- Rubyとは
- Rubyの7つのメリット
- Rubyでできること
- Rubyのデメリット
- Rubyの将来性
- Rubyのおすすめの学習方法
- Rubyを学習する際のポイント
- Rubyに関するよくある質問
- まとめ
Rubyとは
Rubyとは1995年に日本人のエンジニアのまつもとゆきひろ氏(通称:Matz)が開発したオブジェクト指向スクリプト言語です。
製作者自身が好んでいたPerlやSmalltalkなど複数のプログラミング言語の要素を取り入れて設計されており、「ストレスなく楽しんでプログラミングできる」ことを重視した柔軟な言語です。またRubyは日本で初めて国際規格である国際電気標準会議(IEC)で認定されたプログラミング言語であり、国際的な評価も高いです。
Rubyは無料で利用できるフリーソフトウェアであり、コードの複製や変更、再配布が可能です。コードのシンプルさと可読性の高さから、プログラミング初心者にも適した言語として評価されています。
名前の由来はまつもと氏の同僚が7月生まれでその誕生石であるルビーであること、またPerlを参考に開発したことから、パールに続くプログラミング言語として「Ruby」と命名されました。
Ruby on Railsとは
Rubyを学習する上で欠かせないのがRuby on Railsです。Ruby on RailsはRuby用のWebアプリケーションフレームワークで、RubyでのWeb開発で頻繫に利用されています。RailsやRoRと省略されることもあります。
フレームワークは骨組みとも訳され、プログラムを作る際の機能や仕組みがまとめられたものです。よく利用する機能やプログラム作成で共通する部分がフレームワークによって提供されるため、アプリケーションの開発効率と品質を高められます。
Ruby on RailsはModel View Controller(MVC)アーキテクチャというWeb画面作成のための構造を採用しています。同じことを繰り返し書かないで済むように考慮されており、エンジニアのコード記述を減らしてアプリケーションを作れる工夫がなされています。
関連記事:Ruby on Railsとは?できることやメリットも紹介
RubyとPythonの違い
Rubyと競合関係にあるプログラミング言語がPythonです。RubyとPythonの大きな違いは「利用用途」です。
RubyはRuby on Railsを活用して、主にWebアプリケーション開発に利用されています。一方でPythonは、機械学習や人工知能・データ分析の開発に強みがあり、それに合わせたライブラリも充実しています。また、フレームワークを用いたWebアプリケーション開発にも利用されます。
そのため、プログラミング学習の目的や用途が定まっていない場合には、需要の高いWeb開発で広く利用されているRubyを学習するのが良いでしょう。機械学習や人工知能・データ分析など学習の目的が明確である場合は、Pythonがおすすめです。
関連記事:
Pythonの将来性は?メリットやJava・Rubyとの比較も解説
RubyとPythonを比較!選ぶポイントや学習方法も解説
Rubyの7つのメリット
これからRubyの学習を検討する方に向けて、Rubyを学習対象の言語として選択するメリットを紹介します。Rubyは、学習する前から知っていると良いメリットが多い言語です。学習意欲を保ってスキル習得をしやすくするためにも、理解しておくと良いでしょう。プログラミング言語の特徴や学習環境、エンジニアの需要などの観点があります。
シンプルに記述でき、覚えやすい
Rubyはシンプルな記述のプログラミング言語です。読み書きしやすく、記述の自由度も高いため、初心者でも覚えやすいでしょう。たとえば、ほかのプログラミング言語では数行にわたる記述が必要な場面でも、Rubyなら1~2行で完結することがあります。覚える記述式が少なく、短期間での習得に効果的だといえます。
Rubyの入門用サンプルコードを紹介
Rubyを用いたシンプルな文法・構造の解説として、Rubyで「Hello World」の文字列を出力する方法について説明します。
Rubyで文字列を出力する場合は、putsやprintを用います。putsは改行つきで出力され、printは改行なしで出力されるのが異なる点です。また、デバッグ用の出力として「p」を用いることもあります。
「Hello World」の文字列を出力する場合は、下記のようになります。
print "Hello World"
puts "Hello World"
p "Hello World"
日本語の情報が豊富
Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏(matz)が開発した言語であるため、日本語ドキュメントが豊富です。多くのプログラミング言語は、言語に関する最新の情報はまず英語で展開され、その後日本語に翻訳されるため、最新情報を手に入れるまでに時間がかかってしまいます。しかし、Rubyは日本発の言語ということもあり、日本語での最新情報が手に入れやすい点がメリットです。
また、国内に利用ユーザーが多いため、学習の際にRubyに関する参考情報を日本語で素早く手に入れられます。オンラインプログラミング学習サイトなどでも多く扱われているため、独学でも学習がしやすい環境が整っているといえるでしょう。
さまざまな用途で使える
Rubyは汎用的なプログラミング言語であり、さまざまな用途で利用できます。Webアプリケーション、GUIアプリケーションなど幅広い分野で活用可能です。Rubyの可読性の高さとさまざまな用途に使える点は、初心者が選択する言語としてもおすすめできます。
オブジェクト指向
オブジェクト指向とは、プログラミング上でモノ(オブジェクト)を作成し、作成したモノに対して処理を組み立てる設計手法です。Rubyはオブジェクト指向を採用しているため、現実世界の物を再現しやすく、拡張性の高い記述で作成できます。
Ruby on Railsが使いやすい
Ruby on RailsとはRuby用のWebアプリケーションフレームワークです。Ruby on Railsを使用すると高い生産性を維持しつつ高品質のWebアプリを開発できます。たとえば、データベース連携や認証機能など、多くのWebアプリで使用される機能はあらかじめ用意されたライブラリで実装可能です。そのため、開発期間を抑えつつ必要な機能を実現できます。
自由度が高くユーザーが仕様変更しやすい
Rubyはコーディングがシンプルであり、かつRuby on Railsを利用することでWebアプリケーション機能を簡単に実装できることから、自由度が高く仕様変更しやすいです。例えばWebアプリケーションにおいて、問い合わせ機能や認証機能が必要となっても対応が容易です。そのため仕様変更が起こりやすいWebアプリケーションを開発する場合、Rubyを使用することは大きなメリットとなるでしょう。
エンジニアの需要が高く転職に有利
RubyによるWebアプリケーション開発を行うエンジニアの需要は高いです。Rubyの普及と発展のための組織であるRuby Associationの活用事例を見ると、さまざまな分野の企業がRubyを採用していることが分かります。
Rubyを使いこなせるようになれば、幅広い分野でのWebアプリケーション開発に活用できるため、転職時に有利です。
Rubyでできること
Rubyで開発できるアプリケーション例を下記に挙げます。RubyはWeb系のプログラミング言語という認識が一般的で、実際にRuby案件のほとんどはWeb開発です。とはいえ、具体的な開発例を知っていると、作りたいものが明確化されます。Rubyエンジニアになるとき、どのような転職先を探すか参考になるでしょう。
関連記事:Rubyでできることは?サービス事例や将来性などを徹底解説
Webアプリ開発
RubyはWebアプリの開発に用いられることが多いです。RubyをWebアプリの開発言語に選択する理由は、Ruby on Railsの活用によって、Webアプリ開発の開発効率を向上できることが大きな割合を占めます。
また、RubyはWebアプリ開発に活用できる外部ライブラリも豊富であり、Rubyを用いた有名なサービスも国内外に多数存在します。
ECサイト
RubyはECサイトの開発にも活用されています。spreeやsolidusなどのRuby on Railsをベースに開発したEC用のフレームワークを活用することで、ECサイトに必要なショップ画面や管理者向けの機能、決済処理などの開発効率が上がるためです。
SNS
RubyはSNSサイトの開発にも活用されています。Ruby on Railsを活用することで、SNSサイトに必要な機能のユーザー情報の登録や管理機能や、コミュニケーション機能、ファイルアップロード機能などの開発効率を上げられます。
スクレイピング
Rubyでスクレイピングを行うプログラムも作成できます。スクレイピングとは、Web上からデータを集めることです。Web上の情報を収集し、それらを加工して新しい情報を生成したり、データ化したりするなどの処理を行えます。
API開発
Ruby on RailsにはAPI開発のためのライブラリなどが用意されています。APIは複数のサービスを連携させるための結合部分のことです。たとえばブログ記事やYouTube動画をSNSに投稿する際などにもAPIが使用されています。
