- Unityとは
- 未経験者がUnityを勉強するメリット
- 未経験者にも分かりやすいUnityの使い方の基本
- 未経験者におすすめのUnityの勉強方法
- Unityの勉強のロードマップ
- 未経験からUnityエンジニアへ転職するには
- Unityエンジニアの需要と年収
- Unityに関するよくある質問
- まとめ
Unityとは
Unityはゲーム開発に利用されるIDE内臓のゲームエンジンです。ゲーム開発において人気のゲームエンジンの1つであり、プログラミング不要でゲーム開発が可能なことや、環境構築が容易なことから、初心者でも利用しやすいといわれています。また、3D空間・オブジェクトの構築ができるため、ゲーム開発以外の分野にも活用が広がっています。
関連記事:Unityとは?特徴や将来性、活用事例、使い方について解説
Unityの特徴
Unityの特徴として、アセットストアが充実していることやマルチプラットフォームに対応していることが挙げられます。ゲーム開発は処理が複雑で未経験者がゼロからプログラミングしていくのは難易度が高いです。しかし、Unityが持つ特徴によって開発のハードルが下がり、またOSに依存しないゲーム開発も可能になります。
アセットストアが充実している
Unityでゲーム開発を行うには、アセットストアをうまく活用することが重要です。アセットストアとは、ゲームの中に取り入れる素材(アセット)を販売するオンラインストアです。アセットストアでアセットを入手し、ゲームに取り入れることで、アセット作成にかかる工数を削減でき、効率よくゲーム開発を進められます。
マルチプラットフォームに対応している
マルチプラットフォームとは、あるソフトウェアを複数の機種やOSで同じように動作させられることです。Unityはマルチプラットフォームに対応しており、ほぼすべての端末で動作します。たとえば、OSはWindows、Mac、Linux、iOS、Androidなど、端末はPlayStation、Xbox360、Wii Uなどに対応可能です。
Unityでできること
Unityはゲームの開発に適しており、スマホゲーム、3Dゲーム、VRなどのゲーム開発やアニメーション作成ができます。また、プログラミングなしで開発できることもUnityの特徴です。頭の中で考えたゲームのイメージを直感的に反映できるため、ユーザー視点でのゲーム開発が可能となります。
Unityでゲーム開発以外にできること
ゲーム開発以外でUnityができることを業界別に紹介します。
建築業界
建築業界では、建物の設計や施工にUnityを用いる場合があります。Unityによって3D空間を短時間で再現できるため、チーム内での建物のイメージ共有や、お客様への空間説明時に活用されています。
自動車業界
自動車業界では、自動車の完成イメージを作成する際にUnityが用いられています。自動車の完成イメージを作成してオプション追加や部品交換を行ったり、複数の完成イメージを比較したりなど、プレゼンテーション時に有効活用できます。また、実物の車でシミュレーションを行う場合、シミュレーションのパターン数の車を用意する必要がありますが、Unityで作成した3Dの車でシミュレーションを行えば、大幅なコストの削減が可能です。
医療業界
医療業界では、人体の3Dモデルを作成する際にUnityが用いられています。筋肉や骨、関節の動きを3Dで詳細に再現することで、手術前に念入りなシミュレーションが可能です。事前にわからなかった問題点や、手術方法の改善点が見つかりやすくなるメリットがあり、手術の成功率向上が期待されています。
関連記事:Unityでできることとは?ゲーム分野以外の活用例も紹介
未経験者がUnityを勉強するメリット
未経験者がUnityを勉強することで複数のメリットを得られます。今後ゲーム開発をやっていきたいのであれば、Unityの勉強は必須といっても過言ではないでしょう。Unityの操作に慣れることから始め、最終的にはUnityを活用してプログラミングまでできるようになると自分の転職市場における価値が高まります。
人気が高く需要がある
Unityは多くのゲーム開発で採用されている人気のゲームエンジンであるため、ゲームエンジニアを目指すのであれば必ず勉強しておくべきです。Unityを習得し、ポートフォリオを作成できるレベルになれば、転職活動において即戦力をアピールできるでしょう。
また、Unityはゲーム業界以外での活用事例も増えているため、習得しておくことでさまざまな業界へアピールできる可能性があります。
コードが書けなくてもゲームを作れる
