならば短期間で身につけることが可能です。また、JavaScriptで実現可能なことはTypeScriptでも実現可能なため、TypeScriptに深い知見を持たない開発者であっても、リファレンスを見ながら開発することができます。

TypeScriptは、Googleが2017年に社内の標準開発言語とするなど話題性があり、近年は知名度が上がっています。日本国内ではまだまだマイナーな存在ですが、徐々にJavaScriptからの移行が進むと予想できます。

TypeScriptの特徴

TypeScriptのクラスの関係や定義、構文構造などにおける特徴を解説します。これらの特徴が備わることにより、TypeScriptのメリットが実現されています。

静的型付け(型定義)

TypeScriptの最大の特徴は「静的型付け」が利用できる点です。静的型付けとは、変数やメソッドの戻り値に特定の「型(string、intなど)」を指定できる機能を指します。ちなみに、型指定を行わない場合は「動的型付け」と呼ばれます。TypeScriptは「型の定義ができるJavaScript」と呼ばれており、静的型付けは重要な拡張の一つでもあります。

静的型付けが可能になると、変数や戻り値に指定外のデータが入るようなコーディングを行った場合、コンパイル時にエラーが出力されます。つまり、実際にプログラムを稼働させる前にバグの存在を知ることができるのです。

クラスとインターフェースの定義が可能

TypeScriptは、C#やJavaなどと同様にオブジェクト指向の重要な要素であるクラスとインターフェースの定義が可能です。

JavaScriptではクラスの概念そのものが存在しなかったのですが、ES2015(ES6)以降では導入されています。

基本構文はJavaScriptとほぼ同じ

TypeScriptは、JavaScriptの拡張版であり、JavaScriptのコードはTypeScriptとして使用することができます。具体的には、if文やfor文のような基本構文はそのまま流用することが可能です。

JavaScriptの知識を流用しながら基本的なコーディングを行えるため、JavaScriptからの移行コスト(学習コスト)は非常に低いです。また、TypeScriptには、JavaScriptの最新仕様が含まれるため、JavaScriptの知識を補強するような使い方もできます。

ただし、TypeScriptのコンパイラに対して何らかの制約(オプション)を付与している場合は、JavaScriptコードに対してコンパイルエラーが発生することもあります。

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TypeScriptとJavaScriptの違い

TypeScriptとJavaScriptは同じ構文やライブラリが使えるなど互換性がありますが、両者の大きな違いとして、型付けがあげられます。

前述したようにTypeScriptはJavaScriptの上位互換(スーパーセット)です。そのため、TypeScriptには、JavaScriptから拡張された点がいくつも存在します。両者の違いは、この拡張に含まれると考えてよいでしょう。大まかには、次のような点にまとめられます。

  JavaScript TypeScript
型付け方法 動的型付け
(コードを実行し型を判別する)
動的型付け
(型をコード上で指定する)
アクセス修飾子 「public」「private」のみ実装 「public」「private」「protected」を実装
インターフェイスの有無
引数の扱い方 すべての引数が任意であり、 状況に応じて省略可能 引数そのものをオプショナルにできる。
引数がなくてもコンパイルエラーが起こらない。

型付けの違い

TypeScriptは静的型付けが可能な言語です。これに対してJavaScriptは動的型付けを行います。

動的型付けは、変数を利用する際にデータ型の宣言が不要で、プログラム側が自動的に型を決定します。動的型付けの言語としては、JavaScript・Ruby・Pythonなどが代表的です。

一方、TypeScriptが採用する静的型付けは、変数を利用する際にデータ型を明示的に指定します。静的型付けの言語としては、JavaやC言語などが代表として挙げられます。

動的型付けは、型を宣言する必要がないことでコードの記述量を少なくできることがメリットです。また、型の変動が激しい状況や規模の小さいプログラムへの実装に適しています。ただし、データ型と実際のデータが合致しているかは、プログラムを実行してみるまでわかりません。つまり、「実行時エラー」を防ぎにくいのです。

これに対して静的型付けは、あらかじめデータの型を宣言してから開発を行うため、実行時エラーを著しく削減することができます。コンパイル時にエラーが出力されるほか、後述するエディタの機能でも型のエラーを確認できるからです。

