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Rubyとは?
Rubyは、1995年に一般公開されたオブジェクト指向のプログラミング言語です。日本人の「まつもと ゆきひろ」氏が開発しました。文法のシンプルさや汎用性の高さが評価され、Rubyは世界中で多くのユーザーを獲得しています。
Rubyの人気を高めた理由のひとつが、Ruby on Railsの存在です。Ruby on RailsはWebアプリケーション開発用のフレームワークで、複雑な機能も比較的容易に実装でき、cookpadやairbnbなどの有名サービスでも利用されています。
関連記事:Rubyとは?メリットやできること、将来性を分かりやすく解説
Ruby on Railsとの違い
Ruby on RailsはRubyのフレームワークの一つです。フレームワークとはアプリ・システム開発の際に使われるひな型で、開発するアプリ・システムの土台となるものです。フレームワークを使うことで、より効率的で統一されたアプリ・システム開発が可能となります。
そのためRubyはプログラミング言語、Ruby on Railsはフレームワークという違いがあります。
関連記事:Ruby on Railsとは?できることやメリットも紹介
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Rubyエンジニアの年収
レバテックキャリアの求人(※2024年8月現在)をみると、Rubyエンジニアの年収相場は600万~700万円となっています。ただし、2,000万円と高めの年収が設定されている求人もあれば、228万円と低めの求人もあり、想定年収に幅があります。年収の幅が広いのはRubyエンジニアに限らず、エンジニアという職種全般に当てはまる特徴です。
関連記事:Rubyエンジニアの転職! 年収や求人数、転職成功事例を紹介
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Rubyエンジニアの転職求人数
転職のしやすさに直結する「求人数」は、転職を検討しているエンジニアにとって気になるポイントではないでしょうか。2024年8月現在、レバテックキャリアのRubyエンジニアの求人数は約2,900件です。
比較のために、他のプログラミング言語の求人数をチェックしてみましょう。同じく人気のプログラミング言語であるJavaの求人数は約7,300件、Pythonの求人数は約5,000件です。
Java・Pythonと比較するとやや少ないものの、Rubyの求人数は増加傾向にあり、今後も安定した需要が期待できます。Rubyエンジニアへの転職希望者にとって「求人数を心配する必要はない」といえそうです。
Rubyエンジニアの求人実例
Rubyエンジニアの求人実例を、会社員の場合とフリーランスの場合の2パターンを紹介します。案件の内容は会社員とフリーランスで大きな差があるというわけではなく、エンジニアから見ると待遇面が変わります。プロジェクトから支払われる報酬自体が多いことや、会社に仲介料を取られないことなどから、同じような業務内容であればフリーランスの方がエンジニアに入ってくる報酬は高くなるでしょう。
会社員の場合
まずは会社員の場合の求人例です。同じような案件はフリーランス向けにもあります。
【バックエンドエンジニア】自社内開発/新規事業立ち上げ
【業界】
・IT・通信
・SIer
【業務内容】
主な業務は、100%直受け・自社内開発での、新規事業立ち上げやDXを求めるプロジェクトの設計開発です。
<具体的な業務内容>
・クライアントとのコミュニケーション
・要件定義
・設計
・機能実装
・テスト実装
・リリース後の機能追加や保守運用
【応募要件】
<経験>
・業務システム開発(Java,C#,C++,Perlなど/2年以上)
・実装
<理解>
・オブジェクト指向の理解
※Web系への転身を希望されている業務系経験者の方を想定しています。
<マインド>
・コミュニケーションが円滑に取れる方
【想定年収】
390~600万円
フリーランスの場合
次にフリーランスの求人例です。同様に会社員でも同じような案件はあります。
【Ruby】コンシューマー向けWebアプリケーション開発
【業務内容】
・コンシューマ向けWebアプリケーションの開発に携わっていただきます。
・ご経験に応じて幅広い工程をご担当いただきます。
-新規機能及び既存機能のシステム設計、開発、保守
-開発進行における関係部署との仕様調整
-パフォーマンス向上に向けたチューニング
-トラブル発生時の調査及び解決
【応募要件】
・Ruby on Railsでの開発経験2年以上
・サーバーサイド開発経験の3年以上
・DBのテーブル設計及びSQLチューニング経験
・クラウドサービス上での開発経験
<歓迎スキル>
・ネットワークやインフラの設計経験
・要件定義及び仕様書作成の経験
・Android又はiOSアプリ向けのAPI開発経験
