テクノロジーで中小企業のバックオフィス改革に挑むfreeeのエンジニア中途採用の裏側を明かしますfreee【採用担当者の本音】スピーディーな変化を楽しみ、新しいことへチャレンジする姿勢が大事

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転職活動を進めるうえで知っておきたいのは、「企業は応募者のどこを見ているのか」ということ。「採用担当者の本音」は、転職を考えているエンジニアが気になるであろう、選考のポイントや求める人物像を企業の採用担当者に尋ねる企画です。

今回紹介するのは、中小企業導入シェアNo.1のクラウド会計ソフト「freee」をはじめ、人事労務やマイナンバー管理など、中小企業のバックオフィス業務を効率化するサービスを開発・運営するfreee株式会社(以下、freee)。エンジニア中途採用面接を担当しているRecruiting Managerの栗林由季さんと、開発人事部長を務める加来純一さんにお話を伺いました。

※この記事は、2018年2月時点の内容です。

freee株式会社 開発人事部長 ソフトウェアエンジニア、加来純一氏の写真とRecruiting Manager、栗林由季氏の写真
今回の採用担当者:freee株式会社
開発人事部長 ソフトウェアエンジニア 加来 純一(かく じゅんいち)さん(左)
Recruiting Manager栗林 由季(くりばやし ゆき)さん(右)

freeeで採用したいのはこんなエンジニア
1.テクノロジーで世の中を変えたいという心意気のある人
2.変化を楽しめる人
3.新しいことに貪欲にチャレンジしていく人
4.Webアプリケーションの保守運営について理解している人

freeeが目指す、本質的(マジ)な仕事に集中できるバックオフィス改革

-まずはfreeeの事業内容について教えてください。

栗林:freeeはスモールビジネスに携わる全ての人が本当にやるべき創造的な活動にフォーカスできるよう、バックオフィス業務の効率化に向けたサービスを開発している会社です。

例えば、当社で開発しているクラウド会計ソフト「freee」は、決算書作成や確定申告などの会計にまつわる専門知識がない人でも、簡単に経理業務を行えるサービスです。個人事業主から500名規模の法人まで対応しています。2018年2月時点で100万を超える事業所が導入しており、設立5年目にして非常に多くの方々にご利用いただいているサービスとなりました。

Webサイト「freee」の画像
freee株式会社は2012年に設立。中小企業のバックオフィス業務を効率化するサービスを開発、運営している


-今回募集しているエンジニアの職種を教えてください。

加来:データベースエンジニアやセキュリティエンジニアなど、幅広いタイプのエンジニアを募集していますが、特に力を入れて募集しているのはWebアプリケーションエンジニアです。

特に去年は積極的にWebアプリケーションエンジニアの採用を行い、約70名から約120名まで増やしました。この1年間で組織が大きくなり、優秀なエンジニアが揃ったと感じています。

ですが、サービスを使っていただいているお客様がどんどん増えている今、さらなる価値提供に向けてサービスの開発体制を強化する必要があります。そのため、今後もエンジニア募集を続けて行くことにしたのです。

他部署を体験できる「留学」制度など、本人の希望が反映される環境

-freeeのエンジニアの方は、どんな環境で働かれているのでしょうか?

栗林:のびのびと開発できる環境だと思います。それぞれ自分の席はありますが、社内の好きな場所で働くことができ、みんな思い思いの場所で開発を進めています。バーカウンターが設けられたフリースペース「asobiba」もあれば、集中したいときに使える私語禁止の「予備校」と呼ばれる部屋もあります。

仕事が終われば、夜は畳のスペースで鍋をしている光景もたまに見かけます。当社は、社員同士のコミュニケーションが活発なのが特徴的かもしれません。

-社員の方々の年齢層はどれくらいでしょうか?

