【2024年更新】プログラミング言語別求人案件数ランキング

最終更新日:2024年3月25日

近年の情報化社会において、成長を続けるIT業界への転職を検討している方も多いでしょう。IT業界で活躍する職種は、プログラマーやエンジニアなど多岐にわたります。また、職種によって求められるプログラミング言語も異なります。プログラミングを仕事にしたいと思っているのであれば、まず求人数が多い言語から習得することをおすすめします。

本記事では、スキルアップを目指すエンジニアに向けて、レバテックが集計した調査結果をもとに「プログラミング言語別求人数ランキング」「フリーランス案件数ランキング」を作成しました。求人数や案件数の多さは、需要の高さの証明でもあります。ランキングを参考に、自身に合ったプログラミング言語の習得を目指してみてください。

■調査概要
調査対象
「レバテックキャリア」の正社員向け新規求人データ
「レバテックフリーランス」のフリーランス向け新規案件データ
調査期間
2023年12月1日~2023年12月31日
調査方法
対象期間中に新規発生した求人・案件データを言語ごとに自社のデータベースより抽出

レバテックキャリアで転職した3人に2人が年収70万円UPを実現

支援実績10年の登録者データを基にした エンジニア・クリエイター専門 年収診断 無料診断START

※2023年1月~2024年3月実績

この記事のまとめ

  • Javaが圧倒的人気で、求人数ランキング、フリーランス案件数ランキングどちらも首位
  • どちらのランキングにおいても「Java」「JavaScript」「Python」は高順位にあり、需要が高い
  • ITエンジニアの求人数/案件数はともに年々増加しており、IT業界の転職市場は非常に活発である

プログラミング言語別求人数ランキング

プログラミング言語別の求人数は以下の通りです。

1位 Java 1418件(BtoB:1219件、BtoC:199件)
2位 PHP 494件(ソーシャルゲーム:37件、ソーシャルゲーム以外:457件)
3位 JavaScript 406件(フロント:326件、サーバ:80件)
4位 Ruby 326件
5位 Python 261件

2023年12月時点のレバテックのプログラミング言語別求人数調査によると、求人数はJavaが圧倒的に多いです。Javaの求人数は、2位のPHPと比べても約2.8倍もの差をつけています。これは、Javaの汎用性と普及率の高さによるものだと考えられます。

Javaに続くPHPやJavaScript、Ruby、Pythonの求人数も、前年度から大幅な増加・減少がなく、安定した需要があるといえるでしょう。

1位:Java

レバテックの調査によると、Javaの求人数が圧倒的に多い結果となりました。2023年12月時点では、Javaを必要スキルとしている求人は、BtoB側で1219件、BtoC側で199件となっています。汎用的な言語であるJavaを扱うスキルは、転職市場において非常に高い需要があることが分かります。

関連記事:Javaとは?概要や特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説

2位:PHP

レバテックキャリアに掲載されているPHPの求人数は、Javaに次いで2位です。PHPを必要スキルとしている求人は、全体として494件でした。Webサービスやアプリケーションが多い現代では、PHPは需要が高い言語です。また、ソーシャルゲームの開発にも使われる場合があるため、ゲーム開発企業の求人もあります。

関連記事:PHPとは?メリット・デメリットや記述ルールをわかりやすく解説

3位:JavaScript

JavaScriptを必要スキルとした求人数は、フロントエンドの求人数が326件、サーバーサイドの求人数が80件でした。JavaScriptはフレームワークやライブラリも多く、広く普及しているため、習得しておいて損はないでしょう。

関連記事:JavaScriptとは?基本や特徴を初心者にもわかりやすく解説

4位:Ruby

レバテックキャリアに掲載されているRubyの求人数は、326件でした。PHPやJavaScriptよりは少ないですが、Rubyを採用している企業も多いです。Rubyを活用する際は「Ruby on Rails」というフレームワークと合わせて学習すると良いでしょう。Ruby on Railsは、システム開発に必要な機能がすでに備わっているため、使いこなすことで開発効率と品質を向上できます。

関連記事:Rubyとは?メリットやできること、将来性を分かりやすく解説

5位:Python

レバテックキャリアではPythonを必要スキルとした求人は、261件ありました。Pythonは幅広い業種の求人があるため、習得するとキャリアの選択肢を広げられるでしょう。

関連記事:Pythonとは?特徴やできること・活用事例などを解説!

フリーランス案件数ランキング

プログラミング言語別のフリーランス案件数は以下の通りです。

1位 Java 242件(BtoB:205件、BtoC:37件)
2位 JavaScript 80件(フロント:45件、サーバ:35件)
3位 Python 76件
4位 C言語 72件
5位 C# / C#.NET 70件

フリーランス案件の数としても、プログラミング言語別にみるとJavaの案件数が圧倒的に多い状態となっています。

2~5位までのJavaScript、Python、C言語、C# / C#.NETの案件数の差は10件以内であり、大きな差はないといえるでしょう。

JavaScriptは、ランキングとしては2位を獲得していますが、前年度の6月と比べた際の案件増加率は43.4%と案件数が大きく減少しています。

求人数では6位や8位であったC言語やC#は、フリーランスの案件数ランキングでは4位、5位に上がっています。キャリアが浅い若手人材の需要が含まれる求人市場と違って、即戦力が求められるフリーランス市場ならではの結果です。

