アプリケーションエンジニアの志望動機の例文や書き方!未経験・経験者別に紹介

最終更新日:2024年11月29日

アプリケーションエンジニアの志望動機は、スキル・経験を活かせる強みを具体的に示すこと、自己成長のための学習意欲を示すこと、志望企業だからできる将来のキャリアビジョンを示すことが重要です。転職活動が始まり、志望動機の書き方や考え方で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。本記事では、志望動機・志望理由の書き方のポイントを理解して、履歴書や職務経歴書に反映したいと考えているすべての方に参考になる情報を解説します。

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この記事のまとめ

  • 未経験者は学習意欲や独学経験を強調し、アプリケーションエンジニアへの関心と将来のビジョンを明確に伝える
  • 経験者は具体的なプロジェクト経験を述べ、企業に貢献できる即戦力としてのスキルを強調する
  • 企業のサービスやビジョンへ共感を示し、アプリケーションエンジニアとしての成長と貢献をバランス良く伝えることが重要

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アプリケーションエンジニアの志望動機・志望理由作成のポイント

アプリケーションエンジニアの志望動機・志望理由を作成する上で欠かせないポイントがあります。未経験者の場合は、学習意欲を示すことと将来のビジョンを明確にすることです。経験者の場合は、これまでのスキルを示すことと転職後どのように即戦力として貢献できるかを示すことです。それぞれの詳細について解説していきます。


  • ・未経験者の場合

    ・経験者の場合

    ・未経験者・経験者共通のポイント

未経験者の場合

未経験者の場合は、「アプリケーションエンジニアを選んだ理由」、「将来のビジョン」、「業務経験はなくとも自主的に取り組んできたこと」の3つを明記しましょう。

アプリケーションエンジニアを選んだ理由

なぜアプリケーションエンジニアを志望するのか、その理由を具体的に説明します。これまでの職種で培ったスキルをどのように活かせると考えているのかも具体的に説明しましょう。

将来のビジョン

未経験者の場合、将来のビジョンについて、1〜2年の短期目標、3〜5年の中期的な目標、5年以上の長期目標に分解して書き、将来どのようなアプリケーションエンジニアを目指すのかを表現してください。できる限り具体的に示すことで、アプリケーションエンジニアとして活躍する熱意を伝えられるでしょう。

現在の取り組みと学習意欲を示す

未経験者の場合、プログラミングスクールでの学習や資格取得に向けた取り組みなどを伝えることで、学習意欲を示すことができます。独学であっても、オンラインで基礎的な開発を行ったプログラムのソースコードをGitHubなどで公開し、それを志望動機や自己PRに盛り込むことで積極的なアピールにつながります。

関連記事:未経験からアプリケーションエンジニアになるには?転職方法を紹介

経験者の場合

経験者の場合は、これまでのスキルや経験をどのように活かすのかを具体的に示すこと、なぜその企業を選んだのかという理由、志望企業だからこそ実現できるキャリアビジョンを明確に示すことが重要です。

これまでのスキル・経験を活かせる経歴の強みを具体的に示す

アプリケーションエンジニアの志望動機では、習得しているスキルと、それをどのように活かしてきたかを具体的に述べることが大切です。これまで業務で用いたプログラミング言語や使用したフレームワーク、実際に携わったプロジェクトでの役割や成果を詳しく説明します。

例えば「PHPとLaravelフレームワークを活用したWebアプリケーション開発に携わり、データベース設計とバックエンド実装を担当した」などの具体的な技術経験を書くことで、企業側は求職者のスキルを具体的に把握することができます。

また、業務上の役割だけではなく、業務を通じてどのような問題を解決したかを伝えることでより効果的にアピールできます。

関連記事:アプリケーションエンジニアになるには?必要スキルや学習方法も解説

事業や組織状況を踏まえたその企業でなければならない理由を示す

志望動機では、その企業でなければならない理由を具体的に示すことが重要であり、経験者の場合は、即戦力で企業に貢献できることを示すことも重要です。

例えば、その企業が事業拡大中で開発組織の人数を拡充しており、リーダーを担える人材の採用に力を入れている状況など、その企業が置かれてる状況を踏まえて、自身の志向と企業側の意向が合うことを示すのが良いでしょう。

志望企業だからできる将来のキャリアビジョンを示す

経験者の場合、志望企業の事業フェーズや組織体制の状況を踏まえ、アプリケーションエンジニアとして即戦力として貢献するだけでなく、中長期視点で企業の貢献に繋がる将来のキャリアビジョンを示すことも効果的です。

