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「Fintech×建設tech」で建設業界をサポートする事業を展開

同社は、建設業界のIoTデジタルデータを収集・活用し、建設業界向けECプラットフォームを開発している企業です。
産業革新投資機構から新設分割された官民ファンドである株式会社INCJ、三井住友フィナンシャルグループ、建設機械メーカー大手の株式会社小松製作所の出資により、2019年7月に設立されました。

現在、日本では建設業界の人手不足を解消するため、ICT活用により生産性向上を目指す取り組みが推進されています。しかし、日本の建設業界の99%は中小・零細企業であり、資金も乏しいため、施策を講じることが難しい状況です。そのような社会課題がある中、同社は国と大手企業の資本をもとに、金融サービスで建設業界をサポートする取り組みを行っています。

具体的なサービスとして、EC上での資材費立替サービスのリリースを予定しています。専用アプリを通じて同社が建設事業者と資機材サプライヤー間に介在し、資材費を工事完成前に立て替えることで、両者のキャッシュフローを改善します。さらに、請求・代金回収に関わる業務の軽減や、資機材サプライヤーによる建設事業者向けの与信審査・管理に関するリスク評価業務の負担軽減も実現することができます。　

今後は、サービスの本格展開、収益化に向けたプラットフォームの構築および決済サービスの実証を進めていきます。また、将来的には、保険やリースなど、決済以外のサービス事業の展開も計画しています。

建築業界のIT化を進めるべく、UXやユーザビリティを重視したサービスを開発

同社は、正社員2名と、株主企業からの有期出向者で構成されています。現在は、専務がシステム開発担当を兼任しており、外部ベンダーや株主である株式会社INCJのエンジニア約100名と協力しながら建設業界向け決済サービスの開発を行っています。同じフロアにオフィスがあるため、INCJ社の社員とも密にコミュニケーションを取りながら、和気あいあいとした雰囲気で業務にあたっています。
そのほか、バックオフィス業務などを担う契約社員や事務スタッフがおり、今後組織を拡大していく中で、各部門の責任者を採用していく予定です。
開発にはAWSを用いており、現在進行中の建築業界向け資材立替サービスの構築にはオープンソースのECプラットフォームである「Magento2」を使用する予定です。

サービスの開発において特に重視しているのは、UXやユーザビリティを向上することです。
建築業界は、市場規模が56兆6,700億円と大きいにもかかわらず、未だに書面や電話でのやり取りが中心で、ITリテラシーの高くないユーザーが多いことが理由です。
同社のエンジニアには、機能性や操作性について試行錯誤を重ねながら、誰もが使いやすいサービスを追求する根気強さが求められます。業界のIT化を進めることで世の中に貢献したいという思いのある方にもおすすめの環境です。

立ち上げフェーズの組織の中核を担う

同社は設立間もないスタートアップ企業であり、組織体制はこれから整えていく段階です。
入社後は、組織の中心メンバーとしてプロダクトのリリース段階から密に関わっていくことが可能です。少数精鋭の組織であることから、マネジメント層の社員であっても時には自ら手を動かして開発に携わることもあります。そのため、技術的なスキルや知識量はもちろんのこと、臨機応変に対応できる柔軟性も求められます。

また、現状では開発は基本的に外注していますが、将来的には全ての開発を内製化する方針です。社内でチームを組んで新規サービスを展開することも視野に入れています。そのため、新しいプロダクトの開発にゼロから携わりたい方や、自分でチームを作って管理や育成に挑戦してみたいという方も活躍できるでしょう。

スタートアップ企業らしさを持ちながらも、同社では社員の働きやすい環境をつくる取り組みを進めており、社員に負担が集中しないよう業務量の調整を行っています。実際に、1日の残業時間は1～2時間ほどで、自分のペースで仕事をすることができます。