C#とは
C#は、Microsoft社によって開発された汎用的なプログラミング言語です。Microsoft社の.NET Framework上で動作することを想定して開発されており、WindowsのデスクトップアプリケーションやWebアプリケーションの開発に適しています。
リリース後も、Microsoft社が強力にサポートしており、年一回のメジャーバージョンアップデートがされるなど進化を続けています。マルチプラットフォームへの対応、スマートフォンアプリプラットフォームXamarinの登場、ゲームエンジンUnityの開発言語に採用されたことなどから用途は更に拡大しました。
2015年以降の.NETコンパイラプラットフォームについてはオープンソースとなっており、言語仕様についても標準化団体Ecma Internationalを通じて公開・標準化され、第三者がMicrosoft社とは無関係にコンパイラや実行環境を実装することも可能です。
C#の特徴
C#のプログラミング言語としての特徴には、下記が挙げられます。これらの特徴は、C#をプログラミング言語として採用する場合の理由に直接繋がるものです。また、言語としての人気を支えるポイントでもあります。
オブジェクト指向である
C#はプログラミングパラダイムとしてオブジェクト指向を採用しています。オブジェクト指向とはプログラムを作成する際に「モノ(オブジェクト)」を中心とした考え方をすることです。オブジェクト指向を採用していることにより、プログラムの作成単位を適切に分割できます。適切な分割により、プログラムの作成作業を分担できるため、大規模な開発に向く特徴を持ちます。また、適切に分割されたプログラムは再利用性が高まることもメリットです。
より正確にはC#はマルチパラダイム言語のため、手続き型プログラミングやオブジェクト指向プログラミングに対応することができます。また、共通中間言語を用いたコンパイラ言語のため、インタプリタ言語・スクリプト言語よりも高速な処理に適しています。
文法がJavaと似ている
C#は、百万単位の開発者を持ち世界中に実行環境が510億あるとされるプログラミング言語Javaと文法が似ています。Javaと似ていることでJava経験者であれば容易に習得できるため、C#も開発者が比較的探しやすいといえます。
また、C言語やC++言語からも文法上の影響を受けており、名称もそれに由来して「C」の文字がついているといわれています。
さらには、Javaと同様にメモリ管理にはガーベッジコレクションの仕組みを備えています。C言語やC++では開発者がメモリを管理する必要がありましたが、C#において開発者はメモリ管理を意識する必要は無く、より安全性が高められているといえます。
Unityが公式のサポート言語に採用している
C#はゲームエンジン・開発プラットフォームであるUnityのサポート言語に採用されています。Unityは2D・3Dのゲーム開発でのリアルタイム描写に向けて広く利用されており、ゲーム開発者にとってもC#の重要性が高まっています。
Unityではオブジェクトの配置などはメニューからの選択で行いますが、オブジェクトへの詳細な処理記述についてはC#のスクリプトを記述します。Unityの学習コンテンツUnity Learn内にもC#に関するコンテンツが用意されており、活用するとよいでしょう。
C#でできること、活用される分野
C#を利用して開発できるアプリケーションの種類や活用分野について紹介します。
C#は汎用性が高く、利用できるライブラリなども充実しています。習得することで、多様な形態のアプリケーションが開発可能です。エンジニアにとっては開発できるアプリの種類が増えることを意味しており、活躍領域を広げてくれる言語といえるでしょう。
Windowsアプリケーション開発
C#はマイクロソフトによって開発されており、.NET Frameworkと統合して利用されることから、Windowsアプリケーション開発に必要な機能やライブラリを提供しています。このため、Winodwsのデスクトップ環境で動作するアプリケーション開発を効率的に行うことが可能です。
統合開発環境であるVisual Studioを用いた開発では、ドラッグアンドドロップの操作によってコンポーネントを組み合わせてGUIのプログラミングを行うこともできます。Windows向けアプリケーション開発では、第一の選択肢として定着しています。
Webアプリケーション開発
C#は、ASP.NETフレームワークを用いることで、Webアプリケーションのサーバーサイド開発が可能です。また、Visual Studioなどの統合開発環境を活用することで、より効率的なWebアプリケーション開発を実現できます。
他にも、Webアプリケーションのフロントエンド向けのフレームワークとして、Blazorがマイクロソフトから提供されています。.NETとC#を利用して、サーバーサイドだけでなくフルスタックなWebアプリ作成が可能です。
モバイルアプリケーション開発(Xamarin)