1位:Java

求人数と同様、フリーランスの案件数においてもJavaが1位を獲得しています。2023年12月時点のJava案件数は、BtoBの案件においては205件、BtoCの案件においては37件でした。

前年度の6月と比較すると多少減ってはいますが、高い水準を保っています。このことからもJavaの安定した需要の高さが伺えます。

2位:JavaScript

JavaScriptの案件数は、フロントエンドで45件、サーバーサイドで35件でした。前年度6月と比べると大幅に減少していますが、それでも案件数の順位としては2位となっています。

JavaScriptは、Web系のフロントエンド開発において欠かせないプログラミング言語で、高いシェア率を誇ります。Webサービスやアプリ開発の需要が続く限り、JavaScriptの需要が途切れることはないでしょう。

3位:Python

Pythonの案件数は76件でした。前年度比の案件増加率は80.9%と下がってはいますが、2位のJavaScriptと案件数に大きな差はありません。

求人数ランキングでは5位でしたが、案件数では3位に浮上しています。Pytonは、AI・機械学習をはじめとする先端技術において必要不可欠なプログラミング言語であるため、今後も需要が高まるでしょう。

4位:C言語

C言語のフリーランスの案件数は72件で、JavaScriptやPythonと大きな差はありません。求人数のグラフにおいても6位であるため、需要は高いといえるでしょう。ただし、C言語は比較的習得難易度が高いため、注意が必要です。

関連記事:C言語とは|特徴やC++やC#との違いを分かりやすく解説

5位:C# / C#.NET

C# / C#.NETの案件数は、70件でした。件数としては4位〜5位のC言語やPythonとあまり変わらないため、一定の需要があるといえるでしょう。ゲームエンジンである「Unity」で利用できる言語にもなっているため、ゲーム開発市場においても高い人気があります。

関連記事:C#とは?特徴やメリット、C言語やC++との違いを解説

ITエンジニアの求人数・案件数はともに増加傾向

次に、ITエンジニア・クリエイターの求人数・求人倍率とフリーランスの案件数の推移について説明します。

グラフから分かるように、ITエンジニア・クリエイターの正社員求人数、フリーランス案件数は年々増加傾向にあります。

またレバテックの調査によると正社員求人数は前年度比129%、転職希望者数は前年度比173%とともに増加しており、IT業界の転職市場が非常に活発であることが分かります。

厚生労働省が発表した『一般職業紹介状況(令和5年12月分及び令和5年分)について』によると、2023年12月時点のハローワークに登録されている求人全体の正社員有効求人倍率は1.27倍となっています。これに対し、同時期のITエンジニア・クリエイターの正社員転職求人倍率は12.0倍であることから、IT人材は売り手市場であるといえるでしょう。

また、フリーランス案件数においても前年度比153%と増加傾向でした。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年頃と比べると、フリーランスの案件数は右肩上がりに増加しており、フリーランスという働き方が普及してきていることが分かります。

全カテゴリ別ではPMの求人数が1位

以下ではカテゴリ別で見るフリーランスの案件発生数の推移について説明します。

2023年12月のレバテックのスキル・職種別の求人数では、PM(プロジェクトマネージャー)が1位を獲得しました。

グラフを見ると、PMの需要が右肩上がりに伸びています。これは、IT業界全体でプロジェクトマネジメントスキルを持つ人材のニーズが高いということです。システム開発に限らず、さまざまな業務においてチームでものごとを進める機会は多々あります。マネジメントスキルを持つ人材は重宝されるでしょう。

また、「データマイニング」「クラウド」についても前年度同月比が120%を超えており、需要が高まっていることが分かります。AI開発やクラウドサービスのニーズが高まり、このような先端IT技術を持つ人材の需要は高まっています。

関連記事:プロジェクトマネージャーとは?役割・仕事内容・必須スキルを解説

まとめ

本記事では、プログラミング言語別に正社員求人数、フリーランス案件数をランキング化し、JavaやPHP、Pythonなどの言語の概要や需要について解説しました。求人数、案件数どちらにおいてもJavaが1位を獲得し、非常にニーズが多い言語であることが分かります。

しかし、Javaが1位であるからといって、Javaさえ習得しておけば良いというわけではありません。自身が目指す職種やキャリアに合った言語の習得が必要です。また、IT業界は売り手市場といえど、技術革新の流れが早く、常にスキルや知識をアップデートしていく必要があります。需要と将来性のチェックは、転職市場における自身の価値を見極め、スキル・キャリアアップを効率的に進めることにつながります。

ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。

「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。

「個別相談会」に申し込む

転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。

レバテックキャリアのサービスについて

この記事の監修

レバテックキャリア編集部

レバテックキャリアは、IT/Web業界のエンジニア・クリエイター向けに特化した転職エージェントです。当メディアでは、エンジニア・クリエイターの転職に役立つノウハウから、日々のスキルアップや業務に活かせる情報まで、幅広いコンテンツを発信しています。

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

関連する記事

人気の求人特集

内定率が高い

ITエンジニア未経験~3年目の方限定

  • ITエンジニア適職診断
  • 5年後の予想年収

簡単3分無料で診断してみる

×

今もらっている年収は高い?低い?

簡単60秒 エンジニア・クリエイター専門 年収診断 無料診断START ×