ITストラテジスト合格に必要な勉強時間は?学習ポイントも解説

最終更新日:2024年11月5日

ITストラテジストは、企業のIT戦略立案やプロジェクト企画・推進を担う重要な職種です。IT企業だけでなく、ユーザー企業においてもIT戦略の事業活用は不可欠であり、重要性が高まっています。

そのIT人材の専門性を証明する試験が、ITストラテジスト試験です。ITストラテジスト試験の難易度は高く、日本国内のIT系資格の中では最高クラスの難易度に位置するといわれています。

本記事では、ITストラテジスト試験の難易度や対策ポイントについて詳しく解説します。ITストラテジストを目指す人や、受験を視野に入れている人は参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • ITストラテジストとは、IT戦略の立案やITプロジェクトを企画、推進できる高度IT人材を指し、ITストラテジスト試験はそのスキルを示せる資格
  • ITストラテジスト試験は高難易度だが、取得できるとキャリアアップや幅広い分野での活躍が期待できる
  • 試験の合格には、勉強時間を増やすだけでなく、自分の弱点を解消する勉強方法や出題傾向をしっかり理解する力、問題点を読み解く読解力が必要となる

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ITストラテジスト試験とは?

ITストラテジスト試験とは、独立行政法人情報処理機構(IPA)が運営し、経済産業省が認定するIT系の国家資格です。ITストラテジストとはIT分野における企業戦略の立案からプロジェクトとして企画し推進する人材を指します

本試験は、IT活用で経営戦略を実現できる人材のスキルを証明する資格であり、IT系資格の中でも難易度が高いことでも知られています。特に午後試験(記述、論文)は難関とされており、十分な対策が必須です。

そこで、まずはITストラテジスト試験の概要・出題範囲・難易度について解説します。

ITストラテジスト試験の難易度

ITストラテジスト試験は、IPAが実施している情報処理技術者試験の一分野です。高度な知識と技能が必要な「高度情報処理技術者試験」に属し、ITスキル標準(ITSS)のレベル4に当てはまる高難易度試験です。

「経営戦略に基づいたIT戦略の策定」「高度なIT活用による事業革新・業務改革・競争力の高い製品・サービスの創出」を担う人材を対象としており、職種としては「CIO」「ITコンサルタント」「CTO」などが挙げられます。

情報処理技術者試験は、難易度に合わせてITスキル標準(ITSS)のレベルが割り当てられています。下記の表に、ITスキル標準(ITSS)のレベル別に情報処理技術者試験を記載しました。資格取得の参考にしてみてください。

ITスキル標準
(ITSS) の
レベル
概念 (抜粋) 試験名
レベル1 情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する ITパスポート試験
レベル2 上位者の指導の下に、要求された作業を担当する 基本情報技術者試験
情報セキュリティマネジメント試験
レベル3 要求された作業を全て独力で遂行する 応用情報技術者試験
レベル4 プロフェッショナルとしてスキル
の専門分野が確立し、自らのスキルを活用することによって、独力で業務上の課題の発見と解決をリードするレベル
ITストラテジスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
システムアーキテクト試験
ネットワークスペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験
プロジェクトマネージャ試験
ITサービスマネージャ試験
システム監査技術者試験

ITストラテジスト試験の日程・出題形式

ITストラテジスト試験は年1回、春期(4月)に集合形式で実施されます。例年、第二日曜日に開催されます。試験会場や今後の実施日程などについては、IPAのサイトの試験情報よりご確認ください。

また、試験は午前・午後それぞれ2部制で、午前は四肢択一、午後は記述および論述で解答する方式です。

  試験時間 出題形式 出題数/
回答数
配点/
基準点
午前Ⅰ 9:30~10:20
(50分)
多肢選択式
(四肢択一)
出題数:30問
解答数:30問
配点:100点
基準点:60点
午前Ⅱ 10:50~11:30
(40分)
多肢選択式
(四肢択一)
出題数:25問
解答数:25問
配点:100点
基準点:60点
午後Ⅰ 12:30~14:00
(90分)
記述式 出題数:3問
解答数:2問
配点:100点
基準点:60点
午後Ⅱ 14:30~16:30
(120分)
論述式 出題数:2問
解答数:1問
評価ランクAからDのうち、
ランクAが合格

