アプリケーションエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性も解説

最終更新日:2024年11月1日

アプリケーションエンジニアは、業務システム、スマートフォンアプリ、Webアプリケーションなどをはじめとする、さまざまなアプリケーションの設計・開発、運用・保守に携わる職種です。IT活用の推進を背景として需要がある職種のため、将来性も高いといえます。業務には専門的なスキルが必要となることから、IT業種未経験からの参入は難しく、必要なスキルや経験をおさえた上で転職を目指すことが大切です。

本記事では、アプリケーションエンジニアの仕事に興味がある方に向けて、概要や仕事内容、求められるスキル・知識、おすすめの資格、キャリアパスなどについて解説します。

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この記事のまとめ

  • アプリケーションエンジニアは、業務用システムやスマートフォン、Webなどで動作するアプリケーションを開発する職種
  • アプリケーションエンジニアの平均年収は経験や業界によっても左右されるが、レバテックキャリアの情報から約622万円と想定できる
  • DX推進やAI/IoTなどの新しい技術の導入により、アプリケーションエンジニアの需要はさらに高まっている

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アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアとは、特定の目的を達成するためのソフトウェアであるアプリケーションを開発するエンジニアです。また、アプリケーションに対しての要件定義やテスト、リリース後の運用・保守も担当する場合もあります。

アプリケーションは多種多様で、企業の業務をスムーズに進行させる業務システムやスマートフォンアプリ、Webアプリなどがあります。

関連記事:アプリケーションエンジニアになるには?必要スキルや学習方法も解説

アプリケーションエンジニアが開発するアプリの種類

アプリケーションと一言でいっても、仕事に使うアプリや便利なツールとしてのアプリ、ゲームアプリなど用途や形態はさまざまです。アプリケーションエンジニアの開発業務は、主に業務系アプリケーション開発、スマートフォンアプリ開発、Webアプリ開発の3つに分類されます。

以下では、アプリケーションエンジニアが開発する3種類のアプリについて、詳しく解説していきます。

業務系アプリケーション

業務系アプリケーションとは、企業の業務をスムーズに行うためのアプリケーションのことです。

業務系アプリケーション開発では、PCや業務システム上で動作するアプリケーションを開発します。企業独自のシステムや業務プロセスに合わせて開発することも珍しくありません。

また、業務系アプリケーションについてはアプリケーションの形態が定まっているわけではなく、Webアプリケーションやスマホアプリなど必要に応じて技術は使い分け、組み合わされます。

業務系アプリケーション分野のアプリケーションエンジニアはSIerやソフトハウスなどが主な所属先で、汎用性の高い言語を使うことが多いです。

スマートフォンアプリ・モバイルアプリ

スマートフォンアプリとは、スマートフォンにダウンロードして扱うアプリのことです。タブレット端末などで扱うモバイルアプリも近似した存在であり、スマートフォンやタブレットのOSであるAndroidおよびiOS上で動作するネイティブアプリとその通信先となるバックエンド処理をアプリケーションエンジニアは開発します。

スマホアプリ市場はスマートフォンの普及によって需要が伸び続けていますが、使用するプログラミング言語が新しいためにエンジニアの供給が追い付かず、人材が不足しがちです。アプリケーションエンジニアの活躍の余地が多い分野といえます。

Webアプリ

Webアプリとは、ネットワークへ接続が可能な環境が用意できれば、利用に際してインストール不要でブラウザなどで動作させられるアプリケーションやサービスのことです。インターネットなどを介したWebによる通信を行い、情報の表示などの処理を実現します。たとえば、SNSやECサイトなどもWebサイトです。

Webアプリ開発には、ユーザーが目に触れる部分を担当する「フロントエンド」とシステムやデータの管理をする「サーバーサイド」があります。アプリケーションエンジニアはこのどちらかか両方の分野を担当するケースがあります。

