エンジニアがポートフォリオをGitHubに公開すべき理由
エンジニアは、ポートフォリオをGitHubに公開することがおすすめです。
GitHubとは、ソフトウェア開発によく使われるツールです。GitHub Pagesという機能でWebサイトを簡単に作成・公開できます。
エンジニアがポートフォリオをGitHubに公開すべき理由は、以下の3つです。
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・サーバーの準備が不要
・転職活動の際、ポートフォリオとソースコードを合わせて提出できる
・GitHubを扱うスキルも評価対象になる
GitHubを使えば、ポートフォリオサイトをサーバー不要で作成できます。ポートフォリオサイトを公開するには、サーバーの構築が必要です。しかし、GitHubが提供しているGitHub Pagesを利用すればその必要がありません。
また、転職の際にポートフォリオとソースコードを合わせて提出できるのもメリットです。GitHubは、サイトだけでなくソースコードも公開できます。合わせて提出することで、サイトの動作とソースコードを同時に確認できるため、企業が求める水準のコードを書ける人材か評価してもらえます。
企業によっては、GitHubの使用経験が必要です。そのため、GitHubを使ってポートフォリオサイトを作成し、使い方に慣れておくと良いです。
エンジニアの転職についてより詳しく知りたい方は「ITエンジニアになるには?必要なスキルや未経験者の転職方法を解説」をご覧ください。
エンジニアのポートフォリオをGitHubで公開する方法
エンジニアのポートフォリオをGitHubで公開する方法を紹介します。手順としては以下の4つです。
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1.GitHubアカウントを作成する
2.リポジトリを作成する
3.ファイルをアップロードする
4.サイトを公開する
ここからは各工程について詳しく説明していきます。ポートフォリオをGitHubで公開したいと考えている方は参考にしてみてください。
1. GitHubアカウントを作成する
GitHubを使ったことがない方は、まずアカウント登録をする必要があります。すでにGitHubアカウントを持っている方は、次の章「2.リポジトリを作成する」へ進んでください。アカウント作成の手順は以下のとおりです。
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・GitHubのトップページを開く
・サインアップをクリックする
・指示に従って、必要な情報を入力する
GitHubのアカウント登録にはメールアドレスが必要です。
2. リポジトリを作成する
アカウントを登録したら、リポジトリを作成します。リポジトリとは、ファイルや画像などをGitHub上で管理するためのフォルダのようなものです。リポジトリがなくては、GitHub上でサイトが作成できません。
リポジトリの作成手順は以下のとおりです。
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・画面右上の+マークをクリックする
・「New repository(新しいリポジトリ)」を選択する
・「Repository name(リポジトリ名)」の欄にリポジトリ名を入力する
・リポジトリの可視性(PublicもしくはPrivate)を選択する
・「Initialize this repository with a README(このレポジトリをREADMEで初期化)」を選択する
・「Create repository(リポジトリの作成)」をクリックする
リポジトリ名は基本的に自由ですが、公開するページのURLに反映されるため注意が必要です。具体的には、以下のようになります。
リポジトリ名を「アカウント名.github.io」にした場合
https://アカウント名.github.io
リポジトリ名を上記以外にした場合
ttps://アカウント名.github.io/リポジトリ名
特に理由がなければ、「アカウント名.githu.io」で作成するのがおすすめです。また、リポジトリ名はあとからでも変更可能です。
3. ファイルをアップロードする
作成したリポジトリにファイルをアップロードしましょう。まず最初に「index.html」というHTMLファイルを作る必要があります。HTMLファイルの作り方は以下のとおりです。
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・「Add file」から「Create new file」を選択する
・入力欄にファイル名「index.html」と入力する
・「Edit new file」に自分で書いたHTMLのコードをすべてコピー&ペーストする
続いて、CSSファイルも作成します。上記のHTMLファイルと同様の手順で作成できます。CSSのファイル名については、HTMLのコード内で記載しているファイル名に揃えましょう。
画像を取り入れる場合は画像ファイルのアップロードが必要です。画像ファイルのアップロード方法は以下の手順で行います。
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・「Add file」から「Upload files」を選択する
・表示されたページで、使用したい画像ファイルをアップロードする
・「Commit changes」をクリックする
4. サイトを公開する
アップロードしたファイルを使用して、サイトを公開しましょう。サイトを公開する手順は3つです。
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・画面右上の「Settings(設定)」タブを選択する
・サイドバーの「Code and automation(コードと自動化)」から「Pages」を選択
・「Branch」の項目を「main」に変更し、「Save」ボタンをクリック
「Your site is live at (サイトURL)」と表示される場合は、サイトが公開されています。「Visit site」をクリックし、公開したサイトを確認してみましょう。
エンジニア転職におけるポートフォリオ例
実際にGitHubで作成されたポートフォリオ例やエンジニアの参考になるポートフォリオ例を紹介します。
取得資格等
GitHubで作成されたポートフォリオ例 | ・Takane Komachi(Takaneko) ・kurram |
エンジニアの参考になるポートフォリオ例 | ・HodaLab! ・MAKOTO HIRANO PORTFOLIO |
ほかの人のポートフォリオを見ることで、自分とは違う視点やアイデアをインプットできます。スキル・成果物の提示の仕方や項目の順番、ボタンの配置など、自分とは違う発想に触れ、良いと思ったものを取り入れていきましょう。さまざまなポートフォリオに触れると、引き出しが増え、自分の中で新たな選択肢が広がります。
GitHubで作成されたポートフォリオ例
GitHubを使ってポートフォリオを作りたい方は、どのようなポートフォリオが作れるのか気になるでしょう。GitHubで作成されたポートフォリオ例として、2つ紹介するので参考にしてみてください。
GitHubを活用すると、ポートフォリオとして基本的な機能を備えたサイトを簡単に作ることが可能です。具体的には、自己紹介、スキル、制作物、お問い合わせフォームなどが掲載できます。
エンジニアの参考になるポートフォリオ例
エンジニアとして、ポートフォリオを作成する際、参考になるポートフォリオ例を紹介します。ここで紹介するのは以下の2つです。
HodaLab!は全体的にシンプルで見やすいサイトです。特にスキルの項目が分かりやすく、フロントエンド、バックエンド、DevOpsと分野別にレーダーチャートでまとめられています。視覚的に得意分野が伝わります。
MAKOTO HIRANO PORTFOLIOは、成果物について詳細にまとめられているのがポイントです。概要や目的、こだわったポイントが図面とともに解説されており、スキルと問題解決力を同時にアピールできます。
まとめ
この記事では、エンジニアがGitHubにポートフォリオを公開すべき理由と公開する方法、参考になるポートフォリオ例を紹介しました。
エンジニア転職では、GitHubにポートフォリオを公開することがおすすめです。GitHubを使えば、サーバーの準備をする必要がありません。また、ポートフォリオとソースコードを合わせて提出できるメリットもあります。さらに、GitHubを扱うスキルが求められる場合もあるため、扱っておいて損はないでしょう。
エンジニアとして転職を検討している方は、この記事を参考にポートフォリオを作成してみてください。
※本記事は2024年11月時点の情報を基に執筆しています
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