ちなみに「午前Ⅰ試験」はほかの高度試験および応用情報技術者試験と共通の内容が出題され、以下の一定の条件を満たした場合には免除されます。

  • ・応用情報技術者試験に合格

    ・いずれかの高度試験(情報処理安全確保支援士試験を含む)に合格

    ・いずれかの高度試験(情報処理安全確保支援士試験を含む)の午前Ⅰ試験で基準点を満たす

高度技術者試験および応用情報技術者試験では、午前・午後ともに6割以上の得点(100点満点で60点)が基準であり、基準をクリアした場合のみ合格となります。

ITストラテジスト試験の出題範囲

ITストラテジスト試験の特徴は、出題範囲が幅広く、午前の試験ではテクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系に関する問題が出題されることです。

一方、午後の試験では午前の試験とは対照的に、より実践的でITストラテジストとしての深い専門知識を問う内容に対し、論文で回答する形式となっています。

なお、詳細については最新の試験要綱およびシラバスでの確認が確実です。

午前

午前の試験では、以下の内容から出題されます。

  • ・テクノロジ系:基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術

    ・マネジメント系:プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント

    ・ストラテジ系:システム戦略、経営戦略、企業と法務

特にテクノロジ系のセキュリティ、ストラテジ系が重視される分野です。

午後

午後の試験では、記述式や論述式で以下の内容から出題されます。

  • ・業種ごとの事業特性を反映し情報技術(IT)を活用した事業戦略の策定

    ・ 業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定

    ・ 業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想/計画の策定

    ・事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価

記述式、論述式の回答の詳細な形態については、過去問題を参照してください。

ITストラテジスト試験の合格に必要な勉強時間

ITストラテジスト試験は、IPA主催の高度区分試験の中でも難易度が高いことで知られています。

合格までの学習時間については保有知識などが前提となるため一概にはいえませんが、IT業界で3年〜10年程度の経験をもつSEやコンサルタントであっても、150〜200時間程度の勉強時間が目安という声も多いです。特に午後の記述式や論述式試験(論文試験)に関しては、普段の業務と知識の発揮の仕方が異なるため、しっかりと対策を進めたいところです。

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ITストラテジスト試験の勉強法と科目別対策

ITストラテジスト試験に対し、やみくもに勉強するのはおすすめできません。合格に向けては、自身の弱点を知り、弱点を潰してすべての科目で合格点に達することが大切です。

そこで、分野ごとに得点を伸ばす方法を知っておきましょう。ここでは、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ、それぞれ4つの試験で得点を伸ばす方法を詳しく解説します。

なお、ITストラテジスト試験の勉強方法の基本は、参考書などによるインプットと過去問・問題集によるアウトプットの繰り返しです。午後の記述式や論文の難易度が特に高いため、「論文を10〜20本ほど書いてみる」「最近の企業のIT導入事例、活用事例をチェックしておく」という点は押さえておきましょう。

また、午前にも合格しなければ試験全体の合格とはならないため、初心者は午前Ⅰの合格を目指しましょう。

初心者はまず午前Ⅰの合格を目指す

ITストラテジストの試験対策は、初心者の場合はまず午前Ⅰの合格を目指すようにしましょう。受験時に午前Ⅰ試験が基準点に達することで、その後2年間は午前Ⅱ試験に直接受験できるようになります。

午前Ⅰ

午前Ⅰでは基礎問題が問われます。得点を伸ばすためには基本的な用語、知識を覚えて理解するようにしましょう。午前Ⅰは過去問題からの出題が7割程度ともいわれているため、問題演習を繰り返しミスを少なくすることをおすすめします。

