【CTOの職務経歴書】もう一度ジャパン・アズ・ナンバーワンを復活させたいという思いを胸に、今できる限りのことに力を尽くす|株式会社wizpra CTO 田邊賢司氏【後編】

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前回に引き続き、「CTOの職務経歴書」には株式会社wizpraの田邊賢司氏が登場。数多くの転職を繰り返してきた理由や、株式会社wizpraでやっていきたいこと、そして、自分で立ち上げた株式会社ProfitMakersで実現したいことを伺った。

 

1. 経験から得た知見をスタートアップに還元していきたい

――現在にいたるまでたくさんの会社を経験されてきましたが、その理由は何なのでしょうか?

田邊氏:私は、最終的にエンジニアのスタートアップの支援をやりたいんですね。そのためには採用の支援、育成の支援、プロダクトの開発手法の支援、マーケティングの支援など、いろいろなやり方があると思うんですよ。今は、そういったいろいろなパターンを経験しておくべき時期だと考えています。

自社で技術顧問をやっているのもそういう理由からです。いろんな会社のいろんなサービスを知ることができますし、成功体験や失敗体験を経て知見を蓄えていくことができるからです。

――自分の会社をやろうというのは、いつごろから、どうしてそう思うようになったのですか?

田邊氏:実はオウケイウェイヴでウェブサービスをやりたいと思い始めたころから、自分の思うようなサービスをやっていきたいと考えていました。

なかでもスタートアップの支援をやりたいというのは、学んだことを還元して同じ思いの人を増やしたい、エンジニアが何かをしたいと思ったときに、手助けできるのはやはりエンジニアしかいないと思ったからです。

たとえばアメリカでは、シリコンバレーがもてはやされ、優秀なエンジニアが集まりますよね。一方、日本にだって優秀なエンジニアがたくさんいるのに、日本にはシリコンバレーのような環境がありません。それはとてももったいなく、悔しいことです。私は、その状況を変えたいなと思ってやっています。

つまり、シリコンバレーに負けたくないんです。もう一度ジャパン・アズ・ナンバーワンを復活させたいという想いが強いですね。

日本は、優秀なエンジニアが活躍できるシステムが整っていないんですよね。投資や環境整備も必要ですが、サービスを作る上でのテクニカルな部分を含めた知見も足りていないんですよ。ですから知見を持っている人は、どんどん還元すべきだと思うんです。

そうすることで新しいサービスのアイデアがわいてくると思いますし、日本のIT業界が元気になるんじゃないかなと思っています。

2. 将来性にほれ込んだwizpra。CTOとして成長を支えていく

――現在wizpraでは、どのようなことをされているのですか?

田邊氏:基本、なんでもやっています。コーディングもしますし、採用もしますし、企画も立てます。立ち位置としてはCTOなのですが、営業とカスタマーサポート以外すべてやるという感じですね。

取り急ぎ、採用が重要なミッションであることは確かです。弊社は、エンジニア組織としてはまだまだこれからですから。

wizpraでの業務を語る田邊氏の写真

現在もサービスのコーディングを手掛けているという田邊氏。コードを書くのも企画を立てるのも、どちらも好きだという

――エンジニアには何を求めていらっしゃいますか?

田邊氏:サービスへの興味を持っていること。また、会社のビジョンもまだ完成形ではなく、もっとブラッシュアップしていくべきと思っているのですが、そこから一緒に作ってくれる人がいいと考えています。ない状態を嘆くのではなく、自分たちで作れる人。不便だと思ったら自分で解決しに行く人がいいですね。

――将来はどのぐらいの組織になるだろうとお考えですか?

田邊氏:将来的にこのサービスは、マーケティングプラットフォームの枠を超えると考えています。そうなると予想がつかないのですが、ここ2~3年で、エンジニアだけで20~30人ぐらいの規模にすべきと考えています。

――以前立ち上げ支援をなさったトライフォートでは、会社を離れる目安となる規模を想定されていらっしゃいました。今回はどのあたりまで一緒にやっていきたいと考えていらっしゃるのでしょうか?

田邊氏:wizpraの場合は、行けるところまで行きたいと思っています。ただし、私はゼロイチが得意なので、組織の安定期に向けて最適な方が採用できたとしたら、その方にCTOをお任せするという選択肢もあるとは思っています。

――田邊さんが実力を最も発揮できる組織規模はどのくらいだと考えていますか?

田邊氏:全体数で言うと100~300名、エンジニアの組織でいうと50~60人ぐらいまでと思っています。

――ゼロイチが得意と気づいたのはいつごろですか?