栗林:平均年齢は31〜32歳くらいですね。子育てに励むパパ・ママエンジニアもたくさんいます。「ツバメっ子クラブ」という制度も導入し、仕事と家庭を両立できる環境を作り、また子育て中の親同士が情報交換や相談をするコミュニティーもあります。ただ、まだ新しくできた制度なので、これから更によい制度となるよう進化途中です。

なおCTOや代表をはじめ、女性社員だけでなく男性社員にも育児休暇を取得する人が多く、出産や子育てに関してとても理解のある環境だと思います。

職場環境について笑顔で語る栗林氏の写真
「柔軟な発想には、居心地良く働けるオフィスが必要不可欠。
メンバーがストレスなく働ける環境づくりを大切にしています」と栗林さん


栗林:また、本人が希望すれば、他部署の業務を体験できる「留学」という制度もあります。例えば先日入社したエンジニアは、1週間ほどセールスチームへ留学しておりました。実際のお客様との会話を聞き、課題を肌で感じる事ができる良い機会になったのではないでしょうか。

本人が「やってみたい」と言えば、お客様対応でもなんでも現場で学ぶことができるんです。

freee株式会社オフィスにある畳スペースの写真
エンジニアに人気の畳スペース。ボードゲーム大会などの部活にも利用されている

加来:また、当社の価値基準のひとつに、“あえて、共有する”というものがあります。

「この情報は自分以外のエンジニアはもう知っているかも…」と思う情報や、本来なら大っぴらに話しづらい自分の失敗談なども、「あえて」と頭に付けるだけで社内に共有しやすくなります。エンジニアの間では、誰かが勉強したことを「あえて」公開するなど、新しい技術の情報共有が積極的にされています。

人と共有することで共感や議論が生まれ、次第にメンバーの成長へと繋がっていく。新しいことを取り入れて成長したい人が多い当社には、情報共有に価値を見出している人が多いと思います。


freee株式会社のWebサイト画像
freeeのあらゆるビジネスの根底にある、5つの価値基準

Webアプリケーションの開発や保守運営周りを理解しているかが重要

-採用にあたって、どのようなスキルを重要視していますか?

加来:まずは当然ながら、Webアプリケーション開発経験があるかどうかは重要なポイントです。ただWebアプリケーションはリリースして終わりではないので、開発だけではなく運用まで経験したことのある方だったらなお良いですね。

大量にトラフィックがあるサービスでの運用ノウハウなど、ちゃんと運用していた人“だからこそ”のエピソードを面接で話してもらえると、すごく印象に残ります。

メインの開発言語はRubyですが、最近ではほかにGo言語を使うことも多いです。Rubyの業務経験があるとベターですが、何か特定のプログラミング言語に精通していれば他の言語も容易に習得できることが多いので、それほど重要な要素ではありません。

それから「仕事では特定の言語しか使っていないけれど、プライベートでは別の言語も使っている」という方もいると思います。レジュメだけでは見えてこない部分なので、そういう方はぜひ面接のときにお話してもらえれば嬉しいです。

採用について真剣な表情で語る加来氏の写真
「開発スキルはもちろん重要ですが、freeeに入ってどれくらい能力を活かせるかというところも見ています」と加来さん


-freeeで活躍するエンジニアには、どのようなマインドが必要ですか?

栗林:「チャレンジと変化を楽しめること」ですね。当社は、日本の中小企業のバックオフィス改革を通じて、世界を変え、未来を作りたいと思っています。

ですが、時代によって正解は変わります。以前成功したことが、今も成功するとは限りません。社会に求められているニーズに沿って、会社も社員もスピーディーに変化し続ける必要があります。

だからこそ、変化をポジティブに受け入れ、新しい考え方や技術の習得を楽しめる姿勢を持つことは、とても重要だと考えています。

書類選考では「経歴」ではなく「業務への姿勢」を重視

-書類選考で注目する点を教えてください。

加来:書類選考では求職者が「何をやってきたのか」だけでなく「どう考えて行動してきたのか」という点も確認しています。

「○○というプロジェクトに関わりました」という結果だけでは、その方がなぜそれをやろうと思ったか、どのような考えを持って取り組んでいたのかまではわかりません。しかし、「業務にどのような思いで向き合っていたのか」などの考え方や、その後どう対応したのか、というアクションまでが書かれていると、思考回路も理解できますよね。

-面接では求職者のどのようなところを見ていますか?

