飲食業界の新しいスタンダードを作る、トレタのエンジニア中途採用の裏側を明かしますトレタ【採用担当者の本音】苦情は「改善のチャンス」。エンジニアには課題の解決を楽しんでもらいたい

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エンジニア採用を行う企業の採用担当者に、選考ポイントや求める人材像について尋ね、転職を検討しているエンジニアに現場のリアルな声をお届けする「採用担当者の本音」。今回取り上げるのは、飲食店を対象とした予約/顧客台帳サービス「トレタ」を展開している株式会社トレタ。ビジネスが新しいフェーズに入ったことで、サーバーサイドを中心にエンジニアを大幅に強化するという同社。CTOを務める増井雄一郎氏とVP of Engineeringの酒井宏氏にお話を伺った。

※この記事は、2017年7月時点の内容です。

株式会社トレタ CTO 増井雄一郎氏とVP of Engineering 酒井宏氏の写真

今回の採用担当者:
株式会社トレタ

CTO 増井 雄一郎(ますい ゆういちろう)氏(写真左)
VP of Engineering 酒井 宏(さかい ひろし)氏(写真右)

トレタで採用したいのはこんなエンジニア
1.誰のために仕事をするのかを考えられる人
2.品質への意識が高く、問題の発見と解決にポジティブな姿勢で取り組める人
3.チームで仕事をすることに喜びを感じることができる人

1. トレタのビジネスは新しいフェーズに

―まずは、トレタの事業内容と、募集するエンジニアの職種、仕事内容を教えてください。

増井:当社は、飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」を開発しています。2013年12月にiPad用アプリケーションをリリース以降、徐々に改善を加えながらアップデートを重ねるのと同時に、PCやAndroidなどでも使えるウェブ版やPOSと連動するPOSコネクトなど多様なアプリもリリースしています。

アプリ「トレタ」の画像

飲食店向けiPad用アプリケーション「トレタ」。
予約・顧客管理だけでなく、予約の傾向やリピーターの割合など店舗運営状況の把握も可能


「トレタ」は飲食店向けのサービスですのでBtoBビジネスに分類されますが、飲食店を利用される方の利便性にも寄与する仕組みでもあるので、BtoBtoCという側面もあります。

「トレタ」のサービスは全国展開していて、最近、ついに47都道府県すべての地域で導入されました。導入店舗数でいうと約8500店にのぼります。飲食業界は、まだITが行き渡っていない部分が多いので、今後もますます伸びていくと考えています。

酒井:今回募集する職種は、サーバーサイドエンジニアが4名、iOSエンジニアが2名、QAエンジニアを2名の計8名です。現在の開発部は、エンジニアだけで14名ですので、8名加わって22名体制になるというのは、かなり強化することになります。

―今回の募集の背景はどのようなものでしょうか?

増井:当社のビジネスが新しいフェーズに入ってきたという点が背景にあります。「トレタ」は、予約台帳を電子化し、顧客管理を効率化するツールなのですが、これに加えて電子化されたデータを有効活用しようという取り組みをスタートさせています。

先ほども触れましたが、全国47都道府県で8500もの飲食店に導入いただき、そのデータも膨大なものになります。しかもそのデータは電子化されているので、今後はマーケティングや売り上げ予測といった活用の可能性があります。

酒井:1年半ほど前からは、「トレタ」とPOSシステムとの連携も進めています。言ってみれば、サーバーが情報を集約するハブの役目を果たすことになり、今後はますますデータ量が増加するので、サーバーの強化が急務になっているんですね。

このような背景から、今回の募集ではサーバーサイドエンジニアを4名採用しようということになりました。

2. 書類選考でスキルや経験、面接でマインド面をチェック

―トレタの採用の流れを教えてください。

増井:大きく分けると、最初の書類選考では経験やスキルを、以降の面接ではマインド面を中心に、当社のカルチャーをお伝えして双方にとって良いご縁となるかを確認しています。

書類選考のあとにご要望に応じてカジュアル面談を行います。カジュアル面談というのは、正式面接の前に会社についての説明を行う場です。面接の場ではこちらからいろいろと質問をすることが多いので、カジュアル面談では逆にいろんな質問をしてもらい、当社のことを知ってもらう場と考えています。

書類選考から最終的な採用決定までにかかる期間は1ヶ月程度。面接は、平均して5回ほど行います。現場のエンジニアから、頻繁にやり取りが発生するであろうプロジェクトマネージャーやデザイナーなどエンジニア以外の立場の者、マネージャー、役員など幅広く会っていただいています。

トレタの採用について話す増井氏の写真

多い時には年間40本もの講演をこなし、語り口も軽妙な増井氏は「IT芸人」の異名を持つ

―まずは書類選考でスキルや経験を確認しているとのことですが、具体的にはどのような点を確認されていますか?