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アプリケーションエンジニアの仕事内容

アプリケーションエンジニアの仕事内容は、業務向けやスマートフォン向け、Web向けなどのアプリケーションを開発することです。要件定義や設計、開発、動作テスト、保守など一連の工程を担い、リリース後のアプリケーションの運用フェーズにおいて利用可能な状況で提供し続けることも仕事に含まれます。

以下では、アプリケーションエンジニアの仕事内容について解説します。なお、企業やプロジェクトによって、アプリケーションエンジニアの仕事内容や担当範囲は異なるため、一例として参考にしてみてください。

要件定義

要件定義では、アプリケーションを開発する目的や必要な機能、顧客からの要求などをまとめます。要件定義は開発を進める上での土台になるため、顧客からのヒアリングを行い、合意形成を図りながら正確に進めていくことが大切です。また、要件定義の段階で想定できるリスクについても検討しておく必要があります。

設計

設計工程は、要件定義で定めた内容をもとにアプリケーションを実現するための方式、仕組み、データ構造などを定め、設計書としてまとめる工程です。

設計は基本設計(外部設計)と詳細設計(内部設計)に分類されます。基本設計では、アプリケーション開発の基礎となる部分を、ユーザー視点で設計していきます。アプリケーションの全体像や機能の概要、画面(UI)設計などを含むことが多いです。また、詳細設計では、機能単位の具体的な処理内容やプログラムの内部構成、画面の項目定義などを行います。

開発

アプリケーションの開発工程では、設計書に基づきプログラムコードを作成します。プログラミングをアプリケーションエンジニアが行う場合もあれば、プログラマーなどに作成を依頼する場合もあります。

また、仕様が変更された場合、要件定義書や設計書の変更を参照しながらプログラムを修正することも仕事です。

開発において使用するプログラミング言語は、アプリケーションの特性、動作環境、企業の方針などにより決定されます。

テスト

テスト工程は、開発で作成されたプログラムが仕様通りに動作するかを確認する工程です。テストにより確認する対象によって「単体テスト」「結合テスト」「総合テスト」「受入テスト」などに分類されます。

単体テストはプログラム単体が想定通りに動作することを検証し、結合テストは複数のプログラムを組み合わせて動作を確認するテストです。また、総合テストではアプリケーションが動作するシステム全体を俯瞰したテストを行い、最後の受入テストではユーザーがアプリケーションを使用できるレベルにあるかをチェックします。

テスト工程は、製品の品質を確保するために非常に重要な工程です。

運用・保守

製品納品後は、アプリケーションを用いた継続的なサービス提供のため、運用・保守業務を行います。

保守作業としては、障害対応(原因究明、改修)と品質改善や仕様変更対応が挙げられます。不具合や障害が出た場合、迅速な対応が必要です。また、継続的に利用してもらうために、機能の追加や改善、仕様変更なども行います。アプリケーションが利用する実行環境、ライブラリ、フレームワークなどの更新が行われた場合には、これらに対応したメンテナンスも実施します。

運用については、Webアプリであればアプリケーションエンジニアが担うことが多いでしょう。一方で、業務アプリやスマホアプリの場合はユーザー側(クライアント側)が担うこともあります。システム全体の定期的な再起動、バックアップ、稼働監視、パフォーマンス監視、業務部門のアプリケーション利用支援などが運用で発生する作業です。

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未経験からアプリケーションエンジニアに転職するには

エンジニア未経験からアプリケーションエンジニアに転職することは難しい傾向です。開発経験がない場合は、まずプログラミングの基礎を学び、簡単なアプリケーションを開発してみるなど、何らかの開発経験を積むことが重要です。アプリ開発における課題解決能力を養い、小規模なアプリを一人で開発できるレベルを目指しましょう。これにより、実務経験の不足を補いやすくなります。

ある程度の開発経験、スキルが身についたら、中小規模の開発会社やSIerでプログラマーとして経験を積み、転職を目指しましょう。

もし余裕があれば、Python3エンジニア認定基礎試験やAndroid技術者認定試験などの資格試験にも挑戦してみてください。アプリケーションエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、資格取得によって基礎的な知識があることを証明できます。知識の証明は転職などにおいてアピールポイントとすることが可能です。