この点が、JavaScriptの動的型付けに起因したバグの多さを軽減するために作られたTypeScriptの特徴としてあげられます。

アクセス修飾子

TypeScriptではクラスのフィールドやメソッドへのアクセス修飾子が存在します。これはJavaやC#といったほかのオブジェクト指向言語にも取り入れられている機能で、インスタンスのフィールド・メソッドにクラス内からしかアクセスできないようにしたり(private)、その逆にどこからでもアクセスできるようにしたり(public)、継承したクラスではアクセス可能にしたり(protected)と、制御することができます。

この機能を利用することで、インスタンス内のフィールドを不用意に変更してバグを生むようなコードを減らすことができます。

JavaScriptではES2022からpublic・privateのみ導入されています。

インターフェースの有無

TypeScriptにはインターフェースがあり、JavaScriptにはありません。

ここでいうインターフェースとは、一般的な意味(二つの異なる領域の接点)とは異なります。オブジェクト指向プログラミングにおけるインターフェースとは、「実際の処理は持たないが、プログラムに対して特定の約束や振る舞いを付与する機能」です。

インターフェースを使用することで、型やクラスだけでは実現できない処理(多重継承など)を実装することができます。たとえば、インターフェースで、メソッドを定義していれば、そのインタフェースを実装するクラスはそのメソッドを必ず実装しないといけないという具合に、クラスの振る舞いを指定できます。

引数の扱い方

JavaScriptでは、全ての関数に対する引数が任意であり、状況に応じて自由に省略することが可能です。一方、TypeScriptでは、関数の引数名のあとに「?」を付与することで、引数自体をオプショナルにすることができます。つまり、明示的に引数を定め、その上で「引数がなくてもコンパイルエラーにならない」機能も提供しています。

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TypeScriptでできること

ここからはTypeScriptでできることを3つ紹介します。TypeScriptはJavaScriptを基にしているため、汎用性も高い言語です。ここでは以下の3つを掘り下げて紹介します。

・Webアプリケーションのフロントエンド開発
・サーバーサイド開発
・大規模なシステム開発

それぞれ詳しく見ていきましょう。

関連記事:JavaScriptエンジニアの仕事内容とは?向いているエンジニアの特徴も解説

Webアプリケーションのフロントエンド開発

TypeScriptはJavaScriptに型を導入した言語ですので、フロントエンド開発に適しています。JavaScriptの人気ライブラリのVue.jsやReact、Angularは既にTypeScriptに対応しているため、今後のフロントエンド開発の主流となっていくでしょう。

サーバーサイド開発

前述の通り、TypeScriptはJavaScriptを基に作成されたプログラミング言語ですので、Node.jsと組み合わせることでサーバーサイドの開発も可能です。たとえば、Express.jsとTypeScriptを組み合わせることで、JSと比べて保守性の高いWebアプリ開発ができます。

大規模なシステム開発に適している

TypeScriptとJavaScriptの最大の違いは何度も出てきている静的に型定義できる点です。静的に型定義を行うことでコードを実行せずともエラーを検知できる、不測の事態を起こしにくくなるなどの利点があります。

これらの特徴より、TypeScriptはJavaScriptと比べて大規模なシステム開発に向いているといえます。JavaScriptを習得済みの方は簡単にTypeScriptを扱えるので、今後の大規模システム開発の主流はTypeScriptになっていくでしょう。

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TypeScriptの強み・メリット

TypeScriptを使用する開発者にとって下記のメリットがあります。

・可読性の高さ
・JavaScriptとの互換性
・事前にエラーを判別できる型推論
・ジェネリック
・各種支援機能

TypeScriptの特徴を踏まえて、そのメリットを詳しく解説します。

可読性が高い

同じ処理をJavaScriptとTypeScriptで記述して比較すると、大半の人は「TypeScriptが読みやすい」と感じます。これは、「静的型付け」により変数の型が明確になる効果によるものです。

JavaScriptとの互換性

TypeScriptはJavaScriptのスーパーセット(上位互換)であるため、JavaScriptの開発・実行環境がそのままTypeScriptの開発・実行環境になります。また、JavaScriptで作成したコードをTypeScript側から呼び出すことや、JavaScript向けのライブラリ・フレームワークをTypeScriptで使用することも可能です。

強力な型推論

型推論とは、変数や関数の引数・戻り値の型を指定しなくても文脈から自動的に型づけをしてくれる機能です。TypeScriptはこの型推論が可能であり、プログラムの実行前に型に関するエラーの大半を検知することができます。

たとえば、数値(number)が入るべき引数に文字列(stringなど)が入力された場合「number型の引数にstring型を割り当てることはできません」といったメッセージが出力されます。このエラーメッセージは、コンパイル時に加えコーディングの最中にも確認することが可能です。これは、後述のコード補完・エラーチェック機能との連携によるものです。

ジェネリック(ジェネリクス)

ジェネリックとは、関数やクラスの中で使う型を抽象化し、汎用的に使える状態を作る機能です。主に汎用的なクラス、関数などを定義する際に使用されます。ごく簡単にいうと「単一のコードで複数のデータ型に対応できるような処理を実装する機能」です。

一般的に、静的型付けを行う言語では、関数やクラスの定義時に、引数のデータ型・戻り値の型などを指定します。しかし、全く同じ処理にもかかわらず「型」だけが異なる場合には、同一のコードを何度も記述し、呼び出さなくてはなりません。

当然ながらコードの記述量が増え、可読性は低下し、場合によってはパフォーマンスにも影響が及びます。この非効率な状態を解決する機能がジェネリックです。

ジェネリックを活用すると、関数やクラスを呼び出す際に型の情報を共有できるため、型を固定せずに処理を記述することができます。また、わざわざ同一の処理を何度も記述する必要がありません。

エディタによるコード補完やチェックメッセージが強力

TypeScript開発向けのエディタに実装された各種支援機能を利用できることもメリットに挙げられます。

たとえば、TypeScriptの入力支援機能をサポートしているエディタであれば、型定義から入力候補が表示されます。また、静的型付けと異なるデータが入る可能性のあるコードに対しては、チェックメッセージが表示されます。

コード補完やチェックメッセージがない場合でも、型推論によってコンパイル時にエラーが出力されるため実行時エラーは防げますが、これらの機能を活用すればコンパイルを実行する前にエラーを検知しやすく、開発効率が向上します。現役のプログラマーが最もメリットを感じやすい機能の一つです。

TypeScript向けのエディタとしては、開発元のMicrosoft社がリリースしている「Visual Studio Code」がおすすめです。

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TypeScriptのデメリット

TypeScriptはJavaScriptの上位互換であり、メリットがたくさんあります。一方でTypeScriptが「すべてのエンジニアにとってメリットしかない」かというとそうではなく、デメリットも存在します。

  • ・日本語の情報の少なさ

    ・JavaScriptを習得していないと学習コストがかかる

日本語の情報が少ない

TypeScriptは比較的新しい言語であり、日本語で書かれた情報はまだ少ないです。現状ではTypeScriptを採用するプロジェクトよりもJavaScriptを使うプロジェクトの方が多く、日本では人気上昇途中の言語である点はデメリットになるでしょう。たとえばTypeScriptでエラーが発生し、調べても情報が少なく問題解決に時間がかかりがちです。

ただし、TypeScriptの機能面には多くのメリットがあります。TypeScriptを使いこなせる人材は増加していくと考えられるため、早期習得が望ましいのが現状です。

関連記事:JavaScriptの将来性とは?需要状況を解説

JavaScriptを習得していないと学習コストがかかる

JavaScriptとの互換性の高さはメリットの一つですが、一方でJavaScriptが未習得だと学習コストがかかります。先ほど「比較的新しい言語」と表したように翻訳された情報が少なく、インターネット上でも他言語と比べて情報が少ないのもデメリットの1つです。

プログラミング初心者であれば「TypeScriptの機能面は幅広い」など知った上で、まずはJavaScriptから勉強を始めることをおすすめします。

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TypeScriptの将来性

JavaScriptを代替する言語となりえるTypeScriptの将来性について解説します。デメリットももちろんあるTypeScriptですが結論から述べると、「TypeScriptの将来性は十分に高い」といえるでしょう。理由は以下の3点です。


  • ・Google上での検索回数は年々増加傾向

    ・JavaScriptからの移行が容易で機能は強力

    ・メジャーなライブラリやフレームワークに対応


それぞれについて詳しく見ていきましょう。
関連記事:JavaScriptエンジニアの年収|求人例や年収アップのポイントも紹介

Google上での検索回数は年々増加傾向

Google上での検索回数をもとにプログラミング言語をランク付けするPYPL(PopularitY of Programming Language)によれば、TypeScriptは2020年は10位、2021年は9位に位置しています。2024年2月時点では8位となっており、順調に人気を高めている言語といえます。

なお、JavaScriptのランキングは3位です。ただしJavaScriptの歴史は長く、使用者も多いことを考えれば当然の結果といえるでしょう。
関連記事:JavaScriptエンジニアの年収|求人例や年収アップのポイントも紹介

JavaScriptからの移行が容易で機能は強力

TypeScriptはJavaScriptを素直にグレードアップした言語です。「全く別の言語」とまではいえないものの、互換性の高さを維持しつつ新たな概念を導入しています。オブジェクト指向の普及が進んでいる現代では、JavaScriptに比べて高機能なTypeScriptの評価が高まっていくでしょう。特に「移行のしやすさを維持しつつ、扱いやすくなった」という点は強力なアピールポイントです。

メジャーなライブラリやフレームワークに対応

TypeScriptは、「Angular」「Vue.js」「React」などメジャーなJavaScriptライブラリに対応しています。このような慣れ親しんだフレームワークを使い続けられることで、TypeScriptへの移行コストも少なく済むのが特徴です。

プログラミング言語の人気は、ライブラリやフレームワークの豊富さや使いやすさにも左右されます。豊富なJavaScriptライブラリやフレームワークは、そのままTypeScriptの人気を支える資産になると考えられるでしょう。

Angular

Googleなどによって開発されたAngularは、AngularJSを構築したチームが開発したTypeScriptベースのWeb開発フレームワークです。小規模開発から利用でき、多くの開発者が利用するコミュニティーを持ち、国際化対応なども充実しています。SPAをはじめ、小規模なWebアプリケーションから大規模開発まで利用されるフレームワークです。

Vue.js

Vue.jsはEvan Youによって開発されたフレームワークです。JavaScriptでの開発が想定されていますが、TypeScriptにも対応しています。

主な特徴としてほかライブラリと組み合わせやすいことがあげられ、操作性が高く比較的簡単に使用できます。小規模アプリケーション開発から本格的な開発まで、柔軟な対応が可能です。

React

ReactはFacebookが開発したフレームワークです。特徴は改良の速さ、高速な動作があげられます。UIやシングルページアプリケーションの開発向きです。

ReactはTypeScriptに対応していますが、Vue.jsと同じくJavaScriptでの開発が想定されています。TypeScriptを使用するためには拡張機能を使う必要があり、基本的に推奨はされていません。

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TypeScript入門者におすすめの学習方法

JavaScriptを習得した上で、TypeScriptも使いこなしたいエンジニア向けに、学習方法を紹介します。公式サイトでチュートリアルが公開されており、少ないとはいえ日本語の入門書もあるため、体系的に学ぶことがおすすめです。

学習方法を一つずつチェックしていきましょう。

関連記事:JavaScriptの転職市場|需要や未経験からの習得方法を解説

公式サイトの学習コンテンツを活用する

TypeScriptの公式サイトには、言語習得のためのハンドブックや動作を試すことができるプレイグラウンドなどがとり揃えられています。未経験者の学習から、他言語の開発者向け学習、環境構築方法から豊富なサンプルコードまで取り揃えているため、初心者でも安心して学習できます。基礎や記述方法の学習には最適な手段の1つといえるでしょう。

入門書など初心者向けの本で学習を進める

TypeScriptの人気は高く、入門書や初心者向けの本も複数販売されています。入門書の多くは環境構築から基本の概念まで解説してあるので、プログラミング未経験者にもおすすめの手段です。

オンラインスクールなども活用する

一人だと学習が続かなかったり、問題が解決できなかったりと挫折の経験がある人は、オンラインスクールなどを活用しましょう。最近のオンラインスクールはリモートで授業やメンタリングができるため、社会人などまとまった時間を確保できない人にもおすすめです。

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TypeScriptによる開発の環境構築手順

TypeScriptのコードは、JavaScriptにコンパイル(トランスパイル)して実行します。その際にTypeScriptコンパイラが必要となるため、開発には環境構築が必要です。

本項では、Node.jsを利用してTypeScriptコンパイラをインストールする手順を紹介します。

TypeScriptの開発環境には、Node.js、npmなどが必要となります。Node.jsはJavaScriptのサーバーサイド実行環境で、インストールすることによりnpmもインストールされます。npmはパッケージ管理ツールで、TypeScriptのインストール、NodeでTypeScriptを直接利用する際に必要となるts-nodeのインストールなどに利用します。

※下記手順はWindows環境にて動作を確認しています。

1.Node.jsを公式サイトよりインストールする

Node.jsのサイトよりインストーラーをダウンロードします。ダウンロードしたらインストーラーを起動し、インストールダイアログに従ってインストールを行いましょう。

Node.jsについては、最新の安定版を利用することをおすすめします。

2.npmコマンドを使いインストールする

Node.jsのインストールができたら、コマンドプロンプトよりnpmコマンドを実行して「TypeScript」と「ts-node」をインストールします。


>npm install -g typescript

※上記コマンドを入力するとどのフォルダでもTypeScriptを使用できます。
※使用しているディレクトリにのみTypeScriptをインストールしたい場合は下記コマンド

>npm install -g typescript

added 1 package in 3s
npm notice
npm notice New minor version of npm available! 10.1.0 -> 10.2.5
npm notice Changelog: https://github.com/npm/cli/releases/tag/v10.2.5
npm notice Run npm install -g npm@10.2.5 to update!
npm notice


>npm install -g ts-node

※上記同様にディレクトリにインストールしたい場合は下記

>npm install ts-node

added 20 packages in 5s

3.簡単なTypeScriptファイルを作って動作を確認する

簡単なTypeScriptのファイルを作成し、動作を確認します。ファイル名や記載内容は任意ですが、以下ではファイル名HelloLevtech.tsとし、記載内容は下記です。ここでは動作テストするために任意の文字列をコマンドプロンプトに表示します。

let msg: string = "Hello TypeScript@levtech !";
console.log(msg)

①ts-nodeでの確認

コマンドプロンプト上でHelloLevatec.tsのあるディレクトリに移動し、下記コマンドを実行してみましょう。期待した出力ができていれば、Node.js上で直接TypeScriptの実行が行えたことが確認できます。


>ts-node HelloLevtech.ts

Hello TypeScript@levtech !


②トランスパイルとJavaScriptでの動作確認

コマンドプロンプト上でHelloLevatec.tsのあるディレクトリに移動し、下記コマンドを実行してみましょう。


>tsc HelloLevtech.ts


コマンドが成功すると同じディレクトリ内にHelloLevtech.tsをJavaScriptファイルにトランスパイル(変換)したHelloLevtech.jsができあがっています。

HelloLevtech.jsの記載内容は下記で、HelloLevtech.tsの記述がJavaScriptの記述に置き換わったことが確認できます。

var msg = "Hello TypeScript@levtech !";
console.log(msg);

※tscコマンドが適切に動作しない場合はnpm install typescriptを再度試してみましょう。


さらに、下記コマンドでHelloLevtech.jsを実行してみましょう。

>node HelloLevtech.js

Hello TypeScript@levtech !


トランスパイルで出力されたJavaScriptファイルを実行し、動作することが確認できます。

ここまでの実行によりコマンドプロンプトでの出力が確認できれば、TypeScriptをトランスパイルする最低限の環境構築ができています。

以降の作業は実際の開発環境に合わせて実施する内容です。

4.開発に必要なツールをインストールする

npmコマンドを用いて、開発に利用するツールをインストールしてください。よく利用されるツールには、Node.jsの型定義ファイル、webpackなどがあります。

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TypeScriptエンジニアに求められるスキル

TypeScriptは今後注目を集める言語であるため、Webの開発に関わる全てのエンジニアに習得をおすすめします。その上で、一歩先を進むエンジニアとなるために、求められるスキルを知っておきましょう。

早めの習得と理解によって、業務の効率化はもちろん今後のキャリアにも影響します。

関連記事:
未経験からJavaScriptエンジニアになるには?独学の方法も解説
TypeScriptの資格4選!企業が求めるスキルを解説

開発範囲が広いため複数の言語・フレームワークを習得すると良い

TypeScriptが使用できる開発範囲は広く、他言語の知識や開発スキルを求められる場面があります。あらかじめ複数の言語とフレームワークを習得しておくと、ほかのエンジニアと差をつける強みになるでしょう。

今後TypeScriptエンジニアとして活動する場合も、言語・フレームワークの学習は必須です。

サーバーサイド開発のスキルで活動範囲が広がる

TypeScriptはWebのクライアントサイドで利用されることが多いと考えられます。あわせてサーバーサイド開発ができると携われる開発範囲が広がるため、サーバーサイド開発で使用するプログラミング言語を覚えておくのがおすすめです。

また、携われる開発範囲を広げるという意味では、TypeScriptフレームワークやミドルウェアの知識も大切になります。

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TypeScriptエンジニアの平均年収

レバテックキャリアに掲載されている求人・転職情報よりキーワード「TypeScript」でデータを抽出し平均年収を算出しました。2024年2月時点で条件に該当するデータから30件を抽出し、年収の最大値と最低値の中間の平均値より、TypeScriptエンジニアの平均年収は約630万円と算出できます。

ほかの言語の求人・転職情報と比較しても平均年収は高く、好条件を望むことができるエンジニア職種といえます。TypeScriptのスキルを持つエンジニアが多くなく、需要は高いことを示すデータといえそうです。

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TypeScriptに関するよくある質問

TypeScriptに関してよくある質問と回答をまとめました。TypeScriptの特徴やJavaScriptとの違いなどについて、詳細な内容は記事内でご確認ください。

Q1. TypeScriptは何に使われていますか?

TypeScriptの主な利用方法は以下の3点です


  • ・Webアプリケーションのフロントエンド開発

    ・サーバーサイド開発

    ・大規模なシステム開発


これらはJavaScriptでも開発できますが、TypeScriptの型定義など強力な機能によってTypeScriptが選ばれる傾向にあります。

Q2. JavaScriptとTypeScriptの違いは何ですか?

JavaScriptとTypeScriptの違いには以下の点があげられます。


  • ・型付けの違い

    ・アクセス修飾詞の有無

    ・インターフェースの有無


特に1点目の型付けは非常に強力な機能であり、JavaScriptで開発された機能をTypeScriptに移行する動きが見られています。

Q3. TypeScriptのメリットを教えてください

TypeScriptのメリットは以下の5点です。


  • ・可読性が高い

    ・JavaScriptと互換がある

    ・強力な型推論

    ・ジェネリック

    ・エディタによるコード補完やチェックメッセージ機能が豊富

Q4. TypeScriptの特徴を教えてください

TypeScriptの特徴は以下の3点です。


  • ・インターフェースとクラスの定義が可能

    ・基本構文はJavaScriptと同じ

    ・静的型付け


JavaScriptを既に学習している方にとって取得難易度は非常に低く、強力な機能が備わっているため人気のプログラミング言語となっています。

Q5. TypeScriptとReactの違いは何ですか?

TypeScriptは、JavaScriptを拡張して作られたプログラミング言語です。一方、ReactはJavaScriptによるUI構築のためのライブラリです。両者ともJavaScriptと関連のあるキーワードですが、言語とライブラリというカテゴリが大きな違いです。

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まとめ

TypeScriptはJavaScriptを代替しうる注目のプログラミング言語です。JavaScriptを拡張して作られており、開発範囲が幅広い、JavaScriptとの互換性が高い、JavaScriptを習得していると学習コストも低いなど開発エンジニアにとって魅力の多さが特徴といえるでしょう。

将来性も高いTypeScriptは、この先スキルアップ、キャリアアップを望むエンジニアや、将来の安定性がほしいエンジニアは習得しておきたい言語といえます。この記事をきっかけに、TypeScriptへの理解を深めてみてください。

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この記事の監修

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