Xamarinは、マイクロソフトによって開発されたモバイルアプリケーション開発フレームワークです。C#のコードを用いてiOS、Android、Windowsなどのマルチプラットフォーム向けのネイティブモバイルアプリケーションを開発できます。
スマホアプリの開発において、iOS向けにSwift、Android向けにKotlinといった二重の環境を用意する必要がなくなるため、Xamarinなどのマルチプラットフォーム向けのフレームワークは注目の技術です。ただし、2024年5月1日にてXamarinの提供は終了します。後継の.NET MAUIを利用することで、C#によるマルチプラットフォームのアプリ開発が引き続き可能です。
ゲーム開発(Unity)
Unityは、Unity Technologiesが開発したゲームエンジンおよびゲーム開発プラットフォームです。さまざまなプラットフォーム向けのゲームや、インタラクティブな3D、2Dアプリケーションを開発するために広く使用されています。UnityではC#を用いてプログラミングを記述します。
VR/AR開発
Unityを用いてVRやARの技術を使ったゲーム開発を行うことも可能です。従来のゲームにはなかった仮想現実、拡張現実の世界をUnityとC#を使って作成できます。PCはもちろん、スマートフォン向けゲームや、PS4、Switchなどのプラットフォームで稼働するゲームが対象です。
CUIの開発
コマンドライン上の対話型プログラム作成にもC#は対応しています。WindowsならばコマンドプロンプトやWindowsPowerShell上で動作し、ユーザーの入力に対して文字ベースの出力を行うCUIのプログラムは、業務の効率化や既存のアプリケーションの置き換えなどでニーズが有ります。
C#のメリット
習得するプログラミング言語を選ぶ際には、言語のメリット・デメリットを知っておくことが重要です。習得する言語はエンジニアのキャリアパスにも影響するため、目指すエンジニア像を想定するとよいでしょう。
習得する言語にC#を選択するメリット、アプリケーション開発の言語にC#を採用するメリットには、下記があげられます。
さまざまなプラットフォーム向けの開発ができる
C#はMicrosoft社によって開発されたプログラミング言語ですので、同じMicrosoft社によるOSのWindows向けのアプリ開発にはもちろん適しています。もともと.Net FrameworkはWindowsのためのものでしたが、その後に登場したクロスプラットフォームマネージプラットフォーム.NET(旧.NET Core)を利用することで、macOSやLinuxなどでも動作するプログラムを作成することができるようになりました。開発者にとっては同じ言語で複数のプラットフォームに向けてアプリケーションの開発ができるため、開発の生産性を高めることができます。
また、Xamarinを用いたスマホアプリ開発では、iOS、Androidの両プラットフォーム向けのアプリ開発が可能です。特にスマホのOS市場は日本国内では拮抗しているため、クロスプラットフォームへの対応は大きなメリットをもたらします。
情報が豊富
C#の関連情報については、Microsoft社がドキュメントを公開しています。C#を利用するエンジニアに向けて、チュートリアルやプログラム開発ガイド、リファレンスもインターネット環境があれば参照可能なため、スムーズな開発が可能です。テキストの情報だけでなく、学習のためのビデオコンテンツもあるため、理解を深めることができます。
また、C#を利用する開発者は多数存在するため、ユーザーなどによる情報もインターネット上で探しやすいでしょう。技術者の利用する掲示板などでも、質問に対する回答が得やすい点もメリットとなります。
実行速度が早い
C#はコンパイラ言語です。コンパイル時にソースコードから機械語への変換(※)が行われ、プログラムの実行時には翻訳によるロスがありません。このため、スクリプト言語と比較して実行速度が速い特徴を持ちます。
※正確には、コンパイルによって共通中間言語に翻訳し、実行時に共通言語基盤が解釈を行っています。
環境構築が簡単
C#の開発環境として定番といえるのが、Microsoft社の提供する統合開発環境Visual Studioシリーズです。インストーラーを使って簡単にインストールすることができ、開発環境を整える手間は少なくて済みます。
実行環境についても、Windowsであれば.NET Frameworkがインストールされていることが多く、開発者はあまり意識する必要がありません。
無料で利用できる統合開発環境VSCodeもC#での開発に対応しているため、コストを押さえて開発することもできます。
C#のデメリット
C#は多くのメリットを持っていますが、学習する上でデメリットも存在します。以下に、C#のデメリットを紹介します。
言語習得やプロジェクト開発での採用言語の選択の際には、メリットだけでなくデメリットを知ることも重要です。デメリットが許容範囲内であるかどうかはケースバイケースです。他の言語との比較を行う上でも押さえておきたい情報となります。