関連記事:未経験からアプリケーションエンジニアになるには?転職方法を紹介

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アプリケーションエンジニアに必要なスキル・知識

アプリケーションエンジニアに必要なスキルや知識は多岐にわたります。ここでは、プログラミングスキルやコミュニケーションスキルなど、全てのアプリケーションエンジニアに共通する基本的なスキルについて解説します。

これらが備わっていないとそもそも転職は難しいといえるため、転職活動前にしっかり身につけておきましょう。

プログラミングスキル

アプリケーションエンジニアにとって、プログラミングスキルはアプリケーション開発という最も基本となる業務に欠かせないスキルです。

ただし、業務系やスマートフォンアプリ系、Web系では、開発に用いられるプログラミング言語が異なります。それぞれについて、以下の表にまとめました。

業務系 C言語、C#、Java、VBA、.NET、Pythonなど
スマートフォン
アプリ系
iOS用アプリ:Swift
Android用アプリ:Java, Kotlin
Web系 フロントエンド:HTML、CSS、JavaScriptなど
バックエンド:Java、C、Ruby、PHP、Pythonなど

ソースコード管理の知識

アプリケーションエンジニアは、一人ではなくプロジェクトチームという単位で業務にあたります。同じソースコードを複数人で扱うことになるため、プロジェクト内ではソースコードの管理を行うことが一般的です。そのため、SubversionやGitHubといったソースコード管理ツールの知識も身につけておくと良いでしょう。

複数人で作業するプロジェクトのソースコード管理は、稼働後のアプリケーションに対する更新を行う際のデグレードを防ぐためにも欠かせません。

コミュニケーションスキル

開発プロジェクトは通常、チームで行われるため、メンバー間の円滑なコミュニケーションが不可欠です。また、インフラ担当のエンジニアや他の知識との技術共有なども随時発生します。

さらに、経験豊富なアプリケーションエンジニアは、クライアントと直接対話する機会が増えます。開発知識やプログラミングスキルと同様に、クライアントの要求を理解し、自身の考えを明確に伝えるコミュニケーションスキルが重要となります。

ヒアリングスキル

アプリケーションエンジニアには、クライアントからヒアリングした課題を認識し、開発や改修に活かす機会が多くあります。特に、表面上の課題ではなく、問題となっている本質を見抜けるヒアリングスキルが欠かせません。そのため、業務系のアプリケーションエンジニアにはヒアリングスキルは必須です。

業務知識

アプリケーションエンジニアには、顧客業務についての深い知識が必要です。たとえば、業務を効率化するアプリを作るには関連する業務の知識がなければ、クライアントの要望以上の製品は開発できないでしょう。

特に金融機関や公的機関などや特殊な業務の場合は、業務知識の有無がアプリケーションの質を左右します。

UI/UXに関する知識

近年はUI/UXは重要な顧客接点として扱われるケースが増えているため、UI/UXに通じた人材は重宝されます。UIとは「User Interface」のことで、顧客と製品やサービスをつなぐ接点すべてを指します。UXとは「User Experience」のことで、顧客が製品やサービスに触れて得た体験のことです。

顧客が使いやすい、分かりやすいと感じる製品を作ることが、アプリケーションエンジニアには求められます。

アプリ申請に関する知識

アプリケーションエンジニアには、アプリ申請に関する知識が求められます。アプリは一般向けにリリースする際、App StoreやGoogle Playなどのプラットフォーマーに申請が必要で、申請後にストアによる審査が行われます。審査基準を満たしていないアプリを申請しても、リリースができないため注意が必要です。

アプリケーションエンジニアにとって、アプリを作るだけでなく、バージョン管理やアプリ申請作業を行ったことがあるという経験は評価の対象になります。

クラウドに関する知識・経験

アプリケーションエンジニアは、AWSやGCP、Microsoft Azureといったクラウドプラットフォームを使う機会が多くあります。そのため、メジャーなクラウドプラットフォームを扱うスキルが評価されます。