Rubyのデメリット
Rubyには多くのメリットがあり、Web開発などで広く利用されています。一方でほかのプログラミング言語と比較した場合、デメリットも存在します。学習を始めてからデメリットに気づくと「別の言語を学習すれば良かった」など後悔する可能性があるので、事前に把握しておきましょう。
実行速度が遅い
Rubyはインタプリタ方式であるため、コンパイル方式の言語と比べると実行速度は遅い傾向があります。インタプリタ方式では、プログラムの実行時にプログラムを一行ずつ機械語に変換しながら実行するためです。
記述に個人差が出てしまう
Rubyは記述の自由度が高い言語で、同じ処理でもさまざまな記述方法が可能です。それゆえに記述に個人差が出てしまい、他人の書いたコードの理解度が低くなることもあるため、注意が必要です。
特に複数人数でのチーム開発を行う際、コーディング規約を明確に定めておかなければ、運用・保守コストが高くなってしまいます。チームやエンジニア組織全体でのコーディング規約を定めることが必須です。
Rubyの将来性
結論、Rubyの将来性は高いと言えます。Rubyはさまざまな用途で使用できるため、現在でも人気が高いです。人気が高い指標として求人数を見てみると、プログラミング言語全体で5~~番目に多い求人数となっています。
一方でプログラミング言語にもトレンドが存在するため、現在将来性が高くても今後状況が変わる可能性はあります。以下ではRubyの将来性について高い理由だけでなく、多角的な面から解説します。
関連記事:
Rubyの将来性と需要は?懸念されている点も解説
Rubyエンジニアの年収は?求人例や未経験からの転職方法を解説
求人数から見る需要
2024年9月時点でレバテックキャリアに掲載されている公開中のRubyの求人・転職情報は2,794件です。言語別にみるとJava、JavaScript、Python、PHP、C#に続く5~6位の件数で、人気の高い言語であることを裏付ける数字といえます。
求人の想定年収も300万円台から最大2,000万円と初心者向けから上級者向けの求人まであり、需要の高さが伺えます。
Rubyの求人・転職情報>
人気の高さ
オンライン学習プラットフォームUdemyでは、Rubyに関する学習コースや講座が2024年4月8日時点で536件登録されています。また、IT勉強会支援プラットフォームであるconnpassで「Ruby」をキーワードにして勉強会を検索すると、2024年4月に開催されるイベントは約50件とされています。PHPに関連する勉強会の開催件数は約40件です。
これらの数字からもRubyの人気と需要の高さが伺え、今後しばらくは安定的に仕事があるでしょう。
ただしRubyに限らず、言語にはトレンドがあります。Rubyが使えれば一生安泰とは言い切れません。将来性を考えるのであれば、ほかの知識も身につけておくことが大切です。
他言語との人気度の比較
オランダのTIOBE Softwareによって公開されているTIOBE Index for September 2024によるとRubyのランキングは16位でした。TIOBE IndexとはGoogleやWikipedia、Amazonなどのサイトでどれだけ検索されたかを基にプログラミング言語のランキングを示してます。そのため利用者ランキングとは異なりますが、話題性・トレンドの指標となります。TIOBE Indexで比較されている全280言語のうち16位となっている点からも、まだまだ需要が大きいことがわかるでしょう。
Rubyのおすすめの学習方法
Rubyはさまざまな方法で学習可能です。一つの学習方法が自分に合っていなくても、他の学習方法が適している場合もあります。分かりやすさだけでなく、ライフスタイルや金銭面などを考慮し、習得できるまで継続して学習できそうかを考えて選びましょう。この章ではRubyのおすすめの学習方法を紹介します。
関連記事:Rubyの勉強方法や学習サイト、スキルを証明する資格を紹介
書籍を使って独学する
Rubyの学習方法として書籍を利用した学習もおすすめです。Rubyは人気の言語でもあるため、多くの参考書が存在します。参考書にはプログラミング初心者向けからある程度基礎知識のある中級者向け、より実践的な技術の習得を目指す上級者向けまでさまざまな書籍が存在します。そのため自分のレベルに合わせた学習を進められたり、合わないと感じた際に他の参考書に乗り換えやすく、効率的に学習を進められます。以下ではRubyの学習におすすめの参考書をいくつか紹介します。