開発環境の容量が大きい
最も利用される統合開発環境Visual Studioは多くの機能を搭載しており高性能です。その分、必要とする記憶領域の容量も多く、CPUやメモリなどのコンピュータリソースを多く消費します。開発環境とするPCには、一定のスペックが必要となります。
構文が長くなりやすい
C#は言語の仕様上、プログラムの一文が長くなりやすい特性があります。一文が長くなると、可読性が低下し、メンテナンス性能や開発効率に影響を及ぼします。これは記述の似たJavaとも共通した特徴です。
習得難易度が高い
C#はマルチパラダイムで汎用的なプログラミング言語です。できることが多い分、学習において覚えなくてはならないことも多く、習得難易度は高くなってしまいます。
Javaなどでオブジェクト指向について理解があり、Windowsにも親しんでいる場合には、学習難易度は高くありません。
AI開発には不向き
C#には様々なライブラリが提供されていますが、統計や機械学習、AI用のライブラリはPythonなどに比べて充実していません。また、AIの開発で重視される処理速度もC言語、C++などと比較すると早くはありません。これらの理由から、AI開発には現状では適しているとはいえないです。
ただし、Microsoft社もAI開発などの分野には注力しており、今後については変化する可能性もあります。
できることが多いためコーディングルールでの制限が必要
C#は汎用性が高く、ライブラリの利用などにより実現できることが多いです。実現できることが多いという特徴は基本的にはメリットとなるのですが、実はデメリットにも繋がる場合があります。具体的には、多数のエンジニアが参加するような開発では、作成されるアウトプットにバラつきがでやすくなります。
このような品質上の問題を避けるべく、大規模な開発などではコーディングルールにより一定の制約をプログラム作成にかけます。C#の一定規模以上の開発ではコーディングルールでの制約が必要となってしまう点は、デメリットともいえます。
C#とほかのプログラミング言語との比較
習得するプログラミング言語を選択する場合には、メリット・デメリットを知り、他のプログラミング言語との比較をしておくとアンマッチが防げます。
以下では、C#と他の各言語との違いを解説します。比較対象として、C#と同様に汎用的な言語をあげています。C#を含めた言語選択の際の参考にご利用ください。
関連記事:
C#とは?特徴やメリット、C言語やC++との違いを解説
C言語とは?特徴やC++やC#との違いを分かりやすく解説
C言語
C言語は、手続き型のプログラミング言語です。基本的にはコンパイルしたOSでしか動作しないため、プラットフォームに依存する点が、C#とは大きく異なります。また、C言語はメモリなどの処理制御が必要です。C言語は手続き型、C#はオブジェクト指向(マルチパラダイム)とプログラミングパラダイムも違います。
C++
C++は、オブジェクト指向プログラミングだけではなく、手続き型のプログラミングもサポートしている汎用的プログラミング言語です。C言語と同様に、コンパイルしたOSと同じOSでなければ動作しないプラットフォームに依存する点がC#と異なります。しかし、C#はC++やJavaなどをもとに作成されているため、一部の文法や構文に共通しているところもあります。
Java
Javaは、オブジェクト指向のプログラミング言語であり、プラットフォームに依存しません。文法や構文には共通している部分も多々あります。二つの言語には似ている点も多いのですが、例外処理やAPIなど異なる点も多数あります。特に実行環境については、JavaはJVM、C#は.NET Frameworkと両者とも特別な基盤を用いています。
Python
Pythonは、オブジェクト指向のプログラミングだけではなく、関数型プログラミングの要素もサポートしている点や、動的型付け言語である点がC#と異なります。また、Pythonは機械学習やデータ解析向けのライブラリが充実しており、AI開発やデータ分析用途に適する点もC#とは異なります。Pythonはインタプリタ言語に分類されるのに対し、C#はコンパイル言語という点も違いです。
C#の需要と将来性
学習する言語の選択においては、需要と将来性も重視すべきポイントです。習得するのであれば利用の機会が多く、将来的にも活用できる言語の方がよいでしょう。
C#の需要や将来性、C#エンジニアの年収相場について解説します。C#は将来性があり、需要も高いため、ITエンジニアにとって習得をおすすめできる言語といえます。
関連記事:C#エンジニアの将来性が高い8つの理由!Javaとの比較や平均年収も解説
C#の需要
オランダのTIOBEが毎月発表しているプログラミング言語の人気を指標化したTIOBEインデックスによれば、2024年7月18日時点で、C#はPython、C++、C言語、Javaに続く5位にランクインしています。
また、世界中で利用されるプログラミングに関するQAサイトStack Overflowによる調査2023 Developer Surveyでも、言語の人気ランキング8位に入りました。