また、クラウドプラットフォームはあらゆる分野で取り入れられているため、スキルを持っておくと自身の市場価値を高めることにもつながるでしょう。

サーバーやネットワークに関するスキル

アプリケーションエンジニアには、サーバーやネットワークに関するスキルも必要になります。特にバックエンド側を担当するWeb系のアプリケーションエンジニアは、Webサーバーの構築や設定やネットワーク設定などが行えると、アプリ開発しかできない場合よりも評価が高い傾向にあります。

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各領域のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格

アプリケーションエンジニアは開発するアプリによって、必要な知識が若干異なるため、おすすめの資格についても異なります。もちろん、領域を超えた知識があることは自身の市場価値を高める上で重要ですが、まずは担当する領域におすすめの資格から挑戦するのが良いでしょう。

ここでは、業務系・スマートフォンアプリ系・Web系の各領域のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格を紹介していきます。資格取得は体系的な知識の習得に繋がり、客観的なスキルの証明にもなります。

関連記事:アプリケーションエンジニアにおすすめの資格10選!難易度も紹介

領域 おすすめの資格
業務系 ・Oracle認定Javaプログラマ
・C言語プログラミング能力認定試験
・Python3エンジニア認定基礎試験
スマートフォン
アプリ系
・Android™技術者認定試験
・App Development with Swift
・Associate Android Developer試験
Web系 ・HTML5プロフェッショナル認定試験
・Ruby技術者認定試験
・PHP技術者認定試験

業務系

業務系のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格としては、Oracle認定JavaプログラマやC言語プログラミング能力認定試験、Python3エンジニア認定基礎試験などが挙げられます。

以下では、業務系のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格について、それぞれを具体的に解説します。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaの知識とスキルが問われる資格で、Javaの現在の開発元であるオラクル社が認定しています。この資格はJavaのバージョンアップに合わせて定期的に更新され、業界標準の高度なスキルを証明するものです。Javaは業務系のアプリケーション開発でよく使用される言語であるため、アプリケーションエンジニアにとって有益な資格といえます。Bronze、Silver、Goldの三段階のレベルがあるため、段階的な取得がおすすめです。

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語の能力を評価する試験で、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催しています。C言語は、高速な処理が必要な業務系アプリケーションで使用されることがあります。そのため、C言語プログラミング能力認定試験取得は業務系アプリケーションエンジニアの仕事に役立つでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験はレベルは1級から3級まであり、それぞれのレベルで試験内容と時間が異なります。特に2級以上は転職の際、評価の対象となるでしょう。

Python3エンジニア認定基礎試験

業務系のアプリケーションエンジニアがAI関連のアプリケーションを開発する場合、Pythonに関する資格が有用です。Python3エンジニア認定基礎試験は、Pythonの基本的な文法などの知識を評価する試験で、経済産業省が定めた「ITスキル標準(ITSS)」のレベル1に相当します。この資格は、Pythonの基礎知識を証明するための信頼性のある手段となります。

上位の資格としてPython 3 エンジニア認定実践試験、関連する資格としてPython 3 データ分析試験Python 3 データ分析実践試験があります。

スマートフォンアプリ系

スマートフォンアプリ系のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格としては、Android™技術者認定試験やApp Development with Swift、Associate Android Developer試験があります。

以下では、スマートフォンアプリ系のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格について、それぞれを具体的に解説します。

Android™技術者認定試験

Android向けのアプリケーション開発を行うアプリケーションエンジニアには、Android™技術者認定試験の取得がおすすめです。この試験はAndroid OS向けのアプリケーション開発に関する知識とスキルを証明するものです。経済産業省が定める「ITスキル標準(ITSS)」のレベル2に相当しており、Android開発の専門性を示す信頼性のある証明となります。