酒井:今回メインで採用するサーバーサイドエンジニアの場合ですと、当社ではRuby on RailsでAPIサーバーの開発を行っているので、まずはRuby on Railsでの実績をお持ちか確認しています。具体的には、Ruby on Railsでの開発経験が2年以上あるかどうかが1つの基準になっています。

ただ、Ruby on Railsの経験がなくても、他の言語でのWebアプリケーション開発経験者はぜひご応募ください。実は私自身、Perl経験しかなく、Ruby on Railsは入社してから覚えたんです(笑)。

増井:酒井の場合は、Perlでの開発経験が10年あり、新しい言語の修得についても意欲的な姿勢があったので問題ないという判断でしたね。もちろんRuby on Railsの経験があることが理想ですが、Webアプリケーションについての基本的な考え方や普遍的な技術が身についている方にはぜひお会いしたいですね。

また、技術という点では一部の職種ではGitHubアカウントを書類選考時に提出していただき、公開されているコードから技術的なご経験を確認しています。業務外での取り組みには、その方のプログラミングとの向き合い方やモチベーションの高さが表れると思うので、いつも興味深く見ています。

酒井:あとは、サーバーサイドエンジニアに限ったことではありませんが、当社にはないスキルを持っている方も積極的にお会いしたいと考えています。例えば、データ活用というトレタの今後の方向性に照らせば、セキュリティやデータベース検索システムなどに強い方、PythonやR言語が使える方は歓迎しています。

ご自身の得意分野を軸に、存分にご活躍いただきたいですね。

トレタの採用でチェックしている点について話をする酒井氏の写真

トレタに入社するまでRuby on Railsの経験がなかったという酒井氏。
しかし、周囲の人に気軽に聞ける環境だったのであまり不安はなかったそう

3. 面接では、課題解決や品質への意識などを評価

―続いて、マインド面でのマッチングを確認するという面接ですが、どのようなマインドを持ったエンジニアならトレタと合いますか?

増井:まず大事なのは、誰のために仕事をするのかを考えられる人であることです。トレタの場合は、飲食店の業務を改善することが目的ですので、そこをしっかりと共有できるかは重要ですね。

当社では、エンジニアが入社すると、3か月以内に最低でも1回は「トレタ」を導入していただいている店舗へ伺い、お店の方と話をする機会を作っています。「トレタ」をどのように使い、どう役立っているのかを実感することが、仕事をするうえでとても大切だと考えるからです。

それから、ポジティブであることも重要です。プロダクトがアプリケーションである以上、ユーザーである飲食店から要望や、時には苦情をいただくこともあります。そういう時に「改善のチャンスだ」という捉え方ができると、自分も楽しく仕事ができるし、サービスの品質向上にも繋がっていくからです。

酒井:品質向上という点では、メンバー間で知恵を出し合うことも必要ですので、チーム開発が好きな人にも合うと思いますね。面接で、現場のエンジニアやデザイナーに立ち会ってもらうのも、「トレタはチームでの開発を重視していますよ」というメッセージなんです。

例えば、なんらかの課題が見つかった時に、エンジニア視点で解決できないことがデザイナーの工夫でうまくいくようなことがあります。みんながいろんな視点で知恵を出し合えば、同じ改善をするにしてもより多くの改善が達成できるというのが、当社のマインドだといえますね。

トレタ内にある開放的なバーカウンターでカウンター越しに向かい合って話をする増井氏と酒井氏の写真

トレタのエントランスにはバーカウンター。
仕事や簡易的な打ち合わせに使うのも自由で、19時以降はお酒を飲みながら交流を深めることもできる

―面接では、具体的にはどのような質問をされるのでしょうか?