幅広い分野で安定した需要がある、人気の高いプログラミング言語といえるでしょう。
C#の将来性
C#は、Windowsアプリケーション、Webアプリケーション、モバイルアプリケーションなど複数種類のアプリケーションを開発でき、マルチプラットフォーム向けの開発にも対応しています。さらには、Unityを用いたゲーム開発分野での需要も拡大していることから、将来性が期待されています。
C#エンジニアの年収相場
2024年7月18日時点で、レバテックキャリアには言語「C#」の求人・転職情報が967件が公開中かつ募集中です。この中から、30件の求人・転職情報を抽出してみると、年収下限の平均値は約496万円で、年収上限の平均値は約790万円でした。下限と上限の中間値の平均から、C#エンジニアの平均年収は約643万円と想定できます。
また、最大年収1,000万円以上という高年収を提示している求人も複数ありました。PL、PMなどのポジションの場合やゲームプログラマーなどで該当する求人が見られます。
C#エンジニアの求人・転職情報>
C#習得のための学習方法
C#はマルチパラダイムに対応する汎用的なプログラミング言語です。用途も多いため、学習範囲は広く、習得には効率的な学習が求められます。本項では、C#を習得するための学習方法について紹介します。
なお、参考書や学習サイトを利用して学習する場合にも、PCを用意して実際にプログラミングを行いながら学習することをおすすめします。プログラムを記述し、動作を確認しながら学習することが理解を深めるためには必要です。
関連記事:
C#の効率的な勉強方法は?学習時間の目安やおすすめのサイトも紹介
C#エンジニアにおすすめの資格10選
参考書を利用する
C#は人気のあるプログラミング言語のため、学習に向けた書籍も多く発行されています。書籍では、体系立てて学習内容を並べてあるため、スムーズに学習を進めることが可能です。
記載されているプログラムをPC上で再現しながら学習できる書籍が、言語習得にはおすすめです。書籍も対象の読者のスキルレベルがあるため、自分のレベルにあったものを選択しましょう。
学習サイトで学ぶ
C#についての教材は学習サイトを利用することも選択肢の一つです。学習サイトも、テキスト形式や動画を用いた形式など様々な種類が存在するため、無料で使えるものを試して自分にあうものを探して見てもよいでしょう。
おすすめは開発元のMicrosoft社が提供するMicrosft Learnです。ブラウザ上で実行環境を提供するハンズオン形式のコンテンツが充実しています。
Unityでゲームを作ってみる
ゲーム開発でC#を活用したいと考えている場合には、Unityを使ってC#の学習をするのも一つの選択肢です。ゲームを作りながら学習をすることで、成果が目に見えやすく、学習モチベーションの維持もしやすいメリットがあります。
Unityでは学習コンテンツUnity Learnを提供しており、ゲーム開発を通してC#の学習をすることができます。ただし、あくまでもゲーム作成のためのコンテンツであり、C#はその中の一部です。C#のみを習得したい場合には、別の方法を選択したほうが効率的でしょう。
オンラインスクールを活用する
書籍や学習サイトを利用した独習では、理解できないところが出てきた場合に解決に時間がかかり、挫折しやすいという問題があります。コストはかかっても、できるだけ速くC#を習得したい場合にはオンラインスクールを利用することも検討してみてください。
オンラインスクールでは講師やメンターが在籍しており、受講生は学習上の課題に対し個別にアドバイスや解決への協力を得ることが可能です。学習が行き詰まることを回避できる点が大きなメリットとなります。
JavaやPythonから習得してみるのも一つの手
プログラミング言語の学習では、言語ごとに異なる点もありますが共通した部分も少なくありません。他のプログラミング言語を習得した後にC#を習得するということも一つの手段です。
特に記載が似ているJavaを習得すると、C#との違いは少なく学習はスムーズです。また、人気の高いPythonであれば、学習のための情報が充実しており学びやすいといえます。
C#エンジニアのキャリアパス
C#エンジニアの目指せる主なキャリアパスについて解説します。
C#に関するスキルと経験を活かせるキャリアパスやアプリケーション開発プロジェクトでのマネジメントスキルを活かせるキャリアパスなどがあります。それぞれの職種に求められるスキルや適性をチェックし、自身のキャリア構築に活かしましょう。
C#エンジニアのスペシャリスト
C#の技術を深め、C#エンジニアのスペシャリストを目指すキャリアパスです。C#はWindowsアプリケーション、Webアプリケーション、モバイルアプリケーション、ゲームなどのマルチプラットフォーム開発に利用されます。それぞれの分野の知識とスキルを深め、専門性の高いエンジニアとして活躍したい方向けのキャリアパスです。
他言語の開発エンジニア