App Development with Swift

iOS向けアプリケーション開発を担当するアプリケーションエンジニアには、App Development with Swiftがおすすめです。この資格はApple社が主催し、iOSアプリ開発の主要プログラミング言語であるSwiftの知識を評価します。難易度は比較的低く、Swiftの初学者が学習過程で取得するのに適しています。App Development with Swiftは、iOSアプリ開発の専門性を証明する信頼性のある資格です。

Associate Android Developer試験

Associate Android Developer試験は、Android向けアプリ開発の基本的な知識を評価する試験で、アプリケーションエンジニアにおすすめの資格です。Google社により提供されます。この試験では、アプリの機能やユーザーインターフェース、データ管理、デバッグ、テストなどの範囲がカバーされます。初心者レベルとされていますが、一通りの実務作業を行う能力が前提となり、適切な学習と実務経験が必要です。また、試験は英語で行われるため、英語力も求められます。

2024年10月21日時点では試験は更新中として新規の受験受付が停止しています。本資格の取得を検討している場合は、公式サイトの情報を注視しておきましょう。

Web系

Web系のアプリケーションを開発するアプリケーションエンジニアにおすすめの資格としては、HTML5プロフェッショナル認定試験やRuby技術者認定試験、PHP技術者認定試験があります。

以下では、Web系のアプリケーションエンジニアにおすすめの資格について、それぞれを具体的に解説します。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、LPI-Japanが主催する試験で、フロントエンド開発に必要なHTML、CSS、JavaScriptの知識とスキルが問われます。そのため、Webアプリ開発でも特にフロントエンドに携わるアプリケーションエンジニアにおすすめです。

この試験はレベル1とレベル2の2つのレベルに分けられており、レベル1は基本的な知識を評価し、比較的合格しやすいとされています。一方、レベル2を受験するにはレベル1認定を取得していることが必須条件です。試験内容もより専門的であるため、難易度が上がります。HTML5プロフェッショナル認定試験は、フロントエンド開発の専門性を証明する信頼性のある手段となります。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、サーバーサイド開発に不可欠なプログラミング言語、Rubyの知識とスキルを評価する試験です。そのため、Webアプリ開発でも、サーバーサイドを担当するアプリケーションエンジニアに役立つでしょう。

この試験はRubyの文法や、Ruby技術者に必要な知識を問うもので、「Silver」と「Gold」の2つのレベルがあります。資格を取得すると、Rubyの知識やスキルを持つことを客観的に証明できます。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、PHPの専門知識を証明する資格で、一般社団法人PHP技術者認定機構が主催しています。この試験はPHPの知識とスキルを評価し、初級・上級/準上級の2つのレベルに分けられています。また、上級レベルで規定以上の点数を取得した場合、認定ウィザードの呼称とロゴが利用可能となります。

PHPは、Webアプリケーション開発に特化した言語です。Webのサーバーサイドアプリ開発を担うエンジニアに、PHP技術者認定試験によって得られる知識は役立ちます。

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アプリケーションエンジニアに向いている人

アプリケーションエンジニアに興味がある方、転職を検討している方にとって、どのような人が向いているか、自分に適性があるかは非常に気になるところです。

アプリケーションエンジニアに向いている人は、具体的にはプログラミングが好きな人や同じ作業を繰り返しても苦にならない人、作業効率を考えられる人などが当てはまります。

ここでは、アプリケーションエンジニアに向いている人について解説します。もちろん当てはまらないからといって、諦める必要はないので、あくまでも参考程度に見ていきましょう。

プログラミングが好き

プログラミングが好きで、最新の開発技術に敏感な人は、アプリケーションエンジニアに向いているでしょう。自身で積極的にプログラミングを学び、新しい技術を試すようなチャレンジ精神を持つ人は、開発現場でのプロジェクトにおいても積極的に挑戦していける人材です。このような熱意と好奇心は、アプリケーションエンジニアとして成功するための重要な要素といえます。