午前Ⅱ

午前Ⅱでは用語の意味、概念を理解しているかが問題となります。重点出題分野である以下の6分野の基本的な用語や意味をしっかり覚えておくと、点数が取りやすくなります

  • ・システム戦略

    ・システム企画

    ・経営戦略マネジメント

    ・ビジネスインダストリ

    ・企業活動

    ・セキュリティ

基礎を押さえておくのは前提として、幅広く学ぶ意識も重要です。

午後の試験対策を入念に行う

午後試験、特に論述試験は、「テーマ選定⇒構成⇒執筆」を規定時間で完走することに慣れる必要があります。このルーチンに慣れてくると徐々に内容が充実してくることから、力がつくまでには相応の時間が必要です。

午後Ⅰ

経営問題とその対策について出題される午後Ⅰでは、DXやAI関連の事例問題も出題範囲に含まれます。得点率を高めるために、「回答は文字数制限以内で簡潔にまとめる」「筋道を立て論理的に説明する」ことが大切です。

出題する事例問題は状況・問題点を文章から読み解く必要があるため、長文読解能力を高めておくことをおすすめします。

午後Ⅱ

午後Ⅱでは企画力、提案力を求める問題が出題されます。論理的な思考、客観的な意見を提示し、説得力のある回答をする癖をつけておくと良いでしょう。

小論文を書き回答する午後Ⅱですが、3つの問題から1つを任意で選びます。過去問の回答例を参考にし、「良い書き方」を自分の中でリソースとして溜めておくと本番で実力が発揮されやすいです。

論文を10~20本ほど書いてみる

午後Ⅱの論文試験の勉強では、まず「120分内で構成を練り、文章を仕上げる」という訓練から始めるべきでしょう。その後に、参考となる論文を丸ごと暗記するつもりで執筆する訓練を重ねてみてください。

合格までに必要な執筆量はおおよそ「10本〜20本」です。もちろん、個々の素養や力量で本数は変化します。

最新のIT導入事例や活用事例をチェックしておく

論文のテーマは毎回変わるため、どのテーマが出題されても一定の質を保てるように情報を集めておきましょう。特に企業のIT導入事例、活用事例などは日ごろからチェックしておくことをおすすめします。

最新のIT導入事例、活用事例をチェックすることで、午後Ⅱの論文試験への準備が効果的に行え、質の高い答案を作成する助けとなります。

通信講座を活用して対策する

論文の作成経験がなく、本数を重ねて上達するイメージがわかない場合には、通信講座を利用する学習方法もあります。

講座によって提供する内容は異なりますが、論文の記述の仕方についてレクチャーしているコースや、受講者の論文をフィードバックをするコースなどを提供しているコースなどもあります。

以下は、ITストラテジスト対策のコースを提供している通信講座の例です。

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ITストラテジスト試験の勉強におけるポイント

ITストラテジスト試験の勉強には、いくつかの重要なポイントがあります。

第一に、試験日が近づく前に十分な時間を確保して学習を開始することが求められます。試験の実施は年に1回、春期(4月)と定まっているため、十分な学習時間を確保しましょう。これにより、焦らず計画的に学習を進めることができます。

次に、日々の学習の流れや目標を明確にするための学習スケジュールの作成は欠かせません。継続的な学習が知識の定着に繋がるため、毎日の学習とその内容の繰り返しを心がけることも大切です。

また、過去の試験問題を分析することで、試験の特性や出題傾向を掴むことができます。ここでは、これらのITストラテジスト試験の勉強におけるポイントを整理して紹介します。

試験日程に余裕をもって勉強を始める

社会人としての日常生活の中で、勉強の時間を見つけるのはなかなか難しいものです。フルタイムで働いていればなおさら、1日の中で利用できる自由な時間は限られてしまいます。この制約を考慮し、試験対策を効果的に行うためには、早期からの学習開始が不可欠です。