栗林:開発経験についてのお話を伺う際は、書類選考と同様に「何をやってきたのか」「どう考えて行動してきたのか」という点はもちろん見ています。やはりご自身の関わってきたプロジェクトを自分の言葉で説明できる方は、成長を期待することができます。

また、生き生きと話している方が人としても魅力を感じますし、当社のエンジニアには「開発が好きだ」というメンバーが多いので、freeeの雰囲気にも合っているかなと。

-面接の際に、必ず聞いている質問はありますか?

栗林:特に「これは必ず聞こう」と面接官の中で決めている質問はありません。むしろ「雰囲気づくり」に重きを置いています。形式張らず雑談ベースでフランクに対話ができる状態にしているんです。

しっかりと本音で話し合ったほうが双方ともに理解が深まると思っているので、面接は基本的に1対1で行います。面接回数は4〜5回と多めですが、freeeの特徴を理解したうえで入社していただけているためか、離職率は非常に低いですね。

freee株式会社オフィスにあるフリースペースの写真
フリースペースに設けられたバーカウンターには、無料の軽食やドリンクが豊富に用意されている

Google・オラクル出身など様々なバックグラウンドを持つエンジニアがいるのが特徴

-freeeに入社すると、エンジニアにはどのようなメリットがあるとお考えですか?

加来:様々なバックグラウンドを持ったメンバーと働けることが、エンジニアにとっては何よりのメリットではないでしょうか。

例えば、オラクル出身でデータベースについての深い知見を持った者もいれば、Google出身でグローバルな開発の最先端を理解している者もいます。最近ではOSSコミッターも何人かいます。

freeeは優秀なエンジニアの割合が高いのが特徴で、自分が話しかけやすいくらいの距離に少なくとも1人はすごい人がいます。そういう人の話を聞けるのは刺激にもなりますし、最先端の開発技術も学べます。

世界を変えるビジネスプラットフォームを一緒に作りたい

-では、最後にfreee の求人に関心を持っているエンジニアへ向けてメッセージをお願いします。

加来:自分が開発したWebサービスが、どんどん世の中に広まっていく光景を見られるのはfreeeならではです。メンバー全員で「世界を変えていこう」というマインドを持って仕事に取り組めるのは、とても意義のあることだと思っています。

栗林:freeeは変化を恐れません。過去に成功したことでも、会社のフェーズが変わったときに、ぽいっと捨てられる勇気があります。変化を恐れず、楽しみながら未来に向けて進んでいくのがfreeeの良いところ。私は入社して5年が経ちましたが、毎日が刺激的なので全く仕事に飽きないんです。

当社のコーポレートサイトの情報だけでは伝わらない魅力もあるので、直接エンジニアと会うことで理解を深めてもらいたいと思います。興味を持っていただけたら、ぜひ応募してみてください。

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freee株式会社では、自社プロダクトをともに開発するWebアプリケーションエンジニアをはじめ、SREエンジニアやセキュリティエンジニアなど、幅広いポジションでメンバーの募集を行っています。この記事を読んでfreeeの求人に応募したいとお考えの方は、ぜひ一度レバテックキャリアにご相談ください。

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レバテック営業担当、見谷俊の写真

レバテック営業担当「見谷 俊」から一言!

世の中を変える意識を持ち、スピーディーに進化を続けるfreee

価値基準のひとつに「理想ドリブン」を掲げるfreeeは、理想から逆算して仕事を進めていくため「なぜやるのか」が明確になっています。オラクル・Googleといった有名系業出身の優秀なメンバーが多く集まっていること、社内勉強会などが頻繁に開催されることから、新しいスキルや技術を習得できる環境が充実していると言えるでしょう。また社内コミュニケーションが活発なため、他職種のメンバーを経由してユーザーの声がエンジニアに届きやすいのも魅力です。freeeに興味を持った方は、ぜひ相談にお越しください。

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