C#エンジニアの経験とスキルと知識を活かして、C言語やC++、Java、Python、JavaScriptなどのプログラミング言語を習得し、関わる案件を広げていくキャリアパスです。C#エンジニアとしての仕事で得た、プログラミング言語の基礎や開発案件の従事経験などを活かせるキャリアパスとなります。
C#で補えるサーバーサイドに加えて、フロントエンド向けのJavaScriptやTypeScript、データサイエンスやAI分野で利用されるPythonなどの言語を習得することで活躍できるプロジェクトを増やすことが可能です。未経験のプログラミング言語に関するキャッチアップを積極的に行える方や、案件の領域を広げていきたい方に適性があります。
エンジニアリングマネージャー
エンジニアリングマネージャーは、プロジェクトを成功させることと、チームメンバーの成長をサポートする役割を担います。C#エンジニアとしての経験と技術的なスキルを活用しながら、チームメンバーの成長とプロジェクトの成功を実現したい方に適性があります。
プロジェクトマネジメントスキルやビジネスに対する知見、人材育成に関するスキルなど、幅広くスキルを習得することがステップとなります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーの役割は、プロジェクトの進行管理を行い、計画にもとづいてプロジェクトを進行させることです。C#エンジニアとしての開発経験を活かし、開発工程全般に携わります。そのため、開発以外の工程や、チームでの生産性向上に関心がある方が適しているでしょう。
プロジェクトマネージャーはエンジニアとしてより多くの責任範囲を持つポジションです。プロジェクトマネジメントスキルや上流工程に関する知識、顧客の業務知識などが必要となりますので、計画的にスキルアップを図りましょう。
C#に関するよくある質問
C#について、よくある質問と回答をまとめました。
C#の主な用途やプログラミング言語としての特徴、他のプログラミング言語と比較した際のデメリットなどが、習得する言語を選択する際によく質問される内容です。C#を習得して自身のキャリアパスに役立てるか迷っている場合には、参考としてご利用いただければ幸いです。
Q1. C#を活用して何ができますか?
C#は汎用的なプログラミング言語で、用途は幅広いです。例えば、下記のアプリケーション開発で利用されています。
-
・Windowsアプリケーション開発
・Webアプリケーション開発
・モバイルアプリケーション開発(Xamarin)
・ゲーム開発(Unity)
・VR/AR開発(Unity)
・CUIの開発
Q2. C#の特徴は何ですか?
C#の特徴として、下記が挙げられます。
-
・汎用性が高く、幅広い開発で利用できる
・マルチプラットフォームに対応したアプリケーションが作成できる
・オブジェクト指向を採用しているため、大規模開発にも適している
・人気のある言語のため、情報が得やすい
・Microsoft社によって強力にサポートされている
Q3. C#のデメリットは何ですか?
C#を習得する言語や開発言語に選択するデメリットとしては、下記が挙げられます。
-
・開発環境の容量が大きい
・構文が長くなりやすい
・習得難易度が高い
・AI開発には不向き
・できることが多いためコーディングルールでの制限が必要
まとめ
C#はMicrosoft社によって開発された汎用的なプログラミング言語で、マルチプラットフォームに対応してる特徴を持ちます。Windowsアプリ、Webアプリ、モバイルアプリ、Unityを用いたゲーム開発などの分野で活用されています。
C#のメリットとしては、マルチプラットフォームへの対応、情報が充実していること、コンパイラ言語の実行速度、Microsoft社によるサポートなどがあげられます。一方、デメリットには構文が長くなりやすいことや習得難易度の高さなどがあります。
C#はエンジニアからの人気も高く、多方面で需要があるプログラミング言語です。Microsoft社のサポートにより進化が続いているため、高い将来性があります。
ITエンジニアの転職ならレバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア職を専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通しており、現状は転職のご意思がない場合でも、ご相談いただければ客観的な市場価値や市場動向をお伝えし、あなたの「選択肢」を広げるお手伝いをいたします。
「将来に向けた漠然とした不安がある」「特定のエンジニア職に興味がある」など、ご自身のキャリアに何らかの悩みを抱えている方は、ぜひ無料のオンライン個別相談会にお申し込みください。業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが、一対一でさまざまなご質問に対応させていただきます。
「個別相談会」に申し込む
転職支援サービスに申し込む
※転職活動を強制することはございません。
レバテックキャリアのサービスについて