例えば、現在の開発組織体制では組織全体での効率的な開発が出来ていない状況であるため、将来的にはリードエンジニアとしてチームを牽引し、そのノウハウをエンジニア組織全体に浸透させることで開発のフロー効率を向上させ、コンスタントにアウトプットを出し続けられる組織体制を作りたい、といった将来のキャリアビジョンと合わせてどのように企業へ貢献するのかを中長期視点で語ることで、面接官はその企業で活躍できる人材かどうかを判断しやすくなります。

未経験者・経験者共通のポイント

本章の最後に、未経験者・経験者共通のポイントとして、業務範囲を理解すること、実務で関連するスキルを学んでおくこと、自己成長と企業貢献を両方強調することについて解説します。

アプリケーションエンジニアの業務範囲を理解しておく

アプリケーションエンジニアは、単にプログラムを作成するだけでなく、要件定義、設計、実装、テスト、運用・保守といった開発工程を担当します。また、クライアントとの調整も重要な業務です。そのため、アプリケーションエンジニアの業務範囲を理解し、どのように自分が貢献できるかを具体的に記述することが大切です。

実務に関連するスキルを学んでおく

アプリケーションエンジニアの仕事には、プログラミング言語の知識、データベースの操作、ネットワークやセキュリティの理解が欠かせません。また、クラウドサービスやAIなどの最新の開発手法にも精通していることが求められます。

これらの実務に必要なスキルは、志望する業界、企業、職種により異なるため、志望する企業の求人情報などに記載されているこれらの技術要素を把握することが大切です。その上で志望動機には、自分がすでに持っているスキルや今後身に付けたいスキルを明確に記載し、即戦力になれることや成長意欲をアピールしましょう。

また、クライアントや他部門のメンバーとのコミュニケーション能力といったソフトスキルも必要になることを認識しておきましょう。

自己成長と企業貢献の両面を強調する

志望動機では、自分が学びたいことだけに焦点を当てるのではなく、企業にどう貢献できるかを明確に伝えることが重要です。採用担当者は、成長意欲を評価する一方で、即戦力としての貢献度にも注目します。そのため、企業の目標達成に貢献しながら自分も成長したいという姿勢をバランス良く示すことが重要です。

関連記事:アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性も解説

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アプリケーションエンジニアの志望動機の例文・テンプレート

次に、アプリケーションエンジニアの志望動機の例文を掲載します。シチュエーション別に下記の5パターンに分けて紹介します。

  • ・アプリケーションエンジニアの経験者

    ・IT業界未経験者

    ・IT系の他職種経験者

    ・自社サービスを提供する企業を志望する場合

    ・BtoBサービスを提供する企業を志望する場合

あくまで例文として参考にし、自分に合わせた内容に書き換え、より魅力的な志望動機にしましょう。

アプリケーションエンジニア経験がある人向けの志望動機例文・テンプレート

前職では5年間、ECサイトのWebアプリケーション開発に携わり、React.jsを用いたフロントエンド開発を主に担当してきました。特にページ読み込み速度の最適化に注力し、Lazy LoadingやCode Splittingの実装により、ページ表示速度を平均で40%改善した実績があります。
貴社が進めているマイクロサービスアーキテクチャへの移行プロジェクトに大変興味を持ち、応募を決意しました。特に、Next.jsとTypeScriptを用いた大規模アプリケーション開発の経験を積みたいと考えています。これまでの経験を活かしながら新しい技術にも積極的にチャレンジし、チームの技術力向上に貢献したいと考えています。

ポイント


  • ・スキルを明確に判断しやすいように具体的に記載する。

    ・スキルを志望動機の特徴と関連付ける。

IT業界未経験からアプリケーションエンジニアを目指す人向け志望動機例文・テンプレート

前職では3年間営業を担当していましたが、医療機器を利用する患者様の課題を解決するプロダクトに着目し、それを開発するアプリケーションエンジニアに興味を持ちました。それから独学でプログラミングを学び、小規模なWebアプリケーションを開発した経験があります。
さらに平日の夜間と休日を利用して6ヶ月間プログラミングスクールに通い、HTML/CSS、JavaScript、Pythonの基礎を学習しました。今後は貴社が手がけるヘルスケア領域のアプリケーション開発において、医療機器メーカーの営業経験を活かし、利用者の課題解決を意識しながら開発できるアプリケーションエンジニアになりたいと考えています。