Unityはビジュアルスクリプティングシステムという機能を提供しています。この機能を使用するとコードを記述せずにゲームの挙動を制御でき、ブロックやノードを組み合わせて記述可能です。
そのためプログラミングの知識を全く有していない場合でもゲームを作成できます。また、このシステムを使用すると、視覚的にゲームの概要を組み立てていけるので、今後プログラミングを学習しようと考えている方にもおすすめの機能です。
PCとネット環境があれば無料で利用できる
Unityは個人開発者や小規模な開発チームに向けて、Unity Personalという無料のパーソナル版を提供しています。そのため、PCとネット環境だけ整えれば初心者でも気軽に勉強可能です。
また、Unityは人気の開発プラットフォームのため、インターネット上に教材や記事が豊富です。初心者が独学で挑戦する場合でも多くの情報が無料で手に入ります。
未経験者にも分かりやすいUnityの使い方の基本
Unityの具体的な機能の使い方については実際にUnityの勉強を開始してから学んでいけば良いですが、ここではUnityの使い方をイメージしやすいように基本的な使い方を紹介します。ここで基本をマスターするというわけではなく、まずはUnityがどのようなものかつかんでください。最初は概念がよく分からないかもしれませんが、単なるUnity上のルールなので学習していくうちに慣れていくでしょう。
以下では、Unityでのゲームオブジェクトの作り方や動かし方、基本性能などを紹介していきます。
ゲームオブジェクト「Cube」の作り方
下記手順でゲームオブジェクト「Cube」を作成できます。
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1. Unityのエディタ上部にあるメニューバーから「GameObject」を選択
2.メニュー内の「3D Object」を選択してから「Cube」をクリックする
※この作業でシーンに新しい立方体のゲームオブジェクトが作成されます。
作成したオブジェクトは、ゲームの世界に物理的な存在を持つオブジェクトとして扱われます。オブジェクトの形状は、ゲーム内での壁や床、障害物など、さまざまな用途に使用可能です。また、立方
ゲームオブジェクト「Cube」の動かし方
ゲームオブジェクト「Cube」の動かし方は2種類あります。
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・トランスフォームツールを使用する・transformから数値を入力して設定する
それぞれについて詳しく紹介します。
トランスフォームツールの使い方
トランスフォームツールとは、Unityエディター上部にあるツールバーの機能です。オブジェクトの移動や回転、大きさを調整できます。
Unityに実装されているトランスフォームツールは以下の3つです。
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・移動ツール
・回転ツール
・スケールツール
メニュー項目内「ツールボックス」から選択し、オブジェクトを選択することでドラッグなど直感的に操作できます。
transformから数値を入力して設定する
下記手順でゲームオブジェクトを操作できます。
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1. Cubeを選択した状態で、インスペクターウィンドウの「Transform」コンポーネントを確認
2. 「Position」「Rotation」「Scale」の3値を変更してCubeを動かす
上記の3値はそれぞれ以下の設定値を表しています。
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・Position:立方体の位置(x、y、zの3値で空間上の座標を表す)
・Rotation:立方体の回転度(x、y、zの3軸周りでどのくらい回転しているかを3値で表す)
・Scale:立方体の大きさ(x、y、zの3軸方向にどの程度拡大しているか3値で表す)
Unityの基本性能一覧
Unityの基本性能として以下が挙げられます。
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・オブジェクトを階層化させ親子関係を作る
・マテリアルを作りオブジェクトの見え方を変化させる
・シェーダーを変更しオブジェクトの見た目を変化させる
・物理演算機能を追加する