・クラウドシステムの設計及び構築経験
・障害や過負荷への対応経験
【単価】
〜800,000円/月(週5日)
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Rubyエンジニアの仕事
Rubyエンジニアの仕事は、主にWebサイト、Webアプリケーションの設計、開発業務です。RubyはWebのサーバーサイドで使用されることの多いプログラミング言語なので、Web開発の案件が多いでしょう。ただしスマホアプリ開発、API開発、ゲーム開発、AI開発などにRubyが使用される場合もあり、Rubyエンジニアもこれらの案件に参画できるチャンスがあります。
Rubyエンジニアとしての働き方
「Ruby 年収」と検索すると、フリーランスに関する情報も多くヒットします。企業への転職を考えている人も、フリーランスという働き方が気になるかもしれません。
レバテックフリーランスの求人からRubyエンジニアの単価を見てみると、80万~90万円/月が多く見られます。そこから、所得税などを引くと収益は約60万~66万円となるはずです。これを単純に12倍すると、収益は720万円以上になります。企業におけるRubyエンジニアの想定年収が400万~700万円であるため、フリーランスは高めの年収に見えます。
ただしフリーランスの場合、保険や年金、経費を年収から捻出する必要があります。また、継続的に仕事が得られる保証はありません。
さらに、営業や事務作業などを自分でこなす必要があることも注意点です。エンジニアとしての仕事に時間を割けず、想定通りの仕事量をこなせないおそれもあるでしょう。人によっては、単価の交渉などがストレスに感じられるかもしれません。
会社員が向いているのか、フリーランスが向いているのかは個人の資質によります。フリーランスも含めて転職を考える場合、自身の適性についてしっかりと検討してみてください。
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年収アップのために身につけておきたいスキル
Rubyエンジニアが市場価値を高めるためにはRubyのスキルを磨くことが大前提ですが、そのほかにも年収アップにつながるポイントがあります。Rubyエンジニアが身につけておくと役立つスキルをチェックしていきましょう。スキルを掘り下げつつも幅を広げるとプロジェクト内で重宝され、また参画できる案件数も大幅に増えます。
JavaScriptなどのフロントエンドに使われる技術
Rubyエンジニアの仕事は、Rubyとそのフレームワークで完結することもありますが、そのほかの技術と連携するケースも少なくありません。そのためJavaScriptやCSSなどフロントエンドで使われる技術を理解しておくと、仕事の幅が広がります。
また、ほかの言語について理解を深めておけば、転職活動時に「RubyとJavaScriptの連携には自信があります」と、技術力をアピールしやすくなるでしょう。
ITインフラについての知識
開発プロジェクトの流れとして、一人で幅広い業務を担当できるフルスタックエンジニアのような人材が求められるようになっています。この背景には複数の要因がありますが、ツールの利便性が向上したことで一つ一つの作業が以前よりも簡易的にできるようにな
っていて、その結果幅広い業務をこなせる人材が増えたことが挙げられるでしょう。
インフラについてもクラウド化が急速に進んでいるので、サーバーサイドエンジニアがインフラ構築まで担当するケースもあります。こういった状況から、RubyエンジニアはITインフラについての知識を身につけることで年収アップにつながる可能性があります。
UI・UXの知識
一般ユーザー向けのWebアプリ開発に携わりたいのであれば、UI・UXに関する知識を身につけておきましょう。コンセプトやスペックが優れたアプリケーションを作っても、ユーザーに使われなくては意味がありません。ユーザーに使われるためにはUI・UXが大きな意味を持ちます。
また、UI・UXについての知識を身につけておくと、Webアプリケーションの設計など上流工程に関わりやすくなることもポイントです。仕事の幅を広げるきっかけにもなります。
上流工程の経験
開発業務に加え、開発リーダーとしての経験や上流工程の開発経験も、年収アップにつながる要素です。
上流工程とは、顧客の要求に応じたシステムの設計図を作るプロセスを指します。具体的には要件定義や機能定義、構成管理、計画立案などの工程が該当します。これらの経験は、年収アップに大きく貢献するでしょう。
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Rubyエンジニアの将来性が高いと考えられる3つの理由
Rubyで検索すると、「オワコン」といった否定的なワードがサジェストされることがあります。Rubyエンジニアとして転職を検討している方にとっては、将来性が気になるかもしれません。