同じ作業を繰り返しても苦にならない

アプリケーションエンジニアには、同じ作業を繰り返しても苦にならない人が向いています。アプリケーションエンジニアの仕事は、コードを書き、テストし、バグを見つけて修正するといった作業の繰り返しが多いです。同じことの繰り返しが苦手な人にとっては、辛さを感じてしまう可能性があります。細部にまで注意を払い、繰り返しの作業であっても丁寧に行うことができる人が、アプリケーションエンジニアに向いているでしょう。

作業効率を考えられる

作業効率を重視し、そのための手順や方法を工夫できる人は、アプリケーションエンジニアに向いています。たとえば、最初に時間のかかる作業を自動化するプログラムを開発すれば、開発初期段階では時間を取られてしまうものの、長期的には大幅な時間短縮を実現し、ほかの重要な業務に時間を割けるようになります。作業効率を考えられる視点と能力は、効率的なシステム開発に不可欠です。

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アプリケーションエンジニアの年収

2024年10月21日現在、レバテックキャリアで職種を「アプリケーションエンジニア」の条件で検索し、表示された求人データから30件を抽出して、年収の上限、下限の中間値の平均を計算しました。

その結果、アプリケーションエンジニアの平均年収は約622万円となりました。一般的には、経験年数が長く、高度なスキルを持つエンジニアほど高い年収を得る傾向があります。また保有スキルの需要、希少性なども年収に大きくかかわる要素です。

レバテックキャリアの求人を見ると、最大想定年収が2000万円におよぶ求人も存在します。アプリケーションエンジニアとして経験やスキルを積めば、高年収を目指せるでしょう。

アプリケーションエンジニアの求人・転職情報>

関連記事:アプリケーションエンジニアの年収は高い?実際の求人をもとに解説

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アプリケーションエンジニアの需要と将来性

アプリケーションエンジニアを目指す方にとって、アプリケーションエンジニアの需要と将来性は気になる要素です。

結論からいうと、アプリケーションエンジニアの需要、将来性は高いといえるでしょう。その理由として、スマートフォンの普及やWebサービスの増加などが挙げられます。

ここでは、アプリケーションエンジニアの需要と将来性について解説します。アプリケーションエンジニアを目指す方は、参考にしてみてください。

アプリケーションエンジニアの需要

アプリケーションエンジニアの需要は非常に高いといえます。なぜならば、スマートフォンの普及やビジネスのデジタル化により、モバイルアプリやクラウドアプリなどアプリケーション自体の需要が増加しているからです。

さらに、近年では、AIやIoTなどの新しい技術の導入により、アプリケーションエンジニアに対する需要が高まっています。

そのため、アプリケーションエンジニアは、IT業界での求人ニーズが高く、比較的高い年収が期待できる職種の一つといえるでしょう。また、非IT業界の企業でもデジタル技術の導入と活用は重要な施策であり、従来のユーザー企業においても活躍の余地が増えています。

アプリケーションエンジニアの将来性

アプリケーションエンジニアの将来性は非常に高いといえるでしょう。スマートフォンやタブレットなどの普及により、アプリケーション市場は拡大し続けており、現代社会において、アプリケーションは重要な役割を担います。

また、AIやIoT、ブロックチェーンなどの新しい技術の導入により、アプリケーションエンジニアに対する需要は高まると予想されています。これらの技術を活用した新しいアプリケーションの開発に携わることで、アプリケーションエンジニアは今後ますます将来性が高まるでしょう。

さらに、近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が進んでおり、企業や組織がIT化することでビジネスの効率化や新たな価値創造を目指しています。アプリケーションを活用し、DX推進を図りたい企業も多く、アプリケーションエンジニアの需要はしばらく続くでしょう。

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アプリケーションエンジニアからのキャリアパス

アプリケーションエンジニアへの転職を検討する際、その後のキャリアパスを知っておくと、よりクリアに将来をイメージでき、どの道に進むか検討することができるでしょう。

アプリケーションエンジニアからのキャリアパスには、フルスタックエンジニアやITスペシャリスト、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントなどがあげられます。