田邊氏:得意というか、好きなんです。ワクワクするんですよね。そう思うようになったのは、オウケイウェイヴで新規事業を手掛けたあたりからだと思います。サービスとしては決してうまくいったとは言えないけれど、モチベーションを感じて楽しくできた。あの経験が良かったと思っています。

ゼロイチが得意と笑顔で話す田邊氏の写真

スタートアップ企業は、自らの手でサービスや仕組みを作ることができる。そんな環境を楽しめるエンジニアを求めている

――wizpraのCTOに加えて、ご自身の会社の仕事もされているなんて、忙しくはないですか?

田邊氏:自分の会社は週末や夜中にやっているだけなんで、そこまで忙しくはないですね。確かに、数社請け負っている技術顧問の仕事は日程調整が難しいですが、基本的に月1回のミーティングと、あとはリモートですから。当然のことながら、wizpraの業務に支障がないように調整しています。まあ、スケジュール調整や簡単な資料を作ってくれる秘書は欲しいなとは思いますけど(笑)。

3. CTOにジェネラリストかつスペシャリストなスキルが必要

――将来の展望はどういったことを描いていますか?

田邊氏:エンジニアとしては、最新技術トレンドは全部押えておきたいですし、そのための勉強は労力を惜しまずやっていきたいと思います。自分のスキルアップはもちろん、やはりCTOとして技術選定にも中心的に関わるので、そのときに新しいトレンドを知らないというのは厳しいですから。知らないと、技術はサービスを作るためだけではなく、トレンドの技術を採用することによりエンジニア採用における広報効果があるとか、そういうことも含めた様々な角度からの判断ができないじゃないですか。

当然のことながら、弊社のコア技術にあたる、テキストマイニングやデータマイニング、マシンラーニング、ビックデータなどはテクニカルなワードとしてエンジニアが興味を持つ分野だと思いますので、積極的に学んでいきたいと思います。

CTOとしては、もっと経営にコミットしていきたいなと思っています。CTOは技術から突き上げていくような存在であることが大切。技術的な視点で経営に対してどれだけ貢献できるかというのが問われると思っているんですよね。

特に弊社のボードメンバーには特殊なスキルを持っている方がいるので、そういう方々に負けないようにエンジニアとしての腕を磨きつつ、サービスに生かしていきたいです。

――直近のwizpraでの目標は?

田邊氏:まずはエンジニア組織を整えることですね。まだサーバサイドのメンバーが揃っていないので、そこのリードエンジニアとなるようなメンバーを採用したいです。また、wizpraとしてどういう文化を作っていくのかというところも突き詰めていきたいですし、それが整えば新卒採用といったフェーズも出てくるでしょう。

――CTOを目指そうというエンジニアに対して、何かアドバイスがありましたら教えてください。

田邊氏:CTOを目指すのであれば、広い知見が必要です。ただ、広いだけではダメで、自分の得意分野は持っておくべき。厳しい要求ですが、ジェネラリストかつスペシャリストみたいなスキルが必要だと思います。

たとえば、サーバに詳しくなくても、ゼロから自分でサーバを立ててOSをインストールし、サービスを作って実装、公開して運用までもっていく能力は必要です。そのなかで、自分はどこが得意なのかという強みを作っていけばいいのではないでしょうか。必ずしも、技術的な強みでなくてもいいんです。マネジメントでもいいので、何か強みを作ることが大切です。

また、ウェブで得られない情報を得るために、生のコミュニティには足しげく、労力を惜しまず出向くといいでしょう。自分にとって必要な知識を与えてくれたり、新たな気づきを与えてくれるなど、有益なコミュニティを見極め、そのコミュニティに出向くことで重要な情報を得ることができます。検索して出てくる情報も大切ですが、実際にやっている人たちから聞いて、学んでいく姿勢が大切です。

レバテック営業担当、向井の写真

レバテック営業担当「向井達也」から一言!

日本のIT業界全体の発展まで考える視野の広さが素晴らしいと感じました

CTOとして会社を大きくするだけでなく、その目線の先に日本のIT業界を発展させていくことまでを見据えている田邊氏。「今後も世の中に多くのイノベーションを生み出すため、今までやってきた事を活かしていきたい」という姿勢に驚くと同時に、私自身も見習っていかなければと感じました。

前編を読むモラトリアム期間を経てエンジニアへ。B to Cのウェブサービスにこだわって掴んだCTOという役職|株式会社wizpra CTO 田邊賢司氏【前編】

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