ソーシャル経済メディア「NewsPicks」のエンジニア中途採用の裏側を明かします ユーザベースグループ【採用担当者の本音】NewsPicksを加速的に成長させるエンジニアを募集

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エンジニア採用を行う企業の採用担当者に、選考ポイントや求める人材像について尋ね、転職を検討しているエンジニアに現場のリアルな声をお届けする「採用担当者の本音」。

今回取り上げるのは、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を運営している株式会社ニューズピックス(ユーザベースグループ)です。エンジニアの人員増強によって、社内体制を強化したいという同社。NewsPicksエンジニアチームの採用を担当する、サービス開発の戸辺淳一郎さんにお話を伺いました。

※この記事は、2018年3月時点の内容です。


株式会社ニューズピックス サービス開発、戸辺 淳一郎氏の写真
今回の採用担当者:
株式会社ニューズピックス
サービス開発
戸辺 淳一郎(とべ じゅんいちろう)さん

NewsPicksで採用したいのはこんなエンジニア
1. 物事の本質を考えられる人
2. 常に上を目指し、チャレンジ精神がある人
3. ユーザベースグループのミッション・バリューに共感して、目標達成のために自ら行動できる人

1.  急成長サービスを支えるのはハイブリッドに活躍するエンジニア

―まず、NewsPicks事業の事業内容について教えてください。

戸辺:東証マザーズに上場したユーザベースのグループ企業として、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」を運営しています。

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」の画像
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」。
インターネットで話題の記事を掲載するだけでなく、オリジナルの有料コンテンツも制作・配信している


―NewsPicksで働かれているエンジニアの業務内容や開発体制について教えてください。

戸辺:エンジニアの業務は多岐にわたります。アプリやサーバーサイドの開発、新規サービスの立ち上げ、課金機能周辺の改善などさまざまです。

当社では組成したチームをもとに業務を行っていますが、エンジニアを職能ごとに分ける編成はしていません。iOSやAndroid、サーバーサイドといった分け方ではなく、「新規サービスチーム」や「課金改善チーム」と、目標達成に基づいたタスクフォースでメンバーを構成しています。

また、社内のエンジニアのほとんどは、技術的にサーバーサイド・クライアントサイド・インフラに渡る複数の領域をカバーしています。そのため、各個人がプロジェクトに応じて最適な役割を担えるようにしています。

―今回、エンジニアを募集されている背景はどのようなものですか?

戸辺:現在、社内で取り組みたいプロジェクトは山ほどあるのですが、人手が足りずにそれらの全てには着手できていない状況にあります。

現在、エンジニアは社内に30名ほど在籍しており、徐々に人数は増えてきています。しかし、新しいプロジェクトに取り組んでサービスを改善するためにも、さらなる人員増強が求められています。

2. 「現在の能力」よりも「フルスタックな技術力を身につけようとする姿勢」を評価

―エンジニアを採用するにあたり、応募者に求めるスキルや経験はありますか?

戸辺:スキル面では、サーバーサイドに詳しい方が望ましいと考えています。現場で動いている言語は、JavaとKotlinです。既存プロジェクトの多くはJavaですが、新しいプロジェクトでは、ほとんどがKotlinで書かれています。

―では、JavaとKotlinは必須スキルになってくるのでしょうか?

戸辺:もちろん、多くの言語を習得しているに越したことはありませんが、JavaもKotlinも必須ではありません。

先ほどもお話ししたように、チームで業務にあたっているので、メンバー同士で技術を補い合いながら進めています。技術はあくまでも目標を達成するための手段という認識です。


戸辺氏がエンジニア採用やエンジニア応募者への想いについて、手振りを付けながら話している写真
戸辺さん自身も、入社時はJavaやAndroid、iOSの開発は未経験だったそう


ただ、決して技術をないがしろにしているわけではありません。目標のレベルが高く、必然的に高い技術や、これまで知らなかった知識が必要になるときもあります。だからこそ、「必要であればなんでもやる」というマインドを持っている方と一緒に働きたいですね。