『たのしいRuby 第6版』(ソフトバンククリエイティブ、高橋 征義、 後藤 裕蔵)
『たのしいRuby 第6版』は、Ruby入門書の定番です。プログラミング初心者でも読み解けるように、チュートリアルから実践まで切り分けて解説されています。基礎文法、テキスト処理、郵便番号データ検索などを題材に、Rubyの基礎を学びたい人におすすめの一冊です。
『プロを目指す人のためのRuby入門[改訂2版] 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで』(技術評論社、伊藤 淳一)
『プロを目指す人のためのRuby入門』はプログラミング開発経験者向けに、文法についてサンプルコードと例題を用いて解説されています。
テスト駆動開発・デバッグ技法など、開発現場で必要とされるRuby関連の知識を一通り学びたい人向けの内容になっています。
『スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング』(インプレス、リブロワークス)
『スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング』は、プログラミング初心者を対象としたRubyの入門書です。この本では全てのプログラムに読み方(ふりがな)と読み下し文が記載されています。読み下し文とは例えば "10+5" であれば、「数値10に数値5を足す」といった日本語に直訳した文です。そのためプログラムの読み方がわからない初心者や過去に挫折してしまった方でも理解しやすい一冊となっています。
またこの本にはプログラムを考える応用問題やRuby on RailsというRubyの開発でよく使用されるフレームワークについても記載されているため、プログラムを読む力だけではなく書く力とWeb開発の知識も身につけられます。
学習サイトを活用する
Rubyの学習方法として、学習サイトの活用もおすすめです。学習サイトはインターネットで検索するだけ使用できるため、ネットを利用できる環境さえあれば今すぐにでも学習を始められます。また学習サイトには多くのコースが用意されているため、自身のレベルに合わせた受講が可能です。中には無料で受講できるコースが用意されている場合もあるため、気軽に学習を始められます。
以下ではおすすめの学習サイトをいくつか紹介します。
Udemy
Udemyはプログラミング言語に限らず、様々なジャンルの学習ができる学習サイトです。Rubyのコースについても入門から上級まで用意されており、自身のレベルに合わせて受講できます。またRubyでよく使用されるフレームワークである「Ruby on Rails」の学習コースも用意されているため、Web開発を行う方にもおすすめです。
Progate
Progateは初心者向けのプログラミング学習サイトです。Rubyについても基礎学習レッスンが用意されています。またUdemyと同様に「Ruby on Rails」のコースも用意されています。Progateは初歩的なレッスンは無料で受講可能なため、初学者の第一歩におすすめです。応用的なレッスンも月額990円〜(税込/2024年9月時点)から受講可能なため、基礎レッスンを受けた上でさらに実力を身に着けたい方は検討してみると良いでしょう。
スクールの利用もおすすめ
短期間で体系的に学びたい場合にはスクールの利用もおすすめです。独学によるプログラミング学習との大きな違いは、メンターによるサポートが充実しており、継続しやすい点が挙げられるでしょう。勉強仲間を作る場としても活用でき、気軽に相談や情報交換をしたいという場合にも役立ちます。一緒に学習に励む仲間がいることで、モチベーション低下も防げます。
Rubyを学習する際のポイント
Rubyに限らずプログラミング言語を学習する場合、闇雲に学習しても効率が悪かったり、挫折しやすいポイントがあったりします。そのため効率よく勉強するためのポイントを抑えたり、挫折しづらい環境を用意した上で学習を進める必要があります。この章ではRubyを学習する上で抑えておきたいポイントについていくつか紹介します。
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正しい情報源であるか確認する
Rubyを学習する際には必ず正しい情報源であるか確認しましょう。Rubyは利用者が多く、多数の記事が公開されているため、学習の中で詰まっても解決策を調べやすいです。
一方で中には「問題は解決できるが、書き方が独特」であったり「バージョンや環境が異なるため、解決できない」といった問題も発生しやすいです。そのため学習を行う際には、一つの情報源だけではなく複数確認し、正しい情報であるかを見極めるようにしましょう。