ここで文字情報だけ見るとイメージしにくいかもしれませんが、実際にUnityを使ってみると操作しているうちに慣れてきます。ただし、基本性能を知らないと活用できず、無駄になってしまうので、頭の片隅に入れておいて、実際にUnityを使いながら調べて思い出していくのがおすすめです。
オブジェクトを階層化させ親子関係を作る
Unityでは、オブジェクトを階層化させ親子関係を作成できます。親子関係を作成することで、親オブジェクトを回転させると子オブジェクトも回転するなどの関係を構築可能です。
たとえばプレイヤーオブジェクトと装備している剣オブジェクトなど、関係を作成することで簡単に操作できます。
マテリアルを作りオブジェクトの見え方を変化させる
マテリアルとは、オブジェクトの見た目を制御するためのアセット(素材)です。アセットを設定することで色やテクスチャ、光沢度などオブジェクトの見た目を細かく設定できます。アセットを使いこなすことでオブジェクトの質感や見た目を設定可能です。
シェーダーを変更しオブジェクトの見た目を変化させる
シェーダーとは、マテリアルでは再現しきれないオブジェクトの見た目の詳細を設定するための機能です。光の反射度や透明などマテリアルで再現できない効果を追加できます。Unityでは既存のシェーダーを適用するだけでなく、ユーザーが独自のシェーダーを作成して設定することも可能です。
物理演算機能を追加する
Unityでは現実の物理法則を再現するための物理演算機能が備わっています。たとえば、重力や物体同士の衝突時の動きなど、現実世界同様の物理法則をゲーム内で再現可能です。物理演算機能を使いこなすことで、リアルな動きを持つキャラクターや物理法則に従ったパズルゲームなどを作成できます。
未経験者におすすめのUnityの勉強方法
Unityの勉強方法は複数あります。プログラミング未経験者の場合、どのように勉強を進めるべきか迷う方もいるでしょう。しかし、そもそも勉強方法に絶対的な正解というものは存在しません。書籍で学習しても、Webサイトで学習してもどちらでも良いです。プログラミングスクールという選択肢もあります。自分が継続できる方法を選び、スキルを習得しましょう。
書籍で勉強する
Unityは人気のゲームエンジンですので、多くの参考書が出版されています。独学で知識を網羅的に勉強したい方、自身のペースで勉強したい方におすすめの方法です。以下で、Unityの勉強におすすめ書籍を紹介していきます。
Unityの勉強におすすめの書籍
『Unityの教科書 Unity 2023完全対応版』(SBクリエイティブ、北村 愛実)
Unityの教科書 Unity 2023完全対応版とは、初めてUnityに触れる方におすすめの書籍です。画像やイラストが多く使用されており、解説に従って作業することでサンプルゲームを作成できます。一方で、詳細な説明は記載されていないので、第一歩をすでに進めている方は後述する書籍がおすすめです。
『Unity ゲームエフェクト マスターガイド』(技術評論社、秋山 高廣)
Unity ゲームエフェクト マスターガイドとは、ゲームエフェクトを制作していく過程を詳細に説明した書籍です。初心者向けに簡単なものから説明されており、何度か読み直すことで初心者でも実践的な内容を学べます。また、後半部分はゲームエフェクトの設定値の意味を解説しているため、既にゲームエフェクトを実務使用している方でも学べるポイントがあるでしょう。
初心者から実務経験者までUnityを勉強したい多くの方におすすめです。
勉強サイトを利用する
Unityの勉強サイトも多く存在します。勉強したい項目についてのスライドを見たあと、実際にWeb上でプログラミングを行ってすぐに結果を確認できます。Web上で手を動かしながら勉強を進められるため、独学でプログラミングを習得するにはもっとも効率の良い学習方法だといえるでしょう。
以下では、Unityの勉強におすすめの学習サイトを紹介します。
Unityのおすすめの勉強サイト
Udemy
Udemyとは、世界5,200万人が勉強に使用している動画プラットフォームです。学生や社会人に向けてさまざまな言語、さまざまな学習レベルの学習コンテンツを配信しています。Unityの動画も数多く配信されており、初心者向けから上級者向けのコンテンツを視聴可能です。また、動画で実際の手順を確認できるので、書籍より分かりやすく初心者は覗いてみてはいかがでしょうか。
動画コンテンツなので、スマホを使用してスキマ時間を有効活用したい方におすすめです。
Unity Learn
Unity Learnとは、Unity公式の配信している無料オンデマンド学習コンテンツです。750時間以上の無料コンテンツを視聴できます。