IT技術は日々進化を続けており、既存の技術が急速に陳腐化する可能性もあります。Rubyがそうならない保証はありませんが、Rubyエンジニアは将来性が高いと考えられる理由もあります。この章ではRubyエンジニアの将来性が高いと考えられる理由を解説します。
「Ruby on Rails」の存在
Rubyの人気を高めている要因として、人気のフレームワーク「Ruby on Rails」の存在があります。
Ruby on Railsの最初のバージョンが公開されたのは2004年ですが、Webアプリケーション開発における利便性は、2024年現在でも高いことが特徴です。cookpad・hulu・GitHubなど、世界に名だたる有名サービスで使われています。
Ruby on Railsは、定期的なアップグレードにより利便性を高めていることもポイントです。これは、Rubyエンジニアの将来性を考えるうえで、ポジティブな効果をもたらすでしょう。
また、RubyやRuby on Railsを使った開発は、少人数でも高い品質を実現できます。スタートアップなどで採用されるケースも多く、Rubyエンジニアは今後も一定の需要が生み出されると考えられます。
世界中の企業・サービスで利用されている
利便性や汎用性の高さから、世界中のさまざまな企業がRubyを利用していることも、Rubyエンジニアの将来性が期待できる要因です。
企業活動において、一度採用されたプログラミング言語はその後も使い続けられることが一般的です。新しい言語を採用するには「学習期間が必要」「エンジニアの新規採用が必要」「セキュリティなどの検証をしっかりと行わなければならない」といったハードルがあるためです。
Rubyよりも圧倒的に利便性が高く、既存のRubyエンジニアがスムーズに移行できる言語が登場しない限り、Rubyが使い続けられる可能性が高いでしょう。
過去のIT資産は今後も活用される
開発されたサービスやシステムの多くは、IT資産として今後も活用されます。サービスを継続するためには、運用・保守が欠かせません。すでに、Rubyを使って多くのサービスが開発されています。それらの運用・保守が続く限り、Rubyエンジニアの仕事が急になくなることは考えにくいです。
関連記事:Rubyの将来性と需要は?懸念されている点も解説
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Rubyエンジニアが転職を成功させるためのポイント
Rubyエンジニアが転職を成功させるためには複数のポイントがあります。ただしRubyエンジニアならではのポイントというわけではなく、他のエンジニアにも共通していることです。IT業界は変化が激しく、市場で生き残るためには自己成長が欠かせません。転職段階から自己成長を意識することで、転職成功率が高まるだけでなく今後のキャリアアップにもプラスに働くでしょう。
自分の進みたい道をはっきりさせる
Rubyは、一般ユーザー向けのWebアプリ開発から、業務システム開発まで幅広く利用されています。また、Webアプリ開発でもフロントエンド寄りの開発から、サーバー関連まで幅広いのが特徴です。当然ですが、開発する分野によって学ぶべきことや重視するポイントは異なります。
Rubyエンジニアとして転職を考えるのであれば、「Rubyのどういった部分に興味を持っているのか」「今後どのようなスキルを磨きたいのか」を明確にしておくことが欠かせません。
進みたい道がはっきりすると、自分にあう求人が見つかりやすくなります。また、志望動機が明確になるため、応募書類作成や面接で活きるはずです。
すぐに応募できるよう準備しておく
Rubyエンジニアに限らず、自分の希望に沿った求人との出会いは一期一会です。そのため、履歴書・職務経歴書はあらかじめ準備しておき、定期的にアップデートしておくことが理想的といえます。希望の求人を見つけた際、すぐに応募でき、余裕を持って面接に臨めます。時間的・精神的な余裕はよい結果につながるはずです。
なお、エンジニアの転職では思わぬ経験が評価につながることも少なくありません。「サーバーの設置」といったRubyとは関連が少なそうに見える技術が評価される可能性もあります。
そのため、職務経歴書はヌケモレなく作成しておきましょう。また、採用担当者に読んでもらわなくては意味がないため「読みやすさ」も重要です。
転職エージェントの利用がおすすめ
Rubyエンジニアとして転職を考えるのであれば、エージェントの利用がおすすめです。転職成功のためには、「自分にあった求人を見つける」ことが欠かせません。エージェントを利用すると希望にあう求人のみが提供されるため、効率よく転職先を探せます。
空いた時間を技術の習得などに充てれば、よりよい条件の求人へ応募できるでしょう。エージェント利用に料金などはかかりませんし、今すぐの転職を促されることもありません。登録も簡単なので、ぜひ利用してみてください。
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未経験からRubyエンジニアへの転職は可能か?