なので、現状の能力よりも、「やりたいことを実現するためには技術(手段)を選ばない」意思があるかどうか。そのポテンシャルがあるかどうかを重要視しています。

―スキルだけでなく、マインドやポテンシャルも重要視されているのですね。

戸辺:そうですね。また、当社が設けている「7つのルール」という価値観への共感があるか、本質的に理解できるかどうかも非常に大きなポイントです。スキルがどれほど高くても、この価値観にフィットしなければ採用は難しいかもしれません。

株式会社ニューズピックスの7つのルールが記載された社内用ブックの写真
7つのルールが記載された社内用ブック。ユーザベースの社風や制度などは、この7つのルールがベースになっている


戸辺:当社ではコアタイム無しのスーパーフレックスや、リモート勤務も認められています。これは7つのルールの最初の項目、「自由主義で行こう」に基づいています。

よりエンジニアらしい話だと、「夜中に作業していたら、勢いに乗ってきて業務が捗るとき」があると思うんです。ただ多くの会社では出勤時間が決まっているため、作業を止めて寝ないといけない。その結果、翌日出勤しても昨日のような高いパフォーマンスは出せなくなってしまう…なんてことにもなりかねません。それならむしろ作業が捗っているときに働き、翌日はお昼くらいに出社してもらったほうが、エンジニアも会社もパフォーマンスを最大化できます。

自分に都合良く自由主義を利用するのではなく、チームとして、会社としてパフォーマンスを最大化するための自由主義です。これを本質的に理解して行動できる人に、ぜひ来てほしいですね。

―求めるスキルやマインドをたくさんお聞きしましたが、ひとことで「こういうエンジニアがほしい」と表現することはできますか?

戸辺:7つのルールの最後の項目は「異能は才能」なのですが、当社は多様性を大切にしています。さらに付け加えるとするならば、これは自由主義ということでもあるので、「〇〇なエンジニア」というフレームは無いに等しいですね。

とはいえ、当社が「今だからこそ特に欲しい人材」を一言で表現すると、「チャレンジ精神がある人」になります。

当社はおかげさまで成長を続けています。一方で、会社が大きくなることは、安定してきた企業だと捉えられがちです。私たちはその空気を“大企業病”と呼んでおり、危機感を持たなければいけないと考えています。事業が軌道に乗る前の、仕事に対する圧倒的な熱量をいかにキープするかが課題になっています。

NewsPicksは2016年に黒字化し、2017年度は74%の成長を実現しました。しかしたとえこのままの成長スピードを10年間維持しても、今のGoogleやFacebookには追いつけません。それゆえ現状の成長スピードに満足せず、常により上を目指してチャレンジできる人が、今の当社に必要な人材です。

3.  選考では「自責で考え行動できるか」「採用して全員が幸せになれるか」を重点的に確認

―応募者のスキルや価値観への共感、チャレンジ精神をはじめとする要素は、どのような採用フローで見極めているのでしょうか?

戸辺:エンジニアの能力は書類だけではわかりにくいので、技術課題に加えて、論述課題も実施しています。

技術課題では、技術スキルが高いかどうかだけを見ているわけではありません。また、個別のアルゴリズムを構築する能力よりも、オブジェクト指向設計やドメイン駆動設計などが理解できるかに重点を置いて見ています。

全体のアーキテクチャ設計のノウハウや理解は、どの言語でも通じる能力なので、ほかの言語を使う状況になっても柔軟に対応できると思っています。

―論述課題からは、応募者のどのような面が見えてくるのでしょうか?

戸辺:論述課題では、主に理解能力と人に伝える力を見ています。文章力は理解能力とほぼ同等だと考えており、過去に直面した問題をどのように乗り越えたかを文章化してもらっています。問題の本質的な理解や、物事を的確に伝える力があるかどうかは、提出された文章を見れば大体把握することができます。

あと、論述課題だけでなく面接でも確認しているのは、「他責にせず、自責に置き換えて考えられるかどうか」ということです。問題に直面したときに、自分がなにを改善すればよいかを考えてくれる人は、同じチームにいてくれると頼りになりますね。

―自責か他責かのマインドを見極める方法はありますか?