ポイント


  • ・未経験者がなぜアプリケーションエンジニアになりたいと考えたのか、というきっかけを明確に伝える。

    ・独学での学習や開発経験を具体的に示し、学びの姿勢をアピールすることで、即戦力ではなくとも成長性があることを強調する。

    ・前職のスキルをどのように活かすのかを示し、成長だけでなく企業への貢献姿勢もバランス良く伝える。

IT系の他職種からアプリケーションエンジニアを目指す人向け合の志望動機例文・テンプレート

前職ではマーケティング部門でデータ分析やレポート作成に携わってきました。その際、データ分析にとどまらず、その先のアプリケーション開発を行うことで開発のPDCAサイクルを回したいと思ったことから、アプリケーション開発に挑戦したいと考えました。
貴社では、エンジニア未経験者のポテンシャル採用枠があり、これまでも他職種経験を活かして活躍されているアプリケーションエンジニアがいるため、私もアプリケーションエンジニアとしてのスキルを学びつつ、マーケティングで培った分析力を活かし、定量データに基づいた開発優先順位の選定などで貢献したいと思います。

ポイント


  • ・なぜその企業が良いのかを示す。

    ・他職種からの転職であることを前向きにアピールする。

    ・前職の経験がアプリケーション開発でも有益であることを示す。

    ・学習意欲を明確にする。

自社サービスを提供する企業を目指す人向けの志望動機例文・テンプレート

貴社の提供する○○サービスを実際に利用し、その技術力とユーザー体験に感銘を受けました。これまでは企業向けのシステム開発会社に勤務しておりましたが、貴社のサービスの開発や改善に関わりを通して、さらに多くのユーザーに価値を届ける一助になりたいと考えています。
サービス利用者からの要望を聞きながら開発の優先順位決めをし、開発を進めることで自らの技術を磨きつつ貴社のサービス利用者数を増やし、顧客満足度の向上に寄与したいです。

ポイント


  • ・応募企業が提供するサービスを利用した実体験を通じて具体的な共感を示す。

    ・企業のミッションとの親和性を高めるために、ユーザーファーストの視点を持っていることを示す。

    ・長期的な貢献を期待させるために、自社サービス開発を通じて成長したいという意欲を明確にする。

企業向けのシステム開発会社を目指す人向けの志望動機例文・テンプレート

前職では業務システムの導入プロジェクトに従事し、クライアントの要望を取り入れたシステム設計を行いました。クライアントとのコミュニケーションを通じ、構築するシステムの要件や実装内容を具体化していく過程で身に付けたプロジェクトマネジメントスキルと提案力を活かしたいと考えています。そのためにも、貴社のように幅広い業界向けのシステム開発を手がける環境で多様な経験を積み、さらなる成長を目指したいと思い志望しました。

ポイント


  • ・具体的な実務経験とスキルを強調し、企業でのさらなる成長意欲を伝える。

    ・即戦力としての期待を抱いてもらうために、顧客視点の対応力と問題解決能力を示す。

    ・志望する企業の事業内容に関心があることを示す。

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アプリケーションエンジニアの志望動機のNG例

アプリケーションエンジニアの志望動機に記載するNG例として、転職理由がネガティブである、内容に一貫性がない、待遇面ばかりにフォーカスするという例とそれぞれの改善ポイントを挙げます。


  • ・前職に対してネガティブなことを書く

    ・内容に一貫性がない

    ・給与やリモートワークなど待遇面にばかりフォーカスしている

前職に対してネガティブなことを書く

前職ではアプリケーションエンジニアとしてチームでアプリケーション開発を行っていました。開発チーム内で意見が対立することが多く、自分の意見が通らないことが頻繁にありました。より自分の考えを反映できる環境を求めて、御社に応募しました。

改善ポイント


  • ・応募企業の魅力に焦点を当てる。

    ・自身の成長やキャリア形成に関するポジティブな理由を強調する。

    ・応募企業で発揮できる具体的なスキルや経験をアピールする。

内容に一貫性がない

アプリケーションエンジニアとして実際に手を動かし続ける立場でのシステム開発に興味があり、貴社で経験を積んでキャリアアップを目指したいです。将来的にはプロジェクトマネージャーとしてのキャリアを考えていますが、まずはアプリケーションエンジニアとしてのスキルを向上させたいです。