また、Unity Learnでは以下5つの学習経路が用意されています。
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・Unity Essentials
・Junior Programmer
・Creative Core
・VR Development
・Mobile AR Development
目的に沿って学習経路を選択することで、最適な学習コンテンツを選択できるでしょう。
プログラミングスクールを活用する
独学よりも効率的にUnityを学びたい方には、プログラミングスクールがおすすめです。独学の場合、プログラミング中に原因不明なエラーが発生しても、対処法が分からず、多くの時間を費やすことになるおそれがあります。プログラミングスクールであれば、プログラミング経験豊富な講師にその場で質問できるため、効率良く勉強を進められるでしょう。
また、プログラミングのコツや実際の開発現場についてなど、さまざまな情報を得られることもメリットです。即戦力のあるUnityエンジニアを目指すなら、プログラミングスクールの活用は非常に有効な方法といえるでしょう。
オンラインで受講できるプログラミングスクールであれば、隙間時間に勉強したい方や、通学が難しい方でも学習を続けやすいです。
Unityの勉強のロードマップ
Unityを実際に操作して勉強する場合、手順を踏んで進める必要があります。学習のロードマップを知っておくことで効率的に習得できるでしょう。
まずは、Unity HubからUnityをインストールし、実際に触りながら操作方法を勉強するのがおすすめです。操作に慣れてきたら、公式のチュートリアルなどを参考に単純なゲームなどを制作してみると良いでしょう。手で動かし、制作の途中で分からないことを都度調べていく方法で学習していくとスキルが身につきやすいです。
Unity Hubを使って環境構築をする
Unityを使うためには、Unity Hubを使ってUnityをインストールする必要があります。Unity Hubとは、Unityのプロジェクトを管理したり、インストールしたUnityのバージョンを変更したりできるデスクトップアプリケーションです。まずは自分のPCに合わせたUnity Hubをインストールし、そこからUnityをインストールしましょう。
Unityの操作方法を勉強する
本や勉強サイトを参考にして、Unity Hubの操作方法を勉強しましょう。Unityには、主要な6つのウィンドウとビューがあります。Unity Hubを使いこなすには慣れが必要ですが、基本的に6つのウィンドウとビューを使いこなせれば開発可能です。また、Unityでの開発は、実際にUnityを動かしてみて慣れていくことが重要です。6つのウィンドウとビューについてある程度把握できたら、次の勉強ステップへと進んでよいでしょう。
実際に動かしてみる
操作方法を学んだら、実際にUnityを動かしてみましょう。Unity Hubには「使い方を学ぶ」というチュートリアルや学習コンテンツがあるため、それらの学習コンテンツを利用することをおすすめします。
簡単なゲームを開発する
Unityの基本的な操作をある程度身につけたら、簡単なゲームを開発してみましょう。まずは、短時間で開発できる単純なゲームを一つ作成することで、Unityを用いた開発の流れを一通り理解できます。単純なゲームの開発でも、Unityに慣れていないうちは難しいものです。そのため慣れるまでは、本や勉強サイトで紹介している開発方法を真似して、同じものを作成してみるとよいでしょう。
ポートフォリオ用に提示できるものを開発する
簡単なゲームを開発できるようになったら、実際の現場で開発されているようなゲームを開発できるよう、徐々にゲームの規模を広げてみましょう。難易度の高い本格的なゲームを開発することで、スキルアップにつながるのはもちろん、転職活動でポートフォリオとしてアピールできます。
未経験からUnityエンジニアへ転職するには
未経験からUnityエンジニアになるためには、開発現場で即戦力となるスキルセットをアピールすることが重要です。効果的にアピールできるよう、ポートフォリオを作成しておくと良いでしょう。また余力があればUnity以外のスキルを習得することや、プログラミングまで取り組んでおくとより良いです。逆にいえば、単にUnityの操作ができるだけでは不十分でしょう。
関連記事:
Unityエンジニアに転職するには?仕事内容や未経験からの目指し方を解説
未経験からUnityエンジニアとして就職・転職する方法とは?