戸辺:転職理由をいつも聞いていますね。転職理由を聞かれるとネガティブな内容を話す人が多いので、その理由に対してのアプローチを中心に深掘りしていきます。転職に至るまでに、自分のできる範囲で最大限の力を尽くしたのかを聞くことで、自責で行動できる人かを見極めています。

目に力を込めて、採用フローや選考基準の詳細を語る戸辺氏の写真
「選考を進める中で応募者と会社のマッチングが上手くいっていないと感じたら、正直に伝えることもあります」と戸辺さん


―採用に至るまでに、面接は何回実施しているのでしょうか?

戸辺:平均3回ほどです。ただ、他社との選考状況や、選考ポストの種類によって回数は増減します。

面接の機会を複数回設けている理由は、応募者自身のキャリアや未来像について一緒に考えたいためです。応募者が描いている未来像までの延長線上に、当社が本当にマッチしているのかどうかを真剣に議論してすり合わせます。

なぜそのようなステップを踏むのかというと、当社には「全てのステークホルダーが幸せになる」という考え方があるからです。ここでいうステークホルダーとは、クライアントの企業やNewsPicksのユーザー、投資家や株主の方々、そして従業員とその家族です。

応募者の方が入社することによって、会社だけでなく、その方自身も幸せにならなければ、マッチングが成功したとはいえません。その方のやりたいことが他社で満たされる可能性があれば、その時点で正直に話していますね。

4.  個々人が高いスキルとマインドを持ち、自走できるチームを目指して

―エンジニアである戸辺さん自身が思う、NewsPicksで働く魅力は何ですか?

戸辺:仕事に対し、ネガティブな空気が一切ないことだと思います。私は、全員がやりたいことをやっているときにパフォーマンスが最大化されると考えています。なので、やりたい気持ちを高められるように密にコミュニケーションを取ったり、高いパフォーマンスを維持するためにスーパーフレックスやフルリモートなどの制度を整えたりしています。

その成果もあってか、当社ではみんなが好きで仕事をしています。ステークホルダー全員がハッピーになることを理想として掲げているだけではなく、実際に体現できていると感じています。「生活のために仕方なく働く」なんて人もいないため、気持ちよく働ける点がすごく良いですね。

戸辺氏が笑顔を浮かべなら、株式会社ニューズピックスで働く魅力を話している写真
戸辺さんが会社の魅力について話す様子からは、会社で働くのを心から楽しんでいる様子が窺える


―最後に、NewsPicksのエンジニア採用に応募しようと考えている人へメッセージをお願いします。

戸辺:NewsPicksでは、エンジニア一人ひとりが自走できる集団を作りたいと思っています。自分でサービスを作れたり、自分の興味のある分野でそれぞれがオーナーシップを持てたりする集団です。

各メンバーが高いレベルの意識を維持できれば、個人としても、チームとしても、会社としてもスケールしやすくなります。それを積み重ねていくことで、私たちが掲げている「経済情報で、世界をかえる」という大きなミッションが達成できると信じています。

私たちのミッションやバリューに共感してくださる方のご応募をお待ちしています。

5. ニューズピックス(ユーザベースグループ)への転職なら、レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Web業界のエンジニアやクリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向について豊富な知識を持つキャリアアドバイザーが、あなたの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。
この記事を読んで、ニューズピックスへの転職を検討されている方はぜひ一度レバテックキャリアにご相談ください。これまでの経験やご自身の強みを伺いながら、転職を成功させるためのアドバイスをいたします。

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レバテックキャリア営業担当、下江 隆馬の写真

レバテック営業担当「下江 隆馬」から一言!

裁量の大きい職場で、世界一を目指すソーシャル経済メディアの開発に挑戦してみませんか?

NewsPicksを提供するユーザベースグループでは「経済情報で、世界をかえる」という会社のミッションや「7つのルール」の価値観が社内に浸透しており、全社に一体感があります。タスクフォースでのチーム編成、スーパーフレックスやリモートワークなどの制度により、個人の裁量が大きい環境で柔軟に働くことができます。 また、エンジニアとしてのさらなるスキルアップも十分に見込める環境です。既に社内で活躍されている先輩エンジニアは多領域の言語に通じており、必要に応じて勉強会なども定期的に開催されています。習得済み言語に限定されることなく、広範囲のプロジェクトに関わっていくためのスキルを磨くことができるでしょう。NewsPicks事業をはじめ、ユーザベースグループが展開する事業に興味をお持ちの方はぜひご相談にお越しください。

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