酒井:今のチーム開発と関連するものでは、「現在、あなたが所属しているチームではどこに問題があると思いますか?」といった質問をします。

どんなチームにも必ずなにかしら問題はあるものです。その方がチームのどの部分を見てどのように感じるのかという話から、当社との相性を検討する為に参考にしています。

それから、「優れているエンジニアとはどのような人?」という質問もよくしますね。エンジニアで必須なのは、技術に対するモチベーションです。理想のエンジニア像を聞くと、技術についての考え方やスタンスが測れますので、とても興味深く聞いています 。

増井:また、品質に対する考えもぜひ聞きたいですね。「トレタ」は、全国8500の導入店が使うものなので、一時的にでもサービスが止まってしまったら、当然ながら影響はかなり大きくなります。導入店だけで8500もあり、その先の利用者はその数十倍とか数百倍という数字になります。そういう意味で、品質に対する高い意識をお持ちの方は当社で活躍できると思います。

4. 飲食業界の新しいスタンダードを作る仕事をやりがいに

―トレタに入社したエンジニアにとってのメリットはどのような点でしょうか?

酒井:飲食業というのは、まだまだテクノロジーが十分に届いていない分野です。日本全国に予約業態の飲食店は約10万店あり、このうちデジタルの台帳システムを導入しているのは2万店程度といわれています。つまりたったの2割です。

8500店に導入されているトレタはデジタルの分野ではかなりのシェアを占めてはいますが、残り8割という圧倒的な競合が紙なんです。これをデジタルに変えていくというのは、ある意味で飲食店のあり方を変革していくということです。成果も見えやすく、エンジニアにとって大きなやりがいになるのではないかなと思います。

増井:トレタには、エンジニアとしての成長をサポートする風土があると思いますね。エンジニアは殻に閉じこもらずに、どんどん外の人に会って刺激をもらってほしいし、得るものがあったら社内で共有してほしいというのが、当社の方針です。

当社はフレックスタイム制を採用しており、コアタイムは11時から16時です。そのため、早い時間の勉強会にも出られますし、会社としてもコミュニティ活動はむしろ推奨しています。

それから、福利厚生もかなり充実していると思います。例えば、「トレタ」を活用いただいている導入店で当社社員が飲食をすると、代金の30%を会社が負担する「トレタ30」という制度があります。導入店に訪れることで、自社プロダクトについての理解も深まりますし、ぜひどんどん利用してほしいですね。

ガラス張りの室内で横並びに座り、トレタで働くメリットについて語る酒井氏と増井氏の写真

「エンジニアには積極的にコミュニティ活動を行ってもらいたい」と、増井氏も酒井氏も口を揃える

―では、最後にトレタの求人に関心を持っているエンジニアに向けてメッセージをお願いします。

酒井:私が実際に面接して採用したメンバーで、前職が真に仕事と向き合える環境ではなく、満たされなかったという人がいました。そのメンバーはトレタに来て、大きなやりがいを感じていると話してくれたことがあります。

エンジニアとして、本気で課題解決に取り組んでみたい方にとっては、働く喜びが得られる会社だと思います。ぜひ一緒にやりましょう。

増井:解決することで人の役に立てる課題があるというのは本当にワクワクできます。これまで飲食店の顧客管理のIT化が遅れていたのは、適切なツールがなかったからというのが大きいと思います。そこへiPadというデバイスが登場し、それによって「トレタ」のようなシステムも生まれました。

今後は、テクノロジーで顧客管理を効率化し、データ処理をお店の戦略に生かしていくことが当たり前になっていくはずです。エンジニアとして、飲食業界のこれからのスタンダードを作っていく仕事をしてみませんか。

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この記事を読んで、トレタの企業マインドに共感した方、自分の経験やスキルを存分に生かせると感じた方は、まずは一度ご相談ください。これまでの経験やご自身の強みを伺いながら、転職を成功させるためのアドバイスをいたします。エンジニアとして新しい道を歩んでいきたいと考えているエンジニアの方、その第一歩をレバテックキャリアと一緒に踏み出してみませんか?

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レバテック営業担当「櫻井 健也」から一言!

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”風呂グラマー”や“IT芸人”としても広く知られる増井雄一郎さんがCTOを務める株式会社トレタ。トレタ社はサービスを開発するエンジニアの技術力が高く、一人ひとりの裁量も大きいため、向上心の高いエンジニアの方には魅力的な環境だと言えます。また、残業が少なくワークライフバランスの取りやすいことも大きな特長のひとつです。増井さん・酒井さんのインタビューを読んでトレタ社に興味をお持ちになった方、ぜひ一度相談にお越しください。

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