ポートフォリオを作成しよう
未経験であれば、Unityを勉強するなかで実際にゲームなどを開発し、面接でアピールできるようにしておくべきです。ポートフォリオにまとめておけば、Unityでのゲーム開発のレベル感や向上心などを示すことができます。
Unity以外のスキルを習得しよう
実際の開発現場では、Unityが使えるだけでは即戦力とはいえません。なぜなら、ゲーム開発などUnityを使用する業務では、Unity以外のスキルも求められるからです。そこで、以下のようなスキルも身につけておくことをおすすめします。
C#
C#は、オブジェクト指向型のプログラミング言語です。Unityでの開発内容によってはC#でコードを記述する必要があるため、習得しておくと役立つでしょう。
UI/UXデザインの知識
Unityエンジニアとして活躍するのであれば、UI/UXデザインの知識は欠かせません。特にゲーム開発では、ユーザーの目に触れるゲーム画面がユーザー体験を左右します。ユーザーにとって快適で分かりやすいゲームを提供できるよう、UI/UXデザインの知識を身につけておきましょう。
Unityエンジニアの需要と年収
Unityエンジニアの需要や年収について紹介します。需要や年収は、すべてを明確に測ることはできませんが、ここではレバテックキャリアの求人情報を参考にしています。現在は需要があっても縮小していくという心配もあるかもしれませんが、Unityについてはゲーム以外の分野にも活用が広がっており、今後も活躍が期待できるツールです。
関連記事:Unityエンジニアとは?仕事内容や将来性、年収事情を解説
Unityエンジニアの需要
レバテックキャリアの求人で、スキル条件を「Unity」として検索すると、485件の求人が存在します。ほかのゲームエンジンであるCocos2d-xが71件、Unreal Engineが56件であるため、ゲームエンジンではUnityの需要が圧倒的に高いことが分かります。
Unityエンジニアの年収
2024年5月時点のレバテックキャリアの求人を参考に算出したところ、Unityエンジニアの平均年収は676万円となりました。しかし、年収レンジの幅が広く、担当する業務範囲やスキルによって変わることには注意が必要です。想定年収のボリュームゾーンとしては、400万~700万円の求人が多いようです。
Unityエンジニアの求人例
デザイン組み込みやアニメーションに携わるゲームエンジニアの求人例は以下の通りです。
【想定年収】
300~770万円
【業界】
ゲーム業界
【業務内容】
ドットデザイナーが作った素材をゲーム内でアニメーション動作するように設定し、実装する
<具体的な仕事内容>
・デザイン組込み業務(Unity)
・アニメーション作成
・動作チェック など
【必須条件】
Unityにてゲーム開発経験2年以上
Unityに関するよくある質問
Unityの習得を検討するにあたって、さまざまな悩みや疑問を持つ方がいるでしょう。たとえば、Unityのメリットやデメリットについては習得するかどうかを決める大きな要素です。また、学習難易度や勉強にかかる時間、無料で使える範囲なども知りたい人が多いようです。
以下では、これらのUnityに関するよくある質問と回答を紹介します。参考にしてみてください。
Q1. Unityはどこまで無料で使えますか?
Unityは無料で使用できるプランがあり、3DゲームからAR・VR開発までほとんどの機能を使用できます。一方で2024年1月1日よりゲームのインストール数に応じて利用料が発生すると発表されており、1インストールあたり0.005〜0.20ドルの追加利用料が掛かる可能性があるのでご注意ください。
Q2. Unityのメリットは何ですか?
Unityのメリットは、手軽に高品質なゲームを作成できる点です。プログラミングの知識無しで3Dゲームを作成できます。また、直感的な操作だけでゲームを作成できるだけでなく、VRやARなどに使用する仮想空間も作成可能です。
さらに、専門的な知識を身につけることでオブジェクトにさまざまな調整を加えられます。
Q3. Unityのデメリットは何ですか?
Unityのデメリットは、多機能故にアプリケーションの動作が遅い点です。開発の規模が大きければ大きいほどデメリットが顕著に現れます。また、ゲームのクオリティを上げるために複雑な処理や高度なデザインを加えると処理が遅くなりやすいです。
Unityは場合は小〜中規模の開発に使用すると良いでしょう。
Q4. Unityの学習難易度を教えてください
Unityの学習難易度は、Unityで何をするのかによって変わってきます。本格的なプログラミングまで行う場合、中学生くらいからが対象でしょう。プログラミングなしで簡単なゲームを作るのであれば、親が多少サポートすれば小学生でもできるレベルです。
Q5. Unityの勉強にかかる時間はどのくらいですか?
Unityの勉強にかかる時間はどこまでのレベルを求めるかによって変わってきます。簡単なゲームを作ると想定すると、100時間前後の勉強時間が相場でしょう。人によっても変わりますが、大体60~150時間程度で習得できるでしょう。集中力や読解力なども学習速度に影響します。
まとめ
本記事では、Unityの概要や勉強方法、勉強するメリットなどを解説してきました。Unityは、PCとネットワーク環境を用意するだけで使えるので、初心者でも手軽に勉強を始められます。また、人気のゲームエンジンでさまざまなゲーム開発に使用されているため、需要も高いです。まずはWebサイトや書籍、プログラミングスクールなど自身に合った勉強方法を検討して、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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