Rubyエンジニアへの転職を目指している方のなかには、Ruby未経験の方もいるはずです。本章では未経験から転職を目指すためのポイントについて解説していきます。以下に紹介する内容はRubyに限らず、他のプログラミング言語のエンジニアを目指す場合にも共通しています。そのため、今後別の言語で未経験からの転職を目指す可能性がある人も参考にしてください。
経験者が優遇されやすいが不可能ではない
一般的に、中途採用では即戦力が求められます。Rubyエンジニアも同様です。そのため、未経験者よりも実務経験者のほうが優遇される傾向があります。
一方で、Rubyは文法がシンプルであることから、初心者でも習得しやすい言語です。そうした背景から、Rubyエンジニアとしての経験を必須条件としていない求人も存在します。
未経験からの転職は不可能ではありません。Rubyエンジニアを目指したいという強い気持ちがあるのなら、ぜひ挑戦してみてください。
Ruby未経験からの就職を目指すなら資格取得もおすすめ
未経験からRubyエンジニアを目指す場合、資格を取得するのもおすすめです。資格が直接転職成功につながることは少ないですが、「資格を取得する姿勢」は大きなアピールとなります。前向きな姿勢が評価されて、転職成功につながるケースもあるでしょう。
おすすめ資格のひとつが「Ruby技術者認定試験」です。Rubyに関する知識が幅広く問われるため、学習すればRubyの知識が体系的に身につきます。合否に関わらず、Rubyの技術を身につけるうえで有用です。
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Rubyに関するよくある質問
Rubyに関するよくある質問と回答を紹介します。プログラミング言語は複数あるため、どの言語から優先的にスキル習得すべきかは目標などによって変わってきます。Rubyのスキル習得を検討している人は、Rubyの将来性やデメリットなどについても把握したうえで判断してください。
Q1. Rubyに将来性はありますか?
Rubyの将来性はあると考えられます。その理由としては以下が挙げられます。
-
1.Ruby on Railsを使用することでスピード開発可能2.Webサービス開発に適しており、需要が高い
3.学習しやすいため、エンジニアを育てやすい
Q2. Rubyのデメリットは何ですか?
Rubyを使用する上での主なデメリットは以下の3点になります。
-
1.処理速度が遅い2.大規模開発には向かない
3.機械学習には向かない
上記のことからRubyは将来性がないと言われることもありますが、Q1の通りRubyには将来性があると考えられます。
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まとめ
Rubyはオブジェクト指向のプログラミング言語で、Webのサーバーサイド開発で用いられることが多いです。Ruby on Railsというフレームワークに人気が集中しているので、Ruby on Railsのスキルを習得すれば幅広い案件に対応できるのもRubyの特徴です。
レバテックキャリアの求人ではRubyエンジニアの年収相場は600万円~700万円程度で、他のプログラミング言語と概ね同程度になります。Rubyエンジニアが年収アップを目指す場合、フロントエンドのスキルを身につけることや、上流工程のスキルを身につけるのが有効です。
スキルが身についたらより年収の高い企業への転職やフリーランスへの転身も選択肢に入ってくるので、まずは着実にスキルアップしていくことが重要でしょう。
ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。
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