ここでは、アプリケーションエンジニアからのキャリアパスについて解説します。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアを目指すことは、アプリケーションエンジニアのキャリアパスの一つです。

フルスタックエンジニアとは、複数の技術領域にわたる高度なスキルを持つエンジニアで、開発プロジェクトにおける多様なフェーズを一人で担当できる貴重な存在です。学習の難易度は高いですが、ハードウェアやソフトウェア、インフラの知識とスキルを習得することで、活躍の幅を広げることができます。

ITスペシャリスト

アプリケーションエンジニアから、ITスペシャリストへのキャリアパスも一つの選択肢です。

ITスペシャリストは、データベースやアプリケーションなどの特定の分野に、深い知識と高度なスキルを持つ専門家です。高度なスキルを持つ人材は常に需要があります。自分が深く掘り下げたい領域が明確であれば、ITスペシャリストへの道はおすすめのキャリアパスです。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーになることも、アプリケーションエンジニアのキャリアパスの一つです。

プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクト全体を統括する役割を担う職種です。プロジェクトマネージャーには、アプリケーションエンジニアとしての経験や知識に加えて、顧客との交渉やチームの統括を行うためのコミュニケーション能力とマネジメント能力が求められます。アプリケーションエンジニアが業務に対する責任範囲を増やせるキャリアパスといえます。

ITコンサルタント

アプリケーションエンジニアからITコンサルタントへの道も、一つのキャリアパスです。

ITコンサルタントは、顧客の経営課題を解決するための提案を行う役職で、システム導入の提案や業務効率化のためのシステム企画、立案、運用評価などを行います。アプリケーションエンジニアの経験が大いに活かされる一方で、問題解決能力、経営知識、マネジメントスキルなど幅広いスキルが求められます。そのため、ITコンサルタントは高い報酬を期待できる職種です。

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アプリケーションエンジニアに関するよくある質問

アプリケーションエンジニアへの転職を検討する際、アプリケーションエンジニアに関する疑問が浮かぶこともあるでしょう。そのような疑問を解決することで、より具体的なイメージが可能です。

アプリケーションエンジニアに関するよくある質問としては、仕事内容やプログラマーとの違い、向いている人の特徴などが挙げられます。

ここでは、アプリケーションエンジニアに関するよくある質問と回答を紹介します。

Q1. アプリケーションエンジニアとはどのような職種ですか?

アプリケーションエンジニアとは、特定の目的を達成するためのソフトウェアであるアプリケーションを開発する職種です。アプリケーションエンジニアは、業務系やスマートフォン、Webなどで動作するアプリケーションを開発します。

Q2. アプリケーションエンジニアとプログラマーの違いは何ですか?

アプリケーションエンジニアとプログラマーは、業務範囲に違いがあります。アプリケーションエンジニアはアプリ開発における要件定義から保守・運用まで広範な業務をカバーします。一方でプログラマーは、エンジニアの設計をもとに、プログラミングとテストなどを担当する仕事です。

Q3. アプリケーションエンジニアに向いている人の特徴は?

アプリケーションエンジニアの仕事は、プログラミング言語を用いて、開発やテスト、修正といった作業を繰り返し行います。そのためアプリケーションエンジニアには、プログラミングが好きな人や同じ作業を繰り返しても苦にならない人、作業効率を考えられる人などが向いています。

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まとめ

アプリケーションエンジニアとは、特定の目的を達成するためのソフトウェアであるアプリケーションを開発する職種です。開発するアプリは、業務系、スマートフォン、Webなどさまざまです。

本記事では、アプリケーションエンジニアの仕事に興味がある方に向けて、アプリケーションエンジニアの概要や仕事内容、求められるスキル・知識などについて解説しました。スマートフォンの普及やAIやIoT、ブロックチェーンなどの新しい技術によって、アプリケーションエンジニアの需要は非常に高くなると予測されています。

アプリケーションエンジニアの仕事に興味がある方は、本記事を参考に、アプリケーションエンジニアへの転職を目指してみてはいかがでしょうか。

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