自分にあった学習方法を見つける
Rubyをはじめとしたプログラミング言語の学習方法は多数存在しますが、自分に合わない方法だと知識が定着しにくく、続けるのが難しいです。そのため自身に合う学習方法を模索しましょう。また自身にレベルの合った教材で学習するのも大切です。
プログラミング初心者の場合、基礎的な内容から一歩ずつ知識を積み上げないと、なかなかプログラミング知識は身に着きません。
学習サイトや参考書には複数のレベルが存在するため、自分の現状のスキルと教材のレベルが合っていないと適切に知識を得られません。そのため自身のレベルに合わない教材を選んでしまった場合には教材を変えてみたりして、自身に合った学習を進めることを意識しましょう。
時間がかかることを覚悟しておく
Rubyの習得には時間がかかることを覚悟しておきましょう。Rubyはプログラミング言語の中では比較的習得しやすい言語ですが、プログラミング初心者がRubyを理解して身に着けるまでには時間がかかります。
面倒くさがらずに基礎から一歩一歩着実に知識を積み上げることを意識しましょう。その方が結果的には一番早くスキルを身につけられます。
学習上で発生した課題の解決策を用意する
学習上で発生した課題の解決策を用意するのも学習する上で重要なポイントです。プログラミング初心者の場合、学習の中で詰まってしまうことが多々あります。その際に解決方法を上手く調べられれば問題ないのですが、調べるのが難しい場合も多いです。
このような状況に直面した際に解決するための質問先を見つけておくなど、課題の解決策を事前に用意しておきましょう。
たとえば各種サービスでメンターを確保するのも一つの選択肢です。問題が発生した場合のみ質問するような利用方法が可能です。また技術者コミュニティの掲示板で質問するのも良いでしょう。
モチベーション維持のため、目標を設定する
プログラミングの学習では目標設定が大切です。プログラミングの学習は専門用語が多かったり、思い通り動かなかったりと挫折しやすいポイントが多くあります。
そのため目標が曖昧だとモチベーションの維持が難しく、学習を止めてしまいやすいです。自分がなりたい姿や作りたいものを意識して、詰まっても投げ出さないようにモチベーションを保てるようにしましょう。
Rubyに関するよくある質問
Rubyに関するよくある質問と回答をまとめました。Ruby以外にもプログラミング言語は複数あるので、Rubyでは何ができるのかや、ほかの言語との違いについて理解したうえで、習得するか決めたほうが良いでしょう。複数の言語習得を検討している場合、優先順位をつけて学習することも重要です。Ruby学習を検討する材料として参考にしてください。
Q1. Rubyで何が開発できますか?
Rubyは汎用的なプログラミング言語のため、さまざまなアプリケーションを開発することが可能です。その中でも特にWebアプリケーション開発に適しています。Ruby on Railsというフレームワークを活用することにより、効率的かつ高品質なWebアプリケーション開発が可能となります。
Q2. RubyとJavaの違いは何ですか?
さまざまな違いが存在しますが、Rubyは動的な型指定を行うインタプリタ言語であるのに対してJavaは静的な型指定を行うコンパイラ言語です。大きな共通点としては、両方ともオブジェクト指向を採用したプログラミング言語であることがあげられます。
Q3. RubyとPythonはどちらが簡単ですか?
RubyとPythonの学習難易度は同程度で、どちらが簡単かは個人の感覚とされることが多いです。どちらを学習するかは、どのようなアプリケーション開発をしたいかを基準とすると良いでしょう。効率的なWebアプリ開発はRuby、AIやデータサイエンスなどの分野で活用したい場合はPythonが適しています。
まとめ
Rubyは汎用的なプログラミング言語です。特にRuby on Railsというフレームワークを用いたWebアプリケーション開発がよく知られています。
シンプルな記述と、日本人が開発したプログラミング言語であることから開発のための情報が得やすい特徴を持っており、初心者でも学習しやすいといえます。
Rubyには多くの求人が存在しており、現状ではRubyエンジニアの需要は高いです。一方で、プログラミング言語としての人気は下降傾向にあるため、Rubyを学習する際にはその動向に注意しておきましょう。
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