改善ポイント


  • ・志望動機とキャリアプランに一貫性を持たせる。

    ・応募企業での具体的な目標や貢献意識を示す。

    ・これまでの経験をどのように応募企業で活かせるのかを明確にする。

給与やリモートワークなど待遇面にばかりフォーカスしている

貴社はリモートワーク制度が整っており、自由度の高い勤務が可能であるため、ワークライフバランスを維持しながらアプリケーションエンジニアとして働くことができると考え、応募しました。このようなエンジニアが働きやすい環境がある点がとても魅力的だと感じています。

改善ポイント


  • ・待遇ではなく仕事内容や企業への貢献を強調する。

    ・応募先企業のプロジェクトやサービスなどの事業に共感していることを示す。

    ・自分が発揮できるスキルとどのように企業に貢献できるかを具体的に記載する。

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アプリケーションエンジニアの志望動機・志望理由に関してよくある質問

志望動機に関連したよくある質問について解説します。具体的には、アプリケーションエンジニアとして即戦力になることをアピールする上で重視されるプログラミング言語やコミュニケーション能力などのスキル、志望動機・志望理由を簡潔に伝えるための方法などです。

  • Q1.アプリケーションエンジニアの志望動機ではどのようなスキルや知識がみられますか?

    Q2.アプリケーションエンジニアの志望動機には何を書けば良いですか?

    Q3.アプリケーションエンジニアの志望動機はどれくらい書けば良いですか?

    Q4.アプリケーションエンジニアの志望動機の書き出しや締めくくりはどのようにすれば良いですか?

Q1.アプリケーションエンジニアの志望動機ではどのようなスキルや知識がみられますか?

アプリケーションエンジニアの採用では、以下のようなスキルや知識が重視されます。これらのスキルや知識を志望動機に含めることで、採用担当者に即戦力としての魅力を伝えることができます。

プログラミング言語 Java、Python、JavaScriptなど、業務に適した言語の理解
データベースとネットワークの知識 MySQLやMongoDBの操作、ネットワーク構築の基本
開発プロセスの理解 アジャイル開発やDevOpsなどの手法に精通しているか
問題解決力と論理的思考 要件定義やトラブルシューティングへの対応力
コミュニケーション能力 チーム開発や顧客対応における調整力

Q2.アプリケーションエンジニアの志望動機には何を書けば良いですか?

志望動機には、企業選定の理由と自身のスキルや経験の活用計画を具体的に記述することが大切です。例えば、応募する企業の事業やプロジェクトと自分の経験を結び付けることで、志望動機に説得力が増します。また、将来の成長意欲を加えるとさらに良いでしょう。

Q3.アプリケーションエンジニアの志望動機はどれくらい書けば良いですか?

志望理由の長さは、200〜400字程度が目安です。あまり長すぎると読み手の負担になり、逆に短すぎると内容が浅く見える可能性があります。企業が応募要項で具体的な字数を指定している場合はそれに従います。内容としては、志望動機、スキル・経験の活用方法、キャリアビジョンをバランス良く組み込みます。

Q4.アプリケーションエンジニアの志望動機の書き出しや締めくくりはどのようにすれば良いですか?

書き出しでは、企業や職種に関連付けたエピソードや志望理由を述べると効果的です。例えば、応募企業の製品やサービスに感銘を受けた経験や自分のキャリア形成の一環として選んだ理由などを記述します。締めくくりでは、企業に対する貢献意欲や今後の目標を述べます。最後に感謝の言葉を添えると丁寧な印象を与えられます。

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まとめ

本記事のまとめは下記の通りです。


  • ・未経験者は学習意欲や独学経験を強調し、アプリケーションエンジニアへの関心と将来のビジョンを明確に伝える

    ・経験者は具体的なプロジェクト経験を述べ、企業に貢献できる即戦力としてのスキルを強調する

    ・企業のサービスやビジョンへ共感を示し、アプリケーションエンジニアとしての成長と貢献をバランス良く伝えることが重要


アプリケーションエンジニアの志望動機を作成する際、ユーザー体験に関する知識、長期の運用・拡張を見据えた設計といったアプリケーションエンジニアに求められるスキルを理解しつつ、経験別に志望動機の内容を整理するのが良いでしょう。

未経験者の場合は、学習意欲や独学での取り組みを強調し、アプリケーションエンジニアへの関心と今後のビジョンを明確に伝えることが効果的です。一方で経験者は、過去の具体的なプロジェクト経験や成果を示し、企業に対する即戦力としてのスキルをアピールすることが重要です。また、応募企業の提供するサービスやビジョンへの共感を示しつつ、成長への意欲と貢献の意識をバランスよく伝えることで、企業に適した志望動機を作成することが出来ます。

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