特に、ITストラテジストの試験では、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4つの試験対策をしなくてはいけません。それぞれの試験の対策を行うためにも、計画的な学習スケジュールを立て、余裕を持った時間配分で取り組むことが大切です。

学習スケジュールを立てる

ITストラテジスト試験の勉強をする場合、最初のステップとして明確な学習スケジュールの策定が不可欠です。具体的な知識の習得期間や演習の開始時期など、目標を細分化して設定し、それに見合った学習時間を割り当てることが大切になります。

またITストラテジストの試験の対象範囲およびその前提となる知識の範囲は広大です。大まかにでも全体像を掴んで、すべての範囲をカバーする計画としてください。

また、学習のモチベーションを保つために、複数の小さなゴールを設けると良いでしょう。そして、学習スケジュールを実際の行動に移す際には、現実的で達成可能な目標を設定することが重要です。

できるだけ毎日、かつ繰り返し勉強する

午前試験と午後試験を交互に勉強するなど、記憶の定着を意識した勉強法を確立していきましょう。理想は朝・晩の2部制で勉強を進めることですが、どうしても勉強時間が確保できない場合は「平日は1時間、週末は5時間」といった具合に週単位で勉強時間を確保できるよう工夫してみてください。平日に得た知識を、週末で定着させるイメージです。

手書きに慣れる

IT業界に長く在籍していると「手書き」の機会が減ってしまいます。「数千文字におよぶ文章を数時間かけて書きあげる」という行為を何年も経験していないことが多いためです。

そのため、「手書きに慣れる」ことも意識して勉強を進めていきましょう。手書きに慣れるには、スマートフォンやパソコンでのメモ取りだけでなく、手帳やメモ帳に手書きで書き留める習慣を身につけることが効果的です。

過去問の分析を徹底的に行う

ITストラテジスト試験の対策において、過去問の詳細な分析は欠かせないステップとなります。ほかのIT関連の資格試験と同じく、過去の出題内容を研究することで、試験の特性や出題の傾向を掴むことができます。

実際、過去に使用された問題が微修正されて再度出題されることは珍しくありません。そのため、過去問題を集中的に確認し、それらを反復練習することで試験のパターンを理解し、効果的な対策を立てることが可能となります。過去問題は公式サイトで入手可能なので、ぜひ利用してください。

独学にこだわりすぎない

午後Ⅱ試験(論文試験)は、過度に独学にこだわらず、資格試験予備校の対策コースや通信講座を利用する方法も視野にいれていきましょう。独学にこだわりすぎると、知識が偏るリスクや、論文の書き方に特有のクセがつく可能性があります。

また、論文の書き方に関する書籍や、試験対策セミナーなども上手く活用しながら勉強を進めてみてください。

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ITストラテジスト試験は実務未経験でも合格できる?

ITストラテジストの試験はIT資格の中でも高難易度で、実務未経験の状態で挑むことは非常に困難です。実務経験がある受験者を含めても、合格率は毎年おおよそ15%と低い数字だからです。

しかしながら、同試験は実務のみを評価するものではありません。そのため、適切な学習方法を選び、継続的に学習を行えば、未経験者であっても十分に合格する可能性はあるといえます。

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ITストラテジスト試験の市場価値

ITストラテジスト試験は、その専門性と高い難易度から、IT業界内での評価が非常に高い資格の一つです。この試験に合格することは、高いレベルのITスキルと知識を持つことの確かな証明となり、多くの企業や採用担当者にとって魅力的な要素となります。

特に、ITエンジニアがキャリアアップを目指す際には、ITストラテジストの資格は大きなアドバンテージとなります。

ここでは、ITストラテジスト試験の市場価値について解説します。

関連記事:ITストラテジストの年収相場は?仕事内容から市場価値まで解説

高度なIT知識があることを証明できる

ITストラテジスト試験は、ITの専門知識を幅広く要求される高度な試験として知られています。この試験の難易度は非常に高く、単に基本的な知識を知っているだけでは、合格することは難しいです。

その分、ITストラテジスト試験に合格できれば、開発や設計を含む高度なIT業務を遂行できる能力を保有していることの明確な証明となります。

IT業界の転職で強い武器になる

国家資格として認められているITストラテジスト試験は、現在よりもキャリアアップを狙った転職はもちろん、独立してフリーランスとして案件を獲得したい場合にも役立つことがあります。

本格的なIT知識を持っている証明になり、実務経験が実際はなかったとしても「実務経験者レベルのスキルがある」ということを示せるからです。

市場価値が高いIT人材である訴求を転職先の企業に訴える場合、面接や書類の限られた場では難しいこともあります。資格を持つことで分かりやすい証明ができ、さらに自信へとつながるでしょう。

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ITストラテジストの勉強に関するよくある質問

多くの方がITストラテジスト試験の受験を考える際に、さまざまな疑問や不安を抱えています。具体的には、どのように勉強を進めるべきか、試験範囲はどれくらい広いのか、そして試験の難易度や合格までの平均期間など、さまざまな視点での質問があります。

これらの質問は、受験者が共通して感じるものであり、それぞれの疑問に対する答えを知ることで、より効率的な勉強方法を見つける手助けとなるでしょう。

Q1. ITストラテジストの勉強の仕方を教えてください

参考書を使ったインプットと過去問を解くアウトプットの繰り返しが基本です。初心者の場合は、午前Ⅰ試験の合格を目指すようにしましょう。過去問題を繰り返し解き、自分の弱点をなくし、全科目合格点を目指せる勉強方法を探ってみると良いでしょう。

Q2. ITストラテジストの勉強範囲はどのくらいですか?

試験の出題範囲は午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱと4つに分けられ、ITを活用した事業戦略策定から提案、プロジェクト推進までを担う高度IT人材としてのスキルと知識が問われます。そのためIT関連全般の知識が問われ、専門性も非常に高いです。実務年数でいうと5年以上とされているため、勉強範囲は広いといえるでしょう。

Q3. ITストラテジスト試験の難易度が知りたいです

ITストラテジスト試験は、IT関連の資格の中でも特に高い難易度の試験として広く認識されています。この試験に合格するには、浅い知識や短期間の勉強では不十分で、ITに関する深い理解と十分な準備時間が必要です。試験対策として綿密な計画や継続的な学習が求められるため、実務経験者でも容易に合格はできません。

Q4. ITストラテジスト午後Ⅰの勉強方法を教えてください

過去問を中心に自らの解答スタイルを構築することです。具体的には、参考書を読んだり、オンライン講座を受けたりすることで知識を増やします。

その後、過去問や問題集で実際に問題を解くことで知識を定着させます。このサイクルを繰り返すことで、午後Ⅰの特性や最適な解答方法を掴むことができるでしょう。

Q5. ITストラテジスト試験合格には何年かかりますか?

ITストラテジスト試験に合格するためには、多くの時間を勉強に費やす必要があります。IT業界の実務経験がある方でさえ、2年程度の期間をかけてしっかりとした学習計画を立てて取り組んでいます。過去の合格者の傾向では、おおよそ150〜200時間以上の学習時間を経て合格をした方が多いです。

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まとめ

本記事では、ITストラテジスト試験の取得を目指すITエンジニアに向けて、勉強方法、試験対策、ITストラテジスト試験の市場価値などについて解説しました。

ITストラテジスト試験は、企業のIT戦略立案に関わる人材向けの資格試験であり、難易度は非常に高いです。中でも、午後試験では記述式・論述式の問題が出題されることで知られています。

やみくもに勉強に取り組むのではなく、ポイントを押さえた入念な対策が重要になります。ITストラテジスト試験の受験を検討している方は、本記事を参考にチャレンジしてみてください